JP2002021561A - 水冷エンジンの冷却装置 - Google Patents

水冷エンジンの冷却装置

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JP2002021561A
JP2002021561A JP2000205569A JP2000205569A JP2002021561A JP 2002021561 A JP2002021561 A JP 2002021561A JP 2000205569 A JP2000205569 A JP 2000205569A JP 2000205569 A JP2000205569 A JP 2000205569A JP 2002021561 A JP2002021561 A JP 2002021561A
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Japan
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thermostat
hole
cylinder
cylinder block
water
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JP2000205569A
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Masatoshi Fukamachi
昌俊 深町
Kenichiro Kakemizu
賢一郎 掛水
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/14Controlling of coolant flow the coolant being liquid
    • F01P7/16Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Temperature-Responsive Valves (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ウォータージャケットからの冷却水をラジエー
タに給送するか否かを、冷却水の温度に応じて制御する
サーモスタットを、シリンダブロックの大型化を回避し
つつ、シリンダブロックに取付ける。 【解決手段】相互に対向した入口孔35および出口孔3
6が設けられるハウジング20と、入口孔35および出
口孔36間を遮断する遮断位置ならびに入口孔35およ
び出口孔36を連通させる連通位置間でのスライド作動
を可能としてハウジング20に摺動可能に嵌合されるワ
ックスケース24と、冷却水の温度変化に伴なう膨張・
収縮に応じてワックスケース24をスライド作動させる
ことを可能として該ワックスケース24に内蔵されるワ
ックスとを備えるサーモスタット18が、摺動孔21の
軸線をシリンダボアの軸線と平行にしてシリンダブロッ
ク10に取付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水冷エンジンの冷
却装置に関し、特に、シリンダブロックおよびシリンダ
ヘッドに設けられたウォータージャケットからの冷却水
をラジエータに給送するか否かを、冷却水の温度に応じ
て制御するサーモスタットがシリンダブロックに取付け
られる水冷エンジンの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる冷却装置は、たとえば特開
平10−16852号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、シリンダブロックが備えるシリンダボアの軸
線とは直交する方向を作動方向として、サーモスタット
がシリンダブロックに取付けられており、サーモスタッ
トがシリンダブロックから側方に突出するように配置さ
れる。したがってサーモスタットの取付けにより、サー
モスタットを含むシリンダブロック全体が大型化してし
まう。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、シリンダブロックの大型化を回避しつつ、シ
リンダブロックにサーモスタットを取付け得るようにし
た水冷エンジンの冷却装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、シリンダボアを有するシリ
ンダブロックと、該シリンダボアに結合されるシリンダ
ヘッドとに、相互に通じたウォータージャケットが設け
られ、前記ウォータージャケットからの冷却水をラジエ
ータに給送するか否かを冷却水の温度に応じて制御する
サーモスタットが、前記シリンダブロックに取付けられ
る水冷エンジンの冷却装置において、前記サーモスタッ
トが、摺動孔を有するとともに前記摺動孔の内面に相互
に対向して開口する入口孔および出口孔が設けられるハ
ウジングと、入口孔および出口孔間を遮断する遮断位置
ならびに入口孔および出口孔を連通させる連通位置間で
のスライド作動を可能として前記摺動孔に摺動可能に嵌
合されるワックスケースと、冷却水の温度変化に伴なう
膨張・収縮に応じて前記ワックスケースをスライド作動
させることを可能として該ワックスケースに内蔵される
ワックスとを備え、前記摺動孔の軸線を前記シリンダボ
アの軸線と平行にしてシリンダブロックに取付けられる
ことを特徴とする。
【0006】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、サーモスタットの作動方向がシリンダボアの軸線
と平行であるので、サーモスタットのシリンダブロック
への取付けによってもサーモスタットがシリンダブロッ
クから側方に大きく突出することはなく、シリンダブロ
ックの大型化を回避することができる。しかもサーモス
タットをシリンダボアに近接させて配置することが可能
であるので、サーモスタットの感温性能が向上し、また
外気の影響を受け難くして冷却性能を向上することがで
きる。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記シリンダブロックに
は、複数のシリンダボアが並列して設けられ、前記サー
モスタットは、相互に隣接して並んだ一対のシリンダボ
ア間に対応してシリンダブロックに取付けられることを
特徴とし、かかる構成によれば、シリンダボア間のスペ
ースを有効活用してサーモスタットを配置することによ
り、サーモスタットの取付けによるシリンダブロックの
大型化をより一層効果的に回避することができ、しかも
サーモスタットをシリンダボアにより近接させて配置す
ることが可能であるので、サーモスタットの感温性能を
より一層向上し、冷却性能もより一層向上することがで
きる。
【0008】さらに請求項3記載の発明は、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、前記サーモスタットを挿
入して取付けるための有底の取付け孔が、シリンダヘッ
ド側に開口してシリンダブロックに設けられ、サーモス
タットの前記取付け孔からの離脱を阻止すべく取付け孔
の開口端がシリンダヘッドで閉じられることを特徴と
し、かかる構成によれば、取付け孔を閉じるための専用
の部品を不要として部品点数の低減を図るとともに組付
性を向上することができ、しかもサーモスタットが外気
の影響を受けることをより確実に防止して、冷却性能を
向上することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】図1〜図6は本発明の第1実施例を示すも
のであり、図1はサーモスタットが取付けられた状態で
のシリンダブロックおよびシリンダヘッドの要部縦断面
図、図2は図1の2−2線矢視方向から見たシリンダブ
ロックの平面図、図3は低温状態でのサーモスタットの
縦断面図、図4は高温状態でのサーモスタットの縦断面
図、図5は図4の5−5線に沿うサーモスタットの断面
図、図6は図4の6−6線に沿うサーモスタットの断面
図である。
【0011】先ず図1および図2において、たとえば自
動二輪車に搭載される4気筒エンジンのシリンダブロッ
ク10には、4つのシリンダボア11,11…が並列し
て設けられており、それらのシリンダボア11,11…
にピストン12…がそれぞれ摺動可能に嵌合される。ま
た各ピストン12…の頂部を臨ませる燃焼室13…をシ
リンダブロック10との間で形成するシリンダヘッド1
4がシリンダブロック10に結合されており、このシリ
ンダヘッド14の各燃焼室13…に対応する部分に吸気
弁15…および排気弁16…がそれぞれ開閉作動可能に
配設される。
【0012】シリンダブロック10およびシリンダヘッ
ド14には、相互に通じたウォータージャケット17
が、各シリンダボア11,11…および各燃焼室13…
を囲むようにして設けられており、このウォータージャ
ケット17からの冷却水をラジエータRに給送するか否
かを冷却水の温度に応じて制御するサーモスタット18
が、各シリンダボア11,11…の配列方向中央部で相
互に並んだ一対のシリンダボア11,11間に対応して
シリンダブロック10に取付けられる。
【0013】図3および図4において、サーモスタット
18のハウジング20は、一端を開放した摺動孔21を
形成する段付きの有底円筒状に形成される。該ハウジン
グ20の他端には弾性材料から成る有底円筒状のシール
部材22が装着されており、該シール部材22の閉塞端
内面中央部に、ハウジング20の他端が先端補強部20
bとして露出される。
【0014】このハウジング20は、摺動孔21の軸線
がシリンダブロック10におけるシリンダボア11,1
1…の軸線と平行になるようにしてシリンダブロック1
0に取付けられるものであり、各シリンダボア11,1
1…の配列方向中央部で相互に並んだ一対のシリンダボ
ア11,11間に対応した位置でシリンダブロック10
には、前記ハウジング20を収容する有底の取付け孔2
3がシリンダヘッド14側を開放して設けられ、この取
付け孔23の開口端はシリンダブロック10にシリンダ
ヘッド14が結合されることで該シリンダヘッド14に
より閉じられる。しかもハウジング20は、取付け孔2
3の閉塞端およびシリンダヘッド14間で挟持され、取
付け孔23内で固定される。
【0015】ハウジング20の摺動孔21には、ワック
スケース24が摺動可能に嵌合される。このワックスケ
ース24は、摺動孔21に外面を直接接触させるケース
主体25と、該ケース主体25に結合されるカバー26
とで構成されるものであり、ワックス主体25が一体に
備える小径筒部25aが、ハウジング20の他端に装着
されたシール部材22内に摺動可能に嵌合される。
【0016】ケース主体25およびカバー26間にはダ
イヤフラム27の周縁部が挟持されており、ワックスケ
ース24には、前記ダイヤフラム27およびカバー26
間に充填されるようにしてワックス28が内蔵され、ワ
ックス28の温度変化による膨張・収縮に応じてダイヤ
フラム27が変形する。一方、前記ケース主体24の小
径筒部25a内には、前記ダイヤフラム26とは反対側
から順に、ハウジング20の先端補強部20bに当接す
る棒状のピストン29、円盤状のプレート30およびラ
バーピストン31が摺動可能に嵌合されており、ラバー
ピストン31およびダイヤフラム26間でワックスケー
ス24には、ダイヤフラム26の変形を前記ラバーピス
トン31に伝達するための媒体32が充填されている。
【0017】またハウジング20の一端側内面には止め
輪33が装着されており、この止め輪33およびワック
スケース24間には、ワックスケース24をハウジング
20の他端側に付勢するばね34が設けられており、ワ
ックスケース24は、冷却水の温度が低くてワックス2
8が収縮状態にあるときには、図3で示すようにハウジ
ング20の他端側である遮断位置に在る。而して冷却水
の温度が高くなってワックス28が膨張すると、ダイヤ
フラム26が図4の下側に撓むように変形し、先端補強
部20aに当接したピストン31が小径筒部25aから
押し出されるのに応じて、ワックスケース24はばね3
4を圧縮しつつ、図4で示すように、ハウジング20の
一端側である連通位置にスライドすることになる。
【0018】図5を併せて参照して、ハウジング20に
は、入口孔35と、該入口孔35に対向する出口孔36
とが、摺動孔21の一直径線上に配置されるようにして
設けられる。これらの入口孔35および出口孔36間の
連通・遮断は、ハウジング20に摺動可能に嵌合される
ワックスケース24のスライド作動により切換えられる
ものであり、図3で示す遮断位置にワックスケース24
が在るときには入口孔35および出口孔36間が遮断さ
れ、図4で示すよう連通位置にワックスケース24がス
ライドすると入口孔35および出口孔36間が連通され
る。
【0019】図1に注目して、シリンダヘッド14側の
ウォータージャケット17には冷却水管路37を介して
ラジエータRが接続されており、このラジエータRに吸
入口が接続されるウォータポンプPの吐出口が冷却水管
路38の一端に接続される。またシリンダブロック10
に設けられた給水通路39に前記冷却水管路38の他端
が接続され、給水通路39がハウジング20の入口孔3
5に連通される。さらにシリンダブロック10には、前
記ハウジング20の出口孔36をウォータージャケット
17に通じさせる通路40が、前記給水通路39と同軸
にして設けられる。
【0020】而してハウジング20の外面には、図5で
示すように一対の突条41,41がハウジング20の軸
方向に延びるようにして突設されており、それらの突条
41,41を嵌入させる溝(図示せず)が取付け孔22
の内面に設けられることにより、ハウジング20の取付
け孔22への挿入、固定時に、給水通路39の入口孔3
5への連通、ならびに通路40の出口孔36への連通が
確実となる。
【0021】図6を併せて参照して、ハウジング20に
は、ワックスケース24が入口孔35および出口孔36
間を連通する連通位置(図4で示す位置)に在るときに
は該ワックスケース24で閉じられるとともにワックス
ケース24の遮断位置(図3で示す位置)へのスライド
に応じて開放されるバイパス孔42が、入口孔35に隣
接して設けられる。
【0022】一方、ハウジング20の一端側でワックス
ケース24およびシリンダヘッド14間には水室43が
形成されており、ワックスケース24が入口孔35およ
び出口孔36間を遮断している位置に在るときに、前記
バイパス孔42は該水室43に連通する。しかも水室4
3に通じる接続管44がシリンダヘッド14に設けら
れ、この接続管44は、バイパス管路45を介してウォ
ータポンプPの吸入口に接続される。
【0023】このようなサーモスタット18は、ウォー
タージャケット17内の冷却水の温度が低い冷間時には
入口孔35および出口孔36間を遮断するとともにバイ
パス孔42を介して入口孔35および水室43間を連通
させる。これによりウォータポンプPから吐出される冷
却水は、サーモスタット18を経てウォータポンプPに
戻ることになり、ウォータージャケット17の冷却水が
ラジエータRに給送されることはない。またウォーター
ジャケット17内の冷却水の温度が昇温した暖機完了時
に、サーモスタット18は、入口孔35および出口孔3
6間を連通させるともにバイパス孔42を閉じることで
入口孔35および水室43間を遮断する。これによりウ
ォータポンプPから吐出される冷却水は、サーモスタッ
ト18からウォータージャケット17に供給され、さら
にウォータージャケット17からラジエータRを経てウ
ォータポンプPに戻ることになる。
【0024】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、サーモスタット18が、その作動方向を各シリン
ダボア11,11…の軸線と平行にして、シリンダブロ
ック10に取付けられるので、サーモスタット18のシ
リンダブロック10への取付けによってもサーモスタッ
ト19がシリンダブロック10から側方に大きく突出す
ることはなく、シリンダブロック10の大型化を回避す
ることができる。しかもサーモスタット18をシリンダ
ボア11,11…に近接させて配置することが可能であ
るので、サーモスタット18の感温性能を向上させるこ
とができ、サーモスタット18への外気の影響を少なく
して、冷却性能を向上することができる。
【0025】しかもサーモスタット18は、複数たとえ
ば4つのシリンダボア11,11…が並列して設けられ
るシリンダブロック10において、各シリンダボア1
1,11…の配列方向中央部で相互に隣接して並んだ一
対のシリンダボア11,11間に対応する位置に取付け
られるので、シリンダボア11,11間のスペースを有
効活用してサーモスタット18を配置することができ、
サーモスタット18の取付けによるシリンダブロック1
0の大型化をより一層効果的に回避することができる。
またサーモスタット18をシリンダボア11,11によ
り近接させて配置することが可能であるので、サーモス
タット18の感温性能をより一層向上し、冷却性能もよ
り一層向上することができる。
【0026】さらにサーモスタット18を挿入して取付
けるための有底の取付け孔23が、シリンダヘッド14
側に開口してシリンダブロック10に設けられており、
サーモスタット18の取付け孔23からの離脱を阻止す
べく取付け孔23の開口端がシリンダヘッド14で閉じ
られるので、取付け孔23を閉じるための専用の部品を
不要として部品点数の低減を図るとともに組付性を向上
することができる。しかもサーモスタット18が外気の
影響を受けることをより確実に防止することができ、そ
れにより冷却性能をより一層向上することができる。
【0027】図7は本発明の第2実施例を示すものであ
り、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0028】シリンダブロック10′には、4つのシリ
ンダボア11,11…が並列して設けられており、それ
らのシリンダボア11,11…の配列方向に沿う一端側
のシリンダボア11よりも外方で、シリンダブロック1
0′には、シリンダボア11,11…の軸線と平行であ
る有底の取付け孔23′が、シリンダヘッド14(第1
実施例参照)で開口端を閉じるようにして設けられ、ウ
ォータージャケット17からの冷却水をラジエータR
(図1参照)に給送するか否かを冷却水の温度に応じて
制御するサーモスタット18が、前記取付け孔23′内
に挿入されるようにしてシリンダブロック10′に取付
けられる。
【0029】この第2実施例によっても、上記第1実施
例と同様の効果を奏することができる。
【0030】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0031】たとえばサーモスタット18のハウジング
20をシリンダブロック10,10′に一体的に形成す
ることも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、サーモスタットのシリンダブロックへの取付けによ
ってもサーモスタットがシリンダブロックから側方に大
きく突出することはなく、シリンダブロックの大型化を
回避することができる。しかもサーモスタットをシリン
ダボアに近接させて配置することが可能であるので、サ
ーモスタットの感温性能が向上し、また外気の影響を受
け難くして冷却性能を向上することができる。
【0033】また請求項2記載の発明によれば、シリン
ダボア間のスペースを有効活用してサーモスタットを配
置し、サーモスタットの取付けによるシリンダブロック
の大型化をより一層効果的に回避することができるとも
に、サーモスタットの感温性能をより一層向上し、冷却
性能もより一層向上することができる。
【0034】さらに請求項3記載の発明によれば、部品
点数の低減を図るとともに組付性を向上することがで
き、しかもサーモスタットが外気の影響を受けることを
より確実に防止して、冷却性能を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーモスタットが取付けられた状態でのシリン
ダブロックおよびシリンダヘッドの要部縦断面図であ
る。
【図2】図1の2−2線矢視方向から見たシリンダブロ
ックの平面図である。
【図3】低温状態でのサーモスタットの縦断面図であ
る。
【図4】高温状態でのサーモスタットの縦断面図ある。
【図5】図4の5−5線に沿うサーモスタットの断面図
である。
【図6】図4の6−6線に沿うサーモスタットの断面図
である。
【図7】第2実施例の図2に対応したシリンダブロック
の平面図である。
【符号の説明】
10,10′・・・シリンダブロック 11・・・シリンダボア 14・・・シリンダヘッド 17・・・ウォータージャケット 18・・・サーモスタット 20・・・ハウジング 21・・・摺動孔 23,23′・・・取付け孔 24・・・ワックスケース 28・・・ワックス 35・・・入口孔 36・・・出口孔 R・・・ラジエータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダボア(11)を有するシリンダ
    ブロック(10,10′)と、該シリンダボア(11)
    に結合されるシリンダヘッド(14)とに、相互に通じ
    たウォータージャケット(17)が設けられ、前記ウォ
    ータージャケット(17)からの冷却水をラジエータ
    (R)に給送するか否かを冷却水の温度に応じて制御す
    るサーモスタット(18)が、前記シリンダブロック
    (10,10′)に取付けられる水冷エンジンの冷却装
    置において、前記サーモスタット(18)が、摺動孔
    (21)を有するとともに前記摺動孔(21)の内面に
    相互に対向して開口する入口孔(35)および出口孔
    (36)が設けられるハウジング(20)と、入口孔
    (35)および出口孔(36)間を遮断する遮断位置な
    らびに入口孔(35)および出口孔(36)を連通させ
    る連通位置間でのスライド作動を可能として前記摺動孔
    (21)に摺動可能に嵌合されるワックスケース(2
    4)と、冷却水の温度変化に伴なう膨張・収縮に応じて
    前記ワックスケース(24)をスライド作動させること
    を可能として該ワックスケース(24)に内蔵されるワ
    ックス(28)とを備え、前記摺動孔(21)の軸線を
    前記シリンダボア(11)の軸線と平行にしてシリンダ
    ブロック(10,10′)に取付けられることを特徴と
    する水冷エンジンの冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記シリンダブロック(10)には、複
    数のシリンダボア(11)が並列して設けられ、前記サ
    ーモスタット(18)は、相互に隣接して並んだ一対の
    シリンダボア(11)間に対応してシリンダブロック
    (10)に取付けられることを特徴とする請求項1記載
    の水冷エンジンの冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記サーモスタット(18)を挿入して
    取付けるための有底の取付け孔(23,23′)が、シ
    リンダヘッド(14)側に開口してシリンダブロック
    (10,10′)に設けられ、サーモスタット(18)
    の前記取付け孔(23,23′)からの離脱を阻止すべ
    く取付け孔(23,23′)の開口端がシリンダヘッド
    (14)で閉じられることを特徴とする請求項1記載の
    水冷エンジンの冷却装置。
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TW090115567A TW513518B (en) 2000-07-03 2001-06-27 Cooling system for water-cooled engine
ES200101521A ES2197758B2 (es) 2000-07-03 2001-06-29 Sistema de refrigeracion para motor refrigerado por agua.
IT2001TO000634A ITTO20010634A1 (it) 2000-07-03 2001-07-02 Impianto di raffreddamento per motori raffreddati ad acqua.
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