JP2002016371A - 耐塵・耐水膜及びその取付構造と電子機器 - Google Patents

耐塵・耐水膜及びその取付構造と電子機器

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JP2002016371A
JP2002016371A JP2000194748A JP2000194748A JP2002016371A JP 2002016371 A JP2002016371 A JP 2002016371A JP 2000194748 A JP2000194748 A JP 2000194748A JP 2000194748 A JP2000194748 A JP 2000194748A JP 2002016371 A JP2002016371 A JP 2002016371A
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JP
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dust
water
resistant film
holes
hole
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JP2000194748A
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Yasumori Yashiro
康守 家城
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐塵・耐水膜として、孔内への塵や埃、水の
侵入及び内圧変化による膨張を抑える。 【解決手段】 多数の孔を有する耐塵・耐水膜5であっ
て、表裏面の片面側に他面側の孔6より径の小さな微細
孔8を形成する。この耐塵・耐水膜5を微細孔8部分側
を表側にして、電子機器のケース10に形成された放音
孔11に取り付ける。また、ケース10内には放音孔1
1に対応して音響部品12がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐塵・耐水膜と、
その取付構造と、その取付構造により耐塵・耐水膜を備
える電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器、例えば、携帯電話機の音響部
等の耐塵及び耐水を目的とした構造部に用いられるもの
として、図4に示すような耐塵・耐水膜1を用いるもの
がある。この耐塵・耐水膜1としては、図5に示すよう
に、孔3の大きさが均一な繊維から成る対称孔質膜2、
または図6に示すように、孔が存在しないフィルム4が
挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
耐塵・耐水膜では、以下のような問題がある。図5の対
称孔質膜2においては、前述の通り、繊維内の孔3の大
きさが均一であるために、口径が大きいと水(特に、石
鹸水)が孔内部に侵入してしまう。逆に、口径を石鹸水
が浸透しない程度に小さくすると、音が伝わりにくくな
る。図6のフィルム4に関しては、孔が存在しないの
で、膜圧を薄くして膜振動で音を伝えることができるた
め、音の伝達については問題ないが、通気性がないの
で、内圧が変化することによって膨張が生じてしまう。
【0004】本発明の課題は、耐塵・耐水膜として、孔
内への塵や埃、水の侵入及び内圧変化による膨張を抑え
ることである。そして、本発明は、そのような耐塵・耐
水膜の取付構造を提供すること、更に、その取付構造に
より耐塵・耐水膜を備える電子機器を提供することも課
題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1及び2に示す
ように、多数の孔6を有する耐塵・耐水膜5であって、
表裏面の片面側に他面側の孔7より径の小さな微細孔8
を形成したことを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明によれば、片面側に他
面側の孔より径の小さな微細孔を有する耐塵・耐水膜な
ので、多数の孔があることにより内圧変化による膨張を
抑えられ、特に、微細孔面において、塵や埃、水の侵入
を抑えることができる。
【0007】ここで、耐塵・耐水膜は、材料に関しては
高分子系樹脂や樹脂繊維が用いられる。
【0008】請求項2記載の発明は、例えば、図3に示
すように、電子機器のケース10に形成された孔部11
に、請求項1記載の耐塵・耐水膜5を前記微細孔8部分
側を表側にして取り付けたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の耐塵・耐水膜を微細孔部分を表側にして電子機器の
ケース孔部に取り付けたので、外部からの塵や埃、水の
侵入を抑えることができる。
【0010】請求項3記載の発明は、例えば、図3に示
すように請求項2記載の耐塵・耐水膜5の取付構造をケ
ース10の孔部11に施した電子機器であって、ケース
10内には孔部11に対応して音響部品12が設けられ
ていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0012】図1及び図2に示すように、耐塵・耐水膜
5は、多数の孔6を有し、円形に成形されたものであ
る。この耐塵・耐水膜5の多数の孔6については、図示
のように、表裏面の片面側に微細孔8が形成され、他面
側には前記微細孔8よりも径の大きな孔7が形成されて
いる。なお、この耐塵・耐水膜5には、疎水性を具備
し、表裏面で径の異なる孔を形成することができる材質
が用いられ、例えば、ポリスルホンなどの高分子樹脂ま
たは樹脂繊維によるもの等が挙げられる。
【0013】以上の耐塵・耐水膜5は、例えば、図3に
示すように、電子機器のケース10内に形成された放音
孔(孔部)11に、前記微細孔8の面側9を表側にして
設けられている。電子機器は音響部(スピーカ部)を備え
ており、ケース10内には、放音孔11の内方に音響部
品(スピーカ本体)12が設けられている。なお、図3
中、13はケース10内に耐塵・耐水膜5を取り付ける
ための両面テープであり、14はスピーカ本体12と耐
塵・耐水膜5の間に介設されたスポンジである。
【0014】以上の耐塵・耐水膜5によれば、膜内に多
数の孔6を有し、通気性が高いため、膜自体の膨張が抑
えられる。そして、耐塵・耐水膜5の片面側に他面側の
孔7より径の小さな微細孔8があるため、この微細孔8
の面側9では、他面側と比較して塵や埃、水の侵入が抑
えられる。特に、膜5がポリスルホンなどの疎水性高分
子樹脂または樹脂繊維で形成されている場合には、浸透
性の高い石鹸水の侵入も抑えることができる。
【0015】具体的には、電子機器のスピーカ部構造に
おいて、ケース10の放音孔11に、微細孔8の面側9
を表側にして耐塵・耐水膜5を取り付けたため、外部か
らの塵や埃、水の侵入を抑えることができる。また、ス
ピーカ本体12からの音声は、耐塵・耐水膜5におい
て、径の大きな孔7から径の小さな孔8へと流れるため
に、音質的にも問題はない。
【0016】なお、以上の実施の形態においては、電子
機器の音響部としてスピーカ部に適用したが、本発明は
これに限定されるものではなく、マイク部に適用しても
良く、その他、音響部以外にも適用可能である。また、
耐塵・耐水膜の具体的形状や電子機器の種類・取付構造
等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、耐塵・耐
水膜の片面側を他面側の孔より径の小さな微細孔とした
ため、多数の孔があることにより内圧変化による膨張が
抑えられ、特に、微細孔面側において、塵や埃、水の侵
入を抑えることができる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、電子機器に
おいて、ケースの孔部に耐塵・耐水膜を微細孔部分を表
側にして取り付けたため、外部からの塵や埃、水の侵入
を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した耐塵・耐水膜の一実施の形態
の構成を示す概略斜視図である。
【図2】図1の矢印A−A線に沿って拡大して示した断
面図である。
【図3】図1の耐塵・耐水膜を適用した電子機器の音響
部を示した概略縦断面図である。
【図4】従来の耐塵・耐水膜の一例を示した概略斜視図
である。
【図5】図4の矢印B−B線に沿って拡大して示した断
面図で、耐塵・耐水膜の内部構造の一例を示したもので
ある。
【図6】図4の矢印B−B線に沿って拡大して示した断
面図で、耐塵・耐水膜の内部構造の他の一例を示したも
のである。
【符号の説明】
5 耐塵・耐水膜 6 多数孔 7 径の大きい孔 8 微細孔 9 微細孔の面側 10 ケース 11 放音孔 12 音響部品 13 両面テープ 14 スポンジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の孔を有する耐塵・耐水膜であって、 表裏面の片面側に他面側の孔より径の小さな微細孔を形
    成したことを特徴とする耐塵・耐水膜。
  2. 【請求項2】電子機器のケースに形成された孔部に、請
    求項1記載の耐塵・耐水膜を前記微細孔部分側を表側に
    して取り付けたことを特徴とする耐塵・耐水膜の取付構
    造。
  3. 【請求項3】請求項2記載の耐塵・耐水膜の取付構造を
    ケースの孔部に施した電子機器であって、 ケース内には孔部に対応して音響部品が設けられている
    ことを特徴とする電子機器。
JP2000194748A 2000-06-28 2000-06-28 耐塵・耐水膜及びその取付構造と電子機器 Pending JP2002016371A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013179364A (ja) * 2013-06-14 2013-09-09 Denso Corp 防水用筐体及び防水装置
US9340168B2 (en) 2010-02-26 2016-05-17 Denso Corporation Electronic apparatus for vehicle

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