JP2002016574A - 通信端末、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

通信端末、通信システムおよび通信方法

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JP2002016574A
JP2002016574A JP2000196382A JP2000196382A JP2002016574A JP 2002016574 A JP2002016574 A JP 2002016574A JP 2000196382 A JP2000196382 A JP 2000196382A JP 2000196382 A JP2000196382 A JP 2000196382A JP 2002016574 A JP2002016574 A JP 2002016574A
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JP2000196382A
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Takeshi Mio
武史 三尾
Susumu Oka
進 岡
Kunio Shibata
邦夫 柴田
Morio Yoshimoto
守男 吉本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送品質の劣化時にも制御情報および重要メ
ディアを所定の品質で伝送する。 【解決手段】 通信チャネル71〜7nの内で、例えば
通信チャネル74に異常が発生すると、回線インターフ
ェース部6内の伝送品質監視部が通信チャネル74の送
信側の伝送品質の低下を検出して、伝送品質状態通知
(送信)6aにより通信チャネル74の伝送品質が低下
したことをメディア多重分離部5に通知する。メディア
多重分離部5は、通信チャネルの伝送品質低下情報を受
けて、装置制御部1より優先的に伝送すべき重要メディ
アの指定を受け、重要メディア情報が伝送品質の良好な
通信チャネルから優先的に送信されるような多重化スト
リーム(送信)5aを生成するよう多重化制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1または複数のメ
ディアより構成されるデータを複数の通信チャネルを用
いて伝送するシステムにおいて、その使用する通信チャ
ネルの障害状況や伝送するメディアの特性に応じて使用
通信チャネルの選択やデータの分割を行う通信端末、通
信システムおよび通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数種類のメディア情報を伝送する通信
システムにおいて、伝送されるメディア情報の品質低下
を避けるために、従来から情報を複数の通信チャネルに
分割して伝送する方式が用いられている。
【0003】図9は、特開平10−70621号公報に
示される従来の通信システムを表す概略図である。図9
において、1は通信装置、2はISDN回線、3は電話
回線網、10は映像処理部、11は音声処理部、12は
文字処理部、13は多重化・分離部、14は送受信部、
15は主制御部、16は指定テーブル、17は指定手
段、18は管理テーブル、19は管理手段である。
【0004】以上のように構成された、従来の複数通信
チャネルを用いる通信システムの動作について説明す
る。
【0005】映像処理部10に入力された映像は、A/
D変換や圧縮符号化等の処理を行った後に多重化・分離
部13へ出力される。また、多重化・分離部13から入
力された映像データ(受信)は、映像処理部10にて復
号処理やD/A変換を行われた後に液晶ディスプレイ等
に表示出力される。
【0006】音声と文字についても前記の映像と同様に
音声処理部11がマイクやスピーカ等により音声を入出
力し、文字処理部12がキーボードや液晶ディスプレイ
等により文字を入出力し、各々多重化・分離部13とデ
ータを授受する。
【0007】主制御部15は、CPUとROM、RAM
等を有しており、これらのROMやRAMには、送信処
理において各メディア情報と当該メディア情報の送信に
用いる通信チャネルの割り当て関係を規定する指定テー
ブル16と、受信処理の際に各メディア情報と当該メデ
ィア情報の送信に用いた通信チャネルとの割り当て関係
を管理する管理テーブル18とが格納されている。
【0008】ここで指定テーブル16や管理テーブル1
8は、送受信対象のメディア情報(映像、音声、文字な
ど)および通信チャネル(ISDN、電話回線)の割り
当て関係を規定するテーブルである。ここでは、一例と
して映像と文字がISDN2、音声が電話回線T1(複
数の電話回線のうちの一つ。図示されない。)に割り当
てられているものとする。
【0009】次に、本指定テーブル16に従い、多重化
・分離部13および送受信部14によって行われるメデ
ィア情報の多重化および送信処理を説明する。
【0010】まず、多重化・分離部13に映像処理部1
0、音声処理部11、文字処理部12より各々のデータ
が入力される。この時、指定手段17が指定テーブル1
6の内容に従い、映像と文字に同一のISDN回線2
を、音声に電話回線T1を指定すると、映像と文字につ
いては多重化・分離部13がそれぞれ適当なデータ量毎
に分割して、それらを例えば均等な割合で多重化して多
重化ストリームを生成し、生成した多重化ストリームと
音声を送受信部14へ出力する。
【0011】次に、指定手段17による通信チャネルの
指定に従い、送受信部14が多重化・分離部13より入
力された多重化ストリームをISDN回線2、音声デー
タを電話回線T1より送信する。
【0012】受信処理については、指定テーブル16の
代わりに管理テーブル18、指定手段17の代わりに管
理手段19を使用する点を除けば送信処理とほぼ同様で
あるため、説明を省略する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の複
数の通信チャネルを用いてメディア情報の伝送を行う通
信システムでは、通信チャネルの伝送品質を意識せずに
通信を行っているため、制御情報および重要メディア情
報を送信する伝送品質が劣化した場合に、重要メディア
情報を所定の品質に伝送することが出来ない、という課
題があった。
【0014】また、制御情報を正しく伝送できない場合
には、通信そのものが成立しなくなる場合がある、とい
う課題もある。
【0015】そこで、本発明は、このような問題点を解
決するためになされたものであり、各々の通信チャネル
の伝送品質を監視して、その結果を考慮して送信データ
を複数の通信チャネルへ分割することにより、伝送品質
の劣化時にも制御情報および重要メディアを所定の品質
で伝送することのできる通信端末、通信システムおよび
通信方法を提供することを目的とする。
【0016】また、本発明は、各々のメディア情報の有
意な単位を考慮して複数の通信チャネルへ分割すること
により、通信チャネルの伝送品質が低下した場合でも各
々のメディア情報に対する影響を軽減することのできる
通信端末、通信システムおよび通信方法を提供すること
も目的とする。
【0017】また、本発明は、制御情報やメディア情報
の特性に応じて最適なベアラサービスを利用して送信す
ることにより、各メディアの品質保持および通信料金を
低減することのできる通信端末、通信システムおよび通
信方法を提供することも目的とする。
【0018】また、本発明は、通信中に通信チャネルの
追加、削除を行うことにより、メディア多重動作の変更
に応じて生ずる伝送効率の変動を補完することのできる
通信端末、通信システムおよび通信方法を提供すること
も目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の通信端末では、1または複数のメディア
情報および制御情報を多重するメディア多重手段と、複
数の通信チャネルインタフェースと、前記メディア多重
手段から出力される多重化ストリームを分割して前記複
数の通信チャネルインタフェースに割り当てるデータ分
割手段と、通信チャネルの伝送状態を監視する伝送品質
監視手段とを備え、前記データ分割手段は、前記伝送品
質監視手段によって監視された各通信チャネルの伝送品
質情報または本端末からのデータを受信する受信端末よ
り通知される各通信チャネルの伝送品質情報をもとに、
各メディア情報および制御情報の重要度に応じて、どの
通信チャネルにどのメディア情報あるいは制御情報を割
り当てるかを決定して多重化ストリームを分割すること
を特徴とする。
【0020】また、請求項2の通信端末では、1または
複数のメディア情報および制御情報を多重するメディア
多重手段と、複数の通信チャネルインタフェースと、前
記メディア多重手段から出力される多重化ストリームを
分割して前記複数の通信チャネルインタフェースに割り
当てるデータ分割手段とを備え、前記データ分割手段
は、本端末からのデータを受信する受信端末より通知さ
れる各通信チャネルの伝送品質情報をもとに、各メディ
ア情報および制御情報の重要度に応じて、どの通信チャ
ネルにどのメディア情報あるいは制御情報を割り当てる
かを決定して多重化ストリームを分割することを特徴と
する。
【0021】また、請求項3の通信端末では、複数の通
信チャネルインタフェースと、前記複数の通信チャネル
インタフェースから出力される受信データを合成して1
本の多重化ストリームに再構成するデータ合成手段と、
前記データ合成手段から出力される多重化ストリームを
1または複数のメディア情報および制御情報に分離する
メディア分離手段と、前記各複数の通信チャネルの伝送
状態を監視する伝送品質監視手段とを備え、前記伝送品
質監視手段から出力される各通信チャネルごとの伝送品
質情報を、本端末へデータを送信する送信端末に通知す
ることを特徴とする。
【0022】また、請求項4の通信端末では、複数の通
信チャネルインタフェースと、前記複数の通信チャネル
インタフェースから出力される受信データを合成して1
本の多重化ストリームに再構成するとともに合成対象受
信データの状態から前記各複数の通信チャネルの伝送状
態を推定するデータ合成手段と、前記データ合成手段か
ら出力される多重化ストリームを1または複数のメディ
ア情報および制御情報に分離するメディア分離手段とを
備え、前記データ合成手段から出力される各通信チャネ
ルごとの伝送品質情報を、本端末へデータを送信する送
信端末に通知することを特徴とする。
【0023】また、請求項5の通信端末では、複数の通
信チャネルインタフェースと、前記複数の通信チャネル
インタフェースから出力される受信データを合成して1
本の多重化ストリームに再構成するデータ合成手段と、
前記データ合成手段から出力される多重化ストリームを
1または複数のメディア情報および制御情報に分離する
とともに分離対象多重化ストリームの状態から前記各複
数の通信チャネルの伝送状態を推定するメディア分離手
段と、前記メディア手段から出力される各通信チャネル
ごとの伝送品質情報を、本端末へデータを送信する送信
端末に通知することを特徴とする。
【0024】また、請求項6の通信端末では、複数の通
信チャネルインタフェースと、前記複数の通信チャネル
インタフェースから出力される受信データを合成して1
本の多重化ストリームに再構成するとともに合成対象受
信データの状態から前記各複数の通信チャネルの伝送状
態を推定するデータ合成手段と、前記データ合成手段か
ら出力される多重化ストリームを1または複数のメディ
ア情報および制御情報に分離するとともに分離対象多重
化ストリームの状態から前記各複数の通信チャネルの伝
送状態を推定するメディア分離手段と、前記データ合成
手段およびメディア分離手段から出力される各通信チャ
ネルごとの伝送品質情報を、本端末へデータを送信する
送信端末に通知することを特徴とする。
【0025】また、請求項7の通信端末では、請求項1
または請求項2記載の通信端末の特徴と、請求項3〜請
求項6のいずれか1の請求項に記載の通信端末の特徴と
を併せ持つことを特徴とする。
【0026】また、請求項8の通信システムでは、請求
項1または請求項2記載の通信端末と、請求項3〜請求
項6のいずれか1の請求項に記載の通信端末とからなる
ことを特徴とする。
【0027】また、請求項9の通信端末では、1または
複数のメディア情報を各メディアの有意な単位毎に多重
するメディア多重手段と、複数の通信チャネルインタフ
ェースと、前記メディア多重手段から出力される多重化
ストリームを、各メディア情報の有意な単位毎に分割
し、前記複数の通信チャネルインタフェースに割り当て
るデータ分割手段と、を備えることを特徴とする。
【0028】また、請求項10の通信端末では、1また
は複数のメディア情報を多重するメディア多重手段と、
異なるベアラサービスを利用する複数の通信チャネルイ
ンタフェースと、前記メディア多重手段から出力される
多重化ストリームを、各メディアがそれぞれの特性に応
じて最適なベアラサービスを利用する通信チャネルイン
タフェースに割り当てられるように分割し、前記複数の
通信チャネルインタフェースに割り当てるデータ分割手
段と、を備えることを特徴とする。
【0029】また、請求項11の通信端末では、1また
は複数のメディア情報を多重するメディア多重手段と、
複数の通信チャネルインタフェースと、前記メディア多
重手段から出力される多重化ストリームを分割し、前記
メディア多重手段の動作モードの変更により生じる多重
化効率の変動に応じ利用する送信用の通信チャネルイン
タフェースの数を増減して、前記分割した多重化ストリ
ームを前記複数の通信チャネルインタフェースに割り当
てるデータ分割手段とを備えることを特徴とする。
【0030】また、請求項12の通信端末では、複数の
通信チャネルインタフェースと、本端末へデータを送信
する送信端末におけるメディア多重手段の動作モードの
変更により生じる多重化効率の変動に応じ利用する通信
チャネルインタフェースの数を増減する際に当該送信端
末から送られる指示に従い受信用の通信チャネルインタ
フェースの数を増減して、前記複数の通信チャネルイン
タフェースから出力される受信データを合成して1本の
多重化ストリームに再構成するデータ合成手段と、前記
データ合成手段から出力される多重化ストリームを1ま
たは複数のメディア情報および制御情報に分離するメデ
ィア分離手段と、ことを特徴とする。
【0031】また、請求項13の通信端末では、請求項
1〜7のいずれか1の請求項に記載の通信端末の特徴
と、請求項9〜12のいずれか1の請求項に記載の通信
端末の特徴と、を併せ持つことを特徴とする。
【0032】また、請求項14の通信方法では、1また
は複数のメディア情報および制御情報を複数の通信チャ
ネルを介して通信する通信方法において、前記1または
複数のメディア情報および制御情報を多重して多重化ス
トリームを生成すると共に、前記多重化ストリームを前
記複数の通信チャネルに分割する際、通信チャネルの伝
送状態を監視して得た各通信チャネルの伝送品質情報ま
たは本端末からのデータを受信する受信端末より通知さ
れる各通信チャネルの伝送品質情報をもとに、各メディ
ア情報および制御情報の重要度に応じて、どの通信チャ
ネルにどのメディア情報あるいは制御情報を割り当てる
かを決定して多重化ストリームを分割することを特徴と
する。
【0033】また、請求項15の通信方法では、1また
は複数のメディア情報および制御情報を複数の通信チャ
ネルを介して通信する通信方法において、前記1または
複数のメディア情報および制御情報を多重して多重化ス
トリームを生成すると共に、前記多重化ストリームを前
記複数の通信チャネルに分割する際、前記多重化ストリ
ームを各メディア情報の有意な単位毎に分割し、前記複
数の通信チャネルインタフェースに割り当てることを特
徴とする。
【0034】また、請求項16の通信方法では、1また
は複数のメディア情報および制御情報を複数の通信チャ
ネルを介して通信する通信方法において、前記1または
複数のメディア情報および制御情報を多重して多重化ス
トリームを生成すると共に、前記多重化ストリームを前
記複数の通信チャネルに分割する際、前記多重化ストリ
ームを、各メディアがそれぞれの特性に応じて最適なベ
アラサービスを利用する通信チャネルインタフェースに
割り当てられるように分割し、前記複数の通信チャネル
インタフェースに割り当てることを特徴とする。
【0035】また、請求項17の通信方法では、1また
は複数のメディア情報および制御情報を複数の通信チャ
ネルを介して通信する通信方法において、前記1または
複数のメディア情報および制御情報を多重して多重化ス
トリームを生成すると共に、前記多重化ストリームを前
記複数の通信チャネルに分割する際、前記通信チャネル
の数を増減して、前記分割した多重化ストリームを前記
複数の通信チャネルに割り当てることを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本実施の
形態1における複数の通信チャネルを用いてデータ伝送
を行う端末のブロック図である。本図において、1は装
置制御部、2は映像処理部、3は音声処理部、4はデー
タ処理部、5はメディア多重手段およびメディア分離手
段の機能を有するメディア多重分離部、6は回線インタ
フェース部、2aは映像データ(送信)、3aは音声デ
ータ(送信)、4aは汎用データ(送信)、2bは映像
データ(受信)、3bは音声データ(受信)、4bは汎
用データ(受信)、5aは多重化ストリーム(送信)、
5bは多重化ストリーム(受信)、6aは伝送品質情報
通知(送信)、6bは伝送品質情報通知(受信)、71
〜7nはそれぞれ通信チャネル1〜n(nは2以上の整
数:以下同じ)である。なお、本実施の形態1では、映
像データ2a,2b、音声データ3a,3b、汎用デー
タ4a,4bが、本発明の各メディア情報に相当する。
【0037】図2は、本実施の形態1における回線イン
タフェース部6の内部構成を示したブロック図である。
本図において、31はデータ分割手段およびデータ合成
手段の機能を有するデータ分割合成部、321〜32n
はそれぞれ通信チャネルインタフェース321〜32
n、33は伝送品質監視部、31a〜3naはそれぞれ
通信チャネル1〜nを通る分割データ(送信)、31b
〜3nbはそれぞれ通信チャネル1〜nを通る分割デー
タ(受信)である。なお、図2上、5a,5b,6a,
6b,71,7nは、図1で説明した通りである。
【0038】次に以上のように構成された本実施の形態
1における複数の通信チャネルを使用する通信端末の動
作について説明する。
【0039】〔送信処理〕まず、本装置における送信処
理について説明する。まず、映像処理部2では、カメラ
やビデオデッキ等より入力する映像データをMPEG2
などの圧縮符号化処理等を行い映像データ(送信)2a
としてメディア多重分離部5に出力する。なお、ここで
は符号化方式の一例としてMPEG2を取り上げるが、
映像処理そのものは本発明の範囲ではなく、その他のあ
らゆる符号化方式を採用しても構わない。また、符号化
処理を実施しなくても良い。
【0040】また、音声処理部3、データ処理部4にお
いても、映像処理部2と同様に任意の圧縮符号化方式で
の圧縮符号化等の処理を実施し、各々音声データ(送
信)3a、汎用データ(送信)4aとしてメディア多重
分離部5に出力する。
【0041】装置制御部1は、本装置内の各部に対する
制御を行なうと共に、通信相手端末との通信モードを決
定するために必要な制御情報(送信)1aをメディア多
重分離部5に出力する。また、装置制御部1は、メディ
ア多重分離部5に対して、優先的に伝送されるべきメデ
ィア情報の設定も行う。
【0042】メディア多重分離部5では、装置制御部1
からの制御情報(送信)1a、映像処理部2からの映像
データ(送信)2a、音声処理部3からの音声データ
(送信)3a、データ処理部4からの汎用データ(送
信)4aを受け、メディア多重化処理を実施し、多重化
ストリーム(送信)5aを生成して、回線インタフェー
ス部6に出力する。尚、メディア多重の方式は、本発明
では、特にこだわらない。
【0043】回線インタフェース部6に入力された多重
化ストリーム(送信)5aは、まず、データ分割合成部
31に入力される。データ分割合成部31では、多重化
ストリーム(送信)5aを装置制御部1の指示により通
信状態となっている通信チャネル71〜7n数に合わせ
てn分割し、通信チャネルインタフェース321〜32
nに対してそれぞれ分割データ(送信)31a〜3na
として出力する。
【0044】通信チャネルインタフェース321〜32
nでは、それぞれ、入力した分割データ(送信)31a
〜3naを各々通信チャネル71〜7nに対して送出す
る。
【0045】ここで、例えば、通信を行なっている複数
の通信チャネル71〜7nの内で、例えば通信チャネル
74に異常が発生した場合の動作について説明する。
【0046】このような場合が発生すると、伝送品質監
視部33は、通信チャネル74の送信側の伝送品質の低
下を検出して、伝送品質状態通知(送信)6aを用い
て、あるいは装置制御部1経由で通信チャネル74の伝
送品質が低下したことをメディア多重分離部5に通知す
る。
【0047】メディア多重分離部5では、予め、あるい
は通信チャネルの伝送品質低下情報を受けて、装置制御
部1より優先的に伝送すべき重要メディアの指定を受
け、重要メディア情報が伝送品質の良好な通信チャネル
から優先的に送信されるような多重化ストリーム(送
信)5aを生成するよう多重化制御を行う。つまり、こ
こでは通信チャネル74以外の通信チャネル71〜7
3,75〜7nにより、重要メディア情報を送信するよ
うな多重化ストリーム(送信)5aを生成する。
【0048】次に、図3および図4を用いてメディア多
重分離部5およびデータ分割合成部31における動作の
具体的な例を説明する。
【0049】図3は、全ての通信チャネルの伝送品質が
良好な場合のメディア多重分離部5およびデータ分割合
成部31における動作の具体例を示している。
【0050】図3に示すように、メディア多重分離部5
に入力された制御情報(C)、映像データ(V)、音声
データ(A)、汎用データ(D)は、メディア多重分離
部5にてメディア多重化され、多重化ストリーム(送
信)5aとしてデータ分割合成部31に出力される。本
図の例では、制御情報(C)や映像データ(V)等の各
々のメディア情報が固定長に分割された後に、各メディ
ア情報のバースト性が低くなるようなメディア多重化制
御を行われている。なお、メディア多重化の方式そのも
のは、本発明では、特にこだわらない。
【0051】データ分割合成部31では、入力された多
重化ストリーム(送信)5aを構成単位毎、すなわち通
信チャネル毎に、例えば固定長にn分割して1〜nの通
信チャネルインタフェース321〜32nに振り分け
る。この時、通常、受信側での多重化ストリームを再構
成を可能とするためにフレーミング処理を行うが、その
方法は本発明では、特にこだわらない。尚、図3の例で
は、説明の便宜上、通信チャネル数nが例えば4であ
り、その全ての通信チャネルの伝送品質が良好な場合を
示しているので、データ分割合成部31は、均等にデー
タを割振った分割データ(送信)31a〜34aを各々
通信チャネル71(ch1)〜74(ch4)として出
力されることを示している。
【0052】図4は、送信側あるいは受信側の通信チャ
ネル74の伝送品質が低下した場合に、メディア多重分
離部5およびデータ分割合成部31において映像データ
(V)を除く、制御情報(C)、音声データ(A)、汎
用データ(D)に対して優先的に正常な通信チャネル7
1〜73から与える場合の具体例を示している。尚、こ
の図4では、図3と同様に、通信チャネル数nを例えば
4とし、通信チャネル71〜74をch1〜ch4に置
き換えて図示するものとする。以下、後述する図5〜図
8でも同様である。
【0053】図4において、メディア多重分離部5に入
力された制御情報(C)、映像データ(V)、音声デー
タ(A)、汎用データ(D)は図3と同様にメディア多
重分離部5にて固定長に分割され、その内、予め指定さ
れていた、あるいは装置制御部1からの制御情報(送
信)1a等により重要であると指定された重要メディア
情報、すなわち映像データ(V)を除く、制御情報
(C)、音声データ(A)、汎用データ(D)は、伝送
品質が低下している通信チャネル74を避けるようにメ
ディア多重化されて、多重化ストリームが生成される。
【0054】ここでメディア多重分離部5が重要メディ
ア情報を伝送品質が低下している通信チャネル74に割
振ることを避ける方法として、本実施の形態1では、図
4に示すように、例えば、重要メディア情報を伝送品質
の低下している通信チャネル74に送出するタイミング
の時に、重要メディア情報の代わりに図4上斜線のブロ
ックで示す無効データを挿入して、重要メディア情報は
伝送品質が低下している通信チャネル74以外の通信チ
ャネル、すなわち図4では通信チャネル71〜73(c
h1〜ch3)に多重化されるように多重位置を変更し
て多重化ストリームを生成する方式を採用している。な
お、ここで示した割振り方法は一例であり、他の方式を
用いても良い。
【0055】尚、図4では、映像データ(V)以外の制
御情報(C)、音声データ(A)および汎用データ
(D)が重要メディア情報として装置制御部1などによ
って予めメディア多重分離部5に指定されており、映像
データ(V)のみが伝送品質の低下している通信チャネ
ル74に割振られているが、これらは、一例であり、本
発明は、これに限定されることはない。
【0056】その結果、データ分割合成部31は、伝送
品質が低下している通信チャネル74には、重要な重要
メディア情報の代わりに無効データを挿入するものの、
通信チャネルの伝送品質が良好な場合と同様に、入力さ
れた多重化ストリーム(送信)5aを構成単位毎、すな
わち通信チャネル毎に、例えば固定長でn分割して通信
チャネルインタフェース321〜32nに振り分け、通
信チャネルインタフェース321〜32nに送出するこ
とになる。
【0057】〔受信処理〕次に、本装置における受信処
理について説明する。通信チャネル71〜7nより通信
チャネルインタフェース321〜32nに入力されたデ
ータは、それぞれ分割データ(受信)31b〜3nbと
してデータ分割合成部31に出力される。
【0058】データ分割合成部31では、入力された分
割データ(受信)31b〜3nbより、多重化ストリー
ム(受信)5bを再構成してメディア多重分離部5に出
力する。
【0059】メディア多重分離部5では、入力した多重
化ストリーム(受信)5bをメディア毎に分離し、制御
情報(受信)1b、映像データ(受信)2b、音声デー
タ(受信)3b、汎用データ(受信)4bとして、各々
装置制御部1、映像処理部2、音声処理部3、データ処
理部4に対し出力する。
【0060】装置制御部1では、入力された制御情報
(受信)1bを解析して各メディア情報の符号化方式や
符号化速度の選択等の処理を行い、端末内の各部に対す
る設定動作や制御を行う。
【0061】映像処理部2、音声処理部3、データ処理
部4では、各々入力された映像データ(受信)2b、音
声データ(受信)3b、汎用データ(受信)4bに対し
て、送信側と同様な圧縮符号化方式等で復号処理を実施
し、モニタやスピーカ等(図示せず。)に出力表示を行
う。
【0062】ここで、送信処理の場合と同様に、一例と
して、通信を行なっている複数の通信チャネル71〜7
nの内で、例えば通信チャネル74の伝送品質が低下し
た場合の動作について説明する。
【0063】まず、このような場合が発生すると、伝送
品質監視部33が通信チャネル74の受信側の伝送品質
の低下を検出して、伝送品質監視部33は、伝送品質状
態通知(受信)6bを用いて、あるいは装置制御部1経
由でメディア多重分離部5に通知する。
【0064】メディア多重分離部5では、受信側の通信
チャネル74の異常状態を伝える独自生成の制御デー
タ、あるいは装置制御部1から渡される制御情報1aに
より、正常な通信チャネル71〜73,75〜7nを経
由して相手端末に送信して、受信側の通信チャネル74
の異常状態を送信端末に通知する。尚、この受信側処理
では、受信側の通信チャネル74の異常状態を送信端末
に通知する処理以外は特別な処理を実施しない。
【0065】すると、例えば、本装置と同様に構成され
た送信側の通信端末では、当該送信側通信端末内の回線
インターフェース部6のデータ分割合成部31あるいは
伝送品質監視部33や、装置制御部1、メディア多重分
離部5等が、受信側通信端末からの上記通信チャネル7
4の異常状態の通知を受信して、メディア多重分離部5
は、前述のように重要メディア情報を伝送品質が低下し
ている通信チャネル74を避けて多重化するようにし
て、データ分割合成部31がその多重化ストリームをn
分割して重要メディア情報を伝送品質が低下している通
信チャネル74の通信チャネルインターフェース324
を避けて、それ以外の通信チャネルインタフェースに送
出する。
【0066】従って、本実施の形態1によれば、複数の
通信チャネルを用いて伝送を行う通信端末において、以
上のように各々の通信チャネルの伝送品質監視を実施
し、制御情報や重要メディアを伝送品質の良好な通信チ
ャネルに優先的に割り当てるよう多重化制御を実施する
ため、通信チャネルの伝送品質を考慮せずにメディア多
重制御を行う端末に比べて制御情報や重要な重要メディ
アをより高品質で伝送することが可能である。
【0067】なお、本実施の形態1においては、受信側
の通信チャネルの伝送品質の監視を伝送品質監視部33
にて実施するのではなく、データ分割合成部31やメデ
ィア多重分離部5等において、多重化ストリーム(受
信)5bの再構成時やメディア分離を実施する際に、各
々の処理に必要なヘッダ情報等の誤り検出処理などによ
り、通信チャネルの伝送品質を推定ないしは推測して、
その推測した結果に基づき異常状態を検出する推測する
方法を採用するようにしても構わない。このようにすれ
ば、各通信チャネル上における伝送品質の状態を監視す
る伝送品質監視部33が本端末から不要になる。
【0068】また、本実施の形態1においては、伝送品
質監視部33によって通信チャネルの伝送品質の監視を
送受共に実施しているが、送信側のみ実施、あるいは受
信側のみ実施する形態としても構わない。
【0069】また、本実施の形態1においては、通信チ
ャネルの伝送品質が低下した場合のみメディア多重制御
の変更を行っているが、伝送品質が良好な場合において
も伝送品質が低下した場合と同様に、制御情報や重要メ
ディア情報を特定の通信チャネルに優先的に割り当てる
メディア多重動作を行うようにしても構わない。
【0070】また、本実施の形態1においては、送信側
通信チャネルの伝送品質の低下によりメディア多重化制
御の変更を実施し、受信側通信チャネルの伝送品質の低
下により相手端末に対する伝送品質低下の通知を行って
いるが、送受各々の伝送品質低下が送受双方の処理のき
っかけとなっても構わない。つまり、受信側で通信チャ
ネルの伝送品質低下を検出した場合に自端末のメディア
多重化制御の変更を実施しても良く、送信側で通信チャ
ネルの伝送品質低下を検出した場合に相手端末に対して
当該通信チャネルの伝送品質低下の通知を行うようにし
ても勿論よい。
【0071】また、本実施の形態1の端末は、送信側機
能および受信側機能の双方を有しているが、送信側のみ
の機能、あるいは受信側のみの機能を有する形態でも構
わない。
【0072】実施の形態2.本実施の形態2では、制御
情報やメディア情報を有意な単位で分割して各々の通信
チャネルから送信することにより、通信チャネルの伝送
品質が低下した場合でも、その影響を低減し、制御情報
や重要メディアの高品質伝送を可能とするものである。
尚、本実施の形態2の構成は、図1に示す実施の形態1
のものと同じであるので、図1を参照して、本実施の形
態2の特徴ある動作を説明するものとする。
【0073】図5は、本実施の形態2において、例え
ば、通信チャネル74の伝送品質の低下が検出された場
合に、メディア多重分離部5およびデータ分割合成部3
1において各メディア情報を各々のメディアを有意な単
位で分割して送信を行う具体例を示している。
【0074】図5に示すように、本実施の形態2のメデ
ィア多重分離部5に制御情報(C)、映像データ
(V)、音声データ(A)、汎用データ(D)が入力さ
れると、本実施の形態2のメディア多重分離部5では、
各メディアデータを各々のプロトコルにおいて有意な単
位ないしは区切り(以下、有意な単位と略す。)毎に分
割する。有意な単位とは、例えば、映像信号におけるフ
レーム、ピクチャ、あるいは音声信号における符号化フ
レームの単位であり、本実施の形態2では、制御情報
(C)では制御メッセージ単位、映像データ(V)では
ピクチャ単位、音声データ(A)ではフレーム単位、汎
用データ(D)ではパケット単位などである。
【0075】その後、メディア多重分離部5にて、図5
に示すように各々のプロトコルにおいて有意な単位毎に
分割された各メディアデータのメディア多重化が行われ
て、図5に示すような多重化ストリームが生成され、多
重化ストリーム(送信)5aとして回線インターフェー
ス部6のデータ分割合成部31に出力される。この時、
図5に示すように各通信チャネル間の伝送レートに不整
合が発生する場合があるが、この場合に、この不整合を
調整するために、必要に応じて伝送情報量の少ない通信
チャネルに対してダミーデータや無効データを多重する
制御を行って、伝送レートが均一になるようにしても良
い。
【0076】回線インターフェース部6では、まず、デ
ータ分割合成部31が入力された多重化ストリーム(送
信)5aをメディア多重分離部5からの指示に従い、各
々のメディアに有意な単位毎に分割して、分割データ
(送信)31a〜3naとして、それぞれ、対応する1
〜nの通信チャネルインタフェース321〜32nに転
送する。尚、図5では、通信チャネル数nを4として説
明しているので、各々のメディアに有意な単位毎に分割
された分割データ(送信)31a〜34aが、それぞ
れ、対応する1〜4の通信チャネルインタフェース32
1〜323であるch1〜ch4に転送されることにな
る。
【0077】なお、本実施の形態2においても、前記実
施の形態1で説明したような制御情報や重要メディアを
正常な通信チャネルに優先的に割り当てる多重化制御を
併用しても勿論良い。
【0078】図6は、本実施の形態2において制御情報
や重要メディアを正常な通信チャネルに優先的に割り当
てる多重化制御を行なう場合のメディア多重分離部5お
よびデータ分割合成部31における動作の具体例を示し
ている。この図6に示すように、制御情報(C)、映像
データ(V)、音声データ(A)、汎用データ(D)
は、本実施の形態2のメディア多重分離部5にて、それ
ぞれのプロトコルにおいて有意な単位毎に分割され、そ
の有意な単位毎に分割された各メディアデータのメディ
ア多重化が行われて多重化ストリームとして出力され、
回線インターフェース部6のデータ分割合成部31へ出
力される。
【0079】データ分割合成部31では、前記実施の形
態1で説明したように、予め重要指定されている制御情
報(C)および音声データ(A)は汎用データ(D)
を、メディア多重分離部5からの指示に従い、各々のメ
ディアに有意な単位毎に分割して、伝送品質が低下して
いる通信チャネル74を避け、それ以外の通信チャネ
ル、すなわちこの図6では通信チャネル数nが4である
ので通信チャネル71〜73に優先的に転送されるよう
に多重化する。尚、この時、前記実施の形態1の場合と
同様に、本実施の形態2でも、図6に示すように、各通
信チャネル間の伝送レートの不整合が発生する場合、こ
の不整合を調整するために、必要に応じて伝送情報量の
少ない通信チャネルに対して、図4と同様に図上斜線の
ブロックで示すような無効データを多重する制御を行っ
ても良い。
【0080】従って、本実施の形態2によれば、複数の
通信チャネルを用いて伝送を行う端末において、制御情
報や各々のメディア情報を各メディアの有意な単位で分
割して送信することにより、通信チャネルの伝送品質が
低下した場合にも各々のメディア情報に対する影響を抑
え、制御情報や重要メディアをより高品質で伝送するこ
とが可能である。
【0081】なお、本実施の形態2において、端末は送
信側機能および受信側機能の双方を有しているが、送信
側のみの機能を有する形態でも構わない。
【0082】実施の形態3.本実施の形態3では、メデ
ィア情報等を各々のメディアの特性に応じたベアラサー
ビスを使用して送信することにより、メディア特性に応
じた高品質伝送および通信料金の低減を可能とするもの
である。尚、前記実施の形態2の場合と同様に、本実施
の形態3の構成は、図1に示す実施の形態1のものと同
じであるので、図1を参照して、本実施の形態3の特徴
ある動作を説明するものとする。
【0083】図7は、本実施の形態3における動作概念
を示している。図7に示すように、本実施の形態3で
は、映像データ(V)および音声データ(A)は、低遅
延伝送を求められる実時間データとし、制御情報(C)
および汎用データ(D)は、低速且つ実時間伝送を求め
られない非実時間データとする。
【0084】すると、本実施の形態3のメディア多重分
離部5では、入力された制御情報(C)、映像データ
(V)、音声データ(A)および汎用データ(D)よ
り、例えば各データの時間的特性を考慮した多重化制御
を実施して、図7に示すように、多重化ストリーム(送
信)5aとして、実時間データからなる多重化ストリー
ムAと、非実時間データからなる多重化ストリームBの
2種類の多重化ストリームを生成する。尚、この時、実
施の形態1や実施の形態2と同様に、伝送に用いる通信
チャネルの伝送品質を参照しても良いし、各メディアの
有意な単位を意識してメディア多重化制御を行うように
しても勿論よい。
【0085】メディア多重分離部5にて生成された実時
間データより成る多重化ストリームAは、例えば実時間
データを低遅延で伝送するのに適した各種ベアラサービ
スの回線交換サービスを使用している通信チャネル71
〜73(図上ch1〜ch3)に分割して送信する。一
方、非実時間データより成る多重化ストリームBは、例
えば低速度データの伝送に適したパケット交換サービス
を選択している通信チャネル74(図上ch4)に送信
される。尚、実時間データを低遅延で伝送するのに適し
た各種ベアラサービスの回線交換サービスを使用してい
る通信チャネル71〜73に分割して送信する際、例え
ば、実時間データである映像データ(V)は、映像メデ
ィアに適したベアラサービスの回線交換サービスを使用
している通信チャネル71,72に割振る一方、実時間
データである音声データ(A)は、音声メディアに適し
たベアラサービスの回線交換サービスを使用している通
信チャネル73に割振る等、各メディア情報毎に最適な
各種ベアラサービスの回線交換サービスを使用している
通信チャネルに分割するようにしても勿論良い。
【0086】従って、本実施の形態3によれば、複数の
通信チャネルを用いて伝送を行う端末において、制御情
報や各々のメディア情報の特性に応じた複数の多重化ス
トリームを生成する際、実時間データによる多重化スト
リームと、非実時間データによる多重化ストリームとに
分けるようにしたので、実時間データによる多重化スト
リームは低遅延で伝送するのに適したベアラサービスの
回線交換サービスを選択している通信チャネル71〜7
3に分割して送信することができる一方、非実時間デー
タによる多重化ストリームBは、低速度データの伝送に
適したパケット交換サービスを選択している通信チャネ
ル74にて送信することができる。
【0087】特に、本実施の形態3では、メディア情報
のうち映像データ(V)や音声データ(A)等の実時間
性が要求される実時間データは、各々のメディア特性に
応じたベアラサービスを使用して送信するようにしてい
るので、メディア情報のうちの映像データ(V)や音声
データ(A)等の実時間データは、メディアの特性に応
じた高品質伝送および通信料金の低減が可能となる。
【0088】なお、本実施の形態3においても、前記実
施の形態1,2と同様に、端末は送信側機能および受信
側機能の双方を有しているが、送信側のみの機能を有す
る形態でも構わない。
【0089】実施の形態4.本実施の形態4では、各々
のメディアの特性や通信チャネルの伝送品質に応じたメ
ディア多重制御を実施することにより生ずるデータ転送
効率の変動を補完するため、通信チャネルの追加あるい
は削除を行うことにより、制御情報や重要メディアの高
品質な伝送を可能とするものである。尚、前記実施の形
態2,3の場合と同様に、本実施の形態4の構成は、図
1に示す実施の形態1のものと同じであるので、図1を
参照して、本実施の形態4の特徴ある動作を説明するも
のとする。
【0090】図8(a)〜(c)は、それぞれ、本実施
の形態4における多重化ストリームの生成および複数通
信チャネルに分割送信する方法の具体例を示している。
つまり、具体的には、図8(a)は、本実施の形態4に
おいて図3の場合と同様に通信チャネルの伝送品質を意
識しないで多重化ストリームの生成および複数通信チャ
ネルに分割送信する例を示している。また、図8(b)
は、本実施の形態4において図4の場合と同様に例えば
通信チャネル74の伝送品質が低下した場合に制御情報
(C)や音声データ(A)、汎用データ(D)等の重要
メディア情報を正常な通信チャネル71〜73に優先的
に割り当てる多重化ストリームの生成および複数通信チ
ャネルに分割送信する例を示しており、図8(c)は図
8(b)にて実施した処理により低下した伝送効率を補
うために新たな通信チャネル75(図上cH5)を追加
して図8(b)と同様の多重化ストリームの生成および
複数通信チャネルに分割送信する処理を行う例を示して
いる。
【0091】次に図1および図8を用いて本実施の形態
4の動作を説明する。尚、送信側処理において、通信チ
ャネル74の伝送品質が低下した場合のメディア多重分
離部5およびデータ分割合成部31の動作は、実施の形
態1と同様であるため省略する。
【0092】メディア多重分離部5において、図8の
(b)に示すように通信チャネルの伝送品質を考慮した
多重化制御を実施した場合は、図8の(a)に示すよう
に通信チャネルの伝送品質を意識しないで多重化ストリ
ームの生成および複数通信チャネルに分割送信する場合
と比べて、伝送効率が低下する。
【0093】その結果、図8(a)における通信チャネ
ル74(ch4)において○印により示すデータ送信終
了タイミングは、図8(b)に示すように通信チャネル
74(ch4)で伝送品質が悪化した場合、通信チャネ
ル74の伝送品質を考慮して通信チャネル74には制御
情報や重要メディア情報を割振らず、重要メディア情報
以外の映像データ(V)と、図4等と同様に図8上斜線
のブロックで示す無効データとを割振るようにするの
で、その分だけ伝送効率が落ちる。その結果、図8
(b)に示す場合は、図8(a)に示す場合より、○印
により示すデータの送信終了タイミングが遅れる。
【0094】このため、この様な状況が続くと、メディ
ア多重分離部5においてデータ溢れが発生し、制御情報
や各メディア情報の伝送品質を劣化させるおそれがあっ
たり、あるいはデータ溢れを避けるためにメディア多重
分離部5より映像処理部1、音声処理部2、データ処理
部3に対して映像データ(送信)2a、音声データ(送
信)3a、汎用データ(送信)4aの発生レートを下げ
るよう指示することにより、各々のメディア情報の品質
低下を招くおそれがある。
【0095】このような場合、本実施の形態4の装置制
御部1では、伝送効率の低下率に応じて通信チャネル追
加の必要性を判断し、通信チャネルを追加すると判断し
た場合は、使用している通信チャネル種別に則った手法
にて通信相手の受信端末に対して発呼を行い、図8の
(c)に示すように、新たに通信チャネル75(ch
5)の追加を行う。また、本実施の形態4の装置制御部
1は、使用者が端末より、伝送効率の低下情報を得て、
装置制御部1に対し通信チャネルの追加を指示して、そ
の指示に基づいて、図8の(c)に示すように、通信チ
ャネルの追加を行うようにしても良い。
【0096】図8の(c)は、前述したように、通信チ
ャネル75(ch5)を追加した例を示しており、通信
チャネル75(ch5)の追加によって、通信チャネル
71(ch1)〜74(ch4)にて伝送されていた制
御情報(C)や映像データ(V)、音声データ(A)お
よび汎用データ(D)のデータが通信チャネル75(c
h5)にも割振られるようになり、通信チャネル74の
伝送品質を考慮して通信チャネル74に映像データ
(V)と無効データとを割振りつつも、図8(a)や
(b)に示す場合より、○印により示すデータ伝送終了
タイミングが、短縮化することを示している。従って、
図8の(a)〜(c)を比較して判るように、通信チャ
ネル75の追加の効果により、伝送効率の改善が行われ
る。
【0097】一方、本端末の送信側処理に対する受信側
端末の受信側処理においては、送信側からの追加通信チ
ャネルの発呼に応じた新たな着呼処理を行ない、新たな
通信チャネルを追加するのみである。
【0098】なお、この図8に示すように通信チャネル
を追加した状態において、本来の多重化ストリームの伝
送速度を越えている場合には、装置制御部1は自律的な
判断あるいは使用者からの指示に従い、更なる品質の向
上を目指して各々のメディア情報の発生情報量を増やす
処理を行うようにしても勿論よい。
【0099】また、本実施の形態4では、通信チャネル
を追加した状態において、通信チャネル74の伝送品質
が良好な状態に戻った場合については説明していない
が、このような場合は、通信チャネルの追加時と同様
に、装置制御部1の自律的な判断あるいは使用者からの
指示に従って、使用通信チャネルの呼制御プロトコルや
通信制御プロトコルに則った手法にて通信チャネルの切
断処理を行うようにしても良い。このようにすれば、通
信チャネル数が減るので、回線料等の通信チャネルの使
用料を削減することができる。
【0100】従って、本実施の形態4では、複数の通信
チャネルを用いて伝送を行う端末において、各々のメデ
ィアの特性や通信チャネルの伝送品質に応じたメディア
多重制御を実施することにより生ずるデータ転送効率の
変動を、通信チャネルの追加あるいは削除により補完す
ることにより、制御情報や重要メディアの品質変動を抑
えて伝送することができる。
【0101】尚、本実施の形態4において、通信端末
は、送信側機能および受信側機能の双方を有して説明し
たが、本発明では、送信側のみの機能を有する形態でも
構わない。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各々の通信チャネルの伝送品質を監視して、その結果に
基づき送信データを複数の通信チャネルへ分割すること
により、伝送品質の劣化時にも制御情報および重要メデ
ィアを所定の品質で伝送することができる。
【0103】また、この発明では、各々のメディア情報
の有意な単位を考慮して複数の通信チャネルへ分割する
ことにより、通信チャネルの伝送品質が低下した場合で
も各々のメディア情報に対する影響を軽減することがで
きる。
【0104】また、この発明では、制御情報やメディア
情報の特性に応じて最適なベアラサービスを利用して送
信することにより、各メディアの品質保持および通信料
金の低減することができる。
【0105】また、この発明では、通信中に通信チャネ
ルの追加、削除を行うことにより、メディア多重動作の
変更に応じて生ずる伝送効率の変動を補完することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における複数の通信チャネルを
用いてデータ伝送を行う端末のブロック図。
【図2】 実施の形態1における回線インタフェース部
6の内部構成を示したブロック図。
【図3】 全ての通信チャネルの伝送品質が良好な場合
のメディア多重分離部5およびデータ分割合成部31に
おける動作の具体例を示す図。
【図4】 実施の形態1において送信側あるいは受信側
の通信チャネル74の伝送品質が低下した場合に、メデ
ィア多重分離部5およびデータ分割合成部31において
各メディア情報および制御情報に対して優先的に正常な
通信チャネルを与える場合の具体例を示す図。
【図5】 実施の形態2において通信チャネル74の伝
送品質の低下が検出された場合に、メディア多重分離部
5およびデータ分割合成部31において各メディア情報
を各々のメディアを有意な単位で分割して送信を行う具
体例を示す図。
【図6】 実施の形態2において制御情報や重要メディ
アを正常な通信チャネルに優先的に割り当てる多重化制
御を行なう場合のメディア多重分離部5およびデータ分
割合成部31における動作の具体例を示す図。
【図7】 実施の形態3における動作概念を示す図。
【図8】 (a)〜(c)、それぞれ、実施の形態4に
おける多重化ストリームの生成および複数通信チャネル
に分割送信方法の具体例を示す図。
【図9】 特開平10−70621号公報に示される従
来の通信システムを表す概略図。
【符号の説明】
1 装置制御部、2 映像処理部、3 音声処理部、4
データ処理部、5メディア多重分離部、6 回線イン
タフェース部、2a 映像データ(送信)、3a 音声
データ(送信)、4a 汎用データ(送信)、2b 映
像データ(受信)、3b 音声データ(受信)、4b
汎用データ(受信)、5a 多重化ストリーム(送
信)、5b 多重化ストリーム(受信)、6a 伝送品
質情報通知(送信)、6b 伝送品質情報通知(受
信)、71〜7n 通信チャネル1〜n、31 データ
分割合成部、321〜32n 通信チャネルインタフェ
ース321〜32n、33 伝送品質監視部、31a〜
3na 分割データ(送信)、31b〜3nb 分割デ
ータ(受信)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 邦夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 吉本 守男 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA01 CC02 EE07 JJ02 KK01 KK03 LL02 MM12 MM14 PP04 5K101 KK02 MM01 QQ11 SS01 UU16 UU19

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1または複数のメディア情報および制御
    情報を多重するメディア多重手段と、 複数の通信チャネルインタフェースと、 前記メディア多重手段から出力される多重化ストリーム
    を分割して前記複数の通信チャネルインタフェースに割
    り当てるデータ分割手段と、 通信チャネルの伝送状態を監視する伝送品質監視手段と
    を備え、 前記データ分割手段は、前記伝送品質監視手段によって
    監視された各通信チャネルの伝送品質情報または本端末
    からのデータを受信する受信端末より通知される各通信
    チャネルの伝送品質情報をもとに、各メディア情報およ
    び制御情報の重要度に応じて、どの通信チャネルにどの
    メディア情報あるいは制御情報を割り当てるかを決定し
    て多重化ストリームを分割することを特徴とする通信端
    末。
  2. 【請求項2】 1または複数のメディア情報および制御
    情報を多重するメディア多重手段と、 複数の通信チャネルインタフェースと、 前記メディア多重手段から出力される多重化ストリーム
    を分割して前記複数の通信チャネルインタフェースに割
    り当てるデータ分割手段とを備え、 前記データ分割手段は、本端末からのデータを受信する
    受信端末より通知される各通信チャネルの伝送品質情報
    をもとに、各メディア情報および制御情報の重要度に応
    じて、どの通信チャネルにどのメディア情報あるいは制
    御情報を割り当てるかを決定して多重化ストリームを分
    割することを特徴とする通信端末。
  3. 【請求項3】 複数の通信チャネルインタフェースと、 前記複数の通信チャネルインタフェースから出力される
    受信データを合成して1本の多重化ストリームに再構成
    するデータ合成手段と、 前記データ合成手段から出力される多重化ストリームを
    1または複数のメディア情報および制御情報に分離する
    メディア分離手段と、 前記各複数の通信チャネルの伝送状態を監視する伝送品
    質監視手段とを備え、 前記伝送品質監視手段から出力される各通信チャネルご
    との伝送品質情報を、本端末へデータを送信する送信端
    末に通知することを特徴とする通信端末。
  4. 【請求項4】 複数の通信チャネルインタフェースと、 前記複数の通信チャネルインタフェースから出力される
    受信データを合成して1本の多重化ストリームに再構成
    するとともに合成対象受信データの状態から前記各複数
    の通信チャネルの伝送状態を推定するデータ合成手段
    と、 前記データ合成手段から出力される多重化ストリームを
    1または複数のメディア情報および制御情報に分離する
    メディア分離手段とを備え、 前記データ合成手段から出力される各通信チャネルごと
    の伝送品質情報を、本端末へデータを送信する送信端末
    に通知することを特徴とする通信端末。
  5. 【請求項5】 複数の通信チャネルインタフェースと、 前記複数の通信チャネルインタフェースから出力される
    受信データを合成して1本の多重化ストリームに再構成
    するデータ合成手段と、 前記データ合成手段から出力される多重化ストリームを
    1または複数のメディア情報および制御情報に分離する
    とともに分離対象多重化ストリームの状態から前記各複
    数の通信チャネルの伝送状態を推定するメディア分離手
    段と、 前記メディア手段から出力される各通信チャネルごとの
    伝送品質情報を、本端末へデータを送信する送信端末に
    通知することを特徴とする通信端末。
  6. 【請求項6】 複数の通信チャネルインタフェースと、 前記複数の通信チャネルインタフェースから出力される
    受信データを合成して1本の多重化ストリームに再構成
    するとともに合成対象受信データの状態から前記各複数
    の通信チャネルの伝送状態を推定するデータ合成手段
    と、 前記データ合成手段から出力される多重化ストリームを
    1または複数のメディア情報および制御情報に分離する
    とともに分離対象多重化ストリームの状態から前記各複
    数の通信チャネルの伝送状態を推定するメディア分離手
    段と、 前記データ合成手段およびメディア分離手段から出力さ
    れる各通信チャネルごとの伝送品質情報を、本端末へデ
    ータを送信する送信端末に通知することを特徴とする通
    信端末。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2記載の通信端末
    の特徴と、 請求項3〜請求項6のいずれか1の請求項に記載の通信
    端末の特徴とを併せ持つことを特徴とする通信端末。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項2記載の通信端末
    と、 請求項3〜請求項6のいずれか1の請求項に記載の通信
    端末とからなることを特徴とする通信システム。
  9. 【請求項9】 1または複数のメディア情報を各メディ
    アの有意な単位毎に多重するメディア多重手段と、 複数の通信チャネルインタフェースと、 前記メディア多重手段から出力される多重化ストリーム
    を、各メディア情報の有意な単位毎に分割し、前記複数
    の通信チャネルインタフェースに割り当てるデータ分割
    手段と、 を備えることを特徴とする通信端末。
  10. 【請求項10】 1または複数のメディア情報を多重す
    るメディア多重手段と、 異なるベアラサービスを利用する複数の通信チャネルイ
    ンタフェースと、 前記メディア多重手段から出力される多重化ストリーム
    を、各メディアがそれぞれの特性に応じて最適なベアラ
    サービスを利用する通信チャネルインタフェースに割り
    当てられるように分割し、前記複数の通信チャネルイン
    タフェースに割り当てるデータ分割手段と、 を備えることを特徴とする通信端末。
  11. 【請求項11】 1または複数のメディア情報を多重す
    るメディア多重手段と、 複数の通信チャネルインタフェースと、 前記メディア多重手段から出力される多重化ストリーム
    を分割し、前記メディア多重手段の動作モードの変更に
    より生じる多重化効率の変動に応じ利用する送信用の通
    信チャネルインタフェースの数を増減して、前記分割し
    た多重化ストリームを前記複数の通信チャネルインタフ
    ェースに割り当てるデータ分割手段とを備えることを特
    徴とする通信端末。
  12. 【請求項12】 複数の通信チャネルインタフェース
    と、 本端末へデータを送信する送信端末におけるメディア多
    重手段の動作モードの変更により生じる多重化効率の変
    動に応じ利用する通信チャネルインタフェースの数を増
    減する際に当該送信端末から送られる指示に従い受信用
    の通信チャネルインタフェースの数を増減して、前記複
    数の通信チャネルインタフェースから出力される受信デ
    ータを合成して1本の多重化ストリームに再構成するデ
    ータ合成手段と、 前記データ合成手段から出力される多重化ストリームを
    1または複数のメディア情報および制御情報に分離する
    メディア分離手段と、 ことを特徴とする通信端末。
  13. 【請求項13】 請求項1〜7のいずれか1の請求項に
    記載の通信端末の特徴と、 請求項9〜12のいずれか1の請求項に記載の通信端末
    の特徴と、を併せ持つことを特徴とする通信端末。
  14. 【請求項14】 1または複数のメディア情報および制
    御情報を複数の通信チャネルを介して通信する通信方法
    において、 前記1または複数のメディア情報および制御情報を多重
    して多重化ストリームを生成すると共に、前記多重化ス
    トリームを前記複数の通信チャネルに分割する際、 通信チャネルの伝送状態を監視して得た各通信チャネル
    の伝送品質情報または本端末からのデータを受信する受
    信端末より通知される各通信チャネルの伝送品質情報を
    もとに、各メディア情報および制御情報の重要度に応じ
    て、どの通信チャネルにどのメディア情報あるいは制御
    情報を割り当てるかを決定して多重化ストリームを分割
    することを特徴とする通信方法。
  15. 【請求項15】 1または複数のメディア情報および制
    御情報を複数の通信チャネルを介して通信する通信方法
    において、 前記1または複数のメディア情報および制御情報を多重
    して多重化ストリームを生成すると共に、前記多重化ス
    トリームを前記複数の通信チャネルに分割する際、 前記多重化ストリームを各メディア情報の有意な単位毎
    に分割し、前記複数の通信チャネルインタフェースに割
    り当てることを特徴とする通信方法。
  16. 【請求項16】 1または複数のメディア情報および制
    御情報を複数の通信チャネルを介して通信する通信方法
    において、 前記1または複数のメディア情報および制御情報を多重
    して多重化ストリームを生成すると共に、前記多重化ス
    トリームを前記複数の通信チャネルに分割する際、 前記多重化ストリームを、各メディアがそれぞれの特性
    に応じて最適なベアラサービスを利用する通信チャネル
    インタフェースに割り当てられるように分割し、前記複
    数の通信チャネルインタフェースに割り当てることを特
    徴とする通信方法。
  17. 【請求項17】 1または複数のメディア情報および制
    御情報を複数の通信チャネルを介して通信する通信方法
    において、 前記1または複数のメディア情報および制御情報を多重
    して多重化ストリームを生成すると共に、前記多重化ス
    トリームを前記複数の通信チャネルに分割する際、 前記通信チャネルの数を増減して、前記分割した多重化
    ストリームを前記複数の通信チャネルに割り当てること
    を特徴とする通信方法。
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