JP2002022714A - 溶接鋼管の超音波探傷装置 - Google Patents
溶接鋼管の超音波探傷装置Info
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Abstract
部の内在きずを従来よりも少ない数の超音波探触子で溶
接部全断面にわたって精度良く確実に検出できるように
する。 【解決手段】溶接鋼管1の溶接部2の側方における鋼管
外面上に、扇形くさび10の凸曲面上に多数の超音波振
動子12を配列した配列型超音波探触子3を配置し、こ
の超音波振動子群11のうちのある一定数の振動子群を
同時に励起し、その振動子群で超音波ビームを送受信し
た後、この振動子群を所定の間隔で順次切り替えて走査
し、超音波ビームの入射角度を変えることで溶接部全断
面の縦方向きず8を検出する。溶接部2の真上に通常型
超音波探触子4を配置し、溶接部長手方向に超音波ビー
ムを送受信し、溶接部全断面の横方向きず9を検出す
る。
Description
に存在するきずを超音波探傷する超音波探傷装置であ
り、特に厚肉溶接鋼管の溶接部に内在するきずを簡易に
精度良く検出する超音波探傷装置に関するものである。
条件により様々なきずが発生し、溶接部の品質低下の原
因となる。このため、X線や超音波を用いた非破壊検査
が行われている。X線は、ピンホールやスラグ巻き込み
などの点状きずを容易に検出することができ、検査実績
も多いが、能率が低い、設備コストが高い、安全性など
の問題がある。このため、UOE鋼管やスパイラル鋼管
などの大径溶接鋼管におけるサブマージド溶接(SA
W)鋼管では、超音波探傷を行った後、超音波により、
きず有りと判定された部位および両管端部のみをX線検
査している。
などの面状きずを検出するのに適した方法であり、検査
能率・設備コスト・安全性の面からもX線検査より優れ
るため、両管端部の数10mmを除いて、溶接部全面の
検査を担っている。
るオンライン自動探傷方法の概略を以下に述べる。探傷
方法に関しては、「溶接鋼管の超音波探傷法(鉄鋼協会
品質管理部会(NDI部門)編)」(1999年 2月22日発
行)の4.4.1 〜4.4.3 (pp.60〜62) に記載されているよ
うに、溶接部の縦方向きずと横方向きずのそれぞれにつ
いて鋼管内面きず用と鋼管外面きず用の複数の斜角探触
子(送受信探触子)を配置し、溶接部に発生する様々な
きずを見逃すことなく検出できるように工夫されている
(図4(a) 参照) 。
39555号公報に記載されているように、鋼管の溶接
部を常時監視し、該鋼管溶接部の真上からのずれを検出
して、上記探触子群を常に溶接部から所定の位置に配置
できるようにしながら、鋼管を直線搬送しつつ探傷する
方法が採られている。ここで、溶接位置の検出は、接触
式の検出針を溶接部の両側に接触させ、両者の変位量の
差により、ずれ量を検出している。しかし、この方法で
は、鋼管が真円でなければ、正確な検出ができないとい
う問題があり、最近では、渦流式もしくは光学式の溶接
部検出器が用いられている。
見逃しを避けるためには、鋼管長手方向の各位置で上記
探触子群が送受信する超音波ビームが溶接部全断面をカ
バーしている必要がある。斜角探触子で送受信される超
音波ビームは、探傷周波数・振動子径などによって規定
される指向角で拡がりながら材料中を伝搬する。一般的
なKフォーム配置における縦方向きず用の斜角探触子の
場合を例示すると、図4(b) のようになる。
ような従来の探傷法では、次に示すような問題がある。
まず第一に、鋼管溶接部の外面と内面に発生する縦割れ
と横割れを検出するためには、図4(a) に示すように、
8個の探触子が必要となり、設備コストが高くなる。さ
らに、探触子毎に、溶接部と探触子間の距離、探傷感度
等のセッティングが必要であるため、探傷できるように
するまで多大の時間を必要とする。
狙いの2探触子では、図4(b) に示すように、溶接部中
央部の超音波ビーム強度が弱くなり、きず検出能が低下
する。この傾向は厚肉材ほど顕著になる。それゆえ、前
述の「溶接鋼管の超音波探傷法」では、表4.11の鋼管探
傷における探触子設定例(p.65)に記載されているよう
に、厚肉材では溶接部から1.0スキップ以上の距離に
2個の探触子を設置するよう推奨している。これは、図
4(c) に示すように、伝搬距離が長くなるに伴い超音波
ビームが拡散することを利用しているものであるが、伝
搬距離が大となるのに比例して単位面積当りの超音波ビ
ーム強度は低下するため、きずからの反射エコー強度も
低下し、最悪の場合、きずエコーがノイズ信号に埋没す
る危険がある。
探傷法」の図4.31(p.62))に示すように、縦方向きず検
出用の2個の探触子が溶接部長手方向の同一位置に対向
配置されている。これは、片方の探触子で送信した超音
波をそれとは別の対向位置にある探触子でその超音波強
度を受信し、感度および各々の探触子位置の確認を行う
ことを理由としている。しかし、図5(e) に示すよう
に、その時の超音波の経路は、必ず溶接部の上端部もし
くは下端部で反射した超音波を受信するため、その溶接
部形状による超音波強度変化が著しく、感度および探触
子位置の確認として実際使用する上では非常に困難であ
るため、無意味な配置である。一方、このような探触子
配置で同時に超音波を送信すると干渉するため、同時発
信ができない。つまり、1個当りの超音波の送信繰り返
し速度を上げることができず、高速で溶接鋼管を搬送さ
せると、探傷できない部分が発生し、品質管理保証上、
大きな問題となってしまう。
なされたもので、その目的は、溶接鋼管の溶接部に内在
するきずを従来よりも少ない数の超音波探触子で溶接部
全断面にわたって精度良く確実に検出することができる
溶接鋼管の超音波探傷装置を提供することにある。
溶接鋼管の超音波探傷装置は、溶接鋼管の溶接部を超音
波により探傷する装置において、図1に示すように、前
記溶接部の側方に配置されて溶接部長手方向の直角方向
に超音波を送受信する超音波振動子を前記直角方向に複
数個配列して選択動作させる配列型の超音波探触子と、
前記溶接部の真上に配置されて溶接部長手方向に超音波
を送受信する超音波振動子を有する超音波探触子とによ
り、溶接部全断面に発生する縦方向きずおよび横方向き
ずを検出することを特徴とする。前者の配列型超音波探
触子は、送受信タイプの一種の斜角探触子であり、溶接
部の縦方向きずを検出する。後者の超音波探触子は、通
常型で送受信タイプの斜角探触子を用いることができ、
溶接部の横方向きずを検出する。
は、請求項1の超音波探傷装置において、配列型の超音
波探触子は、図1(b) に示すように、複数個の超音波振
動子が凸曲面上に配列され、この超音波振動子群のう
ち、ある一定数の振動子群を同時に励起し、その振動子
群で超音波ビームを送受信した後、この振動子群を所定
の間隔で順次切り替えて走査することで、超音波ビーム
の入射角度を変えるように構成されていることを特徴と
する。なお、配列型超音波探触子は、これに限らず、例
えば超音波ビームの入射角度が異なる超音波振動子を通
常のくさび上に複数個配列して構成することもできる。
は、請求項1または請求項2に記載の超音波探傷装置に
おいて、配列型の超音波探触子は、図1(a) に示すよう
に、溶接鋼管の溶接部を挟んで2個以上配置されている
ことを特徴とする。また、横方向きず検出用の超音波探
触子も溶接部長手方向に少なくとも2個配設する。
は、請求項3に記載の超音波探傷装置において、配列型
の超音波探触子は、図2に示すように、溶接鋼管溶接部
の長手方向にずらして配置されていることを特徴とす
る。
は、請求項3に記載の超音波探傷装置において、配列型
の超音波探触子の溶接鋼管溶接部の長手方向のずらし量
は、少なくとも該超音波探触子の振動子寸法以上である
ことを特徴とする。
探触子は、例えば図1(b) に示すように、設定した所定
数の選択超音波振動子を順次切り替えることで、超音波
ビームの屈折角度θを変えることができるため、被検査
材溶接部の内面・外面・中央位置の縦方向きずを一つの
超音波探触子で確実に検出することが可能となる。通常
型の超音波探触子は、図1(c) に示すように、溶接部の
真上から超音波ビームを溶接部長手方向に送受信するこ
とにより、被検査材溶接部の内面・外面・中央位置の横
方向きずを一つの超音波探触子で確実に検出することが
可能となる。従来は溶接部の両側に縦方向きず検出用と
横方向きず検出用の超音波探触子を鋼管外面きず用と鋼
管内面きず用に計8個必要となるのに対して、本発明で
は縦方向きず検出用と横方向きず検出用の計4個の超音
波探触子でよく、超音波探触子の数を少なくすることが
でき、設備コストを低減し、セッティング時間を短縮す
ることができる。
面上に配列した超音波振動子群のうちのある一定数の振
動子群を順次選択的に動作させる超音波探触子を用いる
ことにより、任意の屈折角度の超音波ビームを容易に得
ることができ、溶接部全断面の縦方向きずを精度良く確
実に検出することができる。また、扇形くさびを用いる
ことで、超音波通過部の面積を小さくすることができ、
探傷面の曲面形状による感度低下を小さくすることがで
き、また局部水浸ホルダ寸法を小さくすることができ
る。
以上配置すれば、溶接部全断面の縦方向きずをより確実
に検出することができる。また、横方向きず検出用の超
音波探触子も2個以上配置することで、溶接部全断面の
横方向きずをより確実に検出することができる。
触子を溶接部長手方向にずらして配設し、好ましくは該
配列型超音波探触子の寸法以上ずらして配設することに
より、同時に超音波を送信しても干渉することがなく、
1個当りの超音波の送信繰り返し速度を上げることがで
き、高速で搬送される溶接鋼管でも、溶接部全断面の縦
方向きずを確実に検出することが可能となる。
態に基づいて詳細に説明する。この実施形態は、UOE
鋼管などのストレートシーム大径溶接鋼管の溶接部の超
音波探傷に本発明を適用した例である。図1は、本発明
の超音波探傷装置とその超音波探触子を示したものであ
る。図2は、本発明の超音波探傷装置の具体的な超音波
探触子の配置と装置構成の1例を示したものである。
傷装置は、主として、溶接鋼管1の溶接部2の側方にお
ける鋼管外面上に設置され、溶接部2の長手方向Lの直
角方向Cに超音波を送受信して溶接部2の縦方向きずを
検出する配列型の超音波探触子(送受信タイプの斜角探
触子)3と、溶接部2の直上に設置され、溶接部2の長
手方向Lに超音波を送受信して溶接部2の横方向きずを
検出する通常型の超音波探触子(送受信タイプの斜角探
触子)4から構成されている。
了すると、ローラ等により直線搬送される。このような
搬送ライン上に門型架台5,6を搬送方向に所定の間隔
をおいて設置し、門型架台5の上部梁に配列型超音波探
触子3を溶接部2を挟んで対向するように取付け、門型
架台6の上部梁に通常型超音波探触子4を溶接部2の長
手方向に間隔をおいて対向するように取付ける。
波探触子3は、図1(b) に示すように、側面視で半円状
等の扇形くさび10と、この扇形くさび10の円弧上面
に配列された多数の超音波振動子12からなる超音波振
動子群11とから構成され、各超音波振動子12から超
音波が発信され、扇形くさび10を介して被検査材に超
音波が入射され、反射波が受信される。超音波振動子1
2は、溶接部長手方向に長い棒状の振動子であり、ニオ
ブ酸鉛系磁器・チタン酸鉛系磁器・ニオブ酸リチウム系
磁器等の圧電振動子が用いられる。扇形くさび10は溶
接部長手方向に長い1/4円断面の円筒であり、アクリ
ル樹脂・ポリスチロール樹脂等が用いられる。
て、n個の超音波振動子群11のうち、例えばある一定
数(k個)の超音波振動子群を同時に励振し、その振動
子群で超音波を送受信した後、この振動子群を所定の間
隔で順次切り替えて走査することで、指向性超音波ビー
ムの屈折角度(入射角度)θを任意に変えることができ
る。これにより、被検査材の溶接部2の内面・外面・中
央位置に発生する縦方向きず8を一つの探触子で検出す
ることが可能となる。また、扇形くさび10を用いるこ
とにより超音波通過部13の面積を小さくすることがで
き、探傷面の曲面形状による感度低下が小さくなり、ま
た局部水浸ホルダ寸法を小さくすることができる。
示すように、従来と同様に、溶接部2を挟んで左右一対
で配設することにより、より確実な探傷を行えるように
している。この場合、左右一対の配列型超音波探触子
3,3は、図2に示すように、溶接部2の長手方向に超
音波振動子12の寸法以上ずらして配置し、同時に超音
波を送信しても干渉しないようにしている。
波探触子4は、図1(c) に示すように、略直方体形状の
くさび20と円形の超音波振動子21からなる一般に使
用されている探触子であり、超音波振動子21から発信
された超音波がくさび20を介して被検査材に入射さ
れ、反射波が受信される。この通常型超音波探触子4
も、配列型と同様に、超音波振動子21には、ニオブ酸
鉛系磁器・チタン酸鉛系磁器・ニオブ酸リチウム系磁器
等の圧電振動子が用いられ、くさび20には、アクリル
樹脂・ポリスチロール樹脂等が用いられる。
溶接部2の直上から超音波を入射することにより、被検
査材の溶接部2の内面・外面・中央位置に発生する横方
向きず9を一つの探触子で検出することが可能となる。
なお、この場合も、溶接部2の長手方向に2個対向設置
し、より確実な探傷を行えるようにしている。
列型超音波探触子3の各超音波振動子12には、パルサ
ーレシーバー群30の各パルサーレシーバ31がぞれぞ
れ接続され、このパルサーレシーバー群30に加算器3
2・増幅器33・きず評価器34が順に接続されてい
る。
された所定数(k個)の超音波振動子12を1つのグル
ープとする超音波振動子群を選択し、これらに対応する
パルサーレシーバー31により送信電圧を印加すること
で、扇形くさび10を介して被検査材に超音波ビームが
送信される。
順で行われる。それぞれの超音波振動子12に受信され
た信号は、パルサーレシーバ群30に入力された後、加
算器32で加算される。次に、増幅器33で所定の増幅
後、きず評価器34において予め決めておいたしきい値
と比較することで、きずの有無を評価する。
動子群(k個)を所定間隔で順次切り替え走査すること
で、超音波ビームを偏向させ、溶接部2の全断面が探傷
可能となる。図1(b) に示す例では、鋼管内面側を0.
5スキップで探傷している様子と、鋼管外面側(探触子
設置側)を1.0スキップで探傷している様子を示して
いるが、必要に応じて鋼管肉厚方向に多段にビーム照射
位置(屈折角度θ)を変えて溶接部全断面を探傷するこ
とも可能である。例えば、内外面狙いに肉厚中央部
(0.75スキップ狙い)を追加する。
は、図2に示すように、パルサーレシーバ40により超
音波を送受信し、加算器41で所定の増幅後、きず評価
器42において予め決めておいたしきい値と比較するこ
とで、きずの有無を評価する。
い、図3(a) に示す人工きず試験片に対して縦方向きず
の検出を行った。また、次に示す通常型超音波探触子4
を用いて横方向きずの検出も行った。 縦方向きず検出用の配列型超音波探触子 ・扇形くさび:円筒の1/4、曲率50mm×幅15m
m、アクリル樹脂製 ・超音波振動子:長さ1mm×幅10mm、32個(頂
点側が第1CH,90度側が第32CH) 選択超音波振動子群16個 横方向きず検出用の通常形超音波探触子 ・超音波振動子:直径10mm 図3(a) において、従来技術では、通常の探触子をジグ
ザグ走査させ、中央横穴(中央スリット)に対して0.
75スキップ、外面スリットに対して1.0スキップ、
内面スリットに対して0.5スキップとなるように探触
子を配置して探傷を行った。本発明の配列型超音波探触
子3は固定配置し、超音波ビームの超音波探傷群の選択
動作により超音波ビームの照射位置を0.5スキップ、
0.75スキップ、1.0スキップに順次切り替えて探
傷を行った。
ては、従来技術とほぼ同等の性能が得られることがわか
った。また、図3(c) に示すように、横方向きずについ
ては、従来以上の性能が得られることがわかった。ま
た、従来技術では、図4(a) に示すように、合計8個の
超音波探触子が必要であったが、本発明では、図1(a)
に示すように、合計4個の超音波探触子で溶接部全断面
の縦方向きずと横方向きずを精度良く確実に検出するこ
とができ、設備コストを1/2に削減することができ
た。
管について説明したが、これに限らず、その他の溶接鋼
管の溶接部の探傷にも本発明を適用できることはいうま
でもない。
で、次のような効果を奏することができる。
る超音波ビームの屈折角度を変えることができる配列型
超音波探触子により縦方向きずを検出するため、溶接部
の内面・外面・中央位置の縦方向きずを一つの超音波探
触子で確実に検出することができ、また、溶接部の真上
に配置した超音波探触子により超音波ビームを溶接部長
手方向に送信して横方向きずを検出するため、溶接部の
内面・外面・中央位置の横方向きずを一つの超音波探触
子で確実に検出することができ、超音波探触子の数を従
来よりも少なくすることができる。これにより、設備コ
ストを削減することができ、またセッティング時間を短
縮することができるため、探傷作業を迅速に行うことが
できる。
波振動子群のうちのある一定数の振動子群を順次選択的
に動作させる配列型超音波探触子を用いることにより、
任意の屈折角度の超音波ビームを容易に得ることがで
き、溶接部全断面の縦方向きずを精度良く確実に検出す
ることができる。
いることで、超音波通過部の面積を小さくすることがで
き、探傷面の曲面形状による感度低下を小さくすること
ができ、また局部水浸ホルダ寸法を小さくすることがで
きる。
子および横方向きず検出用の超音波探触子を2個以上配
置することにより、溶接部全断面のきずをより確実に検
出することができる。
波探触子を溶接部長手方向にずらして配設し、好ましく
は該配列型超音波探触子の寸法以上ずらして配設するこ
とにより、同時に超音波を送信しても干渉することがな
く、1個当りの超音波の送信繰り返し速度を上げること
ができ、高速で搬送される溶接鋼管でも、溶接部全断面
の縦方向きずを確実に検出することが可能となる。
態であり、(a) は装置全体の斜視図、(b) は縦方向きず
検出用の超音波探触子の斜視図、(c) は横方向きず検出
用の超音波探触子の平面図および側面図である。
と装置構成の1例を示す平面図である。
図および平面図、(b) は縦方向きずの検出性能を本発明
と従来技術で比較したグラフ、(c) は横方向きずの検出
性能を示す本発明と従来技術で比較した図である。
触子配置を示す平面図、(b) は縦方向きず検出用の探触
子の配置とその超音波ビームの伝搬挙動を示す断面図、
(c) はスキップを変えた縦方向きず検出用の探触子の配
置とその超音波ビームの伝搬挙動を示す断面図である。
傷装置の正面図、(b) は探傷装置の平面図、(c),(d),
(e) は超音波の伝搬経路を示す横断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 溶接鋼管の溶接部を超音波により探傷す
る装置において、前記溶接部の側方に配置されて溶接部
長手方向の直角方向に超音波を送受信する超音波振動子
を前記直角方向に複数個配列して選択動作させる配列型
の超音波探触子と、前記溶接部の真上に配置されて溶接
部長手方向に超音波を送受信する超音波振動子を有する
超音波探触子とにより、溶接部全断面に発生する縦方向
きずおよび横方向きずを検出することを特徴とする溶接
鋼管の超音波探傷装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の超音波探傷装置におい
て、配列型の超音波探触子は、複数個の超音波振動子が
凸曲面上に配列され、この超音波振動子群のうち、ある
一定数の振動子群を同時に励起し、その振動子群で超音
波ビームを送受信した後、この振動子群を所定の間隔で
順次切り替えて走査することで、超音波ビームの入射角
度を変えるように構成されていることを特徴とする溶接
鋼管の超音波探傷装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の超音波
探傷装置において、配列型の超音波探触子は、溶接鋼管
の溶接部を挟んで2個以上配置されていることを特徴と
する溶接鋼管の超音波探傷装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の超音波探傷装置におい
て、配列型の超音波探触子は、溶接鋼管溶接部の長手方
向にずらして配置されていることを特徴とする溶接鋼管
の超音波探傷装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の超音波探傷装置におい
て、配列型の超音波探触子の溶接鋼管溶接部の長手方向
のずらし量は、少なくとも該超音波探触子の振動子寸法
以上であることを特徴とする溶接鋼管の超音波探傷装
置。
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