JP2002017772A - 医療用エネルギー照射装置 - Google Patents

医療用エネルギー照射装置

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JP2002017772A
JP2002017772A JP2000201639A JP2000201639A JP2002017772A JP 2002017772 A JP2002017772 A JP 2002017772A JP 2000201639 A JP2000201639 A JP 2000201639A JP 2000201639 A JP2000201639 A JP 2000201639A JP 2002017772 A JP2002017772 A JP 2002017772A
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energy
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laser
endoscope
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JP2000201639A
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Shin Maki
伸 牧
Satoshi Sakaguchi
諭 坂口
Shigenobu Iwahashi
茂信 岩橋
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギー反射手段が内包された限られた径
の長尺の本体内に、鮮明かつ広範囲の視野を確保し得る
径の大きい内視鏡を設置することができる医療用エネル
ギー照射装置を提供する。 【解決手段】 レーザ反射手段113の突起118が摺
動可能に係合され、駆動手段によるレーザ反射手段11
3の往復運動に必要な範囲の往復摺動部153a、およ
びレーザ反射手段113を往復摺動部153aとの係合
時よりも本体101の軸心に沿う方へさらに傾斜させる
ための往復摺動部153aから延長された延長部153
bを備えたガイド溝153と、本体101の基端側に設
けられ、レーザ反射手段113を往復摺動部153aに
係合する位置と延長部延長部153bに係合する位置と
の間で移動させるためのレーザ反射手段操作部と、を有
する医療用エネルギー照射装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管、食道や直腸
等の消化管、尿道、腹腔等の生体内腔あるいは管腔に挿
入部を挿入し、あるいは外科手術的に生体組織に押し当
て部分を押し当て、または体表に押し当て部分を押し当
てた後に、挿入部や押し当て部分に設置された出射部か
ら、レーザ光、マイクロ波、ラジオ波、超音波等のエネ
ルギーを生体組織に照射することで、癌等の腫瘍や前立
腺肥大症等を治療するための医療用エネルギー照射装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】生体腔を利用して、もしくは生体に小切
開を施して、長尺のシャフト状の本体を挿入し、当該本
体の先端部に内包されたエネルギー出射部から生体の病
変部位に、レーザ光等のエネルギーを照射して、病変部
位の組織を加温、変性、壊死、凝固、焼灼あるいは蒸散
させて縮小あるいは消滅させ、治療するための医療用エ
ネルギー照射装置が知られている。
【0003】この医療用エネルギー照射装置は、一般
に、生体組織の表層、またはその近傍に位置する病変部
位に直接エネルギーを照射するものである。したがっ
て、生体組織へのエネルギーの照射に際しては、エネル
ギー出射部が内包されている本体の先端部の位置決めを
正確に行う必要がある。
【0004】例えば、前立腺肥大症の治療では、前立腺
が膀胱の底部位に尿道基端部を取り囲む位置にあること
から、しばしば経尿道的手法が用いられる。すなわち、
長尺の本体を尿道に挿入し、生体組織の表層またはその
近傍に位置する病変部位に、本体の軸心に沿って送られ
る例えばレーザ光を先端部内に設置されたエネルギー出
射部の反射手段で反射させて照射する。このとき、本体
の先端部の位置決めが不十分であると、エネルギーを同
じ部位に重複して照射したり、目的部位からずれた部位
に照射したりする虞れがあり、十分な治療効果を得るこ
とができなくなる。そこで、長尺の本体を尿道に挿入す
る際には、内視鏡による観察を行うことにより、当該本
体の先端部を尿道内で位置決めするのが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本体の先端
部を尿道内で正確に位置決めするためには、本体の挿入
方向である前方の十分な観察を行うことが望ましい。
【0006】しかしながら、従来の医療用エネルギー照
射装置にあっては、エネルギー出射部の反射手段によっ
て内視鏡の前方視野が妨げられてしまう構成となってい
た。また、前方視野が妨げられないように、内視鏡を本
体内に設置しようとすると、限られた大きさの本体内で
は、設置可能な内視鏡の径がおのずと制限されてしまう
という問題があった。
【0007】一方、本体の先端部のより正確な位置決め
のためには、内視鏡による観察において、例えば膀胱、
括約筋、前立腺部尿道、精丘などの相対位置を正確に把
握する必要があり、したがって、鮮明、かつ広範囲な視
野を確保することができるように、ある程度径の大きい
内視鏡を使用することが要請される。
【0008】本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであって、本発明の目的は、エネルギ
ー反射手段が内包された限られた径の長尺の本体内に、
鮮明かつ広範囲の視野を確保し得る径の大きい内視鏡を
設置することができる医療用エネルギー照射装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
【0010】(1) エネルギーを生体組織に照射して
治療するための医療用エネルギー照射装置であって、長
尺の本体と、前記本体の基端側より送られるエネルギー
を反射するエネルギー反射手段と、前記エネルギー反射
手段を前記本体の長手方向に往復運動させる駆動手段
と、前記本体の内部に形成され、生体組織を観察するた
めの内視鏡が設置される内視鏡ルーメンと、前記エネル
ギー反射手段の一部が摺動可能に係合され、当該エネル
ギー反射手段の前記本体の長手方向の移動に伴って当該
エネルギー反射手段の角度を変化させ得るガイド手段で
あって、前記駆動手段による前記エネルギー反射手段の
往復運動に必要な範囲の往復摺動部、および前記エネル
ギー反射手段を前記往復摺動部との係合時よりも前記本
体の軸心に沿う方へさらに傾斜させるための前記往復摺
動部から延長された延長部を備えたガイド手段と、前記
本体の基端側に設けられ、前記エネルギー反射手段を前
記往復摺動部に係合する位置と前記延長部に係合する位
置との間で移動させるための操作部と、を有することを
特徴とする医療用エネルギー照射装置。
【0011】(2) 前記ガイド手段は、前記往復摺動
部と前記延長部とを繋ぐ略S字形状の連結部を備えてい
ることを特徴とする上記(1)に記載の医療用エネルギ
ー照射装置。
【0012】(3) 前記エネルギー反射手段の一部が
前記ガイド手段の延長部から往復摺動部へ移動するのに
伴って、前記内視鏡が前記本体の基端側に後退し、前記
エネルギー反射手段の一部が前記ガイド手段の往復摺動
部から延長部へ移動するのに伴って、前記内視鏡が前記
本体の先端側に移動するように構成された連動手段をさ
らに有することを特徴とする上記(1)または(2)に
記載の医療用エネルギー照射装置。
【0013】(4) 前記エネルギー反射手段の前記ガ
イド手段の往復摺動部との係合と、前記内視鏡の前記本
体の先端側への移動とのいずれかのみを選択的に許容す
る規制手段をさらに有することを特徴とする上記(1)
または(2)に記載の医療用エネルギー照射装置。
【0014】(5) 前記エネルギー反射手段は、前記
本体の基端側より送られるエネルギーを先端側へ伝達す
るエネルギー伝達部材の先端近傍に揺動可能に連結さ
れ、前記駆動手段は、前記エネルギー伝達部材を介して
前記エネルギー反射手段を前記本体の長手方向に往復運
動させることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれ
かに記載の医療用エネルギー照射装置。
【0015】(6) 前記本体の先端部は、前記エネル
ギー反射手段が往復運動することを許容する空間を有
し、前記ガイド手段は、前記空間内の対向する一対の壁
部材に形成された一対のガイド溝であり、前記エネルギ
ー反射手段の一部は、前記一対のガイド溝に挿入される
一対の突起であることを特徴とする上記(1)〜(5)
のいずれかに記載の医療用エネルギー照射装置。
【0016】(7) 前記エネルギーは、レーザ光であ
ることを特徴とする上記(1)〜(6)に記載の医療用
エネルギー照射装置。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態に係るレーザ
照射装置を示す斜視図、図2は、図1の左後方から見た
斜視図、図3は、レーザ照射装置の先端部の内部構造を
説明するための断面図、図4は、レーザ照射装置の先端
部を鉛直面に沿って切断して示す斜視図、図5は、図4
の右前方から見た斜視図である。なお、説明の便宜上、
図4においては、可動部品は省略して示され、図5にお
いては、外側を被覆する部材は省略して示されている。
【0019】図1〜図3に示されるレーザ照射装置10
0は、レーザ光を生体組織に照射して、例えば、前立腺
肥大症の治療に用いられる側射式のレーザ照射装置であ
る。このレーザ照射装置100は、生体内に挿入される
長尺のシャフト状の本体101を備えた挿入部10と、
本体101に内包されたレーザ出射部112を本体10
1の長手方向に往復運動させる駆動手段を備えた手元部
50とを有しており、両者は後述するように着脱自在に
構成されている。
【0020】挿入部10の本体101は、先端部にレー
ザ光を透過するための開口である窓部150を有する。
窓部150を含め、本体101の全体は、レーザ光透過
性の良好なカバー104により覆われる。本体101の
先端は、キャップ143で密封されている。キャップ1
43には、本体101の生体内挿入時に前方を観察する
ための前方観察窓145が設けられている。前方観察窓
145には、例えば光透過性の良好な透光板148がは
め込まれて固着されている。また、本体101の先端部
分の内部には、内部空間を規定する壁部材151が固定
される。この壁部材151は、左右一対の2部品より構
成される。
【0021】本体101の内部には、レーザ光を伝達す
る光ファイバ107が配置されている。光ファイバ10
7は、本体101内では先端部分を除いてステンレス鋼
製の保護パイプ108によって破損や湾曲しないように
覆われている。光ファイバ107の基端は、図示しない
レーザ光発生装置に光コネクタを介して接続される。
【0022】光ファイバ107の先端部には、レーザ光
を側方に向けて反射するレーザ出射部112が接続され
ている。
【0023】図3および図4において、符号122は、
保護パイプ108によって覆われた光ファイバ107が
往復運動可能に挿通するルーメンである。ルーメン12
2は、本体101の軸線と平行に形成されており、基端
側には、冷却水の漏れを防ぐため、保護パイプ108と
ルーメン122との間をシールするOリング(図示せ
ず)が設けられる。また、符号123は内視鏡124が
移動可能に挿通するルーメンである。
【0024】内視鏡124は、図1に示すレーザ照射装
置100の基端側から挿入され、本体101の内部で長
手方向に移動可能に設置される。内視鏡124として
は、例えば、光ファイバ束と保護チューブからなり、先
端には結像レンズ(図示せず)が設けられたものや、リ
レーレンズを金属パイプ内に設けたものを用いることが
できる。いずれの場合も、照明光用のライトガイド付の
ものを用いることが望ましい。この内視鏡124は、窓
部150および前方観察窓145の双方からの観察野を
得るのに好適な視野を有している。したがって、内視鏡
124により、窓部150あるいは前方観察窓145を
通して、レーザ光が照射される生体組織表層の観察、内
視鏡観察に基づく本体101の先端部の位置決め、およ
びレーザ照射位置の視覚的な確認を行うことができる。
更にレーザ光の照射中に連続して照射表面を観察できる
ため、実際の状態に基づいて照射条件を最適化できる。
【0025】冷却水はレーザ光を受ける生体組織の表面
や、本体101の先端部内のレーザ出射端や反射部等を
冷却するために、本体101内を循環する。冷却水は、
図示しない冷却液循環装置により循環され、本体101
内に冷却水注入チューブ105から流入されて、冷却水
排出チューブ106から流出される。
【0026】図4および図5に矢印で示すように、冷却
水注入チューブ105(図2)から供給された冷却水
は、本体101内に設けられた冷却水流入用ルーメン1
25を介して、先端側に流れて行き、その一部は、壁部
材151に形成された長円窓152よりレーザ出射部1
12が運動する内部空間に流れ込む。その残部は、その
まま先端部まで回り込む。なお、もう一つの別の壁部材
には長円窓は形成されていない。その後、両者は、一体
となって、冷却水流入用ルーメン125と対称な位置に
設けられる図示しない冷却水流出用ルーメン、および冷
却水排出チューブ106を経て戻される。
【0027】また、洗浄水チューブ141(図2)から
供給された洗浄水は、洗浄水ルーメン142を介して、
先端側に流れていき、キャップ143内に形成された流
路144により前方観察窓145の方へ曲げられた後、
前方観察窓145に設けられた透光板148の外側を洗
浄するように流れる。各ルーメン125、142等の基
端部には、冷却水や洗浄水の逆流を防ぐために、図示し
ない逆止弁を設けることが望ましい。
【0028】なお、冷却水注入チューブ105、冷却水
排出チューブ106、および洗浄水チューブ141の端
部には、これらをまとめて接続するための図示しないコ
ネクタが取り付けられている。また、図1および図2中
の符号147は電源コードを示す。
【0029】図6は、光ファイバの先端部に接続された
レーザ出射部の詳細を示す斜視図である。図6に示すよ
うに、レーザ出射部112は、光ファイバ107の先端
近傍に固定された固定部材114と、固定部材114の
左右側面から伸延された一対のアーム116にヒンジ軸
117を中心として回動可能に連結されたレーザ反射手
段113とを備えている。したがって、光ファイバ10
7とレーザ出射部112とが一体で運動するため、光フ
ァイバ107の先端とレーザ反射手段113の相対的な
位置関係が略一定に保たれる。このため、特別な光学系
を用いずとも出射されるレーザ光のスポット径を安定さ
せることが可能であり、かつ装置の構造が簡易であり、
製造が容易で故障の虞れも少ない。
【0030】レーザ反射手段113には、光ファイバ1
07より出射されるレーザ光を反射する反射面119が
設けられる。反射面119としては、金等の金属膜を張
付、蒸着又はメッキしたものや、金属膜の反射面上にA
23、ZrO2 、TiO2、CeO2 等の高屈折率誘
電体物質と、MgF2 、SiO2 等の低屈折率誘電体物
質とを、複数層、交互に蒸着することにより積層した誘
電体多層膜が好適に用いられる。
【0031】固定部材114は、本体101内の一対の
壁部材151の間で摺動可能とされている。レーザ反射
手段113の先端両側には、壁部材151に形成された
ガイド溝153に摺動可能に係合するピン118が設け
られている。
【0032】ガイド溝153は、図3に示したように、
本体101の軸方向と非平行な往復摺動部153aを有
しており、この往復摺動部153aは、基端側ほど窓部
150から遠く、先端側ほど窓部150に近くなるよう
に形成されている。
【0033】図7は、レーザ反射手段が、往復運動中に
おいて先端位置P1 、中間位置P2、基端位置P3 にそ
れぞれ位置したときのレーザ光の経路を模式的に示す図
である。図7に示すように、レーザ反射手段113は、
往復運動の際、先端位置P1に位置するときは本体10
1の軸方向と垂直に近い向きに起立し、レーザ光を小さ
い反射角で反射することとなる。また、レーザ反射手段
113は、基端位置P3 に位置したときは本体101の
軸方向と平行に近い向きに傾き、レーザ光を大きい反射
角で反射することとなる。したがって、レーザ反射手段
113が傾斜角度を変化させながら往復運動することに
よって、レーザ光の出射位置が常に移動し、レーザ光の
光軸が常に生体組織120内の目的部位121に集中す
る。
【0034】本実施形態では特に、レーザ反射手段11
3のピン118が摺動可能に係合されるガイド溝153
は、前述した駆動手段によるレーザ反射手段113の往
復運動に必要な範囲の往復摺動部153aに加え、図3
に示したように、この往復摺動部153aより基端側に
延長して形成される延長部153b、および往復摺動部
153aと延長部153bとを繋ぐ略S字形状の連結部
153cを有している。
【0035】図8(A)は、レーザ照射時におけるレー
ザ反射手段の位置を示す図、図8(B)は、前方観察時
におけるレーザ反射手段の位置を示す図である。図8
(A)に示すように、レーザ照射時には、レーザ反射手
段113をガイド溝153の往復摺動部153aと係合
させる。一方、図8(B)に示すように、内視鏡124
による前方観察を行うときには、レーザ反射手段113
をガイド溝153の延長部153bと係合させる。これ
により前方観察時には、エネルギー反射手段113は、
往復摺動部153aとの係合時よりも本体101の軸心
に沿う方へ(例えば略水平に)さらに傾斜させられて退
避される。したがって、内視鏡124の先端を本体10
1の先端に形成された内視鏡受容空間146まで押し込
んで、その前方を観察することができる。なお、連結部
153cを略S字状に形成したことにより、少ないスト
ロークでエネルギー反射手段113を延長部153bに
導いて略水平に傾斜させることが可能となる。
【0036】図9は、手元部に挿入部が装着された状態
の内部構造を概略で示す斜視図、図10は、図9の左後
方から見た斜視図、図11は、手元部の斜視図、図12
は、手元部のレーザ反射手段操作部と内視鏡操作部との
連動機構を説明するための側面図、図13は、挿入部の
斜視図である。
【0037】前述したように、挿入部10と手元部50
とは、着脱自在に構成されている。図9および図10に
示すように、手元部50内には、モータ63が設けら
れ、このモータ63の駆動軸に設けられた傘歯車64
に、カム65に設けられた傘歯車66が噛合されてい
る。このカム65には、リンク機構61を介して、フッ
ク67が連結されている。したがって、モータ63が駆
動されると、フック67は、傘歯車64,66、カム6
5およびリンク機構61を介して、ガイド部材68の溝
68a内で往復運動される。
【0038】また、フック67には、圧縮バネ69が付
設されている。この圧縮バネ69により、フック67
は、挿入部10側に付勢されて、光ファイバ107に固
定された後述する係合部材80に係合可能とされてい
る。なお、フック67は、ガイド部材68のストッパ6
8bにより挿入部10側への移動が規制される。
【0039】図11に示すように、手元部50は、挿入
部10が直接的に取り付けられる取付部51と、取付部
51の上部に溝係合部54を介して摺動可能に設けられ
るレーザ反射手段操作部52と、取付部51の下部に溝
係合部55を介して摺動可能に設けられる内視鏡操作部
53とから構成されている。
【0040】手元部50の取付部51には、挿入部10
が挿入される挿入口70が形成されている。また、取付
部51の一方の側部には、挿入部10のチューブ類を挿
入するためのチューブ類挿入溝71が形成され、他方の
側部には、挿入部10の本体101を挿入するための本
体挿入溝72が形成されている。さらに、取付部51の
一方の側部には、内視鏡124を挿入するための内視鏡
挿入部73も形成されている。
【0041】手元部50のレーザ反射手段操作部52に
は、モータ63、傘歯車64,66、およびカム65が
収納されている。カム65に連結されたリンク機構61
は、取付部51の内部に伸延しており、このリンク機構
61の先端に設けられたフック67が、前述したように
取付部51に設けられたガイド部材68の溝68aに係
合されている。したがって、レーザ反射手段操作部52
を取付部51に対してスライド移動させることにより、
フック67および光ファイバ107に固定された係合部
材80を介して、光ファイバ107の先端に設けられた
レーザ反射手段113を本体101の長手方向に移動さ
せることができる。
【0042】手元部50の内視鏡操作部53の後端側に
は、内視鏡を支持するための支持部56が設けられてい
る。内視鏡124は、支持部56に形成された内視鏡挿
入孔57を通して、挿入部10の本体101内に挿入さ
れた後、図示しない固定部材により支持部56に固定さ
れる。したがって、内視鏡操作部53を取付部51に対
してスライド移動させることにより、内視鏡124を本
体101の長手方向に移動させることができる。
【0043】また、図12に示すように、本実施形態の
手元部50には、レーザ反射手段113のピン118が
ガイド溝153の延長部153bから往復摺動部153
aへ移動するのに伴って、内視鏡124が本体101の
基端側に後退し、レーザ反射手段113のピン118が
ガイド溝153の往復摺動部153aから延長部153
bと移動するのに伴って、内視鏡124が本体101の
先端側に移動するように構成した連動機構が設けられて
いる。この連動機構は、取付部51に設けられたピン8
5に回動可能に取り付けられたレバー86を有してお
り、このレバー86の両端に設けられたピン87,88
が、それぞれレーザ反射手段操作部52に形成された溝
89、内視鏡操作部53に形成された溝90に係合され
ている。したがって、レーザ反射手段操作部52を後方
(図12中で右側)に引くと、レバー86の反対側のピ
ン88に連結されている内視鏡操作部53が前方(図1
2中で左側)に移動し(図12(A))、レーザ反射手
段操作部52を前方に押すと、内視鏡操作部53が後退
する(図12(B)(C))。なお、レーザ反射手段操
作部52の前方への移動を容易にするために、レバー8
6を図12中で反時計周りに回転させる付勢力を加える
ための図示しないばね部材を設けることも可能である。
【0044】また、レーザ反射手段操作部52と取付部
51とが、図12(C)の如く一体化したときのみモー
タ63が回転することができるようにすることで、誤動
作を防止させることができる。具体的には、取付部51
のスライド面の最基端部に、プッシュ式スイッチ58を
設け、スイッチ58が押された時のみモータ63に通電
できるようにする方法が考えられる。スイッチ58は、
図12(C)の如くレーザ反射手段操作部52と取付部
51とが一体化すると押される。スイッチ58は、各種
センサに置き換えることも可能である。
【0045】図13に示すように、挿入部10は、本体
101が接続されている基部74を有している。この基
部74には、冷却水注入チューブ105、冷却水排出チ
ューブ106、洗浄水チューブ141、内視鏡ルーメン
123、および光ファイバ107が取り付けられてい
る。
【0046】光ファイバ107には、フック67に係合
するための係合部材80が固着されており、この係合部
材80は、一対のテーパ状部81,81と、これらの間
のくびれ部82とから構成されている。一方、挿入部1
0の基部74には、係合部材80を本体101の長手方
向に摺動可能に支持する支持部としてのガイド面75
と、係合部材80の前方移動を規制する規制板76とが
設けられている。これにより、モータ63によりフック
67が往復運動されると、係合部材80がフック67に
より押されて規制板76により停止させられた状態で、
フック67がテーパ状部81を乗り越えて、係合部材8
0のくびれ部82に自動的に嵌合されるようになってい
る。なお、光ファイバ107に設けられた係合部材80
は、フック67の往復運動によって規制板76に当接し
て停止させるために、あらかじめ規制板76側に寄せて
おく必要がある。
【0047】そして、光ファイバ107を往復運動させ
てレーザ光を照射する際には、モータ63によるフック
67の往復運動が、フック67とくびれ部82の嵌合構
造を介して、光ファイバ107に確実に伝動されるよう
になっている。
【0048】また、図9および図13に示したように、
光ファイバ107は、挿入部10の基部74内に、ルー
プ状に形成されて収容されている。これにより、光ファ
イバ107が往復運動する際、このループ状の部分は、
往復運動のための余裕部分として働くことができる。
【0049】次に、レーザ照射装置100の具体的な使
用状況と作用を説明する。
【0050】本実施形態に係るレーザ照射装置を使用す
る場合においては、まず、手元部50の取付部51に形
成された挿入口70に、挿入部10の基部74をはめ合
わせる。そして、手元部50内のモータ63によりフッ
ク67を往復運動させる。これにより、フック67が光
ファイバ107に設けられた係合部材80のテーパ状部
81を乗り越えて、係合部材のくびれ部82に自動的に
嵌合する。したがって、手元部50側のフック67と、
挿入部10側の光ファイバ107に設けられた係合部材
80とが堅固に固定されることになる。
【0051】すなわち、このようなフック67とくびれ
部82の嵌合構造により、手元部50に挿入部10を容
易かつ確実に装着して、モータ63による往復動駆動力
を光ファイバ107に確実に伝達することが可能とな
る。これにより、モータ63等の駆動機構を収納した比
較的製造コストの高い手元部50は、再使用することが
できる一方、光ファイバ107や樹脂部品からなる比較
的製造コストの低い挿入部10は、使用毎に廃棄して容
易に交換することができる。したがって、レーザ出射部
112が設置される本体101等を備えた挿入部10は
常に新品が使用されることになるので、装置の機能や性
能を常時確保することが可能となる。しかも、治療時に
生体内に挿入された挿入部10を使用後に廃棄すること
により、再使用による感染症の虞れを無くすための減菌
処理の手間を省くことができる。また、手元部50への
挿入部10の装着時に、フック67が概略の位置にあっ
ても、フック67が往復運動してくびれ部22に自動的
に嵌合されるため、モータ3として、位置精度の高いモ
ータ等を使用することなく、安価な小型モータを使用す
ることが可能になると共に、手元部50の小型・軽量化
が可能になり、ひいては、レーザ照射装置の操作性が向
上する。
【0052】そして、例えば前立腺肥大症の治療では、
図7に示したように、本体101を先端部から尿道内に
挿入し、本体101の先端部を病変領域、すなわち前立
腺組織である生体組織120の照射目的部位121の近
傍に位置させる。この位置決め時には、内視鏡124で
直接本体101の先端部の位置を確認することが望まし
い。
【0053】この際、図12(A)に示したように、手
元部50のレーザ反射手段操作部52を後方に引くと共
に、内視鏡操作部53を前方に移動させる。これによ
り、レーザ反射手段113のピン118がガイド溝15
3の往復摺動部153aから延長部153bと移動する
のに伴って、内視鏡124が本体101の先端側に移動
する。こうして操作部52,53により、レーザ反射手
段113をガイド溝153の延長部153bと係合させ
ることによって本体101の軸心に沿う方へ略水平とな
るように傾斜させて退避させることができる。これによ
り、レーザ反射手段113により内視鏡124の前方視
野が妨げられないばかりか、内視鏡124の先端をレー
ザ反射手段113に干渉することなく本体101の先端
奥側に移動させることができ、本体101の挿入方向で
ある前方をより詳細に観察することが可能となる(図8
(B))。したがって、本体101の先端部を生体内で
より正確に位置決めすることができる。
【0054】また、限られた径の本体101内であって
も、鮮明かつ広範囲の視野を確保し得る径の大きい内視
鏡を用いることが可能となる。したがって、本体101
の先端部の位置決めや、レーザ光照射時の生体組織表層
の観察も、より円滑に行うことができ、正確なレーザ光
照射が実現されると共に、治療時間短縮による患者の負
担を低減することが可能となる。
【0055】さらに、レーザ反射手段113および内視
鏡124を本体内先端方向への出退動作が相互に逆とな
るように連動させる機構が採用されているので、誤って
レーザ反射手段113と内視鏡124とが干渉してしま
う事態を確実に防止することができる。
【0056】こうして、前方観察窓145や窓部150
を通して内視鏡124で生体組織表層を観察しながら、
レーザ照射装置100全体を所定方向(本体101の長
手方向)に移動させたり、レーザ照射装置100全体を
手動で回転させることによって、レーザ出射部112が
設置された本体101の先端部と目的部位121との位
置調節を行う。
【0057】次いで、図示しない冷却液循環装置を作動
させ、レーザ照射装置100内に冷却水を循環させる。
詳しくは、冷却水は、冷却水注入チューブ105及び流
入用ルーメン125を経て、本体101の先端部内に流
入し、レーザ光によって発熱する各部品や、カバー10
4に密着する生体組織の表面を冷却する。
【0058】以上の作業が完了した時点で、図12
(B)(C)に示したように、手元部50のレーザ反射
手段操作部52を前方に押すと共に、内視鏡操作部53
を後退させる。これにより、レーザ反射手段113のピ
ン118がガイド溝153の延長部153bから往復摺
動部153aへ移動するのに伴って、内視鏡124が本
体101の先端側と反対側に後退する。このとき、内視
鏡124が十分後退し、かつレーザ反射手段113がま
だ延長部153bと係合した状態(図12(B))を経
てから、さらにレーザ反射手段操作部52を前方に押し
込むことによって、レーザ反射手段113が往復摺動部
153aと係合するようになっている(図12(C)、
図8(A))。
【0059】次に、モータ63を回転駆動させた後、図
示しないレーザ光発生装置を作動させる。レーザ光発生
装置により出力されたレーザ光は、光ファイバ107に
より導かれ、レーザ出射部112のレーザ反射手段11
3によって側方ヘ反射され、窓部150より出射され
て、目的部位121に照射される。その際、レーザ反射
手段113は、軸方向に0.1〜10Hz程度の周期で
往復運動しながら反射角度を変化させるため、レーザ光
の光路軸は連続的に変更されるが、すベて目的部位12
1で交差する。
【0060】これにより、生体組織120内部の目的部
位121およびその近傍は、照射されたレーザ光により
加熱され、所望温度に達する。―方、図7における目的
部位121の上方、すなわちレーザ照射装置100近方
の領域、例えば、生体組織120の表層の任意の点に対
するレーザ光の照射量は少なく、発生する熱量も少な
い。同様に、図7における目的部位121の遠方の領域
に対するレーザ光の照射量も少なく、発生する熱量も少
ない。したがって、目的部位121の周辺領域は、比較
的低い温度で維持され、レーザ光による影響から保護さ
れる。次いで、目的部位121の位置が変更され、レー
ザ光が照射される。この処理を繰り返すことによって、
複数筒所の治療すベき領域が加熱されることになる。
【0061】本実施形態のレーザ照射装置100におい
て使用されるレーザ光は、生体深達性を有するものであ
れば特に限定されないが、波長が750〜1300nm
又は1600nm〜1800nm程度のものが好まし
い。波長が750〜1300nm及び1600nm〜1
800nm程度のレーザ光は、特に生体深達性に優れる
ので、レーザ光を生体組織に照射したときに、その表層
部でのエネルギーの吸収が少なく、このため、より効果
的に生体組織の深部に位置する目的部位(病変部位)に
レーザ光を照射することができる。
【0062】なお、前記波長のレーザ光を発生させるレ
ーザ光発生装置としては、例えば、He−Neレーザ等
の気体レーザ、NdーYAGレーザ等の固体レーザ、G
aAlAsレーザ等の半導体レーザ等が挙げられる。
【0063】また、本体101の構成材料としては、ス
テンレススチール等の金属などからなる硬質パイプが好
ましい。また、壁部材151の構成材料としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等のポリエステル、ポリアミド、ポリウ
レタン、ポリスチレン、ポリカーボネート、フッ素樹脂
等、これらのうちの1種を含むポリマーアロイ、または
これらのうちの2以上を組み合わせたものが挙げられ
る。
【0064】また、カバー104の表面には親水性高分
子材料や、シリコン、フッ素樹脂等の潤滑性コーティン
グを施しても良い。これにより本体表面の摩擦を低減
し、体腔への挿入をスムーズなものとすることができ
る。
【0065】また、カバー104、透光板148の材質
は、ポリエチレンテレフタレート、石英ガラス、アクリ
ル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレン、
ポリプロピレン、塩化ビニリデン、テフロン(登録商
標)、ポリエステル等の光透過性特性の優れたものを利
用することが望ましい。
【0066】図14は、他の実施形態に係る手元部を示
す側面図である。以下、前述した実施形態と相違する点
を中心に説明し、共通する部材には同一の符号を用い
て、その説明を省略する。
【0067】この実施形態では、手元部は、挿入部10
が直接的に取り付けられる取付部51と、手元本体部5
1の上部に図示しない溝係合部を介して摺動可能に設け
られるレーザ反射手段操作部52とから構成されてい
る。本実施形態の手元部には、レーザ反射手段113の
ガイド溝153の往復摺動部153aとの係合と、内視
鏡124の本体101の先端側への移動とのいずれかの
みを選択的に許容する規制部材が設けられている。この
規制部材は、取付部51に設けられたピン85aに回動
可能に取り付けられたレバー86aを有しており、この
レバー86aの一端に設けられたピン87aが、レーザ
反射手段操作部52に形成された図示しない溝に係合さ
れている。レバー86aの他端には、内視鏡124の軸
方向から見て略U字形状の係合溝部86bが形成されて
いる。また、内視鏡124の保護チューブ外周面の所定
箇所には、係合溝部86bと係合可能な段差部124a
が形成されている。
【0068】したがって、レーザ反射手段操作部52を
後方に引くと、レバー86aが傾斜して係合溝部86b
が前上方に移動する(図14(A))。これにより、レ
ーザ反射手段操作部52の移動操作に伴ってレーザ反射
手段113が本体101の軸心に沿う方へ略水平となる
ように傾斜させられて退避されると共に、内視鏡124
は、係合溝部86bの規制から解放され、本体101の
先端側(図中矢印方向)への移動が許容される。一方、
レーザ反射手段操作部52を前方に押すと、レバー86
aが直立して係合溝部86bが最下端に移動する(図1
4(B))。これにより、レーザ反射手段操作部52の
移動操作に伴ってレーザ反射手段113がガイド溝15
3の往復摺動部153aと係合すると共に、内視鏡12
4は、係合溝部86bにより規制され、本体101の先
端側への移動が禁止される。
【0069】このように本実施形態によれば、レーザ反
射手段113および内視鏡124のうちの一方のみの本
体内先端方向への移動を許容する規制部材を採用したの
で、簡易な構成により、誤ってレーザ反射手段113と
内視鏡124とが干渉してしまう事態を確実に防止する
ことができる。
【0070】なお、以上説明した実施形態は、本発明を
限定するために記載されたものではなく、本発明の技術
的思想内において当業者により種々変更が可能である。
【0071】例えば、上述した実施形態では、ガイド溝
153の延長部153bは、往復摺動部153aより基
端側に延長して形成されているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、往復摺動部153aより先端側に
延長して形成されていてもよい。
【0072】また、生体組織に向けて照射されるエネル
ギーとして、レーザ光を例に説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えばマイクロ波、ラジオ
波、超音波等のエネルギーの照射を行なうものでもよ
い。
【0073】また、加熱治療の対象となる生体組織とし
て、前立腺の場合を例に説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、血管や消化管(食道、腸管な
ど)、腹腔などの生体内から、あるいは体表からエネル
ギーを照射して加熱治療を行うことが可能な生体組織の
すべてを含む。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の医療用エ
ネルギー照射装置によれば、操作部により、エネルギー
反射手段を、ガイド手段の延長部と係合させることによ
って往復摺動部との係合時よりも本体の軸心に沿う方へ
さらに傾斜させて退避させることができる。これによ
り、エネルギー反射手段によって内視鏡の前方視野が妨
げられないばかりか、内視鏡の先端をエネルギー反射手
段に干渉することなく本体の先端奥側に移動させること
ができ、本体の挿入方向である前方をより詳細に観察す
ることが可能となる。したがって、本体の先端部を生体
内でより正確に位置決めすることができる。
【0075】また、限られた径の本体内であっても、鮮
明かつ広範囲の視野を確保し得る径の大きい内視鏡を用
いることが可能となる。したがって、本体の先端部の位
置決めや、エネルギー照射時の生体組織表層の観察も、
より円滑に行うことができ、正確なエネルギー照射が実
現されると共に、治療時間短縮による患者の負担を低減
することが可能となる。
【0076】さらに、エネルギー反射手段および内視鏡
を本体内先端方向への出退動作が相互に逆となるように
連動させる機構や、両者のうちの一方のみの本体内先端
方向への移動を許容する規制手段を採用することによ
り、誤ってエネルギー反射手段と内視鏡とが干渉してし
まう事態を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るレーザ照射装置を
示す斜視図である。
【図2】 図1の左後方から見た斜視図である。
【図3】 レーザ照射装置の先端部の内部構造を説明す
るための断面図である。
【図4】 レーザ照射装置の先端部を鉛直面に沿って切
断して示す斜視図である。
【図5】 図4の右前方から見た斜視図である。
【図6】 光ファイバの先端部に接続されたレーザ出射
部の詳細を示す斜視図である。
【図7】 レーザ反射手段が、往復運動中において先端
位置、中間位置、基端位置にそれぞれ位置したときのレ
ーザ光の経路を模式的に示す図である。
【図8】 (A)は、レーザ照射時におけるレーザ反射
手段の位置を示す図、(B)は、前方観察時におけるレ
ーザ反射手段の位置を示す図である。
【図9】 手元部に挿入部が装着された状態の内部構造
を概略で示す斜視図である。
【図10】 図9の左後方から見た斜視図である。
【図11】 手元部の斜視図である。
【図12】 (A)〜(C)は、手元部のレーザ反射手
段操作部と内視鏡操作部との連動機構を説明するための
側面図である。
【図13】 挿入部の斜視図である。
【図14】 (A)(B)は、他の実施形態に係る手元
部を示す側面図である。
【符号の説明】
52…レーザ反射手段操作部(操作部)、 63…モータ(駆動手段)、 101…本体、 107…光ファイバ(エネルギー伝達部材)、 113…レーザ反射手段(エネルギー反射手段)、 118…突起、 123…内視鏡ルーメン、 124…内視鏡、 151…壁部材、 153…ガイド溝(ガイド手段)、 153a…往復摺動部、 153b…延長部、 153c…連結部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩橋 茂信 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内 Fターム(参考) 4C082 MA01 MC01 ME01 ME18 ME21 RA02 RC03 RC08 RE22 RE35 RE51 4C099 AA01 CA13 CA18 EA01 GA30 JA13 JA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギーを生体組織に照射して治療す
    るための医療用エネルギー照射装置であって、 長尺の本体と、 前記本体の基端側より送られるエネルギーを反射するエ
    ネルギー反射手段と、 前記エネルギー反射手段を前記本体の長手方向に往復運
    動させる駆動手段と、 前記本体の内部に形成され、生体組織を観察するための
    内視鏡が設置される内視鏡ルーメンと、 前記エネルギー反射手段の一部が摺動可能に係合され、
    当該エネルギー反射手段の前記本体の長手方向の移動に
    伴って当該エネルギー反射手段の角度を変化させ得るガ
    イド手段であって、前記駆動手段による前記エネルギー
    反射手段の往復運動に必要な範囲の往復摺動部、および
    前記エネルギー反射手段を前記往復摺動部との係合時よ
    りも前記本体の軸心に沿う方へさらに傾斜させるための
    前記往復摺動部から延長された延長部を備えたガイド手
    段と、 前記本体の基端側に設けられ、前記エネルギー反射手段
    を前記往復摺動部に係合する位置と前記延長部に係合す
    る位置との間で移動させるための操作部と、を有するこ
    とを特徴とする医療用エネルギー照射装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド手段は、前記往復摺動部と前
    記延長部とを繋ぐ略S字形状の連結部を備えていること
    を特徴とする請求項1に記載の医療用エネルギー照射装
    置。
  3. 【請求項3】 前記エネルギー反射手段の一部が前記ガ
    イド手段の延長部から往復摺動部へ移動するのに伴っ
    て、前記内視鏡が前記本体の基端側に後退し、前記エネ
    ルギー反射手段の一部が前記ガイド手段の往復摺動部か
    ら延長部へ移動するのに伴って、前記内視鏡が前記本体
    の先端側に移動するように構成された連動手段をさらに
    有することを特徴とする請求項1または2に記載の医療
    用エネルギー照射装置。
  4. 【請求項4】 前記エネルギー反射手段の前記ガイド手
    段の往復摺動部との係合と、前記内視鏡の前記本体の先
    端側への移動とのいずれかのみを選択的に許容する規制
    手段をさらに有することを特徴とする請求項1または2
    に記載の医療用エネルギー照射装置。
  5. 【請求項5】 前記エネルギー反射手段は、前記本体の
    基端側より送られるエネルギーを先端側へ伝達するエネ
    ルギー伝達部材の先端近傍に揺動可能に連結され、前記
    駆動手段は、前記エネルギー伝達部材を介して前記エネ
    ルギー反射手段を前記本体の長手方向に往復運動させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の医療
    用エネルギー照射装置。
  6. 【請求項6】 前記本体の先端部は、前記エネルギー反
    射手段が往復運動することを許容する空間を有し、 前記ガイド手段は、前記空間内の対向する一対の壁部材
    に形成された一対のガイド溝であり、 前記エネルギー反射手段の一部は、前記一対のガイド溝
    に挿入される一対の突起であることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の医療用エネルギー照射装置。
  7. 【請求項7】 前記エネルギーは、レーザ光であること
    を特徴とする請求項1〜6に記載の医療用エネルギー照
    射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6599287B2 (en) * 2000-07-03 2003-07-29 Terumo Kabushiki Kaisha Medical energy irradiation apparatus

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