JP2002018688A - 物品の製造方法及び製造装置 - Google Patents

物品の製造方法及び製造装置

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JP2002018688A
JP2002018688A JP2000196191A JP2000196191A JP2002018688A JP 2002018688 A JP2002018688 A JP 2002018688A JP 2000196191 A JP2000196191 A JP 2000196191A JP 2000196191 A JP2000196191 A JP 2000196191A JP 2002018688 A JP2002018688 A JP 2002018688A
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jig
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Hiroshi Amano
啓 天野
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研削砥石や切削工具により、物品への曲面加
工等を段取りを少なくして加工効率がよく、かつ、高精
度に製造する装置とその方法を提供すること。 【解決手段】 被加工物よりも工具側に治具(ツルーイ
ング砥石14、ドレッシング砥石15)を配置し、治具
(ツルーイング砥石14、ドレッシング砥石15)を主
軸に対して相対的に固定し、治具(ツルーイング砥石1
4、ドレッシング砥石15)に工具(研削砥石16)を
当接させることにより、工具(研削砥石16)を加工
し、この加工された工具(研削砥石16)により被加工
物を加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転対称軸を持っ
た曲面(球面および非球面)形状のレンズやその成形用
金型またはミラーなどを加工効率よく、かつ、高精度に
製造する物品の製造方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学機器に広く用いられているプラスチ
ックレンズの製造は、工具による除去加工により製造し
たり、量産の場合は金型をマスターとしたレプリカの量
産を行なっている。一般に、マスターとなる成形金型の
光学転写面は形状的に成形レンズ以上に高い精度が要求
されている。これらのプラスチックレンズやその金型
は、通常、回転対称非球面あるいは同心円状の溝列や螺
旋状の溝形状を有している。
【0003】これらの回転対称軸を持った曲面(球面お
よび非球面)形状を、加工装置で高精度に加工を行なう
際は、加工装置での研削砥石のアライメント(心出し)
工程と、研削砥石のツルーイングおよびドレッシング工
程は不可欠である。
【0004】図8は、加工装置の加工部の模式斜視図
で、Z軸テーブル52上の主軸支持台53には被加工物
Wnを固定して回転する主軸54が設けられている。こ
の主軸54の先端部には被加工物Wnを把持自在に固定
する加工物チャック55が設けられている。この主軸5
4に対向する側には、X軸テーブル56上に砥石固定台
57に砥石回転用スピンドル58に軸支された研削砥石
59が配設されている。
【0005】この加工装置での研削砥石59のアライメ
ントとそれによる加工では、図9にフロー図を示したよ
うに、まず、図8に斜視図を示したように、Z軸テーブ
ル52上の主軸支持台53に固定されている主軸54の
加工物チャック55に球面形状に加工するための球面テ
ストピースWm(被加工物Wnとして球面テストピース
Wm)を取付ける(S31)。X軸テーブル56上の砥
石固定台57に砥石回転用スピンドル58に軸支された
研削砥石59により、Z軸テーブル52およびX軸テー
ブル56を、加工プロファイルに応じて予め定められた
プログラムにしたがって、Z軸およびX軸方向に移動さ
せながら、球面テストピースWmの球面加工を行なう
(S32)。所定の球面加工が終了すると、加工装置を
停止して加工物チャック55から球面テストピースWm
を取り外す(S33)。取り外した球面テストピースW
mの形状精度を測定する(S34)。その結果、形状精
度が所定の範囲内であった場合は、図11に示すよう
に、加工装置の加工物チャック55に被加工物Wnを取
付ける(S35)。そして、被加工物Wnに対して所定
の加工を行なう(S36)。
【0006】一方、取り外した球面テストピースWmの
形状精度が所定の範囲外の場合は、加工された形状測定
結果から研削砥石59の取付けアライメント誤差量や、
砥石半径を求めて調整する(試加工/測定/調整を繰り
返す)。その後に、再度、球面テストピースWmを加工
物チャック55に取付けて、上述のS32〜S34の工
程を繰り返し、加工された球面テストピースWmが所定
範囲内になった場合に、S35〜S36の工程を行ない
加工を終了する。
【0007】なお、上述の場合は、回転工具として砥石
の例を説明したが、固定工具としてバイトを用いた場合
も基本的な動作は同様である。
【0008】また、研削砥石の作用面のツルーイングお
よびドレッシングでは、図8で示した加工装置の加工部
に設けられた、Z軸テーブル52上の主軸支持台53に
固定されている主軸54の加工物チャック55に、ツル
ーイング砥石61または、ドレッシング用工具(ダイヤ
モンドポイント工具や円盤状の砥石)を取付け、X軸テ
ーブル56上の砥石固定台57に砥石回転用スピンドル
58に軸支された研削砥石59とを、それぞれのテーブ
ル52、56を予め定められたプログラムに従って、Z
軸およびX軸方向に移動させながら、ツルーイング砥石
61または、ドレッシング用工具を旋回させて曲面加工
用の研削砥石59に押し当てて研削砥石59のツルーイ
ングおよびドレッシングを行う。
【0009】そして、ツルーイングおよびドレッシング
が終了すると、加工物チャック55からツルーイング砥
石61およびドレッシング用工具を外し、被加工物Wn
を加工物チャック55に取付けて、被加工物Wnへ所定
の曲面加工を行なっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような研削砥石のアライメント方法では、被加工物への
加工の前に、試し加工用の球面テストピースを加工して
いる。このため、被加工物への加工途中で砥石を交換す
る場合、被加工物と球面テストピースの取付および取外
しを繰返し行なう必要がある。
【0011】そのため、被加工物と球面テストピースの
取付・取外し工程の回数が増えるとともに、被加工物の
取付・取外しの再現誤差により、加工精度の維持が困難
で加工能率も低下する。特に、被加工物が大型化した場
合には、加工能率の低下は特に顕著である。
【0012】また、ツルーイングおよびドレッシングに
際して、主軸と並列する位置に装着された回転式ツルー
イングおよびドレッシング装置を用いて、ツルーイング
又はドレッシング用工具を回転させ、加工用砥石に押し
当てて、ツルーイング又はドレッシングを行う方法で
は、加工物が大型化した場合、加工装置のテーブルスト
ロークが長くなり、加工装置が大型化する。また、主軸
に装着された回転式ツルーイング又はドレッシング装置
の回転軸心高さと主軸の回転軸心高さを正確に一致させ
る必要がある。
【0013】また、被加工物への加工途中でツルーイン
グ又はドレッシングを行なう場合、被加工物とツルーイ
ング又はドレッシング用工具との取付および取外しを繰
返し行なう必要がある。
【0014】そのため、被加工物とツルーイング又はド
レッシング用工具との取付・取外し工程の回数が増える
とともに、被加工物の取付・取外しの再現誤差により、
加工精度の維持が困難で加工能率も低下する。特に、被
加工物が大型化した場合には、加工能率の低下は特に顕
著である。
【0015】本発明はこれらの事情にもとづいてなされ
たもので、研削砥石や切削工具により、曲面加工等を段
取りを少なくして加工効率がよく、かつ、高精度に製造
する物品の製造方法およびその装置を提供することを目
的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による手
段によれば、回動可能に設けられた主軸に設けられた被
加工物に対して工具を少なくとも接離方向に駆動可能に
保持する加工装置を用いた物品の製造方法において、前
記主軸に設けられた固定手段に被加工物を固定する工程
と、前記被加工物よりも前記工具側に治具が配置される
よう、前記治具を前記主軸に対して相対的に固定し、前
記治具に工具を当接させることにより、前記工具を加工
する工程と、前記治具により加工された工具により、前
記被加工物を加工する工程と、を具備することを特徴と
する物品の製造方法である。
【0017】また請求項2の発明による手段によれば、
回動可能に設けられた主軸に設けられた被加工物に対し
て工具を少なくとも接離方向に駆動可能に保持する加工
装置を用いた物品の製造方法において、前記主軸に設け
られた固定手段に被加工物を固定する工程と、前記被加
工物よりも前記工具側に治具が配置されるよう、前記治
具を前記主軸に対して相対的に固定し、前記治具に工具
を当接させることにより、心出しする工程と、前記心出
しに基づいて、前記被加工物を加工する工程と、を具備
することを特徴とする物品の製造方法である。
【0018】また請求項3の発明による手段によれば、
工具が砥石またはバイトであることを特徴とする物品の
製造方法である。
【0019】また請求項4の発明による手段によれば、
回動可能に設けられた主軸と、保持する工具を前記主軸
に対して少なくとも接離方向に駆動可能に保持する駆動
機構と、を具備する物品の製造装置であって、前記主軸
には、被加工物が固定される固定手段が設けられ、前記
被加工物よりも前記工具側に配設される治具が前記被加
工物が固定された状態で前記固定手段に対して相対的に
固定可能であることを特徴とする物品の製造装置であ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の物品の製造方法で
ある曲面加工方法およびその装置の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0021】図1は本発明の加工装置の模式斜視図であ
る。加工装置1が設置される床2の上には、加工装置1
と床2との間に防振ゴム3等の防振構造が施されてい
る。加工装置1の土台部分は十分な剛性と振動に対する
減衰性を有し図示しない制御部等が内蔵されたベッド4
である。このベッド4の上にはZ軸方向へ移動自在なZ
軸テーブル5とX軸テーブル21が配設されている。
【0022】このZ軸テーブル5はベッド4に設けられ
た図示しないガイドレールに案内されて駆動源からの動
力によって、ボールねじを(不図示)介してZ軸方向へ
の所定量の送りが精密に行われる構造に形成されてい
る。
【0023】Z軸テーブル5の上には、図示しないモー
タ等から成る駆動系や動力伝達機構や軸受等が内蔵され
た主軸支持台6が立設している。
【0024】軸受は、主軸7が大型の加工物を良好な回
転精度旋回させることが必要になるために静圧油圧軸受
を用いている。この軸受に支持されている主軸7は主軸
支持台6の前方に延出している。主軸7は主軸支持台6
の内部で図示しない駆動系と歯車等で形成された動力伝
達機構に係合し、かつ、図示しないエンコーダが設けら
れて回転方向の原点位置が正確に割り出される構造に形
成されている。
【0025】主軸支持台6から延出した主軸7の端面に
は、被加工物Wを主軸7の回転中心軸と同軸に把持固定
する加工物チャック9が設けられている。
【0026】図2は、加工物チャック9の近傍の側面断
面図で、被加工物Wを把持する加工物チャック9は、主
軸支持台6に軸支された主軸7の回転中心軸と同軸に設
けられ、その外周にはリング状のツルアホルダ11が設
けられている。このツルアホルダ11の先端面(主軸7
の反対側の面)には、第2チャック12が、接離自在に
4本のボルト13a〜13dで螺着されている。第2ツ
ルアホルダ11には加工工程に応じて、ツルーイング砥
石14又はドレッシング砥石15や、被加工物Wが把持
固定されている。
【0027】主軸7の対面側のZ軸テーブル5の前方の
ベッド4の上には、Z軸テーブル5と並行にX軸テーブ
ル21が配設されている。このX軸テーブル21はベッ
ド4に設けられた図示しない直線案内に係合してX軸方
向へボールねじ等で構成された直線送り機構で移動自在
な構造に形成されている。このX軸テーブル21上には
研削砥石16を砥石回転用スピンドル22を介して保持
する砥石支持台23が立設している。研削砥石16は砥
石回転用スピンドル22に取付け固定した際に、研削砥
石16の高さ方向(Y軸方向)の位置が主軸7の回転中
心の高さ方向の位置と一致するように設定されている。
【0028】次に、上記の装置の動作について、アライ
メント工程と、研削砥石のツルーイングおよびドレッシ
ング工程についてそれぞれ説明する。なお、加工装置1
の各部は、図1および図2を参照している。
【0029】この加工装置1での研削砥石16のアライ
メントとそれによる加工は、図3にフロー図を示したよ
うに、まず、Z軸上の主軸支持台6に固定されている主
軸7の加工物チャック9に被加工物Wを取付ける(S
1)。次に、ツルアホルダ11に第2チャック12を4
本のボルト13a〜13dで締め付けて固定する(S
2)。この固定により主軸7の回転中心軸上に加工物チ
ャック9の中心軸と第2チャック12の中心軸が精度良
く位置合せされる。次に、図2に示すように第2チャッ
ク12に球面形状に加工するためのテストピースW1を
取付ける(S3)。X軸テーブル上の砥石固定台に砥石
回転用スピンドルに軸支された砥石により、それぞれの
テーブルを予め定められたプログラムにしたがって、Z
軸およびX軸方向に移動させながら、テストピースW1
の球面加工を行なう(S4)。所定の球面加工が終了す
ると、加工装置1を停止して第2チャック12からテス
トピースW1を取り外し、取り外したテストピースW1
の形状精度を測定する(S5)。その結果、形状精度が
所定の範囲内であった場合は、加工装置1の第2チャッ
ク12をツルアホルダ11から取り外して、被加工物W
に対して所定の加工を行なう(S6)。
【0030】一方、取り外したテストピースW1の形状
精度が所定の範囲外であったり、中心部分に未加工部分
が残った場合などは、加工された形状測定結果から砥石
の取付けアライメント誤差量や、砥石半径を求めて調整
する(試加工/測定/調整を繰り返す)。その後に、再
度、テストピースW1を第2チャック12に取付けて、
上述のS3〜S5の工程を繰り返し、加工されたテスト
ピースW1が所定範囲内になった場合に、S6の工程を
行ない所定の加工を終了する。
【0031】なお、上述の場合は、回転工具として研削
砥石16の例を説明したが、回転工具の代わりに固定工
具としてバイト等の切削工具を用いた場合も、基本的な
動作は同様である。その場合は、上述の説明の際の、研
削砥石16を切削工具に置き換え、その支持装置等も同
様に置き換えればよい。
【0032】その場合、例えば、切削工具はダイヤモンド
バイトで、刃先のダイヤモンドチップの形状は、すくい
角が0°(ただし、被切削材により±10°程度変える
ことがある)で、逃げ角はダイヤモンドチップの研磨収
率から5〜15°程度、ノーズ半径は0.01〜5mm
程度のものを用いることができる。
【0033】次に、研削砥石16のツルーイングおよび
ドレッシング工程について説明する。
【0034】図4はツルーイング砥石又はドレッシング
砥石による研削砥石の加工を示す模式斜視図で、図5は
研削砥石による被加工物の加工を示す模式斜視図であ
る。なお、図4および図5においては、図1と同一機能
部分には、同一符号を付して個々の説明を省略する。
【0035】図6にフロー図を示したように、まず、Z
軸テーブル5の主軸支持台6に固定されている主軸7の
加工物チャック9に被加工物Wを取付ける(S11)。
次に、ツルアホルダ11に第2チャック12を4本のボ
ルト13a〜13dで締め付けて固定する(S12)。
この固定により主軸7の回転中心軸上に加工物チャック
9の中心軸と第2チャック12の中心軸が精度良く位置
合せされる。次に、第2チャック12にツルーイング砥
石14又はドレッシング砥石15を取付ける(S1
3)。
【0036】次に、図5に示すように、ツルーイング砥
石14又はドレッシング砥石15をX軸テーブル21上
の砥石支持台23に砥石回転用スピンドル22に軸支さ
れた研削砥石16に対して、Z軸テーブル5およびX軸
テーブル21を、加工プロファイルにしたがって予め定
められたプログラムにより、Z軸およびX軸方向に移動
させながら研削砥石16の加工を行なう(S14)。所
定の加工が終了すると、加工装置1を停止して第2チャ
ック12を取り外す(S15)。次に、図5に示すよう
に、ツルーイング加工又はドレッシング加工が施された
研削砥石16により被加工物Wに所定の加工を行なう
(S16)。
【0037】なお、被加工物Wによってはその加工が1
週間程度を要することもあるので、その場合は、その間
に、被加工物Wへの加工途中で5〜6度程度、一連の加
工(S17)を挿入することを繰り返して行なうことに
より、被加工物Wへの加工精度を維持する。
【0038】また、図7は本発明の加工の変形例で、図
1に示した加工装置で2個の被加工物W、W´を研削砥
石16により粗加工する場合である。
【0039】この場合は、主軸支持台6に支持された主
軸7に固定された加工物チャック9には被加工物Wが把
持固定されている。また、加工物チャック9の外側に固
定されているツルアホルダ11には第2チャック12が
固定され、この第2チャック12には被加工物W´が固
定されている。
【0040】研削砥石16での加工の際には、まず、研
削砥石16のアライメントを行なった後に、第2チャッ
ク12に固定されている被加工物W´を所定のプログラ
ムにしたがって加工し、加工が終了すると、第2チャッ
ク12をツルアホルダ11から外す。その状態で、研削
砥石16により加工物チャック9に把持固定されている
被加工物Wに所定の加工を施す。この一連の加工によ
り、個々の被加工物W、W´に対して、研削砥石16の
アライメントを行なわなくても2個の被加工物W、W´
に対して正確な粗加工を施すことができる。
【0041】なお、上述の各実施の形態では、加工用砥
石や被加工物を把持固定するチャックは、2段に連結し
て説明したが、必要に応じて3段以上に連結して用いる
ことができる。
【0042】以上に述べたように本発明によれば、主軸
にツルーイングまたはドレッシング工具を装着するの
で、主軸とは別に回転式ツルーイングまたはドレッシン
グ装置を具備する必要がない。したがって、加工装置の
テーブルストロークは、被加工物Wの加工に必要な長さ
でよく、加工装置全体を小型化できる。
【0043】また、アライメント工程や、研削砥石のツ
ルーイングおよびドレッシング工程で、加工物チャック
から被加工物Wの取付・取外しを繰返し行う必要がない
ので、段取り工程が減少する他に、取付・取外しの再現
誤差による加工能率の低下を防止することができる。
【0044】したがって、難削材からなる大型部品の成
型には大きな利点があり、特に、精度も高く維持できるの
で、光学部品や光学部品用の金型の製造などには特に適
する。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、物品の製造で加工効率
が良く、かつ、高精度な加工を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加工装置の模式斜視図。
【図2】本発明の加工物チャックの側面断面図。
【図3】本発明のアレイメント工程のフロー図。
【図4】ツルーイング砥石又はドレッシング砥石による
研削砥石の加工を示す模式斜視図。
【図5】研削砥石による被加工物の加工を示す模式斜視
図。
【図6】本発明のツルーイング(ドレッシング)工程の
フロー図。
【図7】本発明の加工の変形例を示す加工物チャックの
側面断面図。
【図8】従来の加工装置の加工部の模式斜視図。
【図9】従来のアレイメント工程のフロー図。
【図10】被加工物の加工の模式斜視図。
【符号の説明】
1…加工装置、5…Z軸テーブル、6…主軸支持台、7
…主軸、9…加工物チャック、11…ツルアホルダ、1
2…第2チャック、14…ツルーイング砥石、15…ド
レッシング砥石、16…研削砥石、21…X軸テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動可能に設けられた主軸に設けられた
    被加工物に対して工具を少なくとも接離方向に駆動可能
    に保持する加工装置を用いた物品の製造方法において、 前記主軸に設けられた固定手段に被加工物を固定する工
    程と、前記被加工物よりも前記工具側に治具が配置され
    るよう、前記治具を前記主軸に対して相対的に固定し、
    前記治具に工具を当接させることにより、前記工具を加
    工する工程と、 前記治具により加工された工具により、前記被加工物を
    加工する工程と、を具備することを特徴とする物品の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 回動可能に設けられた主軸に設けられた
    被加工物に対して工具を少なくとも接離方向に駆動可能
    に保持する加工装置を用いた物品の製造方法において、 前記主軸に設けられた固定手段に被加工物を固定する工
    程と、 前記被加工物よりも前記工具側に治具が配置されるよ
    う、前記治具を前記主軸に対して相対的に固定し、前記
    治具に工具を当接させることにより、心出しする工程
    と、 前記心出しに基づいて、前記被加工物を加工する工程
    と、を具備することを特徴とする物品の製造方法。
  3. 【請求項3】 工具が砥石またはバイトであることを特
    徴とする請求項1または2のいずれかに記載の物品の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 回動可能に設けられた主軸と、保持する
    工具を前記主軸に対して少なくとも接離方向に駆動可能
    に保持する駆動機構と、を具備する物品の製造装置であ
    って、前記主軸には、被加工物が固定される固定手段が
    設けられ、前記被加工物よりも前記工具側に配設される
    治具が前記被加工物が固定された状態で前記固定手段に
    対して相対的に固定可能であることを特徴とする物品の
    製造装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013080531A (ja) * 2011-09-30 2013-05-02 Hoya Corp 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法、並びにガラス基板

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JP2013080531A (ja) * 2011-09-30 2013-05-02 Hoya Corp 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法、並びにガラス基板

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