JP2002020961A - 不織網状布の製造装置 - Google Patents

不織網状布の製造装置

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JP2002020961A
JP2002020961A JP2000200852A JP2000200852A JP2002020961A JP 2002020961 A JP2002020961 A JP 2002020961A JP 2000200852 A JP2000200852 A JP 2000200852A JP 2000200852 A JP2000200852 A JP 2000200852A JP 2002020961 A JP2002020961 A JP 2002020961A
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rotating
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yarn
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Takaro Takeuchi
崇郎 竹内
Nobuhiro Mizutani
信博 水谷
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ISE ORIMONO KK
Unitika Glass Fiber Co Ltd
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ISE ORIMONO KK
Unitika Glass Fiber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緯糸ボビンを短時間で交換できるようにして
運転停止に伴う不良品の発生を少なくし、歩留まりを向
上する。 【解決手段】 緯糸供給手段(9)に、複数の緯糸ボビン
(24)を支持する回転板(21)と、この回転板(21)を回転駆
動する回転駆動手段(28)とを設ける。上記回転板(21)は
緯糸供給手段(9)に複数台配置する。そして、緯糸供給
手段(9)に1箇所の給糸位置(37)と1箇所以上の待機位
置(38)とを設け、上記各回転板(21)をそれぞれ給糸位置
(37)と待機位置(38)との間で切換え移動可能に構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維強化複合成形
体用の不織網状布、特にガラス繊維や炭素繊維、芳香族
ポリアミド繊維などの高強度、高剛性、高弾性率繊維で
熱硬化性樹脂を補強した、いわゆるアドバンスドコンポ
ジットと称される複合成形体の作成に用いられる不織網
状布の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記不織網状布の製造装置には、例えば
特公昭46−40505号公報に開示のように、緯糸を
2本の緯糸ガイド間に架け渡して緯糸層を形成し、この
緯糸層の上下両面に、それぞれ経糸を平行に配置して形
成した経糸層をサンドイッチ状に接当させ、このサンド
イッチ構造のもの全体を糊付けし、しかる後に圧着しな
がら糊を加熱乾燥して緯糸と経糸とを接着するように構
成したものがある。
【0003】即ち、上記従来の製造装置は、図5に示す
ように、緯糸供給手段(51)から供給した緯糸(52)を、互
いに平行に配置した2本の緯糸ガイド(53)に回転腕部(5
4)を介し捲回して両緯糸ガイド(53)間に架け渡すことに
より、この緯糸(52)を所定の間隔で平行に揃えて緯糸層
に形成する緯糸層形成装置(55)と、多数の経糸ボビンを
有するクリール(56)から経糸(57)を供給し、この経糸(5
7)を所定の間隔で平行に揃えて経糸層(58)に形成する経
糸層形成装置(59)と、上記緯糸層の上下両面に上記経糸
層(58)をそれぞれ重ね合わせる積層手段(60)と、この重
ね合わされた糸層(61)に接着剤を塗布する接着剤塗布装
置(62)と、上記糸層(61)を圧着しながら加熱して上記接
着剤を乾燥することにより、経糸層(58)と緯糸層とを互
いに接着する加熱装置(63)とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記緯糸は、不織網状
布が緯糸の間隔だけ進行すると不織網状布の全幅の長さ
分だけ消費される。このため、上記2本の緯糸ガイドに
は複数本の緯糸を捲回すると、各緯糸が両緯糸ガイドの
周囲を1回転するごとに不織網状布の進む距離を長くで
きるうえ、緯糸ボビンの交換頻度を少なくでき、生産性
が良い。しかしながら、上記緯糸は2本の緯糸ガイド(5
3)に回転腕部(54)を介して捲回されることから、複数本
の緯糸を用いる場合、即ち上記緯糸供給手段(51)に複数
の緯糸ボビン(64)を配置する場合には、これら緯糸ボビ
ンから供給される複数本の緯糸(52)が互いに撚り合わさ
れることのないように、上記回転腕部(54)と同期してこ
れらの緯糸ボビン(64)を回転させる必要がある。
【0005】このため、上記緯糸ボビンの緯糸を使い終
わって新しい緯糸ボビンに交換する際には、回転を停止
して使用済みの緯糸ボビンを取り外し、新しい緯糸ボビ
ンを装着して、先の緯糸ボビンから送り出された緯糸の
終端と、この新しい緯糸ボビンから送り出した緯糸の先
端を接続したのち、運転が再開される。この緯糸ボビン
の交換の際に、上記接着剤塗布装置と上記加熱装置との
間で停止した不織網状布は、これに塗布されている接着
剤の乾燥が自然に進んでしまい、運転再開後に加熱装置
に案内されても良好な接着力を得ることができず、この
部分の不織網状布が不良品となって歩留まりが低下する
問題があった。本発明は上記問題点を解消し、緯糸ボビ
ンを短時間で交換できるようにして運転停止に伴う不良
品の発生を少なくし、歩留まりを向上できる、不織網状
布の製造装置を提供することを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、例えば本発明の実施の形態を示す図1から
図4に基づいて説明すると、不織網状布の製造装置を次
のように構成したものである。即ち、緯糸供給手段(9)
から供給した緯糸(10)を、互いに平行に配置した2本の
緯糸ガイド(7)に回転腕部(8)を介し捲回して両緯糸ガ
イド(7)間に架け渡すことにより、この緯糸(10)を所定
の間隔で平行に揃えて緯糸層(14)に形成する緯糸層形成
装置(2)と、多数の経糸ボビンを有するクリール(11)か
ら経糸(12)を供給し、この経糸(12)を所定の間隔で平行
に揃えて経糸層(13)に形成する経糸層形成装置(3)と、
上記緯糸層(14)の少なくとも片面に上記経糸層(13)を重
ね合わせる積層手段(4)と、上記重ね合わされた少なく
ともいずれかの糸層(13・14)に接着剤を塗布する接着剤
塗布装置(5)と、上記接着剤が塗布された積層状態の糸
層(15)を圧着しながら加熱して上記接着剤を乾燥するこ
とにより、各糸層(13・14)を互いに接着する加熱装置
(6)と、備えた不織網状布の製造装置において、上記緯
糸供給手段(9)が、複数の緯糸ボビン(24)を支持する回
転板(21)と、この回転板(21)を上記回転腕部(8)と同期
させて回転駆動する回転駆動手段(28)とを備え、上記緯
糸供給手段(9)に複数台の回転板(21)を配置するととも
に、1箇所の給糸位置(37)と1箇所以上の待機位置(38)
とを設け、上記各回転板(21)をそれぞれ給糸位置(37)と
待機位置(38)との間で切換え移動可能に構成したことを
特徴とする。
【0007】上記不織網状布を製造する過程では、給糸
位置に位置する回転板が回転腕部と同期して回転し、こ
の回転板に支持された複数の緯糸ボビンからそれぞれ緯
糸が供給される。一方、上記製造装置の運転中に、待機
位置に位置する少なくとも1つの回転板へ、未使用の緯
糸ボビンが所定個数だけ予め装着される。
【0008】上記不織網状布の製造に伴って緯糸ボビン
の緯糸残量が所定量以下になると、製造を停止して緯糸
ボビンが交換される。即ち、給糸位置の回転板が待機位
置へ移動されるとともに、上記未使用の緯糸ボビンが予
め装着された待機位置の回転板が給糸位置へ移動され
る。そして使用済みの緯糸ボビンから送り出された緯糸
の終端部と、上記未使用の緯糸ボビンから引き出された
緯糸の先端部とが接続され、不織網状布の製造が再開さ
れる。上記待機位置へ移動した回転板は、使用済みの緯
糸ボビンが取り外され、新しい緯糸ボビンが装着され
て、次回以降の緯糸の交換作業に備えられる。
【0009】上記回転板は、待機位置の回転板に対して
使用済み緯糸ボビンの取り外しと未使用の緯糸ボビンの
装着を製造過程中に行うことができるので、2台用いれ
ば十分であるが、3台以上の回転板を用いてもよいこと
はいうまでもない。また、上記待機位置は、少なくとも
回転板の台数より1少ない箇所に設ければよく、例えば
2台の回転板を用いる場合、待機位置を1カ所とし、給
糸位置との間で各回転板を互いに入れ替えるように構成
してもよい。但し、待機位置を回転板の台数と同数の箇
所に設けると、通常、待機位置の1箇所は空いた状態に
なっており、この空いた待機位置に給糸位置の回転板を
移動させることで回転板の移動を円滑に行うことができ
るので、より好ましい。
【0010】上記各回転板には、それぞれ回転駆動手段
を設けることも可能であり、この場合は回転板と回転駆
動手段とを一組にして給糸位置と待機位置との間で切換
え移動させることができる。しかしながら、給糸位置の
回転板と回転駆動手段との間に、切離可能に連動連結で
きるクラッチ機構等の連結手段を設けた場合、回転駆動
手段は回転板の台数とは無関係に1台で済むうえ、この
1台の回転駆動手段を回転腕部の回転駆動源と連動連結
する等により回転板と回転腕部の回転とが容易に同期さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1から図4は本発明の実施形態を
示し、図1は不織網状布の製造装置の概略構成図、図2
は圧着ロール近傍の要部拡大斜視図、図3は緯糸供給手
段の断面図、図4は緯糸供給手段の一部を破断した平面
図である。
【0012】図1に示すように、この不織網状布の製造
装置(1)は緯糸層形成装置(2)と、経糸層形成装置(3)
と、積層手段である圧着ロール(4)と、接着剤塗布装置
(5)と、加熱装置(6)とを備えている。
【0013】上記緯糸層形成装置(2)は、互いに平行に
配置した2本の緯糸ガイドであるスネルワイヤ(7)と、
この両スネルワイヤ(7)の周囲を回転する回転腕部(8)
を備えており、緯糸供給手段(9)から供給した緯糸(10)
を、回転腕部(8)を介して両スネルワイヤ(7)に捲回す
ることにより、この両スネルワイヤ(7)間に緯糸(10)を
架け渡される。上記スネルワイヤ(7)は螺旋状のコイル
から構成されており、これによりスネルワイヤ(7)に架
け渡された上記緯糸(10)は所定の間隔で平行に揃えられ
て緯糸層を形成し、このスネルワイヤ(7)を回転させる
ことにより、層状のまま前進して上記圧着ロール(4)側
へ案内される。
【0014】一方、上記経糸層形成装置(3)は、多数の
経糸ボビンを有するクリール(11)から供給された経糸(1
2)を所定の間隔で平行に揃えて経糸層(13)に形成して上
記圧着ロール(4)へ案内するように構成してある。
【0015】上記経糸層(13)は上記圧着ロール(4)の上
下からそれぞれ案内され、図2に示すように、圧着ロー
ル(4)によって緯糸層(14)の上面と下面にそれぞれ重ね
られる。この重ね合わされた積層状態の糸層(15)は、図
1に示すように上記接着剤塗布装置(5)に案内され、バ
インダーバス(16)内を通過させられて接着剤が塗布され
る。なお、上記接着剤は、経糸や緯糸に用いられる繊維
の種類等に応じてアクリル系やエポキシ系等が用いられ
る。また、上記各繊維は、通常、ガラス繊維や炭素繊
維、芳香族ポリアミド繊維などの強度や剛性の高い、高
弾性率繊維が用いられるが、本発明の製造装置は他の繊
維を用いることも可能である。
【0016】上記加熱装置(6)は、上記接着剤が塗布さ
れた積層状態の糸層(15)を、加熱ロール(17)で圧着しな
がら加熱することにより、上記接着剤を乾燥させるよう
に構成してある。この加熱装置により接着剤が乾燥され
ると経糸層(13)と緯糸層(14)とが互いに接着して不織網
状布(18)となり、図外の巻取装置に巻き取られる。
【0017】次に、上記緯糸層形成装置(2)に緯糸(10)
を供給する上記緯糸供給手段(9)の構造について説明す
る。図3に示すように、この緯糸供給手段(9)は、箱形
の支持枠(20)内の背面側に回転板(21)を回転自在に支持
してあり、回転板(21)の回転軸(22)は後方へ突出させて
軸受(23)に支持してある。上記回転板(21)の前面側に
は、4個の緯糸ボビン(24)をそれぞれボビンケース(25)
内に収容して装着してある。各緯糸ボビン(24)は上記回
転軸(22)の軸心(26)の周囲に配置されており、回転板(2
1)を回転させることにより各緯糸ボビン(24)がこの軸心
(26)の周囲を旋回する。上記支持枠(20)の前面は開放さ
れており、各緯糸ボビン(24)から引き出された緯糸(10)
が前記緯糸層形成装置(2)へ案内される。
【0018】上記回転板(21)の回転軸(22)は、後端部に
クラッチ機構(27)を備えており、このクラッチ機構(27)
を介して回転駆動手段(28)のスプライン軸(29)と切離可
能に連動連結してある。上記スプライン軸(29)の後端に
はエアシリンダ(30)が連結してあり、このエアシリンダ
(30)を作動させてスプライン軸(29)を進退させることに
より、クラッチ機構(27)の係合部材(31)が上記回転軸(2
2)の後端部に固定した係止部材(32)と係脱される。な
お、上記回転駆動手段(28)は、図1に示すように、前記
回転腕部(8)の回転駆動源である駆動軸(33)に連動連結
してある。
【0019】上記支持枠(20)と回転軸(22)の軸受(23)を
固定した支持板(34)とは、それぞれリニアガイド(35)に
より左右方向(図3における紙面の垂直方向)に移動可能
に支持してあり、固定用エアシリンダ(36)で所定位置に
固定される。
【0020】即ち、図4に示すように、この緯糸供給手
段(9)は2台の支持枠(20)を備えており、各支持枠(20)
内にそれぞれ回転板(21)が配置してある。またこの緯糸
供給手段(9)には1箇所の給糸位置(37)とその左右両側
に2箇所の待機位置(38)を設けてある。上記2台の回転
板(21)のうち、一方の回転板(21a)は給糸位置(37)に位
置させてあり、他方の回転板(21b)は待機位置(38)に位
置させてある。そして上記クラッチ機構(27)の係合部材
(31)と係止部材(32)とを離脱させた状態で、支持枠(20)
と支持板(34)とをリニアガイド(35)上で移動させると、
上記各回転板(21)が給糸位置(37)と待機位置(38)との間
で切換え移動する。
【0021】次に、上記不織網状布(18)を製造する過程
で、緯糸ボビン(24)から供給される緯糸(10)の残量が所
定量以下となった場合に、上記緯糸供給手段(9)の緯糸
ボビン(24)を交換する手順について説明する。
【0022】最初に、待機位置(38)に位置する上記他方
の回転板(21b)は、製造装置(1)の運転中も回転を停止
しているので、この回転板(21b)に未使用の緯糸ボビン
(24)を製造装置(1)の運転中に予め装着しておく。次
に、不織網状布(18)の製造に伴って、給糸位置(37)に位
置する上記一方の回転板(21a)に装着されている緯糸ボ
ビン(24)の緯糸残量が所定量以下になると、製造装置
(1)の運転が停止される。そして、上記エアシリンダ(3
0)の作動によりスプライン軸(29)を後退させてクラッチ
機構(27)の係合部材(31)を係止部材(32)から離脱させ、
上記固定用エアシリンダ(36)の作動を解除し、支持枠(2
0)と支持板(34)とをリニアガイド(35)上で移動させて給
糸位置(37)にあった上記一方の回転板(21a)を空いてい
た待機位置(38)へ移し換え、待機位置(38)にあった他方
の回転板(21b)を給糸位置(37)へ移し換える。
【0023】その後、使用済みの緯糸ボビン(24)から送
り出された緯糸(10)の終端部と、上記未使用の緯糸ボビ
ン(24)から引き出された緯糸(10)の先端部とが接続さ
れ、不織網状布(18)の製造が再開される。そして待機位
置(38)へ移動した上記一方の回転板(21a)は、製造装置
(1)の運転中に使用済みの緯糸ボビン(24)が取り外され
て新しい緯糸ボビン(24)が装着され、次回の緯糸の交換
作業に備えられる。
【0024】上記実施形態では回転板と回転駆動手段と
の間に、係合部材と係止部材とからなるクラッチ機構を
設けたが、本発明の製造装置では切離可能に連動連結で
きる他の連結装置を用いてもよく、また、各回転板にそ
れぞれ回転駆動手段を設けて給糸位置にある回転板の
み、回転駆動手段を運転するように構成してもよい。ま
た、上記実施形態では各回転板に4個の緯糸ボビンを装
着する場合について説明したが、本発明の各回転板に装
着する緯糸ボビンの個数は2個など、他の個数であって
もよい。なお、本発明装置で製造する不織網状布の構造
は上記実施形態のものに限定されず、例えば片面にのみ
経糸層を重ね合わせたものでもよく、また、接着剤も各
糸層を重ね合わせる前に塗布するものであってもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され作用する
ことから、次の効果を奏する。
【0026】(1)緯糸ボビンの交換作業のうち、使用済
みボビンの取外し作業と新たなボビンの装着作業は製造
装置の運転中に行うことができ、製造装置の運転を停止
させて行う作業は回転板の位置の切り換え作業と、回転
腕部へ送り出された緯糸の終端と新たな緯糸ボビンから
引出された緯糸の先端とを接続する作業だけでよく、簡
単に短時間で行うことができる。この結果、緯糸ボビン
を交換する作業での製造停止時間を短縮することがで
き、製造装置の停止に伴う不良品の発生を低減できるの
で、歩留まりを向上させることができる。
【0027】(2)使用済み緯糸ボビンの取外し作業と新
しい緯糸ボビンの装着作業は、待機位置に移動した回転
板に対して行うので、作業スペースを広くとることがで
き、交換作業を容易に行うことができる。
【0028】(3)給糸位置の回転板と回転駆動手段との
間に、切離可能に連動連結できるクラッチ機構等の連結
手段を設けた場合には、回転駆動手段は回転板の台数と
は無関係に1台で済み安価に実施できるうえ、この1台
の回転駆動手段を回転腕部の回転駆動源と連動連結する
などして回転板と回転腕部の回転を容易に同期させるこ
とができ、より好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す、不織網状布の製造装
置の概略構成図である。
【図2】圧着ロール近傍の要部拡大斜視図である。
【図3】緯糸供給手段の断面図である。
【図4】緯糸供給手段の一部を破断した平面図である。
【図5】従来技術を示す、不織網状布の製造装置の概略
構成図である。
【符号の説明】
1…不織網状布の製造装置、 2…緯糸層形成装置、 3…経糸層形成装置、 4…積層手段(圧着ロール)、 5…接着剤塗布装置、 6…加熱装置、 7…緯糸ガイド(スネルワイヤ)、 8…回転腕部、 9…緯糸供給手段、 10…緯糸、 11…クリール、 12…経糸、 13…経糸層、 14…緯糸層、 15…積層状態の糸層、 21…回転板、 24…緯糸ボビン、 27…連結装置(クラッチ機構)、 28…回転駆動手段、 37…給糸位置、 38…待機位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 信博 三重県一志郡三雲町西肥留字神子柱200番 地 伊勢織物株式会社内 Fターム(参考) 4L047 AB03 EA22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緯糸供給手段(9)から供給した緯糸(10)
    を、互いに平行に配置した2本の緯糸ガイド(7)に回転
    腕部(8)を介し捲回して両緯糸ガイド(7)間に架け渡す
    ことにより、この緯糸(10)を所定の間隔で平行に揃えて
    緯糸層(14)に形成する緯糸層形成装置(2)と、 多数の経糸ボビンを有するクリール(11)から経糸(12)を
    供給し、この経糸(12)を所定の間隔で平行に揃えて経糸
    層(13)に形成する経糸層形成装置(3)と、 上記緯糸層(14)の少なくとも片面に上記経糸層(13)を重
    ね合わせる積層手段(4)と、 上記重ね合わされた少なくともいずれかの糸層(13・14)
    に接着剤を塗布する接着剤塗布装置(5)と、 上記接着剤が塗布された積層状態の糸層(15)を圧着しな
    がら加熱して上記接着剤を乾燥することにより、各糸層
    (13・14)を互いに接着する加熱装置(6)と、を備えた不
    織網状布の製造装置において、 上記緯糸供給手段(9)が、複数の緯糸ボビン(24)を支持
    する回転板(21)と、この回転板(21)を上記回転腕部(8)
    と同期させて回転駆動する回転駆動手段(28)とを備え、 上記緯糸供給手段(9)に複数台の回転板(21)を配置する
    とともに、1箇所の給糸位置(37)と1箇所以上の待機位
    置(38)とを設け、上記各回転板(21)をそれぞれ給糸位置
    (37)と待機位置(38)との間で切換え移動可能に構成した
    ことを特徴とする、不織網状布の製造装置。
  2. 【請求項2】 上記給糸位置(37)の回転板(21)と上記回
    転駆動手段(28)との間に、切離可能に連動連結できる連
    結装置(27)を設けた、請求項1に記載の不織網状布の製
    造装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106930005A (zh) * 2017-04-16 2017-07-07 丹阳市益讯机械有限公司 铺网机的铺网机构

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CN106930005A (zh) * 2017-04-16 2017-07-07 丹阳市益讯机械有限公司 铺网机的铺网机构

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