JP2002023208A - 信号光を波形整形するための方法及び装置 - Google Patents
信号光を波形整形するための方法及び装置Info
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Abstract
び装置に関し、実質的に最適なしきい値を得ることがで
き良好な再生動作が可能な方法等を提供することが主な
課題である。 【解決手段】 本発明による方法は、入力信号光を波形
整形して出力信号光を出力する波形整形器を提供するス
テップと、出力信号光の品質を測定するステップと、測
定された品質が良くなるように入力信号光のパワーを制
御するステップとを備えている。
Description
するための方法及び装置に関する。
形器として、マッハツェンダ干渉計(MZI)型光ゲー
トがある。この光ゲートは、位相シフトを与えるための
第1及び第2の非線形光学媒質を含むマッハツェンダ干
渉計を例えば光導波路基板上に集積化して構成される。
連続波(CW)光としてのプロープ光が等分配されて第
1及び第2の非線形光学媒質に供給される。このとき、
等分配されたプローブ光の干渉により出力光が得られな
いように干渉計の光路長が設定されている。
更に光信号が供給される。光信号及びプローブ光のパワ
ーを適切に設定することによって、光信号に同期する変
換光信号がこの光ゲートから出力される。変換光信号は
プローブ光と同じ波長を有している。
て半導体光アンプ(SOA)を用いることが提案されて
いる。例えば、波長1.5μm帯において、両端面を無
反射化処理したInGaAs−SOAを各非線形光学媒
質として用い、これらをInP/GaInAsP基板上
に集積化したものが作製されている。
て、非線形光ループミラー(NOLM)がある。NOL
Mは、方向性結合される第1及び第2の光路を含む第1
の光カプラと、第1及び第2の光路を接続するループ光
路と、ループ光路に方向性結合される第3の光路を含む
第2の光カプラとを備えている。
媒質から構成するとともに、第1及び第3の光路にそれ
ぞれプローブ光及び光信号を供給することによって、変
換光信号が第2の光路から出力される。
光ファイバが一般的である。特に、非線形光学媒質とし
てSOAを用いたNOLMはSLALOM(Semiconduc
torLaser Amplifier in a Loop Mirror)と称される。
バ通信システムにおいては、伝送路損失や分岐損失等に
よる信号パワーの低下を、エルビウムドープファイバ増
幅器(EDFA)等の光増幅器を用いて補償している。
光増幅器はアナログ増幅器であり、信号を線形増幅する
ものである。この種の光増幅器においては、増幅に伴っ
て発生する自然放出光(ASE)雑音の付加により信号
対雑音比(S/N比)が低下するので、中継数ひいては
伝送距離に限界が生じる。また、光ファイバの持つ波長
分散やファイバ内の非線形光学効果による波形劣化も伝
送限界を与える要因である。こうした限界を打破するた
めには、信号をデジタル的に処理する再生中継器が必要
であり、その実現が望まれている。特に、全ての処理を
光レベルにおいて行う全光再生中継器は、信号のビット
レートやパルス形状等に依存しないトランスペアレント
な動作を実現する上で重要である。
又はリアンプリフィケーション(Reamplific
ation)と、波形整形又はリシェイピング(Res
haping)と、タイミング再生又はリタイミング
(Retiming)とである。これらの機能は3R機
能と称され、特に前二者は2R機能と称される。
により、あるいは光増幅機能を有する波形整形器を用い
ることにより、2R機能を提供することができる。ま
た、それに加えてクロック再生器を並行して用いること
により3R機能を提供することができる。
回路及び電気−光変換器を組み合わせることにより、電
気領域で波形整形を行う再生中継器を提供することがで
きる。この種の再生中継器においては、識別回路の参照
電圧の設定を変更することによって、しきい値を変える
ことができる。
い値を変えることが容易ではない。例えば、前述したN
OLMにおいては、伝達関数はファイバの長さと非線形
係数に応じて決定されるので、非線形媒質としての光フ
ァイバが与えられると、入出力特性におけるしきい値は
一義的に決定され、これを変えることはできない。従っ
て、そのしきい値が供給された信号光に対して最適なし
きい値とは限らず、再生動作が不完全になる可能性があ
る。
しきい値を得ることができ良好な再生動作が可能な波形
整形のための方法及び装置を提供することである。本発
明の他の目的は以下の説明から明らかになる。
ると、入力信号光を波形整形して出力信号光を出力する
波形整形器を提供するステップと、出力信号光の品質を
測定するステップと、測定された品質が良くなるように
入力信号光のパワーを制御するステップとを備えた方法
が提供される。
れる入力信号光のパワーは、測定された出力信号光の品
質(例えば、対応するQ値やビットエラーレート)が良
くなるように制御される。従って、波形整形器において
入力信号光に対して実質的に最適なしきい値を得ること
ができ、良好な再生動作が可能になる。
を波形整形して出力信号光を出力する波形再生器と、出
力信号光の品質を測定する品質測定器と、測定された品
質が良くなるように入力信号光のパワーを制御するパワ
ー制御器とを備えた装置が提供される。
い値を有しこのしきい値に基づいて入力信号光を波形整
形して出力信号光を出力する波形整形器を提供するステ
ップと、出力信号光の品質を測定するステップと、測定
された品質が良くなるようにしきい値を制御するステッ
プとを備えた方法が提供される。
い値を有しこのしきい値に基づいて入力信号光を波形整
形して出力信号光を出力する波形整形器と、出力信号光
の品質を測定する品質測定器と、測定された品質が良く
なるようにしきい値を制御するコントローラとを備えた
装置が提供される。
明の望ましい実施形態を詳細に説明する。全図を通して
実質的に同一又は類似の部分には同一の符号が付されて
いる。
ック図である。光送信機(TX)2と光受信機(RX)
4との間に光ファイバ伝送路6が敷設されており、光フ
ァイバ伝送路6に沿って各々光ファイバ増幅器等を用い
て構成される複数の線形増幅器8が設けられている。
は、線形増幅器8が入力信号波形をほぼ線形に増幅する
ので、個々の線形増幅器8内で生じる自然放出光雑音
や、光ファイバ伝送路6の分散及び/又は非線形効果に
よって生じる波形歪みは、伝送距離に応じて累積し、信
号の品質が大きく劣化する。その結果、伝送距離が制限
され、システム設計上の制限要因の一つとなっている。
ブロック図である。このシステムは、近い将来の商業的
サービスが予定されている所謂フォトニックネットワー
クに対応している。第1のネットワーク10と第2のネ
ットワーク12とが光クロスコネクト装置OXCにより
相互接続されており、第1のネットワークを他のネット
ワークと接続するために更なる光クロスコネクト装置O
XCが設けられている。また、第2のネットワーク12
を加入者端末あるいはノードと接続するために、複数の
アッド・ドロップ・マルチプレクサ(ADM)が設けら
れている。
ては、光−電気変換及び電気−光変換を伴わずに光領域
での信号の分岐及び挿入並びに波長変換等が行われる。
その際の光パワーの損失を補うために、光信号は図示し
ない光増幅器によって増幅される。それに伴って、自然
放出光雑音による光SNR(信号対雑音比)の劣化が問
題となり、ネットワークの規模が制限される可能性があ
る。
雑音を抑圧若しくは除去しあるいは波形整形を行う光再
生器を採用して、信号品質を向上させることが望まれて
いる。特に、光−電気変換及び電気−光変換を伴わない
光再生器の提供が強く望まれている。
その構成要素として使用可能な種々の光デバイスの特性
を示す図である。
ファイバ増幅器の入出力特性を示しており、この場合線
形増幅が行われることから、入力信号と出力信号はほぼ
同じ波形であり、雑音の抑圧効果はない。
再生器の入出力特性を示している。この場合は、信号の
スペースとマークレベルの雑音は一定値に制限されるの
で、雑音が完全に抑圧された波形を再生することができ
る。しかし、このように十分な特性を有する光再生器は
実用化されておらず、現実的には、図4に示されるよう
に電気領域で波形整形を行う再生器が用いられる。
ブロック図である。この再生器は、雑音を伴った入力信
号光が供給される光−電気変換器(O/E)14と、光
−電気変換器14の出力が供給される識別回路16と、
識別回路16の出力が供給される電気−光変換器(E/
O)18とを備えている。この再生器においては、扱う
ことのできる伝送速度は電気領域の速度で制限されるの
で、超高速信号に適用することは困難であり、光の高速
性を生かすことができない。また、光−電気変換を伴う
ので装置規模が大きくなるだけでなく、多少の遅延が生
じるので、再生器を中継器として何十段にも接続するよ
うな超長距離伝送システムでは、累積した遅延が無視す
ることができない大きさになる恐れもある。
特性を示している。入力及び出力間の伝達関数は正弦波
状であり、図3の(A)に示される線形増幅器の特性と
図3の(B)に示される理想的なディジタル型の光再生
器の特性の中間的な特性が得られており、ある程度の雑
音の抑圧が可能である。具体的には、後述する半導体光
増幅器(SOA)のマッハツェンダ干渉型や非線形光ル
ープミラー(NOLM)が挙げられる。
出力特性を示している。この光再生器は、例えばSOA
や分布帰還レーザダイオード(DFB−LD)の利得飽
和特性を用いて提供することができる。この場合、信号
のマークレベルのみが雑音圧縮される。
特性を示している。この光再生器は、例えばSOAや電
界吸収型(EA)光変調器によって提供され得る。
用することができる光再生器のブロック図である。図5
は基板20上に形成されたマッハツェンダ干渉計型の分
岐光導波路に2つのSOA22及び24を設けて構成さ
れる干渉型の光再生器を示しており、図6はNOLMか
らなる光再生器の例を示している。いずれの光再生器も
同様の動作原理に基づいているので、図6のNOLMを
用いてその動作を詳細に説明する。
び第2の光路32及び34を含む第1の光カプラ36
と、第1及び第2の光路32及び34を接続するループ
光路38と、ループ光路38に方向性結合される第3の
光路40を含む第2の光カプラ42とを備えている。
光学媒質によって提供されている。第1の光カプラ36
のカップリング比は実質的に1:1に設定される。
probeを有するプローブ光が光カプラ36の第1の
光路32に入力され、波長λsigを有する信号光が光
カプラ42の第3の光路40に入力されたときに、波長
λprobeを有する変換光が光カプラ36の第2の光
路34から出力されるというものである。プローブ光は
連続波(CW)光或いは光パルスであり得る。
が等しい2成分に分けられ、これら2成分は、ループ光
路38をそれぞれ時計回り及び反時計回りに厳密に同一
光路長で伝搬し、非線形光学媒質により共に等しい位相
シフトφを受けた後、光カプラ36により合成される。
光カプラ36における合成に際して、2成分のパワーは
等しく位相も一致しているので、合成により得られた光
はあたかもミラーにより反射されるがごとく第1の光路
32から出力され、第2の光路34からは出力されな
い。
より信号光が入力されると、この信号光はループ光路3
8の一方向(図では時計回り)にだけ伝搬し、この方向
に伝搬する光に対しては、オンパルスが通るときだけ非
線形光学媒質の非線形屈折率が変化する。従って、プロ
ーブ光の2成分が光カプラ36で合成されるに際して、
信号光のオフパルスと同期した部分のプローブ光の2成
分の位相は一致するが、信号光のオンパルスと同期した
部分のプローブ光の2成分の位相は異なる。その位相差
をΔφとすると、光カプラ36の第2の光路34には
{1−cos(Δφ)}/2に比例する出力が得られ
る。
パワーを設定すれば、オンパルスのときに合成された2
成分が第2の光路34だけから出力されるようなスイッ
チ動作が可能になる。このようにして、波長λsigの
信号光から波長λprobeの変換光への変換が行なわ
れる。即ち、信号光のデータに関して波長変換が行なわ
れていることになる。
とプローブ光による相互位相変調(XPM))を用いる
とすると、位相シフトΔφはγPLに比例する。ここに
γは非線形光学媒質の非線形係数、Pは非線形光学媒質
内における光パワー、Lは非線形光学媒質における光カ
ー効果の相互作用長である。
も一般的なのは光ファイバである。分散シフトファイバ
(DSF)が主に用いられており、その長さは通常数k
mである。一方、非線形光学媒質としてSOA(半導体
光増幅器)を用いたものも提案されている(SLALO
M)。
可能な非線形光学効果としては、主に、2次非線形光学
媒質中の三光波混合あるいは、3次非線形光学媒質中の
自己位相変調(SPM)、相互位相変調(XPM)及び
四光波混合(FWM)等の光カー効果が考えられる。2
次非線形光学媒質としては、InGaAs及びLiNb
O3等がある。3次非線形光学媒質としては、半導体光
アンプ(SOA)及び発振状態にある分布帰還レーザダ
イオード(DFB−LD)等の半導体媒質あるいは光フ
ァイバが考えられる。
果を用いることができる。光ファイバとしては単一モー
ドファイバが適しており、特に波長分散が比較的小さい
分散シフトファイバ(DSF)が望ましい。
ような入出力特性を有するディジタル型の光再生器にお
ける入出力パワーの確率密度関数(PDF)を示してい
る。雑音光の電界の大きさはガウス分布で近似されてい
る。ディジタル型の光再生器では、しきい値Pthよりも
小さい入力信号はスペースと判断され、大きい信号はマ
ークと判断される。従って、出力パワーの確率密度関数
では、入力に比べて雑音が抑圧されるので、分散が小さ
な確率密度になっている。しかし、もししきい値Pthが
適切な値でなければ、入力ではスペースであったものが
雑音で偏差したために出力ではマークとして誤判定され
たり、逆にマークがスペースとして誤判定される場合が
考えられる。この場合、符号誤り率が増えて信号品質が
劣化するので、しきい値Pthは入力信号に対して適切に
設定されることが重要である。
ような入出力特性を有するリミッタ型の光再生器におけ
る入出力パワーの確率密度関数(PDF)を示してい
る。雑音光の電界の大きさはガウス分布で近似されてい
る。リミッタ型の光再生器では、しきい値Pthよりも大
きなマークのみの雑音が抑圧されるので、マークの確率
密度関数の分散は小さくなる。一方、スペースの雑音は
抑圧されないので、マークの平均レベルが減少するのに
伴ってむしろ相対的に分散は大きくなってしまうが、ス
ペースの分散の増加よりもマークの分散の減少が上回る
ので、全体として出力信号のQ値を改善することができ
る。しかし、もししきい値Pthが適切な値でなければ、
スペースの分散の増加よりもマークの分散の減少が下回
り、出力信号のQ値は入力よりも小さくなることも予想
されるので、しきい値Pthは入力信号に対して適切に設
定されることが重要である。
う再生器においては、識別回路における参照電圧の設定
を変えることにより容易にしきい値を変えることができ
るが、光再生器においては、しきい値を変えることが容
易ではない。そこで、本発明では、例えば入力信号光の
パワーを調節することによって実質的にしきい値を変
え、前述の問題に対処するようにしている。より特定的
には次のとおりである。
示すブロック図である。入力信号光は、光増幅器44に
より増幅された後に光再生器46に供給される。光再生
器46は、供給された入力光信号を波形整形して、出力
信号光を出力する。光再生器46として、前述した種々
の構成例を用いることができる。出力信号光の品質を測
定するために、Q値モニタ48が設けられている。Q値
モニタ48は、分岐された出力信号光の一部を受け、そ
れに基づいて得られる電気信号のQ値を測定する。Q値
モニタ48の出力はコントローラ50に供給される。コ
ントローラ50は、Q値モニタ48により測定されたQ
値が最も良くなるように、光増幅器44の利得により入
力信号光のパワーを制御する。
変えることによって光再生器46のしきい値を変えるの
と同じ効果が得られる。従って、出力信号光の品質(具
体的にはQ値)が良くなるように入力信号光のパワーを
制御することによって、良好な再生動作が可能になる。
を示すブロック図である。ここでは、光再生器46から
出力された出力信号光の品質を測定するために、BER
(ビットエラーレート)モニタ52が用いられている。
BERモニタ52は、分岐された出力信号光の一部を受
け、それに基づいて得られる電気信号のビットエラーレ
ート(符号誤り率)を測定する。BERモニタ52の出
力はコントローラ50に供給される。コントローラ50
は、BERモニタ52により測定されたビットエラーレ
ートが最も小さくなるように、光増幅器44の利得によ
り入力信号光のパワーを制御する。
変えることによって光再生器46のしきい値を変えるの
と同じ効果が得られる。従って、出力信号光の品質(具
体的にはビットエラーレート)が良くなるように入力信
号光のパワーを制御することによって、良好な再生動作
が可能になる。
を示すブロック図である。ここでは、光再生器46から
出力された出力信号光の品質を測定するために、スペク
トルモニタ54が用いられている。スペクトルモニタ5
4は、分岐された出力信号光の一部を受け、そのスペク
トルを得て例えばSNR(信号対雑音比)を測定する。
スペクトルモニタ54の出力はコントローラ50に供給
される。コントローラ50は、スペクトルモニタ54に
より測定されたSNRが最も良くなるように、光増幅器
44の利得により入力信号光のパワーを制御する。
変えることによって光再生器46のしきい値を変えるの
と同じ効果が得られる。従って、出力信号光の品質(具
体的にはSNR)が良くなるように入力信号光のパワー
を制御することによって、良好な再生動作が可能にな
る。
ルアナライザを用いることができる。この場合、信号レ
ベルと雑音レベルとを比較することにより容易にSNR
を測定することができる。
を示すブロック図である。ここでは、光再生器46から
出力された出力信号光の品質を測定するために、アイ開
口モニタ56が用いられている。アイ開口モニタ56と
しては、サンプリングオシロスコープ等におけるアイダ
イアグラムを観測する機能を用いることができる。アイ
開口モニタ56は、分岐された出力信号光の一部を受
け、それに基づいて得られる電気信号波形のアイ開口を
測定する。アイ開口モニタ56の出力はコントローラ5
0に供給される。コントローラ50は、アイ開口モニタ
56により測定されたアイ開口が最大になるように、光
増幅器44の利得により入力信号光のパワーを制御す
る。
変えることによって光再生器46のしきい値を変えるの
と同じ効果が得られる。従って、出力信号光の品質(具
体的にはアイ開口)が良くなるように入力信号光のパワ
ーを制御することによって、良好な再生動作が可能にな
る。
を示すブロック図である。この実施形態は、図9に示さ
れる実施形態と対比して、光増幅器44と光再生器46
との間に光減衰器(ATT)58が付加的に設けられて
いる点で特徴付けられる。
減衰により入力信号光のパワーを変えることによって、
光再生器46のしきい値を変えるのと同じ効果が得られ
る。従って、出力信号光の品質(具体的にはQ値)が最
大になるように入力信号光のパワーを制御することによ
って、良好な再生動作が可能になる。
てQ値を用いているが、前述した種々の実施形態におけ
るのと同様にして、BER,SNRあるいはアイ開口に
基づいた制御を行うようにしても良い。
を示すブロック図である。この実施形態は、光再生器4
6が可変のしきい値を有している点で特徴付けられる。
入力信号光は直接光再生器46に供給される。光再生器
46は、供給された入力光信号を波形整形して、出力信
号光を出力する。出力信号光の品質を測定するために、
Q値モニタ48が設けられている。Q値モニタ48は、
分岐された出力信号光の一部を受け、それに基づいて得
られる電気信号のQ値を測定する。Q値モニタ48の出
力はコントローラ50に供給される。コントローラ50
は、Q値モニタ48により測定されたQ値が最も良くな
るように、光再生器46におけるしきい値を制御する。
れており、その注入電流を変化させることによって、入
出力特性における飽和値及びしきい値が図15に示され
るように変化し、それに応じて雑音抑圧・波形整形特性
も変化する。従って、図14に示される実施形態におけ
るように、コントローラ50が注入電流により光再生器
46のしきい値を変化させることによって、最適なしき
い値を設定することができる。
てQ値を用いているが、前述した種々の実施形態におけ
るのと同様にして、BER,SNRあるいはアイ開口に
基づいた制御を行うようにしても良い。
を示すブロック図である。ここでは、供給されるアシス
ト光のパワーに応じてしきい値が変化するDFB−LD
60が光再生器として用いられている。入力信号光はア
シスト光源としてのレーザダイオード(LD)から出力
されたアシスト光と共にDFB−LD60に供給され
る。DFB−LD60から出力された出力信号光は、バ
ンドパスフィルタ(BPF)を通って出力される。
モニタ48が設けられている。Q値モニタ48は、分岐
された出力信号光の一部を受け、それに基づいて得られ
る電気信号のQ値を測定する。Q値モニタ48の出力は
コントローラ50に供給される。コントローラ50は、
Q値モニタ48により測定されたQ値が最も良くなるよ
うに、LD62の駆動電流等によりアシスト光のパワー
を制御する。
型の光再生器が提案されており、連続波光(CW光)で
あるアシスト光のパワーを変化させることによって、入
出力特性における飽和値及びしきい値が図15に示され
るように変化し、それに応じて雑音抑圧・波形整形特性
も変化する。従って、図16に示される実施形態におけ
るように、コントローラ50がアシスト光のパワーによ
り光再生器としてのDFB−LD60のしきい値を変化
させることによって、最適なしきい値を設定することが
できる。
てQ値を用いているが、前述した種々の実施形態におけ
るのと同様にして、BER,SNRあるいはアイ開口に
基づいた制御を行うようにしても良い。
を示すブロック図である。この実施形態は、図16に示
される実施形態と対比して、LD62とDFB−LD6
0との間に光増幅器66が付加的に設けられている点で
特徴付けられる。LD62から出力されたアシスト光は
光増幅器66により増幅された後にDFB−LD60に
供給される。従って、コントローラ50が光増幅器66
の利得を制御することによって、DFB−LD60に供
給されるアシスト光のパワーを制御することができ、そ
れにより最適なしきい値を設定することができる。
を示すブロック図である。この実施形態は、図16に示
される実施形態と対比して、LD62とDFB−LD6
0との間に光減衰器68が付加的に設けられている点で
特徴付けられる。LD62から出力されたアシスト光は
光減衰器68により減衰された後にDFB−LD60に
供給される。従って、コントローラ50が光減衰器68
の減衰を制御することによって、DFB−LD60に供
給されるアシスト光のパワーを制御することができ、そ
れにより最適なしきい値を設定することができる。
態を示すブロック図である。図9に示される実施形態で
は、本発明による装置が光中継器等の1つのユニット内
に提供されているのと対比して、この実施形態では、本
発明による装置が2箇所に分けて提供されている。即
ち、光増幅器44及び光再生器46は光中継器のユニッ
ト70内に設けられ、Q値モニタ48及びコントローラ
50は受信端局72内に設けられている。受信端局72
は、光再生器46からの出力信号光を電気信号に変換す
るための光−電気変換器74を含む。この実施形態によ
ると、受信端局72における信号光の品質に基づいて光
中継器70を遠隔制御することによって、光再生器46
における再生動作を最適に制御することができる。
てQ値を用いているが、前述した種々の実施形態におけ
るのと同様にして、BER,SNRあるいはアイ開口に
基づいた制御を行うようにしても良い。また、コントロ
ーラ50は受信端局72内に設けられているが、光中継
器70内に設けてQ値モニタ48の出力を受信端局72
から光中継器70に伝送するようにしても良い。
る。 (付記1) 入力信号光を波形整形して出力信号光を出
力する波形整形器を提供するステップと、上記出力信号
光の品質を測定するステップと、上記測定された品質が
良くなるように上記入力信号光のパワーを制御するステ
ップとを備えた方法。(1) (付記2) 付記1に記載の方法であって、上記制御す
るステップは、上記入力信号光を増幅する光増幅器を提
供するステップと、上記光増幅器の利得を調節するステ
ップとを含む方法。 (付記3) 付記1に記載の方法であって、上記品質は
上記出力信号光に基づいて得られる信号のQ値である方
法。 (付記4) 付記1に記載の方法であって、上記品質は
上記出力信号光に基づいて得られる信号のビットエラー
レートである方法。 (付記5) 付記1に記載の方法であって、上記品質は
上記出力信号光のスペクトルの形状である方法。 (付記6) 付記1に記載の方法であって、上記品質は
上記出力信号光に基づいて得られる信号のアイ開口であ
る方法。 (付記7) 入力信号光を波形整形して出力信号光を出
力する波形再生器と、上記出力信号光の品質を測定する
品質測定器と、上記測定された品質が良くなるように上
記入力信号光のパワーを制御するパワー制御器とを備え
た装置。(2) (付記8) 付記7に記載の装置であって、上記パワー
制御器は、上記入力信号光を増幅する光増幅器と、上記
品質が最も良くなるように上記光増幅器の利得を調節す
るコントローラとを含む装置。 (付記9) 付記7に記載の装置であって、上記パワー
制御器は、上記入力信号光を増幅する光増幅器と、上記
光増幅器の出力を減衰させる光減衰器と、上記品質が最
も良くなるように上記光減衰器の減衰を調節するコント
ローラとを含む装置。 (付記10) 可変なしきい値を有しこのしきい値に基
づいて入力信号光を波形整形して出力信号光を出力する
波形整形器を提供するステップと、上記出力信号光の品
質を測定するステップと、上記測定された品質が良くな
るように上記しきい値を制御するステップとを備えた方
法。(3) (付記11) 付記10に記載の方法であって、上記波
形整形器は半導体光増幅器を含み、上記制御するステッ
プは上記半導体光増幅器の注入電流を調節するステップ
を含む方法。 (付記12) 付記10に記載の方法であって、上記波
形整形器は供給されるアシスト光のパワーに応じて上記
しきい値が変化する分布帰還レーザダイオードを含み、
上記制御するステップは上記アシスト光のパワーを調節
するステップを含む方法。 (付記13) 可変なしきい値を有しこのしきい値に基
づいて入力信号光を波形整形して出力信号光を出力する
波形整形器と、上記出力信号光の品質を測定する品質測
定器と、上記測定された品質が良くなるように上記しき
い値を制御するコントローラとを備えた装置。(4) (付記14) 付記13に記載の装置であって、上記波
形整形器は半導体光増幅器を含み、上記コントローラは
上記半導体光増幅器の注入電流を調節する装置。 (付記15) 付記13に記載の装置であって、上記波
形整形器は、供給されるアシスト光のパワーに応じて上
記しきい値が変化する分布帰還レーザダイオードと、上
記アシスト光を出力する光源とを含み、上記コントロー
ラは上記アシスト光のパワーを調節する装置。
実質的に最適なしきい値を得ることができ良好な再生動
作が可能な波形整形のための方法及び装置を提供するこ
とが可能になるという効果が生じる。本発明の特定の実
施形態により得られる効果は以上説明したとおりである
のでその説明を省略する。
図である。
ック図である。
構成要素として使用可能な種々の光デバイスの特性を示
す図である。
ック図である。
再生器のブロック図である。
の光再生器のブロック図である。
な入出力特性を有するディジタル型の光再生器における
入出力パワーの確率密度関数(PDF)を示す図であ
る。
な入出力特性を有するリミッタ型の光再生器における入
出力パワーの確率密度関数(PDF)を示す図である。
ブロック図である。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
い値等が注入電流及びアシスト光パワーに応じて変化す
る様子を示すグラフである。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
を示すブロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 入力信号光を波形整形して出力信号光を
出力する波形整形器を提供するステップと、 上記出力信号光の品質を測定するステップと、 上記測定された品質が良くなるように上記入力信号光の
パワーを制御するステップとを備えた方法。 - 【請求項2】 入力信号光を波形整形して出力信号光を
出力する波形再生器と、 上記出力信号光の品質を測定する品質測定器と、 上記測定された品質が良くなるように上記入力信号光の
パワーを制御するパワー制御器とを備えた装置。 - 【請求項3】 可変なしきい値を有しこのしきい値に基
づいて入力信号光を波形整形して出力信号光を出力する
波形整形器を提供するステップと、 上記出力信号光の品質を測定するステップと、 上記測定された品質が良くなるように上記しきい値を制
御するステップとを備えた方法。 - 【請求項4】 可変なしきい値を有しこのしきい値に基
づいて入力信号光を波形整形して出力信号光を出力する
波形整形器と、 上記出力信号光の品質を測定する品質測定器と、 上記測定された品質が良くなるように上記しきい値を制
御するコントローラとを備えた装置。
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