JP2002015612A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JP2002015612A
JP2002015612A JP2001114661A JP2001114661A JP2002015612A JP 2002015612 A JP2002015612 A JP 2002015612A JP 2001114661 A JP2001114661 A JP 2001114661A JP 2001114661 A JP2001114661 A JP 2001114661A JP 2002015612 A JP2002015612 A JP 2002015612A
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Rumo Satake
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点光源を均一性の良い面光源に変換する。 【解決手段】 点光源を線状の導光板により線光源に
変換し、さらに面状の導光板で面光源に変換する。点
光源をランプリフレクタで反射し、面状の導光板の少な
くとも二つの側面から入射する。上面が直方形の面状
の導光板を、上面から見て、この直方形の一辺に対し4
5°の線で切断する。除去後の、上面から見て5角形で
ある面状の導光板において他辺に対し45°となる辺を
一辺とする側面の手前に点光源を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置の表示
画面を照射する照明装置に関し、特に点光源を面光源に
変換する照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶電気光学装置は低消費電力、軽量、
薄型の利点により広く用いられている。液晶電気光学装
置には直視型の液晶電気光学装置と、投射型の液晶電気
光学装置がある。直視型で透過型の液晶電気光学装置の
場合、バックライトにより観測者が画像を認識する。直
視型で反射型の液晶電気光学装置の場合、フロントライ
トにより観測者が画像を認識する。
【0003】光源が平板状の導光板の側面に配置された
エッジライト型のバックライトを図22の斜視図に示
す。平板状の導光板105の互いに対向する二つの側面
に、線光源である冷陰極蛍光管等の光源104が設けら
れる。平板状の導光板の裏面に加工したインクドット1
06により、平板状の導光板105に入射した光が散乱
されて透過型の液晶電気光学装置101の側に出射す
る。正面方向の輝度を高くするためにプリズムシート1
03を平板状の導光板の上方に用いても良い。平板状の
導光板から出射し、プリズムシートによって指向性を持
った光は拡散板102に入射し、拡散板により面内の輝
度分布を均一にされる。インクドットにより散乱されて
平板状の導光板から下方に漏れた光は反射板107によ
り反射されて、液晶電気光学装置101の側へ戻る。
【0004】このように、バックライトのような照明装
置は液晶電気光学装置の表示領域の下方に平板状の導光
板を設け、平板状の導光板の側面に線光源を配置してい
る。そして、光源が発光する光は平板状の導光板の内部
で全反射を繰り返しながら、平板状の導光板の全域に行
き渡る。図20(A)〜図20(B)は平板状の導光板
の内部での光の伝播を示す断面図であり、平板状の導光
板105の厚み方向の断面を示している。なお、光の伝
播を説明するにあたって平板状の導光板の六つの面を図
19(A)の斜視図に定義する。観測者側の面を上面7
35とする。上面に対向する面を下面736とする。光
源737から発光される光が入射する側面を端面738
とする。端面に対し直交する面を側面739とする。残
りの側面を、端面に平行な面740とする。
【0005】図20(A)は屈折率が1の空気112か
ら屈折率が1.49の平板状の導光板の端面109に沿
って光が入射したときの光の伝播を示す。平板状の導光
板の端面に沿って入射した光はスネルの法則に従って屈
折し、平板状の導光板の端面の法線方向に対して42°
の角度で伝播し、平板状の導光板の下面110に48°
と臨界角を超える角度で入射し全反射される。さらに、
光は平板状の導光板の上面111に48°の角度で入射
し全反射される。こうして、平板状の導光板の上面11
1と平板状の導光板の下面とで光は全反射を繰り返す。
図20(B)は屈折率が1の空気から、屈折率が1.4
9の平板状の導光板105の端面109の法線方向に対
し、90°より小さな角度(θ1)で光が入射したとき
の光の伝播を示す。平板状の導光板の内部に入射した光
は、平板状の導光板の上面111及び平板状の導光板の
下面110に臨界角を超えた角度(θ2)で入射し、平
板状の導光板の上面及び下面で全反射を繰り返し、端面
109に平行な面からこの面の法線方向に対しθ1の角
度の傾きをもって出射する。
【0006】このように、平板状の導光板の端面109
にいずれの角度から光が入射しても、平板状の導光板の
内部で光はすべて全反射される。よって、平板状の導光
板の上面又は下面に構造物を設けない限り平板型導光板
の上面と下面からは、光は全く出射しない。また、スネ
ルの法則より計算すると空気から平板状の導光板の端面
にいずれの角度で光が入射しても、平板状の導光板の内
部を進行する光は平板状の導光板の端面の法線方向に対
する傾きが42°以下である。
【0007】平板状の導光板の上面から光を出射させた
い場合は、平板状の導光板の下面に白色のインクドット
を形成するとよい。図23はエッジライト型バックライ
トの断面図である。図22と同じ数字は同じ要素を示
す。平板状の導光板の端面109の近傍に光源104が
設けられており、ランプリフレクタ108が光源の周り
に形成されている。光源から発光する光及びランプリフ
レクタにより反射された光は平板状の導光板105の端
面から平板状の導光板の内部に入射する。平板状の導光
板の内部で光は上面111及び下面110に入射し全反
射されるが、平板状の導光板の下面には白いインクドッ
ト106が印刷されているため、インクドットに光が入
射すると、インクドットの形状や屈折率に起因して光が
散乱される。インクドットにより散乱され、臨界角より
も小さい角度で平板状の導光板の上面111に入射すれ
ば、光は外部へ出射する。そこで、インクドットの大き
さ、ピッチ、密度を最適化することにより、平板状の導
光板から出る光の輝度を面内で均一にすることができ
る。
【0008】平板状の導光板の下面から光が出射する照
明装置は反射型の液晶電気光学装置のフロントライトに
適用することができる。直視型で反射型の液晶電気光学
装置の場合、フロントライトの照明を反射型の液晶電気
光学装置の表示領域に照射することにより観測者が画像
を認識する。フロントライトは外光が少ないときに点灯
して画像を見やすくするために用いられる。
【0009】図24(A)に、フロントライトの一例で
あるプリズム型のフロントライトの断面図を示す。反射
型の液晶電気光学装置201の表示領域の上方にプリズ
ム面が上面に形成された平板状の導光板202が配置さ
れている。平板状の導光板の端面213の手前には光源
203が配置されている。光源から出射される光を効率
よく平板状の導光板の端面に導くためランプリフレクタ
204がある。
【0010】図24(B)の断面図にプリズム型のフロ
ントライトの非点灯時の動作を示す。光源が点灯してい
ないと、外光205が平板状の導光板202を透過した
後、反射型の液晶電気光学装置201で反射し、画像情
報を持った反射光が観測者側に出射する。
【0011】図24(C)の断面図にプリズム型のフロ
ントライトの点灯時の動作を示す。光源203が点灯し
ていると、光源203を出射した光206が、ランプリ
フレクタ204で反射され、平板状の導光板202の端
面213に入射する。そして平板状の導光板202に入
射した光206は、プリズムの側面で表面反射されて反
射型の液晶電気光学装置201に入射する。反射型の液
晶電気光学装置により反射された光は、臨界角より小さ
い角度で平板状の導光板と空気との界面に入射し平板状
の導光板の外に出る。
【0012】また、反射型の液晶電気光学装置のフロン
トライトの別形態として平板状の導光板の下面に突起を
設けた例もある。図25(A)の断面図に突起型のフロ
ントライトを示す。平板状の導光板207の下面には、
断面が四角形の突起208が形成されている。突起の形
状は四角形だけに関わらず、シボ状にしても良い。光源
209から出射される光を効率よく平板状の導光板の端
面に導くためランプリフレクタ210がある。平板状の
導光板の下方に反射型の液晶電気光学装置212があ
る。
【0013】図25(B)の断面図に非点灯時の突起型
のフロントライトの動作を示す。光源が点灯していない
と、外光211が平板状の導光板207を透過した後、
反射型の液晶電気光学装置212で反射され、観測者側
に出射する。
【0014】図25(C)の断面図に点灯時の突起型の
フロントライトの動作を示す。光源209が点灯してい
ると、光源209を出射した光213が、ランプリフレ
クタ210で反射され、平板状の導光板207の端面に
入射する。平板状の導光板の端面から入射した光が、平
板状の導光板の内部を伝播する。平板状の導光板の下面
に形成された突起208の底面に入射した場合は、光は
全反射され平板状の導光板の内部を伝搬する。突起20
8の側面に光が入射すると、光が全反射する条件が破れ
て光が突起の側面で屈折する。屈折した光は、ほとんど
が反射型の液晶電気光学装置に入射し、画像情報を持っ
た反射光が観測者側に出射する。
【0015】このように、突起型のフロントライトでは
導光板の下面に設けた突起の側面に入射した光は、光が
全反射する条件が破れ反射型の液晶電気光学装置に入射
する。反射型の液晶電気光学装置に光が均一に入射する
ために、突起形状は光源付近で低い密度で、光源から離
れるにつれ高い密度で形成する。
【0016】液晶電気光学装置は非発光型であるため、
表示の視認性を良くするためバックライト及びフロント
ライトから光を投射して用いられる。バックライト及び
フロントライトの光源としては冷陰極蛍光管が一般的で
ある。しかし、冷陰極蛍光管を光源として用いたとき
は、低消費電力の液晶表示装置にあって、バックライト
及びフロントライトが液晶表示装置の電力消費の大半を
占める。液晶表示装置の低消費電力化を図るため、最近
は冷陰極蛍光管に変わり、発光ダイオード(Light
Emitting Diode;LED)が光源とし
て用いられている。発光ダイオードにより冷陰極蛍光管
の数分の一以下に電力消費を抑えることができる。
【0017】発光ダイオードは点光源のため、大きさを
1mm角くらい、厚さを2〜3mmくらいにできる。液
晶表示装置を小型化するために発光ダイオードを用いる
ことができる。発光ダイオードは点状の光源であるた
め、点状の光源を面内の輝度の均一性の高い面状の光源
に変換するための手段が必要となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】発光ダイオード等の点
光源を一つ用いて面光源に変換し、広い面積で一様な明
るさを得ようとしても輝度むらができてしまう。
【0019】図21の上面図に示す点光源を面光源に変
換する方法の例のように、発光ダイオード等の点光源3
01〜303を平板状の導光板304の側面に複数個配
置すると、点光源から平板状の導光板へと入射した光が
平板状の導光板の内部で面状に広がる。
【0020】しかし、複数個の点光源を平板状の導光板
の側面に配置しても点光源を均一な面光源にすることは
できない。すでに説明したように、平板状の導光板にア
クリル樹脂を用いると屈折率が1の空気から屈折率が
1.49のアクリル樹脂に光が入射するため、媒質の屈
折率の違いから屈折が起こる。スネルの法則から計算さ
れるように平板状の導光板と空気との界面で屈折した光
は平板状の導光板の入射面の法線方向に対し最大でも4
2°の角度(θA)でしか広がらない。
【0021】このため、点光源の発光が平板状の導光板
に入射しても平板状の導光板に光が広がる領域と光が行
き渡らない領域305とができる。液晶電気光学装置用
のフロントライトまたはバックライトとして照明光を用
いる場合は、画面上の輝度を均一にする必要があり、輝
度むらが大きいと著しく視認性が損なわれる。発光ダイ
オード等の点光源301〜303と平板導光板304と
の間に拡散板を用いても、拡散された光の均一性が悪
く、バックライトまたはフロントライトから照射される
照明光は面内で輝度むらができる。
【0022】また、一つの点光源と平板状の導光板を用
いた照明装置として、特開平10−199318号公報
に記載された例がある。この照明装置は点光源が配置さ
れる場所が平板状の導光板の側面の中央部である。つま
り、図31の上面図のように平板状の導光板304と、
平板状の導光板の側面の中央部にある点光源307だけ
の照明装置のため、平板状の導光板に広がる点光源の光
が表示領域の全域に行き渡らず、表示領域の隅の部分3
06が暗くなる。
【0023】点光源から面光源への変換手段は、明るく
面内輝度の均一性の良い面光源が得られる手段が望まし
い。また、点光源を面光源化する照明装置はできるだけ
小型化されることが好ましい。また、導光板の形状と導
光板に点光源を配置する位置は光の利用効率を考慮して
決められることが好ましい。
【0024】
【課題を解決するための手段】なお、課題を解決するた
めの手段を説明するにあたって導光板の六つの面を図1
9(A)の斜視図に定義する。観測者側の面を上面73
5とする。上面に対向する面を下面736とする。光源
737からでる光が入射する側面を端面738とする。
端面に対し直交する面を側面739とする。残りの側面
を、端面に平行な面740とする。図1〜図3を用いた
以下の説明はこの定義に基づいてされている。
【0025】本発明は点光源を線状の導光板により線光
源に変換し、さらに平板状の導光板により面光源に変換
する。これにより、点光源を用いても輝度むらの少ない
面光源が形成される。
【0026】本発明を図1〜図3を用いて説明する。図
1の斜視図は本発明の照明装置を示し、図2の斜視図は
本発明の照明装置における光の伝播を説明するための切
断面を示し、図3の断面図は本発明の照明装置を伝播す
る光の経路を示す。図2(A)〜(C)と図1の構成要
素は同じである。図1と図3において同じ要素を同じ数
字で示している。
【0027】図1において、発光ダイオード401、ラ
ンプリフレクタ402、線状の導光板403、インクド
ット404により線光源が形成される。線状の導光板4
03の周囲には反射板405、408、415がある。
図示してはいないが、線状の導光板の端面に平行な面に
向かい合って反射板を設けても良い。発光ダイオードの
発光する光が線状の導光板により線光源化され、平板状
の導光板406に入射し、面光源に変換される。平板状
の導光板の下面にはインクドット407が形成されてい
る。インクドットにより平板状の導光板の下方に散乱さ
れた光を観測者の側に反射するため反射板408が平板
導光板の下方にある。
【0028】ランプリフレクタは反射性を有する部材か
ら形成され、発光ダイオードから発光される光を線状の
導光板に効率良く集める機能を持つ。
【0029】光の伝播を図3を用いてさらに詳しく説明
する。平板状の導光板の側面に対し垂直であり、かつ平
板状の導光板の上面に対し平行な平面(図2(A)の鎖線
A−A')で切断したときの断面面を図3(A)に示
す。線状の導光板の端面に対し垂直であり、かつ線状の
導光板の上面に対し垂直な平面(図2(B)の鎖線B−
B')で切断したときの断面面を図3(B)に示す。平
板状の導光板の上面に対し垂直であり、かつ平板状の導
光板の側面に対し平行な平面(図2(C)の鎖線C−
C')で切断したときの断面面を図3(C)に示す。
【0030】図3(A)の断面図は平板状の導光板及び
線状の導光板の上方から見た光の伝播を示す。発光ダイ
オード401から発光した光がランプリフレクタ402
により反射される。発光ダイオードから発光された光及
びランプリフレクタにより反射された光は、線状の導光
板403の端面429から線状の導光板の内部に入射
し、線状の導光板の内部を全反射を繰り返しながら伝播
する。
【0031】そして、線状の導光板403の長手方向の
側面430に形成されたインクドット404に光が入射
すると、インクドットにより光が散乱され、線状の導光
板から平板状の導光板406の端面411へと光が出射
する。インクドット404は発光ダイオードの近くで低
い密度で形成し、発光ダイオードから遠いところでは高
い密度で形成するようにして、線状の導光板403の側
面431(光の出射面)から均一に光が出射するように
すると良い。
【0032】インクドットにより線状の導光板の外部へ
と散乱された光を有効に利用するため、インクドットが
設けられた側面の後方に反射板405が配置されてい
る。注意すべきことは、反射板405と線状の導光板4
03とを密着させてはいけないことである。つまり、線
状の導光板403は空気と接している必要がある。なぜ
なら、線状の導光板の内部に入射した光は、全反射しな
がら線状の導光板の内部を進行させる必要があるからで
ある。全反射の反射率はほぼ100%であり、エネルギ
ーの損失が無い。一方、銀などの金属面で光を反射させ
た場合、反射率は90%程度である。光が金属面で反射
すると、金属に微小電流が流れ熱に変わりエネルギーの
損失がある。よって繰り返し、光が金属面で反射する
と、大きくエネルギーが損失する。以上のことから、線
状の導光板の内部で、光は全反射しながら伝播させる必
要があり、線状の導光板に密着させずに反射板405を
配置する。
【0033】図3(A)において、平板状の導光板40
6の端面411に任意の角度で光が入射する。しかし、
いずれの角度から入射しても、光は平板状の導光板40
6の端面に直交している平板状の導光板の側面409〜
410で全反射される。このため、平板状の導光板の側
面409〜410からほとんど光が出射しない。これ
は、平板状の導光板の側面409〜410にプリズム、
突起、インクドットのような光が全反射する条件を破る
ものが形成されていないからである。
【0034】図3(A)において、原理的に平板状の導
光板の側面409〜410で全反射を繰り返した光は平
板状の導光板の端面に平行な面412から出射する。し
かし、実際の光は3次元的に平板状の導光板を進んでお
り、平板状の導光板の下面に形成されたインクドットに
より、観測者側に光が出射し、平板状の導光板の端面4
11から離れるにつれて、徐々に光の強度が低くなる。
このため、平板状の導光板の端面に平行な面412に到
達する光はごくわずかである。平板状の導光板の側面4
09〜410と平板状の導光板の端面に平行な面412
からはほとんど光が出射しない。
【0035】図3(B)の断面図は、線状の導光板の光
の出射する側面から見た光の伝播を示す。発光ダイオー
ド401から出射する光がランプリフレクタ402によ
り反射され、線状の導光板の端面429に入射する。線
状の導光板403の端面に入射した光は、線状の導光板
の上面と下面とで全反射する。つまり、基本的に線状の
導光板の上面と線状の導光板の下面とからは光が出射し
ない。これは、線状の導光板の上面413と線状の導光
板の下面414とにプリズム、突起、インクドットのよ
うな光が全反射する条件を破るものが形成されていない
からである。
【0036】ただし、図3(A)のインクドット404
により散乱された光は、線状の導光板の上面413と線
状の導光板の下面414とからも出射する。そこで、線
状の導光板の上面と線状の導光板の下面とから漏れた光
416を有効に利用するために、線状の導光板の周囲に
反射板408や反射板415を設けると良い。また、イ
ンクドットにより光が散乱され、線状の導光板から平板
状の導光板側へと光が出射するため、線状の導光板の端
面から離れるにつれて、徐々に光の強度が低くなる。線
状の導光板の端面に対し平行な面417に到達する光は
ごくわずかである。
【0037】図3(C)の断面図は線状の導光板の端面
に平行な面及び平板状の導光板の側面から見た光の伝播
を示す。線状の導光板403の側面に形成されたインク
ドット404により光は散乱し、線状の導光板の側面4
31(光の出射面)から光が出射して平板状の導光板4
06の端面411に入射する。インクドットにより散乱
した光は線状の導光板の上面413と下面414とから
も出射するため、線状の導光板の上方に空気層を介して
設けられた反射板415と、線状の導光板の下方に空気
層を介して設けられた反射板408とにより線状の導光
板から出射した光を反射させて、線状の導光板の内部に
戻す。
【0038】図3(C)において、平板状の導光板40
6の端面にいずれの角度から入射した光も、平板状の導
光板の上面と平板状の導光板の下面とで全反射を繰り返
して平板状の導光板406を進んでいく。ただし平板状
の導光板の下面に形成されたインクドット407に光が
入射したときは、インクドットにより光が散乱し、平板
状の導光板406の観測者側の面(上面)に光が出射す
る。このとき、平板状の導光板の端面411から離れる
につれ徐々に光の強度が低くなる。このため平板状の導
光板406の下面に形成されたインクドット407は、
平板状の導光板の端面の近くで低い密度で形成し、平板
状の導光板の端面から遠いところでは高い密度で形成す
るようにして、平板状の導光板側の上面から観測者側へ
と均一に光が出射するようにすると良い。
【0039】このようにして、発光ダイオードのような
点光源が面光源に変換される。平板状の導光板の下面に
インクドットが形成されているため光が出射する面は平
板状の導光板の上面である。図1〜3の構成の照明装置
は透過型の液晶電気光学装置のバックライトあるいは半
透過型の液晶電気光学装置のバックライトとして用いる
ことができる。
【0040】線状の導光板と平板状の導光板の材料とし
ては、アクリル樹脂を用いると良い。
【0041】線状の導光板において光が全反射する条件
を破るものとして、インクドットを用いて説明したが、
線状の導光板の側面のうち平板状の導光板と反対側の面
をプリズム状にしても良い。また、線状の導光板の側面
のうち平板状の導光板側の面を突起状にしても良い。
【0042】本発明を反射型の液晶電気光学装置のフロ
ントライトに用いるには、平板状の導光板の下面にイン
クドットを形成する代わりに、平板状の導光板の観測者
側の面(上面)をプリズム状にすると良い。また、平板
状の導光板の下面を突起状にしても良い。反射型の電気
光学装置のフロントライトとして用いるときは液晶電気
光学装置は平板状の導光板の下方に配置する。
【0043】また、光が全反射する条件を破る方法とし
て、平板状の導光板に、平板状の導光板を形成する材料
と屈折率の異なる材料を形成すると良い。あるいは、平
板状の導光板の表面に凹凸を設け、光が全反射する角度
より小さい角度で、凹凸面に光が入射するように調節す
ると良い。
【0044】本発明の別の例を図8のバックライトの斜
視図を用いて説明をする。なお、図8に示されたバック
ライトの構成を説明するにあたり、平板状の導光板の面
を、図19(B)の斜視図のように定義する。観測者側
の面を上面741とする。上面に対向する面を下面74
2とする。残りの面を側面743とする。
【0045】図8のように、発光ダイオード501のよ
うな点光源を平板状の導光板502の二つの側面が接し
てできる角のうち少なくとも一つに配置する。発光ダイ
オード等の点光源が発光する光は、点光源の周りに形成
されたランプリフレクタ503により反射され、平板状
の導光板の少なくとも二つの側面から入射することで平
板状の導光板の全域に光が行き渡り、面光源に変換され
る。
【0046】平板状の導光板に入射した光を均一に観測
者側に散乱するように平板状の導光板の下面にインクド
ット504が形成されている。インクドットにより平板
状の導光板の下方に散乱する光は反射板505により観
測者側に反射される。本発明により発光ダイオード等の
点光源が一つでも面光源が作製される。本発明を透過型
の液晶電気光学装置のバックライトとして用いることが
できる。図8において観測者側から見た面における光の
伝播を示す断面図を図9(A)〜図9(C)に示す。
【0047】図9(A)は、点光源501の発光が平板
状の導光板502の一つの側面(第1の側面513)に
のみ入射したときに、平板状の導光板に光が広がる第1
の領域506を示す。図9(B)は、点光源501の発
光が第1の側面と隣接する側面(第2の側面514)に
のみ入射したときに、平板状の導光板502に光が広が
る第2の領域507を示す。
【0048】図20(A)〜図20(B)を用いてすで
に説明したように、光が伝播する媒質である空気の屈折
率を1、平板状の導光板の屈折率を1.49とする。ス
ネルの法則から計算されるように空気から平板状の導光
板の側面に入射した光は平板状の導光板の内部で広がる
が、光の広がる領域は端面の法線方向に対し最大でも4
2°の角度である。このため、図9(A)と図9(B)
に示すように、平板状の導光板の一つの側面のみから光
が入射した場合、光が広がる領域と光が行き渡らない領
域とができてしまう。
【0049】しかし、図9(C)のように本発明は、ま
ず、発光ダイオード501から光が出射する。ランプリ
フレクタ503により、発光ダイオード501から出射
した光が平板状の導光板502の角と、平板状の導光板
502の少なくとも二つの側面(第1の側面及び第2の
側面)から平板状の導光板の内部に入射する。このた
め、二つの側面から入射した光が広がる領域、つまり平
板状の導光板に光が広がる第1の領域506と平板状の
導光板に光が広がる第2の領域507とを合わせると、
平板状の導光板502の全域に光が行き渡る。
【0050】図8のように平板状の導光板502の下面
にはインクドット504が印刷されている。平板状の導
光板502を全反射を繰り返しながら進む光がインクド
ットに入射すると、インクドット504により光が全反
射を起こす条件が破れ、観測者側に光が出射する。光源
から離れたところほどインクドットの密度を高くすると
良い。また、図9(C)にある平板状の導光板に光が照
射される第1の領域506及び平板状の導光板に光が照
射される第2の領域507が重なる第3の領域はインク
ドットの密度を低くすると良い。
【0051】本発明では点光源として発光ダイオードを
用いて説明したが、本発明は発光ダイオードだけに適用
するものではない。点光源を面光源に変換する手段とし
て本発明を広く使うことができる。また、本発明の平板
状の導光板は直方体等の加工性の良い形状を使用すれば
良く、安価にバックライトを生産することが可能とな
る。
【0052】本明細書における点光源の定義を図26に
示す。光源702から放射される光の照射面701を互
いに直交する二方向の軸703〜706で分割する。第
1の軸〜第2の軸は第3の軸〜第4の軸と直交する。す
ると点光源は、いずれの方向の軸で輝度分布を比較して
も異なる輝度分布を有する。例えば、第1の軸(ax
703、第2の軸(bx)704はそれぞれの輝度分布
707、708が異なる。かつ、第3の軸(ay)70
5、第4の軸(by)706はそれぞれの輝度分布70
9、710が異なる。
【0053】本明細書における線光源の定義を図27に
示す。直交する二方向の軸711〜716で照射面70
1を分割する。第1の軸〜第3の軸は第4の軸〜第6の
軸と直交する。すると線光源は、一方の方向の軸では均
一な輝度分布を有し、他方の方向の軸では異なる輝度分
布を有する。例えば、第1の軸(ax)711、第2の
軸(bx)712、第3の軸(cx)713はそれぞれの
輝度分布717〜719が異なる。ただし、第4の軸
(ay)714、第5の軸(by)715、第6の軸(c
y)716はそれぞれの輝度分布720〜722が実用
に問題のない範囲で均一になる。均一な輝度分布とは、
第4の軸〜第6の軸においてXが同座標のときの輝度を
比較したときに、輝度は平均値±5%〜10%の範囲で
あることをいう。
【0054】本明細書における面光源の定義を図28の
上面図に示す。直交する二方向の軸723〜728で照
射面701を分割する。すると、面光源は、いずれの軸
においても均一な輝度分布を有する。例えば、第1の軸
(ax)723、第2の軸(bx)724、第3の軸(c
x)725、第4の軸(ay)726、第5の軸(by
727、第6の軸(cy)728ともそれぞれの輝度分
布729〜734が実用に問題のない範囲で均一にな
る。この均一な輝度分布とは、照射面内において、輝度
は平均値±5%〜10%の範囲であることをいう。
【0055】
【発明の実施の形態】[実施形態1]実施形態1は、本
発明を透過型の液晶電気光学装置のバックライトに適用
した例を示すものである。実施形態1を図1により説明
する。
【0056】なお、実施形態1を説明するにあたり、な
お、導光板の六つの面を図19(A)の斜視図に定義す
る。観測者側の面を上面735とする。上面に対向する
面を下面736とする。光源737からでる光が入射す
る面を端面738とする。端面に対し直交する面を側面
739とする。残りの側面を、端面に平行な面740と
する。図1を用いた以下の説明はこの定義に基づいてさ
れている。また、線状の導光板の端面を第1の端面、平
板状の導光板の端面を第2の端面として区別する。
【0057】発光ダイオード401が線状の導光板(第
1の導光板)403の第1の端面432に配置されてい
る。発光ダイオードは線状の導光板403の両端(第1
の端面及び第1の端面に平行な面)に一つずつ配置し、
合計2個配置しても構わない。
【0058】フィールドシーケンシャル方式のように、
バックライトの光源の発光色を高速に切り替えて、カラ
ー表示をする場合は、赤色、緑色、青色の3個の発光ダ
イオード401を用意する。フィールドシーケンシャル
方式を用いると、バックライトの光源の色を切り替え
て、人間の眼の残像を利用してカラー表示ができる。こ
のため、液晶電気光学装置に用いられているカラーフィ
ルターが不要になり、明るい表示ができる。
【0059】透過型の液晶電気光学装置にカラーフィル
ターを用いてカラー表示をする場合は、光源に白色発光
ダイオードを用いると良い。もちろん、赤色、緑色、青
色の発光ダイオードを用いて色バランスを調節して同時
に発光させることで白色の発光色とすることもできる。
【0060】本実施形態の発光ダイオード401の発光
部の周囲は、ランプリフレクタ402で覆われている。
よって、発光ダイオード401を出た光のほとんどが線
状の導光板403の第1の端面を通って線状の導光板の
内部に入射する。このため、ランプリフレクタ402の
外に光は漏れない。また、線状の導光板403から発光
ダイオード401の側に戻ってきた光も、ランプリフレ
クタ402で反射され、再び、線状の導光板403に戻
る。
【0061】線状の導光板403の第1の端面を通って
線状の導光板の内部に入射した光は、線状の導光板の内
部を全反射を繰り返しながら伝搬していく。そして、線
状の導光板403の側面のうち、平板状の導光板に対向
する第1の側面433とは反対側の側面に印刷されたイ
ンクドット404により散乱される。そして、線状の導
光板から出射し、平板状の導光板(第2の導光板)40
6の第2の端面434へと入射する。
【0062】線状の導光板の断面の形状は長方形が望ま
しい。なぜなら、その方が全反射しやすく製造も容易で
あるからである。ただし全反射可能であれば、別の形状
例えば楕円などでも構わない。また、線状の導光板の材
質はアクリルなど、全反射可能のものであればどのよう
な材質でも構わない。
【0063】インクドット404により散乱され、線状
の導光板から平板状の導光板とは反対側へと出射した光
を有効に利用するため、インクドットが設けられた側面
の後方に反射板405が配置されている。注意すべきこ
とは、反射板405と線状の導光板403とを密着させ
てはいけないことである。つまり、線状の導光板403
は空気と接している必要がある。
【0064】インクドット404により散乱された光
は、線状の導光板の上面と下面とからも出射する。よっ
て、線状の導光板403の周囲を反射板405、40
8、415で囲っても良い。
【0065】ここで、線状の導光板403の側面に設け
られたインクドット404について述べる。インクドッ
トは、均一に印刷してあると、発光ダイオード付近で明
るく、遠くで暗い、というふうになってしまう。よっ
て、均一な線光源にするため、インクドットの大きさ
や、密度を変える。つまり、発光ダイオード付近では、
光が散乱されにくくするため、インクドットの大きさを
小さくしたり、密度を低くしたりする。遠くなるほど、
ドットの大きさを大きくし、密度を高くする。
【0066】また、線状の導光板403の側面に設けら
れたインクドット404は、全反射条件を破り、光を散
乱させる機能があればよい。よって、インクドット以外
のもの、つまり、プリズムを形成したり、ざらざらした
面を作ったり、突起を形成したりしても良い。
【0067】さらに、点光源を拡散させ、より均一な線
光源にするために、線状の導光板403と平板状の導光
板406との間に、拡散シートやレンチキュラーレンズ
を配置しても良い。
【0068】また、線状の導光板403と発光ダイオー
ド401との組み合わせは、平板状の導光板の最大4つ
の側面に配置しても良い。こうして点光源を用いても線
状の導光板により線状光化することで均一な線光源がで
きる。
【0069】次に、平板状の導光板406についてのべ
る。ライティングシステムがバックライトのため、平板
状の導光板に入射した光を観測者側に散乱させるため
に、平板状の導光板406の下面(観測者側の上面とは
反対側)にインクドット407が印刷される。光を効率
良く散乱させるためにインクドットの色は白とすること
が望ましい。
【0070】平板状の導光板406の下面のインクドッ
トについても、インクドットが均一に印刷してあると、
面内で輝度むらができる。均一な面光源にするため、イ
ンクドットの大きさや、密度を変える。つまり、線状の
導光板付近では、光が散乱されにくくするため、インク
ドットの大きさを小さくしたり、密度を低くしたりす
る。遠くなるほど、ドットの大きさを大きくしたり、密
度を高くしたりする。以上のようにして、点光源が面光
源に変換され、面内で輝度むらの少ない均一なバックラ
イトができる。
【0071】点光源を線状の光源とする導光板の形状
は、点光源から離れるにつれ横幅が狭くなるくさび形の
形状とすることも可能である。図30に本実施形態にお
いて点光源を線光源に変換する手段としてくさび形状の
導光板を用いた照明装置の上面図を示す。くさび形の形
状の導光板1100、くさび形の導光板の側面から空気
層を介して設けられた平板状の導光板1101及び点光
源1103とが図示されている。
【0072】この照明装置によれば、点光源の発光がく
さび形の形状の導光板により線状化され平板状の導光板
に入射する。このため、点光源の光を直接平板導光板に
入射させるより広い面積で一様な明るさを得ることがで
きる。ただし、くさび形の形状の導光板は平板状の導光
板の一辺が長くなるにつれ、平板導光板に直交する成分
1104が長くなる。液晶表示装置は外形寸法のうち表
示領域を除く周辺部分を額縁といい、近年額縁の面積を
狭くする狭額縁化が進んでいる。くさび形の導光板が表
示領域に対し大きな割合を占めると狭額縁化が困難とな
るため、できるだけ本実施形態で示した点光源を線光源
に変換する導光板は横幅が一定である線状の導光板を用
いることが好ましい。
【0073】[実施形態2]実施形態2は、本発明を反射
型液晶電気光学装置のフロントライトに適用した例を示
すものである。発光ダイオードによる点光源を線状の導
光板により線光源にするところが特徴である。
【0074】なお、実施形態2を説明するにあたり、導
光板の六つの面を図19(A)の斜視図に定義する。観
測者側の面を上面735とする。上面に対向する面を下
面736とする。光源737からでる光が入射する側面
を特に端面738とする。端面に対し直交する面を側面
739とする。残りの側面を、端面に平行な面740と
する。図4〜図7を用いた以下の説明はこの定義に基づ
いてされている。
【0075】実施形態1と異なる点のみ詳しく説明す
る。本実施形態は反射型の液晶電気光学装置に適用する
ため、平板状の導光板が実施形態1と異なる。発光ダイ
オードと線状の導光板を用いて、点光源を線光源に変換
する点は実施形態1と同じである。
【0076】本実施形態の構成を図4〜7を用いて説明
する。図4の斜視図は本実施形態のフロントライトを示
す。発光ダイオード401から出射された光が、ランプ
リフレクタ402により反射され、線状の導光板403
の端面に入射し、線状の導光板の側面に形成されたイン
クドット404により平板状の導光板419の側に散乱
される。インクドット404により散乱された光は、線
状の導光板403の上面と下面とからも出射する。この
ため反射板421〜422及び反射板405により線状
の導光板を囲み、インクドットにより散乱されて線状の
導光板の外部へと漏れた光を反射し、線状の導光板へと
戻し光の利用効率を高くする。
【0077】線状の導光板の側面から出射し、平板状の
導光板419の端面に入射した光は、平板状の導光板の
端面に直交する平板状の導光板の側面で全反射され内部
を広がる。ただし、平板状の導光板419の上面には特
殊加工418がほどこされており、平板状の導光板の上
面で表面反射された反射光が、反射型の液晶電気光学装
置420に入射する。
【0078】特殊加工の効果の一例を図5(A)〜図5
(B)の断面図に説明する。図5(A)〜図5(B)は
平板状の導光板419の上面をプリズム状に特殊加工し
たプリズム型のフロントライトの例を示す。図5は図4
を鎖線D−D’で切断したものである。
【0079】図5(A)に非点灯時の動作を示す。平板
状の導光板419に外光423が入射する。外光423
は反射型の液晶電気光学装置420により反射され、画
像情報を持った光が観測者に認識される。
【0080】図5(B)に点灯時の動作を示す。発光ダ
イオードから出射した光424が線状の導光板403を
伝播し、インクドット404により散乱される。インク
ドットから散乱した光は、平板状の導光板419に入射
する。このとき平板状の導光板に入射する光は線状の導
光板により線光源となっている。そして、平板状の導光
板の上面の特殊加工418つまりプリズム形状により、
表面反射されて、反射型の液晶電気光学装置420に入
射する。これにより、画像情報を持った光が観測者に認
識される。
【0081】特殊加工を平板状の導光板の下面にほどこ
した例を図6〜7を用いて説明する。図6の斜視図は平
板状の導光板425の下面を突起形状426に特殊加工
した突起型のフロントライトの例である。図6の発光ダ
イオード401、ランプリフレクタ402、線状の導光
板403、インクドット404、反射板421〜422
及び反射板405の機能は図4を用いて説明されたもの
と同じである。
【0082】平板状の導光板の下方に反射型の液晶電気
光学装置420がある。平板状の導光板425の端面に
入射した光は、平板状の導光板の端面に直交する二つの
側面で全反射されて、平板状の導光板の全域に広がる。
平板状の導光板425の下面には特殊加工がされ、突起
形状426が形成されている。
【0083】平板状の導光板の下面に設けられた突起形
状に入射した光の伝播を図7(A)〜図7(B)に示
す。図7(A)〜図7(B)の断面図は図6の斜視図を
鎖線E−E’で切断したものである。図7(A)〜図7
(B)は平板状の導光板、線状の導光板及び反射型の液
晶電気光学装置の側面から見た光の伝播を示す。
【0084】図7(A)に光源が非点灯時の動作を示
す。突起形状426が下面に形成された平板状の導光板
425に外光427が入射する。外光427は反射型の
液晶電気光学装置420により反射され、画像情報を持
った光が観測者に認識される。
【0085】図7(B)に光源が点灯時の動作を示す。
発光ダイオードから出射した光428が線状の導光板4
03を伝播し、線状の導光板の側面に形成されたインク
ドット404により散乱する。インクドットから散乱し
た光は、平板状の導光板425に入射する。そして、突
起形状426により全反射条件が破れて、突起形状と空
気との界面で屈折して反射型の液晶電気光学装置に入射
する。これにより、反射型の液晶電気光学装置の表示領
域で光が反射して画像情報を持った光が観測者に認識さ
れる。
【0086】以上により、実施形態2では本発明を反射
型の液晶電気光学装置のフロントライトに適用した例を
説明した。
【0087】[実施形態3]本発明を実施形態3で説明す
る。本実施形態は平板状の導光板の形状に特徴がある。
本実施例は平板状の導光板において光が入射する第1の
側面を、平板導光板の他の側面に対し45°の角度とな
るようにする。発光ダイオード等の点光源は第1の側面
の手前にある。
【0088】なお、実施形態3を説明するにあたり、平
板状の導光板の面を、図19(B)の斜視図のように定
義する。観測者側の面を上面741とする。上面に対向
する面を下面742とする。残りの面を側面743とす
る。図10〜図11を用いた説明はこの定義に基づいて
されている。
【0089】図11(A)〜図11(B)は、観測者の
側から見た本実施形態の照明装置の断面図を示す。図1
1(A)〜図11(B)を用いて光の伝播を説明する。
【0090】図11(A)は本実施形態の構成で平板状
の導光板に光が広がる領域509を示す。まず、平板状
の導光板502の第1の側面513の手前に設けられた
発光ダイオード501から光が出射し、かつ、ランプリ
フレクタ503により反射されて、発光ダイオード50
1から出射した光が平板状の導光板502の第1の側面
に入射する。このとき、光が伝播する媒質が屈折率が1
の空気から屈折率が1.49の平板状の導光板に変わる
ため、空気から任意の角度で平板状の導光板の第1の側
面に入射した光は、第1の側面の法線方向に対し42°
の角度の傾きを持つ領域の内側に広がる。平板状の導光
板の内部において光が確実に照射される領域を509に
示す。
【0091】図11(B)は光が広がる領域509と表
示領域512との関係を示す断面図である。光が確実に
照射される領域509は矩形の表示領域512を包含す
る。このため図11(B)に示すように、表示領域51
2の全域に光が広がる。
【0092】また、本実施形態の構成において、表示領
域の外に広がる光の面積は微小であり光の利用効率が良
い。また、平板状の導光板の側面に臨界角より小さい角
度で入射する光は平板状の導光板の外部へと漏れてしま
うため、全反射条件からはずれた光は平板状の導光板の
周囲に設けられた反射板511により平板状の導光板に
戻す必要がある。図11(B)では反射板111は平板
導光板と離しているが、アルミの蒸着してある反射性の
テープを平板状の導光板に接するように貼っても良い。
【0093】本実施形態によれば、点光源を平板状の導
光板の側面の中央部に設けるより表示領域を大きくする
効果が得られ、表示領域外となる額縁の面積が低減し、
表示装置の狭額縁化を図ることができる。また、本実施
形態で用いる平板状の導光板は加工の容易な単純な構成
のため、量産面でも高い生産性を持たせることができ
る。
【0094】図10は本実施形態のバックライトの斜視
図を示す。図10のように平板状の導光板502の下面
にはインクドット504が印刷されている。平板状の導
光板502を全反射を繰り返しながら進む光が、インク
ドットに入射するとインクドットにより散乱され観測者
側に光が出射する。光源から離れたところほどインクド
ットの密度を高くすると良い。平板状の導光板の内部で
光が広がる領域508は、平板導光板のほぼ全域であ
る。また、平板状の導光板の第1の面の手前に点光源5
01がありランプリフレクタ503が点光源の周囲を囲
み第1の側面の周縁部に接して設けられている。
【0095】本発明では点光源として、発光ダイオード
を用いて説明したが、本発明は発光ダイオードだけに適
用するものではない。例えば点光源として豆電球を用い
ることも可能である。図10の構造は本発明の照明装置
を透過型の液晶電気光学装置のバックライトとして用い
るものである。また、図10の平板状の導光板の下面に
形成されたインクドットを断面が直方形の突起に変える
ことで反射型の液晶電気光学装置のフロントライトとし
て本実施形態の照明装置を用いることもできる。
【0096】[実施形態4]本実施形態では、点光源を線
光源に変換し、線光源を面光源に変換する照明装置にお
いて実施形態1に比べて照明装置の小型化を図るもので
ある。本実施形態を図29を用いて説明をする。図29
は本実施形態のバックライトの光の伝播を説明する断面
図である。
【0097】なお、実施形態4を説明するにあたり、な
お、導光板の六つの面を図19(A)の斜視図に定義す
る。観測者側の面を上面735とする。上面に対向する
面を下面736とする。光源737からでる光が入射す
る側面を特に端面738とする。端面に対し直交する面
を側面739とする。残りの側面を、端面に平行な面7
40とする。図29を用いた説明はこの定義に基づいて
されている。
【0098】点光源1000が第1の導光板(線状の導
光板)1001の第1の端面1004の手前に配置され
る。第1の端面と直交する第1の導光板の第1の側面と
第2の導光板(平板状の導光板)1002の第2の端面
とが接している。
【0099】第2の導光板は屈折率が1.4〜1.6の
ものを用いることができるが本実施形態では屈折率が
1.49のアクリル樹脂を用いる。第1の導光板の内部
で光を全反射させるため、第1の導光板の屈折率は1.
8以上とすることが好ましい。ただし、第1の導光板の
屈折率が高すぎると、全反射により第1の導光板から出
射し、第2の導光板の内部へと入射する光の量が減るた
め、第1の導光板の屈折率は3.0以下とすることが好
ましい。本実施形態では第1の導光板の屈折率を2.0
とする。
【0100】第1の導光板の光の出射面である第1の側
面と対向する側面にインクドット1007を設ける。イ
ンクドットに入射した光は散乱し、第1の導光板から出
射し、第2の導光板の第2の端面を通過して第2の導光
板の内部へと入射する。第2の導光板の下面には公知の
方法でインクドット等を設け、第2の導光板の上面から
面状光化された光を出射させる。
【0101】点光源が発光する光1003が第1の導光
板の第1の端面1004に任意の角度で入射し、スネル
の法則により第1の端面の法線方向に対し最大で30°
の角度で広がる。さらに、第1の導光板と空気との界面
1005へと光は伝播するが、臨界角を超えた角度で第
1の導光板と空気との界面に光が入射するため、第1の
導光板と空気との界面で光は全反射する。
【0102】さらに、第1の導光板と第2の導光板との
界面1006へと光は伝播するが、臨界角を超えた角度
で第1の導光板と第2の導光板との界面に光が入射する
ため、第1の導光板と第2の導光板との界面に入射した
光は全反射される。第1の導光板の内部を全反射を繰り
返して伝播する光を第1の導光板から出射させ、第2の
導光板へと入射させるために、第1の導光板と第2の導
光板とが接する面に向かい合う面にインクドット100
7を設ける。点光源から離れるにつれてインクドットの
密度を低くすると良い。
【0103】なお、第1の導光板及び第2の導光板の外
部に漏れた光を線状導光板又は第2の導光板に戻すため
に、第1の導光板及び第2の導光板の側面及び下面の周
囲を囲んで反射板1008を設けると良い。
【0104】実施形態1では第1の導光板の内部を光が
全反射させるため、第1の導光板と第2の導光板とを空
気層を介して設ける必要があった。しかし、本実施形態
では第1の導光板の屈折率を第2の導光板の屈折率に比
べて高くしているため、第1の導光板と第2の導光板と
が接していても、第1の導光板の内部で光が全反射を繰
り返して伝播する。このため第2の導光板と第1の導光
板との間に空気層を介した構成の実施形態1に比べて照
明装置を小型化することができる。
【0105】本実施形態の照明装置により、点光源10
00の光が第1の導光板に入射し、第1の導光板から第
2の導光板へと線状光化された光が出射し、第2の導光
板の上面から面状光化された光を出射させることができ
る。
【0106】
【実施例】[実施例1]本発明と組み合わせて用いられる
透過型の液晶電気光学装置の作製方法を図12〜図16
を参照して説明する。なお、図12〜図16において対
応する部分には同じ符号を用いている。図14の鎖線F
−F’は図16を鎖線F―F’で切断した断面図に対応
している。
【0107】アクティブマトリクス基板は、行方向に配
置されたゲート配線と、列方向に配置されたソース配線
と、ゲート配線とソース配線の交差部近傍の画素TFT
を有する画素部と、nチャネル型TFTとpチャネル型
TFTを有する駆動回路とを含む。ゲート配線は、行方
向に配置されたゲート配線とゲート電極とがコンタクト
ホールにより電気的に接続したものを指している。
【0108】図16の上面図において、ソース配線83
9、ゲート電極836及びゲート電極838が同一層に
形成される。ゲート電極836及びゲート電極838か
ら延在する電極は容量電極をかねる。ソース配線83
9、ゲート電極836及びゲート電極838に接するよ
うに第一の層間絶縁膜(図14の864)が形成され
る。第一の層間絶縁膜上に第二の層間絶縁膜(図14の
865)が形成されている。さらに、第二の層間絶縁膜
のうえにゲート配線871、容量接続電極873、ドレ
イン電極872、ソース接続電極870が形成されてい
る。
【0109】透過型の液晶電気光学装置のため、ドレイ
ン電極872に重なるように、画素電極874が形成さ
れている。画素電極874は透明導電膜からなる。画素
電極874は容量接続電極873、ドレイン電極872
と重なるように形成される。
【0110】ゲート配線871は、ゲート電極836及
びゲート電極838に対し、第一の層間絶縁膜と第二の
層間絶縁膜を介して設けられている。図16における画
素構造においては、このゲート電極836及びゲート電
極838は島状のパターンであり、ゲート電極となるだ
けでなく、前述のように隣りあう画素の保持容量を構成
する電極の一つとなる役目をも果たしている。
【0111】つまり、画素電極874の保持容量は島状
半導体膜805〜806を覆う絶縁膜を誘電体とする。
画素電極874と容量接続電極873とが電気的に接続
し、さらに容量接続電極873と島状半導体膜806と
が電気的に接続する。これにより、島状半導体膜806
が第一の容量電極として機能する。ゲート電極836及
びゲート電極838が第二の容量電極として機能する。
【0112】各画素間は、主に画素電極874の端部を
ソース配線839と重ね、遮光することが可能となる。
【0113】本実施例のアクティブマトリクス基板の作
製工程を図12〜図14の断面図を参照して説明する。
【0114】図12(A)に示すように、コーニング社
の#7059ガラスや#1737ガラスなどに代表され
るバリウムホウケイ酸ガラス、またはアルミノホウケイ
酸ガラスなどのガラスから成る基板800上に酸化シリ
コン膜、窒化シリコン膜または酸化窒化シリコン膜など
の絶縁膜から成る下地膜801〜802を形成する。例
えば、プラズマCVD法でSiH4、NH3、N2Oから
作製される酸化窒化シリコン膜801を10〜200nm
(好ましくは90〜100nm)形成し、同様にSi
4、N2Oから作製される酸化窒化水素化シリコン膜8
02を90〜200nm(好ましくは100〜190n
m)の厚さに積層形成する。本実施例では下地膜を2層
構造として示したが、前記絶縁膜の単層膜または2層以
上積層させた構造として形成しても良い。
【0115】島状半導体膜803〜806は、非晶質構
造を有する半導体膜をレーザー結晶化法や公知の熱結晶
化法を用いて作製した結晶質半導体膜で形成する。この
島状半導体膜803〜806の厚さは25〜80nm
(好ましくは30〜60nm)の厚さで形成する。結晶
質半導体膜の材料に限定はないが、好ましくはシリコン
またはシリコンゲルマニウム(SiGe)合金などで形
成すると良い。
【0116】レーザー結晶化法で結晶質半導体膜を作製
するには、パルス発振型または連続発光型のエキシマレ
ーザーやYAGレーザー、YVO4レーザーを用いる。
これらのレーザーを用いる場合には、レーザー発振器か
ら放射されたレーザー光を光学系で線状に集光し半導体
膜に照射する方法を用いると良い。結晶化の条件は実施
者が適宣選択するものであるが、エキシマレーザーを用
いる場合はパルス発振周波数30Hzとし、レーザーエ
ネルギー密度を100〜800mJ/cm2(代表的には20
0〜300mJ/cm2)とする。また、YAGレーザーを用
いる場合にはその第二高調波を用いパルス発振周波数1
〜10kHzとし、レーザーエネルギー密度を300〜
600mJ/cm2(代表的には390〜900mJ/cm2)とする
と良い。そして幅100〜1000μm、例えば800
μmで線状に集光したレーザー光を基板全面に渡って照
射し、この時の線状レーザー光の重ね合わせ率(オーバ
ーラップ率)を80〜98%として行う。
【0117】アクティブマトリクス基板のTFTの活性
層を形成する結晶質半導体膜の他の作製方法について
は、結晶質半導体膜を特開平7−130652号公報で
開示されている触媒元素を用いて結晶化する方法があ
る。
【0118】次いで、島状半導体膜803〜806を覆
うゲート絶縁膜807を形成する。ゲート絶縁膜807
はプラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを8
0〜190nmとしてシリコンを含む絶縁膜で形成す
る。本実施例では、120nmの厚さの酸化窒化シリコ
ン膜で形成する。勿論、ゲート絶縁膜はこのような酸化
窒化シリコン膜に限定されるものでなく、他のシリコン
を含む絶縁膜を単層または積層構造として用いても良
い。例えば、酸化シリコン膜を用いる場合には、プラズ
マCVD法でTEOS(Tetraethyl Orthosilicate)と
2とを混合し、反応圧力80Pa、基板温度300〜8
00℃とし、高周波(13.56MHz)電力密度0.5
〜0.8W/cm2で放電させて形成することができる。こ
のようにして作製される酸化シリコン膜は、その後80
0〜900℃の熱アニールによりゲート絶縁膜として良
好な特性を得ることができる。
【0119】そして、ゲート絶縁膜807上にゲート電
極を形成するための第一の導電膜808と第二の導電膜
809とを形成する。本実施例では、第一の導電膜80
8をTaNで90〜100nmの厚さに形成し、第二の
導電膜809をWで100〜300nmの厚さに形成す
る。
【0120】W膜を形成する場合には、Wをターゲット
としたスパッタ法で形成する。その他に六フッ化タング
ステン(WF6)を用いる熱CVD法で形成することも
できる。いずれにしてもゲート電極として使用するため
には低抵抗化を図る必要があり、W膜の抵抗率は20μ
Ωcm以下にすることが望ましい。W膜は結晶粒を大き
くすることで低抵抗率化を図ることができるが、W膜中
に酸素などの不純物元素が多い場合には結晶化が阻害さ
れ高抵抗化する。このことより、スパッタ法による場
合、純度99.9999%のWターゲットを用い、さら
に成膜時に気相中からの不純物の混入がないように十分
配慮してW膜を形成することにより、抵抗率9〜20μ
Ωcmを実現することができる。
【0121】なお、本実施例では、第一の導電膜808
をTaN、第二の導電膜809をWとしたが、いずれも
Ta、W、Ti、Mo、Al、Cuから選ばれた元素、
または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物
材料で形成してもよい。また、リン等の不純物元素をド
ーピングした多結晶シリコン膜に代表される半導体膜を
用いてもよい。本実施例以外の組み合わせとしては、第
一の導電膜を窒化タンタル(TaN)で形成し、第二の
導電膜をAlとする組み合わせ、第一の導電膜を窒化タ
ンタル(TaN)で形成し、第二の導電膜をCuとする
組み合わせなどがある。
【0122】次に、レジストによるマスク811〜81
6を形成し、電極及び配線を形成するための第一のエッ
チング処理(図12(B))を行う。本実施例ではIC
P(Inductively Coupled Plasma:誘導結合型プラズ
マ)エッチング法を用い、エッチング用ガスにCF4
Cl2を混合し、1Paの圧力でコイル型の電極に900W
のRF(13.56MHz)電力を投入してプラズマを生成して
行う。基板側(試料ステージ)にも100WのRF(13.
56MHz)電力を投入し、実質的に負の自己バイアス電圧
を印加する。CF4とCl2を混合した場合にはW膜及び
Ta膜とも同程度にエッチングされる。
【0123】上記エッチング条件では、レジストによる
マスクの形状を適したものとすることにより、基板側に
印加するバイアス電圧の効果により第一の導電層及び第
二の導電層の端部がテーパー部の角度が15〜85°の
テーパー形状となる。ゲート絶縁膜上に残渣を残すこと
なくエッチングするためには、10〜20%程度の割合
でエッチング時間を増加させると良い。W膜に対する酸
化窒化シリコン膜の選択比は2〜4(代表的には3)で
あるので、オーバーエッチング処理により、酸化窒化シ
リコン膜が露出した面は20〜90nm程度エッチングさ
れることになる。こうして、第一のエッチング処理によ
り第一の導電層と第二の導電層から成る第一の形状の導
電層820〜825(第一の導電層820a〜825a
と第二の導電層820b〜825b)を形成する。81
8はゲート絶縁膜であり、第一の形状の導電層820〜
825で覆われない領域は20〜90nm程度エッチング
され薄くなった領域が形成される。
【0124】次に、図12(C)に示すように第二のエ
ッチング処理を行う。同様にICPエッチング法を用
い、エッチングガスにCF4とCl2とO2を混合して、
1Paの圧力でコイル型の電極に900WのRF電力(13.
56MHz)を供給し、プラズマを生成して行う。基板側(試
料ステージ)には90WのRF(13.56MHz)電力を投入
し、第一のエッチング処理に比べ低い自己バイアス電圧
を印加する。このような条件によりW膜を異方性エッチ
ングし、かつ、それより遅いエッチング速度で第一の導
電層であるTaNを異方性エッチングして第二の形状の
導電層834〜839(第一の導電層834a〜839
aと第二の導電層834b〜839b)を形成する。8
75はゲート絶縁膜であり、第二の形状の導電層834
〜839で覆われない領域はさらに20〜90nm程度エ
ッチングされ薄くなった領域が形成される。
【0125】そして、第一のドーピング処理を行い、n
型を付与する不純物元素を低濃度中加速で添加する。ド
ーピングの方法はイオンドープ法若しくはイオン注入法
で行えば良い。n型を付与する不純物元素として15族
に属する元素、典型的にはリン(P)または砒素(A
s)を用いるが、ここではリン(P)を用いる。この場
合、導電層834〜838がn型を付与する不純物元素
に対するマスクとなり、自己整合的に第一の不純物領域
828〜832が形成される。本明細書では、第一の導
電層(834a〜838a)であるTaNに覆われてい
る不純物領域を第一の不純物領域(828〜832)と
明記し、第一の導電層(834a〜838a)であるT
aNに覆われていない不純物領域を第二の不純物領域
(841〜845)と明記する。第一の不純物領域(8
28〜832)の濃度は2×1016〜5×1019atoms/
cm3となるようにする。
【0126】図13(D)に示すように第一の導電層
(834a〜839a)であるTaNをマスクとして、
ゲート絶縁膜をエッチングした。第一の導電層とゲート
絶縁膜が重なり合っていない領域がエッチングにより除
去される。その後NMPを主成分とする剥離液により図
12(B)に示すレジスト811〜816を剥離した。
【0127】その後、図13(E)に示すように、レジ
スト846〜848を形成し、第二のドーピング処理を
行う。この場合、n型を付与する不純物元素を低濃度高
加速度で島状半導体膜に添加する。引き続きn型を付与
する不純物元素を高濃度低加速度で島状半導体膜に添加
する。これにより島状半導体膜に形成された第二の不純
物領域(図12(C)に示す841〜845)の端部に
新たな不純物領域として、第三の不純物領域850〜8
58ができる。ゲート絶縁膜を介してn型の不純物元素
が添加された領域は、第三の不純物領域より不純物濃度
が低い第四の不純物領域(866〜867)が形成され
る。
【0128】この段階で、第一の不純物領域(828、
830、832)の濃度は2×101 6〜5×1019atom
s/cm3となるようにする。また第二の不純物領域(84
1、843、845)の濃度は1×1016〜5×1018
atoms/cm3となるようにする。第三の不純物領域(85
0〜858)のn型不純物の濃度は1×1020〜1×1
22atoms/cm3となるようにする。第四の不純物領域
(866〜867)のn型不純物の濃度は第三の不純物
領域の濃度より低く、第二の不純物領域の濃度より高く
なる。
【0129】そして、図13(F)に示すように、レジ
スト846〜848を剥離後、レジスト859、レジス
ト860を形成する。レジスト859、レジスト860
をマスクとして第三のドーピング処理をする。これによ
り、p型を付与する不純物元素を島状半導体膜に注入
し、pチャネル型TFTを形成する。島状半導体膜80
3に第五の不純物領域(861、876)と第六の不純
物領域862〜863が形成される。このとき、nチャ
ネル型TFTを形成する島状半導体層804〜806は
レジスト859〜860をマスクとして全面を被覆して
おく。第五の不純物領域(861、876)と第六の不
純物領域862〜863は異なる濃度でp型を付与する
不純物元素が添加されている。第三のドーピング処理は
ジボラン(B26)を用いたイオンドープ法を用いる。
p型を付与する不純物元素の濃度はnチャネル型の不純
物領域をpチャネル型の不純物領域に反転させるのに充
分な量とする。
【0130】以上の工程により、それぞれの島状半導体
膜に不純物領域が形成される。島状半導体膜と重なる導
電層834〜836、導電層838がTFTのゲート電
極として機能する。839はソース配線、837は容量
電極として機能する。
【0131】次に、図14(G)に示すように、それぞ
れの島状半導体膜に添加された不純物元素を活性化する
工程を行う。この工程はファーネスアニール炉を用いる
熱アニール法で行う。その他に、レーザーアニール法、
またはラピッドサーマルアニール法(RTA法)を適用
することができる。熱アニール法では酸素濃度が1pp
m以下、好ましくは0.1ppm以下の窒素雰囲気中で
800〜700℃、代表的には900〜600℃で行う
ものであり、本実施例では900℃で4時間の熱処理を
行う。ただし、834〜839に用いた配線材料が熱に
弱い場合には、配線等を保護するため層間絶縁膜(シリ
コンを主成分とする)を形成した後で活性化を行うこと
が好ましい。
【0132】さらに、3〜100%の水素を含む雰囲気
中で、300〜890℃で1〜12時間の熱処理を行
い、島状半導体層を水素化する工程を行う。この工程は
熱的に励起された水素により半導体層のダングリングボ
ンドを終端する工程である。水素化の他の手段として、
プラズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用い
る)を行っても良い。
【0133】次いで、図14(H)に示すように、ゲー
ト電極およびゲート絶縁膜上に第一の層間絶縁膜864
を形成する。第一の層間絶縁膜は酸化シリコン膜、酸化
窒化シリコン膜、窒化シリコン膜、またはこれらを組み
合わせた積層膜で形成すれば良い。いずれにしても第一
の層間絶縁膜864は無機絶縁物材料から形成する。第
一の層間絶縁膜864の膜厚は100〜200nmとす
る。
【0134】ここで、酸化シリコン膜を用いる場合に
は、プラズマCVD法で、オルトケイ酸テトラエチル
(Tetraethyl Orthosilicat
e:TEOS)とO2とを混合し、反応圧力80Pa、
基板温度300〜800℃とし、高周波(176MH
z)電力密度0.5〜0.8W/cm2で放電させて形
成することができる。酸化窒化シリコン膜を用いる場合
には、プラズマCVD法でSiH4、N2O、NH3から
作製される酸化窒化シリコン膜、またはSiH4、N2
から作製される酸化窒化シリコン膜で形成すれば良い。
この場合の作製条件は反応圧力20〜200Pa、基板
温度300〜800℃とし、高周波(60MHz)電力
密度0.1〜1.0W/cm2で形成することができ
る。また、SiH4、N2O、H2から作製される酸化窒
化水素化シリコン膜を適用しても良い。窒化シリコン膜
も同様にプラズマCVD法でSiH4、NH3から作製す
ることが可能である。本実施例では第一の層間絶縁膜8
64を酸化窒化シリコン膜から100〜200nmの厚
さで形成する。
【0135】その後、有機絶縁物材料からなる第二の層
間絶縁膜865を1.0〜2.0μmの平均厚を有して
形成する。有機樹脂材料としては、ポリイミド、アクリ
ル、ポリアミド、ポリイミドアミド、BCB(ベンゾシ
クロブテン)等を使用することができる。例えば、基板
に塗布後、熱重合するタイプのポリイミドを用いる場合
には、クリーンオーブンで300℃で焼成して形成す
る。また、アクリルを用いる場合には、2液性のものを
用い、主材と硬化剤を混合した後、スピナーを用いて基
板全面に塗布した後、ホットプレートで80℃で60秒
の予備加熱を行い、さらにクリーンオーブンで290℃
で60分焼成して形成することができる。
【0136】このように、第二の層間絶縁膜を有機絶縁
物材料で形成することにより、表面を良好に平坦化させ
ることができる。また、有機樹脂材料は一般に誘電率が
低いので、寄生容量を低減することができる。しかし、
吸湿性があり保護膜としては適さないので、本実施例の
ように、第一の層間絶縁膜864として形成した酸化シ
リコン膜、酸化窒化シリコン膜、窒化シリコン膜などと
組み合わせて用いる必要がある。
【0137】その後、フォトマスクを用い、所定のパタ
ーンのレジストマスクを形成し、それぞれの島状半導体
膜に形成されたソース領域またはドレイン領域に達する
コンタクトホールを形成する。コンタクトホールの形成
はドライエッチング法により行う。この場合、エッチン
グガスにCF4、O2、Heの混合ガスを用い有機樹脂材
料から成る第二の層間絶縁膜865をまずエッチング
し、その後、続いてエッチングガスをCF4、O2として
第一の層間絶縁膜864をエッチングする。さらに、島
状半導体層との選択比を高めるために、エッチングガス
をCHF3に切り替えてゲート絶縁膜をエッチングする
ことにより、良好にコンタクトホールを形成することが
できる。
【0138】そして、導電性の金属膜をスパッタ法や真
空蒸着法で形成し、フォトマスクによりレジストをマス
クとしてパターンを形成し、エッチングによってソース
配線866〜867、ドレイン配線868〜869、ド
レイン電極872、ソース接続電極870、容量接続電
極873及びゲート配線871を形成する。
【0139】ここで、ドレイン電極872は後述する画
素電極874と電気的に接続して機能するものである。
容量接続電極873は保持容量904の電極として機能
する島状半導体層806に電位を与える。ゲート配線8
71は上面図の図16で説明したが、ゲート電極83
6、ゲート電極838とコンタクトホールにより電気的
に接続するものである。なお、本実施例の保持容量90
4は画素電極874と同一画素内にある。
【0140】図14では、導電性の金属膜としてTi膜
を90〜190nmの厚さで形成し、島状半導体膜のソ
ース領域またはドレイン領域とコンタクトを形成し、T
i膜上に重ねてアルミニウム(Al)を300〜800
nmの厚さで形成し、さらにTi膜または窒化チタン
(TiN)膜を100〜200nmの厚さで形成して3
層構造とした。この構成にすると、後述する画素電極8
74はドレイン電極872、容量接続電極873を形成
するTi膜のみと接触することになる。その結果、透明
導電膜とAlとが反応するのを防止できる。
【0141】その後、透明導電膜を全面に形成し、フォ
トマスクを用いたパターニング処理およびエッチング処
理により画素電極874を形成する。画素電極874
は、層間絶縁膜865上に形成され、画素TFT903
のドレイン電極872と、保持容量904の容量接続電
極873と重なる部分を設け、接続構造を形成してい
る。これにより、保持容量904の電極として機能する
島状半導体膜806と画素電極874とが電気的に接続
する。
【0142】透明導電膜の材料は、酸化インジウム(I
23)や酸化インジウム酸化スズ合金(In23―S
nO2;ITO膜)などをスパッタ法や真空蒸着法など
を用いて形成して用いることができる。このような材料
のエッチング処理は塩酸系の溶液により行う。しかし、
特にITO膜のエッチングは残渣が発生しやすいので、
エッチング加工性を改善するために酸化インジウム酸化
亜鉛合金(In23―ZnO)を用いても良い。酸化イ
ンジウム酸化亜鉛合金は表面平滑性に優れ、ITO膜に
対して熱安定性にも優れており、ドレイン配線872と
容量接続配線873にAlを用いても、表面で接触する
Alとの腐蝕反応を防止できる。同様に、酸化亜鉛(Z
nO)も適した材料であり、さらに可視光の透過率や導
電率を高めるためにガリウム(Ga)を添加した酸化亜
鉛(ZnO:Ga)などを用いることができる。
【0143】この状態で水素化処理を行うとTFTの特
性向上に対して好ましい結果が得られた。例えば、3〜
100%の水素を含む雰囲気中で、300〜890℃で
1〜12時間の熱処理を行うと良く、あるいはプラズマ
水素化法を用いても同様の効果が得られた。島状半導体
膜803〜806中の欠陥密度を1016/cm3以下と
することが望ましく、そのために水素を0.01〜0.
1atomic%程度付与すれば良かった。
【0144】以上のようにして、pチャネル型TFT9
01、nチャネル型TFT902を有する駆動回路部9
05と、画素TFT903、保持容量904とを有する
画素部906とを同一基板上に形成することができる。
本明細書中ではこのような基板をアクティブマトリクス
基板と呼ぶ。
【0145】本実施例で示す工程に従えば、アクティブ
マトリクス基板の作製に必要なフォトマスクの数を7枚
(島状半導体層パターン、第一配線パターン[ゲート電
極、ソース配線、容量配線]、nチャネル領域のマスク
パターン、pチャネル領域のマスクパターン、コンタク
トホールパターン、第二配線パターン[ソース配線、ド
レイン配線、ソース接続電極、ドレイン電極、容量接続
電極、ゲート配線]、画素電極パターン)とすることが
できる。
【0146】次に図15のように透明絶縁性の基板91
0に透明導電膜としてITO膜908を120nmの厚
さで形成する。寄生容量がつかないようにするために駆
動回路部の上部のITO膜はフォトマスクを用いたパタ
ーニング処理及びエッチング処理により除去する。IT
O膜908は対向電極として機能する。本明細書中では
このような基板を対向基板と呼ぶ。
【0147】カラー表示をするときは対向基板にカラー
フィルターを形成する。赤、青、緑の加法混色の三原色
を並列に配置する。これはシアン、マゼンダ、イエロー
の減法混色のカラーフィルターを並列に配置するより色
純度が良い。
【0148】配向膜907、配向膜909を80nmの
厚さでアクティブマトリクス基板と対向基板に形成す
る。配向膜はSE7792(日産化学)を用いる。
【0149】スペーサー(図示しない)は湿式散布法、
乾式散布法にて散布する。感光性の有機樹脂をパターニ
ングにより所定の位置に形成し、スペーサーとしても良
い。スペーサーの高さは4μmとする。
【0150】その後、デイスペンス描写法を用いて、対
向基板にシール材(図示しない)を設ける。シール材を
塗布後、シール材を、90℃、0.5時間程度で焼成す
る。
【0151】以上の工程を経たアクティブマトリクス基
板と対向基板を貼り合わせる。貼り合わせたときにアク
ティブマトリクス基板と対向基板のラビング方向が直交
するようにする。貼り合わせた一対の基板に対し、0.
3〜1.0kgf/cm2の圧力を基板平面に垂直な方
向にかつ基板全面に加え、同時にクリーンオーブンにて
160℃、2時間程度加熱してシール材を硬化してアク
ティブマトリクス基板と対向基板とを接着させる。
【0152】そして、貼り合わせた一対の基板が冷却す
るのを待ってから、スクライバーとブレイカーによる分
断を行う。
【0153】真空注入法で液晶911を注入する。真空
容器の中に分断後のパネルを準備し真空ポンプにより、
真空容器内部を1.33×10-5〜1.33×10-7Pa
程度の真空状態にした後、注入口を液晶が盛られた液晶
皿に浸漬させる。液晶はZLI4792(メルク)を用
いる。
【0154】次に、真空状態にある真空チャンバーを徐
々に窒素でリークして大気圧に戻すとパネル内の気圧と
大気圧との圧力差と液晶の毛細管現象の作用により液晶
パネルの注入口から液晶が注入され、注入口側から徐々
に反対側に液晶が進行し注入工程が完了する。
【0155】シール材の内部が液晶で満たされたことを
確認したら、液晶パネルの両面を加圧し、15分後、余
分な液晶材料をふきとり、加圧した状態で注入口(図示
しない)に紫外線硬化型樹脂(図示しない)を塗布し、
加圧を弱める。その際、紫外線硬化型樹脂が侵入する。
この状態で紫外線照射(4〜10mW/cm2、120
秒間)により、紫外線硬化型樹脂を硬化させ、注入口封
止をおこなった。
【0156】次に、基板表面及び端面に付着した液晶を
有機溶媒、例えば、アセトン及びエタノールで洗浄し
た。その後、130℃、0.5時間程度で液晶を再配向
させた。
【0157】その後、フレキシブルプリント配線板(F
lexible Print Circuit;FP
C)が接続されて、アクティブマトリクス基板と対向基
板に偏光板が張り付けられ、TN方式の液晶電気光学装
置が完成する。
【0158】本実施例では透過型の液晶電気光学装置を
作製した。さらに実施形態1で開示した本発明の照明装
置であるバックライトを本実施例の透過型の液晶電気光
学装置と組み合わせて用いることで、電力消費が少な
く、面内の輝度分布が均一な画像が観測者に認識され
る。
【0159】本実施例において、図14(H)のドレイ
ン電極872を画素電極として広い面積でパターニング
すると、反射型の液晶電気光学装置が作製できる。実施
形態2で開示した本発明の照明装置であるフロントライ
トを用いることで、電力消費が少なく、面内の輝度分布
が均一な画像が観測者に認識される。
【0160】[実施例2]本発明を実施して作製された
照明装置は様々な電気光学装置に用いることができる。
そして、そのような電気光学装置を表示媒体として組み
込んだ電子機器全てに本発明を適用することができる。
電子機器としては、パーソナルコンピュータ、デジタル
カメラ、ビデオカメラ、携帯情報端末(モバイルコンピ
ュータ、携帯電話、電子書籍など)、ナビゲーションシ
ステムなどが上げられる。それらの一例を示す。
【0161】図17(A)は携帯電話であり、本体90
01、音声出力部9002、音声入力部9003、表示
装置9004、操作スイッチ9005、アンテナ900
6から構成されている。本願発明はアクティブマトリク
ス基板を備えた表示装置9004に適用することができ
る。
【0162】図17(B)はビデオカメラであり、本体
9101、表示装置9102、音声入力部9103、操
作スイッチ9104、バッテリー9105、受像部91
06から成っている。本願発明は表示装置9102に適
用することができる。
【0163】図17(C)はモバイルコンピュータ或い
は携帯型情報端末であり、本体9201、カメラ部92
02、受像部9203、操作スイッチ9204、表示装
置9205で構成されている。本願発明は表示装置92
05に適用することができる。
【0164】図17(D)はヘッドマウントディスプレ
イであり、本体9301、表示装置9302、アーム部
9303で構成される。本願発明は表示装置9302に
適用することができる。
【0165】図17(E)はテレビであり、本体940
1、スピーカー9402、表示装置9403、受信装置
9404、増幅装置9405等で構成される。本願発明
は表示装置9403に適用することができる。
【0166】図17(F)は携帯書籍であり、本体95
01、表示装置9502、9503、記憶媒体950
4、操作スイッチ9505、アンテナ9506から構成
されており、ミニディスク(MD)やDVDに記憶され
たデータや、アンテナで受信したデータを表示するもの
である。表示装置9502、9503は直視型の表示装
置であり、本願発明は表示装置9502、9503に適
用することができる。
【0167】図18(A)はパーソナルコンピュータで
あり、本体9601、画像入力部9602、表示装置9
603、キーボード9604で構成される。本願発明は
表示装置9603に適用することができる。
【0168】図18(B)はプログラムを記録した記録
媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであ
り、本体9701、表示装置9702、スピーカ部97
03、記録媒体9704、操作スイッチ9705で構成
される。なお、この装置は記録媒体としてDVD(Di
gtial Versatile Disc)、CD等
を用い、音楽鑑賞や映画鑑賞やゲームやインターネット
を行うことができる。本願発明は表示装置9702に適
用することができる。
【0169】図18(C)はデジタルカメラであり、本
体9801、表示装置9802、接眼部9803、操作
スイッチ9804、受像部(図示しない)で構成され
る。本願発明は表示装置9802に適用することができ
る。
【0170】
【発明の効果】本発明は、発光ダイオードのような点光
源を、線状の導光板により線光源にする。さらに線光源
を面状の導光板により、面光源へと変換できる。このよ
うに二段階で点光源を面光源に変換することで均一な面
光源ができる。このとき発光ダイオードを線状の導光板
の端面に設ければ良いため、少数の発光ダイオードでも
均一な面光源ができる。さらに、線状の導光板を用い
て、光の伝播方向を設計することで、面内均一性の良い
光源ができる。
【0171】本発明は、点光源の光を平板導光板の少な
くとも二つの側面に入射させることで、平板導光板一枚
でも面光源ができる。
【0172】また、電力の消費が少なく、小型の点光源
である発光ダイオードを用いることで、より携帯端末用
途に適した照明装置を作製することができる。
【0173】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1のバックライトの斜視図を示す。
【図2】 本発明のバックライトの斜視図を示す。
【図3】 本発明のバックライトの光の伝播を説明する
断面図を示す。
【図4】 実施形態2のプリズム型のフロントライトの
斜視図を示す。
【図5】 実施形態2のプリズム型のフロントライトの
光の伝播を説明する断面図を示す。
【図6】 実施形態2の突起型のフロントライトの斜視
図を示す。
【図7】 実施形態2の突起型のフロントライトの光の
伝播を説明する断面図を示す。
【図8】 本発明のバックライトの斜視図を示す。
【図9】 本発明に示すバックライトの光の伝播を説明
する断面図を示す。
【図10】 実施形態3のバックライトの斜視図を示
す。
【図11】 実施形態3のバックライトの光の伝播を説
明する断面図を示す。
【図12】 実施例1の画素部のTFT、駆動回路部の
TFTの作製工程の断面図を示す。
【図13】 実施例1の画素部のTFT、駆動回路部の
TFTの作製工程の断面図を示す。
【図14】 実施例1の画素部のTFT、駆動回路部の
TFTの作製工程の断面図を示す。
【図15】 実施例1の液晶電気光学装置の断面図を示
す。
【図16】 実施例1の画素部のTFTの上面図を示
す。
【図17】 実施例2の半導体装置の一例を説明する斜
視図を示す。
【図18】 実施例2の半導体装置の一例を説明する斜
視図を示す。
【図19】 本発明の導光板の面の定義を説明する斜視
図を示す。
【図20】 従来の平板状の導光板の光の伝播を説明す
る断面図を示す。
【図21】 従来の点光源を用いた照明装置の上面図を
示す。
【図22】 従来のエッジ型のバックライトの斜視図を
示す。
【図23】 従来のエッジ型のバックライトの断面図を
示す。
【図24】 従来のプリズム型のフロントライトの断面
図を示す。
【図25】 従来の突起型のフロントライトの断面図を
示す。
【図26】 従来の点光源の定義を説明する上面図を示
す。
【図27】 従来の線光源の定義を説明する上面図を示
す。
【図28】 従来の面光源の定義を説明する上面図を示
す。
【図29】 実施形態4のバックライトの光の伝播を説
明する断面図を示す。
【図30】 実施形態1のバックライトの斜視図を示
す。
【図31】 従来の点光源を用いた照明装置の上面図を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/13357 G02F 1/13357 G09F 9/00 336 G09F 9/00 336B 336J // F21Y 101:02 F21Y 101:02 Fターム(参考) 2H038 AA52 AA55 BA06 2H091 FA14Z FA23Z FA41Z FD03 LA18 5G435 AA02 BB12 BB15 BB16 EE22 EE27 EE33 FF03 FF06 FF08 GG03 GG23 LL04 LL07 LL08 LL14

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導光板と、点光源とを有し、前記導光板の
    側面に前記点光源の発光する光が入射し、前記導光板の
    上面又は下面から光が出射する照明装置において、前記
    導光板は互いに接する第1の側面及び第2の側面があ
    り、前記第1の側面及び前記第2の側面は矩形の形状で
    あり、前記第1の側面及び前記第2の側面により形成さ
    れる角の近傍に前記点光源が設けられており、前記点光
    源の発光する光が前記第1の側面及び前記第2の側面に
    入射することを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、反射性を有する部材、
    前記第1の側面及び前記第2の側面により前記点光源が
    囲まれていることを特徴とする照明装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記導光板の前記上面
    又は前記下面に構造物が設けられていることを特徴とす
    る照明装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記導光板の前記下面
    に前記構造物が設けられており、前記構造物はインクド
    ットであることを特徴とする照明装置。
  5. 【請求項5】請求項3又は請求項4において、前記導光
    板の前記上面に前記構造物が設けられており、前記構造
    物は三角形の断面を有するプリズムであることを特徴と
    する照明装置。
  6. 【請求項6】請求項3又は請求項4において、前記導光
    板の前記下面に前記構造物が設けられており、前記構造
    物は直方形又は正方形の断面を有する突起であることを
    特徴とする照明装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか一項において、
    前記導光板の下方に反射板が設けられていることを特徴
    とする照明装置。
  8. 【請求項8】請求項3乃至6のいずれか一項において、
    前記導光板の前記第1の側面から入射した前記点光源の
    発光する光が前記導光板を広がる第1の領域と、前記第
    2の側面から入射した前記点光源の発光する光が前記導
    光板を広がる第2の領域とを有し、前記第1の領域と前
    記第2の領域とが重なる第3の領域は、前記構造物の密
    度が前記第1の領域及び前記第2の領域に比べて低いこ
    とを特徴とする照明装置。
  9. 【請求項9】導光板と、点光源とを有し、前記導光板の
    側面に前記点光源の発光する光が入射し、前記導光板の
    上面又は下面から光が出射する照明装置において、前記
    導光板を上面から見ると直方形の一辺に対し45°の角
    度で直角二等辺三角形を除去した形状であり、前記点光
    源の発光する光が前記直角二等辺三角形の底辺を一辺と
    する第1の側面から入射し、前記第1の側面は直方形で
    あることを特徴とする照明装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記第1の側面と反
    射性を有する部材とに前記点光源が囲まれていることを
    特徴とする照明装置。
  11. 【請求項11】請求項9又は請求項10において、反射
    板が前記導光板の側面及び前記導光板の下面を囲んで設
    けられていることを特徴とする照明装置。
  12. 【請求項12】請求項9乃至11のいずれか一項におい
    て、前記導光板の前記下面に構造物が設けられており、
    前記構造物はインクドットであることを特徴とする照明
    装置。
  13. 【請求項13】請求項9乃至11のいずれか一項におい
    て、前記導光板の前記下面に構造物が設けられており、
    前記構造物は直方形の断面を有する突起であることを特
    徴とする照明装置。
  14. 【請求項14】第1の導光板と第2の導光板と点光源と
    を有し、前記第1の導光板及び前記第2の導光板の側面
    のうち光が入射する側面を第1の端面とし、前記点光源
    の発光した光は前記第1の導光板の第1の端面に入射し
    前記第1の端面に直交する前記第1の導光板の第1の側
    面から出射し、前記第1の側面から出射した光は前記第
    1の側面と空気層を挟んで対向している前記第2の導光
    板の第2の側面に入射し前記第2の導光板の上面又は下
    面から出射することを特徴とする照明装置。
  15. 【請求項15】請求項14において、前記第1の導光板
    は四角柱であることを特徴とする照明装置。
  16. 【請求項16】請求項14又は請求項15において、前
    記第1の側面に対向する前記第1の導光板の側面にイン
    クドットが設けられていることを特徴とする照明装置。
  17. 【請求項17】請求項16において、前記インクドット
    は前記点光源に近いほど低密度で設けられていることを
    特徴とする照明装置。
  18. 【請求項18】第1の導光板と、第2の導光板と、点光
    源とを有し、前記第1の導光板及び前記第2の導光板の
    側面のうち光が入射する側面を端面とし、前記点光源の
    発光した光は前記第1の導光板の第1の端面に入射し前
    記第1の端面に直交する前記第1の導光板の第1の側面
    から出射し、前記第1の側面から出射した光は前記第1
    の側面と接する前記第2の導光板の第2の側面へと入射
    し前記第2の導光板の上面又は下面から出射し、前記第
    1の導光板の屈折率は前記第2の導光板の屈折率に比べ
    て大きいことを特徴とする照明装置。
  19. 【請求項19】請求項18において、前記第1の導光板
    の屈折率が1.8〜3.0であり、前記第2の導光板の
    屈折率が1.4〜1.6であることを特徴とする照明装
    置。
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