JP2002017713A - X線撮影装置 - Google Patents

X線撮影装置

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JP2002017713A
JP2002017713A JP2000209215A JP2000209215A JP2002017713A JP 2002017713 A JP2002017713 A JP 2002017713A JP 2000209215 A JP2000209215 A JP 2000209215A JP 2000209215 A JP2000209215 A JP 2000209215A JP 2002017713 A JP2002017713 A JP 2002017713A
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Mikihiko Kato
三紀彦 加藤
Katsuhiro Masuo
克裕 増尾
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 裁断面高さをいろいろ変えて断層撮影を行わ
なくても、被検者の関心部位の深さ方向の位置と大きさ
を知ることができるX線撮影装置を提供する。 【解決手段】 天板4上の被検者に対して、X線管装置
1を頭部又は脚部の方に移動させ、X線を斜めから照射
し、角度の異なる位置で透視撮影した二枚の画像モニタ
11の画像上で、被検者の関心部位の移動した点を、マ
ウス12aなどの入力支援装置12によって画像処理部
18に取りこみ、距離演算部19で被検者の関心部位の
深さ方向の位置と拡大率が算出され、画像モニタ11に
表示される。操作卓16で断層撮影モードにすれば、自
動的に裁断面が算出された関心部位の高さに設定され、
一回の断層撮影を行うだけで、所望の断層面の撮影がで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線透視撮影台に
係わり、特に、斜入透視、斜入撮影または断層撮影が可
能なX線撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、被検者のX線による透視撮影を行
う時、X線撮影装置の天板に被検者を載せ、X線管装置
と天板上の被検者を挟んで対向して設けられたX線像検
出部を用いて行われる。このX線撮影装置は、被検者を
透過したX線をX線像検出部によって電気信号に変換
し、TVモニタに表示したり、撮影するものである。そ
の時、被検者の関心部位(患部)が体内のどの位置に、
どれだけの大きさで存在しているかを診断するために、
被検者に対してX線の入射方向を斜めにして透視撮影が
行われたり、裁断面高さを変えて複数枚の断層撮影が行
われる。単純撮影によって得られたX線撮影の画像は、
撮影部位のX線方向のすべての組織、器官が重なった状
態で一枚のフイルムに示されており、断層撮影では見よ
うとする面のX線像のみが鮮明に描写され、その前後の
層の像がぼかされて、裁断面に近いX線像のみが得られ
る。そして、断層撮影法では、X線管装置、被検者、及
びX線像検出部(フイルム等)のうち二つを同期して運
動させることにより断層像が得られるが、通常、被検者
を固定し、X線管装置とX線像検出部(フイルム等)を
移動させる方法が多く用いられている。図6にX線管装
置1と天板4を挟んでX線像検出部3が平行な直線運動
を行う断層撮影法の原理を示す。回転中心とX線管焦点
との距離をr1、X線像検出部3までの距離をr2、X
線管装置1とX線像検出部3の移動角度を2θとした場
合、裁断面20からeだけ離れた部位にある点がX線像
検出部3上に投影された長さLは、平行運動の場合、L
=2e(r1+r2)tanθ/(r1−e)で表され
る。即ち移動角度θが大きいとLのボケ像が長くなり、
X線像検出部3上にLの像として現れ難く、撮影層は薄
くなる。一方、移動角度θが小さい場合、撮影層が厚く
なる。このように、X線管装置1とX線像検出部3とを
斜入中心Dを移動中心にして、互いに反対方向に移動さ
せ裁断面20の断層撮影が行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のX線撮影装置は
以上のように構成されているが、透視または撮影された
被検者の関心部位を、診断医が読影する場合、X線画像
は、撮影部位のX線方向のすべての組織、器官が重なっ
た状態で一つの画像として示されており、その関心部位
の深さ(厚み)方向の位置情報と大きさを、正確に把握
しにくいという問題がある。また、断層撮影では、関心
部位をX線像検出部3の撮像部の中心に位置合せするた
めに、被検者を透視してモニタに映る関心部位が中央に
くるように、被検者を載せた天板4、もしくは、X線管
装置1とX線像検出部3の位置を調節して行っている。
しかし、関心部位の体厚方向の位置を認識することがで
きないため、断層撮影では、裁断面高さ(天板4から断
層面高さ)の設定をいろいろ変えて撮影を行い、所望の
裁断面高さでの撮影像が得られるまで撮影を行わなけれ
ばならないという問題がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、裁断面高さをいろいろ変えて断層撮影
を行わなくても、被検者の関心部位(患部)の深さ(厚
み)方向の位置と大きさを正確に捉えることができ、そ
して、一回の断層撮影で所望の裁断面のX線撮影ができ
るX線撮影装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明のX線撮影装置は、X線管装置と、そのX線管
装置を支持した支柱と、被検者を透過したX線を検出す
るX線像検出手段とを備え、斜入透視、斜入撮影または
断層撮影が可能なX線撮影装置において、被検者に対し
て異なる斜入角度で斜入透視又は斜入撮影を行う斜入透
視撮影手段と、画像モニタ上に表示される斜入角度の異
なる角度で得られた2枚の透視又は撮影画像上で斜入動
作によって関心部位が移動する距離を入力支援装置で指
定することにより2点間の距離を計測する計測手段と、
関心部位の移動距離と前記斜入角度の情報から関心部位
の被検者の厚方向位置およびその位置での拡大率を演算
する演算手段とを備えるものである。
【0006】さらに、上記X線撮影装置において、前記
演算手段で得られた関心部位の被検者の厚方向位置およ
びその位置での拡大率から、断層撮影の断層中心の裁断
面の高さを自動設定する手段を備えるものである。
【0007】本発明のX線撮影装置は上記のように構成
されており、被検者に対して異なる斜入角度で斜入透視
又は斜入撮影を行い、画像モニタ上に表示される斜入角
度の異なる角度で得られた2枚の透視又は撮影画像上
で、関心部位が移動する距離をマウスなどの入力支援装
置で指定することにより、制御部に設けられた計測回路
が2点間の距離を計測し、演算回路により、その計測さ
れた移動距離と前記X線斜入角度のデータから、関心部
位の被検者の厚方向位置およびその位置での拡大率を算
出することができる。そして、演算算出された被検者の
関心部位の厚方向位置のデータを、X線撮影装置の断層
撮影裁断面に設定して、断層撮影を行えば一回の断層撮
影で所望の断層像を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のX線撮影装置の一実施例
を図1を参照しながら説明する。図1は、本発明のX線
撮影装置による斜入射の透視及び撮影ができ、さらに、
X線管装置1とX線像検出部3が平行な直線運動を行っ
て断層像を得ることができる撮影台とその制御部を示す
図である。本X線撮影装置は、X線管装置1と、そのX
線管装置1を支持した支柱2と、被検者を透過したX線
を検出するX線像検出部3と、被検者に対して異なる斜
入角度にX線管装置1を平行移動し回転して、それに対
向して、反対方向に平行移動する前記X線像検出部3と
による斜入透視又は斜入撮影を行うことができる斜入透
視撮影手段(X線管装置1、支柱2、X線像検出部3、
斜入制御部17、映像系制御部15、画像処理部18、
画像モニタ11)と、画像モニタ11上に表示される斜
入角度の異なる角度で得られた2枚の透視または撮影画
像上で斜入動作によって関心部位が移動する距離を入力
支援装置12で指定することにより2点間の距離を計測
する計測手段(画像モニタ11、入力支援装置12、画
像処理部18、距離演算部19)と、関心部位の前記移
動距離と前記斜入角度の情報から関心部位の被検者の厚
方向位置およびその位置での拡大率を演算する演算手段
(画像処理部18、距離演算部19)とから構成されて
いる。
【0009】本X線撮影装置は、撮影台とその制御部か
ら構成され、撮影台は、基台6に主支柱5を立て、保持
部5aによって、天板4、支柱2のアーム先端にX線管
装置1、天板4の下方にX線像検出部3を保持し、天板
4の長手方向に支柱2が支柱部駆動機構2aにより移動
し、それに応じて、X線管装置1が支柱2のアーム先端
で被検者の撮影部位方向に向くように、X線管回転機構
1aによって駆動される。又、X線像検出部3は上部の
X線管装置1の移動に応じて反対方向に対応する位置に
X線像検出部駆動機構3aによって駆動される。この状
態で斜入透視または撮影が行われる。また、X線管装置
1とX線像検出部3が互いに反対方向に連続して平行移
動することで断層撮影を行うことができる。制御部は、
操作卓16に画像モニタ11を有し、内部に撮影台を操
作制御する本体制御部13と、X線像検出部3を電気的
に動作させ制御するための映像系制御部15と、X線管
装置1と支柱2とX線像検出部3を斜入透視撮影するこ
とができるように駆動制御する斜入制御部17と、X線
像検出部3から取り込んだ信号を処理して画像モニタ1
1に表示したり記憶装置に記憶させる画像処理部18
と、画像モニタ11上に表示される斜入角度の異なる角
度で得られた2枚の透視又は撮影画像上で、関心部位が
移動する距離をライトペン、マウス12a、キーボード
12bなどの入力支援装置12で指定することにより距
離を計測し、その計測された移動距離と前記X線斜入角
度のデータから、関心部位の被検者の厚方向位置および
その位置での拡大率を演算する距離演算部19と、被検
者のID、その他固有のデータを表示、記録することが
できる補助用のモニタ11a、11bから構成されてい
る。
【0010】斜入透視撮影手段は、X線管装置1、支柱
2、X線像検出部3、斜入制御部17、映像系制御部1
5、画像処理部18、画像モニタ11から構成され、そ
の透視撮影の原理を図2に示す。(a)は各部の移動状
態を示し、(b)はX線管装置1がA位置の時の画像モ
ニタ11に表示された画像を示し、(c)はX線管装置
1がB位置に移動した時の画像モニタ11に表示された
画像を示す。X線管装置1が斜入制御部17の支柱部移
動機構2aにより、A位置からB位置に移動する。それ
に応じて映像系制御部15のX線像検出部駆動機構3a
により、撮影台の斜入中心D(断層撮影時にはこの点を
通る平面が裁断面になる)を回転中心にしてX線像検出
部3を反対方向に移動させる。この時のX線が入射する
角度を斜入角θとする。天板4上に載せられた被検者8
の関心部位Eは、X線管装置1がB位置まで移動する
と、画像処理部18を介して画像モニタ11上では、
(c)に示した黒丸印位置まで移動する。移動前の関心
部位Eと移動後の関心部位Eの画像上でのずれた距離X
を入力支援装置12によって計測する。本X線撮影装置
は、上記の斜入角θと関心部位が移動した距離Xとの二
つのデータから、被検者の関心部位の体厚方向の位置と
撮影拡大率を算出するものである。計測手段は、画像モ
ニタ11、入力支援装置12、画像処理部18、距離演
算部19から構成され、画像モニタ11上に表示される
斜入角度の異なる角度で得られた2枚の透視又は撮影画
像上で斜入動作によって関心部位が移動する距離Xをマ
ウス12a、キーボード12bやライトペン等の入力支
援装置12で指定することにより、画像処理部18でそ
の情報が取り込まれ、距離演算部19で2点間の距離を
計測し記憶するものである。演算手段は、画像処理部1
8と、距離演算部19から構成され、関心部位の移動距
離Xと斜入角度θのデータ情報から、関心部位の被検者
の厚方向位置およびその位置での拡大率を、距離演算部
18で、下記に示す式(1)、(2)、(3)、(4)
を用いて算出する。
【数1】 図3に関心部位Eの拡大投影される原理を示す。関心部
位E点における拡大率Yeは式(1)の関係が成立す
る。SFDはX線管焦点とX線像検出部3間の距離で定
数である。ZはX線像検出部3と斜入中心D間の距離
で、操作する装置の設定値である。dは関心部位E(患
部)と斜入中心D間の距離を示し、この値を求める。そ
して、dは式(2)の関係が成立する。Xeは関心部位
Eでの換算距離を示す。そして、画像上で計測したずれ
た距離Xに対して関心部位Eでの換算距離Xeは式
(3)の関係が成立する。従って、式(1)、(2)、
(3)から式(4)が成立する。操作した斜入角θ、画
像上でずれた距離X、SFD、Zを式(4)に代入すれ
ば、関心部位Eと装置の斜入中心D間の距離dが求めら
れる。dが分かればZからdと天板4の厚みを差し引け
ば、天板4の上表面から関心部位Eまでの距離を知るこ
とができる。そして、X線像検出部3と画像モニタ11
上の画像サイズの表示比率を1:1とすれば、画像上の
大きさは、関心部位Eの位置ではXe(=X/Ye)倍
になる。
【0011】次に、本X線撮影装置の動作について図4
を参照しながら説明する。まず、撮影台の斜入中心D
(X線管装置1とX線像検出部3を反対方向に平行に移
動させて斜めから透視撮影する時の回転中心)を天板4
よりも上部位置の既知の値に設定する。そして、被検者
8を天板4に載せる。X線管装置1を正面にセットし、
被検者8の関心部位をX線透視する。関心部位Eが画像
モニタ11の表示面の中心になるように、X線管装置1
を保持している支柱2とX線像検出部3を、操作卓16
から本体制御部13を介して、斜入制御部17と映像系
制御部15により移動させる。そして、マウス12aな
どの入力支援装置12を用いて、画像モニタ11の関心
部位Eをクリックする。次に、操作卓16を操作し、本
体制御部13を介して斜入制御部17によって、X線管
装置1を左右いずれかの方向に支柱2を移動させると同
時に、X線管装置1自体が関心部位Eの方向に回転し、
同時に天板4の下部に設けられたX線像検出部3が、映
像系制御部15によって、斜入中心Dを中心にしてX線
管装置1とは反対方向に移動し、斜入角θの状態にな
る。そしてX線管装置1と斜入中心DとX線像検出部3
とが、一直線上に斜入角θで配置される。この状態でX
線透視を行い、画像モニタ11上で移動した関心部位E
の位置を、マウス12aなどの入力支援装置12を用い
てクリックする。前のクリックと今度のクリックによっ
て画像上でずれた距離Xが画像処理部18で読み取ら
れ、記憶される。この計測された画像上のずれた距離X
と斜入角θのデータから、前記の式(4)により、関心
部位Eと装置の斜入中心D間の距離dが求められる。そ
して、Zからdと天板4の厚みが差し引かれ、天板4の
上表面から関心部位Eまでの距離が距離演算部19で算
出される。そして、X線像検出部3と画像モニタ11上
の画像サイズの表示比率を1:1に設定してあれば、画
像上の大きさは関心部位Eの位置ではXe(=X/Y
e)倍と算出される。これらの算出された値が、画像モ
ニタ11に表示されると共に、記憶装置に記憶される。
【0012】次に、この被検者8の関心部位Eの断層像
を撮影する手順を説明する。まず、撮影台の斜入中心D
を上記の算出された関心部位Eの位置にする。この操作
は、断層撮影モードに操作卓16のスイッチを切替えれ
ば、距離演算部19で算出された値が記憶装置から読み
出され、本体制御部13から斜入制御部17と映像系制
御部15からの信号により、自動的にDの位置とEの位
置が一致するように動作機構が設定される。そして、断
層撮影のスイッチを操作すれば、被検者8の関心部位E
が裁断面となり、関心部位Eの断層撮影が行われる。
【0013】次に、本X線撮影装置の他の実施例を図5
を参照しながら説明する。図5は斜入射の透視及び撮影
ができる撮影台とその制御部を示す。本X線撮影装置
は、X線管装置1と、そのX線管装置1を支持した支柱
7と、被検者8を透過したX線を検出するX線像検出部
3と、被検者8に対して異なる斜入角度にX線管装置1
を支点10を中心にして回転し、天板4の下部に設けら
れたX線像検出部3とによって斜入透視又は斜入撮影を
行うことができる斜入透視撮影手段(X線管装置1、支
柱7、X線像検出部3、斜入制御部17、画像処理部1
8、画像モニタ11)と、画像モニタ11上に表示され
る斜入角度の異なる角度で得られた2枚の透視または撮
影画像上で斜入動作によって関心部位が移動する距離を
入力支援装置12で指定することにより、2点間の距離
を計測する計測手段(画像モニタ11、入力支援装置1
2、画像処理部18、距離演算部19)と、関心部位の
移動距離と前記斜入角度の情報から関心部位の被検者の
厚方向位置およびその位置での拡大率を演算する演算手
段(画像処理部18、距離演算部19)とから構成され
ている。
【0014】本X線撮影装置は、撮影台とその制御部か
ら構成され、撮影台は、X線像検出部3が移動しないの
で断層撮影はできないが、支柱7を傾斜することでX線
管装置1を斜めにセットすることができ、被検者8の斜
入透視撮影が可能である。制御部は、X線像検出部3が
移動しないので、図4に示す映像系制御部15は組み込
まれていない。その他については図1に示す実施例と同
じ機能を有する。本X線撮影装置は、正面からの透視も
しくは撮影と斜入方向からの透視もしくは撮影を行い、
画像モニタ11上の被検者8の関心部位Eの位置の移動
距離Xを入力支援装置12で計測することで、関心部位
の被検者の厚方向位置およびその位置での拡大率を演算
することができる。支点10と関心部位Eとの距離をd
とすると、SFD・Cosθ/(SFD・Cosθ−
d)=X/Xe、d=Xe・tanθ、Ye=X/Xe
の関係が成立する。この関係から関心部位Eと装置の支
点10間の距離dが求められる。そして、天板4の表面
からX線像検出部3までの距離を差し引き、天板4の上
表面から関心部位Eまでの距離が距離演算部19で算出
される。そして、X線像検出部3と画像モニタ11上の
画像サイズの表示比率を1:1に設定してあれば、画像
上の大きさは関心部位Eの位置ではXe(=X/Ye)
倍と算出される。これらの算出された値が、画像モニタ
11に表示されると共に、記憶装置に記憶される。
【0015】
【発明の効果】本発明のX線撮影装置は上記のように構
成されており、被検者に斜めからX線を照射することが
できる撮影台を用いて、異なる角度から斜入透視又は撮
影された二枚の透視または撮影画像上で、被検者の関心
部位の移動した点をライトペンやマウスなどの入力支援
装置で指定すれば、制御部に設けられた計測回路が2点
間の距離を計測し、演算回路が関心部位の被検者の厚方
向位置およびその位置での拡大率を演算し算出すること
ができる。それにより断層撮影のプランニング、あるい
は、IVR・手術などの手技における支援に有用とな
る。また、画像上で指定した位置での拡大率を求めるこ
とが可能であり、距離計測に応用することができる。ま
た、直線断層撮影時の裁断高さを自動設定することがで
き、一回の断層撮影で所望の断層像を得ることができる
ので、被検者のX線被曝を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のX線撮影装置の斜入透視撮影/直線
平行軌道方式による断層撮影用の一実施例を示す図であ
る。
【図2】 本発明のX線撮影装置のX線管装置の移動に
よる関心部位の移動を説明するための図である。
【図3】 本発明のX線撮影装置の動作原理を説明する
ための図である。
【図4】 本発明のX線撮影装置の回路ブロック図を示
す図である。
【図5】 本発明のX線撮影装置の斜入透視撮影用の他
の実施例を示す図である。
【図6】 平行運動による断層撮影装置の原理を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1…X線管装置 2…支柱 3…X線像検出部 4…天板 7…支柱 10…支点 11…画像モニタ 12…入力支援装置 12a…マウス 13…本体制御部 15…映像系制御部 16…操作卓 17…斜入制御部 18…画像処理部 19…距離演算部 20…裁断面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線管装置と、そのX線管装置を支持した
    支柱と、被検者を透過したX線を検出するX線像検出手
    段とを備え、斜入透視、斜入撮影または断層撮影が可能
    なX線撮影装置において、被検者に対して異なる斜入角
    度で斜入透視又は斜入撮影を行う斜入透視撮影手段と、
    画像モニタ上に表示される斜入角度の異なる角度で得ら
    れた2枚の透視又は撮影画像上で斜入動作によって関心
    部位が移動する距離を入力支援装置で指定することによ
    り2点間の距離を計測する計測手段と、関心部位の移動
    距離と前記斜入角度の情報から関心部位の被検者の厚方
    向位置及びその位置での拡大率を演算する演算手段とを
    備えることを特徴とするX線撮影装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のX線撮影装置において、前
    記演算手段で得られた関心部位の被検者の厚方向位置お
    よびその位置での拡大率から、断層撮影の断層中心の裁
    断面の高さを自動設定する手段を備えることを特徴とす
    るX線撮影装置。
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