JP2002014383A - ラマン増幅器 - Google Patents
ラマン増幅器Info
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S3/00—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
- H01S3/30—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range using scattering effects, e.g. stimulated Brillouin or Raman effects
- H01S3/302—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range using scattering effects, e.g. stimulated Brillouin or Raman effects in an optical fibre
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- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラマン増幅のSNRを改善する。
【解決手段】 光ファイバ10は、1.55μm帯にゼ
ロ分散波長をシフトした分散シフトファイバ、光ファイ
バ12は、実効断面積が光ファイバ10より大きい約1
00μm2の単一モード光ファイバである。光ファイバ
12の信号光出射端に光カップラ14が配置されてい
る。レーザダイオード16はラマンポンプ光源として、
1455nmのレーザ光を出力する。レーザダイオード
16の出力光は、光カップラ14により、後側から、即
ち、信号光の伝搬方向とは逆方向に光ファイバ12に導
入される。光ファイバ12のラマン利得係数は、光ファ
イバ10のラマン利得係数に比べて1/1.08以下、
好ましくは1/1.1以下である。
ロ分散波長をシフトした分散シフトファイバ、光ファイ
バ12は、実効断面積が光ファイバ10より大きい約1
00μm2の単一モード光ファイバである。光ファイバ
12の信号光出射端に光カップラ14が配置されてい
る。レーザダイオード16はラマンポンプ光源として、
1455nmのレーザ光を出力する。レーザダイオード
16の出力光は、光カップラ14により、後側から、即
ち、信号光の伝搬方向とは逆方向に光ファイバ12に導
入される。光ファイバ12のラマン利得係数は、光ファ
イバ10のラマン利得係数に比べて1/1.08以下、
好ましくは1/1.1以下である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラマン増幅器に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】無中継光伝送路の伝送距離、及び光増幅
中継伝送路の中継スパンを長くするには、光伝送路上で
信号光をラマン増幅するファイバラマン増幅器が有効で
あり、これにより、受信感度及びSNR(信号対雑音
比)が向上する。例えば、T.Miyakawa他,”
210Gbit/s(10.7Gbit/s×21WD
M) Transmission over 1200
km with 200 km Repeater
Spacing for the Festoon U
ndersea Cable System”,OFC
2000, Baitomore, Marylan
d, USA, March 7−10,2000及び
H. Kawakami他,”Highly effi
cientDistributed Raman am
plification system in a z
ero−dispersion−flattened
transmission line”, OAA19
99 Nara, Japan June 9−11,
1999を参照されたい。
中継伝送路の中継スパンを長くするには、光伝送路上で
信号光をラマン増幅するファイバラマン増幅器が有効で
あり、これにより、受信感度及びSNR(信号対雑音
比)が向上する。例えば、T.Miyakawa他,”
210Gbit/s(10.7Gbit/s×21WD
M) Transmission over 1200
km with 200 km Repeater
Spacing for the Festoon U
ndersea Cable System”,OFC
2000, Baitomore, Marylan
d, USA, March 7−10,2000及び
H. Kawakami他,”Highly effi
cientDistributed Raman am
plification system in a z
ero−dispersion−flattened
transmission line”, OAA19
99 Nara, Japan June 9−11,
1999を参照されたい。
【0003】ファイバラマン増幅器では、光伝送路上で
ラマン増幅を生じさせる高出力のポンプ光を光伝送路の
信号伝搬方向と同方向に、即ち、前側から光伝送路に入
力する前方励起法と、信号伝搬方向とは逆方向に、即
ち、後側から光伝送路に入力する後方励起法がある。ラ
マン増幅は、光ファイバの非線形効果により発生するの
で、ラマン利得を上げるには、ポンプパワーを上げる
か、及び/又は、非線形効果の大きい光ファイバを使用
する。同じ材料及び構造であれば、コア径が小さいほ
ど、非線形効果が大きい。
ラマン増幅を生じさせる高出力のポンプ光を光伝送路の
信号伝搬方向と同方向に、即ち、前側から光伝送路に入
力する前方励起法と、信号伝搬方向とは逆方向に、即
ち、後側から光伝送路に入力する後方励起法がある。ラ
マン増幅は、光ファイバの非線形効果により発生するの
で、ラマン利得を上げるには、ポンプパワーを上げる
か、及び/又は、非線形効果の大きい光ファイバを使用
する。同じ材料及び構造であれば、コア径が小さいほ
ど、非線形効果が大きい。
【0004】従来のファイバラマン増幅器では、信号光
のパワーが大きい光伝送路の前半部分にコア径の大きな
光ファイバを配置すると共に、信号光のパワーが減少し
た後半部分にコア径の小さな光ファイバ、すなわち、ラ
マン利得係数の大きな光ファイバを配置している。そし
て、後者の光ファイバにその後側からポンプ光を信号光
の伝搬方向とは逆方向に導入する。これにより、光伝送
路の後半部分で弱い信号光をラマン増幅し、信号光レベ
ルの減少を緩和又は信号光レベルを上げている。
のパワーが大きい光伝送路の前半部分にコア径の大きな
光ファイバを配置すると共に、信号光のパワーが減少し
た後半部分にコア径の小さな光ファイバ、すなわち、ラ
マン利得係数の大きな光ファイバを配置している。そし
て、後者の光ファイバにその後側からポンプ光を信号光
の伝搬方向とは逆方向に導入する。これにより、光伝送
路の後半部分で弱い信号光をラマン増幅し、信号光レベ
ルの減少を緩和又は信号光レベルを上げている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ラマン増幅により信号
光レベルの減少を緩和又は信号光レベルを上げることが
でき、これにより、無中継光伝送距離又は中継スパンを
長くすることができる。
光レベルの減少を緩和又は信号光レベルを上げることが
でき、これにより、無中継光伝送距離又は中継スパンを
長くすることができる。
【0006】しかし、ラマン増幅では、累積雑音光パワ
ーも大きくなる。従って、従来例では、信号光レベルの
点で問題なくても、SNRが急速に劣化し、受信特性を
悪くする。
ーも大きくなる。従って、従来例では、信号光レベルの
点で問題なくても、SNRが急速に劣化し、受信特性を
悪くする。
【0007】本発明は、このような問題点を解決したラ
マン増幅器を提示することを目的とする。
マン増幅器を提示することを目的とする。
【0008】本発明はまた、必要なラマン利得を確保し
た上で、良好なSNRを得られるラマン増幅器を提示す
ることを目的とする。
た上で、良好なSNRを得られるラマン増幅器を提示す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るラマン増幅
器は、信号光を伝搬する第1の光ファイバと、当該第1
の光ファイバから出力される信号光が入力する第2の光
ファイバと、ラマン増幅用ポンプ光を発生するポンプ光
源と、当該第2の光ファイバの当該信号光の出力側か
ら、当該ポンプ光源の出力光を当該第2の光ファイバに
導入する光導入手段とからなり、当該第2の光ファイバ
のラマン利得係数が当該第1の光ファイバのラマン利得
係数の1/1.08以下であることを特徴とする。
器は、信号光を伝搬する第1の光ファイバと、当該第1
の光ファイバから出力される信号光が入力する第2の光
ファイバと、ラマン増幅用ポンプ光を発生するポンプ光
源と、当該第2の光ファイバの当該信号光の出力側か
ら、当該ポンプ光源の出力光を当該第2の光ファイバに
導入する光導入手段とからなり、当該第2の光ファイバ
のラマン利得係数が当該第1の光ファイバのラマン利得
係数の1/1.08以下であることを特徴とする。
【0010】このような構成により、信号光がラマン増
幅される位置を信号光の入力側にシフトすることがで
き、その結果、受信装置の入力位置での累積雑音光量を
低減でき、SNRを改善できる。
幅される位置を信号光の入力側にシフトすることがで
き、その結果、受信装置の入力位置での累積雑音光量を
低減でき、SNRを改善できる。
【0011】ある単位ファイバ長で考えると、そこでの
ラマン利得(dB)は、ポンプ光強度(mW又はW)に
比例して増加し、ラマン利得とそれにより発生する雑音
光パワーは比例する。同じラマン利得で発生する雑音光
量は同じである。但し、受信装置で見た雑音光量は、そ
の発生地点で異なる。受信装置の近くで発生した雑音光
は、ほとんど同じレベルの雑音光として検出されるが、
ラマン利得の発生箇所が送信装置側に移動すると、受信
装置で検出される雑音光は、送信装置側への移動距離に
応じただけ減衰する。従って、ラマン利得の発生箇所を
送信装置側に移動すればするほど、受信装置におけるS
NRは等価的に改善する。
ラマン利得(dB)は、ポンプ光強度(mW又はW)に
比例して増加し、ラマン利得とそれにより発生する雑音
光パワーは比例する。同じラマン利得で発生する雑音光
量は同じである。但し、受信装置で見た雑音光量は、そ
の発生地点で異なる。受信装置の近くで発生した雑音光
は、ほとんど同じレベルの雑音光として検出されるが、
ラマン利得の発生箇所が送信装置側に移動すると、受信
装置で検出される雑音光は、送信装置側への移動距離に
応じただけ減衰する。従って、ラマン利得の発生箇所を
送信装置側に移動すればするほど、受信装置におけるS
NRは等価的に改善する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロ
ック図を示す。10は1.55μm帯にゼロ分散波長を
シフトした分散シフトファイバ、12は、実効断面積が
光ファイバ10より大きい約100μm2の単一モード
光ファイバである。図1では、光ファイバ10,12の
コア部分を模式的に図示してある。
ック図を示す。10は1.55μm帯にゼロ分散波長を
シフトした分散シフトファイバ、12は、実効断面積が
光ファイバ10より大きい約100μm2の単一モード
光ファイバである。図1では、光ファイバ10,12の
コア部分を模式的に図示してある。
【0014】信号光は、先ず分散シフトファイバ10に
入力し、これを伝搬して、単一モード光ファイバ12に
入力する。単一モード光ファイバ12の信号光出射端
に、光カップラ14が配置されている。レーザダイオー
ド16はポンプ光源として、1455nmのレーザ光を
出力する。レーザダイオード16の出力光は、光カップ
ラ14により、後側から、即ち、信号光の伝搬方向とは
逆方向に光ファイバ12に導入される。光ファイバ1
0,12でラマン増幅された信号光は、光カップラ14
を通過して、後段の図示しない光部品(例えば、光ファ
イバ又は受光素子)に入力する。
入力し、これを伝搬して、単一モード光ファイバ12に
入力する。単一モード光ファイバ12の信号光出射端
に、光カップラ14が配置されている。レーザダイオー
ド16はポンプ光源として、1455nmのレーザ光を
出力する。レーザダイオード16の出力光は、光カップ
ラ14により、後側から、即ち、信号光の伝搬方向とは
逆方向に光ファイバ12に導入される。光ファイバ1
0,12でラマン増幅された信号光は、光カップラ14
を通過して、後段の図示しない光部品(例えば、光ファ
イバ又は受光素子)に入力する。
【0015】光カップラ14により光ファイバ12に導
入されたポンプ光は、光ファイバ12を伝搬していくに
従い減衰しつつ、信号光をラマン増幅する。但し、本実
施例では、ラマン増幅が実質的に発生する箇所を光ファ
イバ10側、即ち、信号光の入力側にシフトするよう
に、光ファイバ12としてラマン利得係数の小さい光フ
ァイバを使用した。
入されたポンプ光は、光ファイバ12を伝搬していくに
従い減衰しつつ、信号光をラマン増幅する。但し、本実
施例では、ラマン増幅が実質的に発生する箇所を光ファ
イバ10側、即ち、信号光の入力側にシフトするよう
に、光ファイバ12としてラマン利得係数の小さい光フ
ァイバを使用した。
【0016】従来例では、信号光の弱くなった部分に、
ラマン利得係数の大きな光ファイバを配置して、ラマン
効果が信号光に強く作用するようにしていた。ラマン利
得係数は、光ファイバのコア径を小さくすることで大き
くなるが、ドーパントにも依存する。一般的には、コア
径を小さくすることにより非線形効果を強くして、ラマ
ン利得を増大させていた。
ラマン利得係数の大きな光ファイバを配置して、ラマン
効果が信号光に強く作用するようにしていた。ラマン利
得係数は、光ファイバのコア径を小さくすることで大き
くなるが、ドーパントにも依存する。一般的には、コア
径を小さくすることにより非線形効果を強くして、ラマ
ン利得を増大させていた。
【0017】これに対し、本実施例では、後側に位置す
る光ファイバ12のコア径を、信号光の強い箇所に配置
される光ファイバ10のコア径よりも大きくした。この
結果、光ファイバ12内でラマン利得係数が小さくな
り、光ファイバ12内の光ファイバ10に近付いた箇所
及び光ファイバ10内でラマン増幅が生じる。換言する
と、本実施例では、ラマン増幅の発生位置が、従来例に
比べて信号光の入力側にシフトする。理想的には、光フ
ァイバ12として、ラマン利得係数が0の光ファイバを
使用する。その場合、光ファイバ10内でラマン増幅が
発生する。
る光ファイバ12のコア径を、信号光の強い箇所に配置
される光ファイバ10のコア径よりも大きくした。この
結果、光ファイバ12内でラマン利得係数が小さくな
り、光ファイバ12内の光ファイバ10に近付いた箇所
及び光ファイバ10内でラマン増幅が生じる。換言する
と、本実施例では、ラマン増幅の発生位置が、従来例に
比べて信号光の入力側にシフトする。理想的には、光フ
ァイバ12として、ラマン利得係数が0の光ファイバを
使用する。その場合、光ファイバ10内でラマン増幅が
発生する。
【0018】ラマン増幅の発生位置が信号光の入力側に
シフトすることにより、相対的にラマン増幅に伴う累積
雑音光パワーを抑制でき、その結果、SNRが改善す
る。
シフトすることにより、相対的にラマン増幅に伴う累積
雑音光パワーを抑制でき、その結果、SNRが改善す
る。
【0019】図2は、光ファイバ10,12内での信号
光パワーの距離変化の模式図を示す。ラマン利得が同じ
であるという条件の下で、光ファイバ12としてラマン
利得係数がゼロでない小さい値を具備する光ファイバ使
用する場合と、光ファイバ12としてラマン利得係数が
ゼロの光ファイバを使用する場合と、同一組成の光ファ
イバ上で信号光をラマン増幅する従来例とを比較した。
光パワーの距離変化の模式図を示す。ラマン利得が同じ
であるという条件の下で、光ファイバ12としてラマン
利得係数がゼロでない小さい値を具備する光ファイバ使
用する場合と、光ファイバ12としてラマン利得係数が
ゼロの光ファイバを使用する場合と、同一組成の光ファ
イバ上で信号光をラマン増幅する従来例とを比較した。
【0020】図2の縦軸は信号光パワー(dBm)、横
軸は距離(km)である。特性曲線20は、光ファイバ
12としてラマン利得係数がゼロの光ファイバ使用する
場合の信号光パワーの距離変化を示す。特性曲線22
は、光ファイバ12としてラマン利得係数がゼロでない
小さい値を具備する光ファイバを使用する場合の信号光
パワーの距離変化を示す。特性曲線24は、比較例とし
ての従来例の場合の信号光パワーの距離変化であり、光
ファイバ10,12の代わりに同一組成の光ファイバを
使用する。破線26は、ラマン増幅を使用しない場合の
信号光パワーの距離変化を示す。
軸は距離(km)である。特性曲線20は、光ファイバ
12としてラマン利得係数がゼロの光ファイバ使用する
場合の信号光パワーの距離変化を示す。特性曲線22
は、光ファイバ12としてラマン利得係数がゼロでない
小さい値を具備する光ファイバを使用する場合の信号光
パワーの距離変化を示す。特性曲線24は、比較例とし
ての従来例の場合の信号光パワーの距離変化であり、光
ファイバ10,12の代わりに同一組成の光ファイバを
使用する。破線26は、ラマン増幅を使用しない場合の
信号光パワーの距離変化を示す。
【0021】特性曲線20,22,24から分かるよう
に、光ファイバ12のラマン利得係数が小さいほど、信
号光はより早く増幅される。
に、光ファイバ12のラマン利得係数が小さいほど、信
号光はより早く増幅される。
【0022】図3は、図2に対応する、光ファイバ1
0,12内での雑音光パワーの距離変化の模式図を示
す。図3の縦軸は雑音光パワー(dBm)、横軸は距離
(km)である。特性曲線30は、光ファイバ12とし
てラマン利得係数がゼロの光ファイバ使用する場合の雑
音光パワーの距離変化を示す。特性曲線32は、光ファ
イバ12としてラマン利得係数がゼロでない小さい値を
具備する光ファイバを使用する場合の雑音光パワーの距
離変化を示す。特性曲線34は、従来例の場合を示す。
破線36は、ラマン増幅を使用しない場合の雑音光パワ
ーの距離変化を示す。ラマン増幅を使用しない場合に
は、雑音光も光ファイバの損失に従って減衰する。
0,12内での雑音光パワーの距離変化の模式図を示
す。図3の縦軸は雑音光パワー(dBm)、横軸は距離
(km)である。特性曲線30は、光ファイバ12とし
てラマン利得係数がゼロの光ファイバ使用する場合の雑
音光パワーの距離変化を示す。特性曲線32は、光ファ
イバ12としてラマン利得係数がゼロでない小さい値を
具備する光ファイバを使用する場合の雑音光パワーの距
離変化を示す。特性曲線34は、従来例の場合を示す。
破線36は、ラマン増幅を使用しない場合の雑音光パワ
ーの距離変化を示す。ラマン増幅を使用しない場合に
は、雑音光も光ファイバの損失に従って減衰する。
【0023】光ファイバ12としてラマン利得係数がゼ
ロの光ファイバ使用する場合、特性曲線20に示すよう
に、ラマン増幅は光ファイバ10内で発生する。従っ
て、ラマン増幅に起因する雑音光も、特性曲線30に示
すように、ラマン増幅の発生箇所で発生し、増幅され
る。光ファイバ12内では、ラマン増幅が生じないの
で、そのノイズ光は、光ファイバ12の損失に従って減
衰する。
ロの光ファイバ使用する場合、特性曲線20に示すよう
に、ラマン増幅は光ファイバ10内で発生する。従っ
て、ラマン増幅に起因する雑音光も、特性曲線30に示
すように、ラマン増幅の発生箇所で発生し、増幅され
る。光ファイバ12内では、ラマン増幅が生じないの
で、そのノイズ光は、光ファイバ12の損失に従って減
衰する。
【0024】光ファイバ12としてラマン利得係数がゼ
ロでない小さい値を具備する光ファイバを使用する場
合、ラマン増幅は、特性曲線22に示すように、光ファ
イバ10の後半部分と光ファイバ12で発生する。従っ
て、ラマン増幅に起因する雑音光も、特性曲線32に示
すように、光ファイバ10の後半部と光ファイバ12で
発生し、増幅される。ラマン利得係数がゼロの光ファイ
バ使用する場合に比べて、ラマン増幅の発生区間が相対
的に長くなるので、ノイズ光は強くなる。光ファイバ1
2の出力端での累積雑音光パワーは、ラマン利得係数が
ゼロの光ファイバ使用する場合に比べて大きくなる。
ロでない小さい値を具備する光ファイバを使用する場
合、ラマン増幅は、特性曲線22に示すように、光ファ
イバ10の後半部分と光ファイバ12で発生する。従っ
て、ラマン増幅に起因する雑音光も、特性曲線32に示
すように、光ファイバ10の後半部と光ファイバ12で
発生し、増幅される。ラマン利得係数がゼロの光ファイ
バ使用する場合に比べて、ラマン増幅の発生区間が相対
的に長くなるので、ノイズ光は強くなる。光ファイバ1
2の出力端での累積雑音光パワーは、ラマン利得係数が
ゼロの光ファイバ使用する場合に比べて大きくなる。
【0025】従来例の場合、光ファイバ12の信号光出
射端に近い箇所で大きなラマン利得が生じるので、累積
雑音光は、特性曲線34に示すように、光ファイバ12
の信号光出射端に近付く程、急激に増大する。光ファイ
バ12の出力端での累積雑音光パワーは、上述のどの場
合よりも大きくなる。
射端に近い箇所で大きなラマン利得が生じるので、累積
雑音光は、特性曲線34に示すように、光ファイバ12
の信号光出射端に近付く程、急激に増大する。光ファイ
バ12の出力端での累積雑音光パワーは、上述のどの場
合よりも大きくなる。
【0026】図4は、図2及び図3に示す結果から算出
した、SNRの距離変化の模式図を示す。図4の縦軸は
SNR(dB)、横軸は距離(km)である。特性曲線
40は、光ファイバ12としてラマン利得係数がゼロの
光ファイバを使用する場合を示す。特性曲線42は、光
ファイバ12としてラマン利得係数がゼロでない小さい
値を具備する光ファイバを使用する場合を示す。特性曲
線44は、従来例の場合を示す。破線46は、ラマン増
幅を使用しない場合のSNRの距離変化を示す。ラマン
増幅を使用しない場合には、信号光及び雑音光共に光フ
ァイバの損失に従って減衰するので、SNRは一定であ
る。
した、SNRの距離変化の模式図を示す。図4の縦軸は
SNR(dB)、横軸は距離(km)である。特性曲線
40は、光ファイバ12としてラマン利得係数がゼロの
光ファイバを使用する場合を示す。特性曲線42は、光
ファイバ12としてラマン利得係数がゼロでない小さい
値を具備する光ファイバを使用する場合を示す。特性曲
線44は、従来例の場合を示す。破線46は、ラマン増
幅を使用しない場合のSNRの距離変化を示す。ラマン
増幅を使用しない場合には、信号光及び雑音光共に光フ
ァイバの損失に従って減衰するので、SNRは一定であ
る。
【0027】光ファイバ12としてラマン利得係数がゼ
ロの光ファイバ使用する場合、特性曲線20,30に示
すように、ラマン増幅は光ファイバ10内で発生し、ノ
イズ光も発生する。従って、特性曲線40に示すよう
に、その部分でSNRが劣化する。しかし、光ファイバ
12内ではラマン増幅が生じないので、光ファイバ12
内では、SNRは一定になる。
ロの光ファイバ使用する場合、特性曲線20,30に示
すように、ラマン増幅は光ファイバ10内で発生し、ノ
イズ光も発生する。従って、特性曲線40に示すよう
に、その部分でSNRが劣化する。しかし、光ファイバ
12内ではラマン増幅が生じないので、光ファイバ12
内では、SNRは一定になる。
【0028】光ファイバ12としてラマン利得係数がゼ
ロでない小さい値を具備する光ファイバを使用する場
合、特性曲線22,32に示すように、光ファイバ10
の後半部分と光ファイバ12でラマン増幅が発生し、ノ
イズ光も発生する。従って、特性曲線42に示すよう
に、SNRは、光ファイバ10の後半部で先ず劣化し、
更に光ファイバ12でも劣化する。この結果、一般的に
は、光ファイバ12の出力端でのSNRは、ラマン利得
係数がゼロの光ファイバ使用する場合に比べて小さくな
る。
ロでない小さい値を具備する光ファイバを使用する場
合、特性曲線22,32に示すように、光ファイバ10
の後半部分と光ファイバ12でラマン増幅が発生し、ノ
イズ光も発生する。従って、特性曲線42に示すよう
に、SNRは、光ファイバ10の後半部で先ず劣化し、
更に光ファイバ12でも劣化する。この結果、一般的に
は、光ファイバ12の出力端でのSNRは、ラマン利得
係数がゼロの光ファイバ使用する場合に比べて小さくな
る。
【0029】従来例の場合、特性曲線24,34に示す
ように、光ファイバ12の信号光出射端に近い箇所で大
きなラマン利得が生じ、ノイズ光も発生する。従って、
特性曲線34に示すように、SNRは、光ファイバ12
の信号光出射端に近付く程、急激に劣化する。光ファイ
バ12の出力端でのSNRは、上述のどの場合よりも小
さくなる。
ように、光ファイバ12の信号光出射端に近い箇所で大
きなラマン利得が生じ、ノイズ光も発生する。従って、
特性曲線34に示すように、SNRは、光ファイバ12
の信号光出射端に近付く程、急激に劣化する。光ファイ
バ12の出力端でのSNRは、上述のどの場合よりも小
さくなる。
【0030】SNRの改善効果は、ラマン増幅をどれほ
ど、信号光入力側に移動させることができるかに依存す
る。ある単位ファイバ長で考えると、そこでのラマン利
得(dB)は、ポンプ光強度(mW又はW)に比例して
増加し、ラマン利得とそれにより発生する雑音光パワー
は比例する。同じラマン利得で発生する雑音光量は同じ
である。受信装置の近くで発生した雑音光は、ほとんど
同じレベルの雑音光として検出されるが、ラマン利得の
発生箇所が送信装置側に移動すると、受信装置で検出さ
れる雑音光は、送信装置側への移動距離に応じただけ減
衰する。従って、ラマン利得の発生箇所を送信装置側に
移動すればするほど、受信装置におけるSNRは等価的
に改善する。
ど、信号光入力側に移動させることができるかに依存す
る。ある単位ファイバ長で考えると、そこでのラマン利
得(dB)は、ポンプ光強度(mW又はW)に比例して
増加し、ラマン利得とそれにより発生する雑音光パワー
は比例する。同じラマン利得で発生する雑音光量は同じ
である。受信装置の近くで発生した雑音光は、ほとんど
同じレベルの雑音光として検出されるが、ラマン利得の
発生箇所が送信装置側に移動すると、受信装置で検出さ
れる雑音光は、送信装置側への移動距離に応じただけ減
衰する。従って、ラマン利得の発生箇所を送信装置側に
移動すればするほど、受信装置におけるSNRは等価的
に改善する。
【0031】ラマン利得係数は実効断面積に反比例する
ので、光ファイバ10,12の実効断面積の比と光ファ
イバ12の長さに対して、SNRがどのように改善され
るかを確認した。図5及び図6は、その測定結果を示
す。図5及び図6の横軸は、光ファイバ12の実効断面
積Aeff2と光ファイバ10の実効断面積Aeff1
の比Aeff2/Aeff1、縦軸は、SNRの相対値
ΔSNR(dB)である。図6は、実効断面積比が1.
5以下の部分を拡大して図示してある。ポンプパワーは
500mWである。
ので、光ファイバ10,12の実効断面積の比と光ファ
イバ12の長さに対して、SNRがどのように改善され
るかを確認した。図5及び図6は、その測定結果を示
す。図5及び図6の横軸は、光ファイバ12の実効断面
積Aeff2と光ファイバ10の実効断面積Aeff1
の比Aeff2/Aeff1、縦軸は、SNRの相対値
ΔSNR(dB)である。図6は、実効断面積比が1.
5以下の部分を拡大して図示してある。ポンプパワーは
500mWである。
【0032】ラマン利得係数は、実効断面積の他にもド
ーパントとその濃度に依存する。ドーパントには、Ge
O2,P2O5,B2O3などがある。
ーパントとその濃度に依存する。ドーパントには、Ge
O2,P2O5,B2O3などがある。
【0033】光ファイバ12として10km、20km
及び30kmの各場合について調べたところ、どの長さ
についても、光ファイバ12の実効断面積が光ファイバ
10の実効断面積よりも8%以上、好ましくは10%以
上、大きければ、SNRが改善することが分かった。特
性曲線50は光ファイバ12の長さが10kmの場合を
示し、特性曲線52は光ファイバ12の長さが20km
の場合を示し、特性曲線54は光ファイバ12の長さが
30kmの場合を示す。従って、ラマン利得係数でいえ
ば、光ファイバ12のラマン利得係数が、光ファイバ1
0のラマン利得係数に比べて、1/1.08以下、好ま
しくは、1/1.1以下であれば、SNRが改善するこ
とになる。
及び30kmの各場合について調べたところ、どの長さ
についても、光ファイバ12の実効断面積が光ファイバ
10の実効断面積よりも8%以上、好ましくは10%以
上、大きければ、SNRが改善することが分かった。特
性曲線50は光ファイバ12の長さが10kmの場合を
示し、特性曲線52は光ファイバ12の長さが20km
の場合を示し、特性曲線54は光ファイバ12の長さが
30kmの場合を示す。従って、ラマン利得係数でいえ
ば、光ファイバ12のラマン利得係数が、光ファイバ1
0のラマン利得係数に比べて、1/1.08以下、好ま
しくは、1/1.1以下であれば、SNRが改善するこ
とになる。
【0034】本実施例は、1中継スパン内を3種類のフ
ァイバで構成する光中継伝送路にも適用できる。1中継
スパン内で、実効断面積110μm2、波長分散+19
ps/nm/kmの15kmの単一モードファイバ(S
MF)、実効断面積35μm 2、波長分散−20ps/
nm/kmの20kmの負分散ファイバ(RDF)、及
び実効断面積65μm2、波長分散+8ps/nm/k
mの10kmの分散シフトファイバ(DSF)をこの順
に接続し、DSFの後側からラマン増幅のためのポンプ
光を導入した。この45kmの中継スパンを134個
分、設けて、全長6030kmとして、10Gb/sの
32波長を伝送させた。SMFとRDFのみで45km
スパンを構成した場合と比較すると、Q値で0.8dB
改善した。これは、本実施例によるSNR改善効果によ
るものである。
ァイバで構成する光中継伝送路にも適用できる。1中継
スパン内で、実効断面積110μm2、波長分散+19
ps/nm/kmの15kmの単一モードファイバ(S
MF)、実効断面積35μm 2、波長分散−20ps/
nm/kmの20kmの負分散ファイバ(RDF)、及
び実効断面積65μm2、波長分散+8ps/nm/k
mの10kmの分散シフトファイバ(DSF)をこの順
に接続し、DSFの後側からラマン増幅のためのポンプ
光を導入した。この45kmの中継スパンを134個
分、設けて、全長6030kmとして、10Gb/sの
32波長を伝送させた。SMFとRDFのみで45km
スパンを構成した場合と比較すると、Q値で0.8dB
改善した。これは、本実施例によるSNR改善効果によ
るものである。
【0035】ラマン増幅は、ラマン増幅を起こしたい材
料に固有の波長分だけ短い波長のレーザ光をポンプ光源
とする場合に、最も励起効率が高い。この波長差はラマ
ンシフト波長と呼ばれる。図7は、SiO2に対するラ
マンゲインの特性図を示す。横軸は、信号光とポンプ光
との周波数差を示し、縦軸は、相対ゲイン断面積を示
す。1cm−1は30GHzである。
料に固有の波長分だけ短い波長のレーザ光をポンプ光源
とする場合に、最も励起効率が高い。この波長差はラマ
ンシフト波長と呼ばれる。図7は、SiO2に対するラ
マンゲインの特性図を示す。横軸は、信号光とポンプ光
との周波数差を示し、縦軸は、相対ゲイン断面積を示
す。1cm−1は30GHzである。
【0036】図1に示す実施例では、ラマン増幅用ポン
プ光源として単一波長のレーザ光源を使用したが、複数
の波長のレーザ光源の出力光を合波して、光ファイバ1
2に後から導入してもよい。その場合、各レーザ光源の
波長差をラマンシフト波長に等しくするのが好ましい。
各波長のレーザ光が逐次的に光ファイバ10,12内で
ラマン増幅されるので、最終的に信号光をラマン増幅す
る地点を、信号光の入力側にシフトすることができる。
プ光源として単一波長のレーザ光源を使用したが、複数
の波長のレーザ光源の出力光を合波して、光ファイバ1
2に後から導入してもよい。その場合、各レーザ光源の
波長差をラマンシフト波長に等しくするのが好ましい。
各波長のレーザ光が逐次的に光ファイバ10,12内で
ラマン増幅されるので、最終的に信号光をラマン増幅す
る地点を、信号光の入力側にシフトすることができる。
【0037】ラマンシフト波長は、周波数で13THz
である。例えば、1550nmをラマン増幅するポンプ
波長は1450nmであり、1450nmをラマン増幅
するポンプ波長は1360nmである。図8に示すよう
に、波長1360nmのレーザ光源60aと波長145
0nmのレーザ光源60b、及び、両者の出力光を合波
する合波器62を、レーザダイオード16の代わりに配
置する。図1に示す実施例と同じ構成要素には同じ符号
を付してある。この場合、波長1360nmのレーザ光
と波長1450nmのレーザ光が一緒に光ファイバ12
に後側から入射する。波長1450nmのレーザ光は、
光ファイバ10,12を信号光とは逆方向に伝搬する過
程で、波長1360nmのレーザ光によりラマン増幅さ
れる。ラマン増幅された波長1450nmのレーザ光
は、光ファイバ10,12を伝搬する信号光をラマン増
幅する。ラマン増幅には一定の伝搬距離が必要である。
従って、このような多段的なラマン増幅により、信号光
がラマン増幅される範囲を信号光の入力側にシフトする
ことができ、先に説明した理由によりSNRを改善でき
る。
である。例えば、1550nmをラマン増幅するポンプ
波長は1450nmであり、1450nmをラマン増幅
するポンプ波長は1360nmである。図8に示すよう
に、波長1360nmのレーザ光源60aと波長145
0nmのレーザ光源60b、及び、両者の出力光を合波
する合波器62を、レーザダイオード16の代わりに配
置する。図1に示す実施例と同じ構成要素には同じ符号
を付してある。この場合、波長1360nmのレーザ光
と波長1450nmのレーザ光が一緒に光ファイバ12
に後側から入射する。波長1450nmのレーザ光は、
光ファイバ10,12を信号光とは逆方向に伝搬する過
程で、波長1360nmのレーザ光によりラマン増幅さ
れる。ラマン増幅された波長1450nmのレーザ光
は、光ファイバ10,12を伝搬する信号光をラマン増
幅する。ラマン増幅には一定の伝搬距離が必要である。
従って、このような多段的なラマン増幅により、信号光
がラマン増幅される範囲を信号光の入力側にシフトする
ことができ、先に説明した理由によりSNRを改善でき
る。
【0038】レーザ光源60a,60bの出力光を、別
々の光カップラで個別に光ファイバ12に導入しても良
い。
々の光カップラで個別に光ファイバ12に導入しても良
い。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、SNRを改善したファイバラマン
増幅器を実現できる。
に、本発明によれば、SNRを改善したファイバラマン
増幅器を実現できる。
【図1】 本発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】 光ファイバ10,12内での信号光パワーの
距離変化の模式図である。
距離変化の模式図である。
【図3】 図2に対応する、光ファイバ10,12内で
の雑音光パワーの距離変化の模式図である。
の雑音光パワーの距離変化の模式図である。
【図4】 SNRの距離変化の模式図である。
【図5】 光ファイバ10,12の実効断面積の比と光
ファイバ12の長さに対するSNRの変化例を示す図で
ある。
ファイバ12の長さに対するSNRの変化例を示す図で
ある。
【図6】 図5の一部を拡大して示す図である。
【図7】 SiO2のラマンゲインを示す図である。
【図8】 本発明の変更実施例の概略構成図である。
10:分散シフトファイバ 12:単一モード光ファイバ 14:光カップラ 16:レーザダイオード 20,22,24,26:信号光パワーの距離変化 30,32,34,36:雑音光パワーの距離変化 40,42,44,46:SNRの距離変化 50,52,54:SNRの改善度 60a,60b:レーザ光源 62:合波器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正敏 埼玉県上福岡市大原二丁目1番15号株式会 社ケイディディ研究所内 Fターム(参考) 2K002 AA02 AB30 BA01 CA15 DA10 HA23 5F072 AB07 AK06 JJ20 PP07 QQ07 RR01 YY17
Claims (5)
- 【請求項1】 信号光を伝搬する第1の光ファイバと、 当該第1の光ファイバから出力される信号光が入力する
第2の光ファイバと、 ラマン増幅用ポンプ光を発生するポンプ光源と、 当該第2の光ファイバの当該信号光の出力側から、当該
ポンプ光源の出力光を当該第2の光ファイバに導入する
光導入手段とからなり、当該第2の光ファイバのラマン
利得係数が当該第1の光ファイバのラマン利得係数の1
/1.08以下であることを特徴とするラマン増幅器。 - 【請求項2】 当該第2の光ファイバのラマン利得係数
が当該第1の光ファイバのラマン利得係数の1/1.1
以下である請求項1に記載のラマン増幅器。 - 【請求項3】 当該第1の光ファイバが分散シフトファ
イバからなり、当該第2の光ファイバが実効断面積10
0μm2以上の単一モード光ファイバからなる請求項1
に記載のラマン増幅器。 - 【請求項4】 当該ポンプ光源が、ラマンシフト波長に
相当する波長差の複数の光源を具備する請求項1に記載
のラマン増幅器。 - 【請求項5】 更に、当該ポンプ光源の出力光を当該第
1及び第2の光ファイバ上でラマン増幅自在な第2のポ
ンプ光を発生する第2のポンプ光源を具備する請求項1
に記載のラマン増幅器。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000194646A JP2002014383A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | ラマン増幅器 |
CA002350021A CA2350021A1 (en) | 2000-06-28 | 2001-06-11 | Raman amplifier |
US09/887,915 US6519078B2 (en) | 2000-06-28 | 2001-06-21 | Raman amplifier |
EP01115122A EP1168530B1 (en) | 2000-06-28 | 2001-06-21 | Raman amplifier |
DE60107907T DE60107907T2 (de) | 2000-06-28 | 2001-06-21 | Ramanverstärker |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000194646A JP2002014383A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | ラマン増幅器 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002014383A true JP2002014383A (ja) | 2002-01-18 |
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ID=18693437
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---|---|---|---|
JP2000194646A Withdrawn JP2002014383A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | ラマン増幅器 |
Country Status (5)
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EP (1) | EP1168530B1 (ja) |
JP (1) | JP2002014383A (ja) |
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DE (1) | DE60107907T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6760148B2 (en) | 1998-03-24 | 2004-07-06 | Xtera Communications, Inc. | Nonlinear polarization amplifiers in nonzero dispersion shifted fiber |
US6356384B1 (en) | 1998-03-24 | 2002-03-12 | Xtera Communications Inc. | Broadband amplifier and communication system |
US6600592B2 (en) | 1998-03-24 | 2003-07-29 | Xtera Communications, Inc. | S+ band nonlinear polarization amplifiers |
US6693737B2 (en) | 1998-03-24 | 2004-02-17 | Xtera Communications, Inc. | Dispersion compensating nonlinear polarization amplifiers |
US6335820B1 (en) | 1999-12-23 | 2002-01-01 | Xtera Communications, Inc. | Multi-stage optical amplifier and broadband communication system |
US6359725B1 (en) | 1998-06-16 | 2002-03-19 | Xtera Communications, Inc. | Multi-stage optical amplifier and broadband communication system |
WO2001048550A1 (fr) | 1999-12-24 | 2001-07-05 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Ligne a transmission optique, procede de fabrication de ligne a transmission optique et systeme de transmission optique |
JP2001223420A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-08-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ラマン増幅器、光伝送システムおよび光ファイバ |
JP3558124B2 (ja) * | 2000-07-25 | 2004-08-25 | 住友電気工業株式会社 | ラマン増幅器及びそれを用いた光伝送システム |
JP2002062552A (ja) * | 2000-08-18 | 2002-02-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ラマン増幅器および光通信システム |
DE10112806C1 (de) | 2001-03-16 | 2002-10-10 | Siemens Ag | Pumpquelle mit erhöhter Pumpleistung zur optischen breitbandigen Raman-Verstärkung |
US6532101B2 (en) | 2001-03-16 | 2003-03-11 | Xtera Communications, Inc. | System and method for wide band Raman amplification |
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US6587259B2 (en) | 2001-07-27 | 2003-07-01 | Xtera Communications, Inc. | System and method for controlling noise figure |
JP3866592B2 (ja) * | 2002-03-12 | 2007-01-10 | 富士通株式会社 | ラマン増幅を用いた光伝送システム |
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ATE428232T1 (de) * | 2003-11-14 | 2009-04-15 | Alcatel Lucent | Ramanverstarker mit verschiedenen ordnungen |
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US7869673B2 (en) * | 2008-08-29 | 2011-01-11 | Xtera Communications, Inc. | Remote larger effective area optical fiber |
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CA2195614C (en) * | 1996-02-16 | 2005-06-28 | George F. Wildeman | Symmetric, dispersion-manager fiber optic cable and system |
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- 2000-06-28 JP JP2000194646A patent/JP2002014383A/ja not_active Withdrawn
-
2001
- 2001-06-11 CA CA002350021A patent/CA2350021A1/en not_active Abandoned
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- 2001-06-21 EP EP01115122A patent/EP1168530B1/en not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |