JP2002019552A - リモートコントローラ及び取付構造 - Google Patents

リモートコントローラ及び取付構造

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JP2002019552A
JP2002019552A JP2000206553A JP2000206553A JP2002019552A JP 2002019552 A JP2002019552 A JP 2002019552A JP 2000206553 A JP2000206553 A JP 2000206553A JP 2000206553 A JP2000206553 A JP 2000206553A JP 2002019552 A JP2002019552 A JP 2002019552A
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band
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Toshiharu Sekiyama
俊治 関山
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者のハンドル操作の邪魔とならず、利用
者が容易に操作することのできるリモートコントローラ
を提供することである。 【解決手段】 (a)に示すように、本体13を保持す
る保持プレート12の裏面(本体13が固着されていな
い面)が、スポーク22の裏面側と接するように配置さ
れ、バンド11がスポーク22を巻いた状態でマジック
テープにより締結される。すなわち、(b)に示すよう
に、本体13等がスポーク22の裏側に隠れるように配
置した状態で、バンド11がスポーク22の外周に巻き
付けられ、バンド11の裏面の植毛状係止片11aとバ
ンド11の表面(ループ状の繊維糸)とが鉤止される。
このように、リモートコントローラ1がスポーク22に
取り付けられるため、グリップ21を握る利用者のハン
ドル操作の邪魔とならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用機器に制御
コマンド等を送信するリモートコントローラであって、
特に利用者のハンドル操作の邪魔とならず、利用者が容
易に操作することのできるリモートコントローラ及び取
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】カーオーディオ等の普及に伴い、利用者
は車内においても、お気に入りの音楽等を楽しむことが
できるようになってきている。カーオーディオ等の車載
用機器には、一般にリモートコントローラが付属してい
る。利用者は、リモートコントローラを操作して、例え
ば、楽曲の再生等を車載用機器に指示する。
【0003】最近では、運転する利用者が操作しやすい
様にハンドル(ステアリング)に取り付けられたリモー
トコントローラも知られている。図5(a)にそのよう
なリモートコントローラの一例を示す。図5(a)は、
ハンドル2にリモートコントローラ100が取り付けら
れた状態を運転者側から見た斜視図である。図5(a)
に示すように、リモートコントローラ100は、本体1
02が固着されたバンド101と、操作ボタン103等
が配置された本体102とから構成される。リモートコ
ントローラ100は、本体102を保持するバンド10
1が、グリップ21に巻き付けられ、ハンドル2に固定
されている。その際、リモートコントローラ100は、
本体102がグリップ21の内側に配置され、操作ボタ
ン103等が配置された本体102の正面側が利用者に
向くように取り付けられている。
【0004】利用者は、このようにハンドル2に取り付
けられたリモートコントローラ100の操作ボタン10
3を押下する等により、ハンドル2から手を離すことな
く車載用機器を自由にコントロールすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5
(a)に示すような従来のリモートコントローラ100
は、利用者のハンドル操作の邪魔となる場合があった。
これは、そもそもリモートコントローラ100が利用者
が握る必要のあるグリップ21に取り付けられているこ
とに起因する。すなわち、利用者は、リモートコントロ
ーラ100を避けてグリップを握る必要がある等、ハン
ドル操作の邪魔となる場合がある。
【0006】また、一般にグリップ21の外周が丸い
(断面が略円形状である)ことにより、リモートコント
ローラ100がグリップ21の外周に沿って回転し易い
ため、利用者のハンドル操作の邪魔となる場合があっ
た。例えば、利用者がグリップ21を握る際に本体10
2を押圧してしまうと、図5(b)に示すように、リモ
ートコントローラ100が回転してしまう。このよう
に、リモートコントローラ100が回転し、本体102
がグリップ21の外側に保持されると、利用者の手が本
体102に引っかかる等、ハンドル操作が厄介であっ
た。そのため、利用者は、リモートコントローラ100
が回転してしまうと、図5(a)に示す適切な配置位置
に本体102を戻す必要があり、ハンドル操作の邪魔で
あった。
【0007】また、リモートコントローラ100は、図
5(a)に示すように、本体102等が利用者に見やす
い様に取り付けられている。このことは、同時に車外か
らもリモートコントローラ100を容易に確認できるこ
とにもなる。このため、車外から目立ってしまうリモー
トコントローラ100がきっかけとなり、第三者に目を
付けられ、車載用機器等が盗難されるおそれもあった。
【0008】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、利用者のハンドル操作の邪魔とならず、利用者が
容易に操作することのできるリモートコントローラ及び
取付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係るリモートコントローラ
は、車載用機器に向けて所定の制御コマンドを送信する
リモートコントローラであって、リモートコントローラ
本体を保持する保持部材と、帯状に形成され、前記保持
部材を固定したまま、リング状に連結自在なバンド部材
と、を備え、前記バンド部材は、ハンドルのスポークの
外周に巻き付けられて連結される、ことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、保持部材は、リモート
コントローラ本体を保持する。バンド部材は、帯状に形
成され、保持部材を固定したまま、リング状に連結自在
となっている。そして、バンド部材は、ハンドルのスポ
ークの外周に巻き付けられて連結される。このように、
リモートコントローラがグリップを握る利用者のハンド
ル操作の邪魔とならないように、スポークに取り付けら
れる。そして、リモートコントローラが利用者の指等が
届く範囲内に配置されるため、利用者がハンドルを握っ
たままリモートコントローラを操作できる。この結果、
利用者のハンドル操作の邪魔とならず、利用者が容易に
操作することができる。
【0011】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係るリモートコントローラは、車載用機器に向け
て所定の制御コマンドを送信するリモートコントローラ
であって、リモートコントローラ本体を保持する保持部
材と、帯状に形成され、略中央部に前記保持部材が固着
され、リング状に連結自在なバンドと、を備え、前記バ
ンドは、前記保持部材に保持されたリモートコントロー
ラ本体をハンドルのスポークの裏側に配置した状態で、
スポークの外周に巻き付けられて連結される、ことを特
徴とする。
【0012】この発明によれば、保持部材は、リモート
コントローラ本体を保持する。バンドは、帯状に形成さ
れ、略中央部に保持部材が固着され、リング状に連結自
在となっている。そして、バンドは、保持部材に保持さ
れたリモートコントローラ本体をハンドルのスポークの
裏側に配置した状態で、スポークの外周に巻き付けられ
て連結される。このように、リモートコントローラがグ
リップを握る利用者のハンドル操作の邪魔とならないよ
うに、スポークに取り付けられる。そして、リモートコ
ントローラが利用者の指等が届く範囲内に配置されるた
め、利用者がハンドルを握ったままリモートコントロー
ラを操作できる。この結果、利用者のハンドル操作の邪
魔とならず、利用者が容易に操作することができる。
【0013】前記保持部材は、リモートコントローラ本
体を例えば、ハンドルの中心方向に向けて移動自在に保
持してもよい。この場合、利用者の指の長さ等に合わせ
てリモートコントローラ本体をスライドさせることがで
き、利用者のハンドル操作の邪魔とならず、利用者が容
易に操作することができる。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る取付構造は、車載用機器に向けて所定の制御
コマンドを送信するリモートコントローラを取り付ける
取付構造であって、リモートコントローラ本体を保持す
る保持部材と、帯状に形成され、略中央部に前記保持部
材が固着され、リング状に連結自在なバンドと、を備
え、前記バンドは、前記保持部材に保持されたリモート
コントローラ本体をハンドルのスポークの裏側に配置し
た状態で、スポークの外周に巻き付けることにより、リ
モートコントローラ本体をスポークに取り付ける、こと
を特徴とする。
【0015】この発明によれば、保持部材は、リモート
コントローラ本体を保持する。バンドは、帯状に形成さ
れ、略中央部に保持部材が固着され、リング状に連結自
在となっている。そして、バンドは、保持部材に保持さ
れたリモートコントローラ本体をハンドルのスポークの
裏側に配置した状態で、スポークの外周に巻き付けるこ
とにより、リモートコントローラ本体をスポークに取り
付ける。このように、リモートコントローラ本体がグリ
ップを握る利用者のハンドル操作の邪魔とならないよう
に、スポークに取り付けられる。そして、リモートコン
トローラが利用者の指等が届く範囲内に配置されるた
め、利用者がハンドルを握ったままリモートコントロー
ラを操作できる。この結果、利用者のハンドル操作の邪
魔とならず、利用者が容易に操作することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかるリモ
ートコントローラについて、以下図面を参照して説明す
る。
【0017】図1は、この発明の実施の形態に適用され
るリモートコントローラの外観の一例を示す斜視図であ
る。図1に示すように、リモートコントローラ1は、バ
ンド11と、保持プレート12と、本体13とを含んで
構成される。
【0018】バンド11は、例えば、帯状に形成された
合成繊維等からなり、保持プレート12の切込み部に挿
通されている。バンド11の表面には、例えば、ループ
状に閉じられた繊維糸が密接して一面に突設されてい
る。また、バンド11の裏面の一端には、上記のループ
状の繊維糸と係合する鉤止突起が数多く突設された植毛
状係止片11aが貼付されている。この植毛状係止片1
1aと、バンド11の表面(ループ状の繊維糸)とは、
いわゆるマジックテープ(登録商標)を構成し、バンド
11をリング状に連結させることができ、また、連結を
開放することができる。なお、バンド11は、後述する
ように車両のハンドルのスポークの外周に巻き付けられ
るが、種々のスポーク形状(大きさ)に合わせられる所
定の長さに調整されている。
【0019】保持プレート12は、例えば、薄板状の合
成ゴム等からなり、表面に接着された本体13を保持す
る。また、保持プレート12には、例えば、対向する2
辺に沿って切込み部がそれぞれ形成されており、この切
込み部にバンド11が挿通されている。
【0020】本体13は、例えば、正面(操作面)に複
数の操作ボタン14が配置され、また、内部に処理制御
部、赤外線発光ユニット、及び電池等が配置されてい
る。本体13は、操作ボタン14が押下されると、制御
対象の車載用機器に向けて所定の制御コマンド等を送信
する。本体13は、例えば、裏面に塗布された接着剤等
により保持プレート12に固着されており、保持プレー
ト12の切込み部に挿通されたバンド11により、ハン
ドルのスポークの外周に取り付けられる。なお、本体1
3自身の形状や、操作ボタン14の形状及び配置数等は
任意である。
【0021】以下、本発明の実施の形態に係るリモート
コントローラ1の取付動作について図面を参照して説明
する。図2は、リモートコントローラ1をハンドル2の
スポーク22に取り付ける様子を説明するための斜視図
である。なお、図2(a)は、ハンドル2の裏面側から
見た図であり、図2(b)は、ハンドル2の正面側から
見た図である。
【0022】図2(a)等に示すように、リモートコン
トローラ1は、利用者等により、ハンドル2のスポーク
22の裏面側に取り付けられる。具体的に説明すると、
本体13を保持する保持プレート12の裏面(本体13
が固着されていない面)が、スポーク22の裏面側と接
するように配置され、バンド11がスポーク22を巻い
た状態でマジックテープにより締結される。すなわち、
図2(b)に示すように、本体13等がスポーク22の
裏側に隠れるように配置した状態で、バンド11がスポ
ーク22に巻き付けられ、バンド11の裏面の植毛状係
止片11aとバンド11の表面(ループ状の繊維糸)と
が鉤止される。
【0023】このように、リモートコントローラ1がス
ポーク22に取り付けられるため、利用者のハンドル操
作の邪魔とならない。すなわち、グリップ21に本体1
3等の突起物が取り付けられないため、グリップ21を
握る利用者のハンドル操作の邪魔とならない。そして、
リモートコントローラ1が利用者の指等が届く範囲内に
配置されるため、利用者がハンドル2(グリップ21)
を握ったまま操作ボタン14を操作できる。
【0024】この結果、利用者のハンドル操作の邪魔と
ならず、利用者が容易に操作することができる。
【0025】また、本体13が保持プレート12により
保持されていることや、一般にスポーク22の外周が丸
くない(断面が略四角形状である)ため、本体13がス
ポーク22の外周に沿って回転し難い。そのため、利用
者がハンドル操作を厄介と感じることもなくなる。
【0026】また、植毛状係止片11a等を備えたバン
ド11により、リモートコントローラ1がハンドル2の
スポーク22から着脱自在であるため、本体13内に配
置された電池の交換等も容易に行うことができる。
【0027】更に、本体13等がスポーク22の裏側に
隠すように配置されるため、車外から視認されにくく、
第三者に目を付けられることがなくなり、車載用機器等
が盗難されるおそれも極めて低くなる。
【0028】上記の実施の形態では、保持プレート12
が本体13を固着して保持したが、保持プレート12が
本体13を移動自在に保持してもよい。例えば、図3に
示すように、保持プレート12は、スライド溝15aが
刻設された係合プレート15を固着する。そして、本体
13は、裏面にスライド溝15aに係合する例えば、キ
ノコ形状の突起が立設されている。すなわち、本体13
は、係合プレート15を介して保持プレート12に移動
自在に保持される。
【0029】この場合、利用者は、自己の手の大きさや
指の長さ等を考慮して、本体13をハンドル2の中心方
向(図3の矢印方向)にスライドさせ、本体13(操作
ボタン14)を操作しやすい位置に配置できる。この結
果、利用者のハンドル操作の邪魔とならず、利用者が容
易にハンドル操作をすることができる。
【0030】また、上記の実施の形態では、バンド11
が合成繊維等から構成された場合について説明したが、
伸縮性に富んだ合成ゴム等を使用してバンド11を形成
してもよい。この場合、バンド11は、図4に示すよう
な曲面が多用されたスポーク22の外周に適切に巻き付
くことができ、本体13等をスポーク22にフィットさ
せることができる。また、バンド11の伸縮性(弾性)
により、スポーク22を強固に締結し、リモートコント
ローラ1をより確実にハンドル2に取り付けることがで
きる。
【0031】上記の実施の形態では、車載用機器をコン
トロールするリモートコントローラ及びその取付構造を
説明したが、本発明は、ハンドルに取り付けることので
きる種々の機器及び容器等に適用可能である。例えば、
携帯電話等をハンドルに取り付ける際にも、適宜適用可
能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利用者のハンドル操作の邪魔とならず、利用者が容易に
操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るリモートコントロー
ラの一例を示す斜視図である。
【図2】リモートコントローラをハンドルに取り付けた
状態を説明するための斜視図であり、(a)がハンドル
の裏側から見た図であり、(b)がハンドルの正面から
見た図である。
【図3】本体が移動自在に保持されたモートコントロー
ラをハンドルに取り付けた状態を説明するための斜視図
である。
【図4】伸縮性の富んだバンドによりモートコントロー
ラをハンドルに取り付けた状態を説明するための斜視図
である。
【図5】(a),(b)共に、従来のリモートコントロ
ーラをハンドルに取り付けた状態を説明するための斜視
図である。
【符号の説明】
1 リモートコントローラ 2 ハンドル 11 バンド 12 保持プレート 13 本体 14 操作ボタン 15 係合プレート 21 グリップ 22 スポーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車載用機器に向けて所定の制御コマンドを
    送信するリモートコントローラであって、 リモートコントローラ本体を保持する保持部材と、 帯状に形成され、前記保持部材を固定したまま、リング
    状に連結自在なバンド部材と、を備え、 前記バンド部材は、ハンドルのスポークの外周に巻き付
    けられて連結される、ことを特徴とするリモートコント
    ローラ。
  2. 【請求項2】車載用機器に向けて所定の制御コマンドを
    送信するリモートコントローラであって、 リモートコントローラ本体を保持する保持部材と、 帯状に形成され、略中央部に前記保持部材が固着され、
    リング状に連結自在なバンドと、を備え、 前記バンドは、前記保持部材に保持されたリモートコン
    トローラ本体をハンドルのスポークの裏側に配置した状
    態で、スポークの外周に巻き付けられて連結される、 ことを特徴とするリモートコントローラ。
  3. 【請求項3】前記保持部材は、リモートコントローラ本
    体を所定方向に向けて移動自在に保持する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリモートコン
    トローラ。
  4. 【請求項4】車載用機器に向けて所定の制御コマンドを
    送信するリモートコントローラを取り付ける取付構造で
    あって、 リモートコントローラ本体を保持する保持部材と、 帯状に形成され、略中央部に前記保持部材が固着され、
    リング状に連結自在なバンドと、を備え、 前記バンドは、前記保持部材に保持されたリモートコン
    トローラ本体をハンドルのスポークの裏側に配置した状
    態で、スポークの外周に巻き付けることにより、リモー
    トコントローラ本体をスポークに取り付ける、 ことを特徴とする取付構造。
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