JP2002015287A - Icカード処理方法及びicカード処理装置 - Google Patents

Icカード処理方法及びicカード処理装置

Info

Publication number
JP2002015287A
JP2002015287A JP2000197769A JP2000197769A JP2002015287A JP 2002015287 A JP2002015287 A JP 2002015287A JP 2000197769 A JP2000197769 A JP 2000197769A JP 2000197769 A JP2000197769 A JP 2000197769A JP 2002015287 A JP2002015287 A JP 2002015287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
chip
unnecessary
card processing
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000197769A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Yamamoto
裕一 山本
Toshio Kato
利雄 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000197769A priority Critical patent/JP2002015287A/ja
Publication of JP2002015287A publication Critical patent/JP2002015287A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】不要ICカードのセキュリティを確実に確保す
ることが可能である。 【解決手段】ICカード処理方法及びICカード処理装
置は、ICチップC1をカードと分離し、またICチッ
プC1を物理的もしくは電気的に破壊する。ICカード
処理方法及びICカード処理装置は、ICチップC1を
カードと分離し、この分離したICチップC1を物理的
もしくは電気的に破壊し、またICチップC1を物理的
もしくは電気的に破壊し、この破壊したICチップC1
をカードと分離する。また、ICカード処理方法及びI
Cカード処理装置は、ICチップC1の位置を位置決め
し、この位置決めした後、その部分のみにICチップC
1が破壊するほどの外力を与え、あるいはICチップC
1の一部分もしくは全体をカードから分離するように打
ち抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、非接触型のIC
カード処理方法及びICカード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードとは、名刺、ネームプレー
ト、パスポート、診察カード、テレホンカード、身分証
明書、運転免許証、定期券、キャッシュカード、ICカ
ード等を包含するカードであって、一般に手札程度の大
きさであり、かつ多くの場合携帯して使用するものであ
る。
【0003】このようなICカードは塩化ビニル樹脂の
合成樹脂などで作成された基体の一部に設けられた凹部
にICユニットを収容したもので、上述のようにICと
外部回路との電気的な接触の仕方によって接触型と非接
触型とがある。しかし、接触型のようにカード表面に接
触端子が露出していると、接触面の劣化、接触不良など
が起こり、ICカードヘの電力供給及びデータ信号の入
出力が行われなくなる等の問題が生じる。
【0004】そこで、非接触に電気信号を授受するため
のアンテナコイルで電磁波を発生及び/又は電磁波を受
ける構成を有するICカードが出現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなICカード
には、更新などで、使われなくなるものがあり、この不
要のICカードは回収後、ICチップ内のデータを消去
することで処分したり、使用者が適当な荷重、もしくは
切断等による破壊を行って完全に使用不能にすることが
要望されている。
【0006】しかし、完全にICチップ内のデータが消
去されているかどうか、もしくは回収されたICカード
が処分されたかどうかすら、使用者は確認できない。特
に、定期的にカード更新手統きのあるICカードなどの
場合、古いICカードが使用できない状態になったこと
が使用者に判別できることが望ましい。
【0007】また、特に非接触式のICカードのよう
に、ICチップの位置が外観から判別困難な場合があ
る。使用者自らが不要ICカードを処分しようとして
も、重要なICチップの位置が判らないため、処分が困
難である。
【0008】この発明は、かかる実情に鑑みてなされた
もので、不要ICカードのセキュリティを確実に確保す
ることが可能なICカード処理方法及びICカード処理
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0010】請求項1に記載の発明は、『ICチップ及
びアンテナコイルを有するICユニットをカードに封入
した不要のICカード処理方法であり、前記ICチップ
を前記カードと分離することを特徴とするICカード処
理方法。』である。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、カード情
報の更新等によって、不要ICカード内にデータが残さ
れたままになると、更新済みICカードの使用やICカ
ードの偽変造される可能性があるなど問題があるが、I
Cチップをカードと分離することで、不要になったIC
カードのセキュリティを確実に確保することができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、『ICチップ及
びアンテナコイルを有するICユニットをカードに封入
した不要のICカード処理方法であり、前記ICチップ
を物理的もしくは電気的に破壊することを特徴とするI
Cカード処理方法。』である。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、カード情
報の更新等によって、不要ICカード内にデータが残さ
れたままになると、更新済みICカードの使用やICカ
ードの偽変造される可能性があるなど問題があるが、I
Cチップを物理的もしくは電気的に破壊することで、不
要になったICカードのセキュリティを確実に確保する
ことができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、『ICチップ及
びアンテナコイルを有するICユニットをカードに封入
した不要のICカード処理方法であり、前記ICチップ
を前記カードと分離し、この分離したICチップを物理
的もしくは電気的に破壊することを特徴とするICカー
ド処理方法。』である。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、カード情
報の更新等によって、不要ICカード内にデータが残さ
れたままになると、更新済みICカードの使用やICカ
ードの偽変造される可能性があるなど問題があるが、I
Cチップをカードと分離し、この分離したICチップを
物理的もしくは電気的に破壊することで、不要になった
ICカードのセキュリティを確実に確保することができ
る。
【0016】請求項4に記載の発明は、『ICチップ及
びアンテナコイルを有するICユニットをカードに封入
した不要のICカード処理方法であり、前記ICチップ
を物理的もしくは電気的に破壊し、この破壊したICチ
ップを前記カードと分離することを特徴とするICカー
ド処理方法。』である。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、カード情
報の更新等によって、不要ICカード内にデータが残さ
れたままになると、更新済みICカードの使用やICカ
ードの偽変造される可能性があるなど問題があるが、I
Cチップを物理的もしくは電気的に破壊し、この破壊し
たICチップをカードと分離することで、不要になった
ICカードのセキュリティを確実に確保することができ
る。
【0018】請求項5に記載の発明は、『ICチップ及
びアンテナコイルを有するICユニットをカードに封入
した不要のICカード処理方法であり、前記ICチップ
の位置を位置決めし、この位置決めした後、その部分の
みに前記ICチップが破壊するほどの外力を与え、ある
いは前記ICチップの一部分もしくは全体をカードから
分離するように打ち抜くことを特徴とするICカード処
理方法。』である。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、ICカー
ドは樹脂製のカード表面もしくはカード内部にICチッ
プを含む金属部品を内蔵しており、これらを分別し、場
合によっては、カード更新済みを明確にするために、I
Cチップを分離したカード部分のみを使用者に返却する
こともできるが、特に非接触式ICカードのように、I
Cチップが完全にカード内部に包括、隠蔽されている場
合では、ICチップの位置を正確に位置出しして、その
部分のみを破壊、分別することで、不必要な破壊工程な
ども要らず、更新手続きの時間を長くすることなく、ス
ムーズな処理が可能になる。
【0020】請求項6に記載の発明は、『前記ICチッ
プ内のデータを消去もしくは使用不能なデータに変換し
た後に、不要のICカードの処理を行なうことを特徴と
する請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のIC
カード処理方法。』である。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、専用のデ
ータライタを用いて、ICチップ内のデータを消去もし
くは使用不能なデータに変換し、不要なデータが残らな
いようにした後に、不要のICカードの処理を行ない、
新たに別のデータを書込むことによる偽変造をより確実
に防止することができる。
【0022】請求項7に記載の発明は、『ICチップ及
びアンテナコイルを有するICユニットをカードに封入
した不要のICカード処理装置であり、前記ICチップ
を前記カードと分離するICチップ分離手段を有するこ
とを特徴とするICカード処理装置。』である。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、カード情
報の更新等によって、不要ICカード内にデータが残さ
れたままになると、更新済みICカードの使用やICカ
ードの偽変造される可能性があるなど問題があるが、I
Cチップをカードと分離することで、不要になったIC
カードのセキュリティを確実に確保することができる。
【0024】請求項8に記載の発明は、『ICチップ及
びアンテナコイルを有するICユニットをカードに封入
した不要のICカード処理装置であり、前記ICチップ
を物理的もしくは電気的に破壊するICチップ破壊手段
を有することを特徴とするICカード処理装置。』であ
る。
【0025】請求項8に記載の発明によれば、カード情
報の更新等によって、不要ICカード内にデータが残さ
れたままになると、更新済みICカードの使用やICカ
ードの偽変造される可能性があるなど問題があるが、I
Cチップを物理的もしくは電気的に破壊することで、不
要になったICカードのセキュリティを確実に確保する
ことができる。
【0026】請求項9に記載の発明は、『ICチップ及
びアンテナコイルを有するICユニットをカードに封入
した不要のICカード処理装置であり、前記ICチップ
を前記カードと分離するICチップ分離手段と、前記I
Cチップを物理的もしくは電気的に破壊するICチップ
破壊手段とを有することを特徴とするICカード処理装
置。』である。
【0027】請求項9に記載の発明によれば、カード情
報の更新等によって、不要ICカード内にデータが残さ
れたままになると、更新済みICカードの使用やICカ
ードの偽変造される可能性があるなど問題があるが、I
Cチップをカードと分離するとともに、ICチップを物
理的もしくは電気的に破壊することで、不要になったI
Cカードのセキュリティを確実に確保することができ
る。
【0028】請求項10に記載の発明は、『ICチップ
及びアンテナコイルを有するICユニットをカードに封
入した不要のICカード処理装置であり、前記ICチッ
プの位置を位置決めする位置決め手段と、この位置決め
した後、その部分のみに前記ICチップが破壊するほど
の外力を与え、あるいは前記ICチップの一部分もしく
は全体をカードから分離するように打ち抜く加工手段と
を有することを特徴とするICカード処理装置。』であ
る。
【0029】請求項10に記載の発明によれば、カード
情報の更新等によって、不要ICカード内にデータが残
されたままになると、更新済みICカードの使用やIC
カードの偽変造される可能性があるなど問題があるが、
ICチップの位置を位置決めした後、その部分のみにI
Cチップが破壊するほどの外力を与え、あるいはICチ
ップの一部分もしくは全体をカードから分離するように
打ち抜くことで、不要になったICカードのセキュリテ
ィを確実に確保することができる。
【0030】請求項11に記載の発明は、『前記ICチ
ップ内のデータを消去もしくは使用不能なデータに変換
した後に、不要のICカードの処理を行なうことを特徴
とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の
ICカード処理装置。』である。
【0031】請求項11に記載の発明によれば、専用の
データライタを用いて、ICチップ内のデータを消去も
しくは使用不能なデータに変換し、不要なデータが残ら
ないようにした後に、不要のICカードの処理を行な
い、新たに別のデータを書込むことによる偽変造をより
確実に防止することができる。
【0032】請求項12に記載の発明は、『前記位置決
め手段が、金属探知センサであることを特徴とする請求
項10に記載のICカード処理装置。』である。
【0033】請求項12に記載の発明によれば、金属探
知センサによりICチップの位置を位置決めすること
で、金属であるICチップ部と、樹脂であるカード部を
簡単に分別することができる。
【0034】請求項13に記載の発明は、『前記ICチ
ップにデータの読み書きができなくなったことを表示す
る使用不能表示手段を有することを特徴とする請求項7
乃至請求項12のいずれか1項に記載のICカード処理
装置。』である。
【0035】請求項13に記載の発明によれば、ICチ
ップにデータの読み書きができなくなったことを表示す
ることで、不要ICカードが確実に使えなくなったこ
と、データの再読み出しが不可能になったことを、使用
者に判りやすくしている。例えば、「無効」、「更新済
み」などの刻印、スタンプが追加でなされるか、好まし
くはデータを読み書き不可状態にする手段と同時になさ
れる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明のICカード処理
方法及びICカード処理装置の実施の形態について説明
する。なお、この発明は、実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0037】ICカードとは、名刺、ネームプレート、
パスポート、診察カード、テレホンカード、身分証明
書、運転免許証、定期券、キャッシュカード、ICカー
ド等を包含するカードであって、一般に手札程度の大き
さであり、かつ多くの場合携帯して使用するものであ
る。具体的にICカードを適用した例えば会社の従業員
カードの例について説明する。
【0038】ICカードは塩化ビニル樹脂の合成樹脂な
どで作成された基体の一部に設けられた凹部にICユニ
ットを収容したもので、上述のようにICと外部回路と
の電気的な接触の仕方によって接触型と非接触型とがあ
る。しかし、接触型のようにカード表面に接触端子が露
出していると、接触面の劣化、接触不良などが起こり、
ICカードヘの電力供給及びデータ信号の入出力が行わ
れなくなる等の問題が生じる。
【0039】そこで非接触に電気信号を授受するための
アンテナコイルで電磁波を発生及び/又は電磁波を受け
る構成を有するICカードが出現している。
【0040】図1はこのような表面に金属端子のない非
接触型ICカードの1例を示す平面図である。図におい
て、ICカード1には、ICチップC1及びR/W(リ
ード/ライト)のための信号授受部としてアンテナコイ
ルC2を有するICユニットCが設けられている。
【0041】キー情報部C3はICカード1と他のカー
ドを識別するための属性識別情報で、例えばICカード
1の表面に付されたコード番号である。また、文字情報
部C4はICカード1の表面に付された氏名・職場・発
行日などで、画像情報部C5は顔などの画像情報であ
る。
【0042】図2はICカードの層構成を模式的に示す
断面図である。第1のシート材10と第2のシート材2
0の間に介在される接着剤層31,32内にICチップ
C1及びアンテナコイルC2を有するICユニットCを
封入したICカード1の構成である。
【0043】第2のシート材20上に直接、または接着
剤層32を間に挟むようにICユニットCを載置し、そ
の上から更に接着剤層31を介在させた後、第1のシー
ト材10を接着してICカード1を製造する。ICユニ
ットCは、接着剤層31と接着剤層32との間に埋め込
まれた形になっている。
【0044】第1のシート材10の表面側には、受像層
が設けられ、第2のシート材20の表面側には、筆記層
が設けられており、受像層の上にはさらにホットスタン
プ層、UV樹脂層が貼り合わせ後のカード上に設けられ
る。
【0045】ここで、第1のシート材10及び第2のシ
ート材20のカード基体、受像層、筆記層に関しては特
開平7−88974号に詳細な記載があり、ICカード
1の基体は通常塩化ビニル貼合基体で形成されるが、カ
ード基体(シート)の少なくとも一部が2軸延伸ポリエ
ステルフィルムであることが好ましい。
【0046】この発明は、図3に示すように、ICチッ
プC1及びアンテナコイルC2を有するICユニットC
をカードに封入した不要のICカード処理装置であり、
ICチップC1の位置を位置決めする位置決め手段52
と、ICチップC1をカードと分離するICチップ分離
手段50と、位置決め手段52からの位置決め情報に基
づきICチップ分離手段50を制御する制御手段53と
を有している。
【0047】また、位置決め手段52は、金属探知セン
サS1であり、この金属探知センサS1によりICチッ
プC1の位置を位置決めすることで、金属であるICチ
ップ部と、樹脂であるカード部を簡単に分別することが
できる。
【0048】ICカード1のカード情報の更新等によっ
て、不要ICカード内にデータが残されたままになる
と、更新済みICカード1の使用やICカード1の偽変
造される可能性があるなど問題があるが、ICチップ分
離手段50によりICチップC1をカードと分離するこ
とで、不要になったICカード1のセキュリティを確実
に確保することができる。
【0049】また、ICカード処理装置は、図4に示す
ように、図3のICチップ分離手段50に代えて、IC
チップを物理的もしくは電気的に破壊するICチップ破
壊手段51を有する。ICチップ破壊手段51によりI
CチップC1に押圧力をかけて、あるいは針や刃物等で
切断して物理的に破壊し、もしくは高電圧を印加して電
気的に破壊することで、不要になったICカード1のセ
キュリティを確実に確保することができる。
【0050】また、ICカード処理装置は、図5に示す
ように、ICチップC1をカードと分離するICチップ
分離手段50と、ICチップC1を物理的もしくは電気
的に破壊するICチップ破壊手段51とを有する。
【0051】ICカード1のカード情報の更新等によっ
て、不要ICカード1内にデータが残されたままになる
と、更新済みICカード1の使用やICカード1の偽変
造される可能性があるなど問題があるが、図5(a)の
ように、ICチップC1をカードと分離し、その後にI
CチップC1を物理的もしくは電気的に破壊し、また図
5(b)のように、ICチップC1を物理的もしくは電
気的に破壊し、その後にICチップC1をカードと分離
することで、不要になったICカード1のセキュリティ
を確実に確保することができる。
【0052】また、ICカード処理装置は、図6に示す
ように、ICチップC1の位置を位置決めする位置決め
手段60と、この位置決めした後、その部分のみにIC
チップC1が破壊するほどの外力を与え、あるいはIC
チップC1の一部分もしくは全体をカードから分離する
ように打ち抜く加工手段61と、位置決め手段60から
の位置決め情報に基づき加工手段61を制御する制御手
段62とを有している。
【0053】ICカード1のカード情報の更新等によっ
て、不要ICカード1内にデータが残されたままになる
と、更新済みICカード1の使用やICカード1の偽変
造される可能性があるなど問題があるが、位置決め手段
60からの位置決め情報に基づき制御手段62が加工手
段61を制御し、加工手段61によりICチップC1の
位置を位置決めした後、その部分のみにICチップC1
が破壊するほどの外力を与え、あるいはICチップC1
の一部分もしくは全体をカード1から分離するように打
ち抜くことで、不要になったICカード1のセキュリテ
ィを確実に確保することができる。
【0054】また、位置決め手段60は、金属探知セン
サS2であり、この金属探知センサS2によりICチッ
プC1の位置を位置決めすることで、金属であるICチ
ップ部と、樹脂であるカード部を簡単に分別することが
できる。
【0055】また、ICカード処理装置は、専用のデー
タライタ63を有し、ICチップC1内のデータを消去
もしくは使用不能なデータに変換した後に、加工手段6
1により不要のICカード1の処理を行ない、新たに別
のデータを書込むことによる偽変造をより確実に防止す
ることができる。
【0056】また、ICカード処理装置は、ICチップ
C1にデータの読み書きができなくなったことを表示す
る使用不能表示手段64を有し、不要ICカード1が確
実に使えなくなったこと、データの再読み出しが不可能
になったことを、使用者に判りやすくしている。例え
ば、「無効」、「更新済み」などの刻印、スタンプが追
加でなされるか、好ましくはデータを読み書き不可状態
にする手段と同時になされる。 [実施例]実施例として、ICチップ部の耐圧1.7
N、耐熱190℃、外形が2×3×0.5mmのもの
を、PETシート間にホットメルト接着剤を充填させる
ことでICチップ及びアンテナコイルを内包したCIユ
ニットを有し、厚み0.76mmの非接触式のICカー
ドを使用した。
【0057】なお、耐圧は、先端が1φの球形状になっ
ているプッシュープルゲージを押し込んで測定した。
【0058】(実施例1)上記ICカードのICチップ
部分を、直径6mmの断面をもつ打ち抜き型で、それぞ
れの中心位置を略同一として打ち抜いて、ICチップ部
とカード部を分離した。これにより、カード部はICカ
ードとしての機能が無くなり、ICチップ内の情報を読
み出すことが不可能になるとともに、カード側に打ち抜
き孔が残るため、一目で使用できないカードであること
が判る。好ましくは、この後にICチップ部に1.7N
を超える点圧を与え、物理的に破壊することで、完全に
ICチップ内の情報は読み書き不可能になる。
【0059】(実施例2)同様に、5×5mmの断面を
もつ打ち抜き型で、上記ICカードのICチップ部分の
中心と、打ち抜き型の端面を略同一として、打ち抜い
た。ICチップは、打ち抜かれた部分と、カードに残っ
た部分とに分離して、物理的に破壊され、完全にICチ
ップ内の情報は読み書き不可能になった。好ましくは、
もう一度ICチップ部を打ち抜くことで、カードに残っ
た部分もカードから分離されるのが良い。
【0060】(実施例3)ICチップの位置を位置出し
する金属探知センサと、打ち抜き型が、金属探知センサ
で位置出ししたICチップ部の位置にX‐Y方向移動で
きるように配置された打ち抜き装置を用いて、ICチッ
プ部に2.1Nの圧力を加えた。カード外見上はほとん
ど変わらないが、データーリーダ装置で情報を読み出せ
なくなり、このカードのICチップを使用した偽変造が
不可能になった。
【0061】その後、好ましくはカード表面に「無効」
のスタンプ印を押し、ICカードとして使用できない旨
の表示を行うのが良い。
【0062】(実施例4)上記ICチップ位置出し装置
を用いてICチップ位置出し後、その位置に230℃、
数秒間加熱を行った。カード外見上はほとんど変わらな
いが、データーリーダ装置で情報を読み出せなくなり、
このカードのICチップを使用した偽変造が不可能にな
った。
【0063】その後、好ましくはカード表面に「更新済
み」の刻印を金型で押し付けることによって行い、更に
好ましくはこの金型の凸部が、ICチップ部にかかり、
その押し付け力で物理的にICチップを破壊するととも
に、ICカードとして使用できない旨の表示を行うのが
良い。
【0064】偽変造防止などのセキュリティ確保の点で
は、情報をインプットしてあるICチップ部を分別、破
壊することが重要であるが、非接触式のICカードの場
合、分別廃棄の点では、アンテナコイルもカードと分別
することが好ましい。
【0065】ICカードのカード部分は樹脂製であり、
従来は塩化ビニル製のものが使われていたが、近年では
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂が主流であ
る。その他、紙製などもある。
【0066】また、ICチップを内包するために、表面
シートと裏面シートの間に接着剤を用いる場合がある。
例えばホットメルト接着剤、好ましくは湿気硬化型や光
硬化型の反応型ホットメルト接着剤が使われる。
【0067】ICチップを破壊するための圧力、温度に
ついては、それぞれICチップの耐圧、耐熱仕様上限以
上であれば、目的を達せられるが、好ましくは各仕様上
限値の1.2倍以上であることが好ましい。
【0068】
【発明の効果】前記したように、この発明では、更新済
みの不要ICカード内の個人情報の漏洩防止などのセキ
ュリティ確保のため、確実にデータを読み書き不可状態
にできる。また、同時に、その読み書き不可になったこ
とが一目で判る。
【0069】さらに、ICチップ部が完全にカード内部
に包括、隠蔽されている場合では、ICチップ部の位置
を正確に位置出しして、その部分のみを破壊、分別する
ことで、不必要な破壊工程なども要らず、更新手続きの
時間を長くすることなく、スムーズな処理が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面に金属端子のない非接触型ICカードの1
例を示す平面図である。
【図2】ICカードの層構成を模式的に示す断面図であ
る。
【図3】ICカード処理装置の概略構成図である。
【図4】ICカード処理装置の他の実施の形態の概略構
成図である。
【図5】ICカード処理装置の他の実施の形態の概略構
成図である。
【図6】ICカード処理装置の他の実施の形態の概略構
成図である。
【符号の説明】
1 ICカード 10 第1のシート材 20 第2のシート材 31,32 接着剤層 C ICユニット C1 ICチップ C2 アンテナコイル 50 ICチップ分離手段 51 ICチップ破壊手段 52 位置決め手段 53 制御手段 60 位置決め手段 61 加工手段 62 制御手段 64 使用不能表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA01 MA40 MB01 MB05 MB07 MB08 NA09 PA15 PA18 PA21 PA22 5B058 CA17 KA31

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICチップ及びアンテナコイルを有するI
    Cユニットをカードに封入した不要のICカード処理方
    法であり、 前記ICチップを前記カードと分離することを特徴とす
    るICカード処理方法。
  2. 【請求項2】ICチップ及びアンテナコイルを有するI
    Cユニットをカードに封入した不要のICカード処理方
    法であり、 前記ICチップを物理的もしくは電気的に破壊すること
    を特徴とするICカード処理方法。
  3. 【請求項3】ICチップ及びアンテナコイルを有するI
    Cユニットをカードに封入した不要のICカード処理方
    法であり、 前記ICチップを前記カードと分離し、 この分離したICチップを物理的もしくは電気的に破壊
    することを特徴とするICカード処理方法。
  4. 【請求項4】ICチップ及びアンテナコイルを有するI
    Cユニットをカードに封入した不要のICカード処理方
    法であり、 前記ICチップを物理的もしくは電気的に破壊し、 この破壊したICチップを前記カードと分離することを
    特徴とするICカード処理方法。
  5. 【請求項5】ICチップ及びアンテナコイルを有するI
    Cユニットをカードに封入した不要のICカード処理方
    法であり、 前記ICチップの位置を位置決めし、この位置決めした
    後、その部分のみに前記ICチップが破壊するほどの外
    力を与え、あるいは前記ICチップの一部分もしくは全
    体をカードから分離するように打ち抜くことを特徴とす
    るICカード処理方法。
  6. 【請求項6】前記ICチップ内のデータを消去もしくは
    使用不能なデータに変換した後に、不要のICカードの
    処理を行なうことを特徴とする請求項1乃至請求項5の
    いずれか1項に記載のICカード処理方法。
  7. 【請求項7】ICチップ及びアンテナコイルを有するI
    Cユニットをカードに封入した不要のICカード処理装
    置であり、 前記ICチップを前記カードと分離するICチップ分離
    手段を有することを特徴とするICカード処理装置。
  8. 【請求項8】ICチップ及びアンテナコイルを有するI
    Cユニットをカードに封入した不要のICカード処理装
    置であり、 前記ICチップを物理的もしくは電気的に破壊するIC
    チップ破壊手段を有することを特徴とするICカード処
    理装置。
  9. 【請求項9】ICチップ及びアンテナコイルを有するI
    Cユニットをカードに封入した不要のICカード処理装
    置であり、 前記ICチップを前記カードと分離するICチップ分離
    手段と、 前記ICチップを物理的もしくは電気的に破壊するIC
    チップ破壊手段とを有することを特徴とするICカード
    処理装置。
  10. 【請求項10】ICチップ及びアンテナコイルを有する
    ICユニットをカードに封入した不要のICカード処理
    装置であり、 前記ICチップの位置を位置決めする位置決め手段と、 この位置決めした後、その部分のみに前記ICチップが
    破壊するほどの外力を与え、あるいは前記ICチップの
    一部分もしくは全体をカードから分離するように打ち抜
    く加工手段とを有することを特徴とするICカード処理
    装置。
  11. 【請求項11】前記ICチップ内のデータを消去もしく
    は使用不能なデータに変換した後に、不要のICカード
    の処理を行なうことを特徴とする請求項7乃至請求項1
    0のいずれか1項に記載のICカード処理装置。
  12. 【請求項12】前記位置決め手段が、金属探知センサで
    あることを特徴とする請求項10に記載のICカード処
    理装置。
  13. 【請求項13】前記ICチップにデータの読み書きがで
    きなくなったことを表示する使用不能表示手段を有する
    ことを特徴とする請求項7乃至請求項12のいずれか1
    項に記載のICカード処理装置。
JP2000197769A 2000-06-30 2000-06-30 Icカード処理方法及びicカード処理装置 Pending JP2002015287A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000197769A JP2002015287A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 Icカード処理方法及びicカード処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000197769A JP2002015287A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 Icカード処理方法及びicカード処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002015287A true JP2002015287A (ja) 2002-01-18

Family

ID=18696051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000197769A Pending JP2002015287A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 Icカード処理方法及びicカード処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002015287A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006082328A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd Icタグ付きシート
JP2009066874A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Dainippon Printing Co Ltd 不良インレットの処理方法
JP2011054021A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Yamatake Corp 食品工場用セキュリティカード

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006082328A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd Icタグ付きシート
JP2009066874A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Dainippon Printing Co Ltd 不良インレットの処理方法
JP2011054021A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Yamatake Corp 食品工場用セキュリティカード

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3685314B1 (en) Rfid wristband
US7095324B2 (en) Tamper evident smart label with RF transponder
US7845566B2 (en) Security label and method for the production thereof
EP2386422A2 (en) Document and method of manufacturing same
KR101003322B1 (ko) 레이저로 새길 수 있고 접착력이 있는 스마트 라벨의 제작 방법
WO2006003851A1 (ja) アンテナ回路、icインレット及びicタグ
JP5351954B2 (ja) 偽装防止ラベル、その加工方法、及び情報管理システム
HU223693B1 (hu) Illetéktelen hozzáférést kimutató nyomtatvány, bizalmas információ biztonságos továbbítására
US8979133B2 (en) Data carrier for health related information
US9053470B2 (en) Card security activation label and method
JP2006515234A (ja) 個別セキュリティー・ドキュメント
US7404516B2 (en) Tamper resistant presentation instruments and methods
US20020134842A1 (en) Medium body comprising a security element
US20110155313A1 (en) Document security
JP2002015287A (ja) Icカード処理方法及びicカード処理装置
JP2003016415A (ja) Icメモリタグ付プルタブ
JP4170783B2 (ja) 光回折icタグ表示体を用いた製品情報管理システム
JP2005148516A (ja) 非接触ic記憶媒体を有するicラベル及びic冊子
JP2001202491A (ja) 偽造防止効果を高めたicカード
JP2002128240A (ja) 電子タグを保持した伝票
JP2004118438A (ja) Icカードの処理方法及びicカード処理装置
JP2010032709A (ja) 情報隠蔽用ラベルおよび情報への不正行為確認方法
JP4422259B2 (ja) 非接触icカードケース及び非接触icカードの発行システム
JPH11161748A (ja) Icカード用破壊装置
JP4591127B2 (ja) 文書に関する情報識別管理システム