JP2008113082A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 送信される送話信号に含まれるエコー信号成分を低減して、エコーが発生しない優れた通信品質の通信装置を提供する。
【解決手段】 スピーカ13から背面側へ発せられる逆位相の音声信号13Aを、構造体11内部で誘導し、信号レベルを調整した上で、スピーカ13から前側へ発せられ、構造体11の外部を経由してマイクロフォン14に入力される音声信号13Bと結合させて、音声信号を相殺させ、スピーカ13とマイクロフォン14との音響結合のレベルを低減させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、音響信号を送受信する通信装置のエコーを低減するための構造に関し、特に、ハンドフリー通話機能を備える携帯電話機に有利に実施することができる通信装置に関する。
通信装置である携帯電話機では、スピーカから出力される受話音がマイクロフォンに取込まれて相手への送話音として送信され、その結果、スピーカから出力される受話音に、自己が発した送話音が重畳した、音響エコー(以下、単に「エコー」と記す。)が発生する場合がある。
このようなエコーの発生は、近年の携帯電話機の小形化に伴い、スピーカとマイクロフォンとが近接して配置されているため、音響結合が強くなり、エコーを起こし易いという不具合が生じている。この対策として、信号処理によって前記エコーの発生を防止する技術があり、たとえば特許文献1に記載されている。
この特許文献1の先行技術では、電話機を2線/4線変換して回線に接続するためのハイブリッド回路の前段にエコーキャンセラー回路を設けて、受信信号からの回り込み成分を打ち消すことによってハウリングを防止している。特許文献1に記載される従来技術では、効果的にエコーを除去させるのは困難である。
また特許文献2に記載される他の従来技術では、クッション材などを用いて、スピーカ部からの音声出力が音声入力部へ伝達されないように遮蔽することが提案されている。
この特許文献2の従来技術では、エコーを完全に除去することができず、送話音声が歪み、送話音声が一部途切れて、通話が阻害されるという問題がある。特に、ハンズフリー通話をスピーカホンモードで行う場合には、スピーカが開放状態であり、スピーカからマイクロフォンへの音の回り込みが大きい状況下で、スピーカを耳に当てて通話する場合に比べてマイクロフォン回路およびスピーカ回路の双方とも音圧レベルを高くしなければならない。このため、エコーが発生する傾向がより強くなるという問題がある。
また特許文献3〜5に記載されるさらに他の従来技術では、いずれも信号処理によってエコーをキャンセルする技術を提案するものであるが、信号処理のみによって、効果的にエコーを低減するのは困難で、携帯電話機のハウジング内の限られたスペースに、複雑な演算処理回路を実装しなければならない。
特に、小型の携帯電話などで、ハンドフリー通話を実現しようとした場合、ソフトウェア処理のエコーキャンセラーのみで対応しようとすると、音響結合が大きすぎてエコーを消しきれない、またエコー信号を過剰に抑えようとするあまり、使用者が入力する送話音が音切れして円滑な会話を阻害してしまう、などの弊害が発生する。
本発明の目的は、上記の点に鑑みなされたもので、送信される送話信号に含まれるエコー信号成分を低減して、エコーが発生しない優れた通信品質の通信装置を提供することである。
本発明は、マイクロフォンと、スピーカと、前記マイクロフォンおよびスピーカが収容される構造体とを含み、前記マイクロフォンから出力される音響信号を送信し、受信した音響信号を前記スピーカから出力する通信装置であって、
前記構造体には、前記マイクロフォンが収容されるマイクロフォン収容空間と外部空間とを連通する集音孔と、前記スピーカが収容されるスピーカ収容空間と外部空間とを連通する放音孔とが形成され、
前記構造体内には、前記スピーカから背後側領域へ放出される音を、前記マイクロフォン収容空間へ導く音響誘導路が設けられることを特徴とする通信装置である。
前記構造体には、前記マイクロフォンが収容されるマイクロフォン収容空間と外部空間とを連通する集音孔と、前記スピーカが収容されるスピーカ収容空間と外部空間とを連通する放音孔とが形成され、
前記構造体内には、前記スピーカから背後側領域へ放出される音を、前記マイクロフォン収容空間へ導く音響誘導路が設けられることを特徴とする通信装置である。
また本発明は、前記音響誘導路は、導音管によって形成されることを特徴とする。
また本発明は、前記導音管は、予め定める内径および予め定める長さに選ばれていることを特徴とする。
また本発明は、前記導音管は、予め定める内径および予め定める長さに選ばれていることを特徴とする。
また本発明は、前記音響誘導路には、前記スピーカから背後側領域へ放出された音の音響特性を調整するための音響特性調整手段が設けられることを特徴とする。
また本発明は、前記音響特性調整手段は、音響抵抗体から成ることを特徴とする。
また本発明は、前記通信装置は、ハンドフリー通話機能を有する携帯通信装置であることを特徴とする。
また本発明は、前記通信装置は、ハンドフリー通話機能を有する携帯通信装置であることを特徴とする。
本発明によれば、スピーカ収容空間に収容されたスピーカから背後側領域へ放出する音は、スピーカから放音孔を介して前方へ発せられる音とは逆位相であり、マイクロフォン収容空間に前記スピーカから背後側領域へ放出された音が誘導路を介して導かれ、集音孔へ入射する音から前記誘導路を介して導かれた逆位相のスピーカ音を相殺させて、スピーカから放音孔を介して前方へ放出された音が集音孔へ入射した音の影響を解消することができる。このようにして本発明では、スピーカからの放音がマイクロフォンに入射する前の段階で相殺するため、送話信号からエコーを生ずる信号成分を排除し、音響結合のエコー信号のレベルを効果的に低減させることができる。
また本発明によれば、誘導路が導音管によって実現されるので、導音管を利用してスピーカから背後側へ放射される逆位相の音響を減衰させずに効率的にマイクロフォンへ導くことができ、エコー低減効果を向上することができる。
また本発明によれば、導音管の内径および長さをエコー低減効果が最も高くなるように設定することによって、確実に、エコーの発生を防止することができる。
また本発明によれば、音響誘導路に音響特性調整手段が設けられるので、この音響特性調整手段によって、スピーカから背後側領域へ発せられた音の音響特性を、エコーの発生が効果的に抑制されるように適切に設定することができ、確実なエコー低減を図ることができる。
また本発明によれば、音響特性調整手段が音響抵抗体によって実現されるので、最もエコー低減効果が高くなる音響抵抗を有する音響抵抗体を音響誘導路に設けることによって、マイクロフォン収容空間へ導かれる音響の音響特性をエコー低減に最適な音響特性に調整することができ、確実なエコー低減効果を達成することができる。
また本発明によれば、ハンドフリー通話機能を有する通信装置に本発明を採用することによって、ハンドフリー通話モード時にスピーカから大きな音が発生されても、その音がマイクロフォンに入射する前に逆位相の音によって相殺され、送話信号へのエコー音信号の混入を阻止することができ、確実なエコー低減効果を達成することができる。
図1は本発明の一実施形態である携帯電話機10の正面図であり、図2は図1に示される携帯電話機10を右方から見た縦断面図である。なお、図2は図解を容易にするため、携帯電話機10は厚み方向に拡大して示されている。通信装置である携帯電話機10は、中空を構成する構造体11と、構造体11の内部空間に収容され、電子回路が実装された基板12と、構造体11の長手方向(図1の上下方向)一端部に収容されるスピーカ13と、構造体11の長手方向他端部に収容されるマイクロフォン14と、構造体11の前壁11dの前記長手方向一端部寄りに設けられ、液晶パネルなどによって実現される表示部15と、構造体11の前壁11dの前記長手方向他端部寄りに設けられる複数の操作キーから成る操作キー群を有する入力部16とを備える。
前記構造体11は、スピーカ13を支持する支持部11aと、マイクロフォン14を支持する支持部11bと、各支持部11a,11bが内面に一体的に形成される筐体11cとを含んで構成される。このような構造体11の前壁11dには、マイクロフォン14が収容されるマイクロフォン収容空間24と外部空間Sとを連通する集音孔14aと、スピーカ13が収容されるスピーカ収容空間23と外部空間Sとを連通する放音孔13aとがそれぞれ形成されている。スピーカ収容空間23は、スピーカ13によって背後側領域23aと前側領域23bとに仕切られる。
スピーカ13は、ゴムなどの可撓性および弾発性を有する材料から成る環状の遮音用ライナ部材13bを介して放音孔13aに臨むように配置され、スピーカ収容空間23に前記支持部11aと筐体11cの上部との間に嵌着される。スピーカ13から図2の左方である前方へ発せられた音は、前側領域23bから放音孔13aを介して外部空間Sへ放出され、前記遮音用ライナ部材13bによって背後側領域23aへ回り込まないように遮音されている。
前記支持部11aと基板12の前記筐体11cの前壁に臨む裏面とは、筐体11cの厚み方向(図2の左右方向)に間隔ΔL1をあけて離間し、開口13cが形成される。前記スピーカ13側の間隔ΔL1は、一例として0.5mm〜1.0mmに選ばれる。
前記スピーカ13側の開口13cは、スピーカ13から背後側領域23aに放出された音波の進行を許容するため、前記スピーカ収容空間23を前記支持部11aよりも下方の連通空間11Aに連通している。前記基板12の裏面は、各種の電子部品などが実装される背後側(図2の左側)に臨む表面よりも凹凸が少ないため、連通空間11Aを規定する部材の一部として用いられている。
マイクロフォン14は、集音孔14aを臨んで支持部11bと、筐体11cの底部との間に嵌着された状態で、前記マイクロフォン収容空間24に収容されている。支持部11bには、構造体11内で前記連通空間11Aとマイクロフォン収容空間24とを連通する連通孔17aが形成される。連通孔17aは、一例として約0.5mm×0.5mmの開口部である。マイクロフォン14は、たとえば小型機器に内蔵されるコンデンサマイクロフォンである。マイクロフォン14では、背面からの音の進入および背面への音の放出がいずれも起こらない構造になっている。
前記スピーカ13から前側に向かって発せられる受話音は、放音孔13aを介して外部空間Sへ放出され、携帯電話機10をハンズフリーで使用している使用者によって聴取される。また使用者から発せられた送話音は、集音孔14aを介してマイクロフォン14によって捕捉され、送話信号として送信される。前記スピーカ13からの出力音は、たとえば周波数が0Hz〜4kHzの音波である。周波数については、通常通話に用いられる8kHzのサンプリング周波数の場合である。また、音圧については、相手側からの入力信号の種類やレベル、構造体11の設計やスピーカ13などの端末側の条件などから選定される。
前記連通空間11Aは、前記長手方向には開口13cと連通孔17aとの間、厚み方向には基板12と構造体11の前壁11dとの間、幅方向には構造体11の各側壁間に存在する空間によって実現されている。このような音響誘導路となる連通空間11Aを筐体11c内に形成することによって、スピーカ13から背後側領域23aへ放出された音を、前記開口13cを介して矢符13Aで示されるように伝播させ、マイクロフォン14が収容されるマイクロフォン収容空間24へ導くことができる。
スピーカ13から放出された音は、スピーカ13の前側と背後側とでは媒質である空気の疎密が反転するため、スピーカ13から背後側領域23aへ放出された音13Aは、前側から発せられる音13Bとは、音波の波形が逆位相である。
前記長手方向他端部に設けられる支持部11bには、連通孔17aを覆うようにしてメッシュ部材20が設けられる。このメッシュ部材20は、前述の連通空間11Aからマイクロフォン収容空間24に連通孔17aを介して進入しようとする音波に対する音響抵抗体として設けられる多孔性構造の音響抵抗素子である。一例として、メッシュ部材20は、400番のメッシュを3枚張り合わせた合成樹脂製の不織布からなる。このメッシュ部材20の材質および構造と連通孔17aの形状に応じた音響抵抗を有し、回り込み音13Bの音圧波形に位相が逆転するようにマイクロフォン収容空間24に入射させて、回り込み音13Bと背後側音13Aとを相殺させた送話信号を生成して、エコーの発生を抑制することができる。
図3はスピーカ収容空間23内の音波の伝播状態を示す図である。スピーカ13の前側と背後側での音波の様子を示したものである。前記スピーカ13は、受話信号に応答して振動板13eを振動させ、この振動が周囲の空気を振動させ、前方および後方へ逆位相の疎密波として伝播する。
図4はスピーカ13から前方に放射される音波が人の耳30に到達する状態を模式的に示す図であり、図4(a)はスピーカ13から前方へ放射された受話音が疎密な進行波として耳30に到達することを示し、図4(b)はスピーカ13から前方へ放出された受話音の波形L1とスピーカ13から後方へ放出された受話音の波形L2とを示す。前記スピーカ13から前方へ放出される受話音は、図4(a)に示されるように、空気中を疎密進行波として伝播し、人の耳30の聴覚によって感知される。また、前記スピーカ13から後方へ放出された逆位相の受話音は図4(b)に示されるように、筐体11c内の連通空間11Aを経てマイクロフォン収容空間24に到達し、集音孔14aから入射する前方からの受話音を相殺し、話者が発した送話音だけがマイクロフォン14によって検知される。
図5はスピーカ13の取付け構造の一例を示す携帯電話機10の一端部付近の分解斜視図であり、図6はマイクロフォン14の取付け構造の一例を示す携帯電話機10の他端部付近の分解斜視図である。なお、図1〜図4と対応する部分には同一の参照符を付す。前記構造体11の筐体11cには、たとえば中空のスピーカ用の支持部11aとマイクロフォン用の支持部11bとが、一体的に形成される。スピーカ用支持部11aは、スピーカ13が嵌着される直円柱状の嵌合孔31が形成され、支持部11aは遮音用ライナ部材13bを介して構造体11の前壁11dおよび液晶パネル15の裏面に対向している。
マイクロフォン用支持部11bには、嵌合孔32が形成され、この嵌合孔32には前記マイクロフォン14が嵌着されて保持される。支持部11bの上部には、経路11Aの一部を構成する連通孔17aが設けられる。この連通孔17aが連通空間11Aに臨んで開口する周縁部分には、前記メッシュ部材20が取付けられる平坦状の取付け面33が形成される。この取付け面33には、メッシュ部材20がたとえば接着剤によって接着され、前記連通孔17aを覆っている。
図7はこのエコーを低減させる効果を示す周波数対音圧レベル特性図である。横軸は周波数、縦軸はdBV/Paで表される音圧レベルである。
これは、図1に示す本発明の実施形態において、音響機器のチェック用に用いられるピンクノイズを、スピーカ13にライン入力した際のマイクロフォン14の出力信号を表したもので、図7(a)は構造体11内にスピーカ13から背後側領域へ放出される音を、マイクロフォン収容空間24へ導く音響誘導路が設けられていない場合、図7(b)は構造体11内にスピーカ13から背後側領域へ放出される音を、マイクロフォン収容空間24へ導く音響誘導路が設けられている場合を示す。図7(a)と図7(b)とを比較すると、通話などで重要な1kHz以下の帯域では、音響誘導路を設けることによって、エコーを低減させる効果が十分に発揮されていることが実験から分かっている。
音声波形のスペクトルの中で、特にエネルギが集中している周波数成分のホルマントについて、5つの母音の第1ホルマントは、全て1kHz以下に入っているため、この1kHz以下の帯域での音圧レベル特性において、効果が認められれば、エコー低減効果を実現できると判断される。また、本発明の実施形態は、音響結合のレベル低減を図って、図7(b)に示すように、エコー信号のピーク値を減少させ、総量も抑制できることから、エコーキャンセラー回路と併用すれば、エコーの低減をより効果的に図ることができる。
したがって、スピーカ13から背面側へ発せられる音声が、音響特性調整手段であるメッシュ部材20及び連通孔17aを通じて、適当な大きさの逆位相波形の音となって、マイクロフォン14に入力されるため、スピーカ13から前側へ発せられる音の一部が孔14aを通じて直接、マイクロフォン14に入力される音と相殺される。このため、極めて効果的にエコーを低減できるものである。
この実施の形態では、非常に簡単な構成でありながら、能動的にエコーを低減することができる。また、従来技術として提案されている、逆位相スピーカのような部品を新たに、構造体11の内部に設ける必要はなく、スぺースを余分に取る必要もない。
音響抵抗体として、メッシュ部材を使用する例を挙げているが、この他にもフェルト、繊維不織布、ろ紙、連続気泡型フォーム、金属織物、織布、微細穴あき金属箔、プラスチックシートなどが考えられる。
次に、図9は本発明の他の実施形態の携帯電話機10を示す縦断面図である。なお、前述の実施形態と対応する部分に、同一の参照符を付す。前記スピーカ13の背面側において、スピーカ収容空間23と構造体11の内部空間とを遮蔽する遮蔽部材40が構造体11内部に設けられ、この遮蔽部材40を貫通するように、スピーカ13の背面側からマイクロフォン14付近の連通孔17aまで、導音管41を配置する。そして、連通孔17a付近には、たとえば音響抵抗体の一つであるメッシュ部材20を配置する。
スピーカ13から背面側へ発せられる逆位相音13Aを、導音管41を通じて効率的にマイクロフォン14の入力部まで運び、能動的にエコーを低減させる。この導音管41の長さについては、スピーカ13から前側へ発せられる音がマイクロフォン14に最短で到達する経路と同じ距離になるように設定すれば、エコー低減効果をより発揮でき、望ましい。また、この導音管41の径を決めると、エコー低減用の音圧レベルが定まるため、メッシュ部材20と合わせて、音響特性調整手段に採用することができる。
例えば、導音菅の径を小さく、あるいは長さを長く設計することにより、高い周波数成分が減衰する為、100〜300Hzの低域成分の比率が高い音声信号を誘導することができる。この導音管の径と長さを選択することによって、音響結合の強い周波数成分に絞ってエコー信号のレベルを効果的に低減させることも可能である。
本実施形態のように、導音管を使用すれば、逆位相音を無駄なくマイクロフォン14まで導くことができるため、導音管の径と長さを変化させることによって、エコー低減効果をより一層効率的に得ることができる。
本実施形態の通信装置は、通話機能を有する携帯通信装置で、通話を行うものについて述べているが、通話装置に限らず、マイクロフォンとスピーカとを同時に作動させる通信装置に本発明を採用することもできる。
10 携帯電話機
11 構造体
11a スピーカ13を支持する支持部
11b マイクロフォン14を支持する支持部
11d 構造体11の前壁
11A 連通空間
12 基板
13 スピーカ
13a 放音孔
13c 開口
13A 逆位相音
13B 音
14 マイクロフォン
14a 集音孔
15 液晶パネル
16 操作キー群
17a 連通孔
20 メッシュ部材
23 スピーカ収容空間
23a スピーカ13の背後側領域
23b スピーカ13の前側領域
24 マイクロフォン収容空間
40 遮蔽部材
41 導音管
S 外部空間
11 構造体
11a スピーカ13を支持する支持部
11b マイクロフォン14を支持する支持部
11d 構造体11の前壁
11A 連通空間
12 基板
13 スピーカ
13a 放音孔
13c 開口
13A 逆位相音
13B 音
14 マイクロフォン
14a 集音孔
15 液晶パネル
16 操作キー群
17a 連通孔
20 メッシュ部材
23 スピーカ収容空間
23a スピーカ13の背後側領域
23b スピーカ13の前側領域
24 マイクロフォン収容空間
40 遮蔽部材
41 導音管
S 外部空間
Claims (6)
- マイクロフォンと、スピーカと、前記マイクロフォンおよびスピーカが収容される構造体とを含み、前記マイクロフォンから出力される音響信号を送信し、受信した音響信号を前記スピーカから出力する通信装置であって、
前記構造体には、前記マイクロフォンが収容されるマイクロフォン収容空間と外部空間とを連通する集音孔と、前記スピーカが収容されるスピーカ収容空間と外部空間とを連通する放音孔とが形成され、
前記構造体内には、前記スピーカから背後側領域へ放出される音を、前記マイクロフォン収容空間へ導く音響誘導路が設けられることを特徴とする通信装置。 - 前記音響誘導路は、導音管によって形成されることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記導音管は、予め定める内径および予め定める長さに選ばれていることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
- 前記音響誘導路には、前記スピーカから背後側領域へ放出された音の音響特性を調整するための音響特性調整手段が設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の通信装置。
- 前記音響特性調整手段は、音響抵抗体から成ることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
- 前記通信装置は、ハンドフリー通話機能を有する携帯通信装置であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の通信装置。
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