JP2002018237A - 処理ガス排出物の処理 - Google Patents

処理ガス排出物の処理

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JP2002018237A
JP2002018237A JP2001060906A JP2001060906A JP2002018237A JP 2002018237 A JP2002018237 A JP 2002018237A JP 2001060906 A JP2001060906 A JP 2001060906A JP 2001060906 A JP2001060906 A JP 2001060906A JP 2002018237 A JP2002018237 A JP 2002018237A
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gas
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シャルーイアン シャルーイル
Batonagaa Ashish
バトナガー アシッシュ
S Kausharu Tony
エス カウシャル トニー
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】処理排気に含まれる有害ガスの環境への持ち込
みを最小にする。 【解決手段】処理排気中のペルフルオロ化合物等の有害
ガスは、処理排気ガスとヒドロキシル基生成添加物質お
よび/または酸素基生成添加物質との反応により除去さ
れる。他の態様として反応を促進するエネルギーは、加
熱器、触媒および/または光活性器により提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は処理室からの排気ガ
ス中の有害ガス含有量を低減する装置および方法に関す
る。
【0002】
【従来技術】フルオロカーボン、クロロフルオロカーボ
ン、炭化水素および他のフッ素含有ガスは、処理室内で
の集積回路の製造に使用され、または製造中に副産物と
して形成される。これらのガスは人体に有毒であり環境
に有害である。さらに、これらは赤外線を強く吸収する
ので地球温暖化の大きな潜在力となり得る。難分解性の
フッ素化合物またはペルフルオロ化合物(PFC)が特
に有名であり、それらは寿命が長く化学的に安定な化合
物であって、数千年を超えるような寿命をもつこともあ
る。PFCのいくつかの例としては、四フッ化炭素(C
4)、六フッ化エタン(C26)、ペルフルオロシク
ロブタン(C48)、二フッ化メタン(CH22)、ペ
ルフルオロシクロブテン(C46)、ペルフルオロプロ
パン(C 38)、三フッ化メタン(CHF3)、六フッ
化硫黄(SF6)、三フッ化窒素(NF3)、フッ化カル
ボニル(COF2)等を挙げることができる。例えば、
CF 4は環境中で約50,000年の寿命を有し、65
0万年にもわたり地球温暖化の要因となり得る。従っ
て、処理室から放出され得る排気中の有害ガス、特にP
FCの含有量を低減できる装置または方法が望まれてい
る。
【0003】ペルフルオロ化合物は多くの半導体製造工
程において有用である。例えばペルフルオロ化合物は、
酸化物、金属および誘電体層等の基板上の層のエッチン
グに使用される。また、ペルフルオロ化合物は化学蒸着
工程の際にも使用できる。さらに、ペルフルオロ化合物
を用いて処理室のエッチングや蒸着の残留物を除去する
ことができる。これらの有害化合物は、処理室に導入さ
れるか処理室内で副産物として生成され、処理室からの
排気流中に排出されることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような有害なガス
および副産物の環境への持ち込みを最小にすることが望
まれる。また、大気中に放出される排気中の有害ガス含
有量を、有効かつ費用のかからない方法で最小にするこ
とも必要である。さらに、特に広範にPFCを用いる産
業については、たとえその使用量が世界中のPFCの全
消費量または放出量からすると比較的少なくても、PF
Cおよび他の有害ガスを可能な限り低いレベルに低減す
る必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの要求を
満たことができる。本発明の1つの態様において、基板
を処理できる装置は、排気が通過する排出部を有し活性
化ガス中で基板を処理できる処理室と、排出部に接続さ
れ排気ガスに排気を処理するためのヒドロキシル基また
は酸素基を含む添加ガスを供給する添加ガス供給部とを
備える。
【0006】本発明の他の態様において、基板処理方法
は、基板を処理して排気ガスを発生することと、その排
気ガスへ添加ガスを添加して排気ガスを処理することを
含み、添加ガスは水酸基または酸素基を含んでいる。
【0007】本発明の他の態様において、基板処理装置
は、活性化ガス中で基板を処理でき、それにより排気ガ
スを発生する処理室と、放射光を排気中に通して排気ガ
スを処理できる放射光源を有する光分解反応器とを備え
る。
【0008】本発明の他の態様において、基板処理方法
は、活性化ガス中で基板を処理してそれによって排気ガ
スを発生することと、排気へ放射光を照射して排気ガス
を光分解処理することを含む。
【0009】本発明の特徴、態様および利点は、以下の
説明、請求項および本発明の実施例を例示する添付図面
により一層よく理解できる。しかし、本発明において各
々の特徴は一般的なものであって、特定の図面における
ものだけではなく、さらに本発明はそれらの特徴のいか
なる組合せをも含むことを理解されたい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、処理室に用いるガス処
理装置と、処理室からの排気中の有害ガス含有量を除去
する方法に関する。図1に示す例示的な基板処理装置2
0は、例えば、カリフォルニア州サンタクララのアプラ
イドマテリアル社から市販されているMxP、MxP
+、またはMxPSuper等のチャンバー25を備
え、本出願人に譲渡され、その開示内容が本明細書の記
載に含まれるものとされているチェン他の米国特許第
4,842,683号および5,215,619号、メ
イダン他の米国特許第4,668,338号中に概略記
載されている。このようなチャンバーは、多数のチャン
バーが一体化された処理システムに用いることができ、
このようなシステムは、例えばその開示内容が本明細書
の記載に含まれるものとされている、メイダン他の米国
特許第4,951,601号に記載されている。本明細
書に示されるチャンバー25の特定の実施形態は、半導
体ウェハー等の基板30の処理に好適である。例示的な
実施形態は、本発明を説明するためだけに与えられたも
のであり本発明の範囲を限定するものではない。
【0011】処理中、チャンバー25は約500mTo
rr未満の低圧にされ、基板30は真空に保たれている
ロードロック移送チャンバー(図示せず)からチャンバ
ー25のプラズマ区域35へ移送される。基板30は、
機械的または静電チャック45を選択的に備える支持体
40に保持される。典型的な静電チャック45は、基板
30を受容するようになっている表面部53を有する誘
電層52を備える静電部材50を備える。誘電層52
は、基板30を静電保持するよう荷電可能な電極55
(単一の導体でも複数の導体でもよい)を覆っている。
基板30がチャック45上に配置された後、電極55は
電極電源60によって基板30に対して電気的にバイア
スされ、基板30を静電保持する。静電チャック45の
下のベース65はチャックを支持し、随意的にこのベー
ス65もRFバイアス電圧でバイアスされる。表面部5
3は、基板30の温度を制御するためのヘリウム等の熱
伝達ガスを収容する溝部54を有してもよい。熱伝達ガ
スは、1つまたはそれ以上の出口68をもつガス導管6
6を経由して供給され、ガスを出口68からチャック4
5の表面部53に分配し、1つまたはそれ以上の電極5
5および誘電層52を通って拡がる。熱伝達ガス供給源
67は、ガス供給路を経て導管66に熱伝達ガスを供給
する。
【0012】処理ガスは、第1のガス供給源70および
チャンバー25までの1つまたはそれ以上のガスノズル
72を含むガス供給部69を通ってチャンバー25に導
入される。チャンバー25内の圧力は、典型的には低圧
に保たれる。プラズマ区域35で処理ガスに電磁エネル
ギーを与えることによってプラズマが形成される。チャ
ンバー25内において、電極55(陰極として用いる)
にRF電圧を印加し、チャンバー25の側壁75を電気
的に接地して他の(陽)電極55を形成することによっ
てプラズマが容量的に発生する。別の実施形態(図示せ
ず)において、チャンバー25に隣接する誘導コイル
(図示せず)にRF電流を印加しチャンバー内に誘導的
にエネルギーを与えてプラズマ区域でプラズマを発生さ
せて処理ガスを活性化してもよい。電極55または誘導
コイル(図示せず)に印加されるRF電流の周波数は、
典型的には約50kHzから約60kHzである。ま
た、容量的に発生するプラズマは、磁気的に強化された
反応器中の電子サイクロトロン共鳴により強化でき、反
応器ではプラズマ区域でのプラズマの密度と均一性を高
めることができる永久磁石または電磁コイル等の磁界発
生器77が磁界を与える。米国特許第4,842,68
3号に記載されるように、磁界は基板30の平面に平行
に回転する軸をもつ回転磁界を含むことが好ましい。
【0013】処理ガスおよび処理副産物を含む排気10
0は、チャンバー25を低圧にできる排出システム80
を通って該チャンバー25から排出される。排出システ
ム80は排出管85を備えており、排出管85はチャン
バー25内のガスを排出する1つまたは複数の荒引きポ
ンプや高真空圧ポンプ等のポンプに連通する。排出管8
5にはチャンバー25の圧力を制御するための絞り弁8
2が設けられている。また、エッチング処理の完了を測
定するのに光学的な終了点測定技術がよく利用されてお
り、これはチャンバー25内のガス種の放射光の放射強
度の変動測定や、基板30上の処理層から反射される放
射光の強度測定によるものである。
【0014】典型的な基板製造処理におけるチャンバー
25の作動中には、基板30は処理室25内の支持体4
0上に配置され、例えばCF4、C26、C38、CH
3、SF6、NF3、COF2、CH3F、C48、CH2
2、C46およびそれらの等価物であるフッ素含有ガ
ス等の例えばハロゲン含有ガスを含む処理ガスは、ガス
供給部69を通って処理区域に導入される。処理ガス
は、チャンバー25内のガス活性化部60によって活性
化され、例えば、電磁的に活性化されたプラズマガスや
マイクロ波で活性化されたガス内で基板30を処理す
る。もしくは、ガスを遠隔チャンバー(図示せず)で活
性化して、その後チャンバー25に導入してもよい。処
理中または処理後に、使用済み処理ガスおよびガス状副
産物の排気流100は、処理室25から除去システムの
導管210に排出される。フッ素含有ガスは処理室清浄
工程にも利用できる。
【0015】1つの実施形態において、排気100は、
図2に示すような除去システム200内でPFC等の有
害で望ましくないガスを除去する。この態様において
は、導管210は、処理室25の排出システム80にシ
ール結合しており、PFC等の有害ガスを含む処理室2
5からの排気100は導管210に流入する。入口管2
18中にバルブ217を備える空気システム215を導
管210に接続してもよく、排気流100に空気を導入
し、または導管210内のガス圧を調整して除去システ
ム200を通過する十分な流体流量を確保する。別の添
加ガス供給部220を設けてもよく、空気システム21
5と添加ガスシステム220とを単一のシステムに組み
合わせてもよい。以下に説明するように、添加ガス供給
部は、コントローラ225の制御下にあるバルブ224
の制御の下でガス源222からの添加ガスまたは流体を
導管210に送るための配管223を備える。添加ガス
は、例えば排気100と反応してその中の有害ガスを分
解することを目的とするガスを含んでもよい。
【0016】1つの態様において、添加ガスは、1種ま
たはそれ以上のヒドロキシル基生成化学物質(例えばヒ
ドロキシル基を有する化学物質)および/または酸素基
または酸素原子生成化学物質を含む。1種またはそれ以
上の、例えばH22、またはCH3OH、C25OH等
のアルコール、またはCxHyOHの化学式を有しx=
1−6およびy=2x+1である他の化学物質等のヒド
ロキシル基生成化学物質、またはO3等の酸素基または
酸素原子生成化学物質を加えることによって、排気10
0中のPFCガスの部分的な分解が行われる。「ヒドロ
キシルラジカル生成」によって、例えば光または熱エネ
ルギーの存在下で分解して化学物質または化合物が生じ
反応性のOHラジカルが生じる。「酸素ラジカルまたは
酸素原子生成」によって、例えば光または熱エネルギー
の存在下で分解して化学物質または化合物を生じ酸素原
子が生ずる。これらの添加物質は、排気100と反応し
てその中の有害ガスを低減する。例えば、CF4と添加
ガスH22との間には下記の反応が起こると考えられ
る。 2H22+CF4→4OH・+CF4→CO2+4HF+O2 (1) 発生するCO2は排出可能であり、HFは水に溶解させ
ることにより処理できる。除去システムは、スクラバー
またはポストスクラバー270を備えてもよく、除去排
気101中の例えばHFや他の酸性ガスを溶解し、また
は他の望ましくない物質を除去することができる。化学
的に除去される場合、排気101の有害ガス含有量は低
減されているので未反応排気100に比べて排出しても
安全である。もしくは、その後化学的除去排気101を
他の除去システムで処理して、排気101から更に高い
パーセンテージのPFCや他の有害ガスを除去してもよ
い。
【0017】アルコール類等の他のヒドロキシル基生成
添加物質を用いてもよく同様な結果が得られる。例え
ば、CH3OHとC25OHは分解して以下のヒドロキ
シル基が生ずる。 CH3OH→CH3・+OH・ (2) C25OH→C25・+OH・ (3) 各々の場合、以下の反応に示すように、OHはPFCと
反応して容易に洗浄可能および/または排出可能な生成
物が生じる。 CF4+4OH・→CO2+4HF+O2 (4) もしくは、またはこれに加えて、以下に示すようにO3
等の酸素基生成添加物質が分解して酸素基が生じる。 O3→O・+O2 (5) これは特に水素を与える成分が存在する場合PFCsと
反応して望ましい生成物を生成する。 CF4+2O・+2H2O→CO2+O2 (6)
【0018】コントローラ225を設けて、添加ガスの
導入を例えばバルブ224の開度を調節することによっ
て制御できる。コントローラ225は、所定量の添加ガ
スを排気100へ導入するよう設計された一連のプログ
ラム命令に基づいて添加ガス供給部220を作動させ
る。排気に対する添加ガスの容量流量比は、排気中の有
害成分を除去できるよう十分大きな値に選択される。例
えば、排気の合計流量が約20−70リットル/分であ
る典型的なエッチング工程の1つの態様において、コン
トローラ225は、例えばO3またはH22である添加
ガスを約0.2から14リットル/分だけ排気中に導入
し、排気中に約1容量%から約20容量%の添加ガスの
容量濃度をもたらす。他の態様において、排気100の
濃度を検出するため、および/または除去される排気1
01中の残留有害ガスの濃度を検出するためにガス分析
器(図示せず)を設けて、これに関連する出力信号を生
成するようにしてもい。コントローラ225は、その信
号に基づいて排気100に導入される添加ガスの量を自
動的に調整するようプログラムできる。
【0019】コントローラ225は、コンピュータで読
取可能な組み込みプログラムコードを有するコンピュー
タで読取可能な媒体を備え、ガス分析器からの出力信号
を監視し、または、処理室25で行われる処理に基づい
て所定比率または流量の添加ガスを排気中に導入するプ
ログラムコードを実行する。コントローラ225は、1
999年7月28日出願の米国特許出願番号09/36
3,302である「処理ガス排出物の処理」に説明され
ているようなシステムコントローラに組み込むことがで
きる。コントローラ225は、周辺制御部品やメモリー
システムに接続される、例えばカリフォルニア州サンタ
クララのインテル社から市販されている1つまたはそれ
以上のPENTIUM(登録商標)マイクロプロセッサ
等の中央処理装置(CPU)を備えるコンピュータを制
御するコンピュータプログラムコード製品を備えてい
る。また、コントローラ225のCPUは、システムの
個々の構成要素を作動させるASIC(特定用途向け集
積回路)であってもよい。オペレータとコントローラ2
25とのインターフェースは、ペン先の光学センサを用
いるCRTモニタと光源であってもよい。特定画面や所
定機能を選択するためにオペレータはCRTモニタの指
定箇所にタッチしてペンのボタンを押す。タッチした箇
所の色が変わるかまたは新しいメニューや画面が表示さ
れ、光学ペンとCRTモニタとの間の通信が確立する。
キーボード、マウスまたはポインティング通信装置等の
他の装置もコントローラ225との通信に用いることが
できる。これによりオペレータは洗浄液のpH値や流量
範囲を入力できる。
【0020】コンピュータのCPUや他の装置を作動さ
せるためのコンピュータプログラムコードは、アセンブ
リ言語、C、C++またはPascal等の如何なるコ
ンピュータ読取可能プログラム言語を用いて書かれてい
てもよい。好適なプログラムコードは、通常のテキスト
エディタを用いて1つのファイルまたは複数のファイル
へ入力され、コンピュータのメモリシステム等のコンピ
ュータで利用可能な媒体に格納または組み込むことがで
きる。入力コードテキストが高級言語である場合、コー
ドはコンパイラコードにコンパイルされ、予めコンパイ
ルされたウィンドウズ(登録商標)ライブラリールーテ
ィンのオブジェクトコードにリンクされる。リンクされ
コンパイルされたオブジェクトコードを実行するため、
システムユーザはオブジェクトコードを用いて、メモリ
中のコードをコンピュータにロードして、コンピュータ
プログラム中で識別されたタスクを実行する。
【0021】図3は除去システム200の他の実施形態
を示し、熱エネルギーが添加ガスとの反応を促進するよ
う排気100に供給される。図3に示す態様において、
直列形加熱器240または他の加熱装置を設けて、排気
100の温度を上昇させてPFCの分解を導く反応をさ
せるのに十分な熱エネルギーを供給してもよい。また、
反応チャンバー248を設けて排気100と添加ガスと
の滞留時間を長くして、それらの間の反応をさらに促進
してもよい。所望であれば、スクラバー270で洗浄さ
れる前に除去された排気100を冷水急冷方式等の冷却
装置260で冷却してもよい。PFC分解率は、温度と
除去される特定のPFCとの関数である。例えば、CF
4は、約1000℃から約1200℃の温度で約90か
ら95パーセント除去されると考えられるので、相当低
い温度でも適度の分解が達成される。さらに、CF4
約80%以上除去するのに相当低い温度でもよいと考え
られている。
【0022】PFC等の有害ガスを相当量除去するのに
必要な温度は、添加物を含有する排気を触媒環境に通す
ことによって低くできることが分かっている。触媒除去
システムは、参考文献として本明細書に組み込まれてい
る、1999年7月28日出願の米国特許出願番号09
/363,302、「処理ガス排出物の処理」中に開示
されている。1つの態様において、触媒環境は触媒反応
器250の内部とすることができる。図4に触媒反応器
の1つの実施例を示す。真空ポンプや他の流量制御装置
は触媒反応器の一方側に配置されており、排気100は
触媒反応器250を通って流れる。排気ガス100は、
上流で添加ガスと混合され、排気100と添加ガスとは
入口251を通って触媒反応器250に入り、反応器2
50を通過して出口252から出る。触媒反応器から出
る除去された排気101は排出しても安全であるか、ま
たは排出しても安全なように処理できる。
【0023】触媒反応器250は、排気中の有害ガスを
低減する反応に触媒作用を及ぼす触媒作用面257を備
えてもよい。触媒作用面257は、触媒材料から作られ
るかまたは細かく砕かれた触媒を保持する構造体、発泡
体およびペレット層、または触媒反応器の壁や構成要素
の被覆物の形態であってもよい。例えば、触媒作用面2
57は、ハニカム状部材を備える支持構造体表面を含ん
でもよく、ハニカム部材には触媒が埋め込まれて大きい
表面積の部材255が形成され、排気がその上およびそ
の中を通って入口251から出口252へ流れる。触媒
作用面257は、例えば、コーディエライト、Al
23、アルミナ−シリカ、ムライト、炭化ケイ素、窒化
ケイ素、ゼオライトおよびその等価物等のセラミック材
料を備える構造体上にあってもよく、またはZrO2
Al23、TiO2または、これらと他の酸化物の組合
せといった材料の被覆物を含んでもよい。また、触媒作
用面257には、Pt、Pd、Rh、Cu、Ni、C
o、Ag、Mo、W、V、Laまたはそれらの組合せと
いった触媒金属や、触媒活性を促進させることが知られ
ている他の材料が含浸されていてもよい。触媒作用面2
57は除去反応の活性化エネルギーを低減するので反応
速度が大きくなる。例えば、CF4分解に関する活性化
エネルギーは、好適な触媒上を通過させることによって
約135kJ/molに低減する。他の実施例では、C
26の活性化エネルギーは約98kJ/molに低減す
る。活性化エネルギーの低いレベルは、低温においても
PFC含有量を低減して、エネルギー消費を低減し反応
効率を高める。
【0024】1つの態様において、触媒反応器250
は、触媒除去システム200の一部であってもよい。触
媒除去システム200の実施形態を図5に示す。導管2
10はチャンバー25の排出システム80にシール結合
されており、PFC等の有害ガスを含む処理室25から
の排気100は導管210に流入する。導管210は触
媒除去システム200を介して排気100を出す。以下
に説明するように、触媒除去システムの本態様は、一般
的には1つまたはそれ以上の空気システム215、1つ
またはそれ以上のヒドロキシル基生成化学物質および/
または酸素基生成化学物質を加えるための添加ガス供給
装置220、プリスクラバー230、加熱器240、触
媒反応器250、冷却システム260およびポストスク
ラバー270とを備える。
【0025】スクラバーすなわちプリスクラバー230
は、触媒反応器に導入される前に排気100を処理する
ために設けられており、触媒反応器にダメージを与える
かまたは効率を低下させる排気成分を除去できる。例え
ば、排気中にSiF4が存在すると、SiF4は触媒を不
活性化したり、水分と沈着シリコンの存在下で分解して
触媒上に沈着物を生成する場合がある。プリスクラバー
230は、例えば水である洗浄液でSiF4を反応させ
て排気100中の濃度を下げる。SiF4は酸化物エッ
チング処理中に例えばチャンバー25内でしばしば発生
する。H2OはSiF4と次式のように反応すると考えら
れている。 2H20+SiF4→SiO2+4HF (7)
【0026】結果として生じるSiO2とHF生成物と
は、排気100から容易に除去できる。HFは水に溶解
させることができ、SiO2は例えばろ過により排除可
能であり、触媒反応器250内の触媒材料の寿命が長く
なる。従って、プリスクラバー230の大きさと作動条
件は、排気中の実質的に全てのSiF4を除去するのに
十分であるよう設定する必要がある。プリスクラバー2
30の1つの態様は、その全てが参考文献として本明細
書に組み込まれている1999年11月5日出願の米国
特許出願番号09/435,119である、「処理ガス
スクラバー」に開示されている。触媒や除去システムに
ダメージを与える相当量のSiF4や他の成分を含まな
い排気100を除去するためにこのシステムを利用する
場合は、システムからプリスクラバー230を取り除く
ことができる。
【0027】SiF4や類似成分の除去に加えプリスク
ラバー230は、別の添加物質を排気100に加えて排
気100中の望ましくないガスとさらに反応させるのに
利用できる。例えば、H2O等の水素および酸素を含む
ガスを、CF4を含む排気100に加えることができ、
CF4がCO2とHFとに転化される。この反応は次式に
よると考えられる。 CF4+2H2O→CO2+4HF (8) CO2は排出可能であり、HFは水に溶解させることに
より処理できる。しかし、依然として腐食性があり毒性
を有する。さらに少しの調整を加えることで水素と酸素
を他のPFCの分解に用いることができる。例えば、C
26がH2OおよびO2と反応する場合は次式の反応が起
こると考えられる。 C26+6H2O+O2→4CO2+12HF (9) つまり、排気中の有害ガスを除去するには、前述の添加
ガスに加えてH2Oおよび/またはO2または他の反応性
ガスを排気100へ加えることが望ましい。従って、1
つの実施形態において、プリスクラバーは、排気100
に約0.1容量%から10容量%、好ましくは約3容量
%のH2Oを加える。さらに、O2として、または空気を
加えることにより、または有害ガスと積極的に反応する
他の酸素源を加えることにより、添加ガス供給装置22
0によって排気100へ酸素を加えてもよい。もしく
は、またはそれに加えて、N2を添加してもよい。CO
等の望ましくない生成物の発生を最小にするのに好適な
添加物質は、O2および/または空気である。
【0028】下流において、例えば加熱器240および
/または直交流形熱交換器245からなる加熱システム
は、触媒反応器250内で有害ガスを適切に除去するの
に十分な温度まで導管210内の排気および添加ガスを
加熱する。加熱器240および/または熱交換器245
で加熱されたのち、加熱された排気100は、排気から
の有害ガスの分解反応を促進する前述の触媒材料を含む
触媒反応器250を通過する。除去された排気101
は、洗浄および排出される前に冷却されてもよい。1つ
の実施形態において、冷却システム260は、冷水を噴
霧して除去排気101を冷却する冷水急冷システムを備
える。その後、除去排気101は反応器を有するスクラ
バー270に導入されて除去排気101中の酸性物質が
水に溶解し、容易に排出または処分できる例えば酸性溶
液が生成される。
【0029】プリスクラバー230および触媒反応器2
50の両方でHFが生成されることに留意されたい。排
気100、101中にHFが存在すると、安全上の問題
と取扱いの困難性を引き起こす。HFは有毒であり、皮
膚に触れてはならない。さらに、HFは特に高温の場合
や、水および酸素の存在下では腐食性が高い。例えばウ
ェストバージニア州ハンティントンのインコ社から入手
できるインコネル600または625(登録商標)等の
ニッケルをベースとした合金は、触媒除去システム20
0の環境において優れた耐腐食性をもたらし、さらに高
い信頼性で密閉可能でシステムからの望ましくないHF
の流出を防止できることが分かっている。この実施形態
においては、HF等の排気の有害成分の流出を防止する
ために、触媒反応器250は、直列型ガス加熱器240
と直交流熱交換器245とにしっかり溶接されるかまた
は他の方法で永久的かつ強固に固定されている。
【0030】もしくは、PFC等の有害ガスの相当量を
除去するのに必要な温度は、排気100および添加物質
を光分解性環境を通すことにより低くできることが分か
っている。図6は光分解反応器310を用いた排気除去
システムの実施形態を示す。光分解反応器は、排気10
0が例えば放射源315からの光子のようなエネルギー
に曝される反応器またはチャンバーである。放射源31
5は、例えば紫外線、可視線または赤外線のような、強
力な放射光を放射できるものであり、ランプ、LEDま
たはレーザを含むことができ、電源318から電力が供
給される。放射される放射光は、例えば約50nmから
約1000nmのような広い波長範囲を有することがで
きる。しかし、ガス流100中のPFCは、約120n
mから約700nmの波長の放射光を受けたときに良好
な光化学分解が始まることが分かっている。反応器を通
る排気は、光分解処理に十分な時間にわたって放射光に
よって露光され、排気のペルフルオロ化合物の含有物が
低減される。チャンバー内の排気についての好適な滞留
時間は、放射源の出力レベル、排気中の有害ガス量、お
よび光分解反応速度に依存する。本実施例の排気のPF
C含有量を低減するのに好適な滞留時間は、少なくとも
約0.5秒、好ましくは約1秒から約20秒である。
【0031】このような光分解反応器310の1つの態
様を図7aに示す。ガス100は光分解反応器310に
入口311から入り、排気100が1つまたはそれ以上
のランプ放射光源315からの放射光に曝される光分解
区域320を通過して、出口312から出る。好適な放
射光源315は、約50から約5000ワット、より典
型的には約1000ワットまでの水銀またはキセノンラ
ンプ等の高輝度ランプ315を含む。必要な出力強度
は、反応器の寸法や形状および周囲の表面の反射率に依
存する。光分解区域320の周りを取り巻いて一連のラ
ンプを配置してもよく、排気100が光化学分解を開始
するのに適切な量の放射光に曝すのに十分な強さのラン
プであれば単一のランプを用いてもよい。光化学分解
は、排気100が例えば加熱器240内で加熱されさら
に放射光を受ける場合、広い範囲で始まることも分かっ
ている。もしくは、または更に、排気100は、光分解
反応器310内の本来の位置で加熱されてもよいことに
留意されたい。
【0032】ランプエンクロージャ335は、ランプ3
15を取り囲んでいてもよく、ランプエンクロージャ3
35は、アルミニウムやマグネシウム酸化物等の反射性
材料で構成されるか被覆される内面340を有する。反
射性被覆物340はランプ315から放出されるべき放
射光の必要エネルギーと量を低減するのでランプの電力
を節約してランプを小型化する。図7b−7dに示すよ
うに、反射性表面340は、排気100が通る放射光強
度を高めるよう設計された外形または幾何学的形状であ
ってもよい。図7bおよび7cにおいて、三角形の(ま
たは角のある形状の)エンクロージャ335は、放射光
を光分解区域320内および周囲に反射するよう設けら
れている。図7dは半円形または別のアーチ形反射表面
340を示し、好適なアーチ形表面は例えばランプ31
5から放射される放射光が光分解区域320で焦点を結
ぶよう選択された焦点距離をもつ放物形状表面である。
【0033】1つの態様において、光分解区域320の
反応器の壁325は、加熱された排気100を光分解処
理するために放射光が通過するよう、少なくとも部分的
にエネルギー透過性材料で作られている。例えば、反応
器の壁325は、実質的に透明な材料で作ってもよく不
透明壁に透明な窓を設けてもよい。例えば、透明材料
は、サファイア、水晶、ガラス、または他の等価材料で
あってもよい。排気100の腐食性と有害性とにより、
光分解反応器310への導管の安全かつ効果的な密閉が
必要である。1つの態様において、図7aに示すよう
に、透明な壁または窓をインコネルまたはステンレス鋼
の反応器に設けてもよい。この態様において、耐腐食性
導管210は、溶接350されるかまたは一体成形さ
れ、もしくは他の方法でインコネル(登録商標)等の耐
腐食性部345に接合される。次に、耐腐食性材料の部
分345は、光分解反応器310の壁325または窓を
形成する透明材料へろう付けされ、または他の好適な方
法で取り付けられる。例えば、インコネル製の耐腐食性
部は、サファイアからなる透明壁325または窓にろう
付けできる。インコネルは排気100の加熱HF環境に
おいて良好な耐腐食性を有し、サファイアやアルミナ単
結晶形態は優れた化学的耐性と侵食耐性、および200
0℃を超える高温性能を有する。好適なろう付け材料
は、作動温度(700℃に達することもある)に耐える
ことができ、ろう付け部に漏洩がなく熱膨張応力でサフ
ァイアを破損させることがなく、その材料としては、銀
−銅−チタン合金、銀−チタン合金、およびニッケル−
チタン合金を挙げることができる。しかし、セラミック
と金属との接合用物質のような他の高温密封材料を用い
てもよく、ポリイミド系またはケイ素系密封材料を用い
て低温シールを形成してもよい。
【0034】排気100中の有害ガスを除去するため
に、放射源315からの放射光は光分解反応器310内
に指向される。放射光のエネルギーは、排気100を光
活性化して光分解反応器310中で例えばPFCである
有害成分の分解を始める。例えば、添加ガスの光活性化
は、ガスを解離して(1)から(6)までの反応を行う
のに必要なヒドロキシル基および/または酸素基を容易
に生成することが分かっている。さらに、CF4含有排
気100のようなPFC含有排気100は、H2Oおよ
びO2の存在下で光分解反応器310を通過すると、次
の反応および解離が起こると考えられる。 CF4+光分解エネルギー→CF3・+CF2・+CF・+F・ (10) O2+光分解エネルギー→O・+O・ (11) H2O+光分解エネルギー→H・+OH・ (12) 次いで、これらの反応生成物、基、および中間体は、相
互におよび/または排気100中の非解離化合物と有利
に反応する。例えば、次式の反応が起こると考えられ
る。 CF3・+O2→CF32・ (13) CF32・+CF32・→CF3・+CF3O・+O2 (14) CF3O・→COF2+F・ (15) COF2+2F・+2H2O+O・→4HF+CO2+O2 (16) HF、CO2およびO2は、前述のように容易に処理でき
る。また、OH基の存在下で次式の反応が可能であると
考えられる。 CF4+4OH・→4HF+CO2+O2 (17)
【0035】図8は除去システム200の他の実施形態
を示す。本実施形態においては、除去システム200は
光分解反応器310と触媒反応器250とを備える。加
熱された排気100は、光分解反応器310で処理され
て有害ガスが除去され、次に、少なくともその一部が除
去された排気は触媒反応器250へ導入され、その全て
が参考文献として本明細書に組み込まれアプライドマテ
リアルズ社に譲渡されている1999年7月28日出願
の米国特許出願番号09/363,302、「処理ガス
排出物の処理」に説明されている方法によってさらに除
去される。もしくは、光分解反応器310を触媒反応器
250の下流に配置してもよい。2つの除去反応器に排
気を供給することにより、排気100の例えばPCF含
有量を著しく低減できる。図9Aおよび9Bは触媒反応
器250のみでのPFCの触媒除去の温度効果を示し、
PFCのほぼ完全な除去が約700℃またはそれより低
い温度で起きている。触媒処理前または処理後に排気1
00を光分解的に処理することにより、PFCを許容レ
ベルまで除去するのに必要な温度を低くできる。さら
に、本実施形態において、触媒反応器250は図3の実
施形態の場合ほど多量な除去を行わないため、触媒材料
の寿命が延びる。安全を考慮すると、触媒材料255の
交換は、一体的に溶接されている触媒反応器250、加
熱器240および熱交換器245全ての交換を必要とす
る。従って、触媒寿命が延びると交換費用の低減と、処
理装置と除去装置の休止時間の短縮化の点で著しい節約
となる。
【0036】図10は除去システム200の他の実施形
態を示す。二段反応器390は光分解反応器310と触
媒反応器250とを含む。二段反応器390は、前述の
ようにサファイア325にろう付けされたインコネル3
45から構成できる反応チャンバーを備える。第1段階
の光分解区域320で処理された後に、排気100は第
2段階の触媒反応器250中の触媒材料に進む。第2段
階において、触媒材料255は、残存するPFCと光反
応区域320で生成された遊離基との反応に触媒作用を
及ぼし、同様に大気圧下で少なくとも約100℃、さら
には約400℃から700℃の温度で水および酸素また
は他の添加物質によるPFC分解に触媒作用を及ぼす。
要求温度が低いので、熱交換器245の除去、加熱器2
40の作動温度の低下、保温材料の厚みの低減および/
または起動時間の短縮化が可能となり、これら全てはシ
ステムの作動コストと製造コストを下げ、システムを小
型化する。さらに、温度の低下は従来の作動条件では利
用できなかったいくつかの材料の使用を可能にする。例
えば図8の実施形態の場合、この実施形態では、触媒に
より処理される処理基板あたりのPFC容量が少なくな
るので触媒の寿命が延びる。
【0037】図9Aは、SF6、CF4、およびC26
スを触媒反応器250中でヒドロキシル基生成または酸
素基生成添加物質を添加することなく1000ppmC
4、1000ppmC26、および1500ppmS
6をベースに処理した場合の、種々の温度における転
化率を示す。全ての3つのPFCガスは、約700℃ま
たはそれより低い温度で少なくとも95%除去されてい
る。CF4は、約450℃から700℃で反応したとき
著しい除去を示し、約600℃またはそれより低い温度
で95%以上の除去を示す。さらに、CF4は約500
℃で約80%除去される。SF6は約500℃より低い
の温度で著しく除去され、約550℃またはより低い温
度で95%以上除去され、さらに低い温度で80%除去
される。一般的に、炭素を含有しているPFCは、NF
3等の炭素を含有しないPFCよりも除去することが難
しい。本発明の除去システムは、特にこれらの難分解性
ガスの除去に有用である。図9Bは、CHF3とC26
の混合ガスを触媒反応器250中でヒドロキシル基生成
または酸素基生成添加物質を添加することなく1000
ppmCHF3および1000ppmC26をベースに
処理した場合の、種々の温度における転化率を示す。効
率の向上、電力消費の節減、および安全上または腐食上
の問題を低減するには温度をなるべく低くすることが望
ましい。1つの態様において、例えば、除去システム2
00は、添加ガスを使用して随意に光分解的にPFC分
解を開始させることによって温度をよりさらに低下させ
るよう設計されている。添加物質および/または光分解
処理は、図9Aおよび図9Bに示されるカーブを左へ約
100℃から約300℃の間に移動できる。実際には約
100℃といった低温で著しい除去が起こる。
【0038】つまり、排気100中のペルフルオロ化合
物等の有害ガスは、除去システムで効率よく効果的に除
去でき、これは内臓型の一体型ユニットであってもよく
種々の処理室25に対して互換性がある。除去システム
200は取扱いが容易で40立方フィート未満の容積し
かなく、実質的に全ての種類のPFCを含む多数の有害
ガスを分解できる。除去システム200は処理室25の
運転に何ら影響を与えることなく、有害ガスを排出する
如何なる処理室にも使用できる。
【0039】本発明は、特定の好適な態様に関して詳細
に説明されているが、他の態様も可能である。従って、
請求項は、本明細書中の好適な態様の説明に限定される
ものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】排出部に除去システムが示されており、基板を
処理して有害ガスを含む排気を発生する例示的な処理装
置の側面断面略図である。
【図2】排気除去システムの1つの実施形態の側面断面
略図である。
【図3】排気除去システムの他の実施形態の側面断面略
図である。
【図4】除去システムに用いる例示的な触媒反応器の側
面断面略図である。
【図5】触媒反応器を備える除去システムの1つの実施
形態の略図である。
【図6】光分解反応器を備える除去システムの1つの実
施形態の略図である。
【図7a】光分解反応器の1つの実施形態の側面断面略
図である。
【図7b】種々のランプエンクロージャ構造を備える光
分解反応器の実施形態の平面断面略図である。
【図7c】種々のランプエンクロージャ構造を備える光
分解反応器の実施形態の平面断面略図である。
【図7d】種々のランプエンクロージャ構造を備える光
分解反応器の実施形態の平面断面略図である。
【図8】触媒反応器および光分解反応器を備える除去シ
ステムの1つの実施形態の略図である。
【図9A】除去システムの1つの態様に用いる、温度の
関数として有害ガスの分解を示すグラフである。
【図9B】除去システムの1つの態様に用いる、温度の
関数として有害ガスの分解を示すグラフである。
【図10】排気の光活性化および触媒反応のための二段
反応器を備える除去システムの1つの実施形態の略図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 19/12 B01D 53/34 134E (72)発明者 アシッシュ バトナガー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94089 サニーヴェイル ワイルドウッド アベニュー 1235−#212 (72)発明者 トニー エス カウシャル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95014 クーパティーノ プルーン ツリ ー レーン 10416 Fターム(参考) 4D002 AA22 AA23 AC10 BA02 BA05 BA09 BA12 BA13 DA35 DA51 DA52 DA70 EA05 GA03 4D048 AA11 AA21 AC07 AC08 AC09 BA03X BA06X BA10X BA11X BA18X BA23X BA26X BA27X BA30X BA31X BA32X BA34X BA35X BA37X BA38X BA41X BA45X BA46X BB01 BB02 CA07 CC38 CC41 CC52 CC61 CC63 CD02 EA03 4G075 AA03 AA24 AA30 AA37 BC04 BC06 CA02 CA24 CA32 CA33 DA01 EB41 FB01 FB02 FC04 FC15

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)排気ガスが通る排出部を有し、基
    板を活性化ガス中で処理可能な処理室と、 (b)前記排出部に接続され、ヒドロキシル基または酸
    素含有化学種を含む添加ガスを前記排気ガスに供給して
    前記排気を処理する添加ガス供給部と、を備える、基板
    を処理可能な装置。
  2. 【請求項2】 前記排気ガスがペルフルオロ化合物を含
    み、前記添加ガス供給部が、該排気ガスの前記ペルフル
    オロ化合物の含有量を低減するのに十分な大きさの前記
    排気ガス対添加ガスの容量流量比で、前記添加ガスを前
    記排気ガスに供給するようになっている、請求項1に記
    載の装置。
  3. 【請求項3】 前記排気ガスを加熱する加熱器をさらに
    備える、請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記排気ガスが通過する触媒反応器をさ
    らに備える、請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 放射光を前記排気ガス中に通過させて前
    記排気ガスを光分解的に処理するための放射光源を有す
    る光分解反応器をさらに備える、請求項1に記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 前記放射光源が約120nmから約70
    0nmの波長の放射光を供給するようになっている、請
    求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記排気ガスを洗浄するスクラバーをさ
    らに備える、請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記添加ガスが、アルコール、H22
    たはオゾンを含む、請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記添加ガスがH2Oを含む、請求項8
    に記載の装置。
  10. 【請求項10】 基板を処理する方法であって、 (a)基板を処理して排気ガスを発生させる工程と、 (b)前記排気ガスにヒドロキシル基または酸素含有化
    学種を含む添加ガスを添加して前記排気ガスを処理する
    工程と、を含む、前記方法。
  11. 【請求項11】 前記排気ガスがペルフルオロ化合物を
    含み、前記方法が、前記排気ガスの前記ペルフルオロ化
    合物の含有量を低減するのに十分な大きさの前記排気ガ
    ス対添加ガスの容量流量比で、前記添加ガスを前記排気
    ガスへ供給する工程を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記排気ガスを加熱する工程をさらに
    含む、請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記排気ガスを放射光へ曝して前記排
    気ガスを光分解的に処理する工程を含む、請求項10に
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記排気ガスを約120nmから約7
    00nmの波長を有する放射光へ曝す工程を含む、請求
    項13の方法。
  15. 【請求項15】 前記排気ガスを触媒上に通過させる工
    程をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記排気ガスを洗浄する工程を含む、
    請求項10に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記添加ガスがアルコール、H22
    たはオゾンを含む、請求項10に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記添加ガスがH2Oを含む、請求項
    17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 基板を活性化ガス内で処理可能であ
    り、それによって排気ガスを発生する処理室と、 放射光を前記排気ガスに通して前記排気ガスを処理する
    ことが可能な放射光源を有する光反応器と、を備える、
    基板処理装置。
  20. 【請求項20】 前記排気ガスがペルフルオロ化合物を
    含み、前記放射光源が、前記排気ガス中の前記ペルフル
    オロ化合物の含有量を低減できる放射光を供給する、請
    求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記放射光源が、約120nmから約
    700nmの波長の放射光を供給する、請求項19に記
    載の装置。
  22. 【請求項22】 前記光分解反応器が、放射光を透過さ
    せることが可能な壁を備える、請求項19に記載の装
    置。
  23. 【請求項23】 前記壁がサファイアを含む、請求項2
    2に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記壁が、ニッケル合金または鋼を含
    む、請求項23に記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記サファイアが、前記ニッケル合金
    または鋼に、銀−銅−チタン合金、銀−チタン合金、ま
    たはニッケル−チタン合金を含むろう付け材料により接
    合されている、請求項24に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記光反応器内の表面が反射性であ
    る、請求項18に記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記排気ガスを加熱できる加熱器を備
    える、請求項19に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記排気ガスに添加ガスを加えるため
    の添加ガス供給部をさらに備える、請求項19に記載の
    装置。
  29. 【請求項29】 前記排気ガスが通過できる触媒反応器
    をさらに備える、請求項19に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記光分解反応器および前記触媒反応
    器が同一の反応器チャンバーを備える、請求項29に記
    載の装置。
  31. 【請求項31】 前記排気を洗浄できるスクラバーをさ
    らに備える、請求項19に記載の装置。
  32. 【請求項32】 基板を処理する方法であって、 (a)基板を活性化ガス中で処理して排気ガスを発生さ
    せる工程と、 (b)前記排気ガスを放射光に曝して前記排気ガスを光
    分解的に処理する工程と、を含む、前記方法。
  33. 【請求項33】 前記排気ガスがペルフルオロ化合物を
    含み、前記方法が、前記排気を放射光へ曝して前記排気
    ガス中の前記ペルフルオロ化合物の含有量を低減する工
    程を含む、請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記放射光が、約120nmから約7
    00nmの波長を含む、請求項32に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記排気ガスを加熱する工程を含む、
    請求項32に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記排気ガスへ添加ガスを加える工程
    を含む、請求項32に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記排気ガスを洗浄する工程を含む、
    請求項32に記載の方法。
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