JP2002018999A - 樹脂積層体 - Google Patents

樹脂積層体

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JP2002018999A
JP2002018999A JP2000205610A JP2000205610A JP2002018999A JP 2002018999 A JP2002018999 A JP 2002018999A JP 2000205610 A JP2000205610 A JP 2000205610A JP 2000205610 A JP2000205610 A JP 2000205610A JP 2002018999 A JP2002018999 A JP 2002018999A
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tube
fuel
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JP2000205610A
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English (en)
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Kenichi Mitsui
研一 三井
Masaki Koike
正樹 小池
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 更なる高度の耐燃料透過性の要求に応えるこ
とができるガスバリア性を有し、しかも、生産性良好に
製造することができる燃料用樹脂チューブ等の樹脂積層
体を提供する。 【解決手段】 ポリアミド樹脂等の非ガスバリア性熱可
塑性樹脂からなる基材樹脂層14と、該基材樹脂層14
に隣接して変性フッ素樹脂等のガスバリア性熱可塑性樹
脂からなるガスバリア樹脂層16とを備えた燃料用樹脂
チューブ等の樹脂積層体。樹脂積層体本体(樹脂チュー
ブ本体)12の内表面にダイヤモンド状カーボン膜(D
LC膜)18を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスバリア樹脂層
を備えた新規な樹脂積層体に関する。特に、燃料用樹脂
チューブ、燃料タンク、燃料配管用器具(継ぎ手類・バ
ルブ類)等に好適な樹脂積層体に関する。
【0002】ここでは、燃料用樹脂チューブを主として
例にとり説明する。
【0003】
【背景技術】燃料用樹脂チューブは、通常、耐燃料性、
耐ガソホール性、さらには、耐燃料透過性、耐水分透過
性等の複合的特性が要求される。特に近年、米国をはじ
めとするいくつかの国において、環境保護の見地から燃
料透過に対する規制が厳しくなりつつある。将来的に
は、燃料透過量を1/4以下に抑制する必要があるとさ
れている。このため、耐燃料油性に優れ相対的な撓み性
に富むナイロン11やナイロン12等のポリアミドで形
成した単層の燃料用樹脂チューブでは、耐燃料透過性に
対応が困難となることが予測される。
【0004】このため、脂肪族ポリアミドからなる本体
層(基材層)と、該本体層の内側に配されるフッ素樹脂
からなる内管層(バリア樹脂層)とを備えた複層構造の
燃料用樹脂チューブが種々提案されている(特開平8
−104807号、特開平8−30052号、特開
平10−311461号、特許第2812802
号)。
【0005】しかし、上記各公報で提案されている技術
は、内管層のポリアミド成形材料の配合組成が複雑であ
る()、内管層押出後、接着性改善処理を必要とする
()、本体層と内管層との間に接着剤層を介在させる
必要がある()等の問題点があった。すなわち、生産
性良好に製造するのが困難視されていた。
【0006】そして、将来的には、環境的見地等から、
更なる高度の耐燃料透過性が要求されることが予測され
る。
【0007】本発明は、上記にかんがみて、更なる高度
の耐燃料透過性の要求に応えることができるガスバリア
性を有し、しかも、生産性良好に製造することができる
燃料用樹脂チューブ等の樹脂積層体を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明者
らは、上記課題を解決するために、鋭意開発に努力をす
る過程で、下記構成の燃料用樹脂チューブに想到した。
【0009】非ガスバリア性熱可塑性樹脂からなる基材
樹脂層と、該基材樹脂層に隣接してガスバリア性熱可塑
性樹脂からなるガスバリア樹脂層とを備えた樹脂積層体
において、樹脂積層体本体の内・外表面の少なくとも一
方に、ダイヤモンド状カーボン膜(DLC膜)を備えて
いることを特徴とする。
【0010】当該構成により、ガスバリア樹脂層とDL
C膜のそれぞれ異質のガスバリア性が相乗してより多様
なガスバリア性(耐気体透過性)の要求に応え易くな
る。
【0011】すなわち、ガスバリア樹脂層を形成する樹
脂材料は一般的に高価(例えば、フッ素樹脂)ないし硬
質(例えば、エチレンビニルアルコール共重合樹脂(E
VOH)なものが多く、可及的に薄い方が望ましい。こ
のため、低コストでかつ撓み性を必要とする製品に適用
する場合、単層では要求されるガスバリア性を確保し難
い(ガスバリア性は通常膜厚に比例するためであ
る。)。
【0012】他方、DLC膜をガスバリア樹脂層と組み
合わせることにより、DLC膜が相対的に薄くても高度
のガスバリア性が得られることを期待できる。
【0013】また、DLC膜をプラズマCVD法で形成
する場合は、可撓性を阻害しない薄いDLC膜を密着性
良好に且つ低温で形成することができる。このため、基
材層の熱可塑性樹脂の種類に限定されず、多様な樹脂成
形品に適用が期待できる。
【0014】上記構成において、基材樹脂層とガスバリ
ア樹脂層との組み合わせとしては、具体的には、ポリア
ミド/変性フッ素樹脂、又は、ポリアミド/エチレンビ
ニルアルコール共重合樹脂(EVOH)が好適である。
【0015】ガスバリア樹脂層を形成する変性フッ素樹
脂として、前記変性脂肪族PAが有する官能基と反応又
は会合結合する官能基を導入して変性させたものを使用
することが、ガスバリア層を形成するポリアミドとの接
着性を確保し易い。
【0016】EVOHは、熱可塑性プラスチック中、最
高レベルのガスバリア性を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の樹脂積層体の一実
施形態を、燃料用樹脂チューブを例にとり説明する。
【0018】本発明を適用する樹脂チューブ本体(以下
「チューブ本体」)12は、図1に示す如く、脂肪族ポ
リアミド(非ガスバリア性熱可塑性樹脂)からなる基材
層14と、該基材層14の内側に配されるフッ素樹脂
(ガスバリア性熱可塑性樹脂)からなる内管層(内側
層)16とを備えた複層構造である。
【0019】図例では、基材層14と内管層16との二
層構成であるが、当該燃料用樹脂チューブ12の外側
に、プロテクタ層等の各種の機能層を備えた、3〜6層
の複層構成であっても勿論よい。また、チューブ本体1
2は、図2に示す如く、共押出後、ブロー成形により蛇
腹部Bを形成して撓み性等を向上させることもある。
【0020】ここで、燃料とは、ガソリン、アルコール
添加ガソリン(ガソホール)、軽油、LPG等の各種車
両用燃料を含むものである。
【0021】本発明の樹脂チューブ本体12は、後述の
参照例で示す如く、単独でも、ガソリン、アルコール添
加ガソリン等の燃料透過に対して好適なものである。
【0022】基材層14として脂肪族PAを使用する理
由としては、脂肪族PAが汎用樹脂であり、かつ、耐燃
料性や耐ガソホール性に優れているためである。
【0023】脂肪族PAとしては、ラクタム重合体、ジ
アミン−ジカルボン酸縮合体、アミノ酸重合体、及びそ
れらの共重合体やブレンド体が使用され得る。具体的に
は、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイ
ロン612、ナイロン11、ナイロン12等を挙げるこ
とができる。これらの内で、ナイロン11及び/又はナ
イロン12を主体とすることが望ましい。ナイロン11
及び/又はナイロン12は、汎用のナイロン6又はナイ
ロン66に比して、柔軟性に富み(曲げ弾性率で約半分
以下)、且つ、水分透過率が低く(吸水率で約1/4以
下)、これらの特性が要求される燃料用樹脂チューブに
多用されているためである。
【0024】ちなみに、各ナイロンの曲げ弾性率は、ナ
イロン6:2.8×103 MPa 、ナイロン66:2.8
×103 MPa 、ナイロン11:1.2×103 MPa 、ナ
イロン12:1.1×103 MPa であり、また、吸水率
(飽和湿度)は、ナイロン6:9.5wt%、ナイロン6
6:8.5wt%、ナイロン11:1.9wt%、ナイロン
12:1.5wt%である(三田達監訳「MARUZEN 高分子
大辞典」(平6−9−20)丸善、p987表1参
照)。
【0025】また、内管層16としてフッ素樹脂を使用
するのは、脂肪族PAに比して耐燃料性、耐燃料透過性
(ガスバリア性)等の諸特性においてはるかに優れてい
るためである。
【0026】また、フッ素樹脂としては、ポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)、ポリビニリデンフルオラ
イド(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン
(CTFE)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重
合体(ETFE)、エチレン−ポリクロロトリフルオロ
エチレン共重合体(ECTFE)、ヘキサフルオロプロ
ピレン−テトラフルオロエチレン共重合体(FEP)、
テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニル
エーテル共重合体(PFA)等の共重合体や、各種グラ
フト重合体及びブレンド体を使用できる。これらのうち
でETFEが望ましい。他のPTFE等の単独重合体に
比して、融点が低く、成形性に富み、耐衝撃性(アイゾ
ット衝撃値)や引張強度等の機械的特性も優れているた
めである。ちなみに、各フッ素樹脂の融点(DSC法)
は、PTFE:327℃、ETFE:270℃であり、
衝撃強さ(ASTM D 256A )は、PTFE:160J/m、ET
FE:破壊せずであり、また、曲げ弾性率(ASTM D 79
0)は、PTFE:549MPa、ETFE:1373
MPaである。さらにはETFEは、エチレンを共重合
させるときに、同時に官能基を有するビニル化合物を共
重合させることができ、後述のポリマー変性が容易とな
って望ましい。
【0027】なお、上記脂肪族PA及びフッ素樹脂に
は、適宜、各種特性付与剤、添加剤等を添加可能であ
る。例えば、強化剤、充填剤、顔料等である。
【0028】本実施形態の燃料用樹脂チューブは、必然
的ではないが、脂肪族ポリアミド(脂肪族PA)及びフ
ッ素樹脂の一方又は双方が、それぞれ変性脂肪族PA及
び変性フッ素樹脂とされて、且つ、両者の特性が、融点
(DSC法)の差:約60℃以下(望ましくは約40℃
以下、さらに望ましくは約20℃以下)、及び、曲げ弾
性率(ASTM D 790)の差:約1000MPa以下(望ま
しくは約500MPa以下、さらに望ましくは約200
MPa以下)である要件を満たすものである。当該構成
により、基材層14と内管層16とが、共押出しにより
直接的に接着可能とされている。なお、フッ素樹脂は変
性することにより、結晶性が阻害されて、融点が低下す
る。
【0029】融点の差が大き過ぎると、基材層と内管層
との共押出しが困難となるとともに、両者の間に十分な
接着強度を確保し難くなり、さらには、成形時の層厚の
バラツキが生じ易い。一方、曲げ弾性率の差が大き過ぎ
ても、屈曲疲労時に基材層と内管層との間に、十分接着
強度(例えば、剥離接着強さ(JIS K 6854に準ずる)3
0N/cm以上;以下同じ)を確保し難くなる。接着強
度確保のためには、上記基材層と内管層における各反応
性官能基を増大させればよいが、本来の樹脂特性(柔軟
性及び耐水分透過性等)を阻害するおそれがある。
【0030】なお、上記脂肪族ポリアミド及び変性フッ
素樹脂の組み合わせとしては、例えば、変性フッ素樹脂
(マレイン酸変性)として、融点:210℃、曲げ弾性
率:900MPaのものを使用した場合、ナイロン12
(融点:175℃、曲げ弾性率:700MPa)やナイ
ロン11(融点:194℃、曲げ弾性率:1200MP
a)、ナイロン612(融点:212℃、曲げ弾性率:
1200MPa)を組み合わせることができる。
【0031】ここで変性フッ素樹脂とは、上記各フッ素
樹脂(ポリマー)の合成時に官能基を含む又は多官能の
コモノマー(通常、ビニル化合物)を共重合させたも
の、あるいは、グラフト共重合、さらには、微量の置換
反応等により、ポリマーの主鎖若しくは側鎖自体に、変
性脂肪族ポリアミドが有する官能基と反応又は会合結合
(水素結合)する官能基を導入して、フッ素樹脂本来の
特性を阻害しない範囲で変性したものをいう。ここで、
変性脂肪族ポリアミドが有する官能基としては、、アミ
ノ基(イミノ基)、メルカプト基、メチロール基、イソ
シアネート基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、ハロ
ゲン基、酸無水物、アルデヒド基、エポキシ基等を挙げ
ることができる。このうち、特にアミノ基(イミノ基)
が望ましい。該アミノ基(イミノ基)は脂肪族ポリアミ
ド自体が本来有し且つ脂肪族ポリアミドへの変性導入が
容易なためである。
【0032】上記アミノ基(イミノ基)との反応性を有
する官能基としては、カルボキシル基、酸無水物、エポ
キシ基、ヒドロキシル基、クロロメチル基、イソシアネ
ート基、アミノ基、アルデヒド基等を挙げることができ
る。これらの内で、官能基の導入のし易さ、及び、適度
なアミノ基との反応性の見地から、変性フッ素樹脂とし
ては、マレイン酸(無水マレイン酸)変性及びエポキシ
変性が望ましい。
【0033】また、変性脂肪族PAとは、上記各脂肪族
PA(ポリマー)の合成時に官能基を含む又は多官能の
コモノマーを微量共重合させて変性したもの、あるいは
グラフト共重合、さらには、置換反応等により、ポリマ
ーの主鎖若しくは側鎖自体に、上記変性フッ素樹脂の有
する官能基と反応又は会合結合(水素結合)する官能基
を導入したものをいう。当該官能基としては、上記の如
く、アミノ基(イミノ基)であることが望ましい。当該
炭素数の小さい(例えばC6以下の)ω−ラクタムやω
−アミノ酸、ジアミン、トリアミン等によりアミノ基を
容易に増大させることができる。
【0034】変性脂肪族PAとしては、上記フッ素樹脂
で例示した官能基を導入したものでもよい。例えば、ヒ
ドロキシルアミン、トリカルボン酸、ヒドロキシルカル
ボン酸、エピクロロヒドリン等を共重合させることによ
り官能基(ヒドロキシル基、カルボキシル基、エポキシ
基等)の導入が期待できる。
【0035】上記以外に変性脂肪族PAと変性フッ素樹
脂との官能基の可能性を有する組み合わせが種々考えら
れる。それらの組み合わせを上記したものも含めて表1
に示す。
【0036】
【表1】
【0037】そして、本発明においては、両者の特性
が、融点(DSC法)の差:60℃以下(望ましくは4
0℃以下)、及び、曲げ弾性率(ASTM D 790)の差:1
000MPa以下(望ましくは300MPa以下)であ
る要件を満たすものとする。
【0038】融点の差が大き過ぎると、基材層と内管層
との共押出しが困難となるとともに、両者の間に十分な
接着強度を確保し難くなるとともに、成形時における層
厚のバラツキが生じ易い。一方、曲げ弾性率の差が大き
過ぎても、基材層と内管層との間に、十分な接着強度
(例えば、剥離接着強さ:30N/cm以上)を確保し難
くなる。接着強度確保のためには、上記基材層と内管層
における各反応性官能基を増大させればよいが、本来の
樹脂特性(柔軟性及び耐水分透過性等)を阻害するおそ
れがある。
【0039】また、本樹脂チューブ本体の仕様は、二層
構造において、全体外径:6〜10mmとしたとき、基材
層:変性ナイロン12、内管層:変性ETFEとしたと
き、本体12全体肉厚:0.8〜1.2mm、基材層1
4:0.6〜1mm、内管層:0.2〜0.4mmとする。
内管層16が薄過ぎては、後述のDLC膜と組み合わせ
ても高度の耐燃料透過性(ガスバリア性)を確保するこ
とが困難となり、厚すぎるとチューブ全体の剛性が高く
なり易く燃料チューブの撓み性(フレキシビリティ)を
確保し難くなる。
【0040】そして、上記構成のチューブ本体におい
て、内・外表面の少なくとも一方に、プラズマ化学蒸着
法(プラズマCVD法)により形成されたダイヤモンド
状カーボン膜(DLC膜)18を備えている。図例で
は、内管層16の内側にDLC膜18を備えている。
【0041】このDLC膜18に肉厚は、10〜100
0nm、望ましくは10〜60nm、さらに望ましくは
20〜40nmとする。DLC膜が薄すぎると、本発明
の目的「高度のガスバリア性」を確保し難く、逆に、厚
すぎると、チューブの要求される撓み性(フレキシビリ
ティ:柔軟度)を得難くなる。
【0042】なお、このDLC膜18を適宜厚さにする
ことにより、燃料用樹脂チューブは、燃料接触面に、表
面抵抗率1010Ω以下の導電性を付与することが可能と
なる。このため、帯電の除電(静電気放電)のための導
電層を特別に形成する必要がない。表面抵抗率は、接地
したとき物体に帯電性が発生しない値とされており、通
常、体積抵抗率1010Ω・cmの材料で達成される(斉藤
省吾他編「電気・電子工学大百科事典第6巻」1983年10
月発行、電気書院、p381参照)。
【0043】このDLC膜18は、チューブの柔軟性を
確保できる範囲内で、可及的に厚くする方が導電性を確
保し易い。また、外側にも導電性が要求される場合は、
チューブ本体12の外側にもDLC膜を形成してもよ
い。
【0044】ここでDLC膜(Diamond-Like Carbon Fi
lms)とは、ダイアモンドのように硬い炭素膜という意味
で付けられた用語である。硬さは、ビッカース硬さ(JI
S Z2244)HV2000〜4000、電気抵抗106 〜1012Ω・c
m、赤外線領域での透光性があり、高屈折率等の性質を
有するものである。(「ダイヤモンド状カーボン膜(D
LC膜)の作成と応用」冨士工業技術センター、機械・
電子スタッフ、http://www.s-iri.pref.shizuoka.jp/s7
/s7_40/n40_05.htm 参照)。
【0045】そして、このDLC膜はプラズマ化学蒸着
法(プラズマCVD法)で形成することが望ましい。こ
のプラズマCVD法は、低温プラズマを利用することが
できて、DLC膜を形成時の温度を比較的低い温度に設
定できる。したがって、熱可塑性樹脂のような耐熱性が
低い基材に対してもDLC膜を基材に対して密着性良好
に形成可能である(特開平8−53116・53117
号公報参照)。
【0046】このプラズマ蒸着法(減圧式)とは、真空
室内に互に対向するように配置されて一方が高周波電源
に接続され他方がアースされた一対の電極間に、コーテ
ィングを行なう基材(プラスチックフィルム等)を置
き、真空室内を真空にして原料ガスを供給した後、一方
の電極に高周波電源から電力を投入して一対の電極間に
プラズマを発生させ、このプラズマ中に存在する炭素の
原料ガスをイオン化して基材の表面に衝突させる方式で
ある。そして、この基材の表面に衝突した炭素イオン
が、近接するもの同士で結合することによって、基材の
表面に極めて緻密なDLCからなる硬質炭素膜を形成す
るものである(特開平9−272567号公報参照)。
【0047】DLC膜の膜厚および膜質は、高周波の出
力、真空室内の原料ガスの圧力、供給ガス流量、プラズ
マ発生時間、電極に発生する自己バイアスおよび原料ガ
スの種類等に依存し、高周波出力の増加、真空室内の原
料ガスの圧力減少、供給ガスの流量減少、自己バイアス
の増加および原料の炭素数の低下等は、いずれもDLC
膜の硬化、緻密さの向上、圧縮応力の増大および脆さに
大きな影響を与える。(特開平8−53116・531
17号公報参照)。
【0048】また、DLC膜とプラスチックフィルム
(基材)との密着性をさらに向上させるために、DLC
膜を形成する前に、アルゴンや酸素などの無機ガスによ
ってプラズマ処理を行ない、プラスチックフィルムの表
面を活性化させるようにしてもよい(同公報参照)。
【0049】本実施形態のチューブにDLC膜を形成す
るには、同公報に記載されている方法に準じて行なえば
よい。図3(DLC膜形成装置モデル図)に基づいて概
略を説明する。
【0050】外部電極22の内壁面とチューブ本体(積
層体)12の外壁面との間の間隔は、ほぼ均一(約0.
5〜50mm)に保持し、且つ、チューブ本体12の内壁
面と内部電極28との間の間隔も、ほぼ均一(約1〜3
0mm)に保たれている。図例では、チューブ本体12を
保持及び密栓の作用を兼ねる第一・第二プラグ24、2
6にそれぞれ、ガス供給口24a及びガス排気口26a
を形成するとともに、第一・第二プラグ24、26の中
心部間で線状の内部電極28を保持する構成である。外
部電極22は、マッチングボックス30を介して高周波
電源32と接続されている。また、内部電極28はアー
ス接続されている。さらに、ガス供給口24は、原料ガ
ス供給配管34と接続され、ガス排気口26aは排気配
管36と接続されている。
【0051】また、内部電極28を、同公報の如く、筒
状に形成して、ガス供給ノズルを兼ねるものとしてもよ
い。図2に示すような蛇腹部Bを有するチューブ本体の
場合は、外部電極の内周面及び筒状内部電極も外周面も
蛇腹部Bに対応させて蛇腹状に形成しておくことが電極
間隔が均一となり望ましい。均一なDLC膜を得易いた
めである。
【0052】なお、運転条件は、下記の如く同公報に記
載されているのと同様とする。
【0053】・高周波出力:50〜1000W ・真空度:1×10-2〜1×10-5torr(1.33〜
1.33×10-3Pa) ・原料ガスの供給量:1〜100ml/min(この原料ガス
の供給によって、内部空間内の圧力が5.0×10-1
1×10-3torr(65.5〜1.33×10-1Paに調整
される。) ・自己バイアス:−200〜−1000V ・原料ガス:常温で気体または液体の脂肪族炭化水素
類、芳香族炭化水素類、含酸素炭化水素類、含窒素炭化
水素類等(特に、炭素数が6以上のベンゼン、トルエ
ン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、シク
ロヘキサン等が望ましい。これらの原料は、単独で用い
ても良いが、2種以上の混合ガスとして使用してもよ
い。さらに、これらのガスをアルゴンやヘリウムのよう
な希ガスで希釈して用いてもよい。) 特に、ガスバリア性に優れたDLC膜を得るには、高周
波出力:50〜1000W、チューブ内原料ガス圧が2
×10-1〜1×10-2torr(22.6〜1.33Pa)、
供給ガスの供給量:10〜50ml/min、自己バイアス:
−200〜−1000V、原料ガス炭素数:1〜8個
に、それぞれ設定するのが望ましい。
【0054】なお、DLC膜の形成の方式としては、上
記プラズマCVD法以外に下記方法がある(前記インタ
ネット番号参照)。
【0055】イオンビーム蒸着法;C、C2 のイオン
を基板に供給 イオン化蒸着法;CH4 、C22 、Arをイオン化
して基板に供給 イオンビームスパッタ法;Ar、H2 イオンで黒鉛を
スパッタして基板に供給 イオンプレーティング法;黒鉛を蒸発させ、H2 イオ
ンとともに基板に供給 高周波プラズマ法;CH4 、H2 を放電により励起し
て基板に供給 CO2 レーザ誘起放電法;黒鉛をレーザ照射によって
昇華させ、H2 中で基板に供給 エキシマレーザアブレーション法;黒鉛をレーザ照射
によりスパッタし、炭化水素中で基板に供給 上述の如く、基材層と、内管層とが共押出しにより直接
的に接着された燃料用樹脂チューブとすることにより、
図2に示す如く、少なくともチューブの一部分が蛇腹形
状のチューブも生産性良好に製造することが可能とな
る。蛇腹形状のチューブは、樹脂チューブを二層押出し
した後、ブロー成形を行ない形状を付与させる。そし
て、層間に十分な接着強度が確保されているため、ブロ
ー成形時においても層間剥離を生ずることなく生産可能
となる。
【0056】図4に本発明の別の実施形態の燃料用チュ
ーブを示す。
【0057】チューブ本体(積層体)の構成が上記実施
形態とは異なるものである。
【0058】チューブ本体12Aが、ポリアミドからな
る基材層(基体樹脂層)14A、14Bで、エチレンビ
ニルアルコール共重合体樹脂(EVOH)からなるバリ
ア樹脂層16Aとがサンドイッチされてなる構成であ
る。
【0059】ここで、EVOHからなるバリア樹脂層を
サンドイッチ構成としたのは、直接的に水蒸気にさらさ
れ吸湿すると格段にガスバリア性が劣るためである
(「実用プラスチック辞典編集委員会編「実用プラスチ
ック辞典」エラストマー」(1994-1-5)産業調査会、p.15
9-160 参照) 。
【0060】なお、チューブ本体の全体の肉厚は、前記
実施形態と同様である。すなわち、バリア樹脂層の肉厚
は、フッ素樹脂層と略同様又は若干薄めとし、基材層と
なるポリアミド層は、バリア樹脂層に対する内外を略同
一肉厚とする。例えば、EVOH層(ガスバリア樹脂
層)0.1〜0.4mm、外側基材層:0.1〜0.8m
m、内側基材層:0.1〜0.8mmとする。
【0061】ここで、EVOHは、ポリアミドとの接着
性は良好であるため、上記実施形態の如く、ポリアミド
として変性体を使用する必要はない。
【0062】また、EVOHは、エチレンと酢酸ビニル
とを共重合させてエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA
C)を、ケン化加水分解させた結晶性ポリマーである。
ガスバリア性は各種プラスチック中最高のレベルを示
す。エチレン共重合比率は、通常、30〜40%であ
り、エチレン含量が高くなる程、融点が下がり、且つ、
ガスバリア性も低下する。ポリアミドとしてナイロン1
1・12を使用する場合は、エチレン含量30〜40%
のEVOHを使用することが、それらの融点温度が近く
て共押出し性が良好となり望ましい。ちなみに、ナイロ
ン11:約185℃、ナイロン12:約180℃、「エ
バールEP−F101」(クラレ社製、C2含量32%
EVOH):約183℃、「エバールEP−F101」
(同C2含量38%EVOH):約175℃である(p.
157 表10-5、 p.160 表1-4 参照) 。
【0063】また、EVOHは、エチレン含量が多い
程、曲げ弾性率が小さくなる傾向にある。したがって、
ポリアミドの共押出性及びチューブに要求される撓み性
のバランスから適宜選択する。
【0064】以上、本発明の積層体の実施形態として
は、燃料用樹脂チューブを例にとり説明したが、本燃料
用樹脂チューブは、燃料用ばかりでなく、ガスバリア性
を要求される、エアコンホース(冷媒ホース)、その他
の工業用ガスホースにも、そのままないし適宜基材樹脂
層を変更して使用可能である。さらには、本発明の樹脂
積層体は、チューブ等の如く撓み性はほとんど要求され
ない製品、例えば、ガソリンタンクを初めとする各種ガ
スキャリア(タンク、ボトル)等にも適用可能である。
特に、高度のガスバリア性とともに耐低温衝撃性が要求
される容器(製品)への適用が期待できる。
【0065】これら場合、基材層はポリアミドと同様の
極性樹脂で形成することが望ましい。極性樹脂は、バリ
ア樹脂層との接着性を相対的に確保し易く、また、耐熱
強度も優れたものが多いためである。
【0066】ポリアミド以外の基材層を形成可能な極性
樹脂としては、下記のような各種樹脂を挙げることがで
きる。
【0067】飽和ポリエステル系:ポリカーボネート、
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレン
テレフタレート(PBT)等 アクリル樹脂系:ポリメタクリル酸メチル(PMM
A)、ポリアクリル酸メチル(PMA)、 硫黄含有系:ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポ
リフェニレンスルホン(PPS)、ポリエーテルスルホ
ン(PES) ポリエーテル系:ポリアセタール(POM)、ポリフェ
ニレンエーテル(PPE)、ポリエーテルエーテルケト
ン(PEEK) セルロース系:セルロースアセテート(CA)、セルロ
ースアセテートブチレート(CAB)、セルロースアセ
テートプロピオネート(CAP)、セルロースプロピオ
ネート(CP) その他:アクリロニトリル樹脂、ポリ塩化ビニル(PV
C)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、アクリロニト
リル・スチレン樹脂(AS樹脂)、アクリロニトリル・
ブタジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂)、ポリアミド
イミド、ポリアセタール(POM)、アイオノマ、ポリ
エーテルエーテルケトン(PEEK) なお、極性樹脂でなくても、適宜下記非極性樹脂の使用
もできる。
【0068】ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン
(PP)、ポリスチレン(PS)、シクロオレフィンコ
ポリマ樹脂、ポリ−4−メチルペンテン−1等。
【0069】
【参照例】外径8mm、肉厚1mm(基材層0.8mm、内管
層0.2mm)の樹脂チューブにおいて、基材層及び内管
層をそれぞれ下記特性のナイロン12及び変性ETFE
を使用して、共押出し(押出温度:280℃(ヘッ
ド))をして実施例の燃料用樹脂チューブを調製した。
実施例のチューブの基材層と内管層との間の剥離強度
(JIS K 6718)は30N/cm以上を示し良好な層間接着
性を示した。
【0070】なお、比較例としてナイロン12のみから
なる肉厚1mmの樹脂チューブも調製した。
【0071】ナイロン12…融点:175℃、曲げ弾性
率:700MPa 変性ETFE(マレイン酸変性)…融点:210℃、曲
げ弾性率:900MPa 上記実施例及び比較例について、燃料透過性をSHED
法により測定したところ、下記の如くであり、特に、耐
ガソホール透過性に優れていることが分かる。
【0072】耐ガソリン透過性… 参照例:0.001 g/(m・day) 、比較例:0.008 g/(m・da
y) 耐ガソホール透過性(ガソリン+エタノール10vol%) 参照例:0.004 g/(m・day) 、比較例:0.139 g/(m・da
y) 当然、上記参照例のチューブの内側にDLC膜を形成す
れば、上記以上のガスバリア性を確保できることが期待
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における燃料用樹脂チューブの一実施形
態を示す横断面図。
【図2】図1の構成の燃料用樹脂チューブに蛇腹部を形
成した場合の部分拡大断面図。
【図3】燃料用樹脂チューブにDLC膜を形成する場合
のモデル図
【図4】本発明における燃料用樹脂チューブの他の実施
形態を示す横断面図。
【符号の説明】
12 樹脂チューブ本体 14、14A、14B 基材層 16 内管層(ガスバリア樹脂層) 16A 中間層(ガスバリア樹脂層) 18 ダイヤモンドカーボン膜(DLC膜)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 7/06 CFG C08J 7/06 CFGZ C23C 16/27 C23C 16/27 // C08L 77:00 C08L 77:00 Fターム(参考) 4F006 AA18 AA38 AB72 BA05 CA04 DA01 4F100 AD11C AK01A AK01B AK01D AK18B AK24B AK46A AK46D AK48 AK53B AK69B AL06A AL06D AL07B BA03 BA04 BA05 BA10A BA10B BA10C BA10D BA13 DA11 EH20 EH66C GB32 GB48 JA04A JA04B JA04D JB16A JB16D JD02B JG01C JK06 JK07A JK07B JK07D JK17 JM02C YY00A YY00B YY00C YY00D 4K030 BA28 CA07 CA14 FA03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非ガスバリア性熱可塑性樹脂からなる基
    材樹脂層と、該基材樹脂層に隣接してガスバリア性熱可
    塑性樹脂からなるガスバリア樹脂層とを備えた樹脂積層
    体において、 樹脂積層体本体の内・外表面の少なくとも一方に、ダイ
    ヤモンド状カーボン膜(DLC膜)を備えていることを
    特徴とする樹脂積層体。
  2. 【請求項2】 前記DLC膜がプラズマ化学蒸着法(プ
    ラズマCVD法)により形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の樹脂積層体。
  3. 【請求項3】 前記基材樹脂層が変性脂肪族ポリアミド
    (PA)樹脂からなり、前記ガスバリア樹脂層が変性フ
    ッ素樹脂からなることを特徴とする請求項2記載の樹脂
    積層体。
  4. 【請求項4】 前記変性フッ素樹脂が、前記変性脂肪族
    PAが有する官能基と反応又は会合結合する官能基を導
    入して変性させたものであることを特徴とする請求項3
    記載の樹脂積層体。
  5. 【請求項5】 前記変性フッ素樹脂が、マレイン酸変性
    及び/又はエポキシ変性させたものであることを特徴と
    する請求項4記載の樹脂積層体。
  6. 【請求項6】 前記変性フッ素樹脂が変性エチレン−テ
    トラフルオロエチレン共重合体(変性ETFE)からな
    る又は主体とするものであることを特徴とする請求項
    3、4又は5記載の樹脂積層体。
  7. 【請求項7】 前記基体樹脂層がポリアミド樹脂からな
    り、前記ガスバリア樹脂層がエチレンビニルアルコール
    共重合体樹脂からなるとともに、ガスバリア樹脂層が前
    記基体樹脂層でサンドイッチされていることを特徴とす
    る請求項2記載の樹脂積層体。
  8. 【請求項8】 変性脂肪族ポリアミド樹脂で形成された
    本体層と、変性フッ素樹脂で形成された内管層とを備え
    た複層構造の燃料用樹脂チューブにおいて、 前記脂肪族ポリアミド(脂肪族PA)及びフッ素樹脂の
    特性が、融点(DSC法)の差:60℃以下、及び、曲
    げ弾性率(ASTM D 790)の差:1000MPa以下であ
    る要件を満たすことにより、前記本体層と内管層とが、
    共押出しにより直接的に接着されており、 更に、前記内管層の表面側にプラズマCVD法により形
    成されたDLC膜を備えていることを特徴とする燃料用
    樹脂チューブ。
  9. 【請求項9】 前記変性フッ素樹脂が、前記変性脂肪族
    PAが有する官能基と反応又は会合結合する官能基を導
    入して変性させたものであることを特徴とする請求項8
    記載の燃料用樹脂チューブ。
  10. 【請求項10】 前記変性フッ素樹脂が、マレイン酸変
    性及び/又はエポキシ変性させたものであることを特徴
    とする請求項9記載の燃料用樹脂チューブ。
  11. 【請求項11】 前記変性フッ素樹脂が変性エチレン−
    テトラフルオロエチレン共重合体(変性ETFE)から
    なる又は主体とするものであることを特徴とする請求項
    8、9又は10記載の燃料用樹脂チューブ。
  12. 【請求項12】 前記DLC膜により、チューブ本体の
    内面が体積抵抗率1010Ω・cm以下の導電性を有してい
    ることを特徴とする請求項8、9、10又は11記載の
    燃料用樹脂チューブ。
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