JP2002015137A - 口座振替による支払管理システム - Google Patents

口座振替による支払管理システム

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JP2002015137A
JP2002015137A JP2000195756A JP2000195756A JP2002015137A JP 2002015137 A JP2002015137 A JP 2002015137A JP 2000195756 A JP2000195756 A JP 2000195756A JP 2000195756 A JP2000195756 A JP 2000195756A JP 2002015137 A JP2002015137 A JP 2002015137A
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Tetsuya Hayashi
林  哲也
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Dai Ichi Kangyo Bank Ltd
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Dai Ichi Kangyo Bank Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 代表組織としての支払者が指定する口座振替
の引落指定口座から、支払者の多数の関連組織の引落を
収納者に対して一括して行うことができる、口座振替に
よる支払管理システムにおいて、あらゆる口座引落によ
る支払内容を特定することを可能にする。 【解決手段】 代表組織としての支払者が指定する口座
振替の引落指定口座から、支払者の多数の関連組織の引
落を収納者に対して一括して行う口座振替による支払管
理システムにおいて、多数の関連組織のそれぞれに対し
て仮想引落指定口座を割当て、仮想引落指定口座の仮想
口座番号を、支払者が指定する引落指定口座の口座番号
に読替え可能にリンクさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納者に対して口
座振替によって支払いを行う場合に、銀行のサービスと
して提供可能な、ファームバンキングを利用する支払管
理システムに関し、特に、企業の本社と支店或いは事業
所との関係に代表されるような、代表組織とその多数の
関連組織との関係において、代表組織としての支払者
が、その引落指定口座から多数の関連組織の引落(支払
い)を一括して行う場合に、引落指定口座に対して行う
資金の引落処理について支払内容をシステム的に一元化
し、特定することができる支払管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば企業による公共料金や税金
の支払いについて、銀行は、企業の全国に散在する支社
或いは事業所の公共料金や税金を、本社が指定する支払
口座から一括して収納機関(公共サービス機関)に支払
うサービスを提供している。更に銀行は、このようなサ
ービスに加えて、支払企業に対して、支払口座からの引
落に先立って、支払金額の総額や明細をファームバンキ
ングによって通知するサービスも提供している。
【0003】図1は、前述のような、従来、銀行がサー
ビスとして提供している口座振替による支払管理システ
ムの業務フローを示しており、具体的に、多数の事業所
を有する企業(支払者)が公共サービス機関(収納者)
に料金を支払う場合の業務フローを例示している。
【0004】図1を参照して、このような従来の業務フ
ローについて以下に説明する。
【0005】支払企業は、口座振替依頼書を作成して銀
行に提出する(100)。銀行は、口座振替依頼書を受
理して、その情報を電子データとして登録する(10
1)と共に公共サービス機関に送る。公共サービス機関
は、口座振替情報を受理して登録する(102)。
【0006】公共サービス機関は、例えば電力会社であ
れば、企業の電力使用量の検針データ(103)に従っ
て、支払企業の各事業所に対して請求通知書を発行する
(104)と共に、請求データを電子的に作成する(1
05)。通常、公共サービス機関は、請求データを電子
的に作成する際に、当該公共サービス機関の経営/経理
管理上の便宜のために、請求通知書と共に支払企業に対
して通知される、一般に「お客様番号」と称する顧客識別
コードを、更に独自にコード化した口座振替管理用コー
ドを付加して請求データとして作成している。
【0007】事業所は、公共サービス機関からの請求通
知書を受理した(106)後に、検針データの内容(電
力使用量)及び請求金額を確認する(107)。確認終
了後、事業所は、確認内容を帳簿に記録する(108)
と共に、本社の経理部に対して支払いの承認を通知す
る。
【0008】銀行は、公共サービス機関から、口座振替
管理用コードが付加された請求データを受付け(10
9)、この請求データに対して、フィルタリング処理を
行い(110)、口座振替管理用コードを一般的な顧客
識別コードに逆変換する。これによって、支払企業は、
請求データの受信後に経理事務や管理事務を容易に行う
ことができる。通常、口座振替管理用コードを顧客識別
コードに逆変換するフィルタリング処理は、外部情報処
理会社への委託を必要としている。フィルタリング処理
された請求データは、ファームバンキング(FB)を使
用して支払明細事前通知のサービスとして、支払企業に
送信される。また銀行は、公共サービス機関から受付け
た(109)請求データから、口座振替データを作成す
る(111)。
【0009】支払企業(経理部/資金部)は、コンピュ
ータ化されたマッチングシステムを使用して(11
2)、事業所からの支払承認に基づいて登録された自動
引落しされる支払明細データと、銀行から事前通知され
た、フィルタリング処理された請求データとをマッチン
グし、それを確認した後、振替伝票を作成し、マッチン
グ処理の結果に従って、支払いの資金手当を行い(11
3)、更に自社での会計処理を行う(114)。
【0010】銀行は、作成済みの口座振替データに基づ
き、支払企業によって資金手当された専用(指定)口座
からの口座振替によって(115)、公共サービス機関
への支払いを完了する(116)。
【0011】以上詳述したような、銀行がサービスとし
て提供している口座振替による従来の支払管理システム
は、以下のような欠点がある。
【0012】企業の本社と支店或いは事業所との関係に
代表されるような、代表組織とその多数の関連組織との
関係において、代表組織としての支払者が、その引落指
定口座から多数の関連組織の引落(支払い)を一括して
行うことができるという利便性がある。しかしながら一
方では、公共料金等の支払いの場合に、公共サービス機
関は、その経営/経理管理上の便宜のために、請求通知
書と共に支払企業に対して通知される顧客識別コードを
更に独自にコード化した口座振替管理用コードとしてい
る。このために、銀行は、支払企業に対して支払明細の
事前または事後通知のサービスを提供する場合に、支払
企業の経理事務や管理事務の便宜のために、口座振替管
理用コードを顧客識別コードに逆変換するフィルタリン
グ処理のサービスを提供することが必要である。しかも
このようなフィルタリング処理のサービスは、外部情報
処理会社への委託を必要としていることから、銀行にお
ける口座振替による引落業務を煩雑にし且つコスト高に
している。また、外部情報処理会社へフィルタリング処
理を委託するために、サービスの対象は、外部情報処理
会社がフィルタリング処理できる支払い内容に限定され
ている。
【0013】他方、企業の本社と支店或いは事業所との
間のような関係において、支払企業の個々の事業所が、
個別に管理している口座振替の引落指定口座を有してい
る場合には、支払企業にとって銀行からの請求データと
個々の事業所に関連する請求データを容易に照合できる
ことから、自社内での経理事務や管理事務の負担を軽減
できるが、多数の事業所に対して請求される支払いの引
落を引落指定口座から一括して行うことができる従来の
支払管理システムを有効に利用することができない。更
に、この場合、銀行にとって、支払企業に対して引落の
事前または事後における支払明細通知のサービスを提供
するためには、事業所が個別に管理している口座振替の
引落指定口座の全てに対して、収納機関(公共サービス
機関)の口座振替管理用コードを顧客識別コードに逆変
換するフィルタリング処理のサービスを提供しなければ
ならず、その業務量は著しく増大する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、企業
の本社と支店或いは事業所との関係に代表されるよう
な、代表組織とその多数の関連組織との関係において、
代表組織としての支払者が、その引落指定口座から多数
の関連組織の引落(支払い)を収納者に対して一括して
行う場合に、公共料金や税金の支払いに限らず、あらゆ
る口座振替による支払いに関して、支払者が指定する、
多数の関連組織に対応する複数の口座振替の引落指定口
座からの引落を一元化するとともに、複数の口座振替の
引落指定口座から個々に引落される請求データの詳細な
内容を、引落の事前及び事後に支払者に通知するサービ
スを可能にする口座振替による支払管理システムを提供
することである。
【0015】また、本発明の課題は、支払者が前述のよ
うな本発明に係るサービスの提供を受ける場合に、支払
者に対しても収納者に対しても特別な業務上並びにシス
テム上の対応を要求することのない口座振替による支払
管理システムを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】企業の本社と支店或いは
事業所との関係に代表されるような、代表組織とその多
数の関連組織との関係において、代表組織としての支払
者が指定する口座振替の引落指定口座から、多数の関連
組織の引落を収納者に対して一括して行う、本発明の口
座振替による支払管理システムにおいて、例えば、銀行
のような金融機関が、多数の関連組織のそれぞれに対し
て仮想引落指定口座を割当て、仮想引落指定口座の仮想
口座番号を、支払者が指定する前記引落指定口座の口座
番号に読替え可能にリンクさせる。
【0017】本発明の口座振替による支払管理システム
において、仮想引落指定口座の割当ては、銀行から支払
者に通知され、通知された仮想引落指定口座の割当てに
基づいて、支払者は、口座振替引落元帳を定義すること
ができる。
【0018】本発明の口座振替による支払管理システム
において、収納者から支払者の多数の関連組織に対する
引落情報を含む請求データは、それぞれ対応する仮想引
落指定口座に関連する少なくとも仮想口座番号を含む。
【0019】本発明の口座振替による支払管理システム
において、収納者から支払者の多数の関連組織に対する
引落情報を含む請求データを、仮想引落指定口座の仮想
口座番号を読替えた引落指定口座の口座番号と共に、引
落データとして引落データのデータベースに格納するこ
とができる。
【0020】本発明の口座振替による支払管理システム
において、引落データのデータベースから抽出された、
収納者から支払者の多数の関連組織に対する引落情報を
含む請求データを、口座引落処理の事前に及びその事後
の少なくとも何れかで、例えばファームバンキングを利
用して、支払者に電子情報として提供することができ
る。
【0021】
【実施例】本発明の好適な実施例について、図2ないし
図4を参照して以下詳細に説明する。
【0022】図2は、本発明の口座振替による支払管理
システムの全体的な業務フローを示しており、企業の本
社と支店或いは事業所との関係に代表されるような、代
表組織とその多数の関連組織との関係において、支払企
業(本社)Aが、その引落(支払)指定口座から多数の
事業所a−zの引落を、電力会社、ガス会社、リース会
社、メーカーのような収納機関に対して一括して行う支
払管理システムを例示している。尚、図において、実細
線はデータの流れを示し、実太線は資金の流れを示し、
破線は文書の流れを示している。
【0023】銀行は、取引店Xに現実の引落(支払)指
定口座を有する企業Aに対して、この企業Aの引落口座
として複数の仮想引落指定口座を設定し、それらの仮想
口座番号を企業Aに通知する(200)。この企業Aに
対して設定した仮想口座番号は、一般の口座開設には使
用しない。
【0024】企業Aは、銀行から通知された仮想口座番
号を、各事業所毎の支払項目(例えば、OO事業所の電
気料金等)に対してそれぞれ割当て、割当てたリスト
を、定義された「口座振替引落元帳(テーブル)」とし
て保管すると共に、この定義された元帳に基づいて、各
収納機関に対して「口座振替依頼書」を提出する(20
1)。
【0025】図3は、上記の業務を更に詳細に示したフ
ロー図である。具体的に、銀行は、現実の引落指定口座
(口座番号1234567)を有する企業Aに対して、
設定した複数の仮想引落指定口座に仮想口座番号(例え
ば、1000000〜1001000)を割当て、それ
を通知する(200,300)。企業Aは、通知された
仮想口座番号を、前述のように各事業所毎の支払項目に
対して定義する。即ち、企業Aは、仮想口座番号を、各
事業所毎の支払項目として、例えば、事業所a−cの電
気料金、事業所a−bのガス料金、事業所cのOA機器
保守料金,事業所dの営業部リース料金、等を割当てる
(201,301)。その後、企業Aは、仮想口座番号
と支払項目の定義に従って、仮想引落指定口座を各収納
機関毎にグループ化し、該当の収納機関に対して一括し
て「口座振替依頼書」を提出する。
【0026】再び図2を参照して、その後の業務フロー
について説明する。
【0027】各収納機関は、企業Aから提出された口座
振替依頼書に従って、企業Aが定義付けた仮想口座番号
を仮想引落指定口座とした請求データを作成し、銀行に
対して口座振替の依頼をする(202)。この場合、各
収納機関は、銀行に対して、請求データを、記録媒体
(FD,MT等)或いはファームバンキングを介して提
供することができる。
【0028】銀行は、企業Aに対して設定した仮想口座
番号を割当てられた仮想引落指定口座を開設する(20
3)が、この仮想引落指定口座を一般の現実的な引落口
座としては使用しない。このため、銀行は、恰も仮想支
店を展開しているように考えることができる。
【0029】銀行(仮想支店)は、各収納機関から仮想
口座番号を含む口座振替の請求データを受け取ると、企
業Aの本社と複数の事業所との間を予め関連付けるよう
に設定された口座番号読替テーブルを参照して、仮想口
座番号を現実の支払指定口座の口座番号に読替え、そし
て、読替えられた正当な(現実の)口座番号を含む請求
データは、ファームバンキング等を使用して、支払明細
事前通知のサービスとして、支払企業に送られる(20
4)。
【0030】図4は、前述のように、銀行が各収納機関
から仮想口座番号を含む口座振替の請求データを受け取
ったときに、銀行内で行われる業務の詳細を示すフロー
図である。
【0031】図示のように、銀行は、各収納機関から仮
想口座番号を含む口座振替の請求データを受け取る(4
00)と、収納機関からの請求データの引落指定口座が
仮想引落指定口座であるか否かをテーブル検索で調べる
(401)。この判定がNOであれば、引落指定口座は
現実の支払指定口座であり、この場合は単に、現実の支
払指定口座の口座番号に従って引落指定日に口座引落処
理が行われる(408)。一方、この判定がYESであ
れば、引落指定口座は仮想引落指定口座であり、この場
合、テーブル検索で用いられるテーブルを更に使用し
て、引落明細の所定の箇所に、「引落指定日」「引落金
額」「摘要」の引落情報に加え、仮想口座を特定する仮
想口座番号を付加する(402)。テーブル検索で用い
られるテーブルは、表1として以下に示されるように、
仮想口座番号と引落を一括するための現実の支払指定口
座の正当な口座番号との対照表である。
【0032】
【表1】
【0033】次に、引落明細に付加された仮想口座番号
は、更に表1の対照表を使用して、支払指定口座の正当
な口座番号の読替えられる(403)。例えば、企業A
に関して、仮想口座の『店番「800」,科目「普通」,口
座番号「1000000−1001000」』は、正当な
支払指定口座の『店番「001」,科目「普通」,口座番号
「1234567」』に変換される。変換された請求デー
タは、引落データとして、引落データベース格納処理
(404)を経て、引落データのデータベースに格納さ
れる(405)。また、この時、引落データのデータベ
ースには、変換された請求データに加えて、仮想引落指
定口座に関する変換前の請求データも格納される。
【0034】このようにして、銀行は、引落指定日に先
立って、引落データのデータベースから企業Aに対する
各収納会社からの請求データを抽出し、企業Aに対して
EB(電子バンキング)サービス(406)や還元帳票
(407)等により、例えば「口座引落予定明細」と称
する支払明細事前通知サービスを電子情報として提供す
ることができる。支払明細事前通知サービスに含まれる
電子情報には、各引落明細ごとの「引落日」、「引落金
額」、「摘要(電気、ガス等の表示)」に加えて、企業
Aが複数の事業所の仮想引落指定口座とした「仮想口座
番号」が含まれている。
【0035】企業Aは、銀行からの支払明細事前通知サ
ービスを利用して、引落指定日以前に、各事業所の引落
予定金額を確認すると共に、引落予定金額に見合った資
金手当を行うことができる。このサービスに関しては更
に、図2において、銀行、即ち企業Aの取引店X(20
5)からの口座引落予定明細の還元(206)として示
されている。
【0036】銀行は、引落指定日に、引落データのデー
タベースに格納された引落データに基づき、複数の事業
所の引落を一括して行うために、仮想口座番号を読替え
た現実の支払指定口座の口座番号に従って口座引落処理
を行い(408)、支払指定口座からの引落完了後に、
支払口座元帳のデータベースの更新を行う(409)。
【0037】銀行は更に、引落完了後、支払口座元帳の
データベースから企業Aに対する各収納会社からの請求
データを抽出し、企業Aに対してEB(電子バンキン
グ)サービス(410)や還元帳票(411)等によ
り、例えば「口座引落完了明細」と称する支払明細事後
通知サービスを電子情報として提供することができる。
支払明細事後通知サービスに含まれる電子情報には、各
引落明細ごとの「引落日」、「引落金額」、「摘要」に
加えて、企業Aが複数の事業所の仮想引落指定口座とし
た「仮想口座番号」が含まれている。このサービスに関
しては更に、図2において、銀行、即ち企業Aの取引店
X(205)からの口座引落結果の還元(207)とし
て示されている。
【0038】企業Aは、銀行からの支払明細事後通知サ
ービスを利用して、引落完了後に、これら情報と、企業
Aにより定義され且つ管理されている「口座振替引落元
帳」の情報とを突合わせる(208)ことにより、どこ
の事業所の何の引落なのかの特定が可能となり、後続の
伝票起票や会計処理等がシステム的に容易に可能とな
る。
【0039】以上本発明の口座振替による支払管理シス
テムは、支払企業の本社が、その引落指定(支払)口座
から多数の事業所a−zの引落(支払い)を、電力会
社、ガス会社、リース会社、メーカーのような収納機関
に対して一括して行う支払管理システムを例示して説明
したが、支払者と収納者との関係は、上記のような関係
に止まらず、代表組織とその多数の関連組織との関係、
例えば親会社と子会社、関連会社等のグループ企業、お
よびグループ会社とそれ以外の別会社、協同組合と組合
員等の関係において、代表組織としての支払者が、その
引落指定口座から多数の関連組織の引落(支払い)を収
納者に対して一括して行う場合に、広く適用できること
は指摘するまでもない。
【0040】また本発明の口座振替による支払管理シス
テムは、公共サービス機関に対する公共料金や税金の支
払いに限らず、あらゆる口座振替による支払いに関し
て、支払者が指定する、多数の関連組織に対応する複数
の口座振替の引落指定口座からの引落を一括して行う場
合にも適用できる。
【0041】
【発明の効果】本発明の口座振替による支払管理システ
ムによれば、例えば、銀行のような金融機関が、企業の
本社と支店或いは事業所との関係に代表されるような、
代表組織とその多数の関連組織との関係において、多数
の関連組織のそれぞれに対して仮想引落指定口座を割当
て、仮想引落指定口座の仮想口座番号を、支払者が指定
する前記引落指定口座の口座番号に読替え可能にリンク
させることによって、代表組織としての支払者が指定す
る口座振替の引落指定口座から、多数の関連組織の引落
を収納者に対して一括して行うことができる。
【0042】従って、本発明の支払管理システムによれ
ば、連結決算制度の導入、企業の資金管理一元化のニー
ズ、部門別収益管理のニーズ等が強まる時流にあって、
支払者が指定する引落指定口座を一本化して支払(引
落)事務の一元管理を行うことができるのに加えて、支
払者の多数の関連組織に対応する仮想引落指定口座の仮
想口座番号により、あらゆる口座引落による支払内容を
特定することが可能になる。
【0043】また、本発明の支払管理システムによれ
ば、従来の支払管理システムに比べて、銀行における仮
想引落指定口座の開設業務が必要とされるのに過ぎず、
しかも関連のデータ処理システムも銀行内で運用される
ことから、外部情報処理会社等によるデータ加工を必要
とすることなく、また収納機関に対して新たな業務負担
を課すことなく、あらゆる口座引落による支払内容を特
定することが可能になる。
【0044】また、本発明の支払管理システムによれ
ば、支払者は、銀行からの支払明細事前通知サービスを
利用して、引落指定日に先立って、支払者に対する各収
納者からの請求データを仮想引落指定口座の情報と共に
受け取ることができ、支払者の多数の関連組織に関する
引落予定金額を確認すると共に、引落予定金額に見合っ
た資金手当を行うことが可能になる。
【0045】また、本発明の支払管理システムによれ
ば、支払者は、銀行からの支払明細事後通知サービスを
利用して、引落完了後に、仮想引落指定口座の情報を含
む収納者からの請求データと、支払者により定義され且
つ管理されている口座振替引落情報とを突合わせること
により、あらゆる口座引落による支払内容を特定するこ
とが可能になり、それゆえ、支払者は、自己の後続の伝
票起票や会計処理等をシステム的に行うことが容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来、銀行がサービスとして提供して
いる口座振替による支払管理システムの業務フロー図で
ある。
【図2】図2は、本発明の口座振替による支払管理シス
テムの全体的な業務フロー図である。
【図3】図3は、図2に示された業務の一部を更に詳細
に示した業務フロー図である。
【図4】図4は、銀行が各収納機関から仮想口座番号を
含む口座振替の請求データを受け取ったときに、銀行内
で行われる業務の詳細を示すフロー図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 代表組織とその多数の関連組織との関係
    において、代表組織としての支払者が指定する口座振替
    の引落指定口座から、多数の関連組織の引落を収納者に
    対して一括して行う口座振替による支払管理システムに
    おいて、 前記多数の関連組織のそれぞれに対して仮想引落指定口
    座を割当て、前記仮想引落指定口座の仮想口座番号を、
    支払者が指定する前記引落指定口座の口座番号に読替え
    可能にリンクさせたこと、を特徴とする口座振替による
    支払管理システム。
  2. 【請求項2】 前記仮想引落指定口座の割当てが、銀行
    から前記支払者に通知されることを特徴とする請求項1
    の支払管理システム。
  3. 【請求項3】 前記銀行から通知された前記仮想引落指
    定口座の割当てに基づいて、前記支払者が、口座振替引
    落元帳を定義することを特徴とする請求項2の支払管理
    システム。
  4. 【請求項4】 前記収納者から前記多数の関連組織に対
    する引落情報を含む請求データが、それぞれ対応する前
    記仮想引落指定口座に関連する少なくとも仮想口座番号
    を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの
    支払管理システム。
  5. 【請求項5】 前記請求データを、読替えられた前記引
    落指定口座の口座番号と共に、引落データとして引落デ
    ータのデータベースに格納することを特徴とする請求項
    4の支払管理システム。
  6. 【請求項6】 前記引落データのデータベースから抽出
    された前記請求データを、口座引落処理に先立って、前
    記支払者に電子情報として提供することを特徴とする請
    求項5の支払管理システム。
  7. 【請求項7】 前記引落データのデータベースから抽出
    された前記請求データを、口座引落処理の完了後に、前
    記支払者に電子情報として提供することを特徴とする請
    求項5または6の支払管理システム。
  8. 【請求項8】 前記請求データを、ファームバンキング
    を利用して、前記支払者に提供することを特徴とする請
    求項6または7の支払管理システム。
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