JP2002024723A - プリペイド型電子マネー変換サーバ、プリペイド型電子マネー変換システム及びプリペイド型電子マネー変換方法 - Google Patents

プリペイド型電子マネー変換サーバ、プリペイド型電子マネー変換システム及びプリペイド型電子マネー変換方法

Info

Publication number
JP2002024723A
JP2002024723A JP2000210258A JP2000210258A JP2002024723A JP 2002024723 A JP2002024723 A JP 2002024723A JP 2000210258 A JP2000210258 A JP 2000210258A JP 2000210258 A JP2000210258 A JP 2000210258A JP 2002024723 A JP2002024723 A JP 2002024723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic money
prepaid electronic
prepaid
user
conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000210258A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Kawai
直樹 川合
Tomohiro Taniguchi
友浩 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ADVANCED CONSULTING NETWORK KK
Kyocera Communication Systems Co Ltd
Original Assignee
ADVANCED CONSULTING NETWORK KK
Kyocera Communication Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ADVANCED CONSULTING NETWORK KK, Kyocera Communication Systems Co Ltd filed Critical ADVANCED CONSULTING NETWORK KK
Priority to JP2000210258A priority Critical patent/JP2002024723A/ja
Publication of JP2002024723A publication Critical patent/JP2002024723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流通経路の統合を図ることのできるプリペイ
ド型電子マネー変換システムを提供する。 【解決手段】 本発明に係るプリペイド型電子マネー変
換システム10は、ユーザUが複数種類のプリペイド型
電子マネーを使用するためのユーザ端末12と、ユーザ
端末12とインターネット14によって接続されたプリ
ペイド型電子マネー変換サーバ20とを備えており、プ
リペイド型電子マネー変換サーバ20は、複数種類のプ
リペイド型電子マネーのうち一の種類のプリペイド型電
子マネーを他の種類のプリペイド型電子マネーに変換す
る変換部23を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
で用いられるプリペイド型電子マネーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、インターネット等のネットワ
ーク上での決済手段として、マイクロペイメント向けの
プリペイド型電子マネーが知られている。プリペイド型
電子マネーは、次のようなシステムによって決済が行わ
れる。まず、プリペイド型電子マネーのユーザは、プリ
ペイド事業者から一定額のプリペイド型電子マネーをI
Dの形式で購入する。そして、ユーザがインターネット
等のネットワーク上で買い物をする際にユーザがIDを
入力すると、買い物の代金としてプリペイド型電子マネ
ーの残金が減っていく仕組みとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
プリペイド型電子マネーは、流通経路の面で次のような
問題点を有していた。すなわち、プリペイド型電子マネ
ーは、プリペイド型電子マネーを発行するプリペイド事
業者が提携している店舗でしか利用できなかった。これ
により、ユーザが所有するプリペイド型電子マネーの発
行体である一のプリペイド事業者が提携する店舗以外の
店舗で買い物をしたい場合には、ユーザは買い物をした
い店舗と提携している別のプリペイド事業者からプリペ
イド型電子マネーの発行を受けなければならず、不便で
あった。
【0004】そこで、本発明は上記課題を解決し、流通
経路の統合を図ることのできるプリペイド型電子マネー
変換サーバ、プリペイド型電子マネー変換システム、及
びプリペイド型電子マネー変換方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプリペイド
型電子マネー変換サーバは、複数種類のプリペイド型電
子マネーを使用するユーザとネットワークによって接続
されたサーバであって、複数種類のプリペイド型電子マ
ネーのうち、一の種類のプリペイド型電子マネーを他の
種類のプリペイド型電子マネーに変換する変換手段を備
えることを特徴とする。
【0006】このように複数種類のプリペイド型電子マ
ネーを使用するユーザと、各プリペイド型電子マネーの
種類を相互に変換する変換手段を有するプリペイド型電
子マネー変換サーバとがネットワークによって接続され
ていることにより、ユーザが所有するプリペイド型電子
マネーを所望の種類のプリペイド型電子マネーに変換す
ることができる。これにより、ユーザがある店舗端末に
アクセスして商品又はサービスを購入する際に、該ユー
ザが所有していない所定の種類のプリペイド型電子マネ
ーが必要になった場合に、改めて所定の種類のプリペイ
ド型電子マネーの発行を受ける必要がなくなる。すなわ
ち、ネットワークによって接続されたプリペイド型電子
マネー変換サーバを利用して、該ユーザが既に所有して
いるプリペイド型電子マネーを所定の種類のプリペイド
型電子マネーに変換し、該店舗端末において所望の商品
又はサービスを購入することができる。
【0007】また、一の種類のプリペイド型電子マネー
を他の種類のプリペイド型電子マネーに変換する際の変
換レートを格納する変換レート格納手段をさらに備え、
変換手段は、変換レート格納手段に格納された変換レー
トに従って、一の種類のプリペイド型電子マネーを他の
種類のプリペイド型電子マネーに変換することを特徴と
しても良い。
【0008】このように変換レート格納手段に格納され
た変換レートに基づいて、各プリペイド型電子マネーの
種類を変換することにより、各プリペイド型電子マネー
の価値(購買力)が相互に異なる場合であっても、その
種類を変換することが可能になる。
【0009】また、上記プリペイド型電子マネー変換サ
ーバは、各プリペイド型電子マネーの使用頻度に基づい
て、一の種類のプリペイド型電子マネーを他の種類のプ
リペイド型電子マネーに変換する際の変換レートを決定
する変換レート決定手段をさらに備え、変換レート格納
手段は、変換レート決定手段によって決定された変換レ
ートを格納することを特徴としても良い。
【0010】このように変換レート決定手段が各プリペ
イド型電子マネーの使用頻度に基づいて変換レートを定
めることにより、各プリペイド型電子マネーの需要に対
応して、適正な変換レートを設定することができる。
【0011】また、上記プリペイド型電子マネー変換サ
ーバは、ユーザが使用できる各プリペイド型電子マネー
の残高を各プリペイド型電子マネーの種類毎に格納する
ユーザ別残高格納手段をさらに備え、変換手段は、ユー
ザ別残高格納手段に格納された一の種類のプリペイド型
電子マネーの残高の範囲内で、一の種類のプリペイド型
電子マネーを他の種類のプリペイド型電子マネーに変換
することを特徴としても良い。
【0012】このようにユーザ別残高格納手段を備える
ことにより、プリペイド型電子マネー変換サーバは、ユ
ーザが使用できる各プリペイド型電子マネーの残高を管
理することができる。また、プリペイド型電子マネー変
換サーバが、ユーザ別残高格納手段に格納された各プリ
ペイド型電子マネーの残高の比率を変えることによっ
て、ユーザは一の種類のプリペイド型電子マネーを他の
種類のプリペイド型電子マネーに変換して使用できるこ
ととなる。
【0013】また、上記プリペイド型電子マネー変換サ
ーバは、ユーザが使用できる各プリペイド型電子マネー
の残高を、変換手段によって特定の種類のプリペイド型
電子マネーに変換し、変換された特定の種類のプリペイ
ド型電子マネーの残高を格納するユーザ別残高格納手段
をさらに備えることを特徴としても良い。
【0014】このようにユーザが使用できる各プリペイ
ド型電子マネーを特定の種類のプリペイド型電子マネー
に変換してユーザ別残高格納手段に格納することによ
り、該プリペイド型電子マネーを基準として、プリペイ
ド型電子マネーの残高の総量を容易に把握することがで
きる。なお、特定の種類のプリペイド型電子マネーは、
プリペイド型電子マネー変換サーバが設立する残高管理
用の電子マネーであっても良い。
【0015】本発明に係るプリペイド型電子マネー変換
システムは、ユーザが複数種類のプリペイド型電子マネ
ーを使用するためのユーザ端末と、ユーザ端末とネット
ワークによって接続された上記プリペイド型電子マネー
変換サーバとを備えることを特徴とする。
【0016】このようにユーザが複数種類のプリペイド
型電子マネーを使用するためのユーザ端末と、上記のプ
リペイド型電子マネー変換サーバとがネットワークによ
って接続されたシステムを構成することにより、ユーザ
は一の種類のプリペイド型電子マネーを他の種類のプリ
ペイド型電子マネーに変換して使用することができる。
【0017】また、プリペイド型電子マネー変換システ
ムは、ユーザが複数種類のプリペイド型電子マネーを使
用するためのユーザ端末と、各プリペイド型電子マネー
の少なくとも一の種類のプリペイド型電子マネーを使用
可能な店舗端末と、ユーザ端末及び店舗端末とネットワ
ークによって接続された上記プリペイド型電子マネー変
換サーバとを備え、ユーザがユーザ端末によって店舗端
末にアクセスして商品又はサービスを購入する際に、プ
リペイド型電子マネー変換サーバは、店舗端末において
使用可能な種類のプリペイド型電子マネーを商品又はサ
ービスの代金として店舗端末に支払うと共に、ユーザ別
残高格納手段に格納されたユーザのプリペイド型電子マ
ネーの残高から支払分相当額を減ずることを特徴として
も良い。
【0018】本発明に係るシステムは、ユーザがプリペ
イド型電子マネーを使用するためのユーザ端末と、ユー
ザがアクセスして買い物をする店舗端末と、上記のプリ
ペイド型電子マネー変換サーバとがネットワークによっ
て接続されたシステムを構成し、ユーザが店舗端末にア
クセスして買い物する際、すなわちプリペイド型電子マ
ネーを使用する際には、プリペイド型電子マネー変換サ
ーバが店舗端末に対して代金を支払うと共に、その代金
に相当するプリペイド型電子マネーを該ユーザのユーザ
別残高格納手段に格納された残高から減ずることとして
いる。これにより、ユーザは各店舗端末において必要な
種類のプリペイド型電子マネーがユーザ別残高格納手段
になかったり不足している場合には、プリペイド型電子
マネー変換サーバによってプリペイド型電子マネーの種
類を変換して該プリペイド型電子マネーを入手でき、ユ
ーザは複数の種類のプリペイド型電子マネーを管理する
必要がなくなる。
【0019】また、上記プリペイド型電子マネー変換シ
ステムは、各プリペイド型電子マネーを発行する複数の
発行端末をさらに備え、プリペイド型電子マネー変換サ
ーバは、各発行端末から取得した各プリペイド型電子マ
ネーを店舗端末へ支払う準備金として格納する準備金格
納手段を備えることを特徴としても良い。
【0020】このようにプリペイド型電子マネー変換サ
ーバは準備金格納手段に支払い準備金を格納しておくこ
とにより、特定種類のプリペイド型電子マネーの需要が
増大した場合にも対応することができる。
【0021】また、上記プリペイド型電子マネー変換シ
ステムにおいて、準備金格納手段は、発行端末がユーザ
に発行したプリペイド型電子マネーを格納することを特
徴としても良い。
【0022】このようにユーザからプリペイド型電子マ
ネーを取得して準備金格納手段に格納できる構成を採用
すれば、プリペイド型電子マネー変換サーバは、ユーザ
が発行端末から直接に発行を受けたプリペイド型電子マ
ネーを買い受けることができる。これにより、本システ
ム導入時において、ユーザは自ら所有するプリペイド型
電子マネーをプリペイド型電子マネー変換サーバの準備
金格納手段に格納し、その分をユーザ別残高格納手段の
残高として積み立てて使用することができる。
【0023】本発明に係るプリペイド型電子マネー変換
方法は、プリペイド型電子マネー変換サーバがユーザの
要求に応じて一の種類のプリペイド型電子マネーを他の
種類のプリペイド型電子マネーに変換する変換方法であ
って、複数の発行端末がプリペイド型電子マネー変換サ
ーバに各プリペイド型電子マネーを発行する発行段階
と、ユーザが一の種類のプリペイド型電子マネーを他の
種類のプリペイド型電子マネーに変換することを要求
し、プリペイド型電子マネー変換サーバが一の種類のプ
リペイド型電子マネーを他の種類のプリペイド型電子マ
ネーに変換する変換段階とを備えることを特徴とする。
【0024】このように一の種類のプリペイド型電子マ
ネーを他の種類のプリペイド型電子マネーに変換する変
換段階を備えることにより、発行段階において複数の発
行端末によって発行されたそれぞれのプリペイド型電子
マネーを変換して使用することができる。これにより、
ユーザがある店舗端末にアクセスして商品又はサービス
を購入する際に、該ユーザが所有していない所定の種類
のプリペイド型電子マネーが必要になった場合であって
も、改めて所定の種類のプリペイド型電子マネーの発行
を受ける必要がなくなる。すなわち、本発明に係るプリ
ペイド型電子マネー変換方法によって、該ユーザが既に
所有しているプリペイド型電子マネーを所定の種類のプ
リペイド型電子マネーに変換し、該店舗端末において所
望の商品又はサービスを購入することができる。
【0025】また、上記プリペイド型電子マネー変換方
法は、変換段階において、一の種類のプリペイド型電子
マネーを他の種類のプリペイド型電子マネーに変換する
際に、変換レートに従って変換することを特徴としても
良い。
【0026】このように変換レートに基づいて、各プリ
ペイド型電子マネーの種類を変換することにより、各プ
リペイド型電子マネーの価値(購買力)が相互に異なる
場合であっても、その種類を変換することが可能にな
る。
【0027】また、上記プリペイド型電子マネー変換方
法は、各プリペイド型電子マネーの使用頻度に基づい
て、変換レートを決定する変換レート決定段階をさらに
備えることを特徴としても良い。
【0028】このように各プリペイド型電子マネーの使
用頻度に基づいて変換レートを定める変換レート決定段
階によって、各プリペイド型電子マネーの需要に対応し
た適正な変換レートを設定することができる。
【0029】また、上記プリペイド型電子マネー変換方
法は、プリペイド型電子マネー変換サーバが各ユーザの
プリペイド型電子マネーの残高をプリペイド型電子マネ
ーの種類毎に格納するユーザ別残高格納段階をさらに備
え、変換段階は、ユーザ別残高格納段階において格納さ
れた一の種類のプリペイド型電子マネーの残高の範囲内
で、一の種類のプリペイド型電子マネーを他の種類のプ
リペイド型電子マネーに変換することを特徴としても良
い。
【0030】このようにユーザ別残高格納段階におい
て、ユーザが使用できる各プリペイド型電子マネーの残
高を格納することによって、容易にプリペイド型電子マ
ネーの残高を管理することができる。また、変換段階に
おいては、ユーザ別残高格納段階において格納された各
プリペイド型電子マネーの残高の比率を変えることによ
って、ユーザは一の種類のプリペイド型電子マネーを他
の種類のプリペイド型電子マネーに変換して使用できる
こととなる。
【0031】また、上記プリペイド型電子マネー変換方
法は、発行段階において発行された各プリペイド型電子
マネーをプリペイド型電子マネー変換サーバが格納する
準備金格納段階と、ユーザがネットワーク上の店舗端末
において商品又はサービスを購入する際に、プリペイド
型電子マネー変換サーバが商品又はサービスの代金とし
て準備金格納段階において格納されたプリペイド型電子
マネーを店舗端末に支払うと共に、ユーザ別残高格納段
階において格納されたユーザの残高から支払分相当額を
減ずる決済段階とをさらに備えることを特徴としても良
い。
【0032】準備金格納段階において、各発行端末から
発行されたプリペイド型電子マネーを格納することによ
り、プリペイド型電子マネー変換サーバが有する準備金
を管理することができる。また、決済段階において、プ
リペイド型電子マネー変換サーバが店舗端末への支払う
と共に、ユーザ別残高格納手段から支払分相当額を減ず
ることにより、準備金格納手段とユーザ別残高格納手段
とを個別に管理することができる。
【0033】また、上記プリペイド型電子マネー変換方
法は、発行段階において、発行端末はユーザにプリペイ
ド型電子マネーを発行し、準備金格納段階において、発
行端末がユーザに発行したプリペイド型電子マネーを格
納することを特徴としても良い。
【0034】このように準備金格納段階において、ユー
ザからプリペイド型電子マネーを取得して格納できるこ
とと採用すれば、ユーザが発行端末から直接に発行を受
けたプリペイド型電子マネーを買い受けることができる
ので、本システム導入時において、ユーザは自ら所有す
るプリペイド型電子マネーを有効に活用することができ
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明に係るプ
リペイド型電子マネー変換システムの好適な実施形態に
ついて詳細に説明する。なお、図面の説明においては同
一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0036】図1は、本発明に係るプリペイド型電子マ
ネー変換システム10を示す図である。プリペイド型電
子マネー変換システム10は、プリペイド型電子マネー
(以下、「電子マネー」という)を発行する発行端末A
〜Dと、該発行端末A〜Dを有する発行体と提携して該
発行端末A〜Dが発行した電子マネーを使用することが
できる店舗の店舗端末a〜dと、ユーザUが電子マネー
を使用するためのユーザ端末12と、電子マネーをユー
ザUに使用させるプリペイド型電子マネー変換サーバ
(以下、「変換サーバ」という)20とがインターネッ
ト(ネットワーク)14に接続されて構成されている。
【0037】発行端末A〜Dは、それぞれ異なる種類の
電子マネーを発行し、発行端末Aが発行するA電子マネ
ーは発行端末Aが提携する店舗端末aで使用することが
できるが、店舗端末b〜dで使用することはできない。
また、発行端末B〜Dが発行する各電子マネーも同様に
それぞれが提携する店舗端末b〜dでのみ使用すること
ができる。
【0038】変換サーバ20は、各発行端末A〜Dから
購入した電子マネーの残高を格納する準備金データベー
ス(以下、「準備金DB」という)21と、各ユーザU
が使用可能な電子マネーの残高をそれぞれの電子マネー
毎に格納したユーザ別残高データベース(以下、「ユー
ザ別残高DB」という)22と、各電子マネーの種類を
変換するマネー変換部23とを備えている。また、マネ
ー変換部23には、電子マネーの種類を変換する際に参
照される変換レートが格納された変換レートデータベー
ス(以下、「変換レートDB」という)24が接続され
ており、さらに変換レートDB24には変換レート決定
部25が接続されている。
【0039】次に、変換サーバ20の各データベースに
ついて、具体的な例を参照しながら説明する。準備金D
B21は、図2に示すように、「電子マネー名称」「ポ
イント数」「使用頻度」「補充可能性」の各項目を有し
ている。「電子マネー名称」は、各電子マネーを分類す
るために各電子マネーに付与された名称である。ここで
は、変換サーバ20は発行端末A〜Dが発行するA電子
マネーからD電子マネーまでの4種類の電子マネーを取
り扱っている。「ポイント数」は、変換サーバ20が該
当の電子マネーを支払うことができるポイント数、すな
わち各電子マネーの残高を示すものである。例えば、A
電子マネーについては、変換サーバ20は100000
ポイント(以下、ポイントの単位を「pt」と示す)ま
での支払いが可能であることを示す。「使用頻度」は、
その電子マネーがどの程度使用されているかを示すもの
であり、「補充可能性」は、該当の電子マネーを準備金
DB21に補充する目安を示すものである。
【0040】次に、ユーザ別残高DB22は、図3に示
すように、「会員番号」「ID」「PASSWORD」
「円換算総額」及び各電子マネー毎の使用可能ポイント
(残りポイント)の各項目を有している。「会員番号」
は変換サーバ20に登録された会員(ユーザU)を整理
するための番号、「ID」は各会員を変換サーバ20が
識別するための識別番号、「PASSWORD」は各会
員が変換サーバ20にアクセスするための暗号である。
そして、「円換算総額」は、各電子マネーの残高を円換
算して合計したものである。例えば、ユーザFFF(会
員番号1)の電子マネーの残高は、円換算総額は800
00円で、その内訳はA電子マネーが100pt、B電
子マネーが300pt、C電子マネーが50pt、D電
子マネーが50ptとなっている。
【0041】次に、変換レートDB24について説明す
る。変換レートDB24は、一の種類の電子マネーを他
の種類の電子マネーに変換するときの変換レートを格納
したものであり、これにより価値(購買力)が異なる種
類の電子マネーを変換することができる。例えば、各電
子マネーの1pt当たりの単価が、図4に示す値段であ
ったとする。この場合、A電子マネーはpt当たり10
0円であるのに対しB電子マネーはpt当たり200円
であるので、A電子マネーの1ptはB電子マネーの
0.5ptに相当する。つまり、A電子マネーの1pt
とB電子マネーの0.5ptは共に円換算で100円と
なる。従って、A電子マネーをB電子マネーに変換する
際にはA電子マネーを0.5倍してB電子マネーとすれ
ば、各電子マネーは適正に変換されたこととなる。この
ような考え方に基づいて、図5に示す変換レートDB2
4が作成されている。図5に示す変換レートDB24の
表では、変換時の倍率が横方向に列挙されており、この
変換レートDB24を参照すれば、例えばA電子マネー
をB電子マネーに変換する際は0.5を、A電子マネー
をC電子マネーに変換する際は2.0を、A電子マネー
をD電子マネーに変換する際は0.66を、変換元であ
るA電子マネーに乗じれば良いことが分かる。
【0042】次に、本実施形態に係るプリペイド型電子
マネー変換システム10の決済の流れについて説明し、
併せて本発明のプリペイド型電子マネー変換方法の実施
形態について説明する。図6は、プリペイド型電子マネ
ー変換システム10の決済の流れを示すフローチャート
である。
【0043】まず、変換サーバ20が各発行端末A〜D
に対して各電子マネーの発行を依頼する(S10)。各
発行端末A〜Dは、変換サーバ20から電子マネーの依
頼を受託する(S12)と、変換サーバ20に対して電
子マネーを発行する(S14)。ここで発行される電子
マネーはプリペイド型の電子マネーであり、各発行端末
A〜Dは変換サーバ20に対して電子マネー使用の際に
必要なIDを付与する。変換サーバ20は付与されたI
Dを管理すると共に、各IDに対応する電子マネーの残
高を図2に示す準備金DB21に格納する(S16)。
【0044】次に、複数種類の電子マネーを使用したい
ユーザUは、変換サーバ20に会員登録の依頼をする
(S18)。ユーザUから会員登録の依頼を受けた変換
サーバ20は該ユーザUを会員として登録する(S2
0)。すなわち、該ユーザUに会員番号を付与し、ID
及びPASSWORDと共に該ユーザUを図3に示すユ
ーザ別残高DB22に登録する(S20)。この際、各
電子マネーの残高の内訳はユーザUの希望に応じて定め
る。
【0045】変換サーバ20に登録されたユーザUはイ
ンターネット14に接続された店舗端末a〜dにアクセ
スして公開されている商品を閲覧し(S22,S2
4)、また商品の内容と共に商品の定価や支払いが可能
な電子マネーの種類を確認する(S26,S28)。
【0046】ここで、電子マネーの種類の変換につい
て、登録されたユーザUの一人であるユーザFFF(会
員番号1,図3参照)を例にして説明する。ユーザFF
Fが店舗端末bで320ptの商品を買いたいとする。
店舗端末bにおいて使用することができる電子マネーは
B電子マネーであるが、ユーザFFFはB電子マネーを
300ptしか有しておらず(図3参照)、現状では買
うことができない。そこで、ユーザFFFは電子マネー
の種類を変換することを変換サーバ20に要求する(S
30)。ここでは、A電子マネーの40ptをB電子マ
ネーへ変換することを変換サーバ20に要求するものと
する。変換サーバ20は変換要求を受けて、電子マネー
の種類を変換する(S32)。電子マネーの種類の変換
は、マネー変換部23が変換レートDB24を参照して
ユーザ別残高DB22の内訳を変更することにより行わ
れる。すなわち、A電子マネーの残高から40pt減算
すると共に、図5に示す変換レートDB24を参照して
40ptに0.5を乗じてB電子マネーの残高に加算す
る。これにより、図3に示すユーザ別残高DBは図7に
示すように変更され、ユーザFFFのA電子マネーの残
高は60pt、B電子マネーの残高は320ptとな
る。
【0047】続いて、ユーザFFFは変換サーバ20に
対して商品の代金の支払いを要求し(S34)、変換サ
ーバ20はユーザFFFからの代金支払い要求を受信す
る(S36)と、店舗端末bに対してB電子マネーで3
20ptを支払う(S38)。支払いは、変換サーバ2
0が発行端末Bから付与されたIDを店舗端末bに提示
して行われる。変換サーバ20は、代金を店舗端末bに
支払った後に、ユーザ別残高DB22のユーザFFFの
B電子マネー残高から320ptを引き落とす(S4
2)。一方、店舗端末bは代金を受領する(S40)
と、ダウンロード又は発送するなどの方法により、商品
をユーザFFFに引き渡す(S44,S46)。
【0048】上記のように変換サーバ20によって電子
マネーの種類を変換することにより、ユーザUは異なる
種類の電子マネーを必要とする店舗端末a〜dで買い物
をすることができる。その後、店舗端末a〜dは商品の
代金として取得した電子マネーの換金を発行端末A〜D
に依頼する(S48)。発行端末A〜Dでは、店舗端末
a〜dから電子マネーの換金依頼を受託する(S50)
と、電子マネーを換金して(S52)店舗端末a〜dに
現金を支払い、店舗端末a〜dがこれを受け取って(S
54)、決済が完了する。
【0049】次に、電子マネーの種類を変換する際の変
換レート決定部25による変換レートの決定方法につい
て、図8を参照しながら説明する。変換レート決定のパ
ラメータとなるのは、各電子マネーの使用頻度であり、
変換レート決定部25が準備金DB21を参照して変換
レートは決定される。図8に示す表の各項目について説
明すると、「基本レート」は変換レート決定部25によ
って変換レートが決定される前の変換レート、すなわち
従前に使用されていた変換レートの算出基礎となるpt
単価である。「購入ポイント1」及び「購入ポイント
2」は、各電子マネーがどの程度購入(使用)されてい
るかの推移を計算するデータであり、ここでは「購入ポ
イント1」は2〜3週間前に購入されたポイント、「購
入ポイント2」は1〜2週間前に購入されたポイントで
ある。
【0050】まず、購入ポイント1及び購入ポイント2
から該当の電子マネーの推移率を算出する。推移率は、 推移率=(購入ポイント2−購入ポイント1)/購入ポ
イント1 によって算出される。例えば、A電子マネーは、 推移率(A)=(2800−2000)/2000=
0.4 となる。このように、各電子マネー及び各電子マネーを
合計した合計ポイントについて推移率を算出する。続い
て、合計ポイントの推移率と各電子マネー毎の推移率と
の差によりポイント変動を算出する。A電子マネーを例
にすれば、 ポイント変動(A)=0.4−0.19=0.21 となる。このように、各電子マネーのポイント変動を算
出する。そして、このポイント変動に所定の定数(ここ
では10)を乗じ、基本レートに加えて変換レートの算
出基礎となるpt単価を算出する。このような方法によ
って各電子マネーのpt単価を算出し、これに基づいて
変換レートを決定する。これにより、頻繁に使用される
種類の電子マネーについてはpt単価が上昇し、使用さ
れない種類の電子マネーについてはpt単価が下降する
こととなり、変換レートの適正化が図られることとな
る。なお、上記に示した方法は、各電子マネーの使用頻
度を変換レートに反映させる一つの手法であり、他の方
法を用いることとしても良い。
【0051】続いて、本実施形態に係る変換サーバ2
0、プリペイド型電子マネー変換システム及びプリペイ
ド型電子マネー変換方法の効果について説明する。
【0052】本実施形態に係る変換サーバ20は、準備
金DB21を備えて各発行端末A〜Dから取得した各電
子マネーの残高を管理する一方で、ユーザ別残高DB2
2を備えて各ユーザUが使用できる各電子マネー残高を
管理している。そして、ユーザ別残高DB22の各電子
マネーの内訳を変更することにより、ユーザUが使用で
きる電子マネーの種類を変換することができる。これに
より、ユーザUは個別に各発行端末A〜Dから電子マネ
ーの発行を受けなくても、変換サーバ20によって電子
マネーの種類を変換できるので、電子マネーの管理が容
易になる。
【0053】すなわち、従来のプリペイド型電子マネー
システムにおいては、種類の異なる電子マネーを使用す
る場合には、それぞれの発行端末A〜Dから電子マネー
の発行を受ける必要があるため、それぞれのIDを管理
しなければならない等の煩雑さがあったが、変換サーバ
20を含む本実施形態のプリペイド型電子マネー変換シ
ステム10によれば、ユーザUは変換サーバ20にアク
セスするためのIDだけを管理すれば、複数種類の電子
マネーを使用することができる。
【0054】また、従来のプリペイド型電子マネーシス
テムにおいては、一の種類の電子マネーの残高が少なく
なると、残り少なくなった残高より低価格の商品しか購
入することができないため、該種類の電子マネーによる
商品選択の幅が著しく狭められてしまうが、プリペイド
型電子マネー変換サーバ20を含む本実施形態のプリペ
イド型電子マネー変換システム10によれば、一の種類
の電子マネーを他の種類の電子マネーに変換することが
できるので、残り少なくなった電子マネーも有効に活用
することができる。
【0055】また、本実施形態のプリペイド型電子マネ
ー変換方法によれば、上記と同様に、ユーザUは電子マ
ネーの管理が容易となり、かつ一の種類の電子マネーが
減少しても他の種類の電子マネーに変換して使用するこ
とができる。
【0056】次に、本発明に係るプリペイド型電子マネ
ー変換システムの第2実施形態について説明する。第2
実施形態のプリペイド型電子マネー変換システムは、第
1実施形態のプリペイド型電子マネー変換システムと基
本的な構成は同一であるが、変換サーバ20が有するユ
ーザ残高DB32の内容が異なる。この点について、第
2実施形態の変換サーバ20に含まれるユーザ別残高D
B32を示す図9を参照しながら説明する。ユーザ別残
高DB32は各電子マネー別の残高は有しておらず、各
電子マネーを統合した残高管理用の統合電子マネーとし
て残高が示されている。各電子マネーと統合電子マネー
との変換は、第1実施形態の場合と同じように変換レー
トDB24に格納された変換レートに従って変換され
る。
【0057】このように、統合電子マネーによってユー
ザ別残高DB32を構成することにより、ユーザU自身
がそれぞれの電子マネー毎に残高を管理する必要がない
ので、変換サーバ20の利便性の向上を図ることができ
る。なお、本実施形態においては、統合電子マネーとし
て、各発行端末A〜Dが発行する電子マネーとは異なる
残高管理用の電子マネーを新たに創設したが、必ずしも
統合電子マネーを創設する必要はない。すなわち、例え
ば、第1実施形態のA電子マネーを統合電子マネーとし
て、他の電子マネーをA電子マネーに変換することとし
ても良い。
【0058】次に、本発明のプリペイド型電子マネー変
換システムの第3実施形態について説明する。第3実施
形態のプリペイド型電子マネー変換システムは、第1実
施形態のプリペイド型電子マネー変換システム10と基
本的な構成は同一であるが、変換サーバ20が有する準
備金DB41の内容が異なる。図10は第3実施形態の
変換サーバ20に含まれる準備金DB41を示す図であ
る。第3実施形態の準備金DB41は、一の種類の電子
マネーが複数の電子マネーの集合によって構成されてい
る。すなわち、一の種類の電子マネーが複数のIDによ
って管理されている。例えば、A電子マネーは、JJJ
のIDで5400pt、KKKのIDで260pt、L
LLのIDで1500ptが管理され、合計で1012
15ptとなっている。このように一の種類の電子マネ
ーを複数のIDによって管理できる構成の準備金DB4
1を有することにより、プリペイド型電子マネー変換シ
ステムを次のように運用することができる。
【0059】図11は、プリペイド型電子マネー変換シ
ステムの運用を示すフローチャートである。以下におい
ては、ユーザUの一人であるユーザJJJを例に取り上
げて具体的に説明する。まず、ユーザJJJが電子マネ
ーの発行を発行端末Aに依頼する(S60)。発行端末
Aは、依頼を受託する(S62)とユーザJJJに対し
てA電子マネーを発行し(S64)、ユーザJJJはA
電子マネーを取得する(S66)。
【0060】そして、ユーザJJJは変換サーバ20に
会員登録を依頼し(S68)、変換サーバ20はユーザ
JJJをユーザ別残高DB42に登録する(S70)。
ユーザJJJは、変換サーバ20に登録すれば、変換サ
ーバ20によって複数の種類の電子マネーを使用できる
ので、個別に取得したA電子マネーを継続して所有する
必要性はほとんどない。このような場合に、本実施形態
では準備金DB41は一の種類の電子マネーを複数のI
Dで管理できるので、ユーザJJJが所有する電子マネ
ーを引き取ることができる。すなわち、ユーザJJJが
所有する電子マネーを変換サーバ20に譲渡すると、変
換サーバ20では、準備金DB41に引き取った電子マ
ネーの残高を格納し(図10参照)、該電子マネーを譲
渡したユーザJJJのユーザ別残高DBに加えることが
できる(図12参照)。これにより、ユーザJJJは個
別に発行を受けて所有していた電子マネーをユーザ残高
DB42に格納することができ、電子マネーの種類を変
換することができる。なお、図10では簡単のためユー
ザJJJが所有していた電子マネーのIDをJJJとし
て記載している。
【0061】このようなプリペイド型電子マネーシステ
ムによって、本システムに加入前から個別に電子マネー
を有するユーザUも、該電子マネーを有効に活用しつつ
本システムに加入できることとなり、利便性が向上する
こととなる。
【0062】以上、本発明の実施形態について詳細に説
明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではない。
【0063】上記第1実施形態において、変換レート決
定部25は各電子マネーの使用頻度に基づいて変換レー
トを決定することとしているが、ユーザUが電子マネー
を使用する頻度に基づいて、変換レートを決定すること
としても良い。すなわち、電子マネーの利用率の高いユ
ーザUには特典として、変換先の電子マネーのpt単価
を通常より低く設定して変換レートを算出することとし
ても良い。
【0064】また、変換レートは必ずしも変更しなけれ
ばならないものではなく、固定の変換レートを用いる場
合には、変換レート決定部25は必要ない。
【0065】
【発明の効果】本発明のプリペイド型電子マネー変換シ
ステムは、ユーザがプリペイド型電子マネーを使用する
ためのユーザ端末と、プリペイド型電子マネー変換サー
バとを備えており、このプリペイド型電子マネー変換サ
ーバは、複数種類のプリペイド型電子マネーのうち、一
の種類のプリペイド型電子マネーを他の種類のプリペイ
ド型電子マネーに変換することができる。これにより、
ユーザはプリペイド型電子マネー変換サーバとネットワ
ークによって接続されたユーザ端末を使用することによ
り、複数のプリペイド型電子マネーを統合的に使用する
ことができる。
【0066】また、本発明のプリペイド型電子マネー変
換方法によれば、複数の発行端末によって発行された異
なる種類のプリペイド型電子マネーを、変換段階におい
て相互に変換することができるので、上記同様、ユーザ
は複数のプリペイド型電子マネーを統合的に使用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のプリペイド型電子マネー変換シ
ステムを示す構成図である。
【図2】第1実施形態の準備金DBの例を示す図であ
る。
【図3】第1実施形態のユーザ別残高DBの例を示す図
である。
【図4】各電子マネーのポイント単価の例を示す図であ
る。
【図5】第1実施形態の変換レートDBの例を示す図で
ある。
【図6】第1実施形態のプリペイド型電子マネー変換シ
ステムの決済の流れを示すフローチャートである。
【図7】電子マネーの種類を変換した後のユーザ別残高
DBの例を示す図である。
【図8】変換レートの決定の仕方を説明する説明図であ
る。
【図9】第2実施形態のユーザ別残高DBの例をを示す
図である。
【図10】第3実施形態の準備金DBの例を示す図であ
る。
【図11】第3実施形態のプリペイド型電子マネー変換
システムの運用を示すフローチャートである。
【図12】第3実施形態のユーザ別残高DBを示す図で
ある。
【符号の説明】
10・・・プリペイド型電子マネー変換システム、12・・・
ユーザ、14・・・インターネット、20・・・プリペイド型
電子マネー変換システム、21・・・準備金データベー
ス、22・・・ユーザ別残高データベース、23・・・マネー
変換部、24・・・変換レートデータベース、25・・・変換
レート決定部、A〜D・・・発行端末、a〜d・・・店舗端
末。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川合 直樹 京都府京都市山科区東野北井ノ上町5番地 の22 京セラコミュニケーションシステム 株式会社内 (72)発明者 谷口 友浩 京都府京都市山科区東野北井ノ上町5番地 の22 京セラコミュニケーションシステム 株式会社内 Fターム(参考) 5B055 BB03 BB12 CC00 EE27 FA00 FB00 KK07

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のプリペイド型電子マネーを使
    用するユーザとネットワークによって接続されたサーバ
    であって、 複数種類の前記プリペイド型電子マネーのうち、一の種
    類の前記プリペイド型電子マネーを他の種類の前記プリ
    ペイド型電子マネーに変換する変換手段を備えることを
    特徴とするプリペイド型電子マネー変換サーバ。
  2. 【請求項2】 一の種類の前記プリペイド型電子マネー
    を他の種類の前記プリペイド型電子マネーに変換する際
    の変換レートを格納する変換レート格納手段をさらに備
    え、 前記変換手段は、前記変換レート格納手段に格納された
    前記変換レートに従って、一の種類の前記プリペイド型
    電子マネーを他の種類の前記プリペイド型電子マネーに
    変換することを特徴とする請求項1に記載のプリペイド
    型電子マネー変換サーバ。
  3. 【請求項3】 前記各プリペイド型電子マネーの使用頻
    度に基づいて、一の種類の前記プリペイド型電子マネー
    を他の種類の前記プリペイド型電子マネーに変換する際
    の変換レートを決定する変換レート決定手段をさらに備
    え、 前記変換レート格納手段は、前記変換レート決定手段に
    よって決定された前記変換レートを格納することを特徴
    とする請求項2に記載のプリペイド型電子マネー変換サ
    ーバ。
  4. 【請求項4】 前記ユーザが使用できる前記各プリペイ
    ド型電子マネーの残高を前記各プリペイド型電子マネー
    の種類毎に格納するユーザ別残高格納手段をさらに備
    え、 前記変換手段は、前記ユーザ別残高格納手段に格納され
    た一の種類の前記プリペイド型電子マネーの残高の範囲
    内で、前記一の種類のプリペイド型電子マネーを他の種
    類の前記プリペイド型電子マネーに変換することを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプリペイド
    型電子マネー変換サーバ。
  5. 【請求項5】 前記ユーザが使用できる前記各プリペイ
    ド型電子マネーの残高を、前記変換手段によって特定の
    種類の前記プリペイド型電子マネーに変換し、変換され
    た特定の種類の前記プリペイド型電子マネーの残高を格
    納するユーザ別残高格納手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプリペイド
    型電子マネー変換サーバ。
  6. 【請求項6】 ユーザが複数種類のプリペイド型電子マ
    ネーを使用するためのユーザ端末と、 前記ユーザ端末とネットワークによって接続された請求
    項1〜5のいずれか一項に記載のプリペイド型電子マネ
    ー変換サーバと、 を備えることを特徴とするプリペイド型電子マネー変換
    システム。
  7. 【請求項7】 ユーザが複数種類のプリペイド型電子マ
    ネーを使用するためのユーザ端末と、 前記各プリペイド型電子マネーの少なくとも一の種類の
    前記プリペイド型電子マネーを使用可能な店舗端末と、 前記ユーザ端末及び前記店舗端末とネットワークによっ
    て接続された請求項4又は5に記載のプリペイド型電子
    マネー変換サーバと、 を備え、 前記ユーザが前記ユーザ端末によって前記店舗端末にア
    クセスして商品又はサービスを購入する際に、前記プリ
    ペイド型電子マネー変換サーバは、前記店舗端末におい
    て使用可能な種類の前記プリペイド型電子マネーを前記
    商品又はサービスの代金として前記店舗端末に支払うと
    共に、前記ユーザ別残高格納手段に格納された前記ユー
    ザの前記プリペイド型電子マネーの残高から支払分相当
    額を減ずることを特徴とするプリペイド型電子マネー変
    換システム。
  8. 【請求項8】 前記各プリペイド型電子マネーを発行す
    る複数の発行端末をさらに備え、 前記プリペイド型電子マネー変換サーバは、前記各発行
    端末から取得した前記各プリペイド型電子マネーを前記
    店舗端末へ支払う準備金として格納する準備金格納手段
    を備えることを特徴とする請求項7に記載のプリペイド
    型電子マネー変換システム。
  9. 【請求項9】 前記準備金格納手段は、前記発行端末が
    前記ユーザに発行した前記プリペイド型電子マネーを格
    納することを特徴とする請求項8に記載のプリペイド型
    電子マネー変換システム。
  10. 【請求項10】 プリペイド型電子マネー変換サーバが
    ユーザの要求に応じて一の種類のプリペイド型電子マネ
    ーを他の種類のプリペイド型電子マネーに変換する変換
    方法であって、 複数の発行端末が前記プリペイド型電子マネー変換サー
    バに前記各プリペイド型電子マネーを発行する発行段階
    と、 前記ユーザが一の種類の前記プリペイド型電子マネーを
    他の種類の前記プリペイド型電子マネーに変換すること
    を要求し、前記プリペイド型電子マネー変換サーバが一
    の種類の前記プリペイド型電子マネーを他の種類の前記
    プリペイド型電子マネーに変換する変換段階と、 を備えることを特徴とするプリペイド型電子マネー変換
    方法。
  11. 【請求項11】 前記変換段階において、一の種類の前
    記プリペイド型電子マネーを他の種類の前記プリペイド
    型電子マネーに変換する際に、変換レートに従って変換
    することを特徴とする請求項10に記載のプリペイド型
    電子マネー変換方法。
  12. 【請求項12】 前記各プリペイド型電子マネーの使用
    頻度に基づいて、前記変換レートを決定する変換レート
    決定段階をさらに備えることを特徴とする請求項11に
    記載のプリペイド型電子マネー変換方法。
  13. 【請求項13】 前記プリペイド型電子マネー変換サー
    バが前記各ユーザの前記プリペイド型電子マネーの残高
    を前記プリペイド型電子マネーの種類毎に格納するユー
    ザ別残高格納段階をさらに備え、 前記変換段階は、前記ユーザ別残高格納段階において格
    納された一の種類の前記プリペイド型電子マネーの残高
    の範囲内で、前記一の種類のプリペイド型電子マネーを
    他の種類の前記プリペイド型電子マネーに変換すること
    を特徴とする請求項10〜12に記載のプリペイド型電
    子マネー変換方法。
  14. 【請求項14】 前記発行段階において発行された前記
    各プリペイド型電子マネーを前記プリペイド型電子マネ
    ー変換サーバが格納する準備金格納段階と、 前記ユーザがネットワーク上の店舗端末において商品又
    はサービスを購入する際に、前記プリペイド型電子マネ
    ー変換サーバが前記商品又はサービスの代金として前記
    準備金格納段階において格納された前記プリペイド型電
    子マネーを前記店舗端末に支払うと共に、前記ユーザ別
    残高格納段階において格納された前記ユーザの残高から
    支払分相当額を減ずる決済段階と、 をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載のプ
    リペイド型電子マネー変換方法。
  15. 【請求項15】 前記発行段階において、前記発行端末
    は前記ユーザに前記プリペイド型電子マネーを発行し、 前記準備金格納段階において、前記発行端末が前記ユー
    ザに発行した前記プリペイド型電子マネーを格納する、 ことを特徴とする請求項14のいずれか一項に記載のプ
    リペイド型電子マネー変換方法。
JP2000210258A 2000-07-11 2000-07-11 プリペイド型電子マネー変換サーバ、プリペイド型電子マネー変換システム及びプリペイド型電子マネー変換方法 Pending JP2002024723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000210258A JP2002024723A (ja) 2000-07-11 2000-07-11 プリペイド型電子マネー変換サーバ、プリペイド型電子マネー変換システム及びプリペイド型電子マネー変換方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000210258A JP2002024723A (ja) 2000-07-11 2000-07-11 プリペイド型電子マネー変換サーバ、プリペイド型電子マネー変換システム及びプリペイド型電子マネー変換方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002024723A true JP2002024723A (ja) 2002-01-25

Family

ID=18706545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000210258A Pending JP2002024723A (ja) 2000-07-11 2000-07-11 プリペイド型電子マネー変換サーバ、プリペイド型電子マネー変換システム及びプリペイド型電子マネー変換方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002024723A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004133693A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Casio Comput Co Ltd プリペイド型電子マネー決済システム、方法、及びプログラム
EP1445743A1 (en) * 2003-02-07 2004-08-11 Nec Corporation Electronic money system, electronic money exchange server and mobile phone
JP2006099692A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Sankyo Kk 店舗用装置及び店舗用システム
JP2006113941A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Sankyo Kk 携帯端末装置およびアプリケーションプログラム
JP2006172096A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Hitachi Ltd 債権管理システム、債権管理システムの制御方法、及びプログラム
JP2006202060A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Sankyo Kk 特定取引用システム
EP1755078A1 (en) 2005-08-01 2007-02-21 NEC Corporation Conversion terminal and conversion method
JP2007537506A (ja) * 2004-04-05 2007-12-20 ペイジー コーポレーション ビー.ヴイ. 価値保存機器として機能する1つの共通の携帯機器を使用して、異なる複数の決済システムにまたがる非接触式決済取引を容易にするシステム及び方法
JP2009009315A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Sumitomo Mitsui Banking Corp 銀行システム
JP2010073221A (ja) * 2010-01-04 2010-04-02 Sony Corp 引落処理装置および引落処理方法
JP2014519657A (ja) * 2011-05-31 2014-08-14 ブラックホーク ネットワーク、インコーポレイテッド 電子財布を経た支払いのためのシステム
JP7419215B2 (ja) 2019-08-26 2024-01-22 金子 賢一 電子貨幣交換装置、電子貨幣交換方法及び電子貨幣交換システム

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004133693A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Casio Comput Co Ltd プリペイド型電子マネー決済システム、方法、及びプログラム
CN1324492C (zh) * 2003-02-07 2007-07-04 日本电气株式会社 电子货币系统、电子货币交换服务器以及便携终端
EP1445743A1 (en) * 2003-02-07 2004-08-11 Nec Corporation Electronic money system, electronic money exchange server and mobile phone
JP2007537506A (ja) * 2004-04-05 2007-12-20 ペイジー コーポレーション ビー.ヴイ. 価値保存機器として機能する1つの共通の携帯機器を使用して、異なる複数の決済システムにまたがる非接触式決済取引を容易にするシステム及び方法
JP2006099692A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Sankyo Kk 店舗用装置及び店舗用システム
JP2006113941A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Sankyo Kk 携帯端末装置およびアプリケーションプログラム
JP4669689B2 (ja) * 2004-10-18 2011-04-13 株式会社三共 携帯端末装置およびアプリケーションプログラム
JP2006172096A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Hitachi Ltd 債権管理システム、債権管理システムの制御方法、及びプログラム
JP4494183B2 (ja) * 2004-12-15 2010-06-30 株式会社日立製作所 債権管理システム、債権管理システムの制御方法、及びプログラム
JP4574364B2 (ja) * 2005-01-20 2010-11-04 株式会社三共 特定取引用システム
JP2006202060A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Sankyo Kk 特定取引用システム
EP1755078A1 (en) 2005-08-01 2007-02-21 NEC Corporation Conversion terminal and conversion method
US8167197B2 (en) 2005-08-01 2012-05-01 Nec Corporation Conversion system, terminal and method for paying with E-money
JP2009009315A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Sumitomo Mitsui Banking Corp 銀行システム
JP2010073221A (ja) * 2010-01-04 2010-04-02 Sony Corp 引落処理装置および引落処理方法
JP2014519657A (ja) * 2011-05-31 2014-08-14 ブラックホーク ネットワーク、インコーポレイテッド 電子財布を経た支払いのためのシステム
JP2018063729A (ja) * 2011-05-31 2018-04-19 ブラックホーク ネットワーク、インコーポレイテッド 電子財布を経た支払いのためのシステム
JP2020123405A (ja) * 2011-05-31 2020-08-13 ブラックホーク ネットワーク、インコーポレイテッド 電子財布を経た支払いのためのシステム
JP7419215B2 (ja) 2019-08-26 2024-01-22 金子 賢一 電子貨幣交換装置、電子貨幣交換方法及び電子貨幣交換システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002334285A (ja) 複数電子マネー決済代行システム
US20050021401A1 (en) Method and system for issuing, aggregating and redeeming merchant loyalty points with an acquiring bank
AU2019285610A1 (en) Blockchain-based exchange method and apparatus for available resource quotas
KR102483037B1 (ko) 이용가능한 자원 할당량에 대한 블록체인-기반 세트 교환 방법 및 장치
JPH11296587A (ja) 電子モールサーバ,電子モールクライアント,電子モールシステム及び記憶媒体
JP2009169985A (ja) 通信端末
JP2002024723A (ja) プリペイド型電子マネー変換サーバ、プリペイド型電子マネー変換システム及びプリペイド型電子マネー変換方法
JP7368994B2 (ja) 電子マネーシステム
JP2942517B2 (ja) プリペイド式集中管理決済システム及びその方法
JP2004133693A (ja) プリペイド型電子マネー決済システム、方法、及びプログラム
WO2020042764A1 (zh) 一种金额结算系统及方法
JP7055929B1 (ja) 付与装置、付与方法及び付与プログラム
JP2003308468A (ja) ポイント処理システム
JP5945289B2 (ja) ポイント管理システム、並びにそのポイント管理方法及びコンピュータプログラム
JP2020053082A (ja) トークン取引支援システム、トークン取引支援方法及びトークン取引支援プログラム
JP2010524117A (ja) 差別的支払システム及び方法
WO2005091843A2 (en) Method and system for issuing, aggregating and redeeming merchant reward points with a credit card network
JP6686545B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理システム
JP2002150187A (ja) クレジットカードの特典ポイント交換方法及びそのシステム
JP2005189938A (ja) クレジットの利用ポイントを電子マネー化したクレジット決済処理システム及びクレジット決済処理方法
JP6629929B1 (ja) トークン取引支援システム、トークン取引支援方法及びトークン取引支援プログラム
KR20090120129A (ko) 가상지갑의 충전 및 결제시스템 및 그 방법
KR20080036290A (ko) 인터넷판매 방법 및 시스템
JP2004220394A (ja) クレジットカードのためのシステム
JP2004199601A (ja) ポイント管理方法、ポイント管理プログラム及び記録媒体