JP2002018383A - 取付け自在型洗浄蓋及びそれを用いる洗浄方法 - Google Patents

取付け自在型洗浄蓋及びそれを用いる洗浄方法

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JP2002018383A JP2000202505A JP2000202505A JP2002018383A JP 2002018383 A JP2002018383 A JP 2002018383A JP 2000202505 A JP2000202505 A JP 2000202505A JP 2000202505 A JP2000202505 A JP 2000202505A JP 2002018383 A JP2002018383 A JP 2002018383A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦型攪拌翼を設ける開放縦型円筒容器の使用
後に、この撹拌を利用して、洗浄液のオーバフロー、飛
沫飛散等を防止させながら、容器、撹拌翼及び撹拌軸等
を効果的に洗浄できる装着自在な洗浄蓋及びそれを用い
た労働安全衛生に優れ、効果的な洗浄を発揮させる洗浄
方法を提供することにある。 【解決手段】 縦型攪拌翼を設ける開放縦型円筒容器の
使用後に用いる取付け容易な洗浄蓋において、洗浄蓋
が、攪拌軸5を挟んで、少なくとも2等分に分割され
る、容器6外周縁上に支持される上蓋1と、上蓋の下部
に設けられ、攪拌軸を挟んで、上蓋と所定の間隔hで上
蓋に係止され、少なくとも2等分に分割される中蓋とし
ての転流盤2と、転流盤の下部面に、攪拌軸に対して放
射状の複数箇所に設ける転流ガイド板3(3a)とを有
している取付け自在型洗浄蓋である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦型攪拌翼を設け
る開放縦型円筒容器の洗浄に用いられる洗浄蓋に関し、
より詳細には、容器の使用後に、この洗浄蓋を用いて、
洗浄液のオーバフロー、飛沫飛散等を防止させながら、
容器及び攪拌系(撹拌翼、撹拌軸等)を効果的に洗浄で
きる装着が自在な簡便型の洗浄蓋に関する。また、本発
明は、使用後の縦型攪拌翼を設ける開放縦型円筒容器
に、簡便に装脱着することができて、従来のように撹拌
翼系を分解・取り外しすることなく、作業安全性及び作
業環境性に優れ、しかも、効率よく洗浄することができ
る洗浄蓋を用いる洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種の産業分野で、液体と液
体を混合する液液系に、液体中に固体を分散させて撹拌
溶解させる固液系に、または、固体を溶液に懸濁させて
安定な懸濁固液系を得る等に縦型撹拌翼を設けた実験室
スケールから工業スケールの容量大小の開放縦型円筒容
器が広く用いられている。このような混合処理や、分散
溶解処理又は懸濁処理は、通常、撹拌下において実施さ
れているのが一般的である。このような処理後におい
て、容器内周壁や、撹拌系の特に気液境界面には、未溶
解又は未懸濁の固体成分がケーキ状に付着する傾向にあ
る。また、粘度の高い液体においても、攪拌系や、容器
内壁等に液体等が付着して残留する傾向にある。従っ
て、混合、溶解等の作業が終了した後、攪拌系や、容器
の再使用に際しては、これらの付着物を洗浄等によって
除去しなければならない。
【0003】このような付着物の洗浄処理による作業
は、従来から、撹拌系に付着物が付着した状態で、手作
業で、シャワーブラッシングさせるか、又はこのような
シャワーブラシングによる手作業が困難である場合に
は、攪拌系及び容器内の付着物を洗浄液で長時間十分に
浸漬させるか、又は洗浄液が容器からオーバフローしな
いようにして、長時間の撹拌洗浄処理をするか、更に
は、容器内から撹拌系を分解・取り外して、手作業で洗
浄ブラッシングさせる等の処理が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような状況下に
あって、液液系の混合や、固液系の撹拌溶解又は懸濁分
散等が係わる分野には、縦型攪拌翼を設けた開放縦型円
筒容器が多用されている。通常、再使用に当たっては、
容器内壁及び攪拌系(撹拌翼及び撹拌軸等)の付着物を
予め洗浄等によって除去・清浄化される。既に上述した
如く、このような洗浄処理においては、洗浄液として、
水系又は有機溶剤等の非水系、更には両者を組合わせて
使用する。また、これらの洗浄作業は、通常、撹拌系を
容器に装着させた状態で、人手による手作業で実施され
ている。これらの作業は、不注意を含めて極めて危険性
を伴う作業であり、又は作業環境の安全性や、労働衛生
等の観点から、極力避けなければならない。また、必要
に応じて洗浄液として、非水系の有機溶剤を使用する場
合には、従来法では、特に、攪拌下に洗浄処理をする場
合に、洗浄液の容器外へのオーバフローや、飛沫飛散等
を伴う。従って、容器の蓋には、シール性を必要とし、
作業性に問題があった。また、攪拌系を分解・取り外し
して、洗浄処理をする場合にも、その作業環境や、作業
者が、有機溶剤で汚染される。従って、このような洗浄
処理は、その作業安全性や、労働安全衛生上の問題のみ
ならず、引火等による火災の危険性等からも、人手を要
する処理作業は、絶対に避けるべき重要な課題である。
【0005】以上から、本発明の目的は、縦型攪拌翼を
設ける開放縦型円筒容器を、液液系の混合や、固液系の
撹拌溶解又は安定な懸濁分散体を得る等の分野に用いた
後、従来のように人手を要さずに、特に、撹拌系を分解
することなく、しかも、洗浄液を容器からオーバフロー
及び飛沫飛散等を効果的に防止して、撹拌系を含めた容
器内を効率よく洗浄できる洗浄冶具としての洗浄蓋を提
供することである。また、本発明の他の目的は、この洗
浄蓋を用いて、使用後の縦型攪拌翼を設ける開放縦型円
筒容器を、労働安全衛生等に優れ、しかも、効果的に洗
浄除去できる、洗浄蓋を用いる洗浄方法を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記課題に鑑みて、鋭意検討した結果、撹拌系等を容器
内から分解・取り外しすることなく、容器内の洗浄液の
撹拌下に生ずる容器内壁面を上昇する旋回渦流に着目
し、更には洗浄液のオーバフローや、飛沫飛散を防止さ
せるため、装着が簡便な分割式の被せ蓋形式等に着目す
ることで、効果的に容器内の付着物、特に、従来のよう
に人手を要し、洗浄除去が困難であった撹拌軸面や攪拌
翼の軸への取り付け部分等の付着物を効果的に除去でき
ることを見出して、本発明を完成させるに至った。
【0007】すなわち、本発明によれば、縦型攪拌翼を
設ける開放縦型円筒容器を用いて、例えば、液体中に液
体を混合する液液系や、液体中に固体を分散させて撹拌
溶解させる固液系や、または、固体物を溶液に撹拌分散
させて安定に懸濁させる懸濁固液系等に使用した後、容
器内に洗浄液を充填させて、攪拌洗浄する場合におい
て、所定の撹拌下に生ずる旋回渦流を、容器外へのオー
バフローや、飛沫飛散等を効果的に完全に防止できる。
しかも、所定の攪拌下に生ずる洗浄液の旋回渦流を、攪
拌軸方向に向けて、一層加速放流させながら容器内を循
環・分配・放流(加速射出)させて、容器内壁面、撹拌
翼面及び撹拌軸面上等に付着する粘性液体や、ケーキ状
物に対して、洗浄作用を発揮させる取付け自在で、簡便
型の洗浄蓋を提供する。
【0008】この洗浄蓋は、容器に容易に装脱着するこ
とができる上蓋と中蓋とを有する一体形の構造体であ
る。装着に際して、攪拌軸を挟んで、少なくとも2等分
に分割されて、容器外周縁上にその上蓋を介して支持さ
れることを特徴とする。また、この中蓋は、上蓋の下部
面に所定の間隔で設けられており、その間隔が自在に可
変できるように上蓋に係止されている。また、撹拌軸を
挟んで、少なくとも2等分に分割されるこの中蓋は、撹
拌下に容器内壁面に沿って上昇する洗浄液の旋回渦流を
容器内周面から撹拌軸方向へ流れを変える転流盤として
の転流作用を発揮させる。また、この転流盤の下部面の
複数箇所には、転流盤面に、攪拌軸に向かって放射状
に、且つ互いに等間隔に転流ガイド板を設けていること
が特徴である。この転流ガイド板によって、洗浄液の旋
回渦流を、転流と同時に、V字形渦流が形成されて露出
した撹拌軸面に向けて放射状に分配・放流させる。
【0009】また、本発明によれば、縦型攪拌翼を設け
る開放縦型円筒容器を使用した後に、洗浄液を充填した
この容器に、本発明による洗浄蓋を装着させて、この容
器内の容器内壁、撹拌翼、撹拌軸面更には攪拌翼の軸取
付け部等に付着する粘性のある液体や、ケーキ状物を、
効果的に洗浄除去させる洗浄蓋を用いる洗浄方法を提供
する。
【0010】すなわち、洗浄除去を必要とする容器に装
着させた本発明による洗浄蓋は、上述した如く、上蓋と
中蓋とを有する構造体であって、攪拌軸を挟んで、少な
くとも2等分に分割された状態で、容器外周縁上にその
上蓋を介して支持・装着する。装着させた洗浄蓋の中蓋
である転流盤は、上蓋と所定の等間隔を有するように自
在に可変させて、上蓋に係止する。また、この転流盤の
下部面には、攪拌軸に対して放射状の複数箇所に転流ガ
イド板がそれぞれ設けられている。
【0011】容器内に、洗浄液が充填されている状態
で、攪拌系を所定の攪拌速度で回転させると、洗浄液が
V字形の旋回渦流を形成して容器内周壁面を上昇した洗
浄液が、この転流盤面を介して回転軸方向へ向けて転流
される。同時に転流された洗浄液は、複数個の転流ガイ
ド板を介して順次、その流れが容器外周から撹拌軸面に
向けて、加速流として放射状に分配放流されることを特
徴とする。
【0012】これによって、旋回渦流をオーバフローや
飛沫飛散させることなく、容器内周壁面を急上昇する旋
回渦流によって、容器内周面が洗浄される。すなわち、
中蓋の外周部から僅かばかり容器内周面沿いに上昇する
洗浄液は、この上蓋と中蓋である転流盤と間に所定の間
隔が設けられているので、その空間でその上昇流速は緩
和されて中蓋上に落下すると同時に、上蓋によって遮ら
れる。従って、洗浄液を撹拌下に旋回渦流として容器内
周壁面を加速上昇させても、洗浄液のオーバフローや、
飛沫飛散等が、効果的に完全に防止される。
【0013】次いで、転流盤で攪拌軸方向に転流された
洗浄液の旋回渦流が、上述した転流盤の複数箇所に設け
た転流ガイド板によって、V字形に形成された旋回渦流
で露出された攪拌軸面に放射状に加速・分配放流され
る。これによって、露出した攪拌軸面が、放射状に洗浄
液でシャワーリングされて、攪拌軸面に付着する粘性液
体や、ケーキ状物を除去する。
【0014】以上により、本発明による洗浄蓋を用いて
洗浄処理をすることにより、旋回渦流として加速された
洗浄液が、オーバフローや、飛沫飛散を起こすことな
く、しかも、従来のように飛沫飛散等の防止のために、
蓋にシール性を施す必要がなく、容器内を循環流、分配
流、放流(射出流)として循環されて、容器内の容器内
壁面、撹拌翼面、特に撹拌軸面等の付着する粘性液体
や、ケーキ状物を効果的に洗浄除去するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図5を参照しなが
ら、本発明による洗浄蓋及びその洗浄蓋を装着させた縦
型攪拌翼を設ける開放縦型円筒容器の洗浄方法につい
て、その実施形態を更に説明する。
【0016】<洗浄蓋>本発明による洗浄蓋について図
1〜3を参照して説明すると、図1に示す如く、本発明
による洗浄蓋は、上蓋1と中蓋2との構造体である。こ
の中蓋2上には係止板4が固定されていて、この係止板
4は、上蓋1に設ける装着孔を貫通するように挿入され
て、図1に示す如く、上蓋と中蓋との間隔hが所定の間
隔となるように係止板を、例えば、U字型の止め金具を
ビス止めして適宜上蓋に係止させて固定させられる。ま
た、本発明による洗浄蓋は、必要に応じて、例えば、洗
浄液が水系であって、特に、飛沫飛散が発生しても洗浄
処理の作業に支障を来さない場合には、図示されてはい
ないが、上蓋を設けずに、同じく少なくとも2等分分割
型の中蓋としての転流盤のみからなる洗浄蓋を、攪拌軸
を挟むようにして、容器の外周縁上に係止するように装
着させて洗浄処理をすることができる。
【0017】また、この上蓋と中蓋との一体形の構造体
である洗浄蓋を、図2及び3を参照して説明すると、図
3に示す如く、撹拌軸5を挟むようにして、容器6に装
着され、図2に示す如く、この一体形の構造体は2等分
に分割されている。これによって、容器に装着するに際
して、撹拌軸を挟み込むようにして、容器6の外周縁上
に、その上蓋を支持させるようにして、極めて簡便に装
着させることができる。また、必要に応じて、この上蓋
−中蓋からなる洗浄蓋は、3又は4等分に、適宜分割さ
せることもできる。
【0018】この上蓋と中蓋との所定の間隔hは、本発
明においては、自在に可変させて使用することができ
る。従って、必要に応じて、この間隔を零から、好まし
くは、容器6の内高の1/10〜1/3の範囲で自在に
可変させて使用することができる。ここで、この間隔h
=0(零)とは、撹拌下の旋回渦流の洗浄液が中蓋の外
周部沿いに容器内周面を上昇してオーバフローの心配の
ない場合である。一方、通常は、攪拌下の旋回渦流を効
果的に利用する観点から、本発明おいては、所定の間隔
を両者間に設けて使用することが好適である。既に上述
した如く、本発明においては、この中蓋の主効果である
旋回渦流を転流させる効果である。本発明においては、
容器内壁面を上昇する旋回渦流の大部分がここで転流さ
れるので、中蓋を超えて外周部沿いに容器内周面を上昇
する洗浄液が、極端に低減されるか、又はほとんど防止
される。
【0019】また、この旋回渦流の容器内周面に沿って
の上昇流は、通常、攪拌速度だけてコントロールさせる
ものではない。すなわち、使用する撹拌翼の種類及びそ
の形状、内容液の粘度等の液性等に大きく影響され、一
概に攪拌速度を特定することができないし、本発明にお
いては、特に攪拌速度に限定させることなく、適宜この
洗浄蓋を使用することができる。例えば、容器径30c
m〜60cmの開放型円筒容器において、その撹拌速度
が50〜250rpm、好ましくは、50〜160rp
mにおいて、オーバフローや飛沫飛散を完全に防止させ
る中蓋として、上述した間隔hが設けられている。ま
た、既に上述した如く、図1に示すこの中蓋2とは、本
発明における転流盤2であって、この転流盤の下部面に
転流ガイド板3が、ほぼ垂直に固定させることが好適で
ある。
【0020】また、この転流ガイド板3は、図2に示す
如く、洗浄盤を容器に装着した状態で、図2から明らか
なように、この転流ガイド板3は、撹拌軸に対して、放
射状であって、且つ等間隔に転流盤に設けられることが
好適である。更に、この転流ガイド板を設ける個数は、
特に限定されないが、好ましくは2〜6箇所、好ましく
は、4箇所に適宜好適に設けることができる。この転流
ガイド板の個数が上限値を超えても、転流・分配された
洗浄液の加速流同士が、攪拌軸面に放流される途中で衝
突し合って、その洗浄力を低下させる傾向から好ましく
ない。
【0021】また、この洗浄蓋が容器に装着された状態
において、本発明においては、図1に示す如く、上蓋1
の径Dは、上蓋が容器の外周縁上に支持されるに十分
な大きさの径であればよく、また、中蓋(転流盤)2の
径Dは、容器内周径より小さく、容器内周面と中蓋外
周縁と間に、0.2〜30mm程度の間隙を有するよう
に中蓋径Dにすれば好適である。
【0022】また、上蓋1の内孔径dは、少なくと
も、撹拌軸に上蓋が摺接しない程度の間隙となるような
内孔径であればよく、また、中蓋(転流盤)2の内孔径
との関係において、d>dであることが好適
である。また、これによって、転流ガイド板3は、上記
中蓋(転流盤)2の内孔内に張り出すように設けられ、
その先端部が、d≧dであって、限りなく攪拌軸の
近傍に達するように設けることになる。その結果、転流
・分配された洗浄液が中蓋面に沿って旋回流となって逃
げる分を、防止することができ、転流ガイド板で案内さ
れた洗浄液が、撹拌軸方向に向けて効果的に転流・分配
・放流(又は加速された射出流のようにして撹拌軸面に
放射させる)される。
【0023】また、本発明によれば、上述した転流ガイ
ド板3が、その側面図の図4(a)に示す如く、転流盤
面に少なくとも直角に設けられているその転流ガイド板
3の下方部が、洗浄蓋が容器に装着し、洗浄使用時の状
態で、好ましくは、攪拌の回転方向に向かって所定の傾
斜面3aを有していることを特徴としている。その傾斜
角R[図4(a)参照]は、100〜170°、好まし
くは、110〜160°の範囲にあれば好適である。
【0024】また、本発明において、この転流ガイド板
が、図4(b)に示す如く、好ましくは、洗浄使用時の
状態で、攪拌の回転方向に向かって、転流盤面2に角度
(R)が、45°以上で、90°未満、より好ましは、
50〜80°の範囲にある鋭角Rの傾斜板が適宜転流ガ
イド板3として好適に使用される。
【0025】そこで、本発明による洗浄蓋の作用効果に
ついて図5(a)〜(c)を参照して、以下に更に説明
する。まず、図5(a)において、洗浄液を充填された
容器6内に、本発明に用いる中蓋2を装着させて、図5
(a)に示す如く、十分に旋回渦流(SUF)を生ずる
ように撹拌翼を回転することにより、この(SUF)流
は、容器内壁面を加速流として上昇する。ここで、通
常、この中蓋2がなければ、この(SUF)流は、容器
6の内周壁面に沿って、オーバフローするのが一般的で
ある。本発明においては、この転流盤(中蓋2)の作用
により、図5(a)に示す如く、この(SUF)は、
(T)→流[図5(a)参照]として転流される。
【0026】ここで、本発明においては、図5(b)に
示す如く、この転流盤(中蓋2)には、転流ガイド板3
が設けられているので、この(T)→流は、この転流
ガイド板3に案内されて、(T,T,T)→流
[図5(b)参照]として、転流された洗浄液は、撹拌
軸5面に対して、一層加速されて分配・射出される。
【0027】更に、既に上述した如く、本発明におい
て、好ましくは、この転流ガイド板3が、図4(a)に
示す如く、その下部面に適宜傾斜面3aを設けることが
好適である。この傾斜面3aを設けることにより、図5
(c)に示す如く、例えば、図5(b)で説明した(T
)→流が、この傾斜面の作用効果によって、更に加速
させながら、その流量を増大させて、(T31
32,T33)→流[図5(c)参照]として、洗浄
液が、より一層加速されて撹拌軸方向に分配されて、放
流(射出)される。また、既に上述した如く、転流ガイ
ド板が、図4(b)に示す傾斜板である場合には、転流
された洗浄液が、最初から上述した(T31,T32
33)→流[図5(c)参照]となるものである。
【0028】また、本発明による洗浄蓋に用いられる材
質には、特に限定されるものではなく、特に使用する洗
浄液の液性にもよるが、鉄、アルミ、ステンレス、プラ
スチック等が適宜使用される。好ましくは、洗浄経過を
目視下に実施されることから、本発明において、例え
ば、透明アクリル板が好適に使用される。
【0029】<洗浄蓋を用いる洗浄方法>以上のような
本発明による洗浄蓋を、縦型攪拌翼を設ける開放縦型円
筒容器に装着させることで、例えば、液体中に粘性の異
なるまたは同等の液体を混合する液液系や、液体中に固
体を分散させて撹拌溶解させる固液系に、または、固体
物を溶液に懸濁させて安定な懸濁固液系を得る等の、縦
型撹拌翼を設けた大小スケールの開放縦型円筒容器の洗
浄に広く用ることができる。通常、その用途にもよる
が、使用後には、容器内壁、撹拌翼、撹拌軸面、攪拌翼
の軸取付け部等に、粘性の液状物や、ケーキ状の固形物
が付着する傾向にある。従って、このような容器を再使
用するに際しては、撹拌翼を含む容器を洗浄して、これ
らの付着物を除去して清浄化させなければならない。
【0030】そこで、このような容器に用いられる撹拌
系は、その容器の容量が実験室スケールから、工業スケ
ール等の容器スケールや、用途等によって、各種の撹拌
翼が使用される。例えば、実験室スケールでは、通常、
ネジ止めや、回転軸に溶接固定させたものが使われる
が、工業スケールでは、組み立ての簡便さ、撹拌翼の交
換の容易さ等から、撹拌翼をボスと称する円筒状の部品
をボルトで回転軸に固定させる形式が一般的に用いられ
ている。また、撹拌系は、その撹拌翼の形式から、平羽
根、角度付き平羽根、湾曲羽根、傾斜パドル翼、タービ
ン翼、プロペラ翼、ファウドラー型、ブルマージン型、
鋸歯型、大型翼等が挙げられる。従って、従来からの工
業スケールでの撹拌系は、その用途による撹拌翼自体の
形状の違いや、撹拌翼を取り付けた撹拌軸においては、
既に上述した理由により、特に、撹拌軸面に付着状物が
多く付着する傾向にある。
【0031】そこで、例えば、上述した付着状物が付着
する傾斜パドル型の攪拌翼付き直径560mmの容器
に、既に上述した如くの作用効果を発揮させる本発明に
よる2等分の分割型の洗浄蓋を、撹拌軸を挟んで、その
上蓋が、この容器外周縁上に支持するように被せて装着
する。洗浄蓋が装着された状態で、上蓋の下部面に設け
られている中蓋との間隔が、自在に可変されて、その間
隔を0〜30cm、好ましくは、10〜20cmに保持
させて上蓋に中蓋(転流盤)を適宜に係止することがで
きる。また、この転流盤の下部面には、転流ガイド板の
2〜6個、好ましくは、4個が、等間隔に攪拌軸に対し
て放射状に設けられている。また、洗浄蓋が装着された
状態で、容器内に充填されている洗浄液の液面が、この
中蓋(転流盤)の下部面から0〜40cm部位になるよ
うに、好ましくは、5〜20cm部位になるように、適
宜に洗浄液を充填させる。また、この洗浄液は、水、又
は容器及び攪拌系の材質を腐食させない限りにおいて、
硫酸、塩酸、硝酸等の鉱酸水溶液や、カセイソーダ等の
アルカリ水溶液や、又は非水系の各種の有機溶媒等を適
宜選んで使用することができる。
【0032】次いで、撹拌翼を回転させるに際しては、
その攪拌速度に特に限定されないが、通常、攪拌翼の種
類によっても、その攪拌力に起因する旋回渦流の旋回流
速度が異なる。しかしながら、後述する実施例に示す如
く、本発明においては、通常、攪拌速度が、30〜15
0rpmの範囲にあれば、所望する洗浄力を発揮させる
ことができる。すなわち、転流盤に放射状に設けた転流
ガイド板の効果により、転流後の洗浄液の旋回流が、攪
拌速度の割りに加速される。その結果、攪拌軸面に向か
って放流される洗浄液の衝撃力が増大されて、優れた洗
浄除去力を発揮されるものである。
【0033】また、本発明おいては、好ましくは、転流
ガイド板の下方部に、攪拌の回転方向に沿って所定の傾
斜面を設けている。これによって、既に上述した理由に
より、各転流ガイド板に案内されて撹拌軸方向に向かう
洗浄液が、一層加速されて、攪拌軸面に向けて放流され
る洗浄液流量が増大され[図5(c)を参照]、攪拌軸
を中心に生じるV字形の旋回渦流で露出する攪拌軸面に
対して、洗浄液が放流(加速射出)されて、その衝撃力
をも加わって、回転軸面の洗浄をより効果的に向上させ
ることができる。
【0034】
【実施例】以下に本発明を実施例で説明するが、本発明
はこれらにいささかも限定されるものではない。
【0035】参考例1 内容積約6l(内径180×内高250mm)のガラス製
平底円筒フラスコに、液粘度5000mPa・sの溶剤
系液状主剤(アクリル系粘着剤)5lと液粘度2mPa
・sの溶剤型液状添加物(硬化剤)0.1lを入れ、撹
拌翼として翼径100mm の3段傾斜パドル翼を使用し
て回転数85rpm で10分間混合を行い、容器内の混合
液を別の容器に移した。次いで、上記混合溶液が付着し
ている容器、攪拌翼及び攪拌軸を洗浄するために、この
混合に使用したガラス製フラスコに、洗浄液としてトル
エンを5l入れ、洗浄液がオーバフローしない程度の回
転数30で撹拌させたが、フラスコと撹拌翼の洗浄に1
5分を要した。
【0036】参考例2 参考例1と同じ混合操作の後、洗浄液としてトルエンを
5l入れて回転数を増やした。その結果、回転数が20
0rpm を超えると、容器から洗浄液がオーバフローし
た。また、洗浄液が容器内周面に沿って攪拌軸を中心に
V字形の旋回渦流となり、撹拌軸の上部が洗浄液から露
出する。その結果、露出した撹拌軸部及び攪拌翼取付け
部は、攪拌を15分以上継続させたが、この露出部は洗
浄されず、手作業による洗浄ブラッシングを行った。
【0037】実施例1 参考例1と同じ混合操作の後、洗浄液としてトルエンを
5l入れて、本発明による取付け自在型洗浄蓋(2等分
分割型、)を、転流蓋(転流ガイド板;3箇所)の位置
が洗浄液の液面から10mm部位になるように取付け、回
転数250rpmで撹拌洗浄を行った。その結果、この強
攪拌下に生ずる洗浄液の旋回渦流は、参考例2のような
オーバフローを全く起こさなかった。また、この旋回渦
流が、転流蓋と転流ガイド板により撹拌軸方向に、効果
的に分配放流されて、参考例2に見られた、攪拌軸上部
の露出部に向かって、洗浄液が、3箇所の転流ガイド板
に沿って放射状に放流(加速射出)されて、参考例2の
ような攪拌軸面の未洗浄部がなく、約2分で完全に洗浄
することができた。
【0038】比較例1 実施例1と同じ混合操作の後、洗浄溶剤としてトルエン
を5l入れて、実施例1で用いた本発明の取付け自在型
洗浄蓋から転流ガイドを取り外し、実施例1と同じ位置
に取付け、回転数を250rpm で撹拌洗浄を行った。そ
の結果、洗浄液のオーバフローが生じなかったが、旋回
渦流の中心では洗浄液から撹拌軸が露出し、露出した撹
拌軸は15分以上撹拌洗浄を継続させたが攪拌軸を洗浄
することができず、未洗浄部を手作業による洗浄ブラッ
シングを行った。
【0039】比較例2 実施例1と同じ混合操作の後、洗浄溶剤としてトルエン
を3l入れて、本発明の取付け自在型洗浄蓋を実施例1
と同じ位置に取付け、回転数を250rpm で撹拌洗浄し
た。洗浄液量が、少なく、旋回渦流が取付け自在型洗浄
蓋の転流蓋にかからず、撹拌軸の上部が洗浄液から露出
し、攪拌洗浄を15分以上継続させたが、攪拌軸の洗浄
ができず、未洗浄部は手作業による洗浄ブラッシングを
行った。
【0040】参考例3 内容積約6l(内径180×内高250mm)のガラス製
平底円筒フラスコに、液粘度10000mPa・sの溶
剤型液状主剤(アクリル系粘着剤)4lと、固体フレー
ク状樹脂(粘着付与樹脂)1kgを入れ、撹拌翼として翼
径126mm の製品名Hi−Fミキサー翼[綜研化学(株)
製]を使用し、回転数85rpm で10分間溶解混合を行
い、混合液を別の容器に移し、混合に使用したガラス製
フラスコに、洗浄液として酢酸エチルを5l入れて回転
数30rpm で撹拌させた。その結果、フラスコと撹拌翼
の洗浄に15分を要した。
【0041】実施例2 参考例3と同じ混合操作の後、洗浄溶剤として酢酸エチ
ルを5l入れて、実施例1で用いた本発明の取付け自在
型洗浄蓋を、転流板の位置が洗浄溶剤の液面から10mm
部位になるように取付け、回転数を100rpm で撹拌洗
浄した。その結果、約2分で完全に洗浄することができ
た。
【0042】参考例4 200kg用(内径567×内高830mm)第1種鋼製オ
ープンドラムに、液粘度10000mPa・sの溶剤系
液状主剤(アクリル系粘着剤)100kgに炭酸カルシウ
ムの粉体50kgを入れ、撹拌翼として翼径250mm の
ディスパー翼を使用し、回転数1500rpmで30分間
分散混合を行った。混合後、混合に使用した物とは別の
200kg用第1種鋼製オープンドラムに、洗浄溶剤とし
て酢酸エチルを160kg入れ、撹拌翼をセットし回転数
1500rpm で30分間撹拌洗浄させた。旋回渦流の発
生により洗浄液から露出した撹拌軸の上部は、攪拌洗浄
を30分以上継続させたが洗浄されず、未洗浄部を手作
業による洗浄ブラッシングを行った。
【0043】実施例3 参考例4と同じ分散混合操作の後、洗浄溶剤として酢酸
エチルを150kg入れて、今回発明の取付け自在型洗浄
蓋を、転流板の位置が洗浄溶剤の液面から50mm上にな
る様に取付け、回転数を1500rpm で撹拌洗浄した。
その結果、オーバフローや、飛沫飛散が防止され、参考
例4において、生じたV字形旋回渦流で露出された攪拌
軸面に対しても、洗浄液が放射状に効果的に放流(加速
射出)されて、その結果、未洗浄部を残すことなく、5
分で洗浄を終了させることができた。
【0044】参考例5 200kg用(内径567×内高830mm)第1種鋼製オ
ープンドラムに、液粘度10000mPa・sの溶剤系
液状主剤(アクリル系粘着剤)165kgと、液粘度2m
Pa・sの溶剤系の液状添加物(硬化剤)2.5kgを入
れ、撹拌翼として翼径350mm のHi−Fミキサー翼[綜
研化学(株)製]を使用し、回転数85rpm で30分間
混合を行った。混合後、別の200kg用第1種鋼製オー
プンドラムに、洗浄液の酢酸エチル160kgを入れ、撹
拌翼をセットし回転数100rpm で30分間撹拌洗浄さ
せた。攪拌により洗浄液が、容器内周面を旋回流として
上昇して、洗浄液から露出した撹拌軸の上部は、30分
以上撹拌洗浄を継続させても洗浄されず、未洗浄部を手
作業によって洗浄ブラッシングしなければならなかっ
た。なお、この時、洗浄液のオーバフローを防止するた
めに、シール材を施した蓋を取付ける必要があった。
【0045】実施例4 参考例5と同じ混合操作の後、洗浄溶剤として酢酸エチ
ルを150kg入れて、今回発明の取付け自在型洗浄蓋
を、転流盤の位置が洗浄溶剤の液面から50mm部位にな
るように取付け、回転数を100rpm で撹拌洗浄を行っ
た。その結果、実施例3と同様に、未洗浄部が無く、5
分で洗浄を終了させることができた。
【0046】
【発明の効果】以上から、本発明による洗浄盤を、洗浄
を必要とする攪拌翼を装着した縦型円筒容器に被せ蓋と
して装着することにより、この洗浄蓋の転流蓋及び転流
ガイド板によって、洗浄液のオーバフローや、飛沫飛散
を効果的に防止することができる。また、洗浄に際し
て、従来のように攪拌系を分解・取り外しすることな
く、手作業による洗浄を要しないので、作業安全及び作
業衛生上で著しく優れ、しかも、従来に比べて、極めて
効果的に洗浄することができる。また、この洗浄蓋は、
上蓋と中蓋の転流蓋との簡便な一体形の構造体であっ
て、且つ等分の分割型の被せ蓋式であることから、攪拌
軸を挟んで、容器への装脱着が容易で、取付けが自在な
簡便タイプの洗浄蓋を提供することができる。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による洗浄蓋の一例を表す概略断面図で
ある。
【図2】本発明による洗浄蓋を構成する中蓋である転流
盤の一例を表す平面図である。
【図3】本発明の洗浄盤を容器に支持・固定させた例を
示す概略断面図である。本発明に用いる中蓋の転流盤の
オーバフロー防止を説明する概念図である
【図4】本発明に用いる転流ガイド板を示す図である。
【図5】本発明による洗浄盤を構成する転流盤と転流ガ
イド板の作用効果を説明する概念斜視図である。
【符号の説明】
1 上蓋 2 中蓋(又は転流盤) 3,3a 転流ガイド板 4 中蓋の係止板 5 撹拌軸 6 容器 h 上蓋と中蓋との間隔 SUF 洗浄液の旋回渦流 T,T,T,T 洗浄液の転流・分配放流 T31,T32,T33 転流ガイド板傾斜面の加速効

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦型攪拌翼を設ける開放縦型円筒容器の使
    用後に用いられる装脱着が容易な洗浄蓋において、 前記洗浄蓋が、攪拌軸を挟んで、少なくとも2等分に分
    割される、前記容器の外周縁を介して前記容器に係止さ
    れる中蓋としての転流盤を有し、 前記転流盤の下部面の複数箇所に、攪拌軸に対して放射
    状に設けた転流ガイド板を有していることを特徴とする
    取付け自在型洗浄蓋。
  2. 【請求項2】縦型攪拌翼を設ける開放縦型円筒容器の使
    用後に用いられる装脱着が容易な洗浄蓋において、 前記洗浄蓋が、攪拌軸を挟んで、少なくとも2等分に分
    割される、前記容器外周縁上に支持される上蓋と、 前記上蓋の下部に、前記上蓋との間隔が自在に可変でき
    るように前記上蓋に係止され、且つ攪拌軸を挟んで少な
    くとも2等分に分割される中蓋としての転流盤と、 前記転流盤の下部面の複数箇所に、攪拌軸に対して放射
    状に設けた転流ガイド板と、を有していることを特徴と
    する取付け自在型洗浄蓋。
  3. 【請求項3】前記上蓋と中蓋との間隔が、容器内高の2
    分の1以下の範囲で自在に可変できることを特徴とする
    請求項2に記載の取付け自在型洗浄蓋。
  4. 【請求項4】前記転流ガイド板が、等間隔に2〜6部位
    の複数箇所に設けられていることを特徴とする請求項1
    〜3の何れかに記載の取付け自在型洗浄蓋。
  5. 【請求項5】前記転流ガイド板の下方部が、攪拌の回転
    方向に向かって所定の傾斜面を有していることを特徴と
    する請求項4に記載の取付け自在型洗浄蓋。
  6. 【請求項6】前記転流ガイド板が、前記転流盤に攪拌の
    回転方向に向かって鋭角に設けられている傾斜板である
    ことを特徴とする請求項4に記載の取付け自在型洗浄
    蓋。
  7. 【請求項7】縦型攪拌翼を設ける開放縦型円筒容器の使
    用後に、洗浄液を充填する前記容器に洗浄蓋を装着させ
    て、容器内壁、撹拌翼更には撹拌軸を洗浄する洗浄方法
    において、撹拌軸を挟んで少なくとも2等分に分割され
    る前記洗浄蓋が、前記容器外周縁上に支持される上蓋
    と、前記上蓋の下部に、前記上蓋との所定の間隔が、自
    在に可変されるように前記上蓋に係止される中蓋である
    転流盤と、前記転流盤の下部面に、攪拌軸に対して複数
    箇所に放射状に設けている転流ガイド板とを有し、洗浄
    に際して、攪拌軸を挟んで、少なくとも2等分に分割さ
    れた前記上蓋を、前記容器外周縁上に支持させ、次い
    で、攪拌軸を挟んで少なくとも2等分に分割される中蓋
    としての転流盤を、前記上蓋と前記転流盤と間を所定の
    間隔に、自在に可変させ、且つ前記上蓋に係止させ、次
    いで、撹拌翼を回転させて、容器内周壁面を上昇する洗
    浄液の旋回渦流を、前記転流盤面を介して回転軸方向に
    転流させ、同時に転流された洗浄液を、前記転流ガイド
    板を介して順次、容器外周から撹拌軸方向に向けて、放
    射状に加速放流させ、て前記洗浄液を加速循環流とし
    て、前記撹拌翼面、容器内壁面及び撹拌軸面に循環させ
    ることを特徴とする洗浄蓋を用いる洗浄方法。
  8. 【請求項8】前記中蓋と上蓋と間に、所定の間隔を設け
    ることで、容器内周壁に沿って中蓋の上方向に上昇する
    洗浄液の上昇流を消失させることを特徴とする請求項7
    に記載の洗浄蓋を用いる洗浄方法。
  9. 【請求項9】前記転流ガイド板の下方部面に施された、
    攪拌の回転方向に向かう所定の傾斜面が、前記転流ガイ
    ド板で放射状に加速放流されて攪拌軸面に向かう洗浄液
    の流量を増大させることを特徴とする請求項7又は8に
    記載の洗浄蓋を用いる洗浄方法。
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CN114986350A (zh) * 2022-05-01 2022-09-02 李秀莉 一种活塞环除碳装置

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