JP2002014482A - 積層型電子写真用感光体 - Google Patents

積層型電子写真用感光体

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JP2002014482A
JP2002014482A JP2000194173A JP2000194173A JP2002014482A JP 2002014482 A JP2002014482 A JP 2002014482A JP 2000194173 A JP2000194173 A JP 2000194173A JP 2000194173 A JP2000194173 A JP 2000194173A JP 2002014482 A JP2002014482 A JP 2002014482A
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JP2000194173A
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English (en)
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Ryuichi Niigae
龍一 新ヶ江
Mitsuru Hashimoto
充 橋本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画質のプリンタの光源として期待されてい
る青色レーザに対して、高感度であると共に、帯電性、
繰り返し特性に優れた感光体が望まれる。 【解決手段】 導電性支持体11上に、380nmから
500nmの光源に対して吸収を持つ特定の電荷発生物
質にて電荷発生層12を形成し、電荷輸送物質とバイン
ダ樹脂からなる電荷輸送層13を積層することをもって
積層型電子写真用感光体10とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式の積層
型電子写真用感光体にかかり、詳しくは380nmから
500nmの範囲にある短波長レーザ光源を具備した画
像形成装置に用いる積層型電子写真用感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置はその高速性、低騒
音性、高画質であること、普通紙への記録が可能である
ことなどの利点が注目され、複写機はもちろん、プリン
タやファクシミリなどにおいても急速に普及しつつあ
る。さらに、最近の傾向として、プリンタやファクシミ
リの分野では、オフィスユースからパーソナルユースへ
とその使用の形態が移行してきており、より小型化、低
コスト化、メンテナンスフリー化が求められている。ま
た、一方では、ドキュメントのカラー化など画像処理技
術の向上にともなって、より高解像度、高品質の画像形
成技術が求められている。
【0003】その電子写真装置に用いられる感光体とし
ては、安価で無公害であるなどの長所を有する有機光導
電物質からなる有機系の感光体の開発が活発になされ、
多くの装置に搭載されるようになってきた。これら実用
化された感光体のほとんどが、導電性支持体上に電荷発
生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する
電荷輸送層を順次形成した積層型感光体である。このよ
うに機能分離することにより電子写真装置に要求される
感度、耐久性などの特性を満足するに至った。その中
で、半導体レーザの発振波長領域つまりは近赤外波長領
域に吸収を有するの感光体や500nmから600nm
に吸収を有するアナログ複写機用の感光体の開発が活発
に行われてきた。
【0004】特に、CDプレーヤなどAV機器に多量に
用いられ、800nm付近に発振波長を持つ半導体レー
ザが普及し、電子写真方式のプリンタにも数多く用いら
れている。最近、DVD等の記録密度向上のために青色
レーザが開発されるようになってきており、電子写真方
式のプリンタにおいても高画質化のために青色レーザを
用いる方向が考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、現在用いられている感光体は、近赤外領域に
感度を持つプリンタ用感光体、あるいは500nmから
600nm付近に感度を持つアナログ複写機用感光体で
ある。380乃至500nmの青色レーザ領域の電荷発
生物質として、特開2000−47408あるいは特開
2000−47409に記載されているが、このような
光源に対して十分な感度を有するものは少なく、感光体
としてもあまり評価されていないのが現状である。
【0006】したがって、これらの課題を解決し、高画
質のレーザプリンタに対応した青色レーザ光、380n
mから500nmの範囲にある光に対して高感度である
とともに、帯電性、さらには、これらの感光体特性の繰
り返し安定性にも優れた積層型電子写真用感光体が強く
望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこでこの課題を解決す
るために、本発明の請求項1にかかる積層型電子写真用
感光体は、380nmから500nmの範囲にあるレー
ザ光源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用いる
感光体であって、その構成材料である電荷発生材料とし
て下記一般式(化9)で表されるジアゾ化合物を用いて
積層型電子写真用感光体としたものである。
【0008】
【化9】
【0009】(但し、一般式(化9)において、Cpは
カップリング成分を表す。) また、本発明の請求項2にかかる積層型電子写真用感光
体は、380nmから500nmの範囲にあるレーザ光
源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用いる感光
体であって、その構成材料である電荷発生材料として下
記一般式(化10)で表されるジアゾ化合物を用いて積
層型電子写真用感光体としたものである。
【0010】
【化10】
【0011】(但し、一般式(化10)において、Cp
はカップリング成分を表す。) また、本発明の請求項3にかかる積層型電子写真用感光
体は、380nmから500nmの範囲にあるレーザ光
源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用いる感光
体であって、その構成材料である電荷発生材料として下
記一般式(化11)で表されるジアゾ化合物を用いて積
層型電子写真用感光体としたものである。
【0012】
【化11】
【0013】(但し、一般式(化11)において、Cp
はカップリング成分を表す。また、式中nは0,1,2
の整数を表す。) また、本発明の請求項4にかかる積層型電子写真用感光
体は、380nmから500nmの範囲にあるレーザ光
源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用いる感光
体であって、その構成材料である電荷発生材料として下
記一般式(化12)で表されるジアゾ化合物を用いて積
層型電子写真用感光体としたものである。
【0014】
【化12】
【0015】(但し、一般式(化12)において、Cp
はカップリング成分を表す。) また、本発明の請求項5にかかる積層型電子写真用感光
体は、380nmから500nmの範囲にあるレーザ光
源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用いる感光
体であって、その構成材料である電荷発生材料として下
記一般式(化13)で表されるピロロピロールを用いて
積層型電子写真用感光体としたものである。
【0016】
【化13】
【0017】(但し、一般式(化13)において、R1
は水素、非置換または置換のアルキル基、非置換または
置換のアリル基を表し、R2は非置換または置換のアリ
ル基を表す。) また、本発明の請求項6にかかる積層型電子写真用感光
体は、380nmから500nmの範囲にあるレーザ光
源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用いる感光
体であって、その構成材料である電荷発生材料として下
記一般式(化14)および一般式(化15)で表される
テトラアザポリフィリンおよびその誘導体を用いて積層
型電子写真用感光体としたものである。
【0018】
【化14】
【0019】(但し、一般式(化14)において、
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8は水素、非置
換または置換のアルキル基、非置換または置換のアルコ
キシ基、非置換又は置換のアミノ基、ハロゲン、シアノ
基、カルボキシル基及びそのエステル、ニトロ基、置換
または非置換の芳香族炭化水素残基を表し、R1、R2
3、R4、R5、R6、R7、R8は同一または異なるもの
のいずれでも良い。またR1とR2、R3とR4、R5
6、R7とR8は、それぞれ共同して炭化水素環を形成
していても良い。)
【0020】
【化15】
【0021】(但し、一般式(化15)において、
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8は水素、非置
換または置換のアルキル基、非置換または置換のアルコ
キシ基、非置換又は置換のアミノ基、ハロゲン、シアノ
基、カルボキシル基及びそのエステル、ニトロ基、置換
または非置換の芳香族炭化水素残基を表し、R1、R2
3、R4、R5、R6、R7、R8は同一または異なるもの
のいずれでも良い。またR1とR2、R3とR4、R5
6、R7とR8は、それぞれ共同して炭化水素環を形成
していても良い。Mは2価の金属を表す。) また、本発明の請求項7にかかる積層型電子写真用感光
体は、380nmから500nmの範囲にあるレーザ光
源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用いる感光
体であって、その構成材料である電荷発生材料として下
記一般式(化16)で表されるボロンサブフタロシアニ
ンを用いて積層型電子写真用感光体としたものである。
【0022】
【化16】
【0023】(但し、一般式(化16)において、
1、R2及びR3は水素、非置換または置換のアルキル
基、非置換または置換のアルコキシ基、非置換又は置換
のアミノ基、ハロゲン、シアノ基、カルボキシル基及び
そのエステル、ニトロ基、置換または非置換の芳香族炭
化水素残基を表し、R1、R2及びR3は同一または異な
るもののいずれでも良い。nは1、2、3及び4の整数を表
し、Xはハロゲンを表す。) また、本発明の請求項8にかかる積層型電子写真用感光
体は、380nmから500nmの範囲にあるレーザ光
源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用いる感光
体であって、その構成材料である電荷発生材料としてフ
ラーレン系化合物を用いて積層型電子写真用感光体とし
たものである。
【0024】また、本発明の請求項9にかかる積層型電
子写真用感光体は、380nmから500nmの範囲に
あるレーザ光源を具備する電子写真方式の画像形成装置
に用いる感光体であって、その構成材料である電荷発生
材料としてフラーレンC60を用いて積層型電子写真用
感光体としたものである。
【0025】また、本発明の請求項10にかかる積層型
電子写真用感光体は、380nmから500nmの範囲
にあるレーザ光源を具備する電子写真方式の画像形成装
置に用いる感光体であって、その構成材料である電荷発
生材料としてフラーレンC70を用いて積層型電子写真
用感光体としたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0027】図1は本発明の形態にかかる積層型電子写
真用感光体の構成を模式的に示した断面図であり、図1
において、積層型電子写真用感光体10は、導電性支持
体11上に電荷発生層12と電荷輸送層13を積層して
形成されている。
【0028】導電性支持体11は、従来から知られてい
る導電性を有するものであればよく、例えば、アルミニ
ウムなどの金属材料からなる管(円筒状)、板、シート
状支持体、プラスティックや紙などからなる管、板、シ
ート状支持体上に金属材料を蒸着あるいは導電性塗料に
より導電性を付与したもの、導電性プラスティックを成
形してなる管、板、シート状支持体などが用いられる。
特に、アルミニウム合金に切削等の加工を施した管やポ
リエチレンテレフタレートフィルム上にアルミニウムを
蒸着したシートなどがよく用いられる。
【0029】次に、導電性支持体11上に形成される電
荷発生層12は、電荷発生物質として380nmから5
00nmの波長領域に吸収を持つ化合物が好ましい。具
体的には、(化17)から(化19)、(化20)から
(化22)、(化23)から(化24)および(化2
5)から(化26)に示すようなアゾ化合物、(化2
7)から(化29)に示すピロロピロール系化合物、
(化30)から(化32)および(化33)に示すテト
ラアザポルフィリン系化合物、(化34)から(38)
に示すボロンサブフタロシアニン化合物、フラーレンC
60、C70あるいは置換基を持つか中心に金属を内包
するフラーレン化合物などが上げられる。電荷発生層の
形成方法としては、電荷発生物質を分散塗料として浸漬
塗工にて形成する方法、電荷発生物質を蒸着にて形成す
る方法がある。アゾ化合物等は塗工にて、フラーレン化
合物等は蒸着にて形成するのが好ましい。
【0030】
【化17】
【0031】
【化18】
【0032】
【化19】
【0033】
【化20】
【0034】
【化21】
【0035】
【化22】
【0036】
【化23】
【0037】
【化24】
【0038】
【化25】
【0039】
【化26】
【0040】
【化27】
【0041】
【化28】
【0042】
【化29】
【0043】
【化30】
【0044】
【化31】
【0045】
【化32】
【0046】
【化33】
【0047】
【化34】
【0048】
【化35】
【0049】
【化36】
【0050】
【化37】
【0051】
【化38】
【0052】このように、導電性支持体11上に電荷発
生層12が形成された後、電荷輸送物質とバインダ樹脂
からなる電荷輸送層13が、電荷輸送物質、バインダ樹
脂並びに有機系溶剤からなる電荷輸送層用塗料を用い
て、浸漬塗工法などの公知の塗工手段にて電荷発生層1
2上に積層される。
【0053】電荷輸送物質としては、電子供与性のオキ
サゾール化合物、オキサジアゾール化合物、ピラゾリン
化合物、ヒドラゾン化合物、スチルベン化合物、テトラ
フェニルブタジエン化合物、ビフェニル化合物、および
これらの化合物の誘導体を用いることができる。その中
でも、本発明の感光体においては、500nm以下の光
源波長における吸収がないものが好ましいのは言うまで
もない。
【0054】バインダ樹脂としては、ポリエステル、ポ
リカーボネート、ポリスルホン、ポリアリレート、ポリ
メチルメタクリレートなどの樹脂を用いることができる
が、電荷輸送物質との相溶性、膜強度、塗料化溶剤への
溶解性、塗料としての安定性の点からポリカーボネート
が好ましい。これらのバインダ樹脂と前記電荷輸送物質
の構成比は、重量比でバインダ樹脂1に対して0.25
から3の範囲で用いられる。また、電荷輸送物質、バイ
ンダ樹脂の他に、これら物質の劣化防止のために酸化防
止剤、紫外線吸収剤などを添加することもできる。
【0055】さらに、これらの電荷輸送物質とバインダ
樹脂を溶解し、電荷輸送層用塗料とするための有機系溶
剤としては、ジクロロメタン、クロロホルムなどの塩素
系炭化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフランなどの
環状エーテル類、トルエン、キシレンなどの芳香族系炭
化水素類などが用いられる。これらの有機系溶剤は、1
種あるいは2種以上を混合して用いることができ、電荷
輸送層用塗料中の不揮発分の濃度を10から40重量%
の範囲に調整して用いる。このようにして調整された電
荷輸送層用塗料を用い、浸漬塗工にて電荷輸送層13を
形成されるが、浸漬塗工後、熱風乾燥機などにより有機
系溶剤分を揮発させ、乾燥後膜厚として5から40μm
程度の範囲の電荷輸送層が形成される。
【0056】
【実施例】以下、本発明の形態における具体的な実施例
および比較例を説明する。
【0057】(実施例1)積層型電子写真用感光体サンプルの作成 ポリエチレンテレフタレート上にアルミニウム蒸着され
たシートを導電性支持体として、(化39)のアゾ化合
物2重量部とブチラール樹脂(積水化学工業製エスレッ
クスBL−1)1重量部をテトラヒドロフラン57重量
部に分散した塗料を用いて、バーコーターにて0.15
μmの電荷発生層を形成する。乾燥は80℃にて30分
行った。引き続き、下記化学式(化40)の電荷輸送質
1重量部、ポリカーボネート(出光興産株式会社製 タ
フゼットP−300)1重量部、テトラヒドロフラン5
重量部からなる塗料を用い、アプリケータを用いてにて
乾燥後膜厚が20μmになるように電荷輸送層を設け、
100℃で60分間の乾燥を行い感光体を完成させた。
【0058】
【化39】
【0059】
【化40】
【0060】積層型電子写真用感光体の特性評価 このようにして得られた感光体をアルミニウムドラムに
巻き付け、支持体アルミニウムとドラムの導通をとり、
静電特性を感光体ドラム測定システム(ジェンテック株
式会社製 CYNTHIA55)にて評価した。
【0061】評価は、コロナ電流およびグリッド電圧を
調整し、感光体を暗所で負帯電し、露光直前の帯電電位
V0(V)を550V以上になるようにし、続いて45
0nm、0.65μJ/cm2・sのエネルギーの単色
光を5秒間照射して、この時表面電位が1/2V0にな
る露光量を光感度E1/2(μJ/cm2)とし、露光5
秒後の表面電位を残留電位Vr(V)として測定するこ
とによって行った。
【0062】(実施例2)実施例1のアゾ化合物(化3
9)の代わりに、(化41)を用いた以外は、実施例1
と同様に感光体を作成し同様の特性評価を行った。この
結果を(表1)に示す。
【0063】
【化41】
【0064】(実施例3)実施例1のアゾ化合物(化3
9)の代わりに、(化42)を用いた以外は、実施例1
と同様に感光体を作成し同様の特性評価を行った。この
結果を(表1)に示す。
【0065】
【化42】
【0066】(実施例4)実施例1のアゾ化合物(化3
9)の代わりに、(化43)を用いた以外は、実施例1
と同様に感光体を作成し同様の特性評価を行った。この
結果を(表1)に示す。
【0067】
【化43】
【0068】(実施例5)実施例1のアゾ化合物(化3
9)を含有する分散塗料の代わりに、ピロロピロール化
合物(化44)を用い、導電性支持体上に、5×10-3
Paの減圧下、(化44)を0.15μmの膜厚に蒸着
し電荷発生層とした。それ以外は、実施例1と同様に電
荷輸送層を設け作成した感光体について同様の特性評価
を行った。この結果を(表1)に示す。
【0069】
【化44】
【0070】(実施例6)実施例1のアゾ化合物(化3
9)の代わりに、テトラアザポルフィリン(化45)を
用いた以外は、実施例1と同様に感光体を作成し同様の
特性評価を行った。この結果を(表1)に示す。
【0071】
【化45】
【0072】(実施例7)実施例1のアゾ化合物(化3
9)の代わりに、テトラアザポルフィリン(化46)を
用いた以外は、実施例1と同様に感光体を作成し同様の
特性評価を行った。この結果を(表1)に示す。
【0073】
【化46】
【0074】(実施例8)実施例1のアゾ化合物(化3
9)の代わりに、ボロンサブフタロシアニン(化47)
を用いた以外は、実施例1と同様に感光体を作成し同様
の特性評価を行った。この結果を(表1)に示す。
【0075】
【化47】
【0076】(実施例9)実施例5のピロロピロール化
合物(化44)の代わりに、フラーレンC60を用いた
以外は、実施例5と同様に感光体を作成し同様の特性評
価を行った。この結果を(表1)に示す。
【0077】(実施例10)実施例5のピロロピロール
化合物(化44)の代わりに、フラーレンC70を用い
た以外は、実施例5と同様に感光体を作成し同様の特性
評価を行った。この結果を(表1)に示す。
【0078】(実施例11)実施例1の電荷輸送物質
(化40)の代わりに、(化48)を用いた以外は、実
施例1と同様に感光体を作成し同様の特性評価を行っ
た。この結果を(表1)に示す。
【0079】
【化48】
【0080】(実施例12)実施例1の電荷輸送物質
(化40)の代わりに、(化49)を用いた以外は、実
施例1と同様に感光体を作成し同様の特性評価を行っ
た。この結果を(表1)に示す。
【0081】
【化49】
【0082】(比較例1)実施例1のアゾ化合物(化3
9)の代わりに、無金属フタロシアニンを用いた以外
は、実施例1と同様に感光体を作成し同様の特性評価を
行った。この結果を(表1)に示す。
【0083】(比較例2)実施例5のピロロピロール化
合物(化44)の代わりに、オキソチタニウムフタロシ
アニンを用いた以外は、実施例5と同様に感光体を作成
し同様の特性評価を行った。この結果を(表1)に示
す。
【0084】
【表1】
【0085】(表1)に示す結果から明らかなように、
本発明の実施例の積層型電子写真用感光体では、特定の
電荷発生物質を用いることにより良好な電子写真特性を
示す。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の積層型電
子写真用感光体によれば、380nmから500nmの
範囲にあるレーザ光源を具備する電子写真方式の画像形
成装置に用いる感光体において、導電性支持体上に特定
の電荷発生物質からなる電荷発生層を形成することによ
って、青色レーザ光源にも対応でき、高画質レーザプリ
ンタ用の感光体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる積層型電子写真用
感光体の構成を模式的に示した断面図
【符号の説明】
10 積層型電子写真用感光体 11 導電性支持体 12 電荷発生層 13 電荷輸送層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 380nmから500nmの範囲にある
    レーザ光源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用
    いる感光体において、前記電子写真用感光体に用いられ
    る電荷発生材料が下記一般式(化1)で表されるジアゾ
    化合物であることを特徴とする積層型電子写真用感光
    体。 【化1】 (但し、一般式(化1)において、Cpはカップリング
    成分を表す。)
  2. 【請求項2】 380nmから500nmの範囲にある
    レーザ光源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用
    いる感光体において、前記電子写真用感光体に用いられ
    る電荷発生材料が下記一般式(化2)で表されるジアゾ
    化合物であることを特徴とする積層型電子写真用感光
    体。 【化2】 (但し、一般式(化2)において、Cpはカップリング
    成分を表す。)
  3. 【請求項3】 380nmから500nmの範囲にある
    レーザ光源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用
    いる感光体において、前記電子写真用感光体に用いられ
    る電荷発生材料が下記一般式(化3)で表されるジアゾ
    化合物であることを特徴とする積層型電子写真用感光
    体。 【化3】 (但し、一般式(化3)において、Cpはカップリング
    成分を表す。また、式中nは0,1,2の整数を表
    す。)
  4. 【請求項4】 380nmから500nmの範囲にある
    レーザ光源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用
    いる感光体において、前記電子写真用感光体に用いられ
    る電荷発生材料が下記一般式(化4)で表されるジアゾ
    化合物であることを特徴とする積層型電子写真用感光
    体。 【化4】 (但し、一般式(化4)において、Cpはカップリング
    成分を表す。)
  5. 【請求項5】 380nmから500nmの範囲にある
    レーザ光源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用
    いる感光体において、前記電子写真用感光体に用いられ
    る電荷発生材料が下記一般式(化5)で表されるピロロ
    ピロールであることを特徴とする積層型電子写真用感光
    体。 【化5】 (但し、一般式(化5)において、R1は水素、非置換
    または置換のアルキル基、非置換または置換のアリル基
    を表し、R2は非置換または置換のアリル基を表す。)
  6. 【請求項6】 380nmから500nmの範囲にある
    レーザ光源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用
    いる感光体において、前記電子写真用感光体に用いられ
    る電荷発生材料が下記一般式(化6)および一般式(化
    7)で表されるテトラアザポリフィリンおよびその誘導
    体であることを特徴とする積層型電子写真用感光体。 【化6】 (但し、一般式(化6)において、R1、R2、R3
    4、R5、R6、R7、R8は水素、非置換または置換の
    アルキル基、非置換または置換のアルコキシ基、非置換
    又は置換のアミノ基、ハロゲン、シアノ基、カルボキシ
    ル基及びそのエステル、ニトロ基、置換または非置換の
    芳香族炭化水素残基を表し、R1、R2、R3、R4
    5、R6、R7、R8は同一または異なるもののいずれで
    も良い。またR1とR2、R3とR4、R5とR6、R7とR8
    は、それぞれ共同して炭化水素環を形成していても良
    い。) 【化7】 (但し、一般式(化7)において、R1、R2、R3
    4、R5、R6、R7、R8は水素、非置換または置換の
    アルキル基、非置換または置換のアルコキシ基、非置換
    又は置換のアミノ基、ハロゲン、シアノ基、カルボキシ
    ル基及びそのエステル、ニトロ基、置換または非置換の
    芳香族炭化水素残基を表し、R1、R2、R3、R4
    5、R6、R7、R8は同一または異なるもののいずれで
    も良い。またR1とR2、R3とR4、R5とR6、R7とR8
    は、それぞれ共同して炭化水素環を形成していても良
    い。Mは2価の金属を表す。)
  7. 【請求項7】 380nmから500nmの範囲にある
    レーザ光源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用
    いる感光体において、前記電子写真用感光体に用いられ
    る電荷発生材料が下記一般式(化8)で表されるボロサ
    ブフタロシアニンであることを特徴とする積層型電子写
    真用感光体。 【化8】 (但し、一般式(化8)において、R1、R2及びR3
    水素、非置換または置換のアルキル基、非置換または置
    換のアルコキシ基、非置換又は置換のアミノ基、ハロゲ
    ン、シアノ基、カルボキシル基及びそのエステル、ニト
    ロ基、置換または非置換の芳香族炭化水素残基を表し、
    1、R2及びR3は同一または異なるもののいずれでも
    良い。nは1、2、3及び4の整数を表し、Xはハロゲンを表
    す。)
  8. 【請求項8】 380nmから500nmの範囲にある
    レーザ光源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用
    いる感光体において、前記電子写真用感光体に用いられ
    る電荷発生材料がフラーレン系化合物であることを特徴
    とする積層型電子写真用感光体。
  9. 【請求項9】 380nmから500nmの範囲にある
    レーザ光源を具備する電子写真方式の画像形成装置に用
    いる感光体において、前記電子写真用感光体に用いられ
    る電荷発生材料がフラーレンC60であることを特徴と
    する積層型電子写真用感光体。
  10. 【請求項10】 380nmから500nmの範囲にあ
    るレーザ光源を具備する電子写真方式の画像形成装置に
    用いる感光体において、前記電子写真用感光体に用いら
    れる電荷発生材料がフラーレンC70であることを特徴
    とする積層型電子写真用感光体。
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