JP2002023432A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP2002023432A
JP2002023432A JP2000202747A JP2000202747A JP2002023432A JP 2002023432 A JP2002023432 A JP 2002023432A JP 2000202747 A JP2000202747 A JP 2000202747A JP 2000202747 A JP2000202747 A JP 2000202747A JP 2002023432 A JP2002023432 A JP 2002023432A
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Shinji Uehara
慎司 上原
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    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
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    • G03G15/0806Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期にわたって充分に帯電したトナーを安定
に像担持体に供与し、常に高品質な画質を与えることが
可能な現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 静電潜像を担持する感光ドラム1にトナ
ー8を搬送する現像ローラ5と、現像ローラ5上のトナ
ーに電圧を印加して帯電させるトナー帯電ローラ18と
を備え、現像ローラ5は第1のバイアスが印加され、ト
ナー帯電ローラ18は第2のバイアスが印加されると共
に、現像ローラ5に印加される第1のバイアスとトナー
帯電ローラ18に印加される第2のバイアスとの電位差
を制御するバイアス制御手段22を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複
写機、電子写真プリンタ等の画像形成装置、及びこのよ
うな画像形成装置に適用される現像装置及びプロセスカ
ートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては光導電性物質
を利用し、種々の方法により感光ドラム上に電気的潜像
を形成し、次いで潜像をトナーで現像を行って可視像と
し、必要に応じて紙などの転写材にトナー画像を転写し
た後、熱や圧力等により定着させ、複写物を得るものが
ある。
【0003】しかるに画像の解像力、鮮明度等の向上が
求められている現在、トナーの薄層形成方法及びその装
置に関する開発は必須となっており、またこれに対して
いくつかの方策が提案されている。
【0004】近年、半導電性の現像ローラまたは、表面
に誘電層を形成した現像ローラを用いて感光ドラム表面
層に押し当てる構成で現像を行う接触一成分現像方法が
提案されている。
【0005】ここで、図17に、CD接触一成分現像方
式を用いた従来の画像形成装置の概略断面図を示す。こ
の方式は、感光ドラム61と現像ローラ65が当接して
いる。まず最初に、帯電ローラ62によって感光ドラム
61が帯電し、露光ユニット63からのレーザー光によ
り感光ドラム61上に潜像が形成される。
【0006】そして、現像装置64によって潜像が可視
化される。その後、現像された画像上のトナー68は転
写ローラ9により転写材13に転写される。そして、転
写されずに感光ドラム61上に残存したトナー68は、
クリーニングブレード10によって剥ぎ取られ、クリー
ニング容器69に収容される。
【0007】この現像装置64は、一成分現像剤として
非磁性のトナー68を収容した現像容器60内に弾性ブ
レード67よりも現像ローラ65の回転方向上流側の位
置で圧接する弾性ローラ66があり、矢印Dの方向に回
転することにより、現像ローラ65上にトナー68を供
給している。この現像ローラ65上に供給されたトナー
68は、現像ローラ65の回転に伴い搬送され、弾性ブ
レード67と現像ローラ65の当接部で摩擦により電荷
を付与され、薄層化される。
【0008】そして、薄層化されたトナー68は、現像
ローラ65によって搬送され、感光ドラム61との当接
部で静電潜像の現像に供給される。その後、感光ドラム
61と現像ローラ65の当接部で現像されず残存したト
ナー68は、弾性ローラ66に剥ぎ取られる。
【0009】また、上述した様に弾性ローラ66により
新たなトナー68が現像ローラ65に供給され上述作用
を繰り返す。また、上述の一成分現像剤は、ベース樹脂
に必要に応じて補助剤を内添又は外添したトナーからな
るものであり、内添される補助剤としては帯電極性剤
が、また外添される補助剤としては流動化剤が、代表的
なものである。
【0010】ところで、DC接触一成分現像方式を用い
た現像方式において、所定濃度の高品質な可視像を形成
するには、充分に帯電したトナーを現像領域に搬送し、
かかるトナーによって潜像を可視像化する必要がある。
【0011】ただ、充分に帯電したトナーを長期にわた
って現像領域に搬送することは、多数回の摺擦による現
像ローラ、弾性ブレードおよび弾性ローラの劣化による
摩擦帯電性の低下や、外添剤遊離によるトナー劣化のた
め非常に困難である。
【0012】そこで近年、特開平11−119546号
公報や特開平11−119547号公報に開示されてい
るように高トリボ安定性及びかぶり低減を目的として、
トナー帯電ローラを使用し電気的にトナー帯電させる手
段を用いる方式が提案されている。
【0013】ここでトナー帯電ローラを用いた現像方式
を図18に示す。図18は、従来のトナー帯電ローラを
用いた接触現像方式の現像装置の概略断面図である。こ
の現像装置は、上記の方式にトナー帯電ローラ72をつ
けたものである。一成分現像剤として非磁性のトナー7
4を収容した現像容器30内に弾性ブレード73よりも
現像ローラ75の回転方向上流側の位置で圧接する弾性
ローラ76があり、矢印Dの方向に回転することによ
り、現像ローラ75上にトナー74を供給している。
【0014】この現像ローラ75上に供給されたトナー
74は、現像ローラ75の回転に伴い搬送され、弾性ブ
レード73と現像ローラ75の当接部で摩擦により電荷
を付与され、薄層化される。
【0015】さらに、トナー帯電ローラ72の放電によ
る電気的電荷付与によりトナーに電荷を付与する。そし
て、電荷付与されたトナー74は、現像ローラ75によ
って搬送され、感光ドラム71との当接部で静電潜像の
現像に供給される。
【0016】その後、感光ドラム71と現像ローラ75
の当接部で現像されず残存したトナー74は、弾性ロー
ラ76に剥ぎ取られる。また、上述した様に弾性ローラ
76により新たなトナー74が現像ローラ75に供給さ
れ上述作用を繰り返す。
【0017】上述トナー帯電ローラを用いることによ
り、長期使用に対するトナー帯電量の低下が起こった際
も充分に帯電したトナーの現像領域に搬送することがで
き、かぶり等の画像不良を防止することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トナー
帯電ローラを用いた場合でさえも、トナーの外添剤遊離
等によるトナー帯電量の経時変化が生じてしまい、その
結果、初期使用時と長期使用時の画像濃度が異なるなど
の画質に差が生じるという問題があった。
【0019】そこで、本発明の目的は、長期にわたって
充分に帯電したトナーを安定に像担持体に供与し、常に
高品質な画質を与えることが可能な現像装置、プロセス
カートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る現像装置は、静電潜像を担持する像担
持体に現像剤を搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持
体上の現像剤に電圧を印加して帯電させる現像剤帯電部
材とを備え、前記現像剤担持体は第1のバイアスが印加
され、前記現像剤帯電部材は第2のバイアスが印加され
ると共に、前記現像剤担持体に印加される第1のバイア
スと前記現像剤帯電部材に印加される第2のバイアスと
の電位差を制御する制御手段を備える。
【0021】また、前記現像装置の使用状況が記憶され
た記憶媒体を備え、前記制御手段は、前記記憶媒体の情
報に基づいて前記現像剤担持体に印加される第1のバイ
アスと前記現像剤帯電部材に印加される第2のバイアス
との電位差を制御する。
【0022】また、前記現像装置の使用状況は、前記現
像装置により実行された画像形成動作の回数である。
【0023】また、前記現像剤担持体に印加される第1
のバイアスと前記現像剤帯電部材に印加される第2のバ
イアスとの電位差を変化させて顕像化した複数のパター
ン像の濃度データを読み取る濃度検出手段と、該濃度検
出手段により読み取られた濃度データに基づいて、画像
形成時における前記現像剤担持体に印加される第1のバ
イアスと前記現像剤帯電部材に印加される第2のバイア
スとの電位差を定める現像条件制御手段とを備える。
【0024】さらに、本発明に係るプロセスカートリッ
ジは、少なくとも上記の現像装置を備え、該現像装置に
より現像された画像を形成する画像形成装置に着脱自在
である。
【0025】さらに、本発明に係る画像形成装置は、上
記現像装置と、該現像装置により現像される潜像が形成
される像担持体とを備える。
【0026】このように、本発明によれば、現像剤担持
体に印加される第1のバイアスと現像剤帯電部材に印加
される第2のバイアスとの電位差を制御する制御手段を
備えることにより、画像形成条件が変化した場合であっ
ても、充分に帯電した現像剤を安定して供給することが
できる。
【0027】また、例えば現像装置により実行された画
像形成動作の回数といった、記憶媒体に記憶された画像
形成装置の使用状況に基づいて第1のバイアスと第2の
バイアスとの電位差を制御しているため、画像形成装置
の使用に伴う変化に応じて適切な帯電状態の現像剤を提
供することができる。
【0028】また、現像条件制御手段が、濃度検出手段
により読み取られた濃度データに基づいて、画像形成時
における前記現像剤担持体に印加される第1のバイアス
と前記現像剤帯電部材に印加される第2のバイアスとの
電位差を定めているため、画像形成装置の状態に応じて
より適切な第1のバイアスと第2のバイアスとの電位差
を決定することができる。
【0029】また、画像形成装置に着脱自在なプロセス
カートリッジとすることによりユーザの利便性を向上さ
せることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0031】また、以下の図面において、前述の従来技
術の説明で用いた図面に記載された部材、及び既述の図
面に記載された部材と同様の部材には同じ番号を付す。
【0032】(第1の実施形態)以下に本発明に係る現
像装置の第1の実施形態について添付図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する本発明に係る現像装置の
各実施形態の説明は、本発明に係る画像形成装置及びプ
ロセスカートリッジの各実施形態の説明も兼ねるもので
ある。
【0033】図1は、本発明に係る現像装置の第1の実
施形態を用いた画像形成装置の概略断面図であり、図2
は、図1に示される画像形成装置に具備される現像装置
の断面図である。
【0034】図1において、本発明の構成要素たる像担
持体としての感光ドラム1は、矢印A方向に回転し、感
光ドラム1を帯電処理するための帯電装置2によって一
様に帯電され、感光ドラム1に静電潜像を書き込む露光
ユニット3からのレーザー光により、その表面に静電潜
像が形成される。
【0035】この静電潜像を感光ドラム1に対して近接
配置され、プロセスカートリッジとして、画像形成装置
に対し着脱可能である現像装置4によって現像し、トナ
ー像として可視化する。なお、本実施形態では露光部に
トナー像を形成するいわゆる反転現像を行っている。
【0036】可視化された感光ドラム1上のトナー像
は、転写ローラ9によって転写材13に転写され、転写
されずに感光ドラム1上に残存した転写残トナーはクリ
ーニングブレード10によりかきとられ廃トナー容器1
1に収納され、クリーニングされた感光ドラム1は上述
作用を繰り返し画像形成を行う。
【0037】一方トナー像を転写された転写材13は定
着装置12により定着処理され、装置外に排紙されプリ
ント動作が終了する。
【0038】本実施形態にかかる現像装置4について図
2に基づいてさらに説明する。図2において、14は一
成分現像剤として非磁性のトナー8を収容した現像容器
で、本現像装置4は、現像容器14内の長手方向に延在
する開口部に位置し感光ドラム1と対向設置された本発
明の構成要素たる現像剤担持体としての現像ローラ5を
備え、感光ドラム1上の静電潜像を現像して可視化する
ようになっている。そして、現像ローラは感光ドラムと
当接幅を持って接触している。
【0039】上記現像装置4において、弾性ローラ6
は、上記弾性ブレード7の現像ローラ5表面との当接部
に対し現像ローラ5回転方向上流側に当接され、かつ回
転可能に支持されている。この構造としては、発泡骨格
状スポンジ構造や芯金上にレーヨン、ナイロン等の繊維
を植毛したファーブラシ構造のものが、現像ローラ5へ
のトナー8供給及び未現像トナーの剥ぎ取りの点から好
ましい。本実施形態においては、芯金上にポリウレタン
フォームを設けた直径16mmの弾性ローラ6を用い
た。
【0040】この弾性ローラ6の現像ローラ5に対する
当接幅としては、1〜8mmが有効で、また現像ローラ
5に対してその当接部において相対速度をもたせること
が好ましく、本実施形態においては、当接幅を3mmに
設定し、弾性ローラ6の周速として現像動作時に50m
m/s(現像ローラ5との相対速度は130mm/s)
となるように不図示の駆動手段により所定タイミングで
回転駆動させた。
【0041】弾性ブレード7は、ブレード支持板金15
に支持され、自由端側の先端近傍を現像ローラ5の外周
面に面接触にて当接されるよう設けられている。この構
造はシリコン、ウレタン等のゴム材料か、バネ弾性を有
するSUSまたはリン青銅の金属薄板を基体とし現像ロ
ーラ5への当接面側にゴム材料を接着したもの等からな
っている。
【0042】また、当接方向としては、当接部に対して
先端側が現像ローラ5の回転方向上流側に位置するいわ
ゆるカウンター方向になっている。本実施形態において
弾性ブレード7は、厚さ1.0mmの板状のウレタンゴ
ムをブレード支持板金15に接着した構成になってい
る。また、現像ローラ5に対する当接圧は、0.245
〜0.343N/cm(線圧の測定は、摩擦係数が既知
の金属薄板を3枚当接部に挿入し、中央の一枚をばねば
かりで引き抜いた値から換算した。)に設定した。
【0043】また、前記現像ローラ5は、上記開口部に
て右略半周面を現像容器14内に突入し、左略半周面を
現像容器14外に露出して横設されている。この現像容
器14外へ露出した面は、現像装置4の左方に位置する
感光ドラム1に接触して対向している。
【0044】現像ローラ5は矢印B方向に回転駆動さ
れ、その表面は、トナー8との摺擦確率を高くし、か
つ、トナー8の搬送を良好に行うための適度や凹凸を有
しており、本実施形態においては直径16mm、長さ2
16mm、肉厚5mmのシリコンゴム層上にアクリル・
ウレタン系をコートした弾性ローラ6を用い、ローラ抵
抗を104〜106Ωとした。
【0045】また、感光ドラム1とは圧接し、感光ドラ
ム1の周速50mm/sに対して若干早めた周速80m
m/sで回転させている。
【0046】ここで抵抗値の測定は、直径30mmのア
ルミローラに現像ローラを当接荷重4.9Nで当接さ
せ、アルミ素管を周速50mm/sで回転させる。次に
現像ローラに400Vの直流電圧を印加する。アース側
に10kΩの抵抗を配置し、その両端の電圧を測定し、
電流を算出し、現像ローラの抵抗を算出する。また、長
手方向の長さを210mmとした。
【0047】トナー8は、非磁性一成分現像剤であり、
前述したように転写性にすぐれ、かつ転写されずに感光
ドラム1上に残存した転写残トナーをブレード、ファー
ブラシ等のクリーニング手段によってクリーニングする
際に潤滑性が高いことから感光ドラム1の磨耗の少ない
などの利点を有するトナー、すなわちトナーとして球形
でありかつ表面が平滑であるものを用いている。
【0048】具体的にはトナー体積抵抗値としては10
14Ω・cm以上であり、測定条件は測定電極板面積φ6
mm、0.283cm2、圧力:1500gの錘を用
い、980g/cm2の圧力(96.1kPa)、測定
時粉体層厚:0.5〜1.0mm、400Vの直流電圧
を印加微小電流計(YHP4140pA METER/
DC VOLTAGE SOUCE)で電流量を測定
し、抵抗値より体積抵抗値(比抵抗)を算出する。
【0049】形状係数として、SF−1が100〜18
0であり、SF−2が100〜140であるのを用いて
いる。このSF−1、SF−2は、日立製作所FE−S
EM(S−800)を用いトナー像を無作為に100個
サンプリングし、その画像情報をインターフェイスを介
してニコレ社製画像解析装置(Luzex3)に導入し
解析を行い下式より算出し得られた値を定義している。
以下の式において“^”はべき乗を表す。 SF−1=(MXLNG)^2/AREA×π/4×100 SF−2=(PERl)^2/AREA×π/4×100 (AREA:トナー投影面積、MXLNG:絶対最大
長、PERl:周長)
【0050】このトナーの形状係数SF−1は球形度合
いを示し、100から大きくなるにつれて球形から除々
に不定形となる。
【0051】SF−2は凹凸度合を示し、100から大
きくなるにつれてトナー表面の凹凸が顕著になる。
【0052】トナーの製造方法としては、上記形状係数
の範囲内になればいわゆる粉砕方法による製造方法の他
に、特公昭36−10231号公報、特開昭59−53
856号公報に述べられている懸濁重合方法を用いて直
接トナーを生成する方法や、単量体には可溶で得られる
重合体が不溶な水系有機溶剤を用い直接トナーを生成す
る分散重合方法又は水溶性極性重合開始剤存在下で直接
重合しトナーを生成するソープフリー重合方法に代表さ
れる乳化重合方法等を用いてトナーを製造することは可
能である。
【0053】本実施形態においては、トナーの形状係数
SF−1を100〜180に、SF−2を100〜14
0に容易にコントロールでき、比較的容易に粒度分布が
シャープで4〜8μm粒径の微粒子トナーが得られる常
圧下での、または加圧下での懸濁重合方法を用い、モノ
マーとしてスチレンとn−ブチルアクリレート、荷電制
御剤としてサリチル酸金属化合物、極性レジンとして飽
和ポリエステル、さらに着色剤を加え、重量平均粒径7
μmの着色懸濁粒子を製造した。
【0054】そして、これに疎水性シリカを1.5wt
%外添することによって、前述したような転写性に優
れ、感光ドラム1のクリーニング時における磨耗の少な
い負極性のトナー8を製造した。
【0055】以上のような本現像装置4において、現像
動作時に、現像容器14内のトナー8は、攪拌部材16
の矢印C方向の回転に伴い弾性ローラ6方向に送られ
る。
【0056】次にこのトナー8は弾性ローラ6が矢印D
方向に回転することにより、現像ローラ5近傍に運ば
れ、現像ローラ5と弾性ローラ6との当接部において、
弾性ローラ6上に担持されているトナー8は、現像ロー
ラ5と摺擦されることによって、摩擦帯電をうけ、現像
ローラ5上に付着する。
【0057】その後、現像ローラ5の矢印B方向の回転
に伴い、弾性ブレード7の圧接下に送られ、現像ローラ
5上に薄層形成される。
【0058】次にトナー8の帯電電荷量を高く維持する
ために現像ローラ5上に形成される画像形成領域全域
に、本発明の構成要素たる現像剤帯電部材としてのトナ
ー帯電ローラ18が当接し、放電によりトナーを帯電さ
せる。
【0059】トナー帯電ローラ18は、ゴムローラであ
り、押圧部材(不図示)より現像ローラ5上の当接荷重
は0.98〜1.96Nであるトナー帯電ローラ18の
当接により、細密充填され均一コートされる。弾性ブレ
ード7とトナー帯電ローラ18の長手位置関係は現像ロ
ーラ5上の弾性ブレード7当接全域を確実に覆うことが
できるよう配置されるのが好ましい。
【0060】電荷付与の方法について以下に述べる。図
3に示す通り、トナー帯電ローラ18の抵抗が108Ω
である場合、実線に示すような挙動を示す。トナー表面
電位は印加電圧0Vにおいても−20V表面電位を持
つ。これは弾性ローラ6および弾性ブレード7で摩擦帯
電を受けたためである。図3は、図1に示される画像形
成装置のトナー帯電ローラにおけるトナー放電特性のグ
ラフである。
【0061】この摩擦帯電による表面電位を除外すると
図4の実線に示すようにトナーとの放電開始電圧は−6
00Vから傾き1で立ち上がっており、感光ドラムに対
するDC放電帯電と同様な挙動を示す。図4は、図1に
示される画像形成装置のトナー帯電ローラにおけるトナ
ー放電特性(トナー電位を除外したもの)のグラフであ
る。トナー帯電ローラ18とトナー8の放電開始電圧は
下記に示す式(1),(2)の交点で決まる。
【0062】 Vb=312+6.2g …………(1) Vg=g(Va−Vc)/[(Lt/Kt)+g] ………(2)
【0063】上式において、 g:空間距離 Vb:g>8μm時のパッシェン則の近似式 Vg:トナー帯電ローラ、トナー層表面の空隙間電圧 Va:トナー帯電ローラ印加電圧 Vc:トナー層表面電位 Lt:トナー層厚み Kt:トナー層比誘電率 である。
【0064】本実施形態で使用しているトナー8は粒度
分布に優れ、形状が球形であるため、トナー層中のトナ
ーと空気の割合が一定であり式(2)中Ktが安定し、
安定な放電による電荷付与が行われる。トナーの電荷付
与には他の方法として注入帯電がある。この場合、トナ
ー帯電ローラ印加電圧とトナー表面電位は図5に示した
ような挙動になる。以上の結果から、本実施形態におけ
る電荷付与の方法は放電を用いていると考えられる。図
5は、図1に示される画像形成装置の注入帯電の場合の
トナー帯電特性のグラフである。
【0065】上記実験はトナー帯電ローラ18の長手全
域がトナーコート部に当接した場合である。トナー放電
可能な抵抗範囲は、107Ω以下の場合、トナー放電可
能なトナー帯電ローラ18とトナーコート部間の電圧が
得られず、1011Ω以上の場合は本実施形態のような構
成では放電開始電圧が大きすぎ適当ではない。従って、
トナー帯電ローラ18の抵抗の適正範囲は107〜10
11Ωである。本実施形態において、現像ローラ5の抵抗
が108Ωを使用した場合は上記のトナー帯電ローラ1
8抵抗の適正範囲にあてはまる。
【0066】抵抗測定法は以下の通りである。直径16
mmのアルミローラとトナー帯電ローラを当接荷重1.
666Nで当接させ、直径16mmのアルミローラを8
0mm/sで回転させる。次にトナー帯電ローラに−4
00Vの直流電圧を印加する。アース側に10kΩの抵
抗を配置し、その両端の電圧を測定し、電流を算出し、
トナー帯電ローラの抵抗を算出する。また、長手方向の
長さを210mmとした。
【0067】トナー帯電ローラ18により、充分に帯電
された現像ローラ5上のトナー層は、一様に感光ドラム
1との対向部である現像部へ搬送される。この現像当接
部において、現像ローラ5上に薄層形成されたトナー層
は、現像ローラ5の直流電圧によって感光ドラム1上の
静電潜像にトナー像として現像される。
【0068】現像部において消費されなかった未現像ト
ナーは、現像ローラ5の回転とともに現像ローラ5の下
部より回収される。この回収部分には可撓性のシートか
らなるシール部材17が設けられ、未現像トナーの現像
容器14内への通過を許容するとともに、現像容器14
内のトナー8が現像ローラ5の下部から漏出するのを防
止する。
【0069】この回収された現像ローラ5上の未現像ト
ナーは、弾性ローラ6と現像ローラ5との当接部におい
て、現像ローラ5表面から剥ぎ取られる。この剥ぎ取ら
れたトナーの大部分は、弾性ローラ6の回転に伴い搬送
され現像容器14内のトナー8と混ざりあい、トナー8
の帯電電荷が分散される。同時に弾性ローラ6の回転に
より現像ローラ5上に新たなトナーが供給され前述の作
用を繰り返す。
【0070】次に現像ローラとトナー帯電ローラ間の電
位差に対するトナー帯電量について説明する。図6は、
本実施形態における初期使用時、2500枚通紙および
5000枚通紙時のトナー帯電ローラ18と現像ローラ
5上のトナー8間の電圧に対するトナーの帯電電荷量を
示すグラフである。図6に示すようにトナーの帯電電荷
量はおよそ1200Vから飽和するが、初期使用時から
5000枚通紙に至るまでにトナーの飽和帯電量は低下
している。
【0071】これは、主に外添剤遊離等によるトナー劣
化が要因と考えられる。このような状況で、トナー帯電
ローラ18と現像ローラ5間の電位差が常に一定で、長
期にわたって画像形成動作を行った場合のトナー帯電量
の変化の様子を図7に示す。図7は、図1に示される画
像形成装置において本発明の制御を行わなかった場合の
通紙枚数と帯電電荷量の関係のグラフである。
【0072】この際、トナー帯電ローラ18と現像ロー
ラ5間の電位差は1500Vに設定し、本実施形態では
負帯電トナーを用いており、現像ローラ5に印加する電
圧は−400V、トナー帯電ローラ18に印加する電圧
は−1900Vとした。図7に示すように通紙枚数に対
するトナー帯電量は経時変化をしてしまい、その結果、
図8に示すように初期使用時と長期使用時で画像濃度に
差が生じてしまう。図8は、図1に示される画像形成装
置において本発明の制御を行わなかった場合の通紙枚数
と画像濃度の関係のグラフである。
【0073】そこで、本実施形態においては、外添剤遊
離等によるトナー帯電量の経時変化を防止するために、
トナー帯電ローラ18と現像ローラ5間の電位差を可変
するというものであり、本実施形態においては印字枚数
に応じてトナー帯電ローラ18に印加するバイアスを変
更することを特徴としている。具体的なバイアス可変方
法を図1および図9のフローチャートで説明する。図9
は、図1に示される画像形成装置の制御フローチャート
である。
【0074】図1に示すように本実施形態のプロセスカ
ートリッジは記憶媒体19を具備しており、記憶媒体1
9には、前記プロセスカートリッジを用いて行った印字
枚数が記憶されている。プリント信号が入力されると
(S1)、画像形成装置本体側のCPU20はプロセス
カートリッジに搭載された記憶媒体19と通信を行い、
前記プロセスカートリッジの印字枚数を読み込む(S
2)。
【0075】次にCPU20は、印字枚数に応じたトナ
ー帯電ローラ18への印加バイアスが予め格納された画
像形成装置本体側ROM21と前記CPU20に読み込
んだ印字枚数の値を比較し(S3)、本発明の構成要素
たる制御手段としてのバイアス制御手段22により電源
23及び電源24を制御して、トナー帯電ローラ18及
び現像ローラ5に印加する最適なバイアスを設定し、画
像形成動作に移行する(S4)。
【0076】印字動作が終了すると印字枚数のカウント
を1増加し(S5)、前記プロセスカートリッジの記憶
媒体19の印字枚数カウントを書き変える(S6)。続
いて連続プリントの要求があるかを判断し(S7)、要
求がない場合はプリント終了動作に移行し(S8)、要
求がある場合は、連続プリントの要求がなくなるまで、
S3〜S7の動作を繰り返す。
【0077】本実施形態では、500枚印字毎にトナー
帯電ローラ18の印加バイアスを可変するような設定と
したことにより図10,11に示すように、長期にわた
ってトナー帯電量および画像濃度が安定し、常に高画質
を与える画像形成装置を提供することができた。図10
は、図1に示される画像形成装置の通紙枚数と帯電電荷
量の関係のグラフであり、図11は、図1に示される画
像形成装置の通紙枚数と画像濃度の関係のグラフであ
る。
【0078】本実施形態では500枚に1回の割合でト
ナー帯電ローラ18に印加するバイアスを可変したが、
トナー帯電量の安定性に応じて、バイアス可変頻度を変
更しても良い。
【0079】また、記憶媒体19に記憶させる内容は現
像ローラ5の回転時間や、バイアス印加時間などトナー
劣化と相関があるものであれば、特に印刷枚数に限定さ
れるものではない。
【0080】なお第1の実施形態では、画像形成装置本
体に着脱可能な現像装置からなるプロセスカートリッジ
は、複数個でもよく、特に各色の安定した階調性つまり
安定した帯電電荷量という特性を必要とするカラー電子
写真方式に用いてもよい。
【0081】また、画像形成装置本体に着脱可能な現像
装置からなるプロセスカートリッジとして用いたが、現
像装置と感光ドラム、クリーニングブレード、廃トナー
収容容器、帯電装置を一体で形成し担持装置本体に対し
着脱可能なプロセスカートリッジとして用いても良い。
【0082】(第2の実施形態)以下に本発明に係る現
像装置の第2の実施形態について添付図面に基づいて説
明する。第2の実施形態は、トナー帯電ローラに印加す
るバイアスを可変することにより画像濃度制御を行うこ
とを特徴とする画像形成装置であり、図12に第2の実
施形態の現像装置を適用した画像形成装置を示す。図1
2は、本発明に係る現像装置の第2の実施形態を用いた
画像形成装置の概略断面図である。
【0083】また、現像装置は第1の実施形態と同様に
感光ドラムに対して近接配置され、プロセスカートリッ
ジとして、画像形成装置に対して着脱可能である。
【0084】第2の実施形態における画像形成装置は、
本発明の構成要素たる像担持体としての感光ドラム31
の現像位置下流側で転写位置上流側に、感光ドラム31
に近接して、本発明の構成要素たる濃度検出手段として
の濃度センサー49が配置されている。前述したように
前記画像形成装置はプリント枚数に応じて、トナー帯電
量が変動すると、本来の画像濃度が得られなくなる。
【0085】そこで、感光ドラム31上にトナー38で
パッチ画像を試験的に作像し、それらの濃度を発光素子
と受光素子からなる濃度センサー49で反射光量を検知
し、その結果からトナー帯電ローラ48にフィードバッ
クをかけて画像濃度制御を行い、安定した画像を得るよ
うにしている。
【0086】なお、上記濃度センサー49は赤外光を用
いており、上記受光素子の受感するパッチ画像の反射濃
度を検出することにより、出力画像濃度を推定できる。
本実施形態で用いたトナー38は、反射濃度を1.2と
した際に目標画像濃度1.4が得られる。
【0087】反射濃度は感光ドラム31上付着トナー量
と、また、現像バイアス一定においては、感光ドラム3
1上付着トナー量とトナー帯電量に相関があることか
ら、トナー帯電ローラバイアス値と反射濃度には図13
の実線に示すような相関がある。図13は、図12に示
される画像形成装置におけるトナー帯電ローラの印加電
圧と反射濃度の関係のグラフである。
【0088】図13でトナー帯電ローラバイアスの増加
に伴い、反射濃度が減少するのは、トナーの帯電量が増
加することによりトナーに対する鏡像力が増加し、感光
ドラム31にトナー38が飛翔しにくくなるためであ
る。
【0089】前述の図6に示したようにトナー帯電量は
トナー帯電ローラ48と現像ローラ35間の電位差がお
よそ600Vから増加し始め、1200V付近で飽和す
る。
【0090】故に電位差が600〜1200Vの間でト
ナー帯電ローラバイアスを可変させ、パッチ濃度検出結
果を直線近似し、反射濃度が1.2となるようなトナー
帯電ローラバイアスを算出、設定することにより、最適
な画像濃度(本実施形態では1.4)が得られる。
【0091】本実施形態においてはパッチ潜像を現像す
る際のトナー帯電ローラ48に印加する電圧値としてV
1、V2、V3、V4を用い、それぞれの電圧値は−1
000V、−1200V、−1400V、−1600V
となっている。
【0092】この時、現像ローラ35のバイアスは−4
00Vに固定されており、現像ローラ35とトナー帯電
ローラ48間の電位差は、600V、800V、100
0V、1200Vとなる。
【0093】本実施形態の具体的な画像濃度制御方法に
ついて図12および図14のフローチャートを用いて説
明する。図14は、図12に示される画像形成装置の制
御フローチャートである。
【0094】先ず、画像濃度制御動作に移行する(S
9)と、本発明の構成要素たる現像条件制御手段として
のCPU50は、露光器33で所定光量にて像露光され
たパッチ潜像をバイアス制御手段52にてトナー帯電ロ
ーラバイアスを可変しながら、パッチP1、P2、P
3、P4を濃度を可変して作成する(S10)。
【0095】本実施形態においては感光ドラム31表面
を帯電器32で暗部電位VDとして−700(V)に一
様帯電し、次にパッチ形成画像情報に応じて露光器33
よりON/OFF制御されたレーザビームによる走査露
光が施され、明部電位VLとして−100(V)のパッ
チ潜像が形成される。
【0096】そのパッチ潜像に対応しながら所定の段階
で増加するトナー帯電ローラバイアスがバイアス制御手
段52から出力され、感光ドラム31上のパッチ潜像が
濃度の異なるパッチトナー像として感光ドラム31上に
顕像化される。以上のようにして形成されたこれらのパ
ッチの反射光量を上記濃度センサー49で測定し(S1
1)、所望の一定濃度(本実施形態では反射濃度1.2
とした)が得られると推定されるトナー帯電ローラバイ
アスを求め(S12)、バイアス値を出力することで、
パッチ濃度測定の結果を現像器にフィードバックさせ
(S13)、画像濃度制御を終了し(S14)、フィー
ドバックされた結果をもとに、画像形成を実行する。
【0097】本実施形態においては500枚に1回の割
合で画像濃度制御を行うものとしたが、使用トナーの安
定性に応じて制御頻度を変更しても良い。図15に本実
施形態における通紙枚数とトナー帯電量の関係を、図1
6に通紙枚数と画像濃度の関係を示す。
【0098】以上の結果から、画像濃度制御をトナー帯
電ローラ48のバイアスを可変させて行うことにより、
長期使用にわたって、より確実にトナー帯電量を安定さ
せることが可能となり、また、画像濃度も安定し、常に
高画質を得ることができる。
【0099】さらに第2の実施形態では、画像形成装置
本体に着脱可能な現像装置からなるプロセスカートリッ
ジは、複数個でもよく、特に各色の安定した階調性つま
り安定した帯電電荷量という特性を必要とするカラー電
子写真方式に用いてもよい。
【0100】また、画像形成装置本体に着脱可能な現像
装置からなるプロセスカートリッジとして用いたが、画
像形成装置本体内に固定され、トナーのみを補給するよ
うな構成の現像装置として用いても良く、また現像装置
と感光ドラム、クリーニングブレード、廃トナー収容容
器、帯電装置を一体で形成し画像形成装置本体に対し着
脱可能なプロセスカートリッジとして用いても良い。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像剤担持体は第1のバイアスが印加され、現像剤帯電
部材は第2のバイアスが印加され、静電潜像を担持する
像担持体に近接もしくは接触して静電潜像を現像剤担持
体で搬送された現像剤によって可視化する現像装置にお
いて、第1の現像剤担持体に印加されるバイアスと現像
剤帯電部材に印加される第2のバイアスとの電位差が可
変可能であることにより、充分に帯電したトナーを安定
に供給でき、常に高品質な画質を与えることができる。
【0102】また、使用状況が記憶された記憶媒体を備
え、記憶媒体の情報に基づいて現像剤担持体に印加され
る第1のバイアスと現像剤帯電部材に印加される第2の
バイアスとの電位差が可変されることにより、長期使用
時においても常に充分に帯電したトナーを安定に供給で
き、常に高品質な画質を与えることができる。
【0103】さらに、画像形成に先立って、現像条件を
変化させて顕像化した複数のパターン像を濃度検出手段
により読み取り、読み取った濃度データに基づいて画像
形成時における最適な現像条件を定める現像条件制御手
段を持つ画像形成装置において、現像条件制御手段は、
現像剤担持体に印加される第1のバイアスと現像剤帯電
部材に印加される第2のバイアスとの電位差を可変し、
複数のパターン像を顕像化し、濃度データとして検出し
て画像形成条件を決定しているため、長期使用時におい
ても常に充分に帯電したトナーをより安定に供給でき、
常に高品質な画質を与える画像形成装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置の第1の実施形態を用い
た画像形成装置の概略断面図である。
【図2】図1に示される画像形成装置に具備される現像
装置の断面図である。
【図3】図1に示される画像形成装置のトナー帯電ロー
ラにおけるトナー放電特性のグラフである。
【図4】図1に示される画像形成装置のトナー帯電ロー
ラにおけるトナー放電特性(トナー電位を除外したも
の)のグラフである。
【図5】図1に示される画像形成装置の注入帯電の場合
のトナー帯電特性のグラフである。
【図6】図1に示される画像形成装置におけるトナー帯
電ローラの印加電圧と帯電電荷量の関係のグラフであ
る。
【図7】図1に示される画像形成装置において本発明の
制御を行わなかった場合の通紙枚数と帯電電荷量の関係
のグラフである。
【図8】図1に示される画像形成装置において本発明の
制御を行わなかった場合の通紙枚数と画像濃度の関係の
グラフである。
【図9】図1に示される画像形成装置の制御フローチャ
ートである。
【図10】図1に示される画像形成装置の通紙枚数と帯
電電荷量の関係のグラフである。
【図11】図1に示される画像形成装置の通紙枚数と画
像濃度の関係のグラフである。
【図12】本発明に係る現像装置の第2の実施形態を用
いた画像形成装置の概略断面図である。
【図13】図12に示される画像形成装置におけるトナ
ー帯電ローラの印加電圧と反射濃度の関係のグラフであ
る。
【図14】図12に示される画像形成装置の制御フロー
チャートである。
【図15】図12に示される画像形成装置の通紙枚数と
帯電電荷量の関係のグラフである。
【図16】図12に示される画像形成装置の通紙枚数と
画像濃度の関係のグラフである。
【図17】従来のCD接触一成分現像方式を用いた画像
形成装置の概略断面図である。
【図18】従来のトナー帯電ローラを用いた接触現像方
式の現像装置の概略断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電装置 3 露光ユニット 4 現像装置 5 現像ローラ 6 弾性ローラ 7 弾性ブレード 8 トナー 9 転写ローラ 10 クリーニングブレード 11 廃トナー容器 12 定着装置 13 転写材 14 現像容器 15 ブレード支持板金 16 攪拌部材 17 シール部材 18 トナー帯電ローラ 19 記憶媒体 20 CPU 21 ROM 22 バイアス制御手段 23,24 電源 30 現像容器 31 感光ドラム 32 帯電器 33 露光器 35 現像ローラ 38 トナー 48 トナー帯電ローラ 49 濃度センサー 52 バイアス制御手段 60 現像容器 61 感光ドラム 62 帯電ローラ 63 露光ユニット 64 現像装置 65 現像ローラ 66 弾性ローラ 67 弾性ブレード 68 トナー 69 クリーニング容器 71 感光ドラム 72 トナー帯電ローラ 73 弾性ブレード 74 トナー 75 現像ローラ 76 弾性ローラ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA01 DA04 DA10 DD08 DE02 DE07 EA05 EC03 EC06 ED09 EF09 2H073 AA02 BA02 BA13 BA43 BA45 2H077 AC04 AC05 AD02 AD06 AD13 AD17 AD23 AD31 AD35 AE03 AE04 AE10 BA09 DA03 DA47 DA63 DB08 DB25 EA14 EA15 FA01 FA13 FA22 GA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を担持する像担持体に現像剤を
    搬送する現像剤担持体と、 該現像剤担持体上の現像剤に電圧を印加して帯電させる
    現像剤帯電部材とを備え、 前記現像剤担持体は第1のバイアスが印加され、前記現
    像剤帯電部材は第2のバイアスが印加されると共に、 前記現像剤担持体に印加される第1のバイアスと前記現
    像剤帯電部材に印加される第2のバイアスとの電位差を
    制御する制御手段を備える現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像装置の使用状況が記憶された記
    憶媒体を備え、 前記制御手段は、前記記憶媒体の情報に基づいて前記現
    像剤担持体に印加される第1のバイアスと前記現像剤帯
    電部材に印加される第2のバイアスとの電位差を制御す
    る請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像装置の使用状況は、 前記現像装置により実行された画像形成動作の回数であ
    る請求項2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤担持体に印加される第1のバ
    イアスと前記現像剤帯電部材に印加される第2のバイア
    スとの電位差を変化させて顕像化した複数のパターン像
    の濃度データを読み取る濃度検出手段と、 該濃度検出手段により読み取られた濃度データに基づい
    て、画像形成時における前記現像剤担持体に印加される
    第1のバイアスと前記現像剤帯電部材に印加される第2
    のバイアスとの電位差を定める現像条件制御手段とを備
    える請求項1から3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも上記請求項1から4のいずれ
    か1項に記載の現像装置を備え、該現像装置により現像
    された画像を形成する画像形成装置に着脱自在であるプ
    ロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 上記請求項1から4のいずれか1項に記
    載の現像装置と、 該現像装置により現像される潜像が形成される像担持体
    とを備える画像形成装置。
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