JP2002016646A - 衛星通信ネットワークにおけるリアル・タイム・スケジューリング方法および装置 - Google Patents

衛星通信ネットワークにおけるリアル・タイム・スケジューリング方法および装置

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JP2002016646A
JP2002016646A JP2001152924A JP2001152924A JP2002016646A JP 2002016646 A JP2002016646 A JP 2002016646A JP 2001152924 A JP2001152924 A JP 2001152924A JP 2001152924 A JP2001152924 A JP 2001152924A JP 2002016646 A JP2002016646 A JP 2002016646A
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queue
satellite
downlink
data packets
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JP2001152924A
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L Purieto Jame Jr
ジェイム・エル・プリエト,ジュニアー
Stuart T Linsky
スチュアート・ティー・リンスキー
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/18578Satellite systems for providing broadband data service to individual earth stations
    • H04B7/18582Arrangements for data linking, i.e. for data framing, for error recovery, for multiple access

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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛星通信ネットワークのダウンリンク・チャ
ネルに複数のアップリンク・チャネルからのデータ・パ
ケットを編成する順序をリアル・タイムでスケジューリ
ングする。 【解決手段】 衛星10は、ユーザ15〜30、地上局
35およびその他のユーザ端末間においてチャネルを通
じてデータ・パケットを伝送するアップリンク・チャネ
ルおよびダウンリンク・チャネルを含む。衛星内のキュ
ー104〜110は、アップリンク40〜55からのデ
ータ・パケットを収集し、動的に割り当てられた帯域幅
を用いて、データ・パケットをダウンリンク60に出力
する。スケジューラ152は、帯域幅を少なくとも1つ
のキューに割り当て、キューがアップリンク40〜55
およびダウンリンク60間でデータ・パケットをバッフ
ァしている間に、各キューに割り当てられる帯域幅の量
を連続的に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星通信ネットワ
ークに関し、更に特定すれば、通信衛星のアウトバウン
ド・モジュールを通じてバッファされたデータ・ストリ
ームを、ダウンリンクにおいてリアル・タイムで帯域幅
の統計的スケジューリングを行なうための衛星通信ネッ
トワークに関する。
【0002】
【従来の技術】1つ以上のユーザ端末および地上局間で
通信信号をリレー(中継)する衛星通信システムが提案
されている。ユーザ端末は、地球上の様々な場所に位置
することができ、多数の端末が1つの衛星の共通視野内
に置かれる。衛星は、典型的に、地表上においてスポッ
ト・ビームまたはフットプリントを規定するアンテナ・
アレイを含む。一般に、衛星は、各スポット・ビーム内
に位置する多数の端末から通信データを受信する。デー
タ・ストリームは、別個のアップリンクまたは仮想チャ
ネル接続を介して受信される。衛星は、共通スポット・
ビーム内の端末のために着信(入来)データ・ストリー
ムを結合し、多数のデータ・ストリームを含む結合ダウ
ンストリーム信号を地上局または別のユーザ端末に受け
渡す。受信側端末または地上局は、送信側端末と共通の
スポット・ビーム内または異なるスポット・ビーム内に
位置することもある。
【0003】衛星通信ネットワークは、現存しており、
更にオーディオ・データ、ビデオ・データ、テレビ会議
データ、放送ビデオ・データ、ウェブ・サーフィング・
データ等のような種々のデータ・タイプを搬送する通信
チャネルに対応するために開発中でもある。既存の衛星
通信ネットワークは、種々のデータ・タイプを伝送する
ために、ATM(非同期転送モード)プロトコルのよう
な、数個の接続指向プロトコルに対応している。接続指
向プロトコルとして、ATMネットワークは、ネットワ
ークを通じてコール(呼)が許可される前に、既に行わ
れているコールが不当に悪影響を受けないことをネット
ワーク・プロバイダが保証するように動作する。例え
ば、ネットワーク・プロバイダは、既存の接続がある最
低限のサービス品質を維持することを保証する。加え
て、ATMネットワーク内で新たなコールを確立する前
に、ネットワーク・プロバイダは、ネットワークが所望
の最低限のサービス品質を新たなコールに与えることを
保証しなければならない。
【0004】サービス品質は、データ・ストリーム・パ
ケット/損失比、遅延またはデータ・ストリーム・パケ
ット伝送等の間の遅延変動のような、個々の接続に対す
るATM要求を規定する。ATMネットワーク制御技術
の2つの例では、最低限のサービス品質および最大努力
による最低限のサービス品質が保証されている。ATM
ネットワークでは、新たなコールおよび進行中のコール
に対するサービス品質は、新たなコールに対するコール
許可制御や、進行中のコールに関連するパケットの送信
時間に関するスケジューリングを判断するというよう
な、数個の機能のために用いられることがある。
【0005】コール許可制御は、ATMネットワークが
新たなコールまたはネットワークから何らかのサービス
を要求しているユーザを受け入れるか否かについて判断
するプロセスである。コール許可制御およびスケジュー
リングの中で与えられる自由度および柔軟性は、ATM
ネットワークに与えられる帯域幅の量、およびネットワ
ークから要求される個々のコールの帯域幅要求量に左右
される。この文脈における帯域幅とは、接続に必要な最
低限のサービス品質を満たすために、個々の接続が必要
とする帯域幅の統計的量のことである。
【0006】スケジューリングは、ネットワークがデー
タ・パケットまたはセルをダウンリンク上で地上局即ち
地球局に送信する順序を決定するプロセスである。更に
詳しく説明すると、データ・パケットまたはセルは、衛
星内部において、アップリンク・チャネル間で連続的
に、関連するアウトバウンド・モジュールに切り替えら
れている。アウトバウンド・モジュールは、地上局即ち
地球局への各ダウンリンクと関連付けられている。アウ
トバウンド・モジュールは、衛星内において数個のトラ
フィック・ストリームを共通の単一ストリームに結合す
る地点を表す。例えば、アウトバウンド・モジュール
は、衛星内において、多数のアップリンク・トラフィッ
ク・ストリームを結合し、単一のダウンリンク・トラフ
ィック・ストリームに受け渡すモジュールであると考え
られる。アップリンク・トラフィック・ストリームは、
衛星が形成するスポット・ビームの共通のフットプリン
トまたは異なるフットプリント内に位置する多数のユー
ザを対象にする場合がある。ルータまたはスイッチは、
衛星内に設けられ、異なるデータ・ストリームから着信
データ・パケットを受信する。ルータまたはスイッチ
は、各データ・パケット毎に、宛先ダウンリンク・ビー
ムを特定する。各データ・パケットの宛先に基づいて、
ルータまたはスイッチは、対応するアウトバウンド・モ
ジュールに宛てて各データ・パケットを送り出す。
【0007】各アウトバウンド・モジュールは、1つ以
上のキュー即ちバッファを含み、個々のサービス品質に
関連するデータ・パケットを受信する。各バッファ内に
格納されたデータ・パケットは、FIFO方式(先入れ
先出し)またはFIFS方式(入力順処理)で出力され
る。バッファ間の順序は、スケジューラによって決定さ
れる。
【0008】現在のマイクロプロセッサ技術の容量は、
ディジタル通信ネットワークにおける衛星上に実現可能
な処理量に影響を与えてきた。従来のATMネットワー
ク・スイッチング・エレメントは、サービス品質および
公正さ(fairness)の保証のために、複雑なス
ケジューリング・アルゴリズムを処理しなければならな
かった。典型的なネットワークはリアル・タイム・スケ
ジューリングのために数秒毎にスケジューリング計算を
実行しなければならないので、現在の処理スピードの限
界のために、サービス品質および公正さの保証に関連す
るリアル・タイム処理を行なうのが困難となっている。
現在のスケジューリング・システムは、事前(先験的)
知識および履歴トラフィック・パターンに基づいて規定
された統計的スケジューリング・テーブルに基づいて動
作する。しかしながら、統計的スケジューリング・テー
ブルの使用は、帯域幅リソースの無駄、不適正な帯域幅
割り当て、そして究極的にスループットおよび収益の低
下を招く。
【0009】過去において、バッファ即ちキューがダウ
ンリンク上にデータ・パケットまたはセルを出力する順
序を特定するパケット・サービス・スケジュールを格納
したルックアップ(参照)テーブルを利用したスケジュ
ーラが提案された。パケット・サービス・スケジュール
は、連続タイム・スロット内に配列されたデータ・パケ
ットから成り、ダウンリンク上で受け渡されるマスタ・
フレームを規定する。パケット・サービス・スケジュー
ルは、一連のエントリを備え、その各々がマスタ・フレ
ームにおけるタイム・スロットに関連付けられている。
ルックアップ・テーブル内の各タイム・スロットは、対
応するタイム・スロット中にアクセスするキューを識別
するキュー・インデックスを格納する。これまで、スケ
ジューラは、計画または推定トラフィック要求量(de
mand)のモデルに基づいて、パケット・サービス・
スケジュールが統計データ送信順序を格納するように、
プログラムされてきた。従来のルックアップ・テーブル
は周期的に再プログラムされる。しかし、再プログラム
する際、ルックアップ・テーブルを規定するために用い
られるモデルは、履歴および計画トラフィック・パター
ンおよび帯域幅要求量に関する先験的知識を基本とす
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先験的
知識に基づくスケジューリングは、無駄が多い場合もあ
る。第1に、ユーザが利用する帯域幅は、推定よりも少
ない可能性がある。その結果、特定のサービス品質を要
求するチャネルが推定帯域幅量を必要としないにも拘ら
ず、モデルは、ルックアップ・テーブルにおいて、特定
のサービス品質を有するキューに、過剰な数のタイム・
スロットを割り当てることになる。このようにダウンリ
ンクにおいて帯域幅が割り当てられても、使われない状
態で放置される。逆に、推定よりも多い帯域幅を利用す
るチャネルもあり得る。過剰に帯域幅を使用すると、特
定のユーザにサービスするために、追加のリソースを要
求する必要性が生じる(例えば、共通のまたは過負荷の
バッファよりも高いサービス品質を有する追加のバッフ
ァが用いられることもある)。
【0011】したがって、ダウンリンク・スケジューラ
には未だ改良の余地がある。本発明の好適な実施形態の
目的は、この要望を満たすことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の好適な実施形態
は、複数のアップリンク・チャネルからのデータ・パケ
ットを衛星通信ネットワークのダウンリンクに編成する
順序をリアル・タイムでスケジューリングする方法を利
用する。本方法は、パケット・サービス・スケジュール
によって決定した順序でデータ・パケットをダウンリン
ク上で伝送するステップを含む。本方法は、データ・ス
トリームを伝送する各アップリンク・チャネルに関連す
る少なくとも1つのトラフィック・パラメータを監視す
る。トラフィック・パラメータは、対応するアップリン
ク・チャネルの実際の帯域幅使用度を表す。ダウンリン
ク上でデータ・パケットを搬送している間、本方法は、
監視したトラフィック・パラメータに基づいてパケット
・サービス・スケジュールを変更する。各アップリンク
・チャネルが用いる実際の帯域幅を監視し、各チャネル
上に置かれる要求量の精度高いレコードを保持する。デ
ータ・パケットは、衛星のアウトバウンド・モジュール
内にある対応するキューに一時的に格納される。データ
・パケットは、スイッチによって、当該パケットを搬送
するチャネルに関連するサービス要件に基づいて、対応
するキューに向けて送り出される。
【0013】各チャネルについて、位相情報を測定して
もよい。位相情報は、特定のチャネルからのデータ・パ
ケットが最後にキューからダウンリンクに出力されてか
らの経過した時間量を示す。後に、更新パケット・サー
ビス・スケジュールを計算するときに、位相情報を用い
る。データ・パケットが各チャネルに関連するキューに
到達する毎に、データ・パケットを監視することによっ
て、各チャネル毎に新たなトラフィック・パラメータを
連続的に取得する。データ・パケットは、各チャネルか
ら一意のキューまたは1組のキューに切り替えられ、デ
ータ・パケットは、ダウンリンクに出力される前に、キ
ューの中に一時的に格納される。
【0014】オプションとして、パケット・サービス・
スケジュールをルックアップ・テーブルに格納してもよ
い。データ・パケットを伝送し、トラフィック・パラメ
ータを監視し、トラフィック・パラメータに基づいてパ
ケット・サービアス・スケジュールを変更することに伴
う処理は、全て、衛星機内で実行することが可能であ
る。あるいは、計算の一部は、地上局等で実行してもよ
い。
【0015】開始ポテンシャル・フェア・キューイング
・アルゴリズム(StartingPotential
Fair Queuing)、フレーム基本フェア・
キューイング・アルゴリズム(Frame Based
Fair Queuing)等のような、種々の周知
のフェア・キューイング・アルゴリズムの1つにしたが
って、トラフィック・パラメータに基づいて新たなパケ
ット・サービス・スケジュールを計算する。パケット・
サービス・スケジュールにおいて、各チャネルに帯域幅
の動的な量を割り当てる。チャネルがデータ・パケット
を伝送している間に、少なくとも1つのチャネルに割り
当てられた帯域幅を調節することにより、利用可能な帯
域幅を一層効果的に利用する。割り当てられた帯域幅を
調節するには、パケット・サービス・スケジュールを変
更し、個々のキューに割り当てられるタイム・スロット
数を増加または減少させる。
【0016】本発明の好適な代替実施形態は、端末およ
び地上局間においてチャネル上でデータを伝送する少な
くとも1つのアップリンクおよびダウンリンクを備えた
通信衛星を含む。スイッチが、データ・パケットを各ア
ップリンク・チャネルから一意のキューに送出する。衛
星は、アップリンクからデータ・パケットを収集し、ダ
ウンリンクにデータ・パケットを出力する複数のキュー
を含み、各キューに関連する帯域幅の量を動的に調節す
る。帯域幅を割り当てるために、衛星内にはスケジュー
ラを設ける。スケジューラは、アップリンクおよびダウ
ンリンク間においてキューがデータ・パケットをバッフ
ァしている間に、キューに割り当てる帯域幅の量を変更
する。
【0017】帯域幅測定モジュールは、各キューが実際
に用いる統計的帯域幅を測定する。スケジューラは、測
定した統計的帯域幅に基づいて、各キューに割り当てら
れた帯域幅を更新する。ルックアップ・テーブルを用い
て、アクティブな各キューに帯域幅を割り当てるマスタ
・フレームを規定するパケット・サービス・スケジュー
ルを格納するとよい。マスタ・フレームは、複数の連続
するタイム・スロットから成る。スケジューラは、各タ
イム・スロットに、優先順位キュー・インデックスを割
り当てる。優先順位キュー・インデックスは、マスタ・
フレーム内の関連するタイム・スロットの間にデータ・
パケットを出力すべきキューを特定する。
【0018】オプションとして、衛星は、各キューのデ
ータ・パケット・レートを測定するモジュールを含むこ
ともできる。スケジューラ内のプロセッサが、測定した
データ・パケット・レートに基づいて、各キュー毎に統
計的帯域幅割り当てを計算する。スケジューラは、更
に、パケット・サービス・スケジュールを格納するメモ
リを含む。プロセッサは、数種類の公知のフェア・キュ
ーイング・アルゴリズムの1つに基づいて、各キュー毎
に新たな帯域幅割り当てを計算する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、音声、オーディオ、ビデ
オ、テレビ会議、放送ビデオ、インターネット情報、デ
ータ等のような通信データを搬送するATMネットワー
クをサポート(に対応)する衛星通信システム5を示
す。衛星通信システム5は、双方向通信リンク40〜5
5を介して1つ以上のユーザ端末15、20、25、3
0と通信する衛星10を含む。双方向通信リンク40〜
55は、各々、アップリンク接続およびダウンリンク接
続(別個には示されていない)を含み、衛星10との間
で通信データをやりとりする。また、衛星10は、双方
向通信リンク60を介して、地球局またはゲートウェイ
35およびその他のユーザ端末(その一部はアップリン
ク上でも送信される)とも通信する。双方向通信リンク
60は、アップリンクおよびダウンリンクを含み、衛星
10との間で通信データの受け渡しを行なう。ユーザ端
末15〜30は、衛星10のアンテナによって規定され
る単一のスポット・ビームまたは多くのスポット・ビー
ムの共通フットプリント65内にある場合もある。地上
局35またはその他の受信側ユーザ端末は、共通スポッ
ト・ビームまたは異なるスポット・ビームの同一または
異なるフットプリント内にある場合がある。
【0020】双方向通信リンク40〜55は、1つ以上
のデータ・ストリームを衛星10におよび衛星10から
搬送することができる。双方向通信リンク40〜55が
対応する各データ・ストリームは、ATMネットワーク
によって既に確立されている、または確立される予定の
単一のコール(呼)または接続に対応することができ
る。一例としてに過ぎないが、ユーザ端末15は、双方
向通信リンク40上で衛星10とのアップリンク接続お
よびダウンリンク接続を維持することによって、ATM
ネットワークとの接続を確立する、ハンド・ヘルド移動
セルラ・フォンとすることができる。ユーザ端末15か
ら衛星10へのアップリンク通信は、音声データのよう
な、ユーザ端末15から送信されるデータを含む。衛星
10は、双方向通信リンク40〜55内部のアップリン
クを介して、ユーザ端末15〜30から送信される全て
のデータを収集する。双方向通信リンク40〜55から
のアップリンク情報を受信すると、衛星10は、ATM
ネットワーク・プロトコルに基づいて受信データを結合
し、双方向通信リンク60内のダウンリンク上で地上局
35に、結合したデータを送信する。ダウンリンクは、
同様の構造の隣接するマスタ・ファイルに編成されたデ
ータ・ストリームから成り、マスタ・フレームの各々
は、タイム・スロットに分割されている。逆方向では、
衛星10は、地上局35からアップリンク・データを受
信し、このアップリンク・データを、対応するユーザ端
末15〜30に分配する。
【0021】図2は、本発明の好適な実施形態による衛
星アウトバウンド・モジュール100を示す。アウトバ
ウンド・モジュール100は、衛星10内において、数
個のアップリンク・トラフィック・ストリームを結合し
て単一のストリームとし、これをダウンリンクに受け渡
す地点を表す。例えば、アウトバウンド・モジュール
は、衛星内において、多数のアップリンク・トラフィッ
ク・ストリームを結合し、単一のダウンリンク・トラフ
ィック・ストリームに受け渡すモジュールとすることが
できる。アップリンク・トラフィック・ストリームは、
衛星10が形成するスポット・ビームの共通のフットプ
リントまたは異なるフットプリント内に位置する多数の
ユーザを対象とすることができる。ルータまたはスイッ
チが衛星内に設けられ、トラフィック・ストリームから
着信(入来)データ・パケットを受信する。ルータ/ス
イッチは、各データ・パケット毎に、宛先ダウンリンク
・ビームを特定する。各パケットの宛先に基づいて、ル
ータ/スイッチは各データ・パケットを対応するアウト
バウンド・モジュール100に向けて送り出す。
【0022】アウトバウンド・モジュール100は、衛
星10内に収容され、双方向通信リンク40〜55内の
アップリンクを介して通信データを受信するように動作
する。アウトバウンド・モジュール100が受信した通
信データは、ATMプロトコルに準拠するパケットにセ
グメント化される。アウトバウンド・モジュール100
は、通信データのパケットを、キュー即ちバッファを介
して、双方向通信リンク60のような共通ダウンリンク
に伝送する。続いて、キュー通信データの集合体が地上
局35に受け渡される。アウトバウンド・モジュール1
00は、複数の個々の接続または発呼者からの通信デー
タを受信するスイッチ102を含む。各接続または発呼
者は、ユーザ端末15〜30からの単一のアップリンク
およびダウンリンク用の単一のキューに関連付けられて
いる。
【0023】一例として、図2は、3つの着信通信信号
130〜132を示し、これらはスイッチ102によっ
て順次対応するバッファ104〜110に再送出され
る。バッファ104〜110は、通信データ・パケット
を受信する際の数および基準が異なってもよい。図2の
例では、n個のバッファが示されており、その各々には
異なる優先順位クラス(区分)またはサービス品質(Q
oS)が関連付けられている。例えば、バッファ104
は、QoS1と称する特定のサービス品質を要求するデ
ータ・ストリームからの通信データ・パケットを受信す
ることができる。同様に、バッファ106、108は、
第2ないし第5サービス品質QoS2〜QoS5に関連
する、対応のデータ・ストリームからの通信データ・パ
ケットを受信することができる。
【0024】スイッチ102は、接続130〜132か
ら対応するバッファ104〜110に、当該接続が要求
するサービス品質に基づいて、通信データの対応するパ
ケットを送出する。
【0025】バッファ104〜110は、FIFO(先
入れ先出し)またはFCFS(到達順処理)キューを表
し、これによって、パケットの着信データ・ストリーム
を一時的にバッファ104〜110の1つに格納または
整列させ、その後選択して双方向通信リンク60内のデ
ータリンクに送信する。スケジューラ152が、バッフ
ァ104〜110がパケットをダウンリンクに分配する
順序を決定する。
【0026】更に、アウトバウンド・モジュール100
は、帯域幅測定モジュール114を含み、これがパケッ
ト・モニタ116と通信して、バッファ104〜110
を介してライン120〜126上を通過するデータ・ス
トリームを記録し追跡する。パケット・モニタ116
は、ライン120〜126上を搬送されバッファ104
〜110に整列させられる各データ・ストリームに関連
する少なくとも1つのトラフィック・パラメータを測定
する。一例としてに過ぎないが、トラフィック・パラメ
ータは、各バッファが1秒毎に受信するパケット数の1
つ以上のカウント、各バッファが1秒毎に受信するビッ
ト数のカウント、ある時間期間にわたって特定のバッフ
ァが受信するパケット総数のカウント、および/または
ある時間期間にわたって特定のバッファが受信するビッ
ト総数のカウントを含むことができる。
【0027】パケット・モニタ116によって収集され
たトラフィック・パラメータは、帯域幅測定モジュール
114に渡され、帯域幅測定モジュール114は、経路
120〜126を通じバッファ104〜110を介して
搬送されるデータ・ストリームによって実際に用いられ
ている統計的帯域幅を計算する。帯域幅測定モジュール
114は、パケット・モニタ116が収集したトラフィ
ック・パラメータに基づいて、各データ・ストリーム毎
に統計的帯域幅を計算する。帯域幅測定モジュール11
4は、個々のバッファ104〜110、共通の優先順位
区分に関連したバッファのグループ、アウトバウンド・
モジュール100全体等に対して、統計的帯域幅を計算
することができる。一例として、帯域幅測定モジュール
114は、アウトバウンド・モジュール100当たりの
集合体到達レートを計算することができる(例えば、平
均、標準偏差等)。アウトバウンド・モジュール当たり
の集合体到達レートは、データ・ストリームを受信する
レート(1秒当たりのパケットまたはビット数)に対応
する。加えて、帯域幅測定モジュール114は、アウト
バウンド・モジュール当たりの全到達間隔(IAT:i
nter−arrival time)を測定すること
ができる(例えば、平均、標準偏差等)。全到達間隔
は、パケットが到達する間の時間を表す。帯域幅測定モ
ジュール114は、アウトバウンド・モジュール100
に対して全到達間隔を計算し、アウトバウンド・モジュ
ール100が受信するデータ・ストリームの全体として
のバースト性(burstiness)を判定すること
ができる。
【0028】加えてまたは代わりに、帯域幅測定モジュ
ール114は、バッファまたは優先順位区分毎に、統計
的帯域幅を計算することができる。一例として、帯域幅
計算モジュール114は、バッファ104〜110毎の
到達レート、および/またはバッファ104〜110毎
の到達間隔を計算することができる。優先順位区分毎の
到達レートおよび到達間隔は、平均(averag
e)、中間値(mean)、中央値(median)、
標準偏差による等、あらゆる統計的手法で特徴付けるこ
とができる。同様に、アウトバウンド・モジュール10
0に対する統計的帯域幅も、平均、中間値、中央値、標
準偏差等のような、あらゆる統計的測定を利用すること
によって特徴付けることができる。
【0029】一旦トラフィック・パラメータを得たな
ら、統計計算を所望の各ランダム変数について行い、1
つ以上のデータ・ストリームに対する等価帯域幅を計算
することができる。一例としてに過ぎないが、優先順位
区分毎およびアウトバウンド・モジュール毎のリアル・
タイム統計的帯域幅計算のためのパラメータは、移動平
均推定、標準偏差推定、および情報ベクトル(I=
[λ,σ2,α])である。リアル・タイム統計的帯域
幅を計算するために使用可能な変数には、優先順位別バ
ッファ・インデックスを表すμ、平均(mean av
erage)到達レート(パケット/秒)を表すλμ、
到達レートの分散(パケット/秒)2)を表すσμ2、到
達間隔パケット到達プロセス(セル/秒)の瞬時分散
(単位時間当たり)を表すαμ、平均到達間隔を表すI
ATμ、および到達間隔の第2モーメントを表すIAT
μ2が含まれる。
【0030】スケジューラ152は、CPU154およ
びメモリ156を含む。CPU154は、帯域幅割り当
てを、リアル・タイムで、キュー104〜110の各々
に対して計算する。CPU154は、開始ポテンシャル
・フェア・キューイング(starting pote
ntial fair queuing)、フレーム基
本フェア・キューイング(frame based f
air queuing)等のような、帯域幅割り当て
を計算するための周知のいくつかのアルゴリズムのいず
れでも用いることができる。フェア・キューイング・ア
ルゴリズムの例が、以下の論文に記載されている。
【0031】1)IEEE Communicatio
n Magazine、「Hardware Impl
ementation of Fair Queuin
gAlgorithms for Asynchron
ous TransferMode Network
s」(非同期転送モード・ネットワークのためのフェア
・キューイング・アルゴリズムのハードウエアによる実
現)、Varmaand Stiliadis、pg.
54et seq(1999年12月)。
【0032】2)Proceedings of IE
EE、「Service Disciplines f
or Guaranteed Performance
Service in Packet−Switch
ing Network」(パケット交換ネットワーク
において保証される処理サービスに対するサービス規
律),Znag, Vol.83,No.10,Pg.
1374 et seq(1999年10月)。
【0033】3)Proceedings of th
e 1997 International Conf
erence on Networking Prot
ocols,「High Speed, Scalab
le,and Accurate Implement
ation of Packet Fair Queu
ing Algorithms in ATM Net
works」(ATMネットワークにおける高速、スケ
ーラブル、高精度パケット・フェア・キューイングの実
現),Bennett,Stephens and Z
hang,Pg.7〜14,(1997年10月)。
【0034】CPU154は、フェア・キューイング・
アルゴリズムの計算に基づいて、パケット・サービス・
スケジュールを生成する。パケット・サービス・スケジ
ュールは、メモリ156に格納される。オプションとし
て、パケット・サービス・スケジュールは、キュー10
4〜110がデータ・パケットを出力する順序を明記す
るタイム・スロットから成るマスタ・フレームを規定す
るルックアップ・テーブルとして格納してもよい。
【0035】図3は、多数の列から成るパケット・サー
ビス・スケジュール200の一例を示し、タイム・イン
デックス列202、相対時間列204、および優先順位
インデックス列206を含む。パケット・サービス・ス
ケジュール200は行に分割されている。各行は、マス
タ・フレーム内のタイム・スロット208に対応する。
図3の例では、タイム・インデックス0は、相対時間0
およびタイム・スロット1に対応する。タイム・スロッ
ト1は、キューQ1に割り当てられている。同様に、タ
イム・インデックス1、2、3は、キューQ2、Q3、
Qnが第2,第3および第4タイム・スロット210、
212、214に割り当てられていることを示す。図3
の例では、各タイム・スロット208は、2.88マイ
クロ秒というような離散時間期間に対応する。一例とし
てに過ぎないが、マスタ・フレームの長さは、30ミリ
秒とすることができる。この例では、マスタ・フレーム
は、10,418個のタイム・スロットに分割され、そ
の各々の長さは2.88マイクロ秒である。各タイム・
スロット208は、キューQ1〜Qnの1つに割り当て
られる。マスタ・フレームは、特定のダウンリンク上で
利用可能な統計的帯域幅の100%を表す。スケジュー
ラは、キューQ1〜Qnの各々に割り当てられる帯域幅
の割合を制御する。これらの帯域幅割合割り当てに基づ
いて、スケジューラは各タイム・スロットを個々のキュ
ーQ1〜Qnに割り当てる。例えば、キューQ1に全帯
域幅の25%を割り当てる場合、CPU154はタイム
・スロット208の25%をキューQ1に割り当てる。
好ましくは、キューQ1に割り当てられるタイム・スロ
ットは、マスタ・フレームおよびパケット・サービス・
スケジュール200全体に均等に分配する。
【0036】動作中、スケジューラ152は、帯域幅/
位相測定モジュール114からトラフィック・パラメー
タ情報を連続的に取得し、それに基づいて、キューQ1
〜Qnの各々に対する帯域幅割り当てを連続的に再計算
する。トラフィック・パラメータが、以前に測定したよ
りも高いトラフィックが特定のキューに生じていること
を示したとき、スケジューラ152は、キューを介して
通過する全ての接続およびダウンリンク内の他の全ての
接続によって要求される最低限のサービス品質を保証し
つつ、この特定のキューに割り当てられた帯域幅を増大
させることができる。特定のキューに割り当てられる帯
域幅を増大し当該キューのサービス品質を維持しようと
するとき、スケジューラ152は、サービス品質を維持
するために以前には必要であった帯域幅よりも少ない帯
域幅しか使用していない他のキューに割り当てられてい
る帯域幅を削減することができる。
【0037】図4は、動的かつリアル・タイムに、キュ
ーQ1〜Qnを通過するあらゆるアクティブなチャネル
に帯域幅を割り当てるために、スケジューラ152が実
行する処理シーケンスの一例を示す。最初に、スケジュ
ーラ152は、初期パケット・サービス・スケジュール
を参照テーブル(ルックアップ・テーブル)156にロ
ードする(ステップ300)。次に、プロセッサ154
は、キューQ1〜Qnの各々に関連する新たなセル・カ
ウントおよび位相情報を、帯域幅/位相測定モジュール
114から取得する(ステップ302)。次いで、スケ
ジューラ152は、初期パケット・サービス・スケジュ
ールにしたがって、アクティブなキューQ1〜Qnに格
納されているデータ・パケットの配信(サービス:se
rvice)を開始する(ステップ304)。
【0038】スケジューラ152は初期パケット・サー
ビス・スケジュールにしたがって、キューQ1〜Qnを
配信するが、CPU154はモジュール114から取得
した新たなセル・カウントおよび位相情報に基づいて、
新たなパケット・サービス・スケジュールを計算する
(ステップ306)。最後に、CPU154は、新たな
パケット・サービス・スケジュールを参照テーブル15
6に書き込む(ステップ308)。ステップ302〜3
08のプロセスは、通信衛星ネットワークの動作全体を
通じて繰り返され、キューQ1〜Qnを通過するデータ
・チャネルに対する実際の要求量を連続的に監視する。
実際の要求量に基づいて、スケジューラ152は、リア
ル・タイムで、一層効率的かつ効果的に帯域幅の割り当
てを更新することができる。
【0039】図5は、本発明の少なくとも1つの好適な
実施形態の実施態様の例を示す。図5は、異なる時点で
ルックアップ・テーブル156に格納された3つの別個
のパケット・サービス・スケジュールに関連する3つの
マスタ・フレーム500〜504を示す。マスタ・フレ
ーム500〜504の各々は、キューQ1〜Qnに決め
られたリアル・タイム・トラフィック要求量に基づい
て、アウトバウンド・モジュール100の動作中にCP
U154によって生成される。各マスタ・フレーム50
0〜502は、複数のタイム・スロット506から成
る。各タイム・スロット506は、特定のキューQ1〜
Qnを指定して、ダウンリンク内において対応するタイ
ム・スロットの間にデータ・パケットを出力する。図5
の例では、マスタ・フレーム500は、アウトバウンド
・モジュール100に決められた初期要求量を表す。マ
スタ・フレーム500に関連する初期要求量の間、キュ
ーQ1、Q2のみがトラフィックを搬送し、残りのキュ
ーQ3〜Qnはアイドル状態(インアクティブ)に留ま
る。
【0040】図4に戻り、ステップ300において、C
PU154はマスタ・フレーム550に関連する初期パ
ケット・サービス・スケジュールを、参照テーブル15
6にロードする。初期パケット・サービス・スケジュー
ルは、CPU154によって生成することができる。あ
るいは、初期パケット・サービス・スケジュールは、地
上局からアップロードすることもできる。初期サービス
の間、キューQ1、Q2のみがアクティブなキューであ
る間、スケジューラ152は、アウトバウンド・モジュ
ール100を介して、利用可能な帯域幅全体をQ1、Q
2に割り当てることもできる。帯域幅全体をアクティブ
なキューQ1、Q2のみに割り当てることが望ましい場
合、タイム・スロット506の全てがキューQ1、Q2
の一方に割り当てられるように、マスタ・フレーム50
0をロードする。
【0041】図5の例では、Q1によって要求される最
低限のサービス品質は、アウトバウンド・モジュール1
00に利用可能な全帯域幅の少なくとも10%に対応
し、キューQ2に関連するチャネルによって要求される
最低限のサービス品質は、アウトバウンド・モジュール
100を通じて利用可能な全帯域幅の少なくとも20%
を必要とする。残りのキューQ3〜Qnはアイドル状態
にあるので、最低限の供給量を超過する余分な帯域幅
は、マスタ・フレーム500においてキューQ1、Q2
に与えられている。キューQ1、Q2に割り当てられる
全帯域幅は、各キューに対する最低限のサービス品質の
関係に比例すると考えられる。その結果、キューQ2
は、キューQ1に関連するサービス品質と比較して、ほ
ぼ2倍の帯域幅を有するサービス品質を要求するので、
マスタ・フレーム500における2倍のタイム・スロッ
ト506をキューQ2に割り当てることができる。図5
の例では、キューQ1にタイム・スロットが1つ割り当
てられる毎に、2つのタイム・スロットがキューQ2に
割り当てられるように、タイム・スロットを割り当てて
いる。
【0042】マスタ・フレーム500に対応する初期パ
ケット・サービス・スケジュールをステップ300にお
いてロードし、スケジューラ152がこれを使用した
後、処理はステップ302(図4)に移り、ここでスケ
ジューラ152はキューQ1〜Qnから新たなセル・カ
ウントおよび位相を取得する。制御はステップ304に
移り、スケジューラ152は、マスタ・フレーム500
内において指定されているパケット・サービス・スケジ
ュールにしたがって、セルQ1、Q2の配信を開始す
る。
【0043】次に、スケジューラ152は、ステップ3
02において取得した新たなセル・カウントおよび位相
に基づいて、新たなパケット・サービス・スケジュール
を計算する。ステップ306において、図5の例では、
Q3がアクティブとなり、したがって、帯域幅割り当て
の一部を要求すると仮定する。図5の例では、帯域幅/
位相測定モジュール114は、キューQ3に関連するト
ラフィック・パラメータを測定し、これらのトラフィッ
ク・パラメータをスケジューラ152に渡す。プロセッ
サ154は、キュー3に対するトラフィック・パラメー
タから、キュー3に決定された実際の要求量によって要
求される最低限のサービス品質は、アウトバウンド・モ
ジュール100において利用可能な全帯域幅の約10%
を必要とすると計算する。その結果、プロセッサ154
は、マスタ・フレーム502におけるタイム・スロット
506を割り当てし直し、少なくとも最少帯域幅をキュ
ーQ3に与える。
【0044】オプションとして、利用可能な全帯域幅の
10%をキューQ3に与えるために、プロセッサ154
は最小数のタイム・スロット506をキューQ3に割り
当てることができる。あるいは、Q3には、その最少要
求よりも多い帯域幅を与えてもよい。図5の例では、プ
ロセッサ154は、キューQ1〜Q3に対するトラフィ
ック・パラメータから、各キューに対する最少帯域幅要
求量は、それぞれ、利用可能な全帯域幅の10%、20
%および10%であると判断した。プロセッサ154
は、アウトバウンド・モジュールの全帯域幅を比例的に
キューQ1〜Q3間で分割する。言い換えると、プロセ
ッサ154は、全帯域幅の25%をキューQ1に割り当
て、全帯域幅の50%をキューQ2に割り当て、全帯域
幅の25%をキューQ3に割り当てる。これらの割り当
ては、マスタ・フレーム502において例示されてお
り、その際、Q1、Q2、Q2、Q3というように、タ
イム・スロット506を連続的に割り当てる。
【0045】図4に戻り、スケジューラ152は、マス
タ・フレーム502に関連する新たなパケット・サービ
ス・スケジュールを参照テーブル156に書き込み、ス
ケジューラ152はそれに応じてキューQ1〜Q3を制
御し始める。処理はステップ302に戻り、スケジュー
ラ152はキューQ1〜Qnに対して新たなトラフィッ
ク・パラメータを取得する。図5の例では、キューQ
4、Q7、Q16がアクティブとなると仮定し、関連す
るトラフィック・パラメータは、キューQ4、Q7、Q
16の現帯域幅要求量が、各々、アウトバウンド・モジ
ュール100からの利用可能な全帯域幅の約20%を必
要とすることを示す。
【0046】ステップ304において、スケジューラ1
52は、パケット・サービス・スケジュールとして格納
されているマスタ・フレーム502にしたがって、キュ
ーQ1〜Q3内のセルを配信し始める。ステップ306
において、プロセッサ154は、キューQ1、Q2、Q
3、Q4、Q7、Q16がアウトバウンド・ポート10
0において利用可能な全帯域幅の10%、20%、10
%、20%、20%、20%をそれぞれ必要とすること
を示す新たなトラフィック・パラメータに基づいて、マ
スタ・フレーム504を生成する。プロセッサ154
は、図5に示すように、マスタ・フレーム504内のタ
イム・スロット506を、Q1、Q2、Q2、Q3、Q
4、Q4、Q7、Q7、Q16、Q16というように割
り当てる。前述のキュー割り当てシーケンスは、マスタ
・フレーム504の全長にわたって連続的に繰り返され
る。ステップ308において、マスタ・フレーム504
を参照テーブル156に書き込み、前述のプロセスを繰
り返す。前述のように、スケジューラ154は、アウト
バウンド・モジュール100において利用可能な帯域幅
の使用度を最大限高めることができる。
【0047】フェア・キューイング・スケジューリング
・アルゴリズムは、使用したいアルゴリズムの複雑性に
応じて、地上での処理を用いて実現することも可能であ
る。地上での処理は、スケジューリング情報を衛星に伝
送し更に衛星から伝送するためにアップリンクおよびダ
ウンリンク・データ・リソースを必要とするので、最少
限に止めるか、全く行なわないことが好ましい。地上処
理テーブル・エントリは、伝搬遅延および入出力隘路
(ボトルネック)のために、数百マイクロ秒遅れて通信
衛星に到達する可能性がある。したがって、スケジュー
リング動作は、衛星機内で実行することが好ましい。
【0048】種々のスケジューリング・アルゴリズム
は、複雑性、処理リソースの要求量、および処理時間が
異なる。最適なフェア・キューイング技法は、ある通信
衛星上で利用可能なものよりも、多くの処理リソース
(例えば、メモリ、速度、時間)を必要とする場合があ
る。したがって、少なくとも1つの最適なアルゴリズム
および少なくとも1つの最適でない(sub−opti
mal)アルゴリズムを含む、多数のフェア・キューイ
ング・アルゴリズムを機内スケジューラにロードするこ
とが好ましい場合もある。追加のフェア・キューイング
・アルゴリズムを衛星上にロードすると、ある範囲の精
度および正確性を得ることができる。最適でないアルゴ
リズムは、あるフェア・キューイング特性を近似するも
のでよい。したがって、衛星には、多数のアルゴリズム
から、個々の用途の実現基準を最高に満たすフェア・キ
ューイング・アルゴリズムを自動的に抽出するオプショ
ンを備えることができる。
【0049】オプションとして、キューQ1〜Qnに対
するトラフィック・パラメータを(自動的または地上制
御によって)監視する周波数を変化させてもよい。この
トラフィック・パラメータ監視レートは、CPU154
に十分な情報が得られ、フェア・キューイング・アルゴ
リズムを実質的に近似するタイム・スロット・エントリ
を含むパケット・サービス・スケジュール200を作成
できるのであれば、最低に抑えてもよい。更に処理速度
を向上させるためには、キュー当たり1つのタイム・ス
タンプ(経時的に保持する)、キュー当たり1つのバッ
ファ占有度統計(buffer occupancy
statistic)、キュー当たり1つの固定平均サ
ービス・レート等に、スケジューラ152を限定するこ
ともできる。
【0050】スケジューラ152とのI/O送信レート
が不当に制限される場合、テーブル・エントリをパケッ
ト・サービス・スケジュール200にプログラムするレ
ートは、ダウンリンク送信レートよりも遅くなる可能性
がある。ダウンリンク送信レートと、参照テーブルにお
いてタイム・スロットを更新する平均レートとの間で、
比率を定義するとよい。この比率は、ダウンリンク・ス
ケジューリング率として定義することができる。ダウン
リンク・スケジューリング率が不当に小さい場合、テー
ブル・エントリは不正確になる。スケジューラ152は
迅速にテーブルを更新できなくなるので正確性が維持で
きず、したがって、近似サービス必要量に頼らざるを得
なくなる。完全に更新されていないパケット・サービス
・スケジュールは、全てのタイム・スロットが一巡する
前に1ループ終了するため、不必要な帯域幅が与えられ
るキューもある。何故なら、そのキューに関連するタイ
ム・スロットは現行のトラフィック・パラメータ測定値
を反映するための更新がまだ行われていないからであ
る。
【0051】加えて、ダウンリンク・スケジューリング
率が不当に小さくなると、キューに対してタイム・スタ
ンプの精度が低下する。タイム・スタンプの精度が低下
すると、スケジューラには、出力モジュール100の状
態に対して限られた知識しか与えられず、コール毎にキ
ュー特定状態情報を維持することができなくなる可能性
がある。その結果、ダウンリンク・スケジューリング率
が不当に小さくなった場合、スケジューラ152は、キ
ューの大部分がビジーであるとの想定に基づいて、タイ
ム・スタンプを近似することが好ましい。この場合、フ
ェア・キューイングの保証を望むことはできない。
【0052】しかしながら、近似フェア・キューイング
の間、精度(accuracy)は正確性(preci
sion)よりも重要である。スケジューラ152に供
給されるバッファ占有度統計(トラフィック・パラメー
タ)によって、全キュー優先順位の推定が可能となる。
その結果、近似フェア・キューイングの間、スケジュー
ラ152はコール・サービス・スケジュールに加えて静
止優先順位を用いて、パケット・サービス・スケジュー
ラ200によってアイドルのキューがインデックスされ
たときに、キュー104〜110に対処する(serv
ice)することができる。
【0053】真のフェア・キューキングでは、処理能力
がトラフィック要求量を超過するかまたは満たす場合、
遅延境界(delay bound)の僅かな増大のみ
で、真の(疑似ではない)フェア・キューイングを達成
することができる。この方式では、フェア・キューイン
グで計算した統計(タイム・スタンプ)は、実行中の送
信および到達イベントと非常に緊密に一致する。トラフ
ィック・パラメータのスケジューラ152への到達が不
当に遅れると、特定のタイム・スタンプ208から作成
されるテーブル・エントリが、予定していたデータ・パ
ケットに対処できなくなるという可能性が生ずる。しか
しながら、キュー104〜110の一部が帯域幅の取り
込みを行なうこともあるが、結果としてキュー104〜
110のいずれか1つに生ずる最悪の遅延には、遅延境
界の増大で対応する。したがって、機内での近似フェア
・キューイングは、地上で処理するテーブル更新よりも
好ましい。
【0054】平均テーブル書き込みレートがダウンリン
ク送信レートよりも高い場合、真のフェア・キューイン
グには、対処可能なエントリだけを書き込むことが好ま
しい。この状況が発生するのは、ダウンリンク・スケジ
ューリング率が1未満である場合である。これを必要と
する理由は、混乱を避けるためである。スケジューラ1
52は、それがプログラムする全てのエントリに与えら
れるサービスに、チェック済みの印を付ける。エントリ
に達しない場合、そのキューはサービスを失う可能性が
ある。また、ダウンリンク・スケジューリング率がCA
C平均ダウンリンク利用度よりも大きいことも、真のフ
ェア・キューイングには重要である。スケジューラは、
それが制御するダウンリンクの部分に対して、公正さを
保証できるに過ぎない。
【0055】真のフェア・キューイングでは、キュー占
有度カウンタにおける正確性は精度よりも重要である。
コントローラに送られるキュー優先順位カウンタは、利
用可能な16ビット全体よりも、ビット数は少ないと思
われる。この場合、真のフェア・キューイングには、カ
ウンタと低い値に対するキュー占有度との間に1対1の
対応が必要となる。与えられたビット数に対して表現可
能な最大値よりも大きなバッファ占有度は、最大に丸め
られる。
【0056】以上、本発明の特定の要素、実施形態およ
び用途について示し説明したが、当業者は、特に前述の
教示を参考にすれば変更が可能であるので、本発明は前
述のことに限定されるのではないことは理解されよう。
したがって、かかる変更は、本発明の精神および範囲に
該当する特徴を組み込んだものとして、特許請求の範囲
に包含されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施形態によるATMネットワ
ークに対応する衛星通信システムを示す図である。
【図2】本発明の好適な実施形態による通信衛星内に収
容されたアウトバウンド・モジュールを示す図である。
【図3】本発明の好適な実施形態にしたがって利用され
るパケット・サービス・スケジュールの一例の一部を示
す図である。
【図4】本発明の好適な実施形態にしたがって実行する
処理シーケンスの概要を示すフロー・チャート。
【図5】キューがアクティブな使用状態にある間に測定
したトラフィック・パラメータに基づいて、本発明の好
適な実施形態にしたがってリアル・タイムに割り当てら
れたマスタ・フレームのシーケンスを示す図。
【符号の説明】
5 衛星通信システム 10 衛星 15、20、25、30 ユーザ端末 35 地上局 40〜55 双方向通信リンク 60 双方向通信リンク 100 衛星アウトバウンド・モジュール 102 スイッチ 104〜110 バッファ 130〜132 接続 114 帯域幅測定モジュール 116 パケット・モニタ 152 スケジューラ 154 CPU 156 メモリ 200 パケット・サービス・スケジュール 202 タイム・インデックス列 204 相対時間列 206 優先順位インデックス列 208〜214 タイム・スロット 500〜504 マスタ・フレーム 506 タイム・スロット
フロントページの続き (72)発明者 スチュアート・ティー・リンスキー アメリカ合衆国カリフォルニア州90732, サン・ペドロ,サンタ・クルツ・ストリー ト 1070 Fターム(参考) 5K030 GA02 HA08 HB17 JL02 KA03 LA03 LC01 LC09 LE17 MB09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 優先順位別キュー内に格納されている複
    数のアップリンク・チャネルからのデータ・パケットを
    衛星通信ネットワークのダウンリンク・チャネルにおい
    て編成する順序をリアル・タイムでスケジューリングす
    る方法であって、 パケット・サービス・スケジュールによって決定される
    順序で、データ・パケットをダウンリンク・チャネル上
    で伝送するステップと、 優先順位別キューに格納されている少なくとも1つのデ
    ータ・ストリームに関連する少なくとも1つのトラフィ
    ック・パラメータを監視するステップであって、前記ト
    ラフィック・パラメータが対応する優先順位別キューの
    実際の帯域幅使用度を表す、ステップと、 データ・パケットを前記ダウンリンク・チャネル上で伝
    送している間、前記少なくとも1つのトラフィック・パ
    ラメータに基づいて、前記パケット・サービス・スケジ
    ュールを変更するステップと、を含む方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、更に、 各優先順位別キューによって使用される実際の帯域幅を
    監視するステップを含む方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法であって、更に、 前記優先順位別キュー内に格納されている各データ・ス
    トリームの位相を測定するステップを含み、該位相が、
    特定の優先順位別キューからのデータ・パケットがダウ
    ンリンク・チャネルに出力されて以来経過した時間量を
    示す、方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法であって、更に、 パケット・フェア・キューイング(PFQ)アルゴリズ
    ムにしたがって、前記トラフィック・パラメータに基づ
    いて新たなパケット・サービス・スケジュールを計算す
    るステップを含む方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の方法であって、更に、 前記パケット・サービス・スケジュールにおいて、帯域
    幅の動的量を各優先順位別キューに割り当てるステップ
    を含む方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方法であって、更に、 前記優先順位別キューがデータ・パケットを格納してい
    る間に、少なくとも1つの優先順位別キューに割り当て
    られる帯域幅の量を調節することによって、前記パケッ
    ト・サービス・スケジュールを変更するステップを含む
    方法。
  7. 【請求項7】 通信衛星であって、 通信チャネル上でデータ・パケットを伝送する少なくと
    も1つのアップリンクおよびダウンリンクと、 アップリンクからデータ・パケットを収集し、帯域幅の
    動的量を用いて、データパケットをダウンリンクに出力
    するキューと、 帯域幅を少なくとも1つのキューに割り当てるスケジュ
    ーラであって、前記キューがアップリンクおよびダウン
    リンク間でデータ・バケットをバッファしている間に、
    少なくとも1つのキューに割り当てられる帯域幅の量を
    変更する、スケジューラと、を備えた衛星通信。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の通信衛星であって、更
    に、 少なくとも1つのキューによって実際に使用される統計
    的帯域幅を測定する帯域幅測定モジュールを備え、前記
    スケジューラは、前記測定した統計的帯域幅に基づい
    て、前記少なくとも1つのキューの帯域幅割り当てを更
    新する、衛星通信。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の通信衛星であって、更
    に、 各キュー毎にデータ・パケット・レートを測定する手段
    を備え、前記スケジューラは、測定したデータ・パケッ
    ト・レートに基づいて、帯域幅割り当てを変更する、通
    信衛星。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の通信衛星であって、更
    に、 各ダウンリンク・ストリームに関連する少なくとも1つ
    のトラフィック・パラメータを監視する手段を備え、前
    記トラフィック・パラメータは、キューに関連する優先
    順位区分の実際の使用度を表し、前記スケジューラは前
    記トラフィック・パラメータに基づいて帯域幅の割り当
    てを変更する、通信衛星。
JP2001152924A 2000-05-22 2001-05-22 衛星通信ネットワークにおけるリアル・タイム・スケジューリング方法および装置 Pending JP2002016646A (ja)

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US09/575552 2000-05-22
US09/575,552 US7002918B1 (en) 2000-05-22 2000-05-22 Method and apparatus for real time scheduling in a satellite communications network

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