JP2002022103A - フィン付き伝熱管の支持構造 - Google Patents

フィン付き伝熱管の支持構造

Info

Publication number
JP2002022103A
JP2002022103A JP2000203949A JP2000203949A JP2002022103A JP 2002022103 A JP2002022103 A JP 2002022103A JP 2000203949 A JP2000203949 A JP 2000203949A JP 2000203949 A JP2000203949 A JP 2000203949A JP 2002022103 A JP2002022103 A JP 2002022103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat transfer
transfer tube
fins
fin
tube receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000203949A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiteru Abe
吉輝 阿部
Yasushi Sato
恭 佐藤
Eiji Murakami
英治 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP2000203949A priority Critical patent/JP2002022103A/ja
Publication of JP2002022103A publication Critical patent/JP2002022103A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排熱回収ボイラの排ガス温度が高められて
も、工程の増加を招くことなく、フィンが取り付けられ
た伝熱管を安定して確実に支持し得るフィン付き伝熱管
の支持構造を提供する。 【解決手段】 伝熱管21に溶接されたフィン22のピ
ッチを部分的に広くして(フィンピッチ幅広部FW)、
該部分のフィン22の間に伝熱管受け板24を嵌入さ
せ、伝熱管受け金具23で伝熱管21を直接支持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボイラ等の熱交換器
として用いられ、水平方向に設置される伝熱管に係り、
特に、その外周に所定間隔を隔ててフィンが取り付けら
れたフィン付き伝熱管の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインドサイクル発電プラントでは
ガスタービンで発電を行うと共に、ガスタービンから排
出された燃焼排ガス中の熱を排熱回収ボイラで回収し、
発生した蒸気を用いて蒸気タービンでも発電を行う。一
般に、コンバインドサイクル発電プラントは発電効率が
高いことに加えて、負荷応答性が良好であるため、急激
な電力需要の変動に速やかに対応できるという長所があ
り、近年多用される傾向にある。
【0003】図9は排熱回収ボイラの排ガス後処理装置
の概略構成を示す構成図である。排熱回収ボイラでは、
図示されていないガスタービンから排出され、入口ダク
ト2から導入した燃焼排ガスGをケーシング3内で上昇
方向に流れ転換して、伝熱部1で熱交換を行う自然循環
方式となっている。伝熱部1にはケーシング3内の上方
への排ガス流れ方向に沿って、過熱・高圧蒸発器4、脱
硝装置5、低圧蒸発器6、低圧節炭器7が配置されてい
る。
【0004】ガスタービンからの排気ガスGはケーシン
グ3内に流入し、まず過熱・高圧蒸発器4で熱交換され
た後、脱硝装置5に流入して含有する窒素酸化物が除去
される。更に排ガスGは低圧蒸発器6、低圧節炭器7を
順次通過する過程で伝熱管内の内部流体と熱交換して温
度が低下し、出口ダクト9を通って図示していない煙突
から大気中に排出される。上述の過熱・高圧蒸発器4、
低圧蒸発器6及び低圧節炭器7は、それぞれ水平方向に
配置された伝熱管群で構成され、これら伝熱管群は鉄骨
8から伝熱管吊り金具27によって吊り下げられてい
る。
【0005】図8は排熱回収ボイラの伝熱管群を示す正
面図である。排熱回収ボイラでは燃焼排ガスとの効率的
な熱交換を行うために、伝熱管21には多数のフィン2
2が電気抵抗溶接等によって取り付けられいる。伝熱管
21の材質は炭素鋼から9Cr鋼まで幅広い種類の鋼材
が使用される。例えば、フィン22には厚さ1mm程
度、幅20mm程度の帯鋼が使用される。なお、フィン
22の種類では、平板状のソリッドフィンや先端に切れ
込みのあるセレーテッドフィン等がある。上述のよう
に、熱交換を効率的に行うために伝熱管21の外周にフ
ィン22が取り付けられており、例えば、伝熱管21の
長さ方向に1cm当り、1〜4回程度の巻き数で巻き付
け固定されている。
【0006】図6は従来例に係るフィン付き伝熱管の支
持構造の一例を示す正面図、図7は伝熱管支持板26を
示す鳥瞰図である。このように、フィン22の外側から
伝熱管支持板26で伝熱管21を挟み込むようにして、
フィン22を介して伝熱管21を支持する構造となって
いる。図6に示すように、通常は数本の伝熱管21が纏
めて伝熱管支持板26によって上下から挟み込まれて積
層状態となり、最下部が伝熱管支持受け28によって支
持されている。伝熱管支持受け28は伝熱管吊り金具2
7によって排熱回収ボイラ炉内に吊り下げられるように
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガスタービ
ンの効率向上のため排ガス温度が近年、従来と比較し
て50〜100℃高められているため、フィン付き伝熱
管21のフィン22が高温で軟化する可能性があり、高
温でのフィン22の機械強度が問題となってきた。即
ち、上述のように、伝熱管21をフィン22を介して伝
熱管支持板26によって支持する場合には、フィン22
の高温変形が問題となる。そのため、フィン22の間に
嵌合するような複数の伝熱管受け板を配設することも考
えられるが、フィン22のピッチは非常に狭い場合が多
く、その場合は伝熱管受け板の取付けは困難になる。
【0008】そこで、伝熱管21を支持する部位のフィ
ン22を局部的に剥がした後に、支持部材で伝熱管21
を直接支持することも考えられるが、フィン22を取り
除く工程が必要となるため、その工程に多大の時間と労
力を要し、コスト高になるという欠点がある。本発明の
目的は、排熱回収ボイラの排ガス温度が高められても、
工程の増加を招くことなく、フィンが取り付けられた伝
熱管を安定して確実に支持し得るフィン付き伝熱管の支
持構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、伝熱管の外周のフィンの取付部分をフィン
の取付間隔を狭くした幅狭部と、該幅狭部に隣接してフ
ィンの取付間隔を広くした幅広部とに分け、該幅広部の
フィンの間に嵌挿されて伝熱管を直接支持する、フィン
の高さより高い伝熱管受け金具を有したことで達成でき
る。即ち、伝熱管受け金具はフィンの間に嵌挿されて伝
熱管を直接支持するから、フィンを剥がすことなく伝熱
管を支持することができ、伝熱管の重力によるフィンの
熱変形を防止することができる。
【0010】
【本発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の
実施例を詳細に説明する。図1は本発明の実施例に係る
排熱回収ボイラの伝熱管の支持構造を示す正面図、図2
は伝熱管受け金具の鳥瞰図である。これらの図におい
て、23は伝熱管21に直接接して、その重量を支える
伝熱管受け金具、24はフィン22の高さより高く、フ
ィンピッチ幅広部FW内でフィン22の間に嵌入して伝
熱管21に当接し、これを支持する4枚の伝熱管受け
板、25は4枚の伝熱管受け板24をそれらの下端部で
一体的に支える支え板である。従来例と同一または同一
と見做せる個所には同一の符号を付し、その重複する説
明を省略する。
【0011】フィン22は内周側が伝熱管21の外周に
電気抵抗溶接によって取り付けられており、取付幅が粗
密の二つの領域があり、取付幅が狭いフィンピッチ幅狭
部FNと取付幅が広いフィンピッチ幅広部FWとを有し
ている。伝熱管受け板24の取付幅は取付幅が広いフィ
ンピッチ幅広部FWのフィン22の取付幅とほぼ等しく
設定されている。つまり、フィン22は伝熱管21の非
支持部では密に取り付けられているが、支持部では伝熱
管受け板24が丁度それらの間に嵌入できるように粗に
取りつけられている。
【0012】上述のフィン付き伝熱管21を作製するに
は、伝熱管21にフィン22を巻き付けて溶接接着加工
する時の伝熱管21の送り量をフィンピッチ幅広部FW
で多めにすれば容易に実現できる。なお、伝熱管受け板
24の枚数は当該伝熱管受け板24の厚さや材質、設計
荷重により適宜変更される。
【0013】図5は多数の伝熱管21を多重積装した場
合の伝熱管支持構造を示した正面図である。伝熱管支持
板26は従来例と同様に、図7に示すように断面が台形
を成すように曲げ加工された板材から成っていて、これ
らを複数個組合せて、フィン22が取り付けられた多数
の伝熱管21を伝熱管受け金具23を介して一緒に挟み
込んで組み立てられている。
【0014】本実施例では伝熱管21にフィン22の取
付幅が広いフィンピッチ幅広部FWを設けて、該部分の
フィン22の間に伝熱管受け板24を嵌入させ、伝熱管
受け金具23で伝熱管21を直接支持したので、伝熱管
21を支持するためにフィン22を剥がす必要がなく、
また伝熱管21の重量はフィン22に全く作用しないか
ら、高温排ガスに晒される伝熱管21を安定して支持す
ることができる。
【0015】上記の実施例では伝熱管21を4枚の伝熱
管受け板24で支持するようにしたが、より安定して強
固に伝熱管21を支持する場合には、伝熱管21を単体
でブロック状の伝熱管受け金具で支持するようにすれば
良い。但し、この場合はフィン22のフィンピッチを非
常に大きく設定する必要がある。図3は伝熱管受け金具
を単体でブロック状とした本発明の実施例の変形例に係
る伝熱管支持構造を示した正面図、図4は伝熱管受け金
具の鳥瞰図である。
【0016】図3に示すように、フィン22のフィンピ
ッチ幅広部FWのフィンピッチを例えば100mm程度
とすれば、図4に示すような、単体でブロック状の伝熱
管受け金具23′で伝熱管21を安定して強固に支持す
ることができる。この変形例ではフィン22のフィンピ
ッチ幅広部FWのフィンピッチが非常に大きいため、支
持部近傍のフィン密度がかなり粗になり、この部分では
伝熱管21の熱伝動率が若干低下するが、伝熱管21群
全体としては熱伝動率は殆ど影響を受けず、しかも、伝
熱管受け金具23′の製作が容易になるという利点があ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、幅広部のフィンの間に
伝熱管受け金具を嵌挿して伝熱管を直接支持するように
したので、排ガスの温度が上昇しても、工程の増加を招
くことなく、フィンが取付けられた伝熱管を確実かつ安
定的に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る排熱回収ボイラの伝熱管
の支持構造を示す正面図である。
【図2】同じく、伝熱管受け金具の鳥瞰図である。
【図3】本発明の実施例の変形例に係る伝熱管支持構造
を示す正面図である。
【図4】同じく、伝熱管受け金具の鳥瞰図である。
【図5】伝熱管を多重積装した場合の伝熱管支持構造を
示す正面図である。
【図6】従来例に係るフィン付き伝熱管の支持構造を示
す正面図である。
【図7】同じく、伝熱管支持板を示す鳥瞰図である。
【図8】同じく、排熱回収ボイラの伝熱管群を示す正面
図である。
【図9】同じく、排熱回収ボイラの排ガス後処理装置の
概略構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 伝熱部 2 入口ダクト 3 ケーシング 4 過熱・高圧蒸発器 5 脱硝装置 6 低圧蒸発器 7 低圧節炭器 8 鉄骨 9 出口ダクト 21 伝熱管 22 フィン 23 伝熱管受け金具 24 伝熱管受け板 25 支え板 26 伝熱管支持板 27 伝熱管吊り金具 28 伝熱管支持受け FW フィンピッチ幅広部 FN フィンピッチ幅狭部 G 排気ガス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に設置された伝熱管の外周に所
    定高さのフィンを所定間隔を隔てて取り付けたフィン付
    き伝熱管の支持構造において、前記伝熱管の外周の前記
    フィンの取付部分を前記フィンの取付間隔を狭くした幅
    狭部と、該幅狭部に隣接して前記フィンの取付間隔を広
    くした幅広部とに分け、該幅広部の前記フィンの間に嵌
    挿されて前記伝熱管を直接支持する、前記フィンの高さ
    より高い伝熱管受け金具を有したことを特徴としたフィ
    ン付き伝熱管の支持構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、伝熱管受け金
    具は隣接するフィンの間に嵌挿される複数枚の伝熱管受
    け板と、複数枚の該伝熱管受け板の下端を接合する支え
    板で構成したことを特徴とするフィン付き伝熱管の支持
    構造。
JP2000203949A 2000-07-05 2000-07-05 フィン付き伝熱管の支持構造 Pending JP2002022103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000203949A JP2002022103A (ja) 2000-07-05 2000-07-05 フィン付き伝熱管の支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000203949A JP2002022103A (ja) 2000-07-05 2000-07-05 フィン付き伝熱管の支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002022103A true JP2002022103A (ja) 2002-01-23

Family

ID=18701284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000203949A Pending JP2002022103A (ja) 2000-07-05 2000-07-05 フィン付き伝熱管の支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002022103A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101161588B1 (ko) 2010-11-26 2012-07-03 비에이치아이 주식회사 배열회수 보일러의 비진동형 배플의 핀드 튜브 지지장치
JP2014013106A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Ihi Corp 熱交換器の配管支持構造及び循環流動層ボイラ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101161588B1 (ko) 2010-11-26 2012-07-03 비에이치아이 주식회사 배열회수 보일러의 비진동형 배플의 핀드 튜브 지지장치
JP2014013106A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Ihi Corp 熱交換器の配管支持構造及び循環流動層ボイラ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4620320B2 (ja) 熱交換器
EP2229572B1 (en) Recuperator
US8408003B2 (en) Combined cycle power plant
CA2486036C (en) Anti-vibration support for steam generator heat transfer and method for making same
US4553502A (en) Tube-type heat exchanger
JP5207053B2 (ja) 熱交換器および温水装置
JP2002022103A (ja) フィン付き伝熱管の支持構造
CN114370772B (zh) 一种氧化炉换热组件
CN216745500U (zh) 一种氧化炉盘管组件
KR101494483B1 (ko) 증기 발생기
JPH03211397A (ja) 伝熱管支持装置
JPH0467081B2 (ja)
JPH0122557B2 (ja)
JP3737186B2 (ja) 排熱回収装置
JP2835226B2 (ja) 伝熱管支持装置
EP1055082B1 (en) Heat recovery assembly
JP2012102934A (ja) 蒸気発生器の製造方法
JPS597890A (ja) 伝熱管支持体の形成方法
JP2001116204A (ja) 排熱回収ボイラ
JP6109715B2 (ja) フィンチューブ式熱交換器
JP2003222304A (ja) 伝熱管パネルのサポート構造と排熱回収ボイラ
JP2574480Y2 (ja) 流動層式熱交換器
JP2873045B2 (ja) 排熱回収加熱装置
JPH0443682Y2 (ja)
JP2001012878A (ja) 熱交換器