JP2002022574A - 衝撃感知装置 - Google Patents

衝撃感知装置

Info

Publication number
JP2002022574A
JP2002022574A JP2000207629A JP2000207629A JP2002022574A JP 2002022574 A JP2002022574 A JP 2002022574A JP 2000207629 A JP2000207629 A JP 2000207629A JP 2000207629 A JP2000207629 A JP 2000207629A JP 2002022574 A JP2002022574 A JP 2002022574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow body
pressure wave
alarm
tubular hollow
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000207629A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Toyoshima
修 豊島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ashimori Industry Co Ltd
Original Assignee
Ashimori Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ashimori Industry Co Ltd filed Critical Ashimori Industry Co Ltd
Priority to JP2000207629A priority Critical patent/JP2002022574A/ja
Publication of JP2002022574A publication Critical patent/JP2002022574A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度の変化や流体の漏れによる影響を受ける
ことがなく、自動車などが筒状中空体を踏んだときにそ
れを確実に感知し、適切に警報を発することのできる警
報装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 内部が外気に連通した弾性材料よりなる
長尺の筒状中空体1と、当該筒状中空体1の一端に設け
られた筒状中空体1内の圧力波を感知する圧力波センサ
ー6とを有し、前記筒状中空体1が衝撃により圧潰され
たときにその筒状中空体1内に発生する圧力波を前記圧
力波センサー6で感知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事故などにより所
定の範囲内の地域で大きな衝撃を受けたとき、それを感
知して警報を発するための衝撃感知装置に関するもので
あって、特に道路工事などにおいて、道路を走行中の自
動車がその工事現場に誤って進入したときに、それを感
知するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】道路工事において、その施工範囲が狭い
場合や短期間で終了する工事の場合には、道路の通行を
遮断することなく、施工範囲及びその周辺の路面を標識
コーンや標識ロープなどにより囲繞し、その囲繞範囲内
において工事を行うことが行われていた。
【0003】かかる工事現場においては、その施工範囲
のすぐ近傍を人や自動車が通行しているため、通行中の
自動車などが運転を誤って施工範囲に突っ込み、工事に
従事している人に危害を加えることが少なくなかった。
【0004】これを防ぐため、施工範囲に自動車などが
侵入したときに警報を発し、施工範囲内にいる人に退避
を促す装置として、実開昭60−144618号公報に
記載されたものが知られている。
【0005】このものは、長尺の筒状中空体の内部に流
体を封入し、その筒状中空体の端末に圧力により作動す
るスイッチを設け、当該スイッチにより警報器を作動さ
せるものであって、前記筒状中空体を進入禁止範囲の外
縁に沿って付設し、人や自動車がその筒状中空体を踏む
と、当該筒状中空体内の圧力が上昇してスイッチが入
り、警報器が作動して警報を発するようにしたものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのもの
は、筒状中空体内の流体の圧力によりスイッチを作動さ
せるので、筒状中空体に流体の漏れがあると圧力がかか
らず、スイッチを作動させることができないことがあ
る。
【0007】また筒状中空体の延びや径膨脹により流体
の容積変化が吸収されると圧力の変化がスイッチにまで
伝達されないことがあり、さらに筒状中空体が過度に長
いと、その筒状中空体内の容積が大きくなるため、その
筒状中空体が一か所において踏まれたことによる内部の
容積変化により十分に圧力を高めることができず、十分
に長い範囲での侵入を検知することができないことがあ
る。
【0008】また筒状中空体内の流体は気密に封入され
ているので、気温の変化などによる流体の膨脹・収縮に
より、筒状中空体内の流体の圧力が変化し、誤作動を起
す可能性がある。例えば昼間の高い気温の下では、流体
の圧力が上昇して不必要に警報が発せられ、また夜間に
気温が下ると圧力が低下して、必要な警報が発せられな
い可能性がある。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、温度の変化や流体の漏れによる影響を受けるこ
とがなく、自動車などが筒状中空体を踏んだときにそれ
を確実に感知し、適切に警報を発することのできる警報
装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】而して本発明は、内部が
外気に連通した弾性材料よりなる長尺の筒状中空体と、
当該筒状中空体の一端に設けられた当該筒状中空体内の
圧力波を感知する圧力波センサーとを有し、前記筒状中
空体が衝撃により圧潰されたときにその筒状中空体内に
発生する圧力波を前記圧力波センサーで感知することを
特徴とするものである。本発明においては、前記圧力波
センサーとして、マイクロフォンを使用するのが適当で
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
従って説明する。図1は本発明の衝撃感知装置を示すも
のであって、1は筒状中空体であり、2は当該筒状中空
体1の端末に設けられた感知装置2である。
【0012】筒状中空体1は、ゴムなどの弾性材料より
なる、内部が中空の長尺の筒状体であって、例えばゴム
ホースなどを使用することができる。そしてその筒状中
空体1の先端は閉塞されている。
【0013】感知装置2において、筒状中空体1の端末
はコネクター3に結合されており、当該コネクター3に
は筒状中空体1の内部を外気に連通する連通管4が設け
られ、その連通管4にはバルブ5が設けられている。
【0014】また感知装置2において6は圧力波センサ
ーであって、前記筒状中空体1内を伝達されてきた圧力
波を感知して電気信号を発生し、当該電気信号により警
報器7を作動させるようになっている。
【0015】圧力波センサー6が感知する筒状中空体1
内を伝達する圧力波は、筒状中空体1内の空気の粗密波
であって、実質的に音波と同質のものである。従って圧
力波センサー6としては、マイクロフォンを使用するこ
とができる。マイクロフォンの形式や種類は特に限定さ
れるものではないが、圧電効果を利用した圧電型マイク
ロフォンが適している。
【0016】警報器7としては、音響によるもの又は光
によるものを使用することができ、また音響と光とを併
用することもできる。工事現場における自動車の侵入を
感知する場合には、激しい騒音の中で緊急事態を告知す
るものであるから、大音響の警音器と赤色回転灯とを併
用することが好ましい。
【0017】
【作用】図2は、本発明の装置を道路工事の現場におい
て自動車の侵入の警告装置として使用する場合の、使用
状況を示すものであって、道路8の路肩部における9が
工事現場である。
【0018】而して工事現場9における、道路8の自動
車の進行方向Aに向かって先方の道路8上に感知装置2
を設置し、工事現場9のセンターライン10に近い側縁
に沿って筒状中空体1を付設し、当該筒状中空体1は工
事現場9から進行方向Aに向かって手前側に延長し、路
肩に向って斜めに付設する。なお11は、筒状中空体1
に沿って路面に載置した標識コーンである。
【0019】而して常時は、感知装置2におけるバルブ
5は開放されており、筒状中空体1内の空気は外気に連
通している。そして道路8上を進行してきた自動車が誤
って工事現場9に接近し、車輪で筒状中空体1を踏む
と、筒状中空体1が一時的に押し潰され、当該筒状中空
体1内の中の空気が瞬間的に圧縮されて、局部的に圧力
を生じる。
【0020】そしてその圧力が波動となって、筒状中空
体1内を感知装置2に向って進行する。当該圧力波は空
気の粗密波であって、筒状中空体1内の閉ざされた空間
中では、減衰することなく音速で進行し、感知装置2に
到達すると圧力波センサー6がその圧力波を感知して電
気信号を発し、その信号に基づいて警報器7が警報を発
する。
【0021】コネクター3においては連通管4が分岐し
ており、そこを通る圧力波は多少減衰するが、圧力波は
概ね直進性を有するため、圧力波が有するエネルギーの
大半は圧力波センサー6で感知され、連通管4からの漏
れは少ない。またバルブ5により連通管4からの圧力波
の漏れを調節することにより、圧力波センサー6の感度
を調整することも可能である。
【0022】また工事用の車両がゆっくりと工事現場9
に侵入して筒状中空体1を踏んだときには、筒状中空体
1が押し潰されても衝撃的な圧力波が生じることがな
く、筒状中空体1内に生じた圧力の変動は連通管4から
の空気の出入りにより吸収され、圧力波センサー6が圧
力波を感知することはない。
【0023】
【発明の効果】従って本発明によれば、前記従来例の装
置と同様に、自動車が工事現場9に異常に接近して筒状
中空体1を踏んだときにそれを感知し、警報を発して作
業者に自動車の異常接近を告知し、速やかな退避を促し
て重大事故を防止することができるという効果を有す
る。
【0024】前記従来例の装置では、筒状中空体1内の
圧力の上昇を感知するので、筒状中空体1に漏れがあっ
たり、筒状中空体1の径膨脹や延びが生じると、圧力が
吸収されるため、長尺の筒状中空体1の場合には適切に
感知できない恐れがあったが、本願発明における筒状中
空体1内に生じる圧力波は直進性を有し、筒状中空体1
の漏れや伸縮による影響をほとんど受けることがないた
め、圧力波は長い筒状中空体1内を減衰することなく進
行し、圧力波センサー6により確実に感知することがで
きる。
【0025】さらに本願発明では筒状中空体1内の圧力
波を感知するので、筒状中空体1内の圧力それ自体の影
響を受けることがない。従って筒状中空体1内は連通管
4を通じて外気に連通しており、前記従来例のように気
温の変動などにより筒状中空体1内の圧力が変動し、誤
作動を生じることがない。
【0026】なお前記説明においては、連通管4はコネ
クター3に設けられているが、筒状中空体1はその全長
のいずれかの箇所で外気に連通しておれば足り、筒状中
空体1の先端が開放されていてもよく、また筒状中空体
1の途中に適宜の小孔を穿設したものであってもよい。
【0027】さらに前記従来例では、筒状中空体1内の
圧力を感知して警報を発するので、自動車などが筒状中
空体1を踏んで押し潰されれば、常にそれを感知して警
報を発する。これに対し本願発明によれば、筒状中空体
1内の圧力波を感知して警報を発するので、工事用車両
がゆっくりと踏んだようなときには圧力波が生じないの
で警報が発せられることがなく、暴走車が侵入した場合
のように現実の危険がある場合にのみ警報が発せられ
る。従って無意味な警報により作業者を脅かすことがな
い。また工事用車両が工事現場に進入するときには警報
が発せられることがないので、わざわざスイッチを切り
入れする必要がない。
【0028】本発明の衝撃感知装置は、前述のように道
路工事において、道路を走行中の自動車がその工事現場
に誤って進入したときに、それを感知するための装置と
して有効であるが、道路工事に限らず、交通事故の検証
や道路の清掃などにおける事故防止のために使用するこ
とができる。
【0029】さらに道路上における侵入車両の感知に限
らず、例えば落石や土石流の恐れのある箇所に筒状中空
体1を敷設しておき、落石などが生じたときに管理機関
に通報する手段としても使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の衝撃感知装置の概念図
【図2】 本発明を道路工事における侵入車両警報装置
として使用する状態を示す平面図
【符号の説明】
1 筒状中空体 2 感知装置 4 連通管 6 圧力波センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が外気に連通した弾性材料よりなる
    長尺の筒状中空体(1)と、当該筒状中空体(1)の一
    端に設けられた筒状中空体(1)内の圧力波を感知する
    圧力波センサー(6)とを有し、前記筒状中空体(1)
    が衝撃により圧潰されたときにその筒状中空体(1)内
    に発生する圧力波を前記圧力波センサー(6)で感知す
    ることを特徴とする、衝撃感知装置
  2. 【請求項2】 前記圧力波センサー(6)が、マイクロ
    フォンであることを特徴とする、請求項1に記載の衝撃
    感知装置
JP2000207629A 2000-07-10 2000-07-10 衝撃感知装置 Pending JP2002022574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000207629A JP2002022574A (ja) 2000-07-10 2000-07-10 衝撃感知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000207629A JP2002022574A (ja) 2000-07-10 2000-07-10 衝撃感知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002022574A true JP2002022574A (ja) 2002-01-23

Family

ID=18704364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000207629A Pending JP2002022574A (ja) 2000-07-10 2000-07-10 衝撃感知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002022574A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004353223A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Furukawa Co Ltd 標識装置
WO2011037228A1 (ja) * 2009-09-28 2011-03-31 株式会社 東芝 車両通過踏板センサ及び車両通過検知装置
CN102779409A (zh) * 2012-07-03 2012-11-14 华南理工大学 一种自行车检测与定位装置及检测与定位方法
JP2013218618A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Kamikita Kensetsu Kk 侵入検知装置
CN112798223A (zh) * 2020-12-28 2021-05-14 浙江大学 一种研究破碎波浪对圆柱的砰击荷载及压强分布的实验装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49915B1 (ja) * 1969-10-30 1974-01-10
JPS6176376U (ja) * 1984-10-26 1986-05-22
JPH07242153A (ja) * 1994-03-04 1995-09-19 Tokai Rika Co Ltd クラッシュセンサ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49915B1 (ja) * 1969-10-30 1974-01-10
JPS6176376U (ja) * 1984-10-26 1986-05-22
JPH07242153A (ja) * 1994-03-04 1995-09-19 Tokai Rika Co Ltd クラッシュセンサ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004353223A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Furukawa Co Ltd 標識装置
WO2011037228A1 (ja) * 2009-09-28 2011-03-31 株式会社 東芝 車両通過踏板センサ及び車両通過検知装置
CN102473348A (zh) * 2009-09-28 2012-05-23 株式会社东芝 车辆通过踏板传感器以及车辆通过探测装置
JP2013218618A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Kamikita Kensetsu Kk 侵入検知装置
CN102779409A (zh) * 2012-07-03 2012-11-14 华南理工大学 一种自行车检测与定位装置及检测与定位方法
CN112798223A (zh) * 2020-12-28 2021-05-14 浙江大学 一种研究破碎波浪对圆柱的砰击荷载及压强分布的实验装置
CN112798223B (zh) * 2020-12-28 2021-12-07 浙江大学 一种研究破碎波浪对圆柱的砰击荷载及压强分布的实验装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4952908A (en) Trailer stability monitor
KR970000943A (ko) 측면 충돌 파손 감지 시스템용 안전 기능 제공 방법 및 장치
WO2002042095A8 (en) Anti-theft device for vehicles
US7057497B2 (en) Security device
JP2002022574A (ja) 衝撃感知装置
US20070008175A1 (en) Siren detection notification alarm
US20170015276A1 (en) Vehicle Anti-Theft System
JP2005128620A (ja) 車輌のガラス破損警報装置
JP2010065403A (ja) 道路用安全システム及び警報方法
JPS61135845A (ja) 自動車用盗難防止装置
JP2945536B2 (ja) 作業機械の安全装置
JPH11198764A (ja) セキュリティ装置
US7023329B2 (en) Air pressure induction type vehicle anti-thief device
KR970037626A (ko) 도어오픈시 충돌경보장치
CN108714283A (zh) 一种基于NB-IoT的智能消防栓
CN200997159Y (zh) 摩托车、汽车无线防盗装置
JPH09204600A (ja) 車両侵入警報装置
KR100713554B1 (ko) 전차선회 경보시스템 및 그 방법
KR0120192Y1 (ko) 차량의 하차시 위험 경보장치
KR0151671B1 (ko) 자동차 위치감지장치
KR20050022919A (ko) 차량의 도난 및 충돌 감지시스템
KR20000005747U (ko) 자동차의 통합 경보장치
JPH05286413A (ja) 車両タイヤ異常検出報知装置
KR100581284B1 (ko) 차량 도난 방지 장치
JPH06194445A (ja) 車載用超音波検知器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100316