JP2002023783A - 対話処理システム - Google Patents

対話処理システム

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JP2002023783A JP2000212941A JP2000212941A JP2002023783A JP 2002023783 A JP2002023783 A JP 2002023783A JP 2000212941 A JP2000212941 A JP 2000212941A JP 2000212941 A JP2000212941 A JP 2000212941A JP 2002023783 A JP2002023783 A JP 2002023783A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構成により自然な対話を実現すること。 【解決手段】ユーザと対話を行う対話処理システムは、
ユーザとの対話の目的(航空券の予約)を達成するため
に必要となり且つ予め設定された情報項目(搭乗日、出
発地、目的地及び便名)のための記憶領域である複数の
スロット(スロット11)と、対話においてユーザから
入力された情報(自然言語による自由文)から情報項目
に該当する情報を抽出して、当該情報項目のためのスロ
ットに抽出された情報を格納する解析手段(発話内容解
析部19)と、スロットの情報格納状態に応じて、ユー
ザに対する応答情報(不足する情報の入力を促す文)を
出力する応答手段(対話処理部21)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ユーザと対話を行
い、この対話を通じて必要情報を収集する対話処理技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】対話とは一般に情報のやり取りをいう。
この情報のやり取りを人間が行う場合には、言語を用い
るのが一般的である。ある時は、情報を音声という形式
により人間が発声し、相手の聴覚に働きかけることによ
って伝達する。また人間が様々な手段を用いて紙やディ
スプレイ等の媒体にその情報を特定し、相手の視覚に働
きかけることによって伝達する場合もある。対話を人間
とコンピュータ等との間で実行することが広く行われて
いる。このような機能を有するコンピュータは対話シス
テム又は対話処理システムとも呼ばれる。なお、本願で
対話という場合は、聴覚のみならず視覚を用いたコンピ
ュータとのやりとりをも含むものとする。
【0003】言語を用いた情報のやり取りにおいては、
1度の発話(文)にすべての必要情報が含まれていると
は限らないため、通常は必要情報を全て取得するのに数
回のやり取りが必要となる。従来の対話システムでは、
計算機が要求する質問に人間が答えるという計算機主導
の方式により情報を取得することとしていた。このた
め、対話の流れは予めルールとしてシステム内に記述さ
れていた。即ち、従来の対話システムでは、発話者に対
して予め決められた手順で情報を入力することを要求す
るフローチャート型であった。さらに換言すると、発話
者に対して、受け手となるコンピュータがこの情報を入
力して下さいと命令する処理方式であった。
【0004】他方、人間が行う対話は、発話者の発話内
容に応じて受け手が振る舞いを変化させるものであり、
従来の対話システムによる対話とは異なる。この従来の
対話システムにより発話者主導の対話に対処しようとす
ると、すべての対話パターンを予測しなければならない
ため、対話成立のために必要な条件の階乗個の予測を行
わなければならなかった。
【0005】また特開平9−62739号公報は、以下
のような技術を開示している。すなわち、市役所などに
おいて市民が要望を自然言語で相談窓口割り当て装置に
入力すると、相談窓口割り当て装置は入力された要望の
中のキーワードを抽出し、当該キーワードから相談窓口
の端末との関連度を計算する。そして所定のしきい値以
上の関連度を有する相談窓口の端末が存在する場合には
当該相談窓口の端末と接続させる。一方、所定のしきい
値以上の関連度を有する相談窓口の端末が存在しない場
合には、「候補が絞れません。詳細を教えてくださ
い。」といった漠然とした応答を市民に返す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
人間主導で対話を行おうとすると、従来の対話システム
では対処が事実上困難であるか、又は人間同士で行われ
るような自然な対話が不可能であった。
【0007】よって本発明の目的は、簡易な構成により
自然な対話を実現するための対話処理技術を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る、ユーザと
対話を行う対話処理システムは、ユーザとの対話の目的
(例えば航空券の予約)を達成するために必要となり且
つ予め設定された情報項目(例えば搭乗日、出発地、目
的地及び便名)のための記憶領域である複数のスロット
(例えば実施の形態のスロット11)と、対話において
ユーザにより入力された情報(例えば自然言語による自
由文)から情報項目に該当する情報を抽出して、当該情
報項目のためのスロットに抽出された情報を格納する解
析手段(例えば実施の形態の発話内容解析部19)と、
スロットの情報格納状態(例えばスロットの埋まり具合
とスロットに格納された情報の内容)に応じて、ユーザ
に対する応答情報(例えば、不足する情報の入力を促す
文)を出力する応答手段(例えば実施の形態の対話処理
部21)とを有する。
【0009】これにより、簡単な構成により自然な対話
を実現することができる。また、効率的に必要な情報を
取得できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】最初に、この発明の前提となる対
話の特性について説明する。ある一定の目的をもって行
われる対話には、その対話を成立させるために必要な情
報のセットが存在する。ここでいう一定の目的をもって
行われる対話は、世間話など明確な目的をもたずに行わ
れるものではなく、何等かの目的を達成するためになさ
れるコミュニケーションを指す。また、必要な情報のセ
ットとは、例えば航空機の予約では、出発地、到着地、
便名などが該当する。情報のセットは、発話者の1度の
発話によりすべてが満たされる場合は少なく、受け手と
のやり取り(交渉)の中で必要な情報が充足される。そ
のため、状況情報等を省略しながら、数回の発話を繰り
返すことで対話を行っている。ここで状況情報とは直前
の対話の内容などを指す。
【0011】そのため、対話の中では対話の前後関係を
考慮しなければ、柔軟な対話を実現することができな
い。ここでいう前後関係とは次のようなものである。 (1)以前の発話の内容の省略 対話を効率化するために、発話者と受け手は、お互いが
知っている共通事項については、代名詞を用いたり、発
話せずに省略する。 (2)1つの情報が複数の情報を補完する働きがある 1つの発話の内容が発話していない複数の情報を補完す
る場合があり、この補完処理を導入しなければ重複した
質問を発生してしまうことになる。 (3)対話のシーケンスが予測できない 発話者の発話順序(情報の伝達順序)が予測できないた
め、受け手はあらゆる情報を待ち受ける必要がある。 このような前提となる分析に基づきなされた本発明の実
施の形態を以下に詳しく説明する。
【0012】図1は本実施の形態にかかる対話システム
の構成を説明するための図である。この対話システム1
00は、音声処理部3、対話管理部5、スクリプトデー
タ記憶部7、知識ベース9、スロット11及び応答情報
記憶部13により構成されている。対話管理部5は、音
声処理部3、スクリプトデータ記憶部7、知識ベース
9、スロット11及び応答情報記憶部13と情報のやり
とりが可能となるよう接続されている。発話者1の使用
する電話機と対話システム100とは例えば電話回線に
より接続されている。対話システム100にマイクロフ
ォン、スピーカ及びそれらを動作させるための回路を付
加することにより、発話者1が対話システム100を具
現化した装置と直接対話を行うことも可能である。
【0013】発話者1は、対話形式により情報を対話シ
ステム100側に伝える人間を指す。例えば、航空機予
約システムにおける対話システムでは、航空機を予約す
ることを欲する者がこの発話者1に該当する。
【0014】音声処理部3は、音声認識処理部15及び
音声合成処理部17により構成されている。音声認識処
理部15は、音声で入力された音声情報を文字列に変換
し、対話管理部5に出力する機能を有する。音声合成処
理部17は、対話管理部5により指定された文字列を音
声情報に変換し出力する機能を有する。尚、この音声処
理部3は、対話システム100に対する入出力が音声に
よらず文字列による場合には不要である。
【0015】対話管理部5は、発話内容解析部19、対
話処理部21及び知識ベース処理部23により構成され
ている。この対話管理部5は、スクリプトデータ記憶部
7、知識ベース9、スロット11及び応答情報記憶部1
3と協動して、発話者1に対して必要情報の入力を促す
応答情報を当該発話者1に対して提示し、対話の目的を
達成するために必要な情報を取得するための機能を有す
る。発話内容解析部19は発話者1により入力された発
話情報より必要情報を抽出し、スロット11に記憶させ
る機能を有する。また、対話処理部21は、スロット1
1に記憶された情報に基づいて未だ取得されていない残
余の情報の入力を促す応答情報を応答情報記憶部13か
ら取得し、発話者1に対して発話するため音声処理部3
に出力する機能を有する。さらに、知識ベース処理部2
3は知識ベース9の解析処理を実行し、それに伴うスロ
ット11の情報の更新処理や、知識ベース自体の更新処
理等を実行する機能を有する。
【0016】スクリプトデータ記憶部7は、スロット1
1に記憶された情報と知識ベース9上の情報とを比較す
る処理等の、対話管理部5における処理の一部を規定し
たスクリプトデータを記憶している。
【0017】知識ベース9は、対話の目的に関する知識
が格納されているデータベースであり、例えば航空機の
予約システムにおいては、航空機のスケジュールや予約
状況に関する情報が格納されている。より具体的には、
便名に対して関連付けられた出発地、到着地、出発時
間、到着時間等の情報や便毎の空席状況等の情報が格納
されている。
【0018】スロット11は、対話の目的を達成するた
めの必要な情報の項目が予め設定されており、この設定
された情報の項目に応じた記憶領域を有している。この
記憶領域を参照することにより対話の状態を把握するこ
とができ、対話の目的を達成するために必要な残余の情
報は何であるかも把握することができる。なお、各記憶
領域についてもスロットと呼ぶ。
【0019】応答情報記憶部13は、発話者1の発話に
対する応答文が記憶されており、具体的には構文のパタ
ーン、すなわちテンプレートが記憶されている。発話者
1に対して対話の目的を達成するために必要な情報を入
力することを促す応答文等をスロット11の状態に対応
して記憶している。この応答情報記憶部13に記憶され
た応答情報は、音声情報として記憶されていてもよく、
また文字列情報として記億されていてもよい。
【0020】次に本実施の形態にかかる対話システム1
00の処理について説明する。図2は、本実施の形態に
係る対話システム100の全体の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【0021】発話者1が例えば対話システム100に割
り当てられた電話番号に電話をかけることによりこの対
話システム100との対話が開始する(ステップS
1)。例えば、航空機の予約システムにこの対話システ
ム100が用いられた場合、「いらっしゃいませ。ご用
件をどうぞ」というメッセージが対話システム100側
より電話回線を介して発話者に対して送信される。この
ようにメッセージを対話システム100より送信させる
ためには、対話処理部21が応答情報記憶部13に記憶
された応答文より対話の開始に伝達すべきメッセージと
して上記応答文を選択する。対話管理部5は、この選択
された応答文を音声合成処理部17に伝達する。音声合
成処理部17は、文字列情報からなる応答文を音声情報
に変換する。変換された音声情報は、電話回線を介して
発話者1の電話に送信され、このメッセージが発話者に
対し伝達されることになる。
【0022】これに対して、発話者1が例えば「羽田行
きの航空機の予約をしたい」と電話で言うと、その音声
情報は音声処理部3に送られる。音声処理部3内の音声
認識処理部15は、この音声情報を周知の音声認識処理
により文字列情報に変換する。この文字列情報が対話管
理部5に入力される(ステップS3)。
【0023】対話管理部5に入力された文字列情報は、
発話内容解析部19において発話内容の解析処理及びス
ロット更新処理が実行される(ステップS5)。ここ
で、入力された文字列情報に対して、形態素解析処理、
構文解析処理、情報抽出処理、スロット更新処理が施さ
れ、入力された文字列情報より必要な情報が抽出され
る。なお、このステップの処理については後に詳述す
る。
【0024】発話内容の解析処理等の後、知識ベース処
理部23は、知識ベース解析処理及びスロット更新処理
を実行する(ステップS7)。ここでは、例えば、スク
リプトデータ記憶部7に記憶されたスクリプトデータに
基づき、スロット11に記憶された情報と知識ベース9
内の情報とを比較する等の処理が実行される。なお、こ
のステップの処理については後に詳述する。
【0025】次に対話処理部21は、更新されたスロッ
ト11内の情報に基づいて応答情報記憶部13に記憶さ
れた応答文から対応する応答文を選択する(ステップS
9)。そして対話処理部21は、選択した応答文にかか
る情報を音声合成処理部17に伝達する。音声合成処理
部17に伝達された情報は音声情報に変換され、電話回
線を介して発話者1の電話に送信される。このようにし
て発話者1が対話システム100からの応答文を聞くこ
とになる。
【0026】その後、スロット11の解析が対話処理部
21において実行される(ステップS11)。スロット
11の解析は、少なくとも2つの観点から実行される。
1つは対話の目的を達成するために必要な情報を取得す
ることができたか否かという観点である。航空機の予約
を例にとると、航空機の予約に必要な搭乗日、便名に関
する情報を取得することができたかどうかが判定され
る。対話の目的に必要な情報が完全には取得されておら
ず、対話が完了していないと判定された場合(ステップ
S13)、さらに発話の受信を待つ(ステップS3)。
【0027】対話処理部21は、対話の目的に必要な情
報を取得し、対話が完了したと判定した場合(ステップ
S13)は、必要に応じて知識ベース処理部23により
知識ベース9の更新を実行させる(ステップS15)。
この知識ベース9を更新すべきかどうかというのが2つ
目の観点である。航空機の予約を例にとると、対話処理
部21が航空機の予約に必要な情報を発話者1から取得
しており、さらに予約の確認を発話者1から取得してい
るとスロット11の解析に基づき判定した場合には、知
識ベース9における予約情報を更新し、この発話者の予
約に関する情報を反映させる。それとともに空席情報も
更新し、予約された分の席数だけ空席数を減じる。以上
で発話者との対話のための処理を終了する(ステップS
17)。知識ベース9の更新処理は、対話の目的に従っ
て行われる。すなわち、対話の目的が予約であれば空席
数を減じ、対話の目的が予約のキャンセルであれば空席
数を増加させる。
【0028】次に発話内容解析及びスロット更新(図2
におけるステップS5)についてより詳細に説明する。
図3は、この発話内容解析及びスロット更新の処理フロ
ーを示すフローチャートである。図4は発話内容解析処
理を説明するための具体例を示している。図4において
矢印は係り受け関係を示している。
【0029】発話内容解析及びスロット更新処理は、図
2で説明したように、発話者1からの音声情報を電話線
を介して受信し、音声認識処理部15により文字列情報
に変換した後に開始される(ステップS19)。この発
話内容解析及びスロット更新処理は対話管理部5の発話
内容解析部19において実行される。この処理において
は、最初に形態素解析処理が実行される(ステップS2
1)。形態素解析処理とは、入力文を形態素に分割する
処理を言う。形態素とは、意味を有する最小の言語単位
を言い、文法上の単語に近い。但し、単語と一致しない
場合もある。図4に示す具体例のように入力文が「羽田
行きの航空機を予約したい」であった場合に形態素解析
処理を行うと、「羽田/行き/の/航空機/を/予約/
し/たい」(「/」は形態素の区切り)という処理結果
を得ることができる。
【0030】次に構文解析処理を実行する(ステップS
23)。構文解析処理とは形態素解析処理の結果からさ
らに構文情報を生成する処理をいう。例えば形態素が形
容詞であれば名詞に係り、副詞であれば動詞に係り、ま
た名詞であれば動詞に係るというような規則に従い、係
り受け関係の解析が行われる。図4に示す例において
は、「行き」の係り先が「羽田」であり、「羽田行き」
が「航空機」に係り、「羽田行き航空機」が「予約す
る」に係っていることが解析される。
【0031】構文解析処理(ステップS23)の後に情
報抽出処理(ステップS25)が実行される。この情報
抽出処理とは、構文解析結果から必要な情報を抽出する
処理である。例えば、「〜日」という句においては
「〜」の部分に日にちの情報が含まれ、「〜時」という
句においては「〜」の部分に時刻の情報が含まれている
ものと判断される。また、「〜へ」という句においては
「〜」の部分に目的地の情報が含まれ、「〜から」とい
う句においては「〜」の部分に出発地の情報が含まれて
いるものと判断される。図4に示す例においては、「行
き」の係り先が「羽田」なので、「羽田」が目的地であ
ると判断できる。また、主述語が「予約」であることか
ら、「予約」に関するイベントであることが判る。
【0032】以下、情報抽出処理(ステップS25)に
ついてさらに詳細に説明する。情報抽出するためには抽
出規則と呼ばれる知識を利用する。この知識は、処理対
象とする文に出現する言語特徴を利用して構築される。
下に示す例で使用している記号は、Morphが形態素を意
味し、Arcが係り受け先を意味している。従って、Morph
(月)=TRUEとは、形態素(表層)が「月」であることを
意味する。また、Arc(Morph(月))は、形態素「月」が関
係している先の形態素(表層)を意味する。
【0033】日付の月に関する抽出規則の例は次の通り
である。
【表1】
【0034】この抽出規則はもしも形態素が「月」であ
り、また「月」の係り受け先が数字である場合には、ス
ロット11中の日付の月の領域に「月」の係り受け先の
情報を格納することを示している。
【0035】日付の日に関する抽出規則の例は次の通り
である。
【表2】
【0036】この抽出規則はもしも形態素が「日」であ
り、また「日」の係り受け先が数字である場合には、ス
ロット11中の日付の日の領域に「日」の係り受け先の
情報を格納することを示している。
【0037】また、到着地に関する抽出規則の例は次の
通りである。
【表3】
【0038】この抽出規則はもしも形態素が「へ」であ
り、また「へ」の係り受け先が地名である場合には、ス
ロット11中の到着地の領域に「へ」の係り受け先の情
報を格納することを示している。
【0039】同様に到着地に関する別の抽出規則の例は
次の通りである。
【表4】
【0040】この抽出規則はもしも形態素が「行き」で
あり、また「行き」の係り受け先が地名である場合に
は、スロット11中の到着地の領域に「行き」の係り受
け先の情報を格納することを示している。
【0041】このようにして情報抽出処理が実行され
(ステップS25)、スロット11が更新される(ステ
ップS27)。
【0042】さらに情報抽出処理(ステップS25)の
処理フローを図5に示すフローチャートを用いて説明す
る。構文解析処理後、発話内容解析部19は、情報抽出
処理を開始する(ステップS31)。最初に発話内容解
析部19は、上述のような抽出規則を適用し処理を実行
する(ステップS33)。そして、抽出された情報が出
発地に関する情報か否かを判定する(ステップS3
5)。出発地に関する情報である場合にはスロット11
における出発地の領域にその情報を設定する(ステップ
S37)。出発地に関する情報でない場合には抽出情報
が到着地に関する情報か否かを判定する(ステップS3
9)。到着地に関する情報である場合にはスロット11
における到着地の領域にその情報を設定する(ステップ
S41)。
【0043】到着地に関する情報でない場合には抽出情
報が日付に関する情報か否かを判定する(ステップS4
3)。日付に関する情報である場合にはスロット11に
おける日付の領域にその情報を設定する(ステップS4
5)。日付に関する情報でない場合には抽出情報が時間
に関する情報か否かを判定する(ステップS47)。時
間に関する情報である場合には時間の領域にその情報を
設定する(ステップS49)。時間に関する情報でない
場合には抽出情報が便名に関する情報か否かを判定する
(ステップS51)。便名に関する情報である場合には
スロット11の便名の領域にその情報を設定する(ステ
ップS53)。便名に関する情報でない場合には抽出情
報が解析すべき構文情報が終わりか否かを判定する(ス
テップS55)。構文情報が終わりでない場合には、再
度抽出規則を適用し同様の処理を繰り返し実行すること
になる(ステップS33)。構文情報が終わりである場
合には情報抽出処理を終了する(ステップS57)。
【0044】このようにして、情報抽出処理及びスロッ
ト更新処理が実行され、処理が終了する(図3:ステッ
プS29)。
【0045】次に知識ベース解析及びスロット更新処理
(図2におけるステップS7)について詳細に説明す
る。図6は知識ベース解析及びスロット更新処理の処理
フローを示すフローチャートである。
【0046】図6において、知識ベース解析及びスロッ
ト更新処理は、発話内容解析及びスロット更新処理の後
に知識ベース処理部23により開始される(ステップS
67)。この知識ベース解析及びスロット更新処理は、
スロット11に記憶された情報と実態との整合性を検証
する処理、スロット11に記憶された情報及び知識ベー
ス9に格納された情報にて必要な情報を補完する処理等
を含む。ここで実態とは航空機予約を例にとると航空機
のスケジュールや予約状況等をいう。まず、スクリプト
データ記憶部7より知識ベース9とスロット11の情報
を比較処理するためのスクリプトデータが読み込まれる
(ステップS69)。
【0047】次に、スロット11から、発話内容解析及
びスロット更新処理(図2のステップS5)により所定
の領域に格納された情報が読み込まれる(ステップS7
1)。知識ベース処理部23は、スクリプトデータ記憶
部7から読み込まれたスクリプトデータによりスロット
11から読み込まれた情報と知識ベースとの比較処理を
実行する(ステップS73)。比較処理の結果、必要で
あればスロット更新処理を実施する(ステップS7
4)。そして、もしスクリプトデータに関する処理が終
了していない場合には(ステップS75)、さらにスク
リプトデータ記憶部7よりスクリプトデータが読み込ま
れ(ステップS69)、前述の処理と同様の処理が実行
される。スクリプトデータが終了した場合には(ステッ
プS75)、この知識ベース解析及びスロット更新処理
は終了する(ステップS77)。
【0048】知識ベース解析処理及びスロット更新処理
に含まれる処理として、スロット11に設定済みの情報
と知識ベース9との間に矛盾が生じているか否かを検証
する処理について説明する。なお、この検証のためのス
クリプトを、航空機予約の例を用いて説明する。このス
クリプトを実行するためには、知識ベース9がスロット
11に格納されている「出発地」と「便名」の情報を取
得し、正常であればTRUEを、矛盾があればFALSEを出力
する機能を有していることを前提としている。スクリプ
ト例は次の通りである。
【表5】
【0049】このスクリプトでは、知識ベース9に対
し、スロット11の「出発地」「便名」を与えその戻値
を検証している。「出発地」と「便名」が矛盾している
場合には、スロット11における出発地の領域に対して
矛盾をあらわす記号、例えば「該当なし」を設定し、ス
ロット11を更新する。このようにスロット11を更新
することにより、対話処理部21が応答情報記憶部13
から応答文を選択する際、スロット11中に矛盾を示す
記号が存在することで、発話者1の発話内容に矛盾若し
くは誤りがあることを指摘する応答文を選択することが
できる。
【0050】次に、知識ベース解析処理及びスロット更
新処理に含まれる処理として、発話内容解析部19によ
り抽出された情報に基づいてさらに必要とされる情報を
導出し、スロット11の所定の領域に記憶させる処理に
ついて説明する。
【0051】関連する情報を導出しスロット11に記憶
させるスクリプトを再度航空機予約の例を用いて説明す
る。航空機については、出発地、到着地、日付及び時間
の情報により予約を行うことができるが、便名はこのう
ち出発地、到着地及び時間の属性をユニークに管理する
ために設定された情報である。換言すると、便名を特定
すれば、出発地、到着地及び時間が特定される。このよ
うな性質を利用して、知識ベース解析処理により、便名
情報を抽出した場合に出発地のスロット、到着地のスロ
ット及び時間のスロットを自動的に補完する処理を行
う。このような知識ベース解析及びスロット更新処理を
行うことにより発話者1に対する質問の数を減らすこと
ができる。
【0052】また、出発地、到着地及び時間情報より便
名を補完する処理を実行することも可能である。さら
に、所定の空港から所定の空港への航空便が1日に1便
しかない場合には、出発地、到着地に関する情報より便
名を補完する処理を実行することも可能である。これら
の補完処理を実行するスクリプトを補完スクリプトとい
う。
【0053】次にこれらの補完スクリプトの例を説明す
る。最初に、日付情報及び便名情報を抽出することがで
きた場合に、目的地、到着地及び時間に関する情報を知
識ベース9より補完する処理を実行する補完スクリプト
を説明する。尚、この補完スクリプト中に記載された記
号「Knowledge」は、知識ベース9の知識を示してい
る。
【表6】
【0054】この補完スクリプトは、スロット11中に
日付情報及び便名情報が含まれている場合には、知識ベ
ース9の便名と出発地を関連付けた知識によりスロット
11の出発地の領域(出発地スロット)に出発地情報を
格納する。また、知識ベース9の便名と到着地を関連付
けた知識によりスロット11の到着地の領域(到着地ス
ロット)に到着地情報を格納する。さらに知識ベース9
の便名と時間を関連付けた知識によりスロット11の時
間の領域(時間スロット)に時間情報を格納する処理を
記述している。尚、この日付情報は出発地、到着地及び
時間情報を取得する上で必須ではないので省略可能な場
合もある。このような処理により出発地、到着地、時間
に関し発話者に質問をする必要がなくなり、より効率的
かつ迅速に対話の目的である航空機の予約に必要な情報
を得ることができる。
【0055】次に日付、出発地、到着地及び時間情報を
抽出することができた場合に、便名情報を知識ベースよ
り補完する処理を実行する補完スクリプトの例を説明す
る。
【表7】 if (Slot (日付) = TRUE & Slot (出発地) = TRUE & Slot (到着地) = TRUE & S lot (時間) = TRUE) Slot(便名) ← Knowledge(便名|日付,出発地,到着地,時間) endif
【0056】この補完スクリプトは、スロット11中に
日付情報、出発地情報、到着地情報、時間情報が含まれ
ている場合には、知識ベース9の日付情報、出発地情
報、到着地情報、時間情報と便名とを関連付けた知識に
基づいてスロット11の便名の領域(便名スロット)に
便名情報を格納する処理を記述している。このような処
理により便名の質問をする必要がなくなり、より効率的
かつ迅速に対話の目的である航空機の予約に必要な情報
を得ることができる。
【0057】次の例は、所定の空港から所定の空港への
航空便が1日に1便しかない場合に、出発地、到着地に
関する情報より便名を補完する処理を実行する補完スク
リプトの例である。
【表8】 if (Slot (日付) = TRUE & Slot (出発地) = TRUE & Slot (到着地) = TRUE & Knowledge (候補|日付、出発地、到着地) = 1) Slot(便名) ← Knowledge(便名|日付、出発地、到着地) endif
【0058】この補完スクリプトは、スロット11中に
日付情報、出発地情報、到着地情報が含まれ、かつ候補
となる日付、出発地、到着地を満たす航空便が1便しか
ない場合には、知識ベース9の日付、出発地、到着地と
便名を関連付けた知識に基づいてスロット11の便名に
関する領域に便名情報を格納する処理を記述している。
このような処理により便名に関し発話者1に質問をする
必要がなくなり、より効率的かつ迅速に対話の目的であ
る航空機の予約に必要な情報を得ることができる。
【0059】さらに日付と便名が指定された場合におけ
る知識ベース解析及びスロット更新処理の具体的処理フ
ローについて図7を用いて詳述する。最初に知識ベース
処理部23は、スクリプトデータ記憶部7より日付情報
及び便名情報を抽出した場合に出発地、到着地及び時間
を補完するスクリプトを読み込む(ステップS79)。
尚、図7において点線で囲まれた部分の処理がスクリプ
トの記述に従って実行される。次に知識ベース処理部2
3は、スロット11に記憶された情報、即ち発話者1に
よって入力された発話情報から抽出された情報を読み込
む(ステップS81)。尚、ステップS79とステップ
S81はその順序を換えてもよい。そしてステップS7
9において読み込まれたスクリプトに従い以降の処理を
実行する。
【0060】スロット11から読み込まれた情報に日付
情報が含まれているかを判定する(ステップS83)。
日付情報が含まれていない場合には処理を終了する(ス
テップS93)。日付情報が含まれている場合には、読
み込まれた情報の中にさらに便名情報が含まれているか
を判定する(ステップS85)。便名情報が含まれてい
ない場合には処理は終了する(ステップS93)。
【0061】便名情報が含まれている場合には、知識ベ
ース9に格納された日付情報及び便名情報に出発地情
報、到着地情報及び時間情報が関連付けられたテーブル
等を参照し、当該日付情報及び便名情報に対応する出発
地情報、到着地情報及び時間情報を読み出す。読み出さ
れた出発地情報を出発地スロットに取り込む(ステップ
S87)。また、読み出された到着地情報を到着地スロ
ットに取り込む(ステップS89)。さらに、読み出さ
れた時間情報を時間スロットに取り込む(ステップS9
1)。これらの情報のスロット11への取り込みが終了
すると一連の知識ベース解析及びスロット更新処理が終
了する。なお、この図7で説明した処理フローにおいて
は、日付情報が含まれることを知識ベース処理の要件と
した。しかし、便名情報が含まれていれば出発地情報、
到着地情報及び時間情報を知識ベース9より取得するこ
とができる場合には日付情報は必須ではない。
【0062】さらにまた、所定の空港から所定の空港へ
の航空便が1日に1便しかない場合に、日付、出発地、
到着地に関する情報より便名を補完する場合における知
識ベース解析及びスロット更新処理の具体的な処理フロ
ーについて図8を用いて詳述する。最初にスクリプトデ
ータ記憶部7に記憶された日付、出発地、到着地に関す
る情報より便名情報を補完するスクリプトを読み込む
(ステップS95)。尚、図8において点線で囲まれた
部分がスクリプトの記述に従って処理を行う部分であ
る。次にスロット11に記憶された情報、即ち発話者1
によって入力された発話情報から抽出された情報を読み
込む(ステップS97)。尚、ステップS95とステッ
プS97とは順序を換えてもよい。そしてステップS9
5において読み込まれたスクリプトに従い以降の処理を
実行する。
【0063】スロット11から読み込まれた情報に含ま
れる日付情報、出発地情報及び到着地情報に基づき、知
識ベース9においてそれらの条件を充足する便名を検索
する(ステップS99)。検索の結果、当該条件を充足
する便の数が1でなく(ステップS101)、充足する
便が全くない場合や、複数候補がある場合にはこの処理
は終了する(ステップS105)。他方、検索結果、当
該条件を充足する便の数が1の場合にはその充足する便
の便名をスロット11中の便名スロットに格納し(ステ
ップS103)、処理を終了させる。
【0064】また、知識ベース解析及びスロット更新処
理において、「日付」と「便名」の情報に基づき、予約
可能であればTRUEを返し、予約不可であればFALSEを返
す機能を知識ベース9に設けてもよい。そして、新たに
Slot(状態)というスロットを設ける。この場合における
スクリプト例は次の通りである。
【表9】
【0065】新たに「状態」に関するスロットを導入し
たことにより、スロット11の内容に対する知識ベース
9の状態について応答文を応答情報記憶部13に設定す
ることが可能となる。従って、このスロットSlot(状態)
に対して予約可能な人数を与えると、応答文として「1
00席の空席がございます」といった情報を提供するこ
とも可能となる。この場合の応答文のテンプレートは次
のような構成となる。
【表10】"Slot(状態)"席の空席がございます ""は、スロットに格納されている情報を指す記号とす
る。
【0066】次に、図2における応答文選択(ステップ
S9)について詳述する。図9は、この応答文選択に関
する処理フローを示すフローチャートである。まず、ス
ロット11に格納された情報を読み出す(ステップS1
07)。また、応答情報記憶部13より応答文テーブル
を読み込む(ステップS109)。このステップS10
7とステップS109とは順序を換えてもよい。この応
答文テーブルは、各スロットの状態と応答文の組み合せ
を複数記憶している。対話処理部21は、スロット11
から読み込まれた情報、すなわちスロットの埋まり具合
いに応じて応答文テーブルより応答文を選択する(ステ
ップS111)。そして、対話処理部21は、選択され
た応答文にかかる文字列情報を音声合成処理部17に出
力する(ステップS113)。この文字列情報は、音声
合成処理部17において音声情報に変換され、電話線等
を介して発話者1に伝達される。このような一連の処理
により応答文選択の処理は終了する(ステップS11
5)。
【0067】次に、図2におけるスロット解析処理から
知識ベース更新処理(図2のステップS11からステッ
プS15まで)について図10を用いて詳細に説明す
る。最初に知識ベース処理部23は、スロット11に格
納された情報を読み出す(ステップS117)。そし
て、知識ベース処理部23は、読み出された情報に基づ
き対話が完了しているかどうかを判断する(ステップS
119)。対話が完了していないと判断した場合には、
発話の入力待ちに移行する(ステップS121)。即ち
図2における発話の受信ステップ(ステップS3)に移
行する。対話が完了したと判断した場合には、知識ベー
スの更新が必要かどうかを判定する(ステップS12
3)。知識ベースの更新が必要ないと判断した場合には
処理を終了する(ステップS135)。
【0068】知識ベースの更新が必要であると知識ベー
ス処理部23が判断した場合には、知識ベースの更新処
理を実行する(ステップS125)。この例における知
識ベースの更新処理においては、まず空席数を減らす必
要があるかを判断する(ステップS127)。即ち、ス
ロット11に格納された情報により航空機の予約が実行
され、空席数を予約数だけ減らす必要があるかという観
点から判断される。空席数を減らす必要がある場合に
は、予約が入った航空便の空席数を減少させる処理を実
行する(ステップS129)。この空席数の減少処理
は、知識ベース9中の空席数に関する情報に反映され
る。
【0069】知識ベース処理部23は、空席数を減らす
必要がない場合には、逆に空席数を増やす必要があるか
どうかを判定する(ステップS131)。予約が取り消
されたような場合に空席を増やす必要がある。知識ベー
ス処理部23が空席数を増やす必要があると判断した場
合には、空席数を増加させる処理を実行する(ステップ
S133)。この空席数の増加処理は、知識ベース9に
対して実行する。知識ベース処理部23が空席数を増加
させる必要がないと判断した場合には、処理を終了させ
る(ステップS135)。
【0070】次に知識ベース9の具体的構成について説
明する。図11は、航空機予約に関する知識ベースの例
を示す。図11においては、6月5日の10時から18
時50分までの羽田発の航空便の情報が示されている。
この情報中には日付情報、出発時間、出発地、到着地、
便名及び空席情報が含まれている。実際の運用において
は、出発地が羽田の情報に限らず、様々な空港から出発
する便の情報が含まれる。この知識ベース9において日
付情報、時間、出発地、到着地、便名の各情報が関連付
けられているため、例えば便名を指定すれば出発時間、
出発地及び到着地の情報を取り出すことができる。ま
た、便名毎に空席数が対応付けられているため、本実施
の形態にかかる対話システム100により航空機が予約
され、又は予約が取り消された場合には、この空席数を
減少若しくは増加させることができる。
【0071】次に図12を用いて応答文テーブルの例に
ついて説明する。図12においては、スロットの状態に
かかる欄と応答文の欄に分かれている。スロットの状態
の欄においてはさらに日付、便名、出発地及び到着地の
情報が設定できるようになっている。図中において
「○」で示された部分は情報が設定されている状態を指
し、「×」で示された部分は情報が設定されていない状
態を指す。
【0072】全く情報が設定されていない場合には、
「ご搭乗予定の航空機を指定してください」との応答文
が出力されるように構成されている。日付のみ情報が設
定されている場合には、「到着地をご指定下さい」との
応答文が出力されるように構成され、日付と便名が設定
されている場合には「出発地と到着地をご指定下さい」
との応答文が出力されるよう構成されている。但し、上
で述べたようなスクリプトを用いれば、日付と便名が設
定されていれば応答文を用意しなくともよい。さらに日
付と到着地情報が設定されている場合には「出発地をご
指定下さい」との応答文が出力されるよう構成され、こ
れら4つ情報項目全てにつき設定されている場合には、
「ご予約ありがとうございました」との応答文が出力さ
れるよう構成されている。その他、スロットの状態に応
じて応答文が設定されている。ここで設定する応答文
は、最終的に必要な情報を収集しスロット11が情報で
埋まった状態へ誘導するような質問文を設定する。ここ
で挙げた応答文はあくまでも例でありその表現は様々な
態様がある。
【0073】次に図13を用いて本実施の形態にかかる
対話システム100の内部状態及び対話の内容のシーケ
ンスを説明する。図13では、発話元、対話の内容、ス
ロットの状態及び備考を記載している。発話元の欄では
発話者1か対話システム100のいずれが発話(又は処
理)しているかを示す。
【0074】最初に発話者1が「航空機の予約をお願い
します」と電話等により発話すると、その情報が対話シ
ステム100に伝達される。対話システム100は、こ
の発話情報を対話管理部5の発話内容解析部19にて解
析する。対話システム100が航空機の予約以外(例え
ば予約キャンセル)も行うことができる場合には図示し
ていないスロットに航空機の予約である旨の情報が格納
される。航空機の予約のみを取扱うシステムである場合
にはスロットに情報は格納されない。なお、図13にお
いて「−」は入力がないことを示しており、「×」は情
報なしを対話システム100が認識した状態を示す。対
話処理部21は解析結果に基づき「ご搭乗の航空機を指
定してください」との応答文を応答情報記憶部13より
選択し、発話者1に出力する。このとき、図示されたよ
うにスロット11には全く情報がないことを認識して対
話システム100が出力を行っている。
【0075】これに対して、発話者1が「6月6日の福
岡行きをお願いします」と発話した場合には、発話内容
解析部19により日付、即ち搭乗日が「6月6日」であ
り、また到着地が「福岡」であるという情報が抽出され
る。そして、スロット11の日付情報に関する領域(日
付スロット)及び到着地に関する領域(到着地スロッ
ト)に各々「6月6日」「福岡」という情報が格納され
る。対話処理部21は、このスロット11の情報を参照
し、応答情報記憶部13より応答文を選択し、音声合成
処理部17に出力する。この場合、「出発地をご指定下
さい」との応答文が選択されている。
【0076】これに対して発話者1が「午前中の東京発
の便でお願いします」と入力すると、対話システム10
0においては、発話内容解析部19が出発地は「東京」
であることを抽出し、スロット11の出発地に関する領
域(出発地スロット)に格納する。また、「午前中」と
いう情報を抽出し、知識ベース処理部23は、「午前
中」を用いて知識ベース解析を行う。そして、ここまで
に取得されスロット11に格納された情報に基づき、予
約しようとしている航空便が東京発福岡行きで6月6日
の午前中であることを認識する。その後、知識ベース9
により、この要件を満たす航空機は11時発の航空機の
みであるとの情報を取得する。そして取得された情報に
基づき、スロット11の便名の領域(便名スロット)に
11時発の航空機である旨の情報を格納する。そしてス
ロット11に格納された情報に従って、対話処理部21
は、応答文「11時の便がご用意できます」を選択し、
発話者1に対し出力する。発話者1がこれに対して「そ
れでお願いします」と入力した場合には、対話システム
100は「ご利用ありがとうございました」との応答文
を出力させ、一連の対話処理を終了させる。なお、予約
確認を受け付けたことを記憶するスロットを別途設け
て、このスロットに情報が格納された場合に、「ご利用
ありがとうございました」との応答文を出力するような
構成も可能である。さらに、予約確認を受け付けたこと
を記憶するスロットに情報が記憶されたことを確認の
上、知識ベース9の更新処理、すなわち空席数を減少さ
せる処理を実施するような構成も可能である。
【0077】図13で示した例において「午前中」との
情報が入力されていたが、この場合の処理をさらに説明
する。「午前中」といった情報は、日付情報と異なり時
間空間的な範囲を持つ。そのため、抽出規則だけでは対
応することができず、知識ベース9と照合する必要があ
る。ここでは、抽出規則と、知識ベース解析及びスロッ
ト更新処理のためのスクリプトとを用意し、取り扱う例
を示す。また、説明を簡単化するために、図13に示す
ように便名スロットを用いず、午前中といった時間的な
「範囲」に関する情報を格納するための領域である範囲
スロットを別途用意することとする。対話システム10
0の実装においてはスロット数を極力限定する必要があ
る。これは応答文パターンの数が爆発しないようにする
等のためである。よって、図13のように便名スロット
と共用するような場合も考えられる。このような状況の
下、以下のような抽出規則が例えば用いられる。
【表11】
【0078】この抽出規則は、形態素が「午前中」であ
った場合には、スロット11の範囲スロットに「午前
中」という情報を格納するという処理を特定している。
【0079】さらに知識ベース解析及びスロット更新処
理では、このようなスロット11の内容をふまえた処理
を次のスクリプトにより実行する。
【表12】 if (Slot(範囲) = 午前中) Slot(候補) ← Knowledge(一覧| Slot(日付), Slot(出発地), Slot(到着地 ), 始発〜12時) endif
【0080】このスクリプトは、スロット11の範囲ス
ロットに「午前中」という情報が格納されているなら
ば、知識ベース9の知識により、スロット11中の日
付、出発地、到着地及び始発から12時までの出発時間
に関する要件を満たす情報の一覧をスロット11の候補
に関する領域(候補スロット)に格納する処理を示して
いる。このようにSlot(範囲)に時間的な広がりが定義さ
れている場合は、日付、出発地、到着地の要素と共に、
時間的な範囲を定義して照合を行う。これにより、Slot
(候補)に対して、該当する航空機一覧を得ることができ
る。
【0081】この一覧に対して「"Slot(候補)"の航空機
がありますが、どれにいたしますか」という応答文を設
定することにより、発話者1に対し候補となる航空機か
ら所望の航空機を選択させることができる。尚、""で囲
まれた領域はスロットに格納されている情報そのものを
指す。
【0082】さらに図14を用いて本実施の形態にかか
る対話システム100の内部状態及び対話の内容のシー
ケンスを説明する。発話元の欄には純粋な発話元だけで
なく処理主体なども含まれる。最初に発話者1が「航空
機の予約をお願いします」と電話等により発話すると、
その情報が対話システム100に伝達される。発話内容
解析部19による解析結果に基づき「ご搭乗の航空機を
指定してください」との応答文を対話処理部21が応答
情報記憶部13より選択し、音声合成処理部17を介し
て発話者1に出力する。
【0083】これに対して、発話者1が「福岡行きをお
願いします」と発話した場合には、発話内容解析部19
により到着地が「福岡」であるという情報が抽出され
る。そして、スロット11の到着地スロットに「福岡」
という情報が格納される。対話処理部21は、このスロ
ット11の情報を参照し、応答情報記憶部13より応答
文を選択し、出力する。この場合、「ご搭乗日はいつで
すか」との応答文が選択されている。
【0084】これに対して発話者1が「明日の午前中を
お願いします」と入力すると、対話システム100にお
いて、発話内容解析部19は、日付が「明日」であるこ
とを抽出しスロット11の日付に関する領域に格納す
る。予約を完了するためには、この「明日」という情報
を絶対的な値に変換する必要がある。そのため、対話の
行われた日付情報を対話システム100内のタイマ等に
より取得し、その値に1日を足した値に変換し、スロッ
ト11の日付スロットに格納する。この例では、対話の
行われた日が7日であったため、1日足した8日が日付
スロットに格納される。
【0085】ここで、「明日」という情報が入力された
場合の発話内容解析について説明する。この場合の処理
は次の抽出規則に従って実行される。
【表13】
【0086】これは、形態素が明日であった場合には本
日の日付情報に1を加えた日付情報をスロット11の日
付スロットに格納する処理を示している。
【0087】尚、「明後日」に関する抽出規則は次の通
りである。
【表14】
【0088】また、「午前中」と抽出された情報に対
し、知識ベース処理部23は、知識ベース解析及びスロ
ット更新処理を行い、対話システム100側から発話者
1に対して便を提示するためには、出発地の指定が必要
であることを認識する。そのため、対話処理部11は応
答情報記憶部13より「出発地をご指定下さい」という
応答文を選択し、発話者1に出力する。発話者1が「東
京発の便でお願いします」と入力した場合に発話内容解
析部19において情報を抽出し、スロット11の出発地
スロットに「東京」という情報を格納する。
【0089】ここまでに取得されスロット11に格納さ
れた情報に基づき、発話者1が予約しようとする航空機
が東京発福岡行きで6月8日の午前中に運航している航
空機であることがわかる。よって、知識ベース処理部2
3は、知識ベース9を検索してこの要件を具備する航空
機が11時発の航空機のみであるとの情報を取得する。
そして取得した情報をスロット11の便名スロットに格
納する。そしてスロット11に格納された情報に従っ
て、対話処理部21は、応答文「11時の便がご用意で
きます」を選択し、発話者1に対し出力する。発話者1
がこれに対して「それでお願いします」と出力した場合
には、対話システム100は「ご利用ありがとうござい
ました」との応答文を出力させ、一連の対話処理を終了
させる。
【0090】本実施の形態にかかる対話システム100
では、スロットに必要情報を記憶させ、そのスロットの
状態に基づき応答情報を選択しているため、例えば一旦
スロットに記憶された必要情報を変更したとしても、最
初から全ての必要情報を再入力する必要はない。例え
ば、航空機の予約システムにおいて、一旦入力した「成
田空港」を「羽田空港」に変更することが簡単にでき
る。
【0091】尚、上述の例では、発話者1は、対話シス
テム100に対して音声により情報を入力することとし
たが、これに限らず、発話者1が対話システム100に
備え付けられたキーボードを用いて文字列情報を入力す
ることにより情報を入力してもよく、また電子メールに
よって文字列情報を送信する場合も含まれ、その入力手
段は問われない。
【0092】また、図1に示した機能ブロック図は一例
であって、複数のブロックを1つに統合したり、1つの
ブロックを複数のブロックに分解することは可能であ
る。
【0093】さらに、上述した対話システム100はコ
ンピュータに対話システム用のプログラムをインストー
ルすることによっても実現可能である。この場合、この
プログラムは、例えばフロッピー(登録商標)ディス
ク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハ
ードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。
尚、中間的な処理結果はメモリに一時保管される。
【0094】(付記1)ユーザと対話を行う対話処理シ
ステムであって、前記ユーザとの対話の目的を達成する
ために必要となり且つ予め設定された情報項目のための
記憶領域である複数のスロットと、前記対話において前
記ユーザにより入力された情報から前記情報項目に該当
する情報を抽出して、当該情報項目のためのスロットに
抽出された情報を格納する解析手段と、前記スロットの
情報格納状態に応じて、前記ユーザに対する応答情報を
出力する応答手段と、を有する対話処理システム。
【0095】(付記2)前記ユーザとの対話に関連する
知識ベースと、前記スロットに格納された情報と前記知
識ベースに格納された情報とを用いて、前記ユーザとの
対話の目的を達成するのに不足している情報項目に該当
する情報を抽出し、当該情報項目のためのスロットに抽
出された情報を格納する知識ベース処理手段と、をさら
に有する付記1記載の対話処理システム。
【0096】(付記3)前記ユーザとの対話に関連する
知識ベースと、前記スロットに格納された情報と前記知
識ベースに格納された情報とを用いて、前記スロットに
格納された情報の前記知識ベースに格納された情報との
整合性を確認する手段と、をさらに有する付記1記載の
対話処理システム。
【0097】(付記4)前記対話において前記ユーザか
ら入力された情報が自然言語による文であり、前記解析
手段は、前記文に対する形態素解析を行う手段と、前記
形態素解析結果に対して構文解析を行う手段と、前記形
態素解析及び構文解析の結果に基づき、前記ユーザとの
対話の目的を達成するために予め定義された抽出規則を
用いて、前記情報項目に該当する情報を抽出する手段と
を含む付記1記載の対話処理システム。
【0098】(付記5)前記ユーザとの対話に関連する
知識ベースと、前記複数のスロットの全てに前記ユーザ
との対話の目的を達成するために必要となる情報項目が
格納されている場合に、前記知識ベースに格納された情
報を更新すべきか判断する手段と、前記知識ベースに格
納された情報を更新すべきと判断された場合に、前記知
識ベースを所定の規則に従って更新する手段と、をさら
に有する付記1記載の対話処理システム。
【0099】(付記6)前記応答手段は、前記スロット
の情報格納状態に応じた、ユーザに対する応答情報を格
納した応答情報格納手段と、前記スロットの情報格納状
態を判断して、当該スロットの情報格納状態に応じた、
ユーザに対する応答情報を前記応答情報格納手段から取
り出して出力する手段と、を含む付記1記載の対話処理
システム。
【0100】(付記7)前記対話において前記ユーザか
ら入力された情報が自然言語による音声情報であり、当
該音声情報を文字情報に変換する音声認識処理手段と、
前記応答情報を音声情報に変換する音声合成処理手段
と、をさらに有する付記1記載の対話処理システム。
【0101】(付記8)ユーザと対話を処理するプログ
ラムを格納した記録媒体であって、前記プログラムは、
コンピュータに、前記ユーザとの対話の目的を達成する
ために必要となり且つ予め設定された情報項目のための
記憶領域である複数のスロットを記憶装置上に確保する
ステップと、前記対話において前記ユーザから入力され
た情報から前記情報項目に該当する情報を抽出して、当
該情報項目のためのスロットに抽出された情報を格納す
るステップと、情報が格納された前記スロットの状態に
応じて、前記ユーザに対する応答情報を出力するステッ
プと、を実行させるためのプログラムである、記録媒
体。
【0102】(付記9)ユーザと対話を行う対話処理シ
ステムであって、前記ユーザとの対話の目的を達成する
ために必要となり且つ予め設定された情報項目のための
記憶領域である複数のスロットと、前記対話において前
記ユーザから入力された自然言語の文から前記情報項目
に該当する1又は複数の種類の情報を抽出して、当該情
報項目のためのスロットに抽出された情報を格納する解
析手段と、少なくとも前記スロットの情報格納状態に応
じて、前記ユーザに対する予め定められた応答情報を出
力する応答手段と、を有する対話処理システム。
【0103】(付記10)前記応答手段が、前記スロッ
トの情報格納状態に応じて、前記ユーザとの対話の目的
を達成するのに不足している情報項目を入力するように
要求するための応答情報を出力することを特徴とする付
記1又は10記載の対話処理システム。
【0104】
【発明の効果】本発明により、簡易な構成により自然な
対話を実行することができるようになった。
【0105】又、効率的に必要情報を取得できるように
もなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる対話システムの概要を説明する
ための図である。
【図2】本発明にかかる対話システムの全体処理フロー
を示すフローチャートである。
【図3】本発明にかかる対話システムの発話内容解析及
びスロット更新処理のフローチャートである。
【図4】形態素及び構文解析の具体例を説明するための
図である。
【図5】本発明にかかる対話システムの情報抽出処理の
フローチャートである。
【図6】本発明にかかる対話システムの知識ベース解析
及びスロット更新処理のフローチャートである。
【図7】知識ベース解析及びスロット更新処理の一具体
例を示すフローチャートである。
【図8】知識ベース解析及びスロット更新処理の一具体
例を示すフローチャートである。
【図9】本発明にかかる対話システムの応答文選択処理
のフローチャートである。
【図10】本発明にかかる対話システムのスロット解析
及び知識ベース更新処理のフローチャートである。
【図11】本発明における知識ベースにかかるテーブル
を説明するための図である。
【図12】本発明における応答文テーブルの例を示す図
である。
【図13】一具体例における対話内容及び対話システム
の内部状態を説明するための図である。
【図14】他の例における対話の内容及び対話システム
の内部状態を説明するための図である。
【符号の説明】 3 音声処理部 5 対話管理部 7 スクリプトデー
タ記憶部 9 知識ベース 11 スロット 13 応答情報記憶
部 15 音声認識処理部 17 音声合成処理部 19
発話内容解析部 21 対話処理部 23 知識ベース処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 15/22 G10L 3/00 571U 571V

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザと対話を行う対話処理システムであ
    って、 前記ユーザとの対話の目的を達成するために必要となり
    且つ予め設定された情報項目のための記憶領域である複
    数のスロットと、 前記対話において前記ユーザにより入力された情報から
    前記情報項目に該当する情報を抽出して、当該情報項目
    のためのスロットに抽出された情報を格納する解析手段
    と、 前記スロットの情報格納状態に応じて、前記ユーザに対
    する応答情報を出力する応答手段と、 を有する対話処理システム。
  2. 【請求項2】前記ユーザとの対話に関連する知識ベース
    と、 前記スロットに格納された情報と前記知識ベースに格納
    された情報とを用いて、前記ユーザとの対話の目的を達
    成するのに不足している情報項目に該当する情報を抽出
    し、当該情報項目のためのスロットに抽出された情報を
    格納する知識ベース処理手段と、 をさらに有する請求項1記載の対話処理システム。
  3. 【請求項3】前記ユーザとの対話に関連する知識ベース
    と、 前記スロットに格納された情報と前記知識ベースに格納
    された情報とを用いて、前記スロットに格納された情報
    の前記知識ベースに格納された情報との整合性を確認す
    る手段と、 をさらに有する請求項1記載の対話処理システム。
  4. 【請求項4】前記対話において前記ユーザから入力され
    た情報が自然言語による文であり、 前記解析手段は、 前記文に対する形態素解析を行う手段と、 前記形態素解析結果に対して構文解析を行う手段と、 前記形態素解析及び構文解析の結果に基づき、前記ユー
    ザとの対話の目的を達成するために予め定義された抽出
    規則を用いて、前記情報項目に該当する情報を抽出する
    手段とを含む請求項1記載の対話処理システム。
  5. 【請求項5】前記ユーザとの対話に関連する知識ベース
    と、 前記複数のスロットの全てに前記ユーザとの対話の目的
    を達成するために必要となる情報項目が格納されている
    場合に、前記知識ベースに格納された情報を更新すべき
    か判断する手段と、 前記知識ベースに格納された情報を更新すべきと判断さ
    れた場合に、前記知識ベースを前記対話の目的に従って
    更新する手段と、 をさらに有する請求項1記載の対話処理システム。
  6. 【請求項6】前記応答手段は、 前記スロットの情報格納状態に応じた、ユーザに対する
    応答情報を格納した応答情報格納手段と、 前記スロットの情報格納状態を判断して、当該スロット
    の情報格納状態に応じた、ユーザに対する応答情報を前
    記応答情報格納手段から取り出して出力する手段と、 を含む請求項1記載の対話処理システム。
  7. 【請求項7】前記対話において前記ユーザから入力され
    た情報が自然言語による音声情報であり、 当該音声情報を文字情報に変換する音声認識処理手段
    と、 前記応答情報を音声情報に変換する音声合成処理手段
    と、 をさらに有する請求項1記載の対話処理システム。
  8. 【請求項8】ユーザと対話を処理するプログラムを格納
    した記録媒体であって、 前記プログラムは、コンピュータに、 前記ユーザとの対話の目的を達成するために必要となり
    且つ予め設定された情報項目のための記憶領域である複
    数のスロットを記憶装置上に確保するステップと、 前記対話において前記ユーザにより入力された情報から
    前記情報項目に該当する情報を抽出して、当該情報項目
    のためのスロットに抽出された情報を格納するステップ
    と、 情報が格納された前記スロットの状態に応じて、前記ユ
    ーザに対する応答情報を出力するステップと、 を実行させるためのプログラムである、記録媒体。
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