JP2002019812A - キャップ付き容器 - Google Patents

キャップ付き容器

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JP2002019812A
JP2002019812A JP2000209163A JP2000209163A JP2002019812A JP 2002019812 A JP2002019812 A JP 2002019812A JP 2000209163 A JP2000209163 A JP 2000209163A JP 2000209163 A JP2000209163 A JP 2000209163A JP 2002019812 A JP2002019812 A JP 2002019812A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】陽圧状態の容器を開封するときの容器内のガス
の急激な噴出による噴出音を防止し、内容物の吹き出し
を防止し又はキャップが口部から勢いよく外れることを
防止するキャップ付き容器を提供することを解決課題と
する。 【解決手段】密封状態から1キャップが容器2の口部1
0に対して開封方向に回転されるとき、一部のラグ7の
上昇を規制する第1規制部14と、係合スレッド11と
の係合が解除された残りのラグ7の上昇を該第1規制部
より高い位置で規制する第2規制部15とが口部10の
外周面に設けられている。また、一部のラグ7の上昇が
第1規制部14により規制され、残りのラグ7の上昇が
第2規制部15により規制されて1キャップが口部10
に対して傾斜したとき、第2規制部15の側でシール材
8と口部10の上端部との間に微小間隙cを付与する切
欠部9がシール材8の外周縁に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャップと、キャ
ップにより密封される容器とを備えたキャップ付き容器
に関し、特に、炭酸飲料水等を内容物とするために内部
が陽圧となりうるキャップ付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】炭酸飲料水や清涼飲料水等の販売に際
し、キャップと、キャップにより密封される容器とを備
えたキャップ付き容器が広く利用されている。キャップ
は、天板部と、天板部の周縁から下方に延設された円筒
部と、円筒部の内周面に設けられたメスネジ部と、天板
部の裏側に設けられたシール材とを備えている。容器
は、略有底円筒状の胴体と、胴体に縮径されながら連設
され上方に開口した略円筒状の口部と、口部の外周面に
設けられたオスネジ部とを備えている。かかる構成のキ
ャップつき容器によれば、キャップが口部に対して密封
方向に回転され、メスネジ部がオスネジ部に対して螺着
され、シール材が口部の上端部に全周にわたって圧接す
ることで容器が密封される。また、密封状態からキャッ
プが口部に対して開封方向に回転され、メスネジ部がオ
スネジ部に対して螺進し、シール材が口部の上端部から
離反することで密封が解除される。
【0003】ところで、容器の口部に直接口をつけたと
きの内容物の飲みやすさや、コップへの内容物の注ぎや
すさ等を考慮すると、口部を拡径してある程度の広口と
することが好ましい場合がある。しかしながら、口部を
広口とすると、口部のオスネジ部とキャップのメスネジ
部との螺着時の接触面積が大きくなるため、容器の開封
に比較的大きな力を要することとなり、使い勝手が悪く
なるおそれがある。
【0004】そこで、オスネジ部に代えて容器の口部の
外周面に複数の係合スレッドを設け、メスネジ部に代え
て係合スレッドに係合するキャップの内周面に複数のラ
グを設けることが考えられる。かかる構成とすれば、容
器の口部の係合スレッドとキャップのラグとの接触面積
が小さいため、キャップをわずかな力で回転させるだけ
で、ラグと係合スレッドとの係合が解除されて密封状態
が解除される。
【0005】しかし、炭酸飲料水が入れられている等の
理由により中が陽圧となった状態で容器が開封されると
き、次のような不都合が生じる場合がある。すなわち、
このとき、容器内のガスが容器の口部とシール材との間
にできた間隙から急激に噴出するとともに噴出音が生
じ、利用者に不快感を与えるおそれがある。また、ガス
とともにこの間隙から内容物が吹き出すおそれもある。
さらに、この間隙から急激に噴出するガスによりキャッ
プが上方に押し上げられて口部から勢いよく外れるおそ
れもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる背景に鑑みて、
本発明は、陽圧状態の容器を開封するときの容器内のガ
スの急激な噴出による噴出音を防止し、内容物の吹き出
しを防止し又はキャップが口部から勢いよく外れること
を防止するキャップ付き容器を提供することを解決課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、略円形の天板
部と、該天板部の周縁より下方に延びる円筒部と、該円
筒部の内径方向に突出する複数のラグと、該天板部の裏
側に設けられた弾性を有するシール材とを備えたキャッ
プと、外周面に沿って略水平に延びる複数の係合スレッ
ドが設けられた略円筒状の口部を有し、該ラグが該係合
スレッドに係合するとともに、該シール材が該口部の上
端部に全周にわたり圧接することで該キャップにより密
封される容器とを備えたキャップ付き容器に関する。
【0008】前記課題を解決するための本発明の第1態
様のキャップ付き容器では、密封状態から前記キャップ
が前記容器の口部に対して開封方向に回転されるとき、
一部のラグの上昇を規制する第1規制部と、前記係合ス
レッドとの係合が解除された残りのラグの上昇を該第1
規制部より高い位置で規制する第2規制部とが該口部の
外周面に設けられている。また、一部のラグの上昇が第
1規制部により規制され、残りのラグの上昇が第2規制
部により規制されて該キャップが該口部に対して傾斜し
たとき、第2規制部の側で前記シール材と該口部の上端
部との間に微小間隙を付与する切欠部が該シール材の外
周縁に形成されている。
【0009】前記構成のキャップ付き容器の密封状態か
ら、キャップが口部に対して開封方向に回転されたと
き、容器内部が陽圧でキャップに対して上向きの力が加
わっているとする。このとき、一部のラグが第1規制部
により上昇が規制される一方、係合スレッドとの係合が
解除された残りのラグが上昇してキャップが口部に対し
て徐々に傾いていく。そして、第1規制部により上昇が
規制されていないラグの上昇が、第1規制部より高い位
置で第2規制部に規制され、これによりキャップの傾斜
が規制される。
【0010】このとき、シール材に形成された切込部に
より、第2規制部の側、即ち、キャップが口部に対して
傾いて上昇した側で、シール材と口部との間に微小間隙
が生じる。そして、容器内が陽圧の場合はこの微小間隙
より容器内のガスが徐々に抜け出て陽圧状態が徐々に解
除されていく。また、一部のラグの上昇が第1規制部に
より規制され、残りのラグの上昇が第2規制部により規
制され、容器内のガスによって上向きの力を受けている
キャップの傾斜が規制される。従って、容器内のガスが
急激に噴出して噴出音が生じたり、内容物が吹き出した
り、キャップが口部から勢いよく外れる事態を防止する
ことができる。なお、しかる後、キャップが開封方向に
回転されることでキャップが口部から取り外される。
【0011】第1態様のキャップ付き容器において、前
記第1規制部が、前記係合スレッドを延長することで構
成されていることが好ましい。また、前記第2規制部
が、前記キャップにより前記容器の口部に対して密封方
向に回転されるとき、前記ラグを前記係合スレッドに案
内する案内スレッドにより構成されていることが好まし
い。この場合、第1規制部が係合スレッドと別個独立に
設けられる場合と比較して、又は第2規制部が案内スレ
ッドと別個独立に設けられる場合と比較して口部の構造
を簡単にすることができる。
【0012】前記課題を解決するための本発明の第2態
様のキャップ付き容器では、密封状態から前記キャップ
が前記容器の口部に対して開封方向に回転されたとき、
前記係合スレッドとの係合が解除された前記ラグの上昇
を規制する規制部が該口部の外周面に設けられている。
また、キャップが口部に対して上昇する途中でラグの上
昇が規制部により規制されたとき、前記シール材と該口
部の上端部との間に微小間隙を付与する切欠部が該シー
ル材の外周縁に形成されている。
【0013】前記構成のキャップ付き容器の密封状態か
ら、キャップが口部に対して開封方向に回転されたと
き、容器内部が陽圧でキャップに対して上向きの力が加
わっているとする。このとき、係合スレッドとの係合が
解除されたラグが上昇してキャップが口部に対して全体
的に上昇し、途中でラグの上昇が規制部により規制さ
れ、これによりキャップの上昇が規制される。
【0014】このとき、シール材に形成された切込部に
よりシール材と口部との間に微小間隙が生じ、容器内が
陽圧の場合はこの微小間隙より容器内のガスが徐々に抜
け出て陽圧状態が徐々に解除されていく。また、ラグの
上昇が規制部により規制され、容器内のガスによって上
向きの力を受けているキャップの上昇が規制される。従
って、容器内のガスが急激に噴出して噴出音が生じた
り、内容物が吹き出したり、キャップが口部から勢いよ
く外れる事態を防止することができる。
【0015】第2態様のキャップ付き容器において、前
記規制部が、前記キャップにより前記容器の口部に対し
て密封方向に回転されるとき、前記ラグを前記係合スレ
ッドに案内する案内スレッドの水平部分により構成され
ていることが好ましい。規制部が略水平であるため、ラ
グが規制部に対して摺動しながら上昇することを確実に
規制することができる。また、規制部を案内スレッドと
別個独立に設ける場合と比較して口部の構造を簡単にす
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のキャップ付き容器の実施
形態について図面を用いて説明する。図1は第1実施形
態のキャップ付き容器の構成説明図であり、図2は第1
実施形態のキャップ付き容器のキャップの構成説明図で
あり、図3は第1実施形態のキャップ付き容器の開封説
明図であり、図4は第1実施形態のキャップ付き容器の
概念的な機能説明図であり、図5は第2実施形態のキャ
ップ付き容器の構成説明図であり、図6は第2実施形態
のキャップ付き容器の開封説明図であり、図7は他の実
施形態のキャップ付き容器のキャップの構成説明図であ
る。
【0017】まず、本発明の第1実施形態のキャップ付
き容器について、図1乃至図4を用いて説明する。図1
に示す第1実施形態のキャップ付き容器は、金属より形
成されたキャップ1と、キャップ1により密封される容
器2とを備えている。
【0018】キャップ1は、拡がりながら下降する周縁
部を有する略円板状の天板部3と、天板部3の周縁部か
ら2つの段状部4、5を経た後で下方に延びる円筒部6
と、円筒部6の下端部から内方に突出する4つのラグ7
とを備えている。また、キャップ1は、天板部3の裏側
に接着され、ポリエチレン等の弾性素材よりなる略円形
状のシール材8が設けられている。シール材8には図2
に示すように全周にわたり略三角形状の複数の切欠部9
が形成されている。
【0019】容器2は、上方に開口した略円筒状の口部
10を有し、口部10にはその外周面に沿って略水平に
延びる4つの係合スレッド11が突設されている。係合
スレッド11の右端には略右斜めに延びる案内スレッド
12が連設され、係合スレッド11の左端には下方に延
びるストッパ13が連設されている。図4に示すように
4つの係合スレッド11及び案内スレッド12はその長
さや形状がそれぞれ相違する。すなわち、「左端の係合
スレッド11の長さ」≒「中左寄りの係合スレッド11
の長さ」<「中右寄りの係合スレッド11の長さ」<
「右端の係合スレッド11の長さ」という関係がある。
また、左端及び中左寄りの案内スレッド12は略同一の
長さであるが、前者が右斜めに一様にゆるやかに上昇す
るのに対し、後者は右斜めにやや急に上昇した後、略水
平に延びている。さらに、中右寄り、右端の案内スレッ
ド12は、それぞれ左端の案内スレッド12と同様に右
斜めに上昇する形状であるが、両者とも左端の案内スレ
ッド12より短く、また、前者は後者より長い。なお、
図4の右側の2つの係合スレッド11の一部が本発明の
第1規制部14を構成し、左側の2つの案内スレッド1
2の傾斜部分が本発明の第2規制部15を構成する。
【0020】前記構成のキャップ1に容器2が密封され
るとき、キャップ1が口部10に対して密封方向(図中
左、上から見て時計回り)に回転される。これによりラ
グ7が案内スレッド12の下縁部に沿って左に移動し、
係合スレッド11の下縁部へと案内され、ストッパ13
によりその移動が規制される。ラグ7が係合スレッド1
1の下縁部まで下降することでキャップ1が下降し、図
1に示すように段状部4に圧迫されたシール材8が、口
部2の上端部に全周にわたり圧接されて容器2が密封さ
れる。このとき、シール材8の最大径部分、即ち、切欠
部9が形成されていない部分は、図1の右側に示すよう
に口部10の上端部のみならず上端側部にも圧接してい
る。一方、シール材8の切欠部9が形成された部分は、
図1の左側に示すように口部10の上端部にのみ圧接
し、その圧接面積が比較的小さくなっている。
【0021】ここで、内部が陽圧となっている状態の容
器2からキャップ1が取り外されて開封される様子につ
いて図3及び図4を用いて説明する。このとき、キャッ
プ1が開封方向(図中右、上から見て反時計回り)に回
転され、4つのラグ7が係合スレッド11の下縁部に沿
って右に移動する。また、4つのラグ7がそれぞれ仮想
線7aで示す位置へ至り、右側の2つのラグ7は第1規
制部14の下縁部に当接してその上昇が規制され、左側
の2つのラグ7は係合スレッド11との係合が解除され
る。次に、キャップ1は容器2内のガスの圧力により図
3に白矢印で示すように上昇自在のラグ7の側を押し上
げられて傾斜する。そして、図4の左側の2つのラグ7
は仮想線7bで示す位置に至り、第2規制部15によ
り、第1規制部14より高い位置でその上昇が規制さ
れ、これによりキャップ1の傾斜が規制される。
【0022】このとき、図3に示すようにキャップ1が
上昇していない側、即ち、ラグ7の上昇が第1規制部に
より規制されている側において、シール材8はなおも口
部10の上端部に圧接したままである。一方、キャップ
1が上昇した左側、即ち、ラグ7の上昇が第2規制部1
5により規制されている側において、切欠部9が形成さ
れた部分で、切欠部9によってシール材8と口部10の
上端周縁部との間に微小間隙cが生じる。この微小間隙
cから容器2内のガスが徐々に抜け出て陽圧状態解除さ
れる。そして、キャップ1が開封方向にさらに回転さ
れ、全てのラグ7が案内スレッド12から外れたとき、
キャップ1が容器2から取り外される。
【0023】続いて、第2実施形態のキャップ付き容器
について、図5及び図6を用いて説明する。図5に示す
第2実施形態の容器は、4つの係合スレッド11及び案
内スレッド12が全て同一形状であり、案内スレッド1
0の傾斜部分の途中に略水平の規制部16が形成されて
いる点を除き、第1実施形態のキャップ付き容器とほぼ
同様の構成なので、同一の符号を用いるとともに説明を
省略する。
【0024】ここで、内部が陽圧となっている状態の容
器2からキャップ1が取り外されて開封される様子につ
いて図6を用いて説明する。このとき、キャップ1が開
封方向(図中右、上から見て反時計回り)に回転され、
4つのラグ7が係合スレッド11の下縁部に沿って右に
移動する。続いて、ラグ7が係合スレッド11との係合
が解除され、案内スレッド12に案内されて右斜め上方
に移動する。そして、ラグ7はそれぞれ図6に仮想線で
示す位置から実線で示すように案内スレッド12の途中
に至る。このとき、ラグ7は規制部16によりその上昇
が規制され、これによりキャップ1の上昇が規制され
る。規制部16は略水平に形成されているので、ラグ7
が案内スレッド12の下縁部に沿って上昇する事態が防
止され、キャップ1の上昇が確実に規制される。
【0025】このとき、切欠部9が形成されていない部
分では、図6の右側に示すようにシール材8はなおも口
部10の上端部に圧接したままである。一方、切欠部9
が形成された部分では、切欠部9によってシール材8と
口部10の上端周縁部との間に微小間隙cが生じる。こ
の微小間隙cから容器2内のガスが徐々に抜け出て陽圧
状態が解除される。そして、キャップ1が開封方向にさ
らに回転され、全てのラグ7が案内スレッド12から外
れたとき、キャップ1が容器2から取り外される。
【0026】前記2つの実施形態のキャップ付き容器に
よれば、シール材8に形成された切込部9によりシール
材8と口部10の上端部との間に微小間隙cが生じ、こ
の微小間隙cより容器2内のガスが抜け出て陽圧状態が
徐々に解除される。また、第1実施形態では、ラグ7の
上昇が第1規制部14及び第2規制部15により規制さ
れることでキャップ1の傾斜が規制される。さらに、第
2実施形態では、ラグ7の上昇が規制部16により規制
され、キャップ1の上昇が規制される。従って、容器2
内のガスが急激に噴出して噴出音が生じたり、内容物が
吹き出したり、キャップ1が口部10から勢いよく外れ
る事態を防止することができる。
【0027】なお、前記2つの実施形態では図2に示す
ように切欠部9はシール材8の周縁を略三角形状でに切
り欠いて形成されたが、他の実施形態として図7
(a)、7(b)、7(c)にそれぞれ示すようにシー
ル材8が角が丸みを帯びた正方形状、正五画形状、正六
角形状となるように切り欠かれて切欠部9が形成されて
もよい。また、図7(d)に示すようにシール材8が略
歯車形状となるように切り欠かれて切欠部9が形成され
てもよく、図7(e)に示すようにシール材8の中心に
向かう多数の切込み線によって切欠部9が形成されるよ
うにしてもよい。さらに、前記実施形態ではシール材8
の全周にわたり切欠部9が形成されているが、他の実施
形態として部分的にのみ切欠部9が形成されてもよい。
【0028】前記実施形態ではキャップ1が金属より形
成されているが、他の実施形態として、プラスチック等
の他の素材より形成されてもよい。
【0029】前記実施形態ではスレッド7が4つ設けら
れているが、容器の密封が可能であればその数はいくつ
であってもよい。
【0030】第1実施形態では第1規制部14が係合ス
レッド11の一部により構成され、第2規制部15が案
内スレッド12の一部により構成されているが、他の実
施形態として第1規制部14が係合スレッド11と別個
独立に設けられ、又は第2規制部15が案内スレッド1
2と別個独立に設けられてもよい。
【0031】第2実施形態では規制部16が水平に形成
されているが、他の実施形態として規制部16が案内ス
レッド12の傾斜部分よりもなだらかに傾斜して形成さ
れてもよい。第2実施形態では規制部16が案内スレッ
ド12の一部を構成するが、他の実施形態として両者が
別個独立に設けられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のキャップ付き容器の構成説明図
【図2】第1実施形態のキャップ付き容器のキャップの
構成説明図
【図3】第1実施形態のキャップ付き容器の開封説明図
【図4】第1実施形態のキャップ付き容器の概念的な機
能説明図
【図5】第2実施形態のキャップ付き容器の構成説明図
【図6】第2実施形態のキャップ付き容器の開封説明図
【図7】他の実施形態のキャップ付き容器のキャップの
構成説明図
【符号の説明】
1‥キャップ、2‥容器、3‥天板部、6‥円筒部、7
‥ラグ、8‥シール材、9‥切欠部、10‥口部、11
‥係合スレッド、12‥案内スレッド、14‥第1規制
部、15‥第2規制部、16‥規制部、c‥微小間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 泰三 埼玉県岩槻市上野4−5−15 北海製罐株 式会社技術開発部内 Fターム(参考) 3E084 AA11 AB01 BA01 CA01 CC01 CC03 DA01 DB12 DC01 DC03 FA09 FB01 GA03 GB03 HA03 HB07 HC03 HD01 KA19 KB01 LA17 LB02 LD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略円形の天板部と、該天板部の周縁より下
    方に延びる円筒部と、該円筒部の内径方向に突出する複
    数のラグと、該天板部の裏側に設けられた弾性を有する
    シール材とを備えたキャップと、 外周面に沿って略水平に延びる複数の係合スレッドが設
    けられた略円筒状の口部を有し、該ラグが該係合スレッ
    ドに係合するとともに、該シール材が該口部の上端部に
    全周にわたり圧接することで該キャップにより密封され
    る容器とを備えたキャップ付き容器であって、 密封状態から前記キャップが前記容器の口部に対して開
    封方向に回転されるとき、一部のラグの上昇を規制する
    第1規制部と、前記係合スレッドとの係合が解除された
    残りのラグの上昇を該第1規制部より高い位置で規制す
    る第2規制部とが該口部の外周面に設けられ、 一部のラグの上昇が該第1規制部により規制され、残り
    のラグの上昇が該第2規制部により規制されて該キャッ
    プが該口部に対して傾斜したとき、該第2規制部の側で
    前記シール材と該口部の上端部との間に微小間隙を付与
    する切欠部が該シール材の外周縁に形成されていること
    を特徴とするキャップ付き容器。
  2. 【請求項2】前記第1規制部が、前記係合スレッドを延
    長することで構成されていることを特徴とする請求項1
    記載のキャップ付き容器。
  3. 【請求項3】前記第2規制部が、前記キャップにより前
    記容器の口部に対して密封方向に回転されるとき、前記
    ラグを前記係合スレッドに案内する案内スレッドにより
    構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    キャップ付き容器。
  4. 【請求項4】略円形の天板部と、該天板部の周縁より下
    方に延びる円筒部と、該円筒部の内径方向に突出する複
    数のラグと、該天板部の裏側に設けられた弾性を有する
    シール材とを備えたキャップと、 外周面に沿って略水平に延びる複数の係合スレッドが設
    けられた略円筒状の口部を有し、該ラグが該係合スレッ
    ドに係合するとともに、該シール材が該口部の上端部に
    全周にわたり圧接することで該キャップにより密封され
    る容器とを備えたキャップ付き容器であって、 密封状態から前記キャップが前記容器の口部に対して開
    封方向に回転されたとき、前記係合スレッドとの係合が
    解除された前記ラグの上昇を規制する規制部が該口部の
    外周面に設けられ、 該キャップが該口部に対して上昇する途中で該ラグの上
    昇が該規制部により規制されたとき、前記シール材と該
    口部の上端部との間に微小間隙を付与する切欠部が該シ
    ール材の外周縁に形成されていることを特徴とするキャ
    ップ付き容器。
  5. 【請求項5】前記規制部が、前記キャップにより前記容
    器の口部に対して密封方向に回転されるとき、前記ラグ
    を前記係合スレッドに案内する案内スレッドの水平部分
    により構成されていることを特徴とする請求項4記載の
    キャップ付き容器。
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