JP2002017763A

JP2002017763A - 逆転健康器

Info

Publication number: JP2002017763A
Application number: JP2000247104A
Authority: JP
Inventors: Hironobu Kanetani; 浩延金谷
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-07-11
Filing date: 2000-07-11
Publication date: 2002-01-22

Abstract

(57)【要約】【課題】老若を問わず、身体機能の劣る人でも使用可
能な、簡易で安全な逆転健康器の製作。【解決手段】あおむけに寝てヒザ掛けパイプ（４）に
両ヒザを掛け、脚力と腹筋と手の力を使って両ヒザをヒ
ザ乗せパイプ（６）に引き上げるだけの安全で簡単な体
重移動で逆転姿勢を取り、ヨーガの体位法を取り入れた
使い方をすることにより、逆転運動の健康上の目的が達
成可能で、使用者の身体に応じヒザ乗せパイプ（６）の
高さ調整を可能なものとすることで満足できるものとな
った。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、器具の主要素材
に、軽量鉄パイプの使用において組み立てられた構造物
で、逆立ち運動を安全で容易に行えるよう助ける健康器
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来簡易に逆立ちする器具は見当らない
！現代は逆転による健康法が切望されており、その
実証が各方面より、強く要望されている。本発明は極
めて簡単に、しかも安全性を充分考慮した発想に基づ
き、所期の目的を達するものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】逆転運動の有効性に関
し、最近脳の研究が進み、社会的問題となっている老化
やストレスが脳の働きと深い関係があることが解明され
ています。老化の現れとして内臓の下垂、萎縮、内分泌
・神経・免疫機能の低下が見られ、人はこの自然の成り
行きを完全に止めることはできませんが、その進行を制
御することは可能となってきています。その一つの方法
として逆転運動があげられます。この運動は、内臓の
下垂など、内臓の位置異常を修正して、正常に戻すとと
もに生命の自動制御装置とも言われる脳幹の視床下部
や、下垂体に適度な刺激を加えて、大脳の活動水準を高
め、その機能を促進させるため、自律神経系や内分泌
系、免疫系が至適レベルに調整され、健康を増進するば
かりでなく、老化予防・若返り・ストレス予防にも有効
であることが解明され始めています。それでこの運動の
効用を多くの人々に知らせると同時に大切な課題は、こ
の運動が恐怖感を伴うため取り入れにくいことがあげら
れます。多くの人々に親しまれるためには老若を問わ
ず、身体機能の劣る人でも使用可能な逆転健康器の開発
が課題となっていました。

【０００４】

【課題を解決するための手段】普通逆転運動を行うに
は、蹴上がりなど身体の半転を伴う大きな体重移動が必
要で、恐怖感を抱く人には親しまれなかったが、本器具
はあおむけに寝てヒザ掛けパイプ４に両ヒザを掛け、脚
力と腹筋と手の力を使って両ヒザをヒザ乗せパイプ６に
引き上げるのみで、体重の移動を最小限にし、ヨーガの
体位法を取り入れた使い方のくふうにより健康上の目的
を達成できるものとし、又使用者の身体に応じてヒザ乗
せパイプ６の高さが調整できる機能を持たせることで、
それぞれの課題を解決させるものとした。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明すると、まず安全外枠１上に組立て
た支え棒５、そして左右ヒザ掛けパイプ台２・３上端の
嵌入溝に、ヒザ乗せパイプ６を左右に嵌入し、ヒザ乗せ
パイプ６の床面よりの高さが運動実施者の身長の４５％
前後となるよう、左右の高さ調整ボルト穴８と高さ調整
ボルト９をセットして組立てが完了します。これを使用
する時は、あおむけに寝てヒザ掛けパイプ４が腰の上部
を左右にまたがる位置にし、両脚のヒザをヒザ掛けパイ
プ４に掛け、息を調える

【図３】両手でそれぞれ左右のヒザ掛けパイプ台２・３
を持ち、脚力と腹筋と手の力を使って両脚のヒザをヒザ
乗せパイプ６に引き上げる

【図４〜図５】。なめらかな呼吸をしながらしばらく
この姿勢を保ったまま、（イ）「ノド」（ロ）「お
腹」（ハ）「肛門」の３つを軽く引き締める。それは
次のように行う。（イ）静かに息を吐ききり、「ノド」を引き締め、苦
しくならない程度でゆるめる。その後、自然の呼吸を行
う。（ロ）静かに息を吐ききり、「ヘソ」を背中の方に引
き寄せ、お腹をへこませ、苦しくならない程度でゆるめ
る。その後、自然の呼吸を行う。（ハ）静かに息を吐ききり、「肛門」の括約筋を引き
締めて収縮する。苦しくならない程度でゆるめる。その
後、自然の呼吸を行う。静かに両脚をヒザ掛けパイプ４
に下ろし、次に両脚を床に下ろす。数分間は「完全弛緩
の体位」で休む。 ★「完全弛緩の体位」

【図６】１あおむけに寝て、脚は腰幅より少し大きく開く。２両腕を脇腹から約３０度離し、手のヒラを上に向
け、だらりと力を抜く。３アゴを少し引いて、目を閉じ、マブタの力を抜き、
口元をゆるめる。４全身の筋肉をゆるめ、関節の力を抜き、全細胞を完
全に弛緩させる。５全身がだんだん重くなって、深い海の底にひきずり
こまれるようなイメージを描く。

【０００６】

【発明の効果】本発明により老若を問わず、身体機能の
著しく劣る人でも本器を使用して、夢のような効果を期
待して逆転運動を行うことが可能となり、同時に器具の
機能が簡易なものであるため製造コストを大巾に低減で
きることとなった。 ★継続して使用することより期待できる効果頭部に血液が豊富に供給され、脳の活動を活発にし、
全神経系の機能を強化する。（集中力や記憶力が向上。
不眠、ノイローゼ、情緒不安、貧血症によく、脳血栓を
予防）内臓の下垂や位置異常を修正する。（胃下垂、腎下
垂、子宮下垂、脱腸のような腹部のヘルニアなどの予
防）下半身からの血液やリンパ液の還流を助け、心臓を休
息させる。（肝臓、腎臓、胃腸、生殖器の欝血を軽減、
脚のだるさを取り、静脈瘤、痔にも良い）脳下垂体や甲状腺、上皮小体、胸腺など重要な内分泌
腺が刺激され、ホルモン分泌が正常化。（老化予防、若
返りに役立ち減量や美容効果を高められる。性的虚弱、
更年期障害にも卓効）頸椎の狂いを修正し、首や肩の血行をよくする。（首
や肩のコリを解消し、気管支炎やゼンソクにも良い）

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図を示す

【図２】本発明の分解図を示す

【図３】本発明の使用状態を示す（イ）

【図４】本発明の使用状態を示す（ロ）

【図５】本発明の使用状態を示す（ハ）

【図６】運動終了時の「完全弛緩の体位」を示す

【符号の説明】

１安全外枠２左ヒザ掛
けパイプ台３右ヒザ掛けパイプ台４ヒザ掛け
パイプ５支え棒６ヒザ乗せ
パイプ７ソフト材付き滑り止め８高さ調整
ボルト穴９高さ調整ボルト１０止めネジ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】本発明の主要素材に軽量鉄パイプを使用
し、大人の肩巾が入る長さのヒザ掛けパイプ（４）の上
方に、左右の同じ長さの位置を曲げ、コの字型に加工し
たヒザ乗せパイプ（６）を、左右のヒザ掛けパイプ台
（２・３）を介して垂直に方形の枠体を構成し、ヒザ乗
せパイプ（６）とヒザ掛けパイプ（４）の間隔は、左右
のヒザ掛けパイプ台（２・３）上端の嵌入溝に、左右に
それぞれ数個の高さ調整ボルト穴（８）の設けられたヒ
ザ乗せパイプ（６）が嵌入され、左右のヒザ掛けパイプ
台（２・３）上部に設けられた高さ調整ボルト穴（８）
に、高さ調整ボルト（９）を通して調整可能な逆転健康
器。
【請求項２】左右のヒザ掛けパイプ台（２・３）は下
部で安全外枠（１）の左右中程に連結され、後部で安全
外枠（１）後部左右とヒザ掛けパイプ（４）の左右を、
それぞれ支え棒（５）で連結して支えられ、ヒザ乗せパ
イプ（６）とヒザ掛けパイプ（４）の中央部には、それ
ぞれソフト材付き滑り止め（７）を設けた請求項１記載
の逆転健康器。