JP2002015470A - カード型記録媒体、カード型記録媒体駆動装置、及び、カード型記録媒体の駆動方法 - Google Patents

カード型記録媒体、カード型記録媒体駆動装置、及び、カード型記録媒体の駆動方法

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JP2002015470A
JP2002015470A JP2000191338A JP2000191338A JP2002015470A JP 2002015470 A JP2002015470 A JP 2002015470A JP 2000191338 A JP2000191338 A JP 2000191338A JP 2000191338 A JP2000191338 A JP 2000191338A JP 2002015470 A JP2002015470 A JP 2002015470A
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Yoshiyuki Murata
嘉行 村田
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯性に優れ、利便性の高い光学式記録媒体
を提供する。 【解決手段】 少なくとも一対の平行線を含む縁で囲ま
れた平盤の一面側に、光学的に読み取り可能な記録領域
が形成されてなるCDカード1であり、前記記録領域
は、予めデータが記録された読取専用エリア13と、新
たなデータを追記可能な追記エリア14とが同心円状に
配設されて構成されている。回転中心には支持部12が
形成され、この支持部12を中心に回転駆動されること
により、データの読み出し及び追記を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に読み取り
可能なカード型記録媒体、このカード型記録媒体からデ
ータを読み出すカード型記録媒体駆動装置、及び、カー
ド型記録媒体の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ用の記録媒体とし
て、CD−ROM(Compact Disc ReadOnly Memory )
が広く利用されている。CD−ROMは、低コストで、
かつ、大きな記録容量を確保できるという利点を有す
る。
【0003】さらに、近年、ユーザがデータを記録でき
る追記型記録媒体として、CD−R(Compact Disc Rec
ordable )が実用化されている。CD−Rは、1回のみ
データを記録できる記録媒体であり、記録後は通常のC
Dと同様にCDドライブ装置で再生できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
CD−ROMやCD−Rは、直径12cmのCD規格に
準じた円盤であり、そのサイズと形状が携帯に不向きで
利便性に欠けるという問題があった。
【0005】CD−ROMやCD−Rは、盤の曲がりや
傷が記録内容の読み出しに支障を来すことがあるので、
持ち運びの際には保護用のケースに収容されることが多
い。しかしながら、直径12cmの円盤をケースに入れ
ると、携帯に不便なほど大きくなってしまうという問題
があった。
【0006】本発明の課題は、携帯性に優れ、利便性の
高い光学的に読み取り可能な記録媒体を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態
に対応する構成を一例として示す。符号等は、後述する
図面参照符号等である。
【0008】請求項1記載の発明は、少なくとも一対の
平行線を含む縁で囲まれた平盤の一面側に、光学的に読
み取り可能な記録領域が形成されてなるカード型記録媒
体(例えば、図1に示すCDカード1)であって、前記
記録領域は、予めデータが記録された読出専用領域(例
えば、図1に示す読出専用エリア13)と、データを追
記可能な追記可能領域(例えば、図1に示す追記エリア
14)とによって構成されることを特徴とする。
【0009】ここで、記録領域としては、例えば、CD
−ROMやDVD−ROMのようにレーザ光を利用した
ドライブ装置によってデータの読み出しが可能なものが
挙げられる。また、追記可能領域としては、例えば、C
D−RやCD−RWと同様の構成としても良く、また、
PD、DVD−RAM、DVD−R、DVD+RW等、
レーザ光により記録・再生可能な相変化型の記録媒体と
同様の構成としても良いし、或いは、MOやMDのよう
に、レーザ光及び磁気を用いて記録し、レーザ光を用い
て読み取り可能な記録媒体と同様の構成としても良い。
また、本発明のカード型記録媒体は、コンピュータによ
って使用されるデータの他、CD−DAやCD−EXt
ra、DVD−Videoのように、音楽データや映像
データの記録に利用することも勿論可能である。
【0010】この請求項1記載の発明によれば、携帯時
の利便性に富む、光学的に読み取り可能な記録媒体を提
供できる。即ち、少なくとも一対の平行線を含む縁で囲
まれた平盤形状とすることで、完全な円盤のように幅と
高さとを同一にする必要がなく、任意の幅に構成して携
帯時の利便性を向上させることができる。さらに、光学
的に読み取り可能な記録領域を備えることで記録容量の
大容量化が可能である。また、例えば、CDのように、
既に広く利用されている記録媒体に準じた構成とするこ
とで、より低コストで製造することも可能であり、さら
に互換性を確保することもできる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のカ
ード型記録媒体において、前記記録領域における前記読
出専用領域と前記追記可能領域とは、前記カード型記録
媒体が水平方向に回転する際の回転中心を中心として、
同心円状に配設されることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明によれば、読出専用領
域と追記可能領域とが、カード型記録媒体の回転中心を
中心として同心円状に配設されているので、例えば、C
DやDVD等のディスク型記録媒体と同様に、データの
読み出しや新たなデータの追記が行うことができ、従来
のディスク型光学式記録媒体との互換性を確保したり、
当該カード型記録媒体の読出・追記を行う装置を低コス
トで実現できる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載のカ
ード型記録媒体において、前記記録領域における前記読
出専用領域と前記追記可能領域とは、前記回転中心を中
心とし、前記一対の平行線に接する円によって区分され
ることを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明によれば、記録領域に
おける読出専用領域と追記可能領域とは、当該カード型
記録媒体の回転中心を中心として、一対の平行線に接す
る円によって区分される。従って、カード型記録媒体の
縁を検知して、この縁における平行線を検知することに
より、読出専用領域と追記可能領域との境界を容易に検
知できる。このため、読出専用領域と追記可能領域とを
区別して当該カード型記録媒体を駆動する装置を、より
低コストで実現できる。
【0015】請求項4記載の発明は、少なくとも一対の
平行線を含む縁で囲まれた平盤の一面側に、同心円状に
並ぶ複数のデータトラックを備える光学的に読み取り可
能な記録領域が形成されてなるカード型記録媒体(例え
ば、図1に示すCDカード1)であって、前記記録領域
は、予めデータが記録された読出専用領域(例えば、図
1に示す読出専用エリア13)と、データを追記可能な
追記可能領域(例えば、図1に示す追記エリア14)
と、当該カード型記録媒体における前記複数のデータト
ラックの配置状態を示す情報が記録されたトラック情報
記録領域とによって構成されることを特徴とする。
【0016】ここで、記録領域としては、例えば、CD
−ROMやDVD−ROMのようにレーザ光を利用した
ドライブ装置によってデータの読み出しが可能なものが
挙げられる。また、追記可能領域としては、例えば、C
D−RやCD−RWと同様の構成としても良く、また、
PD、DVD−RAM、DVD−R、DVD+RW等、
レーザ光により記録・再生可能な相変化型の記録媒体と
同様の構成としても良いし、或いは、MOやMDのよう
に、レーザ光及び磁気を用いて記録し、レーザ光を用い
て読み取り可能な記録媒体と同様の構成としても良い。
また、本発明により駆動されるカード型記録媒体は、コ
ンピュータによって使用されるデータの他、CD−DA
やCD−EXtra、DVD−Video等のように音
楽データや映像データの記録に利用することも勿論可能
である。
【0017】請求項4記載の発明によれば、従来の円盤
状の記録媒体に比べて携帯時の利便性に優れた記録媒体
を提供できる。また、光学的に読み取り可能な記録領域
を備えることで記録容量の大容量化が可能であり、利便
性に優れた大容量の記録媒体を提供できる。さらに、C
D等のように、既に広く利用されている記録媒体に準じ
た構成とすることで、互換性を確保し、低コストで製造
することも可能である。さらに、当該カード型記録媒体
における複数のデータトラックの配置状態を示す情報が
記録されたトラック情報記録領域を備えるので、形状が
単純な円盤でなくても、データトラックの位置を容易に
検知し、追跡できる。これにより、当該カード型記録媒
体の読出・追記を行う装置を低コストで容易に実現でき
る。
【0018】請求項5記載の発明は、少なくとも一対の
平行線を含む縁で囲まれた平盤の一面側に、予めデータ
が記録された読出専用領域とデータを追記可能な追記可
能領域とを備えた光学的に読み取り可能な記録領域が形
成されてなるカード型記録媒体(例えば、図1に示すC
Dカード1)に対し、データの読み出し及びデータの追
記を行うカード型記録媒体駆動装置(例えば、図3に示
すドライブ装置5)において、前記カード型記録媒体を
回転させる駆動手段(例えば、図5に示すスピンドルモ
ータ505)と、前記駆動手段により回転されるカード
型記録媒体の記録領域に対して光を照射し、その反射光
から前記記録領域に記録されたデータを取得する光読出
手段(例えば、図11に示すピックアップ部7)と、前
記カード型記録媒体上の所定位置へ光を照射する照射手
段(例えば、図11に示すピックアップ部7における発
光部71)と、この照射手段により照射された光の反射
光を検知する反射光検知手段(例えば、図11に示す受
光部72)と、この反射光検知手段における検知結果に
基づいて、前記光読出手段による光の照射を制御する制
御手段(例えば、図5に示す制御部51)とを備えるこ
とを特徴とする。
【0019】また、請求項9記載の発明は、少なくとも
一対の平行線を含む縁で囲まれた平盤の一面側に、予め
データが記録された読出専用領域とデータを追記可能な
追記可能領域とを備えた光学的に読み取り可能な記録領
域が形成されてなるカード型記録媒体の駆動方法であっ
て、前記カード型記録媒体を回転させ、回転されるカー
ド型記録媒体の記録領域に対して光を照射して得られる
反射光から前記記録領域に記録されたデータを取得する
とともに、前記カード型記録媒体上の所定位置へ光を照
射し、この照射された光の反射光を検知した検知結果に
基づいて、前記カード型記録媒体の記録領域に対する光
の照射を制御することを特徴とする。
【0020】従って、少なくとも一対の平行線を含む縁
で囲まれた平盤の一面側に、予めデータが記録された読
出専用領域とデータを追記可能な追記可能領域とを備
え、携帯性に優れた記録媒体を効率よく駆動してデータ
の読み出しを行うことができる。即ち、上記カード型記
録媒体は円盤形状ではないため、カード型記録媒体が回
転する間に記録媒体上の記録領域が途切れることなく続
くとは限らないが、本発明によれば、カード型記録媒体
に光を照射した際の反射光の状態をもとに、カード型記
録媒体からのデータの取得を制御するので、カード型記
録媒体の形状に応じて効率よくデータを読み出せる。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項5記載のカ
ード型記録媒体駆動装置において、前記駆動手段により
回転されるカード型記録媒体の記録領域に対して、デー
タを追記するための光を照射する追記手段をさらに備
え、前記制御手段は、前記反射光検知手段における検知
結果に基づいて前記追記手段による光の照射を制御する
ことを特徴とする。
【0022】従って、携帯性に優れたカード型記録媒体
に対して効率よくデータの読み出しを行うとともに、新
たなデータの追記を行うことができる。また、上記カー
ド型記録媒体は光学的に読み取り可能な記録媒体であ
り、大容量化が可能である上、広く利用されているC
D、DVD等の記録媒体と同様の構成とすることで、デ
ータの読み出し・追記を行う装置を低コストで容易に実
現できる。
【0023】請求項7記載の発明は、少なくとも一対の
平行線を含む縁で囲まれた平盤の一面側に、同心円状に
並ぶ複数のデータトラックにより構成される光学的に読
み取り可能な記録領域を備えたカード型記録媒体に対
し、データの読み出し及びデータの追記を行うカード型
記録媒体駆動装置において、前記カード型記録媒体を回
転させる駆動手段と、前記駆動手段により回転されるカ
ード型記録媒体上の所定のデータトラックに沿って光を
照射する照射手段と、この照射手段により照射された光
の反射光を検知する反射光検知手段と、この反射光検知
手段における検知結果をもとに前記所定のデータトラッ
クの形状を判定するトラック形状判定手段と、このトラ
ック形状判定手段による判定結果に基づいて、前記所定
のデータトラックに記録されたデータを読み出す読出手
段とを備えることを特徴とする。
【0024】また、請求項10記載の発明は、少なくと
も一対の平行線を含む縁で囲まれた平盤の一面側に、同
心円状に並ぶ複数のデータトラックにより構成される光
学的に読み取り可能な記録領域を備えたカード型記録媒
体の駆動方法であって、前記カード型記録媒体を回転さ
せ、前記カード型記録媒体上の所定のデータトラックに
沿って光を照射して得られる反射光を検知し、この検知
結果をもとに前記所定のデータトラックの形状を判定
し、この判定結果に基づいて、前記所定のデータトラッ
クに記録されたデータを読み出すことを特徴とする。
【0025】従って、少なくとも一対の平行線を含む縁
で囲まれた平盤の一面側に、同心円状に並ぶ複数のデー
タトラックにより構成される携帯性に優れた記録媒体に
対して、効率よくデータの読み出しを行うことができ
る。即ち、円盤形状でない記録媒体を回転させてデータ
を読み出す際には、データ読み出しの対象となるデータ
トラックが完全な円形とは限らないが、本発明によれ
ば、データトラックの形状を判定してデータを読み出す
ので、無駄なく効率的にデータを読み出せる。また、デ
ータトラックの形状の判定は、カード型記録媒体に光を
照射して反射光を検知することで行うので、単純な構成
の装置によって速やかに、かつ確実にデータトラックの
形状を判定できる。さらに、カード型記録媒体は光学的
に読み取り可能なので、カード型記録媒体のデータを読
み出すための光源や反射光の検知装置を用いてデータト
ラックの形状を判定することも可能であり、この場合、
カード型記録媒体の駆動装置をより低コストで実現でき
る。
【0026】請求項8記載の発明は、請求項7記載のカ
ード型記録媒駆動装置において、前記読出手段は、前記
カード型記録媒体上の所定位置に光を照射し、その反射
光からデータを取得する光読出手段と、前記トラック形
状判定手段によって前記所定のデータトラックが円の一
部が欠落した形状であると判定された場合に、当該欠落
した部分に対しては前記光読出手段の動作を停止させ、
他の部分に対しては前記光読出手段により読み出された
データを一時的に記憶させる読出制御手段とを備えてな
ることを特徴とする。
【0027】従って、データを読み出す対象のデータト
ラックが円形で無かった場合には、読出制御手段によっ
て光読出手段を制御し、データトラックが無い部分に対
する光の照射を行わないので、効率よくデータの読み出
しを行うことができる。さらに、対象のデータトラック
から読み出したデータを一時的に保存するので、例え
ば、離隔した複数のデータトラックにおけるデータをつ
なぎ合わせることも可能であり、データトラックの形状
に対応して効率よくデータを読み出せる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0029】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態におけるCDカード1の構成を示す平面
図である。同図に示すように、CDカード1は、略長方
形、薄型のカード型記録媒体である。
【0030】図1に示すように、CDカード1の中心に
は円形の穴11を有する円形の支持部12が形成されて
おり、支持部12と同心円状に、読出専用エリア13及
び追記エリア14が形成されている。支持部12は透明
な樹脂製の円盤をなしており、後述するドライブ装置5
においては、CDカード1の穴11に所定の治具が嵌合
されることで、CDカード1が固定される。
【0031】CDカード1は、後述するドライブ装置5
において、CD−ROM(CompactDisc - Read Only Me
mory )と同様の構造を有している。即ち、CDカード
1は、ポリカーボネート等の二枚の透明な樹脂板を貼り
合わせて形成されており、これら二枚の樹脂板の間に
は、反射層としての金属箔が挟まれる。また、CDカー
ド1が有する二面のうち一方の面は、レーベル面として
印刷等が施され、他方の面は記録面となる。
【0032】CDカード1の記録面側の読出専用エリア
13においては、データの記録領域として円形のトラッ
クが同心円状に複数形成され、さらに各トラックは複数
のセクタに分割されている。セクタは、デジタルデータ
を表現する「ピット」と呼ばれる突起と、この突起が無
く平坦な「ランド」と呼ばれる部分とで構成される。
【0033】上述のように、CDカード1は、反射層と
して金属箔が挟まれて構成されるので、記録面に照射さ
れたレーザ光を反射するが、「ピット」の部分では突起
によってレーザ光が拡散される一方で、「ランド」は平
坦なので、「ランド」に照射されたレーザ光は、少ない
損失で反射される。
【0034】このため、CDカード1の記録面にレーザ
光を照射すると、反射光の光量は「ピット」と「ラン
ド」の配置状態に応じて変化する。従って、CDカード
1の記録面へレーザ光を照射し、反射光の光量を検知す
ることで、「ピット」と「ランド」で表現されるCDカ
ード1上のデータを読み出すことができる。
【0035】一方、追記エリア14は、データを追記す
ることが可能な記録エリアである。本実施の形態では、
一例として、CD−R(Compact Disk - Recordable )
と同様に構成されているものとする。
【0036】即ち、追記エリア14においては、読出専
用エリア13と同様にトラック及びセクタが形成されて
おり、さらに、CDカード1内の反射層の記録面側に
は、染料層が封入されている。この染料層は、所定以上
の出力のレーザ光の照射によって変質し、上記「ピッ
ト」と同様に反射率の低いエリアを形成する。従って、
追記エリア14には、所定以上の出力のレーザ光を照射
することで、擬似的に「ピット」と「ランド」を形成で
きるので、「ピット」と「ランド」により表現されるデ
ジタルデータを記録できる。
【0037】また、図1に示すように、CDカード1は
正方形ではなく、長辺と短辺とを有する長方形なので、
追記エリア14の各トラックの直径がCDカード1の短
辺よりも大きい場合、これらのトラックは、円の一部が
欠落した形状、即ち複数の弧となる。
【0038】図2は、図1に示すCDカード1における
トラック及びセクタの構造を示す図である。図2に示す
ように、CDカード1においては同心円状にトラックが
配設され、さらに各トラックを分割してセクタが設けら
れている。なお、図2においては、説明の便宜のため、
特定のトラック及びセクタを大きく図示する。
【0039】トラック13aは、読出専用エリア13に
おける最外側のトラックを模式的に示し、トラック14
a,14bは追記エリア14におけるトラックを示す。
【0040】読出専用エリア13は、CDカード1の中
で内側に位置しているので、読出専用エリア13におけ
る各トラックは、トラック13aのように、完全な円を
なしている。
【0041】一方、追記エリア14は、読出専用エリア
13の外側に位置しているために各トラックの径が大き
く、CDカード1の短辺よりも大きい。このため、追記
エリア14におけるトラックは、1個の円とはならず、
複数の弧となる。例えば、図2に示すトラック14a,
14bは、穴11から等距離の位置にあるので、本来な
らば同一の円であったものが、CDカード1の短辺の長
さに制限され、CDカード1の上下端部で分離して2つ
の弧となったものである。
【0042】以上のような構成のCDカード1は、例え
ば、通常のCD規格(直径12cm)や8cmCDの規
格に準じて、読出専用エリア13及び追記エリア14を
有する円盤状のディスクを形成し、このディスクを長方
形に打ち抜くことで、容易に製造できる。
【0043】図3は、本発明の第1の実施の形態におけ
るドライブ装置5の構成を示す斜視図である。同図に示
すように、ドライブ装置5は箱形のケース501に各部
を収容して構成される。ドライブ装置5には、CDカー
ド1が戴置されるトレイ502がケース501の前面か
ら出入り可能に組み付けられ、ケース501の前面には
スイッチ503が設けられている。
【0044】スイッチ503は、トレイ502の出入り
を指示するスイッチであって、トレイ502にCDカー
ド1が戴置された状態でスイッチ503が操作される
と、トレイ502がケース501内に引き込まれ、ドラ
イブ装置5は、CDカード1からのデータ読出処理及び
データ書込処理を行う。
【0045】図4は、図3に示すドライブ装置5の内部
に配設されるピックアップ部6の構成を示す図である。
ピックアップ部6は、CDカード1に対してレーザ光を
照射するとともに、反射光を検知する装置である。
【0046】図4に示すように、ピックアップ部6は、
ベース61と、ベース61上に配設された半導体レーザ
62、ビームスプリッタ63,ミラー64、レンズベー
ス65、レンズ66、フォトセンサ67、及びボイスコ
イル68,68等の各部により構成され、ベース61は
ベース移動軸69によって支持されている。
【0047】ベース移動軸69は、螺旋状のネジ山が表
面に形成された棒状部材である。また、ベース61の端
部にはアーム61aが形成されている。アーム61aに
は貫通孔が穿設されており、この孔の内壁には、ベース
移動軸69のネジ山に嵌合するようにネジが切られてい
る。そして、ベース移動軸69は、アーム61aが有す
る孔を貫通して配設されている。
【0048】このため、ベース移動軸69が回転する
と、ベース移動軸69のネジ山に沿ってアーム61aが
移動するので、ベース61は、図中符号AまたはBで示
す方向へ移動する。なお、ベース移動軸69は、後述す
るスライダモータ504により回転駆動される。
【0049】ベース61上には、半導体レーザ62、ビ
ームスプリッタ63、ミラー64、レンズベース65、
レンズ66、フォトセンサ67、及びボイスコイル6
8,68の各部が配設されている。
【0050】半導体レーザ62は、制御部51の制御に
従って、内蔵する光源により生成されるレーザ光を、レ
ーザ光としてビームスプリッタ63へ出力する。半導
体レーザ62から出力されるレーザ光の出力値は、適
宜切り換えることができ、例えば、CDカード1に記録
されたデータを読み出すことが可能であり、また、出力
を強くしてCDカード1の追記エリア14へデータを書
き込むことも可能である。
【0051】ビームスプリッタ63は、半導体レーザ6
2から出力されたレーザ光を、ミラー64へ向けてレ
ーザ光として反射する。また、ビームスプリッタ63
は、CDカード1の記録面で反射されたミラー64から
の反射光が入射されると、反射光をフォトセンサ6
7へ向けて透過させる。
【0052】ミラー64は、ビームスプリッタ63から
水平に入射するレーザ光を、レンズ66へ向けて上方
へ反射するミラーである。また、ミラー64は、CDカ
ード1の記録面で反射された反射光をビームスプリッタ
63へ向けて反射する。
【0053】レンズ66は、レンズベース65に固定さ
れたレンズであって、ミラー64から入射したレーザ光
を、CDカード1の記録面へレーザ光として照射す
る。レーザ光の焦点は、CDカード1の記録面におけ
るトラックに合わせられる。
【0054】フォトセンサ67は、ビームスプリッタ6
3を透過して入射された反射光の光量を検知するセン
サである。
【0055】レンズベース65は、レンズ66が填め込
まれた台座であって、ベース61に立設されたボイスコ
イル68,68によって支持される。
【0056】ボイスコイル68,68は、ベース61と
レンズベース65との間に介設され、レンズベース65
を支持するとともに、レンズベース65を水平及び垂直
方向へ移動させることが可能である。
【0057】即ち、レンズ66の焦点位置がCDカード
1の記録面のトラック上から水平方向にずれている場合
は、ボイスコイル68,68によってレンズベース65
を水平に移動させて、レンズ66の焦点をトラック上に
位置するように調整を行える。また、CDカード1の盤
の反り等によって、レーザ光の焦点が上方または下方
にずれてフォーカスが甘くなった場合は、ボイスコイル
68,68はレンズベース65を上下させて、焦点をC
Dカード1のトラック上に合致させる。
【0058】このように、ピックアップ部6において
は、半導体レーザ62により発せられたレーザ光がビ
ームスプリッタ63及びミラー64を介してレンズ66
へ入射するので、レンズ66からCDカード1の記録面
のトラック上に向けて、レーザ光が照射される。
【0059】そして、レーザ光がCDカード1の記録
面で反射したことによる反射光が、レンズ66及びミラ
ー64を介してビームスプリッタ63へ入射し、ビーム
スプリッタ63を透過してフォトセンサ67へ入射す
る。そして、フォトセンサ67によって反射光の光量
を検知することにより、CDカード1に記録されたデー
タが読み出される。
【0060】さらに、半導体レーザ62から出力される
レーザ光の出力値を強くすることで、レーザ光をC
Dカード1の追記エリア14へ照射することにより、C
Dカード1へのデータの書き込みが行える。
【0061】また、ピックアップ部6は、ベース移動軸
69の動作によって、図中、符号A及びBで示す方向へ
移動可能なため、CDカード1の記録面に設けられた全
てのトラックにアクセスし、データの読み出しまたは書
き込みを行える。
【0062】図5は、ドライブ装置5に内蔵される制御
系50の構成を示すブロック図である。この図5に示す
制御系50は、制御部51、ROM(Read Only Memor
y)52、入出力インタフェース53、トラック情報記
憶部54、変換処理部55、ピックアップ移動制御部5
6、カード回転制御部57、及びローディング制御部5
8の各部を備えている。なお、説明の便宜上、図5に
は、ピックアップ部6、ドライブ装置5が備えるスライ
ダモータ504、スピンドルモータ505、及びローデ
ィングモータ506を図示する。
【0063】制御系50は、入出力インタフェース53
を介して外部の電子機器と接続されている。ここで、外
部の電子機器としては、パーソナルコンピュータや、P
DA(Personal Digital Assistant)等が挙げられる。
制御系50は、上記外部の電子機器からの指示入力に従
って動作し、CDカード1から読み出したデータ等を入
出力インタフェース53を介して出力し、また、入出力
インタフェース53を介して入力されたデータをCDカ
ード1に記録する。
【0064】制御部51は、ROM52に格納された各
種システムプログラムを読み出して実行することによ
り、制御系50の各部を制御する。具体的には、制御部
51は、トレイ502(図3)がケース501の外へ出
ている状態でスイッチ503(図3)が操作されると、
トレイ502をケース501内へ移動させるとともにC
Dカード1の有無を判別し、CDカード1がトレイ50
2に戴置されている場合は、ローディング制御部58に
よってローディングモータ506を駆動制御させて、C
Dカード1のローディングを行う。
【0065】その後、制御部51は、入出力インタフェ
ース53を介して入力される指示に従って、ローディン
グ後のCDカード1からのデータの読出処理、或いは、
データの書込処理を実行する。
【0066】ROM52は、EPROM、EEPROM
またはフラッシュメモリ等の半導体記憶素子により構成
され、制御部51により実行されるシステムプログラ
ム、及び、該システムプログラムに係るデータ等を記憶
する。
【0067】入出力インタフェース53は、制御部51
と、外部の電子機器とを互いに接続させるシリアルもし
くはパラレルインタフェースであって、複数のピンを備
えたコネクタ等を具備している。
【0068】トラック情報記憶部54は、ピックアップ
部6によって読み出されるデータの内、CDカード1の
トラック及びセクタの構成を示すデータを保持する記録
領域を具備する。
【0069】変換処理部55は、ピックアップ部6によ
り読み出されたデータを変換して制御部51へ出力する
ものであり、例えば、シリアル信号を所定ビット幅のパ
ラレル信号に変換する。また、変換処理部55はバッフ
ァメモリ55aを備え、変換中のデータや、ピックアッ
プ部6から入力されたデータ等を、バッファメモリ55
a内に一時的に保持する。
【0070】図6は、バッファメモリ55aの構成の一
例を示す図である。この図6に示すように、バッファメ
モリ55aには、ピックアップ部6により読み出された
データを格納する読出データ格納エリア、読出データ格
納エリアに格納されたデータを変換処理部55によって
変換して得られるデータを一時的に格納する読出変換後
データ格納エリア、及び、CDカード1の追記エリア1
4に書き込むためのデータが変換処理部55によって変
換されて得られるデータを、ピックアップ部6へ出力す
るまでの間、一時的に格納する書込用変換データ格納エ
リア等の各種格納領域が設けられる。バッファメモリ5
5aにおいて、これらの格納領域を設けることにより、
ドライブ装置5によるデータの読出動作、及び、追記動
作の安定性を向上させることができる。
【0071】ピックアップ移動制御部56は、スライダ
モータ504に接続されており、制御部51の制御に従
ってスライダモータ504を駆動制御することにより、
ピックアップ部6のベース61(図4)を平行移動させ
る。
【0072】カード回転制御部57は、スピンドルモー
タ505に接続されており、制御部51の制御に従って
スピンドルモータ505を駆動制御して、トレイ502
に戴置されたCDカード1を回転させる。
【0073】ローディング制御部58は、ローディング
モータ506に接続されており、制御部51の制御に従
ってローディングモータ506を駆動制御して、トレイ
502(図3)を移動させるとともに、トレイ502に
戴置されたCDカード1を、データの読み出し・書込が
可能な位置へ移送するローディング動作を実行する。
【0074】図7は、本第1の実施の形態におけるドラ
イブ装置5の動作を示すフローチャートである。
【0075】ドライブ装置5において、スイッチ503
(図3)が操作されてトレイ502がケース501内に
格納されると、制御部51は、トレイ502にCDカー
ド1が戴置されているか否かを判別する(ステップS1
1)。
【0076】ここで、CDカード1が無ければ、制御部
51は本処理を終了する。また、CDカード1がトレイ
502に戴置されていた場合には、制御部51はローデ
ィング制御部58を制御して、ローディングモータ50
6にローディング動作を実行させ、CDカード1をデー
タ読出処理及びデータ書込処理が可能な位置まで移動さ
せる(ステップS12)。
【0077】続いて、制御部51は、カード回転制御部
57によってローディングモータ506を駆動させ、ピ
ックアップ部6によるCDカード1の読みとりを実行さ
せて、CDカード1に記録された各種のデータの中でC
Dカード1のトラック及びセクタの構成を示すデータを
読み取らせ(ステップS13)、トラック情報記憶部5
4に格納させる(ステップS14)。
【0078】制御部51は、その後、入出力インタフェ
ース53を介して接続された外部の電子機器から、CD
カード1内のデータの読み出し、或いはCDカード1へ
のデータの書き込みの指示が入力されるまで待機する
(ステップS15,17)。
【0079】そして、CDカード1内のデータの読み出
しが指示されると(ステップS15;Yes)、制御部
51は、CDカード1の読出専用エリア13に記録され
たデータ、または、追記エリア14に既に記録済みのデ
ータを読み出す処理を実行する(ステップS16)。
【0080】また、CDカード1へのデータの書き込み
が指示されると(ステップS16;Yes)、制御部5
1は、CDカード1の追記エリア14に対するデータの
書き込みを実行する(ステップS18)。
【0081】その後、制御部51は、ローディングされ
ているCDカード1に対する処理が完了したか否かを判
別し(ステップS19)、完了していなければステップ
S15に戻る。
【0082】図8は、図7のステップS16に示すデー
タ読出処理を、より詳細に示すフローチャートである。
制御部51は、入出力インタフェース53に接続された
外部の電子機器から入力されたデータ読み出し指示をも
とに、CDカード1においてデータ読み出しの開始位
置、及び終了位置を取得する(ステップS21)。即
ち、制御部51は、トラック情報記憶部54に格納され
た情報をもとに、CDカード1においてデータ読み出し
を行うべきトラック、セクタを特定し、さらに各セクタ
からデータを読み出す順序を決定する。
【0083】続いて、制御部51は、ピックアップ移動
制御部56を制御してスライダモータ504を駆動制御
させ、最初にデータを読み出す対象のトラック位置へ、
ピックアップ部6を移動させる(ステップS22)。
【0084】制御部51は、カード回転制御部57を制
御してスピンドルモータ505を駆動させ、CDカード
1を回転させるとともに、ピックアップ部6によって対
象のトラックへレーザ光を照射させ、フォトセンサ67
の検知量を検出する。そして、この検知量をもとに、対
象のトラックが完全な円形であるか否かを判別する(ス
テップS23)。
【0085】対象のトラックが完全な円形の場合、ピッ
クアップ部6においては、レンズ66から出力された光
はCDカード1の記録面に照射されて反射されるので、
フォトセンサ67により検知される光量は所定の範囲内
となる。一方、対象のトラックが完全な円形でない場合
は、半導体レーザ62からのレーザ光がCDカード1か
ら外れる瞬間があり、フォトセンサ67で検知される光
量が0(零)に近くなる瞬間が現れる。従って、フォト
センサ67で検知される反射光(図4)の光量によっ
て、対象のトラックが完全な円形か否かを判別できる。
【0086】対象のトラックが完全な円形であった場合
(ステップS23;Yes)、制御部51は、ピックア
ップ部6によって、対象トラック上で指定されたセクタ
におけるデータを読み出させ(ステップS24)、読み
出されたデータについて変換処理部55で変換処理を実
行させて(ステップS25)、変換後のデータをバッフ
ァメモリ55aに格納させ(ステップS26)、後述す
るステップS33へ移行する。
【0087】また、対象のトラックが完全な円形ではな
かった場合(ステップS23;No)、制御部51は、
ピックアップ部6においてレンズ66上に位置するセク
タを特定し、終端のセクタが通過した後か否かを判別す
る(ステップS27)。ここで、終端のセクタが通過し
ていなければ、レンズ66の真上にはCDカード1の記
録面が位置しており、終端のセクタが通過した後は、レ
ンズ66の真上にはCDカード1が位置していない状態
となる。
【0088】従って、終端のセクタが通過する前であっ
た場合(ステップS27;No)は、ピックアップ部6
によって指定セクタのデータを読み出させ(ステップS
28)、読み出されたデータの変換処理を変換処理部5
5によって実行させ(ステップS29)、さらに、変換
後のデータをバッファメモリ55aに格納させて(ステ
ップS30)、ステップS33へ移行する。
【0089】また、レンズ66上を終端のセクタが通過
した後であった場合には(ステップS27;Yes)、
制御部51は、ピックアップ部6におけるデータの読み
出しを停止させ(ステップS31)、その後、レンズ6
6上に先端セクタが位置するまで待機する(ステップS
32)。
【0090】先端セクタとは、CDカード1の端部付近
において、円形でないトラックの端部に位置するセクタ
である。レンズ66が、完全に円形でないトラックから
のデータ読み出しを試行する場合、レンズ66からのレ
ーザ光(図4)がCDカード1によって反射される状
態と、レンズ66の上方にCDカード1が存在せず、レ
ーザ光が反射されない状態とが交互に発生する。そし
て、レンズ66の上方に先端セクタが位置した瞬間か
ら、レンズ66の上方に終端セクタが位置する瞬間まで
は、CDカード1によってレーザ光が反射され、デー
タの読み出しが可能になる。
【0091】制御部51は、ステップS32で先端セク
タに到達したと判別した場合、ステップS33へ移行し
て、現在レンズ66上に位置しているトラックにおける
読み出しが全て終了したか否かを判別し、終了していな
ければステップS27に戻り、終了していればステップ
S34へ移行する。
【0092】ステップS34で、制御部51は、CDカ
ード1の全トラックにおける処理が完了したか否かを判
別し、該CDカード1についてデータの読み出し処理を
継続して行う場合はステップS22に戻って、次の対象
のトラック位置へピックアップ部6を移動させ、処理を
継続する。
【0093】図9は、図7のステップS18に示すデー
タ書込処理を、より詳細に示すフローチャートである。
【0094】制御部51は、入出力インタフェース53
に接続された外部の電子機器から入力されたデータ書き
込み指示に応じて、CDカード1でデータ書き込みが可
能な領域の先頭のトラック及びセクタを特定し、ピック
アップ移動制御部56を制御してスライダモータ504
を駆動制御させ、ピックアップ部6を移動させる(ステ
ップS41)。
【0095】続いて、制御部51は、カード回転制御部
57を制御してスピンドルモータ505を駆動させ、C
Dカード1を回転させるとともに、ピックアップ部6に
よって対象のトラックへレーザ光を照射させ、フォトセ
ンサ67の検知量をもとに、対象のトラックが完全な円
形であるか否かを判別する(ステップS42)。
【0096】対象のトラックが完全な円形であった場合
(ステップS42;Yes)、制御部51は、上記外部
の電子機器から入力された書き込み用データを変換処理
部55によって変換させ、バッファメモリ55aに格納
させる(ステップS43)。
【0097】続いて、制御部51は、バッファメモリ5
5aからデータを読み出して(ステップS44)、ピッ
クアップ部6によって指定セクタへデータを書き込ませ
て、後述するステップS52へ移行する。
【0098】また、対象のトラックが完全な円形でない
場合(ステップS42;No)、制御部51は、ピック
アップ部6においてレンズ66上に位置するセクタを特
定し、終端のセクタが通過した後か否かを判別する(ス
テップS46)。
【0099】終端のセクタが通過する前であった場合
(ステップS46;No)は、上記外部の電子機器から
入力された書き込み用のデータを変換処理部55によっ
て変換させ、変換後のデータをバッファメモリ55aに
格納させる(ステップS47)。
【0100】制御部51は、その後、バッファメモリ5
5aに格納された変換後のデータを読み出して(ステッ
プS48)、ピックアップ部6によって、CDカード1
の追記エリア14へデータの書き込みを実行させて(ス
テップS49)、後述するステップS52へ移行する。
【0101】また、レンズ66上を終端のセクタが通過
した後であった場合には(ステップS46;Yes)、
制御部51は、ピックアップ部6におけるデータの書き
込みを停止させ(ステップS50)、その後、レンズ6
6上に先端セクタが位置するまで待機する(ステップS
51)。そして、制御部51は、先端セクタに到達した
と判別した場合は、ステップS52へ移行する。
【0102】ステップS52では、現在レンズ66上に
位置しているトラックにおけるデータ書き込みが全て終
了したか否かを判別し、終了していなければステップS
46に戻り、終了していればステップS53へ移行す
る。
【0103】ステップS53で、制御部51は、CDカ
ード1の全トラックにおける処理が完了したか否かを判
別し、該CDカード1についてデータの書き込み処理を
継続して行う場合はステップS41に戻る。
【0104】以上のように、本発明の第1の実施の形態
においては、CDカード1は、読出専用エリア13及び
追記エリア14を備えるので、読出専用エリア13に記
録されたデータをドライブ装置5によって読み出し、さ
らに、新たなデータを追記エリア14に書き込むことが
可能である。また、追記エリア14に書き込まれたデー
タは、読出専用エリア13に記録されたデータと同様に
読み出すことができる。
【0105】CDカード1は略長方形のカード型である
ため、各種のケース、鞄、袋や衣服のポケット等に容易
に収容することができ、携帯に好適である。また、一般
的に用いられているクレジットカードや名刺等の形状に
似せて、携帯時の負担を軽くすることも可能である。
【0106】さらに、CDカード1の読出専用エリア1
3及び追記エリア14は、CD−ROM、CD−Rや、
その他の記録媒体と同様に構成されるので、CDカード
1は、高い信頼性を確保しながら低コストで提供でき
る。
【0107】また、CDカード1の読取専用エリア13
及び追記エリア14は同心円状に配設されるため、CD
やDVD等の従来のディスク型記録媒体と同様に、ドラ
イブ装置5によって回転駆動させてデータの読み出し等
を行うことができる。このため、CDカード1に対して
データを読み出し、或いは追記するドライブ装置5は、
低コストで実現可能である。特に、CDカード1を、従
来のディスク型記録媒体と互換性を有する構成とすれ
ば、ドライブ装置5は、非常に低コストで製造可能であ
る。
【0108】CDカード1は光学的に読み取り可能な読
取専用エリア13及び追記エリア14を備えることで、
読取専用エリア13及び追記エリア14における記録容
量の大容量化を図ることができる。このため、携帯時の
利便性に優れ、かつ、大容量の記録媒体として利用でき
る。
【0109】そして、ドライブ装置5においては、CD
カード1に記録されたデータを読み出し、或いはデータ
を書き込む処理を行う場合に、対象となるトラックが円
形か否かを判別し、対象のトラックが完全な円形でなく
てもデータの書き込み及び読み出しを行うことができ
る。これにより、CDカード1においては、円形のトラ
ックを形成できない部分にも読出専用エリア13及び追
記エリア14を設けることができるので、CDカード1
の記録面のほぼ全体にわたってデータを記録できる。こ
れにより、CDカード1は、より大容量の記録媒体とし
て利用できる。
【0110】さらに、ドライブ装置5においては、フォ
トセンサ67により検知される反射光の光量によっ
て、レンズ66の上方におけるCDカード1の有無を検
知するので、CDカード1の形状における完全な円形で
ない部分を容易に、かつ正確に検知できる。このため、
CDカード1からのデータの読み出しや新たなデータの
追記を、速やかに行うことができる。
【0111】なお、以上の第1の実施の形態において
は、CDカード1を略長方形のカード状としたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、他の多角形等、細
部の形状については任意である。また、CDカード1に
おいては、円形トラックを有する読出専用エリア13
と、その外側に形成された追記エリア14とを具備する
構成としたが、読出専用エリア13と追記エリア14と
が逆の位置に形成された構成としてもよい。
【0112】また、ピックアップ部6においては、フォ
トセンサ67により検知される反射光の光量によっ
て、レンズ66の上方におけるCDカード1の有無を検
知する構成としたが、本発明はこれに限定されず、例え
ば、CDカード1の所定位置に、CDカード1のトラッ
ク構成、セクタ構成、及び、その形状についての情報を
記録しておき、トラック情報記憶部54に記憶される構
成とすれば、制御部51は、CDカード1の形状とセク
タの位置との関係を求めることができる。この場合、フ
ォトセンサ67等によりCDカード1の形状を逐次検知
する必要がなく、より速やかに処理を行うことができ
る。
【0113】さらに、CDカード1におけるトラックの
幅や間隔は、CD規格に準じたものに限定されず、例え
ば、完全な円形でないトラックを有する追記エリア14
においては、データの書き込み及び読み出しを容易にす
るため、トラック間隔がより広い構成としても良い。
【0114】そして、図8のステップS23、及び図9
のステップS42に示す処理において、制御部51は、
ピックアップ部6が有するフォトセンサ67で検知した
光量をもとに、CDカード1上の対象のトラックが円形
か否かを判別する構成としたが、ピックアップ部6に光
センサ等を備える構成とし、この光センサによって対象
トラックが円形か否かを判別するようにしても良い。
【0115】また、上記実施の形態におけるCDカード
1では、追記エリア14を、CD−Rと同様に書き込み
可能な構成としたが、CD−RW(Compact Disc ReWri
table )やPDと同様に、相変化型の記録層を備える構
成としたり、或いはMO(Magneto-Optic )ディスクと
同様の構成として、複数回のデータの書き込み及び消去
が可能な構成としても良い。さらに、読出専用エリア1
3をDVD−ROMと同様に構成し、追記エリア14
を、DVD−R、DVD+RW、DVD−RAMと同様
に構成することも可能である。この場合、より大きい記
録容量を確保することができる。また、その他の細部構
成等についても適宜に変更可能であることは勿論であ
る。
【0116】[変形例]ここで、本発明の第1の実施の
形態における変形例について説明する。図10は、上記
第1の実施の形態における変形例としてのCDカード2
の構成を示す外観図である。CDカード2は、上記第1
の実施の形態におけるCDカード1と同様にカード型の
記録媒体であって、中心に、円形の穴21が設けられた
透明樹脂製の支持部22が形成されており、支持部22
と同心円状に読出専用エリア23及び追記エリア24が
配設されている。
【0117】CDカード2の外形は、略長方形のCDカ
ード1(図1)の短辺部分が円弧となった形状である。
つまり、CDカード2は、円盤を平行な二本の直線で切
断して得られ、二本の直線と、対向する二本の弧とによ
って囲まれる形状である。
【0118】つまり、本発明のカード型記録媒体は、C
Dカード1のように略長方形に限らず、一対の平行線を
有する縁により囲まれた形状であれば、CDカード2の
ように、曲線を有する縁により囲まれる構成としても良
い。このCDカード2の場合、円形のカード型記録媒体
を、一対の平行な直線に沿って切断することによって容
易に、低コストで製造できる。
【0119】CDカード2において、読出専用エリア2
3は上記CDカード1の読出専用エリア13に対応し、
追記エリア24はCDカード1の追記エリア14に対応
する。従って、上記第1の実施の形態におけるCDカー
ド1と同様の効果を奏するものである。
【0120】さらに、CDカード2の形状を、外周の弧
が、従来のCDの規格に準じた径となる構成とすれば、
一般的なCDドライブ装置で使用することが可能とな
る。この場合、CDカード2は、従来のCDの一部が欠
落した形状のため、従来のCDが填め込まれる溝にセッ
トして使用できる。これにより、従来のCDドライブ装
置を用いて、データの読み出し等を行える。
【0121】[第2の実施の形態]図11は、本発明の
第2の実施の形態におけるピックアップ部7の構成を示
す斜視図である。同図に示すピックアップ部7は、上記
第1の実施の形態におけるピックアップ部6とほぼ同様
に構成されるため、共通部分には同符号を付して説明を
省略する。また、本第2の実施の形態においては、上記
第1の実施の形態におけるCDカード1を用い、さら
に、ドライブ装置5において、ピックアップ部7を除く
各部は同様に構成されるので、共通部分には同符号を付
して図示及び説明を省略する。
【0122】ピックアップ部7においては、発光部71
及び受光部72によってなる光センサ70が配設されて
いる。受光部72はベース61に立設され、上方からの
光の有無を検知する。また、受光部72の上方には、受
光部72に対向し、受光部72へ向かって光を発する発
光部71が配設されている。
【0123】従って、光センサ70は、発光部71から
出力された光が受光部72によって受光されるか否かを
検知することで、発光部71と受光部72との間におけ
る物体の有無を検知するものである。
【0124】そして、発光部71及び受光部72は、C
Dカード1上においてレンズ66によりレーザ光が照射
されるトラックと同一のトラック上に位置するように配
設される。
【0125】このように構成されるピックアップ部7を
具備したドライブ装置5における動作について、図12
のフローチャートを参照して説明する。
【0126】ドライブ装置5において、スイッチ503
(図3)が操作されてトレイ502がケース501内に
格納されると、制御部51は、トレイ502にCDカー
ド1が戴置されているか否かを判別する(ステップS6
1)。
【0127】ここで、CDカード1が無ければ、制御部
51は本処理を終了する。また、CDカード1がトレイ
502に戴置されていた場合には、制御部51はローデ
ィング制御部58を制御して、ローディングモータ50
6にローディング動作を実行させ、CDカード1をデー
タ読出処理及びデータ書込処理が可能な位置まで移動さ
せる(ステップS62)。
【0128】制御部51は、その後、入出力インタフェ
ース53を介して接続された外部の電子機器から、CD
カード1内のデータの読み出し指示、或いは書き込み指
示が入力されるまで待機する(ステップS63,6
5)。
【0129】ここで、CDカード1内のデータの読み出
しが指示されると(ステップS63;Yes)、制御部
51は、CDカード1の読出専用エリア13に記録され
たデータ、または、追記エリア14に既に記録済みのデ
ータを読み出す処理を実行する(ステップS64)。
【0130】また、CDカード1へのデータの書き込み
が指示されると(ステップS65;Yes)、制御部5
1は、CDカード1の追記エリア14に対するデータの
書き込みを実行する(ステップS66)。
【0131】その後、制御部51は、ローディングされ
ているCDカード1に対する処理が完了したか否かを判
別し(ステップS67)、完了していなければステップ
S63に戻る。
【0132】図13は、図12のステップS64に示す
データ読出処理を、より詳細に示すフローチャートであ
る。制御部51は、入出力インタフェース53に接続さ
れた外部の電子機器から入力されたデータ読み出し指示
をもとに、CDカード1においてデータ読み出しの開始
位置、及び終了位置を取得する(ステップS71)。即
ち、制御部51は、トラック情報記憶部54に格納され
た情報をもとに、CDカード1においてデータ読み出し
を行うべきトラック、セクタを特定し、さらに各セクタ
からデータを読み出す順序を決定する。
【0133】続いて、制御部51は、ピックアップ移動
制御部56を制御してスライダモータ504を駆動制御
させ、最初にデータを読み出す対象のトラック位置へ、
ピックアップ部7を移動させる(ステップS72)。
【0134】制御部51は、カード回転制御部57を制
御してスピンドルモータ505を駆動させ、CDカード
1を回転させるとともに、光センサ70の発光部71か
ら受光部72へ向けて光を照射させ、この光の受光部7
2における検知状態を取得する(ステップS73)。
【0135】そして、制御部51は、受光部72におけ
る検知状態をもとに、レンズ66の上方にCDカード1
が位置しているか否かを判別する(ステップS74)。
【0136】ここで、受光部72によって発光部71か
らの光が検知されず、CDカード1の存在が検知された
場合には(ステップS74;No)、制御部51は、対
象トラック上で指定されたセクタにおけるデータを読み
出させ(ステップS75)、バッファメモリ55aに一
時的に格納させる。
【0137】さらに、制御部51は、読み出されたデー
タについて変換処理部55で変換処理を実行させて(ス
テップS76)、変換後のデータをバッファメモリ55
aに格納させ(ステップS77)、後述するステップS
80へ移行する。
【0138】また、発光部71から発せられた光が受光
部72によって受光され、レンズ66の上方においてC
Dカード1が検知されなくなった場合は(ステップS7
4;Yes)、制御部51は、ピックアップ部7による
データの読み出しを停止させ(ステップS78)、ステ
ップS79へ移行する。
【0139】ステップS79では、現在レンズ66上に
位置しているトラックにおける読み出しが全て終了した
か否かを判別し、終了していなければステップS74に
戻り、終了していればステップS80へ移行する。
【0140】ステップS80で、制御部51は、CDカ
ード1の全トラックにおける処理が完了したか否かを判
別し、該CDカード1についてデータの読み出し処理を
継続して行う場合はステップS72に戻って、次の対象
のトラック位置へピックアップ部7を移動させ、処理を
継続する。
【0141】図14は、図12のステップS66に示す
データ書込処理を、より詳細に示すフローチャートであ
る。
【0142】制御部51は、入出力インタフェース53
に接続された外部の電子機器から入力されたデータ書き
込み指示に応じて、CDカード1でデータ書き込みが可
能な領域の先頭のトラック及びセクタを特定し、ピック
アップ移動制御部56を制御してスライダモータ504
を駆動制御させ、ピックアップ部7を移動させる(ステ
ップS91)。
【0143】そして、制御部51は、カード回転制御部
57を制御してスピンドルモータ505を駆動させ、C
Dカード1を回転させるとともに、光センサ70の発光
部71から受光部72へ向けて光を照射させ、受光部7
2における受光状態を取得する(ステップS92)。
【0144】そして、制御部51は、受光部72におけ
る受光状態をもとに、レンズ66の上方にCDカード1
が位置しているか否かを判別する(ステップS93)。
【0145】ここで、受光部72によって発光部71か
らの光が検知されず、CDカード1の存在が検知された
場合には(ステップS93;No)、制御部51は、上
記外部の電子機器から入力された書き込み用データを変
換処理部55によって変換させ、バッファメモリ55a
に格納させる(ステップS94)。
【0146】続いて、制御部51は、バッファメモリ5
5aからデータを読み出して(ステップS95)、ピッ
クアップ部7によって指定セクタへデータを書き込ませ
て(ステップS96)、後述するステップS99へ移行
する。
【0147】また、発光部71から発せられた光が受光
部72によって受光され、レンズ66の上方でCDカー
ド1が検知されなくなった場合は(ステップS74;Y
es)、制御部51は、ピックアップ部7によるデータ
の書き込みを停止させ(ステップS97)、ステップS
98へ移行する。
【0148】ステップS98では、現在レンズ66上に
位置しているトラックにおける書き込みが全て終了した
か否かを判別し、終了していなければステップS93に
戻り、終了していればステップS99へ移行する。
【0149】ステップS99で、制御部51は、CDカ
ード1の全トラックにおける処理が完了したか否かを判
別し、該CDカード1についてデータの書き込み処理を
継続して行う場合はステップS91に戻る。
【0150】以上のように、本発明の第2の実施の形態
によれば、ドライブ装置5が具備するピックアップ部7
は、発光部71及び受光部72によってなる光センサ7
0によってCDカード1の有無を検知し、CDカード1
に記録されたデータの読み出し及びデータの書き込みを
実行する際に、CDカード1がレンズ66の上方に存在
しない場合はデータの読み出し及び書き込みを停止させ
る。
【0151】これにより、ドライブ装置5は、CDカー
ド1において、完全な円をなすトラックに対しても、ま
た、円の一部が欠けた形状のトラックに対しても同様に
処理を実行し、光センサ70における検知結果に応じて
速やかに処理を中断し、或いは再開する。従って、CD
カード1におけるトラックの形状を予め調べておく必要
が無いので、効率よく、速やかにCDカード1からのデ
ータ読み出し及びデータの書き込みが行える。また、ド
ライブ装置5は、完全な円でないトラックに速やかに対
応できるので、CDカード1におけるトラックの配置が
制限されず、CDカード1の記録面を有効に利用してよ
り大きな記録容量を確保できる。
【0152】なお、上記第2の実施の形態においては、
CDカード1のトラックの形状については特に制限しな
い構成としたが、例えば、CDカード1の端部に位置す
るセクタには、該セクタを他のセクタと識別するための
マーキングを施しても良い。この場合、光センサ70に
より、レンズ66の上方におけるCDカード1の有無で
はなく、レンズ66の上方に相当する部分の、CDカー
ド1上における位置を取得できるので、CDカード1の
回転状態を判別することができる。
【0153】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態について説明する。なお、本第3の実施の
形態においては、CDカード1、ドライブ装置5及びド
ライブ装置5が備えるピックアップ部6の構成について
は、上記第1の実施の形態と同様の構成によってなるも
のであり、同符号を付して図示及び説明を省略する。
【0154】ドライブ装置5において、スイッチ503
(図3)が操作されてトレイ502がケース501内に
格納されると、制御部51は、トレイ502にCDカー
ド1が戴置されているか否かを判別する(ステップS1
11)。
【0155】ここで、CDカード1が無ければ、制御部
51は本処理を終了する。また、CDカード1がトレイ
502に戴置されていた場合には、制御部51はローデ
ィング制御部58を制御して、ローディングモータ50
6にローディング動作を実行させ、CDカード1をデー
タ読出処理及びデータ書込処理が可能な位置まで移動さ
せる(ステップS112)。
【0156】続いて、制御部51は、カード回転制御部
57によってローディングモータ506を駆動させると
ともに、ピックアップ移動制御部56によりスライダモ
ータ504を駆動させて、CDカード1における全ての
トラックの形状及び全セクタの位置に関する情報を取得
する(ステップS113)。なお、ステップS113で
は、例えば、ピックアップ部6のフォトセンサ67で検
知される反射光の光量によって、CDカード1のトラ
ックがレンズ66上にあるか否かを判別することで、C
Dカード1の各トラックの形状を検知しても良いし、或
いは、上記第2の実施の形態におけるピックアップ部7
を用い、光センサ70によってCDカード1の形状を検
知するようにしても良い。制御部51は、その後、ステ
ップS113で取得した情報をトラック情報記憶部54
に格納させる(ステップS114)。
【0157】制御部51は、入出力インタフェース53
を介して接続された外部の電子機器から、CDカード1
内のデータの読み出し、或いはCDカード1へのデータ
の書き込みの指示が入力されるまで待機する(ステップ
S115,117)。
【0158】そして、CDカード1内のデータの読み出
しが指示されると(ステップS115;Yes)、制御
部51は、CDカード1の読出専用エリア13に記録さ
れたデータ、または、追記エリア14に既に記録済みの
データを読み出す処理を実行する(ステップS11
6)。
【0159】また、CDカード1へのデータの書き込み
が指示されると(ステップS116;Yes)、制御部
51は、CDカード1の追記エリア14に対するデータ
の書き込みを実行する(ステップS118)。
【0160】その後、制御部51は、ローディングされ
ているCDカード1に対する処理が完了したか否かを判
別し(ステップS119)、完了していなければステッ
プS111に戻る。
【0161】なお、ステップS116及びS118にお
ける処理は、上記第1の実施の形態におけるデータ読出
処理(図8)、及びデータ書込処理と同様に実行される
ものとしても良い。
【0162】以上のように、本発明の第3の実施の形態
によれば、制御部51は、CDカード1に記録されたデ
ータの読み出し、及びデータの書き込みに先だって、C
Dカード1における全てのトラックの形状及び全セクタ
の位置に関する情報を取得するので、データの読み出し
・書込処理を、速やかに効率よく実行できる。
【0163】即ち、データの読み出しや書き込みを行う
毎に、対象のトラックが円形か否かを判別したり、レン
ズ66上方におけるCDカード1の有無を検知する必要
が無いので、特に複数のトラックやセクタに対して処理
を行う際には効率よく処理できる。
【0164】なお、この第1〜第3の実施の形態および
その変形例では、長方形のカード型記録媒体であるCD
カード1、及び、左右の辺が円弧状で上下の辺が平行な
カード型の光記録媒体であるCDカード2について説明
したが、本発明はこれらの例に限定されず、菱形、台形
等の、携帯または取り扱いに便利な非円形の光記録媒体
であってもよい。
【0165】[第4の実施の形態]図16は、本発明を
ゲーム装置に適用した場合の第4の実施の形態を示す図
であり、(a)は斜視図であり、(b)は要部平面図で
ある。
【0166】図16(a)には、CDカード1を記録媒
体駆動装置であるコントローラ5に装着する前の状態を
示す。また、図16(b)は、CDカード1をコントロ
ーラ5側に設けたトレイ部に装着した直後の状態を示
す。
【0167】これらの図16(a)及び(b)に示すよ
うに、ゲーム装置80は、本体801の内部に、図5に
示す制御系50の構成のすべてが内蔵されているほか
に、前方部上面に、ゲームプレーヤが操作を行う各種の
コントローラスイッチ802a,802b,802c,
802d及びコントローラスイッチ803a,803
b,803c,803d、ジョイスティック操作子80
4a,804bを備えており、また、後方部上面に、ト
レイ808を上面に備えているカード戴置部807、液
晶パネル806を備えた蓋部805が回動可能に設けら
れている。
【0168】さらに、ゲーム装置80の前方部上面に
は、ゲームプレーヤの両手で握られるグリップ部80
2,803が突出して設けられている。トレイ808に
CDカード1を装着した後、蓋部805を閉じると、蓋
部805の背部に設けられたクランプ805cとカード
戴置部807側に設けられたクランプ部とにより、装着
されたCDカード1を両側から挟み込むようになってい
る。
【0169】液晶パネル806は、ゲーム内容が表示さ
れるようになっている。図17を用いて、このような構
成を備えているゲーム装置80によるゲーム処理につい
て説明する。
【0170】図17は、本第4の実施の形態におけるC
Dカード1の内部構成の例を示す図であり、(a)は読
出専用エリア13内の構成を示し、(b)は追記エリア
14内部の構成を示す。
【0171】同図(a)に示すように、読出専用エリア
13内には、ゲームプログラムが格納されるゲームプロ
グラムデータエリア、ゲームキャラクタや背景等、ゲー
ムで使用される画像データが格納されるゲームキャラク
タ画像データエリア、ゲーム音楽の音楽データ等が格納
されるゲーム音楽・音声データエリア等の各種格納エリ
アが設けられている。
【0172】この図17(a)に示す読出専用エリア1
3に記録されたデータが、当該CDカード1の出荷時に
既に記録されている読み出し専用のデータである。
【0173】一方、図17(b)に示すように、追記エ
リア14内には、ゲームの結果が記録されるゲーム結果
データエリア、ゲームの設定状態や進行状況等に関する
パラメータが記録されるパラメータ記録エリア、ゲーム
が開始・終了された日時や履歴が記録されるゲーム開始
・終了履歴データエリア、及び、ユーザが任意のデータ
を記録できるユーザ入力データエリア等の各種格納エリ
アが設けられている。
【0174】追記エリア14における各種格納エリア
は、上記のように追記可能であるため、ゲームの進行状
況等に応じて各種データを記録できる。
【0175】図18は、本第4の実施の形態における動
作を示すフローチャートである。このフローチャートに
おいては、まず、トレイ808にセットされたCDカー
ド1が駆動され(ステップS201)、続いて、CDカ
ード1の読出専用エリア13から、ゲームプログラムの
読み出しが行われる(ステップS202)。
【0176】その後、さらに、ゲームプログラムに関連
するデータが読み出された後(ステップS203)、ゲ
ーム装置80のコントローラスイッチ802a,802
b,802c,802d、コントローラスイッチ803
a,803b,803c,803d、及び、ジョイステ
ィック操作子804a,804bのいずれかにおける操
作の有無が検知される(ステップS204)。
【0177】そして、操作が無い場合はそのまま待機
し、操作が有った場合には、操作内容に応じてゲームプ
ログラムが実行される(ステップS205)。
【0178】その後、ゲームを終了する旨の指示入力が
行われるまでゲームプログラムの実行状態が続き(ステ
ップS206)、ゲーム終了の指示が入力された後は、
ゲームの進行に関するデータを記録するか否かの指示が
入力され(ステップS207)、データを記録する旨の
指示が入力された場合には、ゲームプログラムの実行に
より生成されたデータが追記エリア14に記録され、処
理が終了される。
【0179】このように、ゲーム装置80においてCD
カード1を利用することにより、大容量の読出専用エリ
ア13に記録されたゲームプログラムを実行させてプレ
イを行い、さらに、プレイによって生じたデータを追記
エリア14へ書き込むことができるので、興趣性と利便
性の高いゲーム装置80を実現できる。
【0180】[第5の実施の形態]図19は、本発明の
第4の実施の形態におけるゲーム装置81の構成を示す
外観斜視図である。この図19に示すように、ゲーム装
置81は、上記第4の実施の形態におけるゲーム装置8
0とほぼ同様の構成となっている。
【0181】ゲーム装置81は、ゲーム装置80(図1
6)と同様に、グリップ部802お酔いbグリップ部8
03を備えるとともに、これらグリップ部と一体になっ
た凹部812が形成されており、ユーザはグリップ部8
02及びグリップ部803を手に握って操作する。
【0182】ゲーム装置81は、液晶パネル806を有
する蓋部805を備えており、この液晶パネル806
は、本体811に対し、ヒンジ805a,805bによ
って図中符号Dで示す方向に回動自在に組み付けられて
いる。
【0183】そして、ゲーム装置81においては、グリ
ップ部802とグリップ部803との間において、本体
811から出入りするトレイ813が配設されている。
トレイ813は、その中央に嵌合部814が形成されて
おり、嵌合部814にはCDカード1がセットされる。
【0184】そして、トレイ813の嵌合部814にC
Dカード1がセットされると、図示しないローディング
モータの動作によってトレイ813が本体811内に収
容され、CDカード1が駆動される。
【0185】そして、図示しないゲーム装置81の内部
回路の動作によって、ゲーム装置81によりゲームを行
うことができ、CDカード1を利用することで興趣性お
よび利便性の高いゲーム装置81を提供できる。さら
に、本体811が備える蓋部805は図中符号Dで示す
方向に回動可能であり、液晶パネル806の視認性を適
宜調節できる。
【0186】なお、上記第5の実施の形態においては、
蓋部805は、本体811に対して着脱自在な構成とし
ても良い。
【0187】[第6の実施の形態]図20は、本発明の
第5の実施の形態におけるゲーム装置82の構成を示す
外観斜視図である。図20に示すように、ゲーム装置8
2は、上記第4の実施の形態におけるゲーム装置80と
ほぼ同様の構成となっている。
【0188】ゲーム装置82の本体821は上部821
aと下部821bとがヒンジ822によって回動可能に
連結されて構成されている。
【0189】上部821aの上面には、コントローラス
イッチ802a,802b,802c,802d、コン
トローラスイッチ803a,803b,803c,80
3d、及びジョイスティック操作子804a,804b
が配設されている。
【0190】さらに、上部821aの上面中央には表示
部スロット823が形成されている。表示部スロット8
23には、液晶パネル806を備えた表示部824が差
し込まれて固定される。
【0191】本体821の上部821aと下部821b
との間には、トレイ825が設けられている。トレイ8
25にCDカード1をセットして、上部821aと下部
821bとを重ね合わせることにより、CDカード1が
ローディングされ、ゲームプログラムの起動等の処理が
行える。
【0192】以上の各実施の形態によれば、ゲームプレ
ーヤが操作を行う各種のコントローラスイッチ802
a,802b,802c,802d、コントローラスイ
ッチ803a,803b,803c,803d、ジョイ
スティック操作子804a,804bを備えているゲー
ム装置80,81,82自体に、CDカード1のカード
戴置部807、トレイ813、トレイ825、駆動機
構、および駆動制御回路のほかに、ゲーム内容を表示す
る液晶パネル806を備えた構成としているので、ゲー
ムプレーヤは、家庭内でなくとも、野外、電車内等、ど
こにいても、どの時間帯でも気楽にかつ迅速にゲームを
楽しむことができる。
【0193】また、ゲームに使われるゲームプログラム
まはたキャラクタの画像等のデータを読出専用エリア1
3に記憶しておき、ゲーム装置80,81,82の各種
のスイッチ操作にて生成された点数やペット育成データ
等の各種のパラメータデータ、ゲームの結果データ等を
追記エリア14に記録するようにしているので、ゲーム
の再開の際に、追記したデータを追記エリア14から瞬
時にアクセスして読み出して使えるという効果をもつば
かりでなく、従来のメモリカードまたは携帯外部メモリ
に比べてメモり容量を確保することができるという効果
を有する。
【0194】すなわち、従来、CD等の光学式記録媒体
で供給されたゲームでは、プレイによって生じたデータ
を記録するための他の記録媒体を要することが多かっ
た。例えば、一通りのプレイを終了するのに長時間を要
するゲームでは、ゲームの進行状況をデータ化して保存
しておく必要がある。また、プレイ中にユーザの操作に
よって作成されたデータや、ゲームのスコア等、データ
を保存できるようにすることで興趣性を高められる場合
が多い。
【0195】上記第4から第6の実施の形態によれば、
CDカード1を利用することにより、読取専用エリア1
3に記録されたゲームプログラムを実行してゲームをプ
レイするとともに、プレイにより生成されたデータを追
記エリア14に記録することができるので、興趣性が高
く、かつ利便性に優れたゲーム機を供給できる。また、
CDカード1は、光学式記録媒体であるため、大容量化
が可能である。これにより、興趣性向上のための画像デ
ータやゲームプログラムの大容量化にも対応でき、追記
エリア14における記録容量を大容量化して長期間楽し
めるようにすることも可能である。
【0196】なお、上記第4〜第6の実施の形態では、
非円形の光記録媒体であるCDカード1を用いた例につ
いて説明したが、この例に限定されず、CDカード1に
代えて、円形の光記録媒体を用いる構成であってもよ
い。
【0197】
【発明の効果】請求項1記載の発明のカード型記録媒体
によれば、携帯時の利便性に富む、光学的に読み取り可
能な記録媒体を提供できる。即ち、少なくとも一対の平
行線を含む縁で囲まれた平盤形状とすることで、完全な
円盤のように幅と高さとを同一にする必要がなく、任意
の幅に構成して携帯時の利便性を向上させることができ
る。さらに、光学的に読み取り可能な記録領域を備える
ことで記録容量の大容量化が可能である。また、例え
ば、CDのように、既に広く利用されている記録媒体に
準じた構成とすることで、より低コストで製造すること
も可能であり、さらに互換性を確保することもできる。
【0198】請求項2記載の発明のカード型記録媒体に
よれば、読出専用領域と追記可能領域とが、カード型記
録媒体の回転中心を中心として同心円状に配設されてい
るので、例えば、CDやDVD等のディスク型記録媒体
と同様に、データの読み出しや新たなデータの追記が行
うことができ、従来のディスク型光学式記録媒体との互
換性を確保したり、当該カード型記録媒体の読出・追記
を行う装置を低コストで実現できる。
【0199】請求項3記載の発明のカード型記録媒体に
よれば、記録領域における読出専用領域と追記可能領域
とは、当該カード型記録媒体の回転中心を中心として、
一対の平行線に接する円によって区分される。従って、
カード型記録媒体の縁を検知して、この縁における平行
線を検知することにより、読出専用領域と追記可能領域
との境界を容易に検知できる。このため、読出専用領域
と追記可能領域とを区別して当該カード型記録媒体を駆
動する装置を、より低コストで実現できる。
【0200】請求項4記載の発明のカード型記録媒体に
よれば、従来の円盤状の記録媒体に比べて携帯時の利便
性に優れた記録媒体を提供できる。また、光学的に読み
取り可能な記録領域を備えることで記録容量の大容量化
が可能であり、利便性に優れた大容量の記録媒体を提供
できる。さらに、CD等のように、既に広く利用されて
いる記録媒体に準じた構成とすることで、互換性を確保
し、低コストで製造することも可能である。さらに、当
該カード型記録媒体における複数のデータトラックの配
置状態を示す情報が記録されたトラック情報記録領域を
備えるので、形状が単純な円盤でなくても、データトラ
ックの位置を容易に検知し、追跡できる。これにより、
当該カード型記録媒体の読出・追記を行う装置を低コス
トで容易に実現できる。
【0201】請求項5記載の発明のカード型記録媒体駆
動装置、及び、請求項9記載の発明のカード型記録媒体
の駆動方法によれば、少なくとも一対の平行線を含む縁
で囲まれた平盤の一面側に、予めデータが記録された読
出専用領域とデータを追記可能な追記可能領域とを備
え、携帯性に優れた記録媒体を効率よく駆動してデータ
の読み出しを行うことができる。即ち、上記カード型記
録媒体は円盤形状ではないため、カード型記録媒体が回
転する間に記録媒体上の記録領域が途切れることなく続
くとは限らないが、本発明によれば、カード型記録媒体
に光を照射した際の反射光の状態をもとに、カード型記
録媒体からのデータの取得を制御するので、カード型記
録媒体の形状に応じて効率よくデータを読み出せる。
【0202】請求項6記載の発明のカード型記録媒体駆
動装置によれば、携帯性に優れたカード型記録媒体に対
して効率よくデータの読み出しを行うとともに、新たな
データの追記を行うことができる。また、上記カード型
記録媒体は光学的に読み取り可能な記録媒体であり、大
容量化が可能である上、広く利用されているCD、DV
D等の記録媒体と同様の構成とすることで、データの読
み出し・追記を行う装置を低コストで容易に実現でき
る。
【0203】請求項7記載の発明のカード型記録媒体駆
動装置、及び、請求項10記載の発明のカード型記録媒
体の駆動方法によれば、少なくとも一対の平行線を含む
縁で囲まれた平盤の一面側に、同心円状に並ぶ複数のデ
ータトラックにより構成される携帯性に優れた記録媒体
に対して、効率よくデータの読み出しを行うことができ
る。即ち、円盤形状でない記録媒体を回転させてデータ
を読み出す際には、データ読み出しの対象となるデータ
トラックが完全な円形とは限らないが、本発明によれ
ば、データトラックの形状を判定してデータを読み出す
ので、無駄なく効率的にデータを読み出せる。また、デ
ータトラックの形状の判定は、カード型記録媒体に光を
照射して反射光を検知することで行うので、単純な構成
の装置によって速やかに、かつ確実にデータトラックの
形状を判定できる。さらに、カード型記録媒体は光学的
に読み取り可能なので、カード型記録媒体のデータを読
み出すための光源や反射光の検知装置を用いてデータト
ラックの形状を判定することも可能であり、この場合、
カード型記録媒体の駆動装置をより低コストで実現でき
る。
【0204】請求項8記載の発明のカード型記録媒体駆
動装置によれば、データを読み出す対象のデータトラッ
クが円形で無かった場合には、読出制御手段によって光
読出手段を制御し、データトラックが無い部分に対する
光の照射を行わないので、効率よくデータの読み出しを
行うことができる。さらに、対象のデータトラックから
読み出したデータを一時的に保存するので、例えば、離
隔した複数のデータトラックにおけるデータをつなぎ合
わせることも可能であり、データトラックの形状に対応
して効率よくデータを読み出せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態におけるC
Dカード1の構成を示す平面図である。
【図2】図1のCDカード1におけるトラック及びセク
タの構成を詳細に示す図である。
【図3】本発明を適用した第1の実施の形態におけるド
ライブ装置5の構成を示す斜視図である。
【図4】図3のドライブ装置5が有するピックアップ部
6の構成を詳細に示す斜視図である。
【図5】図3のドライブ装置5の制御系50の構成を示
すブロック図である。
【図6】図5に示すバッファメモリ55aの内部構成を
模式的に示す図である。
【図7】図3に示すドライブ装置5の動作を示すフロー
チャートである。
【図8】図7のステップS16に示すデータ読出処理を
詳細に示すフローチャートである。
【図9】図7のステップS18に示すデータ書込処理を
詳細に示すフローチャートである。
【図10】図1に示すCDカード1の変形例を示す平面
図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるピックア
ップ部7の構成を示す斜視図である。
【図12】図11に示すピックアップ部7を備えたドラ
イブ装置5の動作を示すフローチャートである。
【図13】図12のステップS64に示すデータ読出処
理を詳細に示すフローチャートである。
【図14】図12のステップS66に示すデータ書込処
理を詳細に示すフローチャートである。
【図15】本発明の第3の実施の形態におけるドライブ
装置5の動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第4の実施の形態におけるゲーム装
置80の構成を示す図であって、(a)は斜視図であ
り、(b)は平面図である。
【図17】図16に示すゲーム装置80に適用する場合
のCDカード1におけるメモリエリアの構成を模式的に
示す図であり、(a)は読出専用エリア13の構成例を
示し、(b)は追記エリア14の構成例を示す。
【図18】図16に示すゲーム装置80の動作を示すフ
ローチャートである。
【図19】本発明の第5の実施の形態におけるゲーム装
置81の構成を示す外観斜視図である。
【図20】本発明の第6の実施の形態におけるゲーム装
置82の構成を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
1,2 CDカード 11,21 穴 12,22 支持部 13,23 読出専用エリア 14,24 追記エリア 5 ドライブ装置 501 ケース 502 トレイ 503 スイッチ 504 スライダモータ 505 スピンドルモータ 506 ローディングモータ 51 制御部 52 ROM 53 入出力インタフェース 54 トラック情報記憶部 55 変換処理部 56 ピックアップ移動制御部 57 カード回転制御部 58 ローディング制御部 6,7 ピックアップ部 61 ベース 61a アーム 62 半導体レーザ 63 ビームスプリッタ 64 ミラー 65 レンズベース 66 レンズ 67 フォトセンサ 68 ボイスコイル 69 ベース移動軸 70 光センサ 71 発光部 72 受光部 80,81,82 ゲーム装置 801,811,821 本体 802,803 グリップ部 802a,802b,802c,802d,803a,
803b,803c,803d コントローラスイッチ 804a,804b ジョイスティック操作子 806 液晶パネル 808,813,825 トレイ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一対の平行線を含む縁で囲まれ
    た平盤の一面側に、光学的に読み取り可能な記録領域が
    形成されてなるカード型記録媒体であって、 前記記録領域は、予めデータが記録された読出専用領域
    と、データを追記可能な追記可能領域とによって構成さ
    れること、 を特徴とするカード型記録媒体。
  2. 【請求項2】前記記録領域における前記読出専用領域と
    前記追記可能領域とは、前記カード型記録媒体が水平方
    向に回転する際の回転中心を中心として、同心円状に配
    設されることを特徴とする請求項1記載のカード型記録
    媒体。
  3. 【請求項3】前記記録領域における前記読出専用領域と
    前記追記可能領域とは、前記回転中心を中心とし、前記
    一対の平行線に接する円によって区分されることを特徴
    とする請求項2記載のカード型記録媒体。
  4. 【請求項4】少なくとも一対の平行線を含む縁で囲まれ
    た平盤の一面側に、同心円状に並ぶ複数のデータトラッ
    クを備える光学的に読み取り可能な記録領域が形成され
    てなるカード型記録媒体であって、 前記記録領域は、予めデータが記録された読出専用領域
    と、データを追記可能な追記可能領域と、当該カード型
    記録媒体における前記複数のデータトラックの配置状態
    を示す情報が記録されたトラック情報記録領域とによっ
    て構成されること、 を特徴とするカード型記録媒体。
  5. 【請求項5】少なくとも一対の平行線を含む縁で囲まれ
    た平盤の一面側に、予めデータが記録された読出専用領
    域とデータを追記可能な追記可能領域とを備えた光学的
    に読み取り可能な記録領域が形成されてなるカード型記
    録媒体に対し、データの読み出し及びデータの追記を行
    うカード型記録媒体駆動装置において、 前記カード型記録媒体を回転させる駆動手段と、 前記駆動手段により回転されるカード型記録媒体の記録
    領域に対して光を照射し、その反射光から前記記録領域
    に記録されたデータを取得する光読出手段と、 前記カード型記録媒体上の所定位置へ光を照射する照射
    手段と、 この照射手段により照射された光の反射光を検知する反
    射光検知手段と、 この反射光検知手段における検知結果に基づいて、前記
    光読出手段による光の照射を制御する制御手段と、 を備えることを特徴とするカード型記録媒体駆動装置。
  6. 【請求項6】前記駆動手段により回転されるカード型記
    録媒体の記録領域に対して、データを追記するための光
    を照射する追記手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記反射光検知手段における検知結果
    に基づいて前記追記手段による光の照射を制御すること
    を特徴とする請求項5記載のカード型記録媒体駆動装
    置。
  7. 【請求項7】少なくとも一対の平行線を含む縁で囲まれ
    た平盤の一面側に、同心円状に並ぶ複数のデータトラッ
    クにより構成される光学的に読み取り可能な記録領域を
    備えたカード型記録媒体に対し、データの読み出し及び
    データの追記を行うカード型記録媒体駆動装置におい
    て、 前記カード型記録媒体を回転させる駆動手段と、 前記駆動手段により回転されるカード型記録媒体上の所
    定のデータトラックに沿って光を照射する照射手段と、 この照射手段により照射された光の反射光を検知する反
    射光検知手段と、 この反射光検知手段における検知結果をもとに前記所定
    のデータトラックの形状を判定するトラック形状判定手
    段と、 このトラック形状判定手段による判定結果に基づいて、
    前記所定のデータトラックに記録されたデータを読み出
    す読出手段と、 を備えることを特徴とするカード型記録媒体駆動装置。
  8. 【請求項8】前記読出手段は、 前記カード型記録媒体上の所定位置に光を照射し、その
    反射光からデータを取得する光読出手段と、 前記トラック形状判定手段によって前記所定のデータト
    ラックが円の一部が欠落した形状であると判定された場
    合に、当該欠落した部分に対しては前記光読出手段の動
    作を停止させ、他の部分に対しては前記光読出手段によ
    り読み出されたデータを一時的に記憶させる読出制御手
    段と、を備えてなることを特徴とする請求項7記載のカ
    ード型記録媒駆動装置。
  9. 【請求項9】少なくとも一対の平行線を含む縁で囲まれ
    た平盤の一面側に、予めデータが記録された読出専用領
    域とデータを追記可能な追記可能領域とを備えた光学的
    に読み取り可能な記録領域が形成されてなるカード型記
    録媒体の駆動方法であって、 前記カード型記録媒体を回転させ、 回転されるカード型記録媒体の記録領域に対して光を照
    射して得られる反射光から前記記録領域に記録されたデ
    ータを取得するとともに、 前記カード型記録媒体上の所定位置へ光を照射し、 この照射された光の反射光を検知した検知結果に基づい
    て、前記カード型記録媒体の記録領域に対する光の照射
    を制御すること、 を特徴とするカード型記録媒体の駆動方法。
  10. 【請求項10】少なくとも一対の平行線を含む縁で囲ま
    れた平盤の一面側に、同心円状に並ぶ複数のデータトラ
    ックにより構成される光学的に読み取り可能な記録領域
    を備えたカード型記録媒体の駆動方法であって、 前記カード型記録媒体を回転させ、 回転される前記カード型記録媒体上の所定のデータトラ
    ックに沿って光を照射して得られる反射光を検知し、 この検知結果をもとに前記所定のデータトラックの形状
    を判定し、 この判定結果に基づいて、前記所定のデータトラックに
    記録されたデータを読み出すこと、 を特徴とするカード型記録媒体の駆動方法。
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