JP2002024563A - カバー部材の販売方法及び販売システム - Google Patents

カバー部材の販売方法及び販売システム

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JP2002024563A
JP2002024563A JP2000210817A JP2000210817A JP2002024563A JP 2002024563 A JP2002024563 A JP 2002024563A JP 2000210817 A JP2000210817 A JP 2000210817A JP 2000210817 A JP2000210817 A JP 2000210817A JP 2002024563 A JP2002024563 A JP 2002024563A
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが希望するデザインを有するスピーカ
カバーを販売する。 【解決手段】 音響機器を購入したユーザが音響機器の
交代用スピーカカバーに用いる布帛のデザインを決定し
()、デザイン情報を含む発注情報を送信し発注する
()。販売会社用の情報処理装置30aが、ネットワ
ーク11を介して発注情報を受信し、受注()、課金
処理()を行い、製作発注を布帛印刷工場32、フレ
ーム製造工場34、組立工場36にそれぞれ対応して設
けられた情報処理装置32a、34a、36aに送信す
る()。布帛印刷工場32は要求されたデザインの画
像を布帛にインクジェットで印刷して納品する()。
フレーム製造工場34は要求されたフレームを納品する
()。組立工場36は納品された布帛とフレームを組
み立ててユーザ14に引き渡す()。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、販売された音響機
器のカバー部材の販売方法及び販売システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラジオ付きカセットデッキ(以
下、簡単化のためにラジカセと呼ぶ)、ステレオ、電子
楽器、ラジオ、テレビ等の音響機器では、スピーカが外
部から見えないように、スピーカの前面を覆うスピーカ
カバーが配置されている。スピーカカバーは、多数の規
則正しく配置された小さな透孔を有するネット状の部材
より構成されることが多く、このようなスピーカカバー
は、スピーカネットあるいはスピーカネット部材とも呼
ばれ、金属製又は合成樹脂製であることが多い。又、ス
ピーカカバーには、例えば特開平5―168078号公
報あるいは特開平9−15194号公報のように、シー
トの表面に伸縮性のある織物を張り合わせたり、スピー
カネットの表面にナイロン繊維等の軟質のネットを配置
したりして2重構造にすることも考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来販売されている音
響機器のスピーカカバーは、音響機器の機器ケースと一
体に形成されていることが多く、又、機器ケースとは別
の部材で構成されていても機器ケースから外れないよう
に固定されていることが多い。従って、デザインはメー
カにより決められ、かつその種類も限られている。この
ため、ユーザによっては、音響機器の性能、機能には満
足してもスピーカカバーを含む音響機器のデザインが自
分の好みに合わないために購買意欲を失うということも
生じる。
【0004】しかし、デザインを重視するユーザもいれ
ば、性能、機能、価格を重視し、デザインをそれほど重
視しないユーザもいる。メーカとしても、音響機器のデ
ザインの種類を増やすことは、例えば数多くの金型など
を用意しなければならず製造コストの増大につながり、
ひいては製品単価の増大につながる。このため、メーカ
がデザインをいろいろ変更した多くのモデルを供給する
ことは現実的には難しい。
【0005】したがって、本発明の目的は、デザインを
重視するユーザが、自分好みのデザインを有する音響機
器を所有出来るようにする為に、低コストで意匠的に優
れた音響機器のカバー部材を販売するための販売方法及
び販売システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る請求項第1項記載のカバー部材の販売
方法は、ユーザがデザインしたデザイン情報を含む音響
機器のカバー部材の発注情報をネットワークを介して情
報処理装置により受信し、この受信した前記デザイン情
報に基づいてインクジェット印刷方法により布帛部材に
印刷を施し、この印刷された布帛部材を前記音響機器の
カバー部材として前記ユーザに有料で引き渡すことを特
徴とする。
【0007】この販売方法によれば、ユーザ自身がデザ
インしたカバー部材をインクジェット印刷により布帛に
行うので、任意のユーザ好みのデザインを多色でかつ鮮
明に印刷することができ、しかも発注情報はユーザより
ネットワークを介して受信するので、発注に要するユー
ザの負担は少なくて済み、ユーザは自分の希望する時
刻、場所から発注することができる。この様な方法でユ
ーザーにカバー部材を販売することにより、ユーザーは
購入したカバー部材を音響機器のカバー部材と交換する
ことが出来、音響機器をデザインが優れたオリジナルな
音響機器に仕立て上げることが出来る。
【0008】請求項第2項の発明は、音響機器を、該音
響機器のスピーカ部のカバー部材のデザインプログラム
が記憶された記憶媒体を添付して販売し、前記音響機器
を購入したユーザが前記記憶媒体に記憶されたデザイン
プログラムを用いてデザインしたカバー部材のデザイン
情報をネットワークを介して情報処理装置により受信
し、この受信した前記デザイン情報に基づいて布帛部材
に印刷を施し、この印刷された布帛部材を前記購入した
音響機器の交換用のカバー部材として前記ユーザに有料
で引き渡すことを特徴とするカバー部材の販売方法、で
ある。
【0009】即ち、この請求項第2項の発明は、音響機
器の販売に際して、この音響機器のカバー部材のデザイ
ンを行う為のデザインプログラムが記憶された記憶媒体
を音響機器に添付して販売することにより、上記記憶媒
体を用いてユーザーが容易にカバー部材のデザインが出
来るようにし、且つインターネットを介してユーザーか
らデザインを受注し、受注した通りに布帛印刷してユー
ザーに交換用のカバー部材として引き渡すようにしたも
のである。
【0010】この様な販売方法によれば、ユーザーは記
憶媒体を用いて簡単にカバー部材をデザイン出来、又、
請求項1の発明同様に、発注情報はユーザよりネットワ
ークを介して受信するので、発注に要するユーザの負担
は少なくて済み、ユーザは自分の希望する時刻、場所か
ら発注することができる。従って、ユーザーは購入した
カバー部材を音響機器のカバー部材と交換することが出
来、音響機器をデザインが優れたオリジナルな音響機器
に仕立て上げることが出来る。
【0011】請求項第3項の発明は、前記ユーザーに引
き渡す前記カバー部材が、前記音響機器の機器ケースの
一部を構成するフレーム部材に前記布帛部材を覆ったも
のであることを特徴とする。即ち、カバー部材が、フレ
ーム部材と布帛部材とからなっていることを特徴とする
ものである。
【0012】請求項第4項の発明は、更に、前記ユーザ
ーから前記音響機器の前記フレーム部材を受領するステ
ップを有し、前記ユーザーに引き渡す前記カバー部材
は、前記受領されたフレーム部材を前記布帛部材で覆っ
たものであることを特徴とする。即ち、前記フレーム部
材が、元々ユーザーが購入して音響機器のフレーム部材
である点、即ちユーザーが事前に購入した音響機器のフ
レームを送ってきて、これに印刷した布帛を覆う様にし
た点を特徴としている。
【0013】請求項第5項の発明は、前記フレーム部材
が前記ユーザとは異なるユーザーから受領し保管してお
いたフレーム部材であることを特徴としている。即ち、
他のユーザーからのフレームを保管しておき、リユース
する点を特徴としている。
【0014】請求項第6項の発明は、販売会社の情報処
理装置が、前記ネットワークを介して受信した前記デザ
イン情報を多数記憶するデザイン情報記憶手段を備え、
このデザイン情報記憶手段に記憶された多数のデザイン
情報をネットワークを介してユーザの情報端末に送信す
る送信手段とを備え、前記ユーザの前記発注情報の中に
前記送信手段によって送信したデザイン情報が含まれて
いる場合には前記印刷された布帛部材を前記ユーザーに
引き渡す際にデザイン料金を上乗せして引き渡すことを
特徴とする。
【0015】即ち、カバー部材の発注に際し、ユーザー
は一部、もしくは全てを送信手段で送られてくるカバー
部材のデザインの中から選択することが出来、デザイン
の手間を省けるようにしたものである。
【0016】請求項第7項の発明は、前記ユーザの発注
情報に前記デザイン情報を他のユーザーに提供すること
の可否情報が含まれており、前記情報処理装置は、他の
ユーザーに提供することに同意したデザイン情報を多数
記憶するデザイン情報記憶手段と、このデザイン情報記
憶手段に記憶された多数のデザイン情報をネットワーク
を介して他のユーザの情報端末に送信する送信手段とを
更に備えており、前記他のユーザの前記発注情報の中に
前記送信手段によって送信したデザイン情報が含まれて
いる場合には前記ユーザーにデザイン料金を支払うこと
を特徴とする。
【0017】即ち、ユーザーが、自分のデザインを他の
人に使用してもらうことが出来るようにし、もし使用さ
れた場合には、デザイン料がユーザーに支払われる様に
したものである。
【0018】請求項第8項の発明は、更に、前記情報処
理装置は、前記ユーザーが前記ネットワークに接続され
た情報端末で前記デザイン情報をデザインする為のデザ
インプログラムを前記ネットワークを介して前記情報端
末に送信する送信手段を具備していることを特徴とす
る。即ち、ユーザーがデザインの為のプログラムをネッ
トワークを介してダウンロード出来る点を特徴としてい
る。
【0019】請求項第9項の発明は、前記ユーザーに引
き渡す前記カバー部材は、前記音響機器の機器ケースの
一部を構成するフレーム部材に前記布帛部材を覆ったも
のであり、前記情報処理装置によって受信したデザイン
情報には前記音響機器の種類を特定する特定情報が含ま
れており、この特定情報によって前記フレーム部材が選
ばれることを特徴とする。即ち、ユーザーより、音響機
器のモデル番号などの特定情報を送ってもらうことによ
って、その音響機器のカバー部材を作成するようにした
ものである。
【0020】請求項第10項の発明は、ユーザが購入し
た音響機器の機種情報及び前記音響機器のスピーカ部の
カバー部材として用いられるユーザーがデザインしたデ
ザイン情報をネットワークを介して受信し記憶する情報
処理装置を備え、この情報処理装置で受信した前記機種
情報及び前記デザイン情報を前記音響機器の製造もしく
は販売に関係する会社に販売し、前記会社は前記デザイ
ン情報に基づいて布帛部材に印刷を施して前記ユーザー
に前記音響機器のスピーカ部のカバー部材として引き渡
すことを特徴とする。
【0021】即ち、ユーザーからデザイン情報をネット
ワークを介して受信するが、この情報を音響機器の販売
会社に販売し、音響機器の販売会社自身がユーザーのカ
バー部材の交換要求に対応出来るようにしたものであ
る。
【0022】請求項第11項の発明は、請求項10の印
刷がインクジェット装置によって行われたものであるこ
とを明確にしたものである。
【0023】請求項第12項の発明は販売システムに関
するもので、ネットワークに接続され、販売会社に設け
られた第1の情報処理装置と、インクジェット印刷によ
り布帛に画像を印刷できる印刷部署に対応して設けら
れ、前記第1の情報処理装置にネットワークを介して接
続された第2の情報処理装置と、フレーム製造部署に対
応して設けられ、前記第1の情報処理装置にネットワー
クを介して接続された第3の情報処理装置と、組立部署
に対応して設けられ、前記第1の情報処理装置にネット
ワークを介して接続された第4の情報処理装置とを有
し、前記第1の情報処理装置は、ユーザが購入した音響
機器の交代用スピーカカバーに用いる布帛に施すべきユ
ーザが決定したデザインを表すデザイン情報を含む交代
用スピーカカバー発注情報をネットワークを介して受信
し、前記デザイン情報により定まる画像を布帛へインク
ジェット印刷により印刷することを求める印刷要求をネ
ットワークを介して前記第2の情報処理装置に送信し、
前記音響機器のスピーカカバーに使用されるべきフレー
ムの供給を求める供給要求をネットワークを介して前記
第3の情報処理装置に送信し、前記音響機器の交代用ス
ピーカカバーの組立てを要求する組立て要求をネットワ
ークを介して前記第4の情報処理装置に送信することを
特徴とする。
【0024】この販売システムによれば、スピーカカバ
ーに使用される布帛にユーザが決定したデザインを表す
画像がインクジェット印刷により印刷されるので、任意
のユーザ好みのデザインを有する布帛を有する交代用ス
ピーカカバーを安価に製造できる。しかも発注情報はユ
ーザよりネットワークを介して受信されるので、発注に
要するユーザの負担は少なくて済み、ユーザは自分の希
望する時刻、場所から発注することができる。更に、発
注情報の処理、管理に要するコストを下げることがで
き、ひいては交代用スピーカカバーの料金を下げること
ができる。
【0025】更に、布帛印刷工場、フレーム製造工場、
組立工場が地理的に異なる位置にあっても、ネットワー
クを介して受注したスピーカカバーの製造をこれらの工
場に発注でき、受注されたスピーカカバーの生産の工期
を短縮できる。しかも、これらの工場が販売会社とは別
の企業に属する場合にも受注を同様に処理できることに
なる。
【0026】請求項第13項の発明は、請求項12に記
載の販売システムに関するもので、前記第1の情報処理
装置は、前記ユーザの口座がある金融機関に対応して設
けられた第5の情報処理装置に前記口座からの料金の支
払いを要求する支払い要求をネットワークを介して送信
することを特徴としている。
【0027】又、請求項第14項の発明は、前記印刷部
署において、前記印刷要求に応答して前記デザイン情報
により定まる画像をインクジェット印刷により交代用ス
ピーカカバーに使用される布帛に印刷し、前記フレーム
製造部署において、前記供給要求に応答して前記フレー
ムを供給し、前記組立部署において、前記組立て要求に
応答して、前記画像が印刷された布帛と前記供給された
フレームとを組み立てて交代用スピーカカバーを製造
し、前記製造された交代用スピーカカバーを前記ユーザ
に引き渡すことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカバー部材の
販売方法及び販売システムのいくつかの実施の形態を図
面を参照して更に詳細に説明する。なお、以下において
は、同じ参照番号は同じものを表すものとする。また、
第2の実施の形態以降では、第1の実施の形態との相違
点を主に説明するに止める。以下では、音響機器の例と
してラジカセを用いる。しかし、本発明はステレオ、電
子楽器、ラジオ、テレビ等の他の音響機器に使用できる
ことは言うまでもない。
【0029】〔発明の実施の形態1〕図1は、本発明に
係る販売方法により販売されるスピーカカバーが使用さ
れるラジカセの斜視図である。ラジカセ1は、本体部2
とスピーカカバー3よりなる。図2は、本体部2とスピ
ーカカバー3の分解斜視図である。本体部2は、機器ケ
ース2Aの内部に図示しないラジカセの各種構成部材が
収納されているものである。前記機器ケース2Aの前面
には、左右のスピーカ4a、4bが設けられ、スピーカ
カバー3は、このスピーカ4a、4bにそれぞれ対向す
る左カバー部3a、右カバー部3bと、それらの部分を
連結する連結部分3cとよりなる。スピーカカバー3の
周辺には複数の突柱7、7、…が設けられ、これらの突
柱7、7、…が本体部2の機器ケース2Aに設けられた
複数の取り付け孔5、5、…に押し込まれることによ
り、スピーカカバー3が本体部2に固定される様になっ
ている。
【0030】前記本体部2の機器ケース2Aは、金属も
しくは合成樹脂からなり、スピーカカバー3も金属もし
くは合成樹脂からなる。スピーカカバー3の左カバー部
3a及び右カバー部3bのスピーカ4a、4bにそれぞ
れ対向する中央部分は夫々スピーカネット部分9a、9
bとなっていて(図では一部のみイメージ的に記載して
ある)、スピーカ4a、4bの振動発生音が良好に外部
に通じるように構成されている。
【0031】しかして、ユーザー(クライアント)が、
音響機器の販売店等で購入するのは図1に示したラジカ
セ1であるが、ユーザーは後述するごとく本発明の販売
方法に従って別途カバー部材を購入することが出来、購
入したカバー部材を用いてラジカセ1のデザインを変更
出来るものである。
【0032】図3、図4は、購入したカバー部材を用い
て音響機器のデザインを変更する例を示している。即
ち、図3に示すように、購入したカバー部材は、ポリエ
ステル、ポリアミドなどの伸縮性が高い布帛材料に、イ
ンクジェット印刷装置で印刷(図では、YESTERD
AY,TODAY等の文字画像の印刷10A)を施した
布帛10で、大きさは、全体的にスピーカカバー3より
大きいものである。
【0033】そして、この布帛10でスピーカカバー3
の外側表面(図の手前側)を覆い、スピーカカバー3の
内側表面で布帛10を接着などで固定し、布帛10がス
ピーカカバー3表面で張架された状態にして取付ける。
尚、固定は布帛10端部を合成樹脂性のスピーカカバー
3に溶着して固定してもよい。
【0034】そして、カバー部材としての布帛10で覆
われたスピーカカバー3は、図4の様に構成され、突柱
7、7、…が本体部2の機器ケース2Aに設けられた複
数の取り付け孔5、5、…に押し込まれることにより、
布帛10で覆われたスピーカカバー3が本体部2に固定
される。
【0035】なお、上記の説明では、カバー部材として
布帛10を購入し、ユーザー自身が布帛10を分解した
スピーカカバー3に固定し、それを本体部2に取付ける
ようにしたが、スピーカカバー3と同形状のフレーム部
材に布帛10が既に覆われている部材をカバー部材とし
て購入し、この購入したカバー部材をスピーカカバー3
と交換してもよい。
【0036】或いは、本体部2から取外したスピーカカ
バー3を、予め布帛10の販売会社に送っておき、この
送ったスピーカカバー3を布帛10で覆ってもらい、そ
の既に布帛10が覆ってあるスピーカカバー3を送って
もらってもよいものである。
【0037】このように、本実施の形態では、ラジカセ
を購入したユーザの希望に応じて、スピーカカバーを覆
う布帛、或いは、フレームを布帛で覆った部材がカバー
部材として販売される。そして、上記布帛には、ユーザ
が選択した、或いは作成した印刷が施されるもので、以
下、この点につき説明する。
【0038】図5は、本発明に係るカバー部材販売シス
テムのブロック図である。図において、メーカ12は、
図1で示したラジカセ1を製造する音響機器メーカーで
あり、ラジカセ1は販売店13に卸されて販売され、こ
れをユーザ14が購入する。尚、ラジカセ1の購入は、
カタログ通信販売で購入したり、或いはインターネット
上の電子モールと呼ばれる仮想商店で購入したりしても
よい。
【0039】しかして、ラジカセ1には、ユーザが好み
のスピーカカバーのデザインと発注を支援するためのプ
ログラムとデータを記録した記録媒体、例えばCD−R
OM27(図6)がこの商品(ラジカセ1)に付けて販
売される。ユーザ14は、購入したラジカセ1のスピー
カカバー3のデザインを自分好みのものに変更したい時
には、ネットワーク11に接続されたパソコン(パーソ
ナルコンピュータ)等の情報端末20を用い、CD−R
OM27のプログラムとデータによりスピーカカバー3
のカバー部材のデザインを決定し、発注する。
【0040】30はスピーカのカバー部材の注文を受注
するスピーカカバー販売会社で有り、30aは受注の為
にネットワーク11に接続された情報処理装置である。
32は、スピーカカバー販売会社30からの指示によ
り、ユーザ注文のデザインを布帛に印刷するための布帛
印刷工場であり、32aは指示を受ける為ネットワーク
11に接続された情報処理装置である。34は、スピー
カカバー販売会社30からの指示により、ユーザが使用
する音響機器に使用されているフレームと同じ構造のフ
レームを製造するフレーム製造工場であり、34aはネ
ットワーク11に接続された情報処理装置である。
【0041】36は、布帛印刷工場32でユーザ指定の
デザインが印刷された布帛とフレーム製造工場34で製
造されたフレームとを組み立てて、スピーカのカバー部
材を製造し、ユーザに引き渡すための組立工場である。
36aはそのための指示をスピーカカバー販売会社30
から受ける為のネットワーク11に接続された情報処理
装置である。ネットワーク11は、例えば電話回線網や
インターネットからなり、これに接続された前記情報端
末20、情報処理装置30a、32a、34a、36a
は、電子メール機能やインターネットによるホームペー
ジやサイトを閲覧したり、データを送受信したりする為
のブラウザを有する。
【0042】尚、情報処理装置32a、34a、36a
は、それぞれが情報処理装置30aに適当なネットワー
クにより接続されていればよく、例えばイントラネッ
ト、LAN等で構成することも出来る。又、情報処理装
置30と他の情報処理装置32a、34a、36aのそ
れぞれとの接続もネットワークとする必要はなく、互い
に接続出来る電話回線(電話、ファクシミリ利用)であ
ってもよい。
【0043】本実施の形態では、ユーザ指定のデザイン
を有するスピーカのカバー部材を安価に製造するため
に、布帛印刷工場32において、スピーカカバー用の布
帛にユーザ指定のデザインを印刷する方法が採られる。
スピーカカバーに使用するフレームは、ユーザが購入し
た音響機器に使用されるフレームと同じ構造のフレーム
が使用される。したがって、ユーザ指定のデザインは、
スピーカカバーの前面の模様、色彩、文字等の装飾に関
するデザインであり、フレームの形状まで変化させるも
のではない。もちろん、ユーザ好みの形状を有するフレ
ームを製造するように本実施の形態を変更してもよい。
【0044】本実施の形態における、スピーカのカバー
部材の販売の流れの概略は以下のとおりである。ユーザ
14は、メーカ12が製造した商品(音響機器)を販売
店13を経由して購入する。本実施の形態では、ユーザ
好みのスピーカカバーのデザインと発注を支援するため
のプログラムとデータを記録した記録媒体、例えばCD
−ROMがこの商品に付けて販売される。
【0045】ユーザ14は、スピーカカバーのカバー部
材のデザインを自分好みのものに変更したいときには、
情報端末20にCD−ROM内のプログラムとデータと
をインストールし、そのプログラムとデータを使用して
自分の好みのデザインを決定する(図5の)。更に情
報処理装置30aによって作られているホームページ等
をネットワーク11を介してアクセスし、デザイン情報
を含む発注情報を情報処理装置30aに送付してスピー
カのカバー部材を発注する()。
【0046】情報処理装置30aは、この発注情報を受
信して受注処理を実行し()、ユーザに対する課金処
理を図示しない銀行用の情報処理装置に対してオンライ
ンで実行し()、更に布帛印刷工場32用の情報処理
装置32a、フレーム製造工場用の情報処理装置34
a、組立工場用の情報処理装置36aに対して、発注仕
様を通知してカバー部材の製作を発注する()。布帛
印刷工場32は、情報処理装置32aに通知された発注
仕様に基づいてユーザ指定のデザインを有する布帛をイ
ンクジェット印刷を用いて製造し、組立工場36に納品
する()。
【0047】フレーム製造工場34は、情報処理装置3
4aに通知された発注仕様に基づいて、ユーザが使用す
る音響機器用のフレーム(スピーカカバー3と同形状の
もの)を組立工場36に納品する()。組立工場36
は、情報処理装置36aに通知された仕様に基づいて納
品された同じユーザ用のフレームと布帛とを組み立て、
スピーカカバーを完成し、ユーザに引き渡す()。引
渡しは、宅配便あるいは郵便等の配送サービスを利用し
てユーザに送付して行う。あるいは、ユーザが指定した
コンビニエンスストア等に送付して、そこでユーザに引
き渡す方法でもよい。
【0048】こうして、ユーザ好みのデザインを有する
布帛がインクジェット印刷を用いて製造されるので、い
ろいろのユーザが要求する多様なデザインを有するスピ
ーカのカバー部材を製造することができる。しかも発注
から課金までがネットワークを介して処理されるので、
発注されたカバー部材を短い期間で、かつ比較的低コス
トで製造することができる。
【0049】尚、ユーザーの受注が、布帛部材だけでフ
レームを要求していない場合には、布帛印刷工場で印刷
された布帛だけが、組立工場を介して(組み立てが行わ
れるわけではないが、発送を一括して行わせる為、ここ
を介して)ユーザ14に引き渡される。
【0050】次に、本発明の販売システム、販売方法に
用いられる情報端末につき詳細を説明する。情報端末2
0には、前述したように、例えばパーソナルコンピュー
タを使用できる。図6は、パーソナルコンピュータから
なる情報端末20の概略ブロック図を示す。
【0051】図に示すように、情報端末20は、中央処
理装置(CPU)からなる制御部21を有し、制御部2
1に、CRTや液晶等の表示装置22、キーボード及び
マウス等のポインティングデバイスからなる入力部2
3、RAM等からなる内部メモリ部24、ハードディス
ク等の補助記憶部25、外部メモリを着脱するための外
部メモリ着脱部26、ディジタルカメラ、スキャナー等
の外部機器を接続するための入出力インタフェース(I
F)部28、電話回線網を介してネットワーク11(図
5)に接続するためのモデム等の通信制御部29が接続
されている。
【0052】外部メモリ着脱部26は、ユーザが購入し
た音響機器に付されたCD−ROM27を搭載するのに
使用される。入出力インタフェース部28は、例えばデ
ジタルカメラで撮影したスピーカカバーのデザインに使
用するための画像を補助記憶部25に読み込むのに使用
できる。通信制御部29は、例えばスピーカカバー販売
会社30の情報処理装置30a(図5)のホームページ
をネットワーク11を介してアクセスするのに使用され
る。
【0053】ユーザが購入した音響機器に添付されたC
D−ROM27には、スピーカカバー3のカバー部材で
ある布帛10に絵柄、画像等をデザインする為のデザイ
ンプログラム及びこれを発注する発注プログラム(以
下、発注支援プログラムと称呼する。)と、当該デザイ
ンに使用できるいろいろの画像データその他のデータが
記録されている。
【0054】CD−ROM27は、外部メモリ着脱部2
6に装着され、そこに記憶されている発注支援プログラ
ムは、読み出されて補助記憶部25に転送記憶され、情
報端末を制御するオペレーティングシステム(OS)の
下で実行可能なようにインストールされる。又、CD−
ROM27に記憶されているデータも、補助記憶部25
に転送され、記憶され、上記プログラムにより使用され
る。このように、CD−ROM27によりユーザは上記
デザイン及び発注の為のプログラムとデザインの為のデ
ータを容易に入手できる。
【0055】図7は、スピーカのカバー部材の発注支援
プログラムの概略構造を示す。発注支援プログラム40
には、メインルーチン41、機器選択ルーチン42、デ
ザインルーチン43等が含まれている。
【0056】図8は、CD−ROM27から読み出され
た種々のデータが記憶される補助記憶部25の記憶領域
を示すもので、ここに記憶されたデータは発注支援プロ
グラムにより使用される。機器データ記憶部50は、メ
ーカにより製造販売される音響機器商品の商品名データ
が記憶される商品名データ記憶部51、機種番号(モデ
ル番号)が記憶される機種番号データ記憶部52、この
音響機器のスピーカカバーに使用される布帛のデザイン
に使用するための、その布帛の形状を表す布帛形状画像
データが記憶される布帛形状データ記憶部53からなっ
ている。尚、布帛形状画像データにはその形状の寸法等
を示す布帛設計データが含まれている。しかし、この布
帛設計データは別のデータとして提供されてもよい。
【0057】しかして、図8では、機器データ記憶部5
0は1つしか示していないが、実際には多数設けられて
いるもので、即ち、CD−ROM27には、複数(多
数)の商品の商品名データ、機種番号データ及び布帛形
状画像データが記憶されているもので、これらは、補助
記憶部25の複数の機器データ記憶部50に転送記憶さ
れるものである。
【0058】デザイン用画像データ記憶領域54は、ス
ピーカのカバー部材の布帛のデザインに使用できるデザ
イン用画像に関する情報が記憶されるもので、実際のデ
ザイン画像データが記憶される画像データ記憶部58、
この画像データを特定する画像番号データを記憶する画
像番号データ記憶部55、前記デザイン画像データの販
売価格データを記憶する価格データ記憶部56、前記デ
ザイン画像データの作成者名を記憶するデザイナー氏名
記憶部57等から構成される。
【0059】デザイン画像データは特定のデータ形式、
例えばビットマップ(BMP)形式で画像を表すデータ
である。このことは以下に述べる他の画像データについ
ても同じである。尚、デザイン用画像データ記憶領域5
4も補助記憶部25に複数設けられており、CD−RO
M27から読み出された、夫々異なったデザイン画像デ
ータに関連する情報を夫々記憶するものである。
【0060】アドレスデータ記憶領域59は、スピーカ
カバー販売会社の情報処理装置30aにおけるホームペ
ージをアクセスするためのデータ記憶部であり、前記情
報処理装置30a上に設けられた販売用のホームページ
をアクセスするためのURL(Uniform Resource Locat
or)データ等を記憶している。
【0061】本実施の形態では、ユーザが購入した音響
機器に付されたCD−ROM27には、種々の音響機器
の種々の機種に対して、複数の機器データ、デザイン用
画像情報、アドレスデータ等が予め記録されていて、補
助記憶部25に転送されて使用される。音響機器に添付
されたCD−ROM27に記憶された画像データは、メ
ーカ12、もしくはスピーカカバーの販売会社30が準
備したものである。
【0062】これらの画像データについての価格、即
ち、価格データ記憶部56に記憶される価格は、ユーザ
ー14がカバー部材を購入する時の販売価格ということ
になる。デザイナー氏名記憶部57にはデザイナー名が
記憶される場合と記憶されない場合とが有り、記憶され
ていたとしても、それについての著作権などについて
は、メーカー12もしくは販売会社30とデザイナーと
の間で、ユーザー14が使用することにつき了解を得て
いるものとする。
【0063】図9は、上記販売会社30の情報処理装置
30aの概略構造を示す。情報処理装置30aは、We
bサーバ300、管理処理サーバ301、メールサーバ
302、複数の記憶装置303乃至305を有し、これ
らの装置はバス306に接続されている。記憶装置30
3乃至305は、例えば磁気ディスクから構成されたデ
ータベースであり、記憶装置303には、インターネッ
トのホームページ用の各種データ、記憶装置304に
は、カバー部材の発注、受注に関連する各種データ、記
憶装置305には、電子メールデータが記憶される。
【0064】Webサーバ300は、インタネットプロ
トコルによりユーザの情報端末のWWWブラウザとの間
で交信を行うサーバである。尚、このWebサーバ30
0には、図示していないが、例えばCD−ROM27と
全く同一内容のプログラム及びデータが記憶されてい
て、ユーザがインターネットを介してダウンロードでき
るようになっている。管理処理サーバ301では、スピ
ーカのカバー部材の受注プログラムその他のプログラム
が実行されていて、ネットワーク11を介してWebサ
ーバ300が受信したユーザからの入力データあるいは
ユーザに提供するべき出力データを処理する。
【0065】カバー部材の受注プログラムは、具体的に
は、カバー部材の受注、課金処理等を行い、ネットワー
ク11を介して製作発注を布帛印刷工場32、フレーム
製造工場34、組立工場36に対して発行する。製作発
注はインターネット11を介してそれぞれの情報処理装
置32a、34a、36aに例えば電子メールの形で行
われる。メールの送信、受信は、メールサーバ302を
介して行われる。
【0066】図10は、カバー部材の受注プログラムの
概略構造を示す。カバー部材受注プログラム100に
は、メインルーチン110、会員登録ルーチン120、
受注処理ルーチン200等が含まれ、受注処理ルーチン
200には、課金処理ルーチン210、製作発注ルーチ
ン220、デザイナ支払いルーチン230、自作画像登
録ルーチン240等が含まれている。後に説明するよう
に、上記複数のルーチンは、カバー部材の受注のための
ホームページに表示されるいろいろのボタンの操作に応
じて実行される。本実施の形態では、これらのルーチン
をまとめて説明するためにこれらのルーチンの集合を便
宜的にカバー部材受注プログラム100と呼ぶ。
【0067】ユーザは、スピーカのカバー部材をデザイ
ンし、そのデザインのカバー部材を発注したとき、後に
説明するように、そのデザインを他のユーザに有料又は
無料で利用させるために、そのデザインをこの情報処理
装置30aに登録できる。また、この情報処理装置30
aには、著名なデザイナがデザインしたカバー部材のデ
ザインも登録されており、ユーザが利用可能になってい
る。
【0068】このようなデザイン用の画像データの各々
に対して、適用される音響機器の商品名、機種番号、価
格、デザイナ氏名等の情報が記憶される。図11には、
そのような情報の一例として使用されるデザイン用画像
テーブル340が示される。図には、併せてデザイン用
画像データをビットマップ形式で多数記憶する画像デー
タ記憶部360も示されている。
【0069】デザイン用画像テーブル340及び記憶部
360は、記憶装置304(図9)に設けられているも
ので、異なる商品、異なる機種番号毎に用意される。こ
のテーブル340には、機器データ350として商品名
を記憶する商品名記憶部351、機種番号を記憶する機
器番号記憶部352が設けられ、有料の画像データの各
々に対して有料デザイン用画像情報の記憶領域354に
は、画像番号を記憶する画像番号記憶部355、価格を
記憶する価格記憶部356、デザイナ氏名を記憶するデ
ザイナ氏名記憶部357、画像データアドレスを記憶す
る画像データアドレス記憶部358が設けられている。
画像データアドレスは、多数の画像データ記憶部360
内の有料の画像データ359a、359b、、、のうち
の一つの画像データの指示アドレスである。
【0070】また、デザイン用画像テーブル340に
は、無料の画像データを記憶する無料デザイン用画像情
報記憶領域364が設けられており、記憶領域364
は、画像番号記憶部365、デザイナ氏名記憶部36
6、画像データアドレス記憶部367から構成されてい
る。画像データアドレス記憶部368に記憶されている
アドレスは、画像データ記憶部360のうちの無料の画
像データ369a、369b、、、のうちの一つの画像
データのアドレスを指定するものである。
【0071】ユーザ14によるスピーカのカバー部材の
発注は、図12のフローに従う手順で実行される。即
ち、ユーザ14は、購入した音響機器1のスピーカカバ
ー3のデザインを変更したいとき、ステップS1で、C
D−ROM27の発注支援プログラム40及びデータを
情報端末20の補助記憶部25にインストールする。又
は、CD−ROM27を持っていないとき等は、販売会
社30のホームページからCD−ROM27の記憶内容
と全く同じものをダウンロードしておく。
【0072】そしてカバー部材の発注支援プログラム4
0を起動し(ステップS2)、最初に、ユーザが使用中
の音響機器を選択する(ステップS3)。ユーザが、ス
ピーカカバー販売会社30の情報処理装置30aに登録
された他人あるいは有名デザイナによるデザインを利用
したいときには、上記情報処理装置30aに登録された
他人あるいは有名デザイナが製作した画像データをダウ
ンロードすることもできる。
【0073】このダウンロードの後に、あるいはユーザ
が情報処理装置30a上の他人のデザインを利用しない
ときには(以上、ステップS4)、ステップS5に進
み、ユーザは布帛のデザインを行う。その後、ネットワ
ークを介してスピーカカバー販売会社30の情報処理装
置30aにデザインした通りの布帛もしくはフレーム付
きの布帛を発注する(ステップS6)。
【0074】図13は、図12で示した手順で行われる
カバー部材発注支援プログラムの処理フローを示す。以
下では、ユーザの操作の詳細とカバー部材発注支援プロ
グラム40の実行の詳細を説明する。カバー部材発注支
援プログラム40は、起動されると、図7のメインルー
チン41が実行され、その結果、図13のステップS1
0に示すメニュー画面が情報端末20の表示装置22に
表示される。
【0075】図14(a)は、発注支援プログラム40
が起動されたときに表示されるメニュー画面の一例を示
す。メニュー画面60には、ユーザ14が使用している
音響機器を選択するモードに切り替えるための機器選択
ボタン61、デザインに使用する画像のダウンロードを
指示するためのダウンロードボタン62、デザイン開始
を指示するためのデザインボタン63、デザインの作成
後にスピーカカバーを発注するための発注ボタン64、
プログラム終了指示のための終了ボタン65等のボタン
が表示される。
【0076】実際にはメニュー画面60にはこれらのボ
タンの操作に関する説明文等が表示されるが、ここでは
簡単化のためにこれらの説明文等は図示していない。以
下において説明する他の画面に関しても同様に説明文等
の図示を省略することがある。
【0077】各ボタンの入力は、マウスを用いてカーソ
ルを移動させてボタンの上にカーソルを重ね、マウスを
クリック入力させて行うもので、まず、ユーザは機器選
択ボタン61上にマウスを用いてカーソルを合わせクリ
ックする。発注支援プログラム40は、図13のステッ
プS11に示すように、操作されたボタンを判別し、機
器選択ボタン61が操作されたときには機器選択ルーチ
ン42(図7)が起動され、機器選択画面が表示される
(ステップS20)。
【0078】図14(b)には、機器選択画面の一例が
示されている。機器選択画面66には、機器選択用ウイ
ンド67内に、複数の音響機器の各々に対する商品名6
8aと機種番号68bとからなる機器識別情報が表示さ
れる。各音響機器に対して表示される商品名68aと機
種番号68bは、情報端末20の補助記憶部25のに機
器データ記憶部50(図8)に記憶されている商品デー
タ及び対応する機種番号データである。また、各機器識
別情報に対応してチェックボタン68cも表示される。
【0079】機器選択用ウインド67に表示される機器
識別情報は、スクロールバー69をマウスで操作するこ
とにより切り換えられる。ユーザ14が所望の機器に対
するチェックボタン68cをマウスでクリックすると、
この所望の機器の商品名と機種番号が、補助記憶部25
(図6)の図示しない記憶領域に記憶される(ステップ
S21)。こうして、ユーザによる機器の選択(図12
のステップS3)が終了する。
【0080】ユーザによる機器の選択の後、メニュー画
面60(図14(a))が再度表示される。ユーザがス
ピーカカバー販売会社30の情報処理装置30aに登録
された他人のデザインを利用するときには、ユーザはダ
ウンロードボタン62をクリックする。その結果、スピ
ーカカバー販売会社30の情報処理装置30aのホーム
ページのダウンロードのページがアクセスされ(ステッ
プS40)、ユーザは所望のデザイン用画像データをダ
ウンロードできる(ステップS41)。
【0081】このダウンロードは、アクセスによって情
報処理装置30aの多数のカバー部材の画像データが表
示され、その中から任意のものをダウンロードするもの
である。このダウンロードのために送られてきた画像デ
ータは、図8に示すデザイン用画像情報記憶部54に記
憶される。
【0082】尚、ダウンロードは、データだけでなく、
画像番号データ、価格データ、デザイナ氏名データも含
まれており、それぞれ対応する記憶部55、56、57
に記憶される。ダウンロードされた画像もデザイン用画
像としてユーザが利用できる。ダウンロードのときのユ
ーザ操作と情報処理装置30aの動作は後に説明する。
ダウンロードの終了後は、メニュー画面60が再度表示
される。
【0083】図14のメニュー画面60において、ユー
ザがカバー部材のデザイン(図12のステップS5)を
実行するには、ユーザはデザインボタン63をクリック
する。その結果、デザインルーチン43(図7)が起動
される。デザインルーチン43は、ユーザによる布帛の
デザインを支援するために設けられている。デザインル
ーチン43では、まずデザイン用画面が表示される(図
13のステップS30)。
【0084】図15はデザイン用画面の例を示す。デザ
イン用画面70は画像データ選択用ウインド71と画像
作成用ウインド72を含む。画像作成用ウインド72
は、布帛に印刷すべき画像を作成するためのウインドで
ある。
【0085】発注支援プログラム40のデザインルーチ
ン43は、画像作成用ウインド72内のマウスで指定さ
れた領域を選択し、そこに他の画像を貼り付けたり、あ
るいは画像作成用ウインド72内の選択された領域内の
画像を他のアプリケーションに引き渡すためにコピー
し、あるいは画像作成用ウインド72内の選択された領
域内の画像を削除したりする画像編集機能を少なくとも
有する。また、画像作成用ウインド72内に線画を描画
し、あるいは色を塗る等の描画機能を更に有している。
画像作成用ウインド72には、作図の完了を入力するた
めのOKボタン74が表示される。
【0086】画像データ選択用ウインド71には、補助
記憶部25の画像データ記憶部58に記憶された画像デ
ータが表す画像が縮小して表示される。多数の画像デー
タ記憶部それぞれに記憶されている画像データのうち表
示される画像は、スクロールバー73により切り換え可
能である。また図示しないフォルダ切り換えボタンを操
作して、補助記憶部25内のフォルダを切り替えて異な
るフォルダに保存された画像データを表示可能になって
いる。
【0087】図13に戻り、つぎに布帛形状図形が画像
作成用ウインド72内に表示される(ステップS3
1)。このステップは次のようにして実行される。デザ
イン用画面70が図15に示すように最初に表示された
ときには、先にユーザにより選択された音響機器のスピ
ーカカバーに使用可能な布帛形状画像データ(図8の布
帛形状画像データ記憶部53に記憶されているデータ)
が表す布帛形状図形75が縮小されて画像データ選択用
ウインド71内に表示される。
【0088】ユーザがこの布帛形状図形75をマウスで
画像作成用ウインド72にドラッグすると、図16に示
すように、布帛形状図形75が画像作成用ウインド72
に表示される。なお、布帛形状図形75をマウスで画像
作成用ウインド72にドラッグする方法に代えて、デザ
イン用画面70が最初に表示されたときに、自動的に布
帛形状図形75を画像作成用ウインド72に表示する方
法を採ることもできる。
【0089】布帛形状図形75は、ユーザ14が購入し
た音響機器1のスピーカカバーに対して使用可能な布帛
(図3の10)の平面図を表す。例えば、ユーザが指定
したスピーカカバーに使用される布帛の設計データに基
づいて布帛形状図形75が決定される。布帛が実際にフ
レームに固定されるときには、その周辺部がフレームの
裏側に折り返して固定される。布帛形状図形はこの折り
返し部分も含んでいる。
【0090】布帛形状画像データ53は、ユーザがデザ
インするのが有効な領域を示す図形のデータも含んでい
る。この領域は、例えば上記折り返し部分及び音響機器
の使用時に正面から見えにくい部分を含まないように定
めることができる。図16の例では、有効領域図形の例
として、左布帛中央部を示す図形75a、右布帛中央部
を示す図形75b、布帛連結中央部を示す図形75cが
表示されている。
【0091】布帛形状図形75が画像作成用ウインド7
2に表示されるとき、これらの部分領域図形も同時に表
示される。ユーザはこれらの3つの領域の位置を参考に
して、布帛形状図形75に付すべき模様、色彩、文字等
のデザインを決定する。ユーザは、布帛全体のデザイ
ン、上記有効領域の各々のデザイン、あるいはこれらの
有効領域と異なる部分領域のデザインを指定することが
できる。
【0092】ユーザはCD−ROM27に記憶されてい
た複数のデザイン用画像データあるいはスピーカカバー
販売会社30の情報処理装置30aからダウンロードし
た他人あるいは有名デザイナが作成したデザイン用画像
データをデザインに利用することができる。このために
は、ユーザは、画像データ選択用ウインド71内のスク
ロールバー73を操作してあるいは図示しないフォルダ
切り換えボタンを操作して画像データ選択用ウインド7
1にこれらのデザイン用画像データを表示させる。
【0093】図17は、元々CD−ROM27に記録さ
れ、補助記憶部25にインストールされた複数のデザイ
ン用画像データが表す無料の複数のデザイン用画像デー
タ76a、76b、、、が画像データ選択用ウインド7
1に縮小して表示されている状態を示す。図15は、こ
れらのデザイン用画像データの一例を示す。これらの画
像は同図(a)から(c)に示すように、特定の模様を
表す画像でもよく、同図(d)に示すように、特定の装
飾された文字を表す画像でも良い。
【0094】図17に戻り、ユーザは表示された複数の
デザイン用画像データ76a、76bを用いて布帛形状
図形75のデザインを決めることができる。例えば布帛
形状図形75の全体をマウスで選択し、画像データ選択
用ウインド71に表示されたいずれかのデザイン用画像
データをマウスで画像作成用ウインド72内の布帛形状
図形75上にドラッグして布帛形状図形75上の適当な
位置に貼り付けることができる。更に、そのドラッグさ
れた画像データの大きさを変更することができる。ある
いはドラッグされた画像データの全体あるいは一部をコ
ピーしてその画像データを布帛形状図形75全体に貼り
付けることもできる。
【0095】同様な操作を画像データ選択用ウインド7
1内に表示された他のデザイン用画像データを利用し
て、布帛形状図形75上の他の領域に異なる画像を貼り
付けることができる。こうして、ユーザは所望の画像を
布帛形状図形75上に描画できる。ユーザがこうして布
帛の画像を決定すると、OKボタン74(図17)をク
リックする。
【0096】図19は、スピーカカバー販売会社30の
情報処理装置30aからダウンロードされたデザイン用
画像データ76cが画像データ選択用ウインド71に表
示されている状態を示す。画像データ76cに付随して
その画像データの設計対象機器の商品名と機器番号が表
示され、更にデザイナ名の氏名とデザイン価格が表示さ
れる。画像データ選択用ウインド71は、このような画
像データを複数個表示できる。
【0097】CD−ROM27に元々記録されていたデ
ザイン用画像データは、布帛の任意の領域に貼り付ける
ことができるが、情報処理装置30aからダウンロード
された画像データ76cは、布帛の全体のデザインであ
り、ユーザは画像データ76cを部分的に修正して使用
することはできないものとする。ユーザは、画像データ
76cを利用するときには、画像データ選択用ウインド
71内の画像データ76cをマウスで画像作成用ウイン
ド72内の布帛形状図形75上にドラッグし、確認す
る。ユーザがこの画像データを用いたスピーカカバーを
発注すると決めたときにはOKボタン74(図17)を
クリックする。
【0098】ユーザは、画像データ選択用ウインド71
に表示された画像データを使用しないで、自分の好みの
布帛デザインを決めることもできる。例えば、発注支援
プログラム40が、画像作成用ウインド72上で任意の
図形を描画する機能、描画された図形に色彩を付与する
機能、文字を入力できる機能等を有するときには、図1
7において、ユーザは、それらの機能を用いて画像作成
用ウインド72上の布帛形状図形75上に直接模様、色
彩、あるいは文字を描画し、布帛形状図形75上に画像
を描画できる。
【0099】あるいは、ユーザは、情報端末20に既に
用意された他の作図プログラムを用いて布帛形状図形7
5の模様、色彩、文字等を決めることもできる。すなわ
ち、ユーザは上記他の作図プログラムを起動して、その
プログラム用の作図画面80を表示させ、この作図画面
80上で所望の画像76d、76e等を作図し、得られ
た画像76d、76eを画像作成用ウインド72内の布
帛形状図形75上にマウスでドラッグすることができ
る。勿論他の方法で布帛形状図形75のデザインを決め
ることもできる。このように、ユーザは自分が購入した
音響機器用の布帛のデザインを自分好みに決めることが
できる。
【0100】なお、スピーカカバー発注支援プログラム
40の起動前に、布帛のデザインに用いる画像データを
ディジタルカメラ等で作成し、利用することもできる。
例えば、その画像データを補助記憶部25に記憶してお
き、スピーカカバー発注支援プログラム40の起動後
に、画面80上にその画像データを表示し、その一部又
は全体を選択し、コピーし、布帛形状図形75上に貼り
付ければよい。
【0101】図20(a)から(c)は、ユーザにより
デザインされた布帛形状図形75の例を示す。同図
(a)では、布帛形状図形75の全体が3つの領域75
dから75fに区分され、それぞれの領域に特定の模様
が付されている。同図(b)では、布帛形状図形75の
左布帛中央部75a、右布帛中央部75b、布帛連結中
央部75cにそれぞれ特定の模様が付されている。な
お、図では示していないが、布帛形状図形75のうちこ
れら3つの領域以外の領域には、ユーザにより指定され
た特定の模様あるいは色彩が付されている。同図(c)
では、3つの英語の単語が描画されている。図では示し
ていないが、布帛形状図形75の全体には、ユーザによ
り指定された特定の背景色又は背景模様が付されてい
る。
【0102】こうしてユーザによるデザインが終了した
とき、ユーザは画像作成用ウインド72内のOKボタン
74(図17)をマウスでクリックする。図13に戻
り、発注支援プログラム40では、上記OKボタン74
がクリックされたとき、ユーザによるデザインが終了し
たと判断される(ステップS32)。つぎにユーザが他
人もしくは有名デザイナが作成した画像をデザインに利
用されたか否かが判断される(ステップS33)。
【0103】画像作成用ウインド72に表示されている
布帛形状図形75が他の音響機器ユーザあるいは著名な
デザイナにより作成され、補助記憶部25に記憶された
デザイン用画像データをコピーしたものであるときに
は、表示されている画像のファイル名が、補助記憶部2
5に記憶されたいずれかの有料の画像データ58の名称
と一致する。したがって、ステップS33での判断は、
画像作成用ウインド72に表示されている布帛形状図形
75を示す画像データの名称が補助記憶部25に記憶さ
れたいずれかの有料の画像データ58の名称と一致する
か否かにより判断される。
【0104】ユーザが他人の画像を利用していないとき
には、画像作成用ウインド72に表示されている画像が
ユーザがデザインした画像として記憶される(ステップ
S35)。なお、図17に示された左布帛中央部75
a、右布帛中央部75b、布帛連結中央部75cを表す
図形は、ユーザのデザインの支援の参考の表示されたも
のであり、ユーザがデザインした画像としては記憶され
ない。ユーザが他人の画像を利用したときには、利用し
た画像に対する画像番号55(図8)が記憶される(ス
テップS34)。その後デザイン用画面70が閉じら
れ、デザインルーチン43が終了し、再度メニュー画面
60が表示される(ステップS10)。
【0105】図21は、デザインの終了時にデザインル
ーチン43により生成されるユーザデザインデータを示
す。ユーザデザインデータ記憶領域90には、商品名記
憶部91、機種番号記憶部92からなる機器識別情報記
憶部の他に、ユーザが布帛の画像を自ら作成した場合に
は作成した画像データが画像データ記憶部93に記憶さ
れ、ユーザが他人が作成した画像を利用した場合には、
利用した他人の画像の番号が、他人画像番号記憶部94
に記憶される。このユーザデザインデータ記憶領域90
は、補助記憶部25に生成され、スピーカカバーの発注
に利用される。
【0106】ユーザによるスピーカカバーの発注は以下
のようにして実行される。メニュー画面60が表示され
た状態で発注ボタン64がクリックされると、発注支援
プログラム40は情報処理装置30aをアクセスする
(図12のステップS40)。これにより情報処理装置
30aの受注用のホームページがアクセスされ、発注可
能となる。これについては以下に述べる。
【0107】図22は、販売会社30の情報処理装置3
0aの管理処理サーバ301に組み込まれたカバー部材
の受注プログラム100の概略フローを示す。図23
は、受注プログラム100用の入力画面として使用され
るホームページ130の概略を示す。このホームページ
130には、有料画像ダウンロードボタン131、無料
画像ダウンロードボタン132、発注ボタン133が表
示される。説明用の文字その他は簡単化のために図示さ
れていない。
【0108】以下、受注プログラム100の処理とユー
ザ操作の詳細を図22と23を参照して説明する。ユー
ザがスピーカカバーのデザインをする前に、発注支援プ
ログラム40のメニュー画面60のダウンロードボタン
62をクリックしたとき及びデザインの終了後に発注ボ
タン64をクリックしたときに、情報端末20にインス
トールされたスピーカカバー発注支援プログラム40に
よりこのホームページがアクセスされ、図23に示すホ
ームページが情報端末20に表示される。
【0109】ユーザが操作したボタンが判別され(ステ
ップS101)、ユーザが有料画像ダウンロードボタン
131をクリックしたときには、メインルーチン110
により、図14(b)と同じような機器選択画面(図示
せず)が表示される(ステップS102)。ユーザが商
品名と機種番号を選択すると、それらを含む機種識別情
報が情報処理装置30aに記憶される。記憶された機種
識別情報に基づいて、有料画像データ選択画面(図示せ
ず)が表示される(ステップS103)。
【0110】この画面では、図19と同じく、有料の画
像データ、デザイナの氏名と価格が表示される。なお、
表示される画像データは、ユーザが選択した機種識別情
報に対して用意されたデザイン用画像テーブル340
(図11)の有料デザイン用画像情報記憶部354に格
納された有料デザイン用画像情報に基づいて決められ
る。
【0111】ユーザは表示された複数の画像データの中
から一つ又は複数の画像データを選択してダウンロード
を指示すると、ダウンロードが実行される(ステップS
104)。ユーザは異なる画像データのダウンロードを
繰り返すことができる。ダウンロードが終わると(ステ
ップS105)、ホームページ130(図23)を表示
する状態に戻る。
【0112】ユーザが無料画像ダウンロードボタン13
2をクリックしたときには、メインルーチン110によ
り、ステップS102と同じく機器選択画面(図示せ
ず)が表示され(ステップS106)、ユーザが商品名
と機種番号を選択すると、それらを含む機種識別情報が
情報処理装置30aに記憶される。記憶された機種識別
情報に基づいて、無料画像データ選択画面(図示せず)
が表示される(ステップS103)。
【0113】この画面では、図19と同じく、有料の画
像データと作者名が表示されるが、価格は表示されな
い。なお、表示される画像データは、ユーザが選択した
機種識別情報に対して用意されたデザイン用画像テーブ
ル340(図11)に格納された無料デザイン用画像情
報364に基づいて決定される。その後有料画像データ
の場合と同じくダウンロードが実行される(ステップS
108、S109)。
【0114】ユーザはダウンロードされた画像データを
利用してスピーカカバーをデザインすることができる。
その方法は既に述べたとおりである。ユーザがデザイン
の実行後に、ホームページ130(図23)をアクセス
し、発注ボタン133(図23)をクリックしたときに
は、発注用の画面が表示される(ステップS110)。
図24は発注画面の例である。ここではユーザは、氏
名、住所、年齢、性別、職業、メールアドレス等をウイ
ンド141aから141fに入力することを求められ
る。
【0115】会員登録していないユーザは会員登録ボタ
ン142をクリックすることを求められる。会員登録ボ
タン142がクリックされると(ステップS111)、
会員登録ルーチン120(図10)が実行される。ユー
ザは、氏名、住所、年齢、性別、職業、メールアドレ
ス、パスワードをウインド151aから151gに入力
することを求められ、更に支払方法として、例えば銀行
口座引き落としボタン152あるいはクレジットカード
による支払いボタン154のいずれかを選択することが
求められる。
【0116】銀行口座引き落としの場合には銀行名、口
座番号、暗証番号等の口座情報153の入力が求めら
れ、クレジットカードによる支払いの場合には、クレジ
ット会社名、口座番号、暗証番号等の口座情報155の
入力を求められる。これらの入力がカバー部材の受注プ
ログラム100により処理される。ユーザ入力が適正で
あることが確認できたときに、登録処理が完了する(ス
テップS112)。その後、会員番号がユーザに通知さ
れる(ステップS113)。
【0117】図24に戻り、ユーザが会員登録済みであ
るときには、ユーザは、会員番号とパスワードをウイン
ド143a、143bに入力することを求められる。本
実施の形態では、ユーザが他人のデザインを利用したの
ではなく、自分でデザインをしたときには、作成したデ
ザインを他人に有料又は無料で提供することができる。
発注時に、ユーザは、作成したデザインを他人に提供す
ることに同意するか否かをボタン144aから144c
により指示することが求められる。更に、有料で提供す
るときには、価格をウインド145に入力することが求
められる。
【0118】その後ユーザは発注ボタン146をクリッ
クする。カバー部材の受注プログラム100では、発注
ボタン146がクリックされると(ステップS114
(図22))、受注処理ルーチン200が実行される。
受注処理は、図26にしたがって実行される。
【0119】受注処理ルーチン200では、ユーザの認
証が合格したか否かが判断される(ステップS20
1)。すなわち、ユーザが入力した会員番号、パスワー
ド、住所、氏名等が会員登録したときのデータと一致す
るか否かが判断される。ユーザ認証が不合格の場合に
は、不一致時の処理が実行される(ステップS20
2)。例えば、再度図24の情報の入力を求め、それで
もユーザ認証が不合格のときには、発注を受理しない。
ユーザ認証が合格したときには、ユーザ作成の画像等を
含むユーザデザインデータ(図21)を情報端末20か
ら発注情報として受信する(ステップS203)。
【0120】このユーザデザインデータには、商品名デ
ータ、機種番号データ、ユーザ作成の画像データ又はユ
ーザが利用した他人の画像の番号が含まれている。ユー
ザ作成の画像データ又はユーザが利用した他人の画像の
番号は、ユーザが選択した布帛のデザインを指定するデ
ザイン情報として使用される。ユーザデザインデータに
基づいて料金が計算され、表示される(ステップS20
4)。図27は料金表示画面の例を示す。料金は、フレ
ーム料金、有料画像価格、販売手数料、送料、消費税等
からなる。
【0121】ユーザがこの画面内のキャンセルボタン1
58をクリックしたとき(ステップS205)、受注処
理は終了する。ユーザがOKボタン157をクリックし
たときには(ステップS205)、発注を受け付ける処
理を行う(ステップS206)。ここでは、受注データ
が作成される。図28は、受注データの例を示す。受注
データ160には、例えば、受注番号161、ユーザ情
報(例えば、会員番号)162、商品識別情報(今の例
では、商品名と機種番号)163、利用画像番号16
4、自作画像データ165、自作画像提供条件(例え
ば、非提供、有料提供、無料提供、価格)166等が記
録される。
【0122】その後、デザイナ支払いルーチン230が
実行される。ルーチン230では、まず、ユーザが有料
画像を利用したか否かが判断される(ステップS22
1)。この判断は、例えば、情報端末20から受信した
ユーザデザインデータ90内に記憶された画像番号94
の画像が有料画像であるか否かにより行うことができ
る。有料画像が利用されたときには、その画像の提供者
に使用料を支払う処理を行う(ステップS222)。す
なわち、図5において、デザイナに対する使用料をネッ
トワーク11に接続された金融機関用の情報処理装置
(図示せず)のそのデザイナ名義の口座にオンラインに
て振り込む。
【0123】この処理は、例えば、同じデザイナに対す
る使用料を一月毎にまとめて振り込む方法でもよい。デ
ザイナに支払う金額は、口座への振り込み手数料以外
に、デザイナが指定したデザイン価格から、デザインの
登録、販売等のための管理手数料を販売会社が差し引い
た額とすることができる。
【0124】ユーザが自らデザインを行ったときには、
自作画像登録ルーチン240が実行される。そこでは、
まず、ユーザが作成した画像が他人に提供されるか否か
が判断される(ステップS241)。この判断は、図2
4に示された発注画面内のボタン144aから144c
により判断される。デザインが他人に提供されるときに
は、ユーザ指定の機器に対応するデザイン用画像テーブ
ル340(図11)にユーザが作成した画像に関する画
像情報354又は364が登録される(ステップS24
2)。登録される情報とテーブル内位置は、価格が無料
か有料かに応じて異なる。ユーザが作成した画像データ
も画像データ群360に追加して記憶される。
【0125】その後ユーザに対する課金処理ルーチン2
10が実行される。ここでは、先に計算された料金をユ
ーザ指定の支払方法により銀行口座又はクレジットカー
ド口座から引き落とす。引き落としは、図4において図
示していない金融機関用の情報処理装置に対してネット
ワーク11を介してオンラインで行われる。したがっ
て、課金処理が、迅速に低コストで行われる。なお、課
金は他の方法で行うことも可能である。例えば、交代用
スピーカカバーをユーザ指定のコンビニエンスストア等
に発送し、そこでユーザに引き渡す方法を採る場合に
は、コンビニエンスストア等で料金を徴収するという方
法をとることもできる。
【0126】更にその後、製作発注ルーチン220が実
行される。まず製作発注データが生成される。図29
は、製作発注データの例を示す。製作発注データ170
は、受注番号171、ユーザ情報172、商品識別情報
173、発注画像データ174、数量175等を含む。
数量は通常は1である。発注画像データ174は、ユー
ザが自分で画像データをデザインしたときには、そのデ
ザインを表す画像データである。ユーザが他人がデザイ
ンした画像データを利用するときには、当該他人により
デザインされた画像データである。この他人の画像デー
タの場合には、画像データをそのまま使用する代わり
に、その画像データに対して定められた画像番号を使用
することも可能である。
【0127】この製作発注データ170は、図5に示す
布帛印刷工場32用の情報処理装置32a、フレーム製
造工場34用の情報処理装置34a、組立工場36用の
情報処理装置36aに対してスピーカカバー製作要求と
してメールでネットワーク11を介して送信される。こ
うして製作発注ルーチン220が終了する。
【0128】図30には、布帛印刷工場32内に設けら
れた設備の例を情報処理装置32aと一緒に示す。本実
施の形態では、任意のデザインを効果的に布帛に印刷す
るために、インクジェットによる印刷が使用される。布
帛印刷工場32内には、情報処理装置32aに接続して
インクジェット印刷装置400が設けられ、更に裁断装
置404が設けられている。
【0129】情報処理装置32aは、例えばパーソナル
コンピュータあるいは布帛印刷工場32用のサーバであ
る。情報処理装置32aは、スピーカカバー販売会社3
0の情報処理装置30aから製作発注データ170(図
29)を受信し、インクジェット印刷装置400を制御
してユーザがデザインした画像を布帛にインクジェット
印刷で印刷する。インクジェット印刷装置400では、
コントロール部401が製作発注データ170内の発注
画像データ174を受信してプリンタ部402に供給す
る。更に、プリンタ部402による印刷に併せて布帛ロ
ール403を回転させて布帛をプリンタ部402に搬送
する。
【0130】プリンタ部402は、供給された画像デー
タに基づいて、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック
用の複数のヘッド(図示せず)からこれらの色の染料イ
ンクを噴射させ、搬送された布帛に画像を印刷する。布
帛の印刷された部分は裁断装置404で裁断される。こ
うしてユーザのデザインが印刷された、交代用スピーカ
カバーに用いる布帛が形成される。生成された布帛は、
組立工場36(図5)に納品される。もちろん、ユーザ
が発注したデザインと同じデザインの印刷済みの布帛の
在庫が有る場合には、新たに布帛を印刷することなく、
在庫品を納品すればよい。
【0131】なお、布帛ロール403には、望ましく
は、製作発注データ170内の商品識別情報で示された
ユーザが使用している音響機器のスピーカカバーに使用
されている布帛と同じ材質の布帛を用いる。あるいは、
上記特定の材質に近い材質の布帛を用いてもよい。ま
た、インクジェット印刷装置としては、染料インクを噴
射させる方法に代えて、熱によってバブルを発生し噴射
させるバブルインクジェット印刷のインクジェット印刷
装置でもよい。
【0132】布帛印刷工場32は、音響機器メーカ12
に所属するものでもよく、音響機器メーカ12のために
布帛を生産するメーカに所属するものでもよく、あるい
はこれらとは全く別の企業に属するものでもよい。
【0133】その布帛が特定の材質の布帛である場合、
布帛印刷工場32が音響機器メーカ12に属しないとき
には、上記メーカ12からあるいはそのメーカ12に上
記特定の布帛を上記メーカ12のために生産している他
のメーカがあるときには、当該他のメーカからその特定
の材質の布帛を布帛印刷工場32が購入するという形態
にすることもできる。後者の場合、上記布帛印刷工場3
2は、メーカ12用に生産する布帛と同じものを本発明
に係る販売システムで販売することについて音響機器メ
ーカ12の許可を得る必要が生じることもある。
【0134】図5に戻り、フレーム製造工場用の情報処
理装置34aは、例えばパーソナルコンピュータあるい
はフレーム製造工場34用のサーバである。フレーム製
造工場34では、受信した製作発注データ170内の商
品識別情報173が示す音響機器に使用されているフレ
ームを射出成型機(図示せず)を用いて形成する。
【0135】このためには、情報処理装置34aには、
メーカ12が販売する音響機器のフレームの形状、材質
等の設計データが記憶されていて、このデータに基づい
て、射出成形に用いる合成樹脂、金型等が決定される。
生成されたフレームは、組立工場36に納品される。も
ちろん、ユーザが発注したスピーカカバー用のフレーム
の在庫が有る場合には、新たにフレームを生産すること
なく、在庫品を納品すればよい。
【0136】フレーム製造工場34は、音響機器メーカ
12に所属するものでもよく、音響機器メーカ12にフ
レームを納品するメーカに所属するものでもよく、ある
いはこれらとは全く別の企業に属するものでもよい。し
かし、射出成形用の金型を新たに作成するコストをなく
すために、フレーム製造工場34は本発明による販売シ
ステムに向けて新たに金型を作成してフレームを生成す
るよりも、音響機器メーカ12用にフレームを生産する
工場であり、ユーザが購入した音響機器と同じ音響機器
に使用するためにそこで生産されるフレームと同じ仕様
のフレームを生産し本発明に係る販売システムでの販売
に利用できることが望ましい。
【0137】例えば、音響機器メーカ12が、自分でフ
レームを作成しているときには、フレーム製造工場34
はそのメーカに所属するものであることが望ましい。音
響機器メーカ12が自分でフレームを生産していない場
合には、フレーム製造工場34は、そのメーカのために
フレームを製造しそのメーカに納品する工場であること
が望ましい。
【0138】いずれの場合も、音響機器のメーカ12の
音響機器用のフレームを生産するのに用いる金型を用い
てユーザが要求したスピーカカバー用に同じ仕様のフレ
ームを生産できるので、金型作成のコストが不要とな
る。後者の場合、上記フレーム製造工場34は、メーカ
12用のフレームを本発明に係る販売システムで販売す
ることについて音響機器メーカ12の許可を得る必要が
生じることもある。
【0139】組立工場用の情報処理装置36aは、例え
ばパーソナルコンピュータあるいは組立工場用のサーバ
である。組立工場36では、布帛印刷工場32から納品
された印刷済みの布帛をフレーム製造工場34から納品
されたフレームに組み立てて交代用スピーカカバーを製
造し、ユーザ14に引き渡す。
【0140】ユーザは自分の音響機器に付けられている
スピーカカバーを、引き渡されたもので置き換える。こ
うして、ユーザは、ユーザ好みのデザインのスピーカカ
バーを付けた音響機器を入手できる。なお、組立工場3
6は、音響機器メーカ12に所属するものでもよく、音
響機器メーカ12に属さないが、フレームと布帛を組み
立ててスピーカカバーとして音響機器メーカ12に納品
する工場でもよく、あるいはこれらとは全く別の企業に
属する工場でもよい。
【0141】以上から明らかなように、本実施の形態で
は、スピーカカバーとして、フレームとそれに重畳して
使用される布帛との組合せを用い、上記布帛にユーザが
決定したデザインを表す画像を印刷するので、任意のユ
ーザ好みのデザインを有する交代用スピーカカバーを安
価に製造できる。しかもインクジェット印刷で画像を印
刷(染色)するので、多色でかつ明瞭な画像を布帛に印
刷できる。しかも、インクジェット染色方式なので、伸
張性がある布帛にも印刷できる。したがって、複雑な形
状のフレームに固定するスピーカカバー用の布帛にも印
刷できる。
【0142】更に、電子的な画像データをインクジェッ
トで印刷するので、任意の画像を絵柄として印刷でき
る。したがって、ユーザ好みのデザインの布帛を製造す
ることが容易となる。しかも、発注情報はユーザよりネ
ットワークを介して受信するので、発注に要するユーザ
の負担は少なくて済み、ユーザは自分の希望する時刻、
場所から発注することができる。更に、発注情報の処
理、管理に要するコストを下げることができ、結果とし
て交代用スピーカカバーのコストを下げることができ
る。
【0143】更に、ユーザが購入した音響機器と同じ音
響機器用に生産される未使用のフレームを使用すれば、
本実施の形態で販売される交代用スピーカカバー用のフ
レームのコストも小さくて済む。更に、ユーザによる発
注をネットワークを介して受注し、スピーカカバーの製
造の発注もネットワークを介して行われるので、これら
の受注、生産発注の管理に必要とする費用も少なくて済
む。したがって、本実施の形態では、低コストでユーザ
好みのデザインを有する交代用スピーカカバーを生産し
販売することができる。
【0144】尚、上記の実施の形態では、音響機器のメ
ーカにより音響機器にCD−ROMが添付され、そのC
D−ROMに記録されたスピーカカバー発注支援プログ
ラム40(図7)及び機器データとデザイン用画像情報
(図8)が用いられた。また、これに代えて、これらの
プログラムとデータを、スピーカカバー販売会社30の
情報処理装置30aに登録しておき、ユーザがこれらの
プログラムとデータを情報処理装置30aから情報端末
20にダウンロードして利用するようにしてもよい構成
とした。
【0145】このダウンロードの場合には、メーカ12
が製造販売する全ての音響機器の各々に対する機器デー
タ50、デザイン用画像情報54を全て情報処理装置3
0aのホームページによりダウンロードするのでなく、
ユーザが使用中の音響機器に対する機器データ50及び
当該音響機器に対して使用可能なデザイン用画像情報5
4のみをダウンロードするように、ユーザを案内するこ
とができる。これによりダウンロードするデータ量を削
減できる。
【0146】例えば、機器選択ボタンをホームページに
設け、ダウンロードの前にユーザにこのボタンをクリッ
クさせる。このボタンがクリックされると、機器選択画
面66(図14)と同様な画面を表示してユーザに使用
中の音響機器を選択させる。その後、ユーザがダウンロ
ードを指示したときに、選択された音響機器に対応する
機器データ50と当該音響機器に対して使用可能なデザ
イン用画像情報54を選択してダウンロードすればよ
い。
【0147】更に、上記機器データ50とデザイン用画
像情報54のダウンロードの後に、ユーザが希望すれ
ば、上記ダウンロードに続いて、第1の実施の形態でダ
ウンロード可能であった他人によりデザインされた画像
データをダウンロードできるようにすることも有効であ
る。
【0148】本実施の形態でも、ユーザは上記プログラ
ムとデータを比較的容易に入手できる。第1の発明の実
施の形態で使用されたCD−ROMを音響機器に添付し
なくても済むので、CD−ROMのコストが削減され
る。
【0149】また、上記実施の形態では、スピーカカバ
ー発注支援プログラム40が情報端末20にて実行さ
れ、その実行に必要な機器データ、デザイン用画像情報
等のデータもそこに記憶された。しかし、スピーカカバ
ー発注支援プログラム40をスピーカカバー販売会社用
の情報処理装置30aにインストールしてユーザにオン
ラインで利用させることも可能である。すなわち、ユー
ザは情報端末20を用いて情報処理装置30aのホーム
ページをアクセスして、このプログラムを用いてデザイ
ンをオンラインで実行し、その後続けて発注を行うこと
ができる。
【0150】この方法によれば、CD−ROMも不要で
あり、メーカが負担するコストが低減される。更にプロ
グラムとデータのダウンロードも不要となり、ユーザが
実行するべき処理も少なくなる。また情報端末20が記
憶すべきデータも少なくなり、情報端末20はスピーカ
カバー発注支援プログラム、特にデザインルーチンを実
行する必要がなくなるので、情報端末20としてより簡
単な機能の情報端末でもよいことになる。
【0151】〔発明の実施の形態2〕以上の実施の形態
では、ユーザが発注したスピーカカバーのために、未使
用のフレームが使用された。このため、ユーザが購入し
た音響機器に設けられていたフレームは使用されないこ
とになる。本実施の形態では、資源の有効利用という観
点から、ユーザが購入した音響機器に設けられたフレー
ムを再利用する。
【0152】すなわち、図31は、このためのスピーカ
カバーの販売システムを示す。ユーザ14は、スピーカ
カバーをデザインし()、発注()した後に、購入
した音響機器に設けられていたフレームを取り外して、
フレーム製造工場34に宛てて宅配便あるいは郵便等の
配送サービスを利用して送付する()。
【0153】発注時には、使用中のフレームを再利用す
るという条件で発注する。スピーカカバー販売会社用の
情報処理装置30aは、製作発注時にフレームの再利用
をフレーム製造工場34に通知するが、それ以外は第1
の実施の形態と同じ処理をする。フレームの再利用の場
合でも料金はそうでない場合と同じ条件で計算する。
【0154】フレーム製造工場34では、情報処理装置
34aで受信した製作発注データに指定されたユーザか
らフレームが到着するのを待たないで、新規のフレーム
を組立工場36に納品する。ユーザから送付されたフレ
ームを受領すると、フレームの損傷がないか否かを検査
し、損傷があっても簡単に修復できる場合には、修復し
て保存する。後に同じフレームを使用するスピーカカバ
ーの発注がいずれかのユーザからあったときに、保存さ
れたフレームを再利用する。
【0155】この方法では、発注したユーザの料金が直
接には安くならないが、多くのユーザが再利用を選択す
ると、フレームの再利用の結果、スピーカカバー販売会
社30はスピーカカバーの料金を低く設定できるように
なる。本実施の形態でのフレームの再利用は、次の第4
の発明の実施の形態を除く他の実施の形態のいずれにも
適用できる。
【0156】また、この実施の形態2と異なり、フレー
ムを再利用した場合には、スピーカカバーの作成料金を
低減することも可能である。第2の発明の実施の形態と
以下の点を相違させることができる。即ち、図31にお
いて、スピーカカバー販売会社用の情報処理装置30a
では、フレームの再利用の場合、そうでない場合より低
い料金を計算し、課金処理を行う。
【0157】フレーム製造工場34では、情報処理装置
34aで受信した製作発注データに指定されたユーザか
らフレームが到着するのを待ち、受領すると、フレーム
の損傷がないか否かを検査し、損傷があっても簡単に修
復できる場合には、修復して組立工場36に納品する。
【0158】損傷が大きく修復できないときは、ユーザ
14とメールあるいは電話等で連絡を取り、了解を得て
未使用のフレームを代わりに組立工場36に納品し、更
にスピーカカバー販売会社用の情報処理装置30aに新
規のフレームの料金を追加請求する。情報処理装置30
aは新規のフレームに対する料金をユーザの口座から引
き落すための課金処理を行う。
【0159】この方法では、発注したユーザの料金が安
くなるので、多くのユーザが再利用を選択することにな
り、フレームの再利用が促進される。本実施の形態での
フレームの再利用は、第4の発明の実施の形態を除く他
の実施の形態のいずれにも適用できる。
【0160】〔発明の実施の形態3〕以上の実施の形態
では一つのメーカが販売する音響機器のスピーカカバー
を販売した。しかし、複数のメーカが販売する音響機器
用のスピーカカバーを販売するようにすることもでき
る。図32はそのための販売システムである。本システ
ムは、第1の発明の実施の形態に比べて、メーカ(A)
12、メーカ(B)12Bが販売する音響機器のスピー
カカバーを販売できる販売システムである。販売対象の
音響機器のメーカ数をより多くすることができるのは言
うまでもない。
【0161】スピーカカバー販売会社30は、メーカA
用あるいはメーカB用のスピーカカバーを販売できる会
社である。布帛印刷工場32は、メーカA販売の音響機
器用のスピーカカバーに用いる布帛を印刷するためのメ
ーカA対応の布帛印刷工場であると仮定する。新たに、
メーカB販売の音響機器用のスピーカカバーに用いる布
帛を印刷するためのメーカB対応の布帛印刷工場32B
が設けられている。後者用の情報処理装置32aBがネ
ットワーク11に接続されている。
【0162】フレーム製造工場34は、メーカA販売の
音響機器用のスピーカカバーに用いるフレームを製造す
るためのメーカA対応のフレーム製造工場であると仮定
する。新たに、メーカB販売の音響機器用のスピーカカ
バーに用いるフレームを製造するためのメーカB対応の
フレーム製造工場34Bが設けられている。後者用の情
報処理装置32aBがネットワーク11に接続されてい
る。
【0163】ユーザは購入したメーカA又はBの音響機
器に添付されているCD−ROM27には、機器データ
及びデザイン用画像情報として、メーカAの音響機器の
スピーカカバーに関するデータ又はメーカBの音響機器
のスピーカカバーに関するデータが記録されている。各
音響機器に関する機器データ50にはメーカ名も記録さ
れている。機器選択画面66には、各音響機器のメーカ
名も表示される。デザインしたスピーカカバーを発注す
るとき、ユーザは購入した音響機器のメーカ名も商品識
別情報として指定する。
【0164】スピーカカバー販売会社用の情報処理装置
30aが生成する製作発注データ170(図29)の商
品識別情報173にはメーカ名も含まれる。スピーカカ
バー販売会社用の情報処理装置30aは、ユーザが購入
した音響機器のメーカに応じて、製作発注データ170
を布帛印刷工場32と32Bのいずれか一方とフレーム
製造工場34と34Bのいずれか一方及び組立工場36
に送付する。布帛印刷工場32又は32Bは要求された
デザインを布帛に印刷し、組立工場36に納品する。フ
レーム製造工場34又は34Bは、要求されたフレーム
を組立工場36に納品する。
【0165】第1の実施形態と同じく、布帛印刷工場3
2は、音響機器メーカ12に所属するものでもよく、音
響機器メーカ12のために布帛を生産するメーカに所属
するものでもよく、あるいはこれらとは全く別の企業に
属するものでもよい。その布帛が特定の材質の布帛であ
る場合、布帛印刷工場32が音響機器メーカ12に属し
ないときには、上記メーカ12からあるいはそのメーカ
12に上記特定の布帛を上記メーカ12のために生産し
ている他のメーカがあるときには、当該他のメーカから
その特定の材質の布帛を布帛印刷工場32が購入すると
いう形態にすることもできる。
【0166】後者の場合、上記布帛印刷工場32は、メ
ーカ12用に生産する布帛と同じものを本発明に係る販
売システムで販売することについて音響機器メーカ12
の許可を得る必要があることもある。布帛印刷工場32
Bとメーカ12Bとの関係も同様である。二つの布帛印
刷工場32と32Bを共通の一つの布帛印刷工場により
実現することも可能である。
【0167】第1の発明の実施の形態と同じく、フレー
ム製造工場34は、音響機器メーカ12に所属するもの
でもよく、音響機器メーカ12にフレームを納品するメ
ーカに所属するものでもよく、あるいはこれらとは全く
別の企業に属するものでもよい。しかし、射出成形用の
金型を新たに作成するコストは大きいので、フレーム製
造工場34は本発明による販売システムに向けて新たに
金型を製造してフレームを生成するよりも、音響機器メ
ーカ12用に生産されるフレームを生産する工場であ
り、ユーザが購入した音響機器と同じ音響機器に使用さ
れるために生産されるフレームと同じ仕様のフレームを
そこで生産し本発明に係る販売システムでの販売に利用
できることが望ましい。
【0168】例えば、音響機器メーカ12が、自分でフ
レームを作成しているときには、フレーム製造工場34
はそのメーカに所属するものであることが望ましい。音
響機器メーカ12が自分でフレームを生産していない場
合には、フレーム製造工場34は、そのメーカのために
フレームを製造しそのメーカに納品する工場であること
が望ましい。いずれの場合も、音響機器のメーカ12の
音響機器用のフレームを生産するのに用いる金型を用い
てユーザが要求したスピーカカバー用に同じ仕様のフレ
ームを生産できるので、金型作成のコストが不要とな
る。
【0169】後者の場合、上記フレーム製造工場34
は、メーカ12用のフレームを本発明に係る販売システ
ムで販売することについて音響機器メーカ12の許可を
得る必要があることもある。フレーム製造工場34Bと
メーカ12Bとの関係も同様である。場合によっては、
二つのフレーム製造工場34と34Bは、共通の工場で
もよい。
【0170】組立工場36は、音響機器メーカ12又は
12Bのいずれか一方に所属するものでもよく、音響機
器メーカ12又は12Bのいずれにも属さないが、フレ
ームと布帛を組み立ててスピーカカバーとして音響機器
メーカ12又は12Bに納品する工場でもよく、あるい
はこれらとは全く別の企業に属する工場でもよい。
【0171】本販売システムでは、スピーカカバー販売
会社30は、複数の音響機器メーカの音響機器用の交代
用スピーカカバーを同じ情報処理装置を用いて受注で
き、より多くのユーザにサービスを提供できる。なお、
本実施の形態における販売方法は、他の実施の形態にも
適用できあるいは他の実施の形態の販売方法と組み合わ
せることができる。
【0172】本発明は、以上に記載したいくつかの発明
の実施の形態に限定されないことは言うまでもない。例
えば、情報端末20として、例えば、携帯電話により無
線を使用してスピーカカバー販売会社30の情報処理装
置30aをアクセスするようにすることも可能である。
あるいは、情報端末20として、コンビニエンスストア
等に配置された複数の人が利用可能な装置を使用するこ
ともできる。
【0173】また、以上の実施の形態では、フレーム製
造工場34により本発明のために製造されるフレーム
は、音響機器メーカによりユーザが購入した音響機器に
採用されているフレームと同じフレームであったが、場
合によっては、ユーザにフレームのデザインも許し、ユ
ーザ好みのデザインを有するフレームを製造し、布帛と
組み立てて販売するようにしてもよい。
【0174】更に、上記の実施の形態では、スピーカの
カバー部材についてのみ述べたが、本発明は、音を通す
部材であれば何にでも適用できるので、例えば、マイク
ロフォン等にも使用可能である。
【0175】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザが好みに応じて
デザインした音響機器用のカバー部材を低コストで製造
し販売できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る販売システムで販売されるカバ
ー部材を適用可能なラジカセの斜視図である。
【図2】 ラジカセを構成する本体とスピーカカバーの
斜視図である。
【図3】 スピーカカバーを構成するフレームと布帛の
斜視図である。
【図4】 布帛を付けたスピーカと本体との斜視図であ
る。
【図5】 本発明に係るスピーカカバー販売システムの
概略を示すブロック図である。
【図6】 上記販売システムで使用されるユーザの情報
端末の概略ブロック図である。
【図7】 上記情報端末で実行されるスピーカカバー販
売支援プログラムを構成する主なルーチンを示す図であ
る。
【図8】 上記情報端末の記憶部の構成を示す図であ
る。
【図9】 販売会社用情報処理装置の概略ブロック図で
ある。
【図10】 スピーカカバー受注プログラムを構成する
主なルーチンを示す図である。
【図11】 スピーカカバー販売会社用の情報処理装置
の記憶部のデザイン用画像データテーブルとデザイン用
画像記憶部を示す図である
【図12】 ユーザによる操作手順の概略フロー図であ
る。
【図13】 ユーザの情報端末でのスピーカ販売支援プ
ログラムの処理フロー図である。
【図14】 スピーカ販売支援プログラムにより表示さ
れるメニュー画面の要部及び機器選択画面の要部を示す
図である。
【図15】 スピーカ販売支援プログラムにより表示さ
れるデザイン用画面の要部を示す図である。
【図16】 デザイン支援のための布帛形状図形を示す
図である。
【図17】 ユーザによるデザインの実行手順を説明す
るための図である。
【図18】 デザイン用画像データの例を示す図であ
る。
【図19】 他人が制作した画像データの例を示す図で
ある。
【図20】 ユーザによりデザインされた画像データの
例を示す図である。
【図21】 ユーザデザインの結果を示すデータの記憶
状態を示す図である。
【図22】 スピーカカバー受注プログラムの概略フロ
ー図である。
【図23】 スピーカカバー販売会社用の情報処理装置
のホームページの概略を示す図である。
【図24】 発注時に表示される画面の概略を示す図で
ある。
【図25】 会員登録時に表示される画面の概略を示す
図である。
【図26】 受注処理ルーチンの概略フロー図である。
【図27】 販売会社用情報処理装置により表示される
料金画面の概略を示す図である。
【図28】 販売会社用情報処理装置で生成される受注
データの概略を示す図である。
【図29】 販売会社用情報処理装置で生成される制作
発注データの概略を示す図である。
【図30】 布帛印刷工場に設けられた装置の概略ブロ
ック図である。
【図31】 本発明に係る他のスピーカカバー販売シス
テムの概略ブロック図である。
【図32】 本発明に係る更に他のスピーカカバー販売
システムの概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 ラジカセ 2 ラジカセ本体部 3 スピーカカバー 4a、4b スピーカ 5 取付け孔 3 スピーカカバー 7 突柱 8 フレーム 10 スピーカカバー用布帛 21 ネットワーク 75 布帛形状図形

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザがデザインしたデザイン情報を含
    む音響機器のカバー部材の発注情報をネットワークを介
    して情報処理装置により受信し、 この受信した前記デザイン情報に基づいてインクジェッ
    ト印刷方法により布帛部材に印刷を施し、 この印刷された布帛部材を前記音響機器のカバー部材と
    して前記ユーザに有料で引き渡すことを特徴とするカバ
    ー部材の販売方法。
  2. 【請求項2】 音響機器を、該音響機器のスピーカ部の
    カバー部材のデザインプログラムが記憶された記憶媒体
    を添付して販売し、 前記音響機器を購入したユーザが前記記憶媒体に記憶さ
    れたデザインプログラムを用いてデザインしたカバー部
    材のデザイン情報をネットワークを介して情報処理装置
    により受信し、 この受信した前記デザイン情報に基づいて布帛部材に印
    刷を施し、 この印刷された布帛部材を前記購入した音響機器の交換
    用のカバー部材として前記ユーザに有料で引き渡すこと
    を特徴とするカバー部材の販売方法。
  3. 【請求項3】 前記ユーザーに引き渡す前記カバー部材
    は、前記音響機器の機器ケースの一部を構成するフレー
    ム部材に前記布帛部材を覆ったものであることを特徴と
    する請求項1又は2に記載のカバー部材の販売方法。
  4. 【請求項4】 更に、前記ユーザーから前記音響機器の
    前記フレーム部材を受領するステップを有し、 前記ユーザーに引き渡す前記カバー部材は、前記受領さ
    れたフレーム部材を前記布帛部材で覆ったものであるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のカバー部材の販売方
    法。
  5. 【請求項5】 前記フレーム部材は、前記ユーザとは異
    なるユーザーから受領し保管しておいたフレーム部材で
    あることを特徴とする請求項3に記載のカバー部材の販
    売方法
  6. 【請求項6】 前記情報処理装置は、更に、前記ネット
    ワークを介して受信した前記デザイン情報を多数記憶す
    るデザイン情報記憶手段と、このデザイン情報記憶手段
    に記憶された多数のデザイン情報をネットワークを介し
    てユーザの情報端末に送信する送信手段とを備え、 前記ユーザの前記発注情報の中に前記送信手段によって
    送信したデザイン情報が含まれている場合には前記印刷
    された布帛部材を前記ユーザーに引き渡す際にデザイン
    料金を上乗せして引き渡すことを特徴とする請求項1に
    記載のカバー部材の販売方法。
  7. 【請求項7】 更に、前記ユーザの発注情報には前記デ
    ザイン情報を他のユーザーに提供することの可否情報が
    含まれており、 価格前記情報処理装置は、他のユーザーに提供すること
    に同意したデザイン情報を多数記憶するデザイン情報記
    憶手段と、このデザイン情報記憶手段に記憶された多数
    のデザイン情報をネットワークを介して他のユーザの情
    報端末に送信する送信手段とを更に備えており、 前記他のユーザの前記発注情報の中に前記送信手段によ
    って送信したデザイン情報が含まれている場合には前記
    ユーザーにデザイン料金を支払うことを特徴とする請求
    項1に記載のカバー部材の販売方法。
  8. 【請求項8】 更に、前記情報処理装置は、前記ユーザ
    ーが前記ネットワークに接続された情報端末で前記デザ
    イン情報をデザインする為のデザインプログラムを前記
    ネットワークを介して前記情報端末に送信する送信手段
    を具備していることを特徴とする請求項1に記載のカバ
    ー部材の販売方法。
  9. 【請求項9】 前記ユーザーに引き渡す前記カバー部材
    は、前記音響機器の機器ケースの一部を構成するフレー
    ム部材に前記布帛部材を覆ったものであり、前記情報処
    理装置によって受信したデザイン情報には前記音響機器
    の種類を特定する特定情報が含まれており、この特定情
    報によって前記フレーム部材が選ばれることを特徴とす
    る請求項1記載のカバー部材の販売方法。
  10. 【請求項10】 ユーザが購入した音響機器の機種情報
    及び前記音響機器のスピーカ部のカバー部材として用い
    られるユーザーがデザインしたデザイン情報をネットワ
    ークを介して受信し記憶する情報処理装置を備え、 この情報処理装置で受信した前記機種情報及び前記デザ
    イン情報を前記音響機器の製造もしくは販売に関係する
    会社に販売し、 前記会社は前記デザイン情報に基づいて布帛部材に印刷
    を施して前記ユーザーに前記音響機器のスピーカ部のカ
    バー部材として引き渡すことを特徴とするカバー部材の
    販売方法。
  11. 【請求項11】 前記布帛部材への印刷はインクジェッ
    ト装置によって行われたものであることを特徴とする請
    求項10に記載のカバー部材の販売方法。
  12. 【請求項12】 ネットワークに接続され、販売会社に
    設けられた第1の情報処理装置と、 インクジェット印刷により布帛に画像を印刷できる印刷
    部署に対応して設けられ、前記第1の情報処理装置にネ
    ットワークを介して接続された第2の情報処理装置と、 フレーム製造部署に対応して設けられ、前記第1の情報
    処理装置にネットワークを介して接続された第3の情報
    処理装置と、 組立部署に対応して設けられ、前記第1の情報処理装置
    にネットワークを介して接続された第4の情報処理装置
    とを有し、 前記第1の情報処理装置は、 ユーザが購入した音響機器の交代用スピーカカバーに用
    いる布帛に施すべきユーザが決定したデザインを表すデ
    ザイン情報を含む交代用スピーカカバー発注情報をネッ
    トワークを介して受信し、 前記デザイン情報により定まる画像を布帛へインクジェ
    ット印刷により印刷することを求める印刷要求をネット
    ワークを介して前記第2の情報処理装置に送信し、 前記音響機器のスピーカカバーに使用されるべきフレー
    ムの供給を求める供給要求をネットワークを介して前記
    第3の情報処理装置に送信し、 前記音響機器の交代用スピーカカバーの組立てを要求す
    る組立て要求をネットワークを介して前記第4の情報処
    理装置に送信することを特徴とする販売システム。
  13. 【請求項13】 前記第1の情報処理装置は、前記ユー
    ザの口座がある金融機関に対応して設けられた第5の情
    報処理装置に前記口座からの料金の支払いを要求する支
    払い要求をネットワークを介して送信することを特徴と
    する請求項12に記載の販売システム。
  14. 【請求項14】 前記印刷部署において、前記印刷要求
    に応答して前記デザイン情報により定まる画像をインク
    ジェット印刷により交代用スピーカカバーに使用される
    布帛に印刷し、 前記フレーム製造部署において、前記供給要求に応答し
    て前記フレームを供給し、 前記組立部署において、前記組立て要求に応答して、前
    記画像が印刷された布帛と前記供給されたフレームとを
    組み立てて交代用スピーカカバーを製造し、前記製造さ
    れた交代用スピーカカバーを前記ユーザに引き渡すこと
    を特徴とする請求項12に記載の販売システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227956A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Nec Corp 発注支援システム、サーバ、方法、及びプログラム
JP2010509660A (ja) * 2006-11-03 2010-03-25 スキニット,インク. 注文管理運営システムおよびコンテンツ管理システム、ならびにそれらの方法

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