JP2002024672A - 宣伝広告及び情報収集のためのシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットなどを利用して商品の宣伝広
告を行いつつ、消費者に関する情報を効率的に収集する
ことが可能なシステムを提供する。 【解決手段】 ネットワークを利用したシステムにおい
て、消費者が購入した商品に関連する情報及び消費者自
身の情報を含む送信情報をネットワークを介して消費者
から受信する受信手段と、前記送信情報が必要な所定条
件を満足しているか否かを判定する判定手段と、前記送
信情報が所定条件を満足している場合に、送信元の消費
者に対して謝礼を提供する謝礼提供手段と、前記送信情
報から消費者自身の情報を抽出し、保存する保存手段
と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、商品などの宣伝広
告並びに消費者情報の収集を行うシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、商品などの宣伝広告はＴＶ、雑誌
などのメディアを通じて行われてきた。近年では、イン
ターネットの普及に伴い、ネット上に企業ウェブサイト
を開設し、取扱商品の宣伝広告情報を掲載することが行
われている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、通常、消費者
は特に強い関心を持たない限り、ある特定の企業のウェ
ブサイトを検索して特定の商品の情報を得るということ
は行わない。よって、ウェブサイトを運営している企業
は、自社のウェブサイトへのアクセスを増やす方法を模
索している。

【０００４】また、企業では新製品の開発などの目的で
消費者の嗜好や意見などを採り入れることが重要である
と考えており、広く消費者に関する情報を取得したいと
考えている。この目的で、郵便物や街頭アンケート調査
などにより消費者の情報を収集しているが、これらはコ
ストなどの面から必ずしも効率的とは言えない。

【０００５】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、インターネットなどを利用して商品の宣伝広告
を行いつつ、消費者に関する情報を効率的に収集するこ
とが可能なシステムを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、ネットワークを利用したシステムにおいて、消費者
が購入した商品に関連する情報及び消費者自身の情報を
含む送信情報をネットワークを介して消費者から受信す
る受信手段と、前記送信情報が必要な所定条件を満足し
ているか否かを判定する判定手段と、前記送信情報が所
定条件を満足している場合に、送信元の消費者に対して
謝礼を提供する謝礼提供手段と、前記送信情報から消費
者自身の情報を抽出し、保存する保存手段と、を備える
ことを特徴とする。

【０００７】上記のように構成されたシステムによれ
ば、消費者は購入した商品に関連する情報及び消費者自
身の情報を含む送信情報をネットワークを介して送信す
る。この送信情報はサーバ側で受信され、前記送信情報
が必要な所定条件を満足しているか否かが判定される。
送信情報が所定条件を満足している場合には、送信元の
消費者に対して謝礼が提供される。また、送信情報から
消費者自身の情報が抽出され、保存される。これによ
り、商品を購入した消費者に関する情報を効率的に収集
することができる。

【０００８】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
のシステムにおいて、商品に関する宣伝広告情報を掲載
したウェブサイトを運営するウェブ運営手段を備え、前
記受信手段は、前記ウェブサイト内で送信情報を受信す
ることを特徴とする。これにより、消費者は送信情報の
送信の際にウェブサイトへアクセスするので、ウェブサ
イト上に掲載された宣伝広告情報を閲覧する機会が増加
する。

【０００９】請求項３に記載の発明は、請求項２に記載
のシステムにおいて、前記商品には、前記送信情報を前
記ウェブサイトへ送信すべき旨の情報を記述した媒体が
添付されていることを特徴とする。これにより、消費者
はウェブサイトへアクセスすることが可能となる。

【００１０】請求項４に記載の発明は、請求項１乃至３
のいずれかに記載のシステムにおいて、前記謝礼提供手
段は、前記ネットワークを介して消費者の端末装置へ謝
礼データを送信することを特徴とする。これにより、消
費者への謝礼をもネットワーク上の処理にて行うことが
できる。

【００１１】請求項５に記載の発明は、請求項１乃至４
のいずれかに記載のシステムにおいて、前記消費者が購
入した商品に関する情報は、前記商品及び前記消費者を
特定することができる画像情報であることを特徴とす
る。これにより、情報を送信した消費者が商品を購入し
たことを確認することができる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。

【００１３】図１に、本発明の実施形態にかかる宣伝広
告・情報収集システムの概略構成を示す。図１におい
て、消費者の端末２と、ある企業Ａのサーバ３とはネッ
トワーク１を介して接続されている。ネットワーク１の
最も好適な例はインターネットである。サーバ３は企業
Ａが取り扱う商品の宣伝広告情報などが掲載されたウェ
ブサイトを運営している。消費者の端末２は、主として
消費者が家庭などにおいて利用するパーソナルコンピュ
ータなどの装置であり、その中にはブラウザと呼ばれる
閲覧用ソフトウェアがインストールされている。消費者
は端末２を操作し、ブラウザを起動してインターネット
に接続することにより企業Ａのウェブサイト上の情報を
閲覧することができる。サーバ３には、データベース４
が接続されている。データベース４は、後述する報告レ
ポートなどの形態でサーバ３へ提供された消費者の情報
を記憶するために設けられる。

【００１４】次に、図１乃至３を参照して本発明のシス
テムによる宣伝広告・情報収集プロセスについて説明す
る。このプロセスは、消費者が市場で購入した商品に記
載されたウェブサイト情報に基づいて販売元企業のウェ
ブサイトにアクセスし、情報を入力することにより行わ
れる。

【００１５】まず、消費者は、市場で企業Ａの商品を購
入する（ステップＳ２）。企業Ａの商品にはその包装へ
の印刷、タグ付け、シール、その他の媒体などにより例
えば図３（Ｂ）に示すようなお知らせ情報が添付されて
いる。このお知らせ情報では、商品を購入した消費者の
画像データを作成し、企業Ａのウェブサイトへアクセス
して報告レポートを提出すると謝礼がもらえる旨が記載
されている。その際、画像データには、購入した商品が
特定できる状態で写されていることを条件とすることが
望ましい（例えば、商品の包装箱などを持った状態を撮
影するなど）。

【００１６】消費者は、上記のお知らせ情報を見て、デ
ジタルカメラで撮影を行い、画像データを作成する（ス
テップＳ４）。そして、端末２を操作して図３（Ｂ）の
お知らせ情報に示されたＵＲＬにアクセスする（ステッ
プＳ６）。企業Ａのウェブサイトには企業Ａの種々の取
扱商品の宣伝広告情報が掲載されているので、消費者が
企業Ａの種々の商品情報を閲覧する機会を作ることがで
きる。

【００１７】企業Ａのウェブサイト内には、図３（Ｂ）
に示したお知らせ情報に対応する報告レポート作成用ペ
ージが用意されている。報告レポート作成ページの表示
例を図３（Ａ）に示す。報告レポート作成ページでは、
消費者に対する簡単なアンケート項目と、消費者自身に
関する情報の入力部が用意されている。消費者は、これ
らの項目を入力して報告レポートを作成し、「フォト添
付」ボタンをクリックすることにより予め撮影した画像
データを添付して送信する（ステップＳ８）。

【００１８】サーバ３は、ネットワーク１を介して端末
２から報告レポートデータ及び添付された画像データを
受け取り、内容のチェックを行う（ステップＳ１０）。
このチェックは種々の形態とすることができるが、例え
ば項目の入力漏れがないか、画像データが添付されてい
るか、などのチェックとすることができる。そして、チ
ェック結果がＯＫであると、報告レポートを提出した消
費者へ謝礼を行う（ステップＳ１２）。これは、例えば
消費者へ現金やクーポン券などを送付するとか、消費者
の振込口座などへ振り込みを行うなど、種々の手法で行
うことができる。また、その消費者に対するある種の累
積ポイントを加算するとか、ネットワーク１を介してク
ーポン券データを送信し、消費者がプリントアウトする
ことにより企業Ａの商品の割引が受けられるとかの形態
とすることもできる。

【００１９】次に、サーバ３はこうして取得した報告レ
ポートから必要な情報を抽出し、データベース４に顧客
情報などとして記憶する（ステップＳ１４）。記憶され
た顧客情報は、その後の商品開発において利用したり、
企業Ａの商品購入頻度や購入額が大きい、いわゆる得意
客に対してはネットワークを通じて特別のディスカウン
ト情報や限定商品情報を提供したりするために利用する
ことができる。

【００２０】なお、上記の実施形態では、商品を購入し
た消費者が消費者自身及び商品を撮影した画像データを
企業Ａのウェブサイトへ送ることとしているが、画像デ
ータではなく、商品に固有のなんらかの番号などのデー
タを送るようにすることももちろん可能である。例え
ば、商品に添付したお知らせ情報（図３（Ｂ）を参照）
などにその商品のアイテム番号（同一の商品について付
された商品ＩＤ）や個々の商品の識別番号（製造番号な
ど）を付しておき、これを消費者が報告レポート中に記
入するように構成してもよい。こうすると、企業側では
収集した消費者の情報を分析することにより、商品の種
類毎に消費者の購入傾向などを得ることができる。ま
た、同様に消費者が購入した商品名や、あるキャンペー
ンに関するキーワードなどをウェブサイト上で報告する
ように構成することもできる。

【００２１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
商品を購入した消費者にある特典を与えるようにして企
業のウェブサイトへのアクセスを促進させることができ
るので、多数の消費者がウェブサイトを閲覧する機会を
作ることができる。また、その際にその特典を与える条
件として顧客の情報が入力されるので、効率良く、低コ
ストで顧客の情報を収集することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態による宣伝広告・情報収集シ
ステムの概略構成を示す図である。

【図２】本発明による広告宣伝・情報収集プロセスを示
すフローチャートである。

【図３】消費者情報の入力画面例、及びお知らせ情報の
例を示す。

【符号の説明】 １…ネットワーク ２…端末 ３…サーバ ４…データベース

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 消費者が購入した商品に関連する情報及
   び消費者自身の情報を含む送信情報をネットワークを介
   して消費者から受信する受信手段と、 前記送信情報が必要な所定条件を満足しているか否かを
   判定する判定手段と、 前記送信情報が所定条件を満足している場合に、送信元
   の消費者に対して謝礼を提供する謝礼提供手段と、 前記送信情報から消費者自身の情報を抽出し、保存する
   保存手段と、を備えることを特徴とするシステム。
2. 【請求項２】 商品に関する宣伝広告情報を掲載したウ
   ェブサイトを運営するウェブ運営手段を備え、 前記受信手段は、前記ウェブサイト内で送信情報を受信
   することを特徴とする請求項１に記載のシステム。
3. 【請求項３】 前記商品には、前記送信情報を前記ウェ
   ブサイトへ送信すべき旨の情報を記述した媒体が添付さ
   れていることを特徴とする請求項２に記載のシステム。
4. 【請求項４】 前記謝礼提供手段は、前記ネットワーク
   を介して消費者の端末装置へ謝礼データを送信すること
   を特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のシステ
   ム。
5. 【請求項５】 前記消費者が購入した商品に関する情報
   は、前記商品及び前記消費者を特定することができる画
   像情報であることを特徴とする請求項１乃至４のいずれ
   かに記載のシステム。