JP2002014045A - 蛍光測定装置,および蛍光測定方法 - Google Patents

蛍光測定装置,および蛍光測定方法

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JP2002014045A
JP2002014045A JP2000196613A JP2000196613A JP2002014045A JP 2002014045 A JP2002014045 A JP 2002014045A JP 2000196613 A JP2000196613 A JP 2000196613A JP 2000196613 A JP2000196613 A JP 2000196613A JP 2002014045 A JP2002014045 A JP 2002014045A
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fluorescence
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line
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Yutaka Iwasaki
豊 岩崎
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研究者の卓上でも使用可能なパーソナル用途
の蛍光測定装置を実現する。 【解決手段】 プレート(12)に設けられた複数のウ
ェル内にサンプルを入れ、サンプルに励起光を照射して
発生する蛍光を測定検査する蛍光測定装置において、プ
レートをウェル(12a)の行間隔ずつ移動するステー
ジ移動部(13)とステージ移動部によるプレート移動
に同期して、プレート上のウェル1行分に励起光を照射
するライン励起部(16)と、ライン励起部の励起光照
射によりサンプルから発生する蛍光を、ウェル1行分ず
つ測定するライン測定部(19,20,21)とを備え
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレートに複数設
けられたウェル(凹部)にサンプルを入れ、励起光を照
射してサンプルから発生する蛍光を測定する蛍光測定装
置に関する。また、本発明は、蛍光測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、白血球型の分析などに、蛍光測定
装置が使用されている。この種の蛍光測定装置として
は、プレートのウェル一つ一つに2本の光ファイバーを
配置し、一方の光ファイバーを介して励起光を照射し、
他方の光ファイバーを介して蛍光を測定するものが知ら
れている。また、本出願人は、特開平10−19744
9号公報の図1において、プレート下面に対して励起光
を斜め向きに一括照射し、サンプルから発生する蛍光を
測定する蛍光測定装置を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の従来
例では、2本の光ファイバーをウェル一つ一つに配置す
る。そのため、装置が大型化かつ複雑化するという問題
点があった。また、後者の従来例では、励起光をプレー
ト全面に一括照射する。そのため、ある程度長い照射距
離をおかなければならず、前者の従来例ほどではない
が、装置が大型化しやすいという問題点があった。そこ
で、本発明は、小型化に適した蛍光測定装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】以下、実施形態の符号を
対応付けながら、課題を解決するための手段を説明す
る。なお、ここでの対応付けおよび説明は、参考のため
であり、本発明を限定するものではない。
【0005】《請求項1》請求項1に記載の蛍光測定装
置は、プレート(12)に設けられた複数のウェル内に
サンプルを入れ、サンプルに励起光を照射して発生する
蛍光を測定検査する蛍光測定装置において、プレートを
ウェル(12a)の行間隔ずつ移動するステージ移動部
(13)とステージ移動部によるプレート移動に同期し
て、プレート上のウェル1行分に励起光を照射するライ
ン励起部(16)と、ライン励起部の励起光照射により
サンプルから発生する蛍光を、ウェル1行分ずつ測定す
るライン測定部(19,20,21)とを備えたことを
特徴とする。
【0006】上記構成では、ライン励起部が、行単位の
プレート移動に同期して、プレート上のウェル1行分に
励起光を照射する。ライン測定部は、この励起光の照射
によりサンプルから発生する蛍光を、ウェル1行分ずつ
測定する。
【0007】《請求項2》請求項2に記載の蛍光測定装
置は、請求項1に記載の蛍光測定装置において、ライン
励起部による励起光照射に先立って、ウェル1行分に対
して試薬を注入するライン分注器(14)を設けたこと
を特徴とする。上記構成では、ライン分注器が、ウェル
1行ごとに試薬を注入する。そのため、プレート全体に
試薬を一括注入する従来の分注器に比べて、分注器を小
型に構成することが可能となる。したがって、装置を小
型化することが容易となる。
【0008】さらに、上記構成では、ウェル1行分の作
業範囲に区切って試薬注入と蛍光測定を実行する。した
がって、試薬注入から蛍光測定までを流れ作業式(パイ
プライン式)に効率良く実行することができる。さら
に、このような流れ作業により、試薬注入から蛍光測定
までの時間差を全ウェルについて一様に揃えることも可
能となる。
【0009】《請求項3》請求項3に記載の蛍光測定装
置は、請求項1または請求項2に記載の蛍光測定装置に
おいて、ライン励起部(16)およびライン測定部(1
9,20,21)からなる検査ユニット(32)を、ス
テージ移動部のプレート移動方向に沿って複数配置した
ことを特徴とする。上記構成では、ライン励起部とライ
ン測定部とを組み合わせて、一つの検査ユニットを構成
する。このような検査ユニットを、プレート移動方向に
沿って複数配置することにより、複数の検査ユニットに
よる蛍光測定を同時並行に実行することが可能となる。
【0010】《請求項4》請求項4に記載の蛍光測定装
置は、請求項3に記載の蛍光測定装置において、プレー
トから検査項目の情報を読み取る情報読み取り部(3
3)と、情報読み取り部で読み取った検査項目の情報に
従って、蛍光測定に使用する前記検査ユニットをプレー
ト毎、ウェル行毎またはウェル毎に選択するユニット選
択部(23)とを備えたことを特徴とする。
【0011】上記構成では、蛍光測定の前準備として、
各プレートに、蛍光測定の検査項目を示す情報が付けら
れる。このような状態で、情報読み取り部は、検査対象
のプレートから検査項目の情報を読み取る。ユニット選
択部は、この検査項目の情報を解釈し、蛍光測定に使用
する検査ユニットを選択する。したがって、検査項目が
変わるたびに装置を手動設定するなどの煩雑な手間がな
く、複数の検査項目を効率良く自動実行することが可能
となる。
【0012】《請求項5》請求項5に記載の蛍光測定装
置は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の
蛍光測定装置において、ステージ移動部(13)は、外
部から供給されるプレートを測定箇所まで搬送する機能
を有し、測定箇所に到達した後は、プレートをウェルの
行間隔ずつ移動しながら搬送動作を継続することを特徴
とする。
【0013】上記構成では、ステージ移動部がプレート
搬送も実施する。したがって、プレート搬送用の機構を
別途設ける必要がなく、装置の全体構成をさらに小型化
することが可能となる。また、蛍光測定中も行単位のプ
レート搬送が実行されるので、プレート搬送の動作に無
駄が少なく、全体の検査時間を効率的に短縮することが
可能となる。
【0014】《請求項6》請求項6に記載の蛍光測定方
法は、プレートの複数のウェル内にサンプルを入れ、サ
ンプルに励起光を照射して発生する蛍光を測定検査する
蛍光測定方法において、プレートをウェルの行間隔ずつ
移動するステージ移動工程(S3)とステージ移動工程
によるプレート移動に同期して、プレート上のウェル1
行分に励起光を照射するライン励起工程(S4)と、ラ
イン励起工程によりサンプルから発生する蛍光をウェル
1行分ずつ測定するライン測定工程(S5)とを備えた
ことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明にお
ける実施の形態を説明する。
【0016】《第1の実施形態》第1の実施形態は、請
求項1,2,5,6の発明に対応した実施形態である。
図1は、第1の実施形態における蛍光測定装置11の構
成を説明する図である。また、図2は、蛍光測定装置1
1内のライン励起部16の構成を説明する図である。
【0017】以下、これら図1および図2を用いて、蛍
光測定装置11の構成を説明する。まず、プレート12
は、ステージ送り装置13のステージ13aの上に配置
される。このステージ送り装置13のプレート移動方向
には、プレート12のウェル1行分に対して試薬を一括
注入するライン分注器14が設けられる。このライン分
注器14は、分注器ドライバ15によって駆動される。
このライン分注器14に所定間隔(ここではウェルの行
間隔)だけ離して、ウェル1行分に励起光を照射するラ
イン励起部16が配置される。
【0018】このライン励起部16は、励起光を発生す
る励起用レーザーダイオード25と、励起光を平行光束
に変形するコリメータ26と、励起光をウェルの行方向
に走査するためのポリゴンミラー27と、ポリゴンミラ
ー27によって走査される励起光を屈折してプレート1
2に垂直照射するためのf−θレンズ28とから構成さ
れる。このライン励起部16内の励起用レーザーダイオ
ード25はLDドライバ17によって駆動される。ま
た、ポリゴンミラー27は、ポリゴンドライバ18によ
って駆動される。
【0019】このライン励起部16の下方には、ウェル
内のサンプルから発する蛍光を波長選択(励起光の除去
も含む)するための波長フィルタ19と、蛍光をライン
状に集光するためのシリンドリカルレンズ20と、ウェ
ル1行分の蛍光を光電変換するリニアCCD21とが配
置される。このリニアCCD21で検出される蛍光測定
信号は、CCD信号処理装置22を介して信号処理され
た後、コントローラ23に入力される。なお、このコン
トローラ23は、ステージ送り装置13,分注器ドライ
バ15,LDドライバ17およびポリゴンドライバ18
の制御も併せて実行する。
【0020】図3は、蛍光測定装置11の動作を説明す
る流れ図である。以下、図3を用いて動作説明を行う。 ステップS1: コントローラ23は、ステージ送り装
置13を制御して、プレート12のウェル1行目を測定
箇所(ここでは試薬を注入する箇所)まで搬送する。 ステップS2: コントローラ23は、分注器ドライバ
15を制御して、ウェル1行分に試薬を注入する。 ステップS3: コントローラ23は、ステージ送り装
置13を制御して、プレート12をウェル1行分だけ移
動する。 ステップS4: コントローラ23は、ポリゴンドライ
バ18を制御して、ポリゴンミラー27を回動し、励起
用レーザーダイオード25の励起光をウェル1行分に照
射する。 ステップS5 コントローラ23は、CCD信号処理装
置22を介して、ウェル1行分の蛍光測定信号を取得す
る。コントローラ23は、取得した蛍光測定信号をウェ
ル単位の蛍光測定結果に分類した後、外部コンピュータ
などへ出力する。 ステップS6: コントローラ23は、全ウェルの蛍光
測定を完了したか否かを判定する。蛍光測定を完了して
ない場合、コントローラ23は、ステップS2に動作を
戻す。一方、蛍光測定を完了した場合、コントローラ2
3は測定動作を終了する。
【0021】(第1の実施形態の効果など)上述したよ
うに、第1の実施形態では、ウェル1行ごとに、試薬注
入、励起光照射、蛍光測定を実行する。したがって、蛍
光測定装置11を小型に構成することが容易となる。そ
の結果、研究者の卓上に置くことも可能な、パーソナル
用途の蛍光測定装置11を実現することが可能となる。
【0022】また、第1の実施形態では、ウェル1行分
のプレート移動が、プレートの搬送動作を兼ねて実施さ
れる。したがって、全体の検査時間を効率的に短縮する
ことができる。なお、開始直後からポリゴンミラーを継
続的に回転させ、ステップS4ではレーザーダイオード
をオンオフ制御することにより、ウェル1行分に励起光
を照射してもよい。また、ウェル2行目以降の測定で
は、ステップS2の『前行に対する試薬注入』と、ステ
ップS4,S5の『現在行に対する蛍光測定』とを同時
に行うことも可能である。次に、別の実施形態について
説明する。
【0023】《第2の実施形態》第2の実施形態は、請
求項1〜6の発明に対応した実施形態である。図4は、
第2の実施形態における蛍光測定装置31の構成を説明
する図である。第2の実施形態では、複数の検査ユニッ
ト32が、ステージ送り装置13のプレート移動方向に
沿って配置される。これらの検査ユニット32は、ライ
ン励起部16,波長フィルタ19、シリンドリカルレン
ズ20およびリニアCCD21を備えて構成される。こ
れらの検査ユニット32は、検査項目の数などに応じ
て、適宜に増設することが可能である。また、これらの
検査ユニット32は、検査項目の内容に応じて、励起光
源の種類や、波長フィルタ19の種類を適宜に変更する
ことが可能である。さらに、ステージ送り装置13に
は、情報読み出し部33が設けられる。この情報読み出
し部33で読み出した情報は、コントローラ23に与え
られる。なお、その他の構成については、第1の実施形
態(図1,図2)と同様であるため、ここでの説明を省
略する。
【0024】図5は、蛍光測定装置31の動作を説明す
る流れ図である。以下、図5を用いて動作説明を行う。 ステップS11: 情報読み出し部33は、プレート1
2に予め貼付されたバーコードなどから、検査項目に関
する情報を読み出す。 ステップS12: コントローラ23は、この検査項目
の情報を解釈し、プレート12上のウェル毎(あるいは
プレート毎、ウェル行毎)に実施する検査項目を決定す
る。 ステップS13: コントローラ23は、ステージ送り
装置13を制御して、プレート12のウェル1行目を測
定箇所(ここでは試薬を注入する箇所)まで搬送する。 ステップS14: コントローラ23は、ライン分注器
14を使用して、ウェル1行分に試薬を注入する。 ステップS15: コントローラ23は、ステージ送り
装置13を制御して、プレート12をウェル1行分だけ
移動する。 ステップS16: コントローラ23は、プレート12
の位置から、各ウェルの現在位置を求める。さらに、コ
ントローラ23は、各ウェルの現在位置と検査項目とに
基づいて、稼働する検査ユニット32をゼロ個以上選択
する。 ステップS17: コントローラ23は、選択された検
査ユニット32を制御して、蛍光測定を実施する。な
お、稼働すべき検査ユニット32がない場合には、コン
トローラ23は、蛍光測定を実施せず、ステップS18
に動作を即時移動する。 ステップS18: コントローラ23は、全ウェルの蛍
光測定を完了したか否かを判定する。蛍光測定を完了し
てない場合、コントローラ23は、ステップS14に動
作を戻す。一方、蛍光測定を完了した場合、コントロー
ラ23は測定動作を終了する。
【0025】(第2の実施形態の効果など)上述したよ
うに、第2の実施形態では、検査ユニット32の数を適
宜に変更できるので、研究者の卓上に置くことの可能な
蛍光測定装置31を柔軟に実現することが可能となる。
また、第2の実施形態では、1回のプレート搬送中に、
複数の検査ユニット32を同時使用できるので、複数の
検査項目を効率良く実施することができる。さらに、第
2の実施形態では、プレート12に検査項目の情報を貼
付しておけば、稼働する検査ユニット32を自動選択す
ることができる。したがって、検査項目が変わるごとに
検査ユニット32を手動で切り替えるなどの必要がな
く、複数の検査項目を手間なく自動実行することが可能
となる。
【0026】《実施形態の補足事項》なお、上述した実
施形態では、ポリゴンミラー27を用いて励起光をウェ
ル1行分に照射している。この場合、励起用レーザーダ
イオード25の励起光をウェル一つ一つに対して短時間
に集中照射できるので、蛍光測定のS/Nを向上できる
という利点がある。
【0027】しかしながら、本発明は、この構成に限定
されず、例えば、図6に示すような構成でもよい。この
場合、励起光源42で発生した励起光は、集光レンズ4
3およびシリンドリカルレンズ44を介して、ウェル1
行分を一括照射する光束に変形される。このような構成
では、ポリゴンミラー27の駆動機構が不要になるとい
う利点がある。
【0028】また、上述した実施形態では、波長フィル
タ19を介して、『励起光の除去』と『蛍光の波長選
択』を実行しているが、これに限定されるものではな
い。例えば、図7に示すように、ダイクロイックミラー
52を介して、『励起光の除去』と『蛍光の波長選択』
を実行してもよい。この場合、光路が折り曲げられ、よ
り小型化が可能になる。
【0029】また、上述した実施形態では、プレート1
2を間に挟んで、ライン励起部16とリニアCCD21
とを対向配置しているが、これに限定されるものではな
い。例えば、図8に示すように、ライン励起部16とリ
ニアCCD64とをプレート12の裏面側に配置しても
よい。特にこの場合、ライン分注器14による試薬注入
箇所と、蛍光測定箇所とを一致させることにより、試薬
注入直後から蛍光測定を実施することが可能となる。
【0030】なお、第2の実施形態では、複数の検査ユ
ニット32を分割可能に構成したが、これに限定される
ものではない。例えば、複数の検査ユニットを不可分一
体に構成することにより、n(ただしnは、プレート上
のウェル行の総数よりも小さい数、好ましくは、その総
数の整数分の1)行分のウェルに励起光をまとめて照射
し、n行分のウェルの蛍光測定をまとめて行う蛍光測定
装置を構成することも可能となる。
【0031】なお、上述した実施形態では、説明を簡単
にするため、プレートを1行ずつ断続的に移動してい
る。しかしながら、本発明は、これに限定されるもので
はない。一般に、本発明は、行間隔ずつのプレート移動
に同期を取りながら、蛍光測定を実施すればよい。した
がって、本発明では、蛍光測定に支障がなければ、プレ
ートを行間隔ごとに毎回静止させる必要はない。この場
合、行間隔ずつのプレート移動を間断なく実施すること
により、連続的かつ円滑なプレート移動を実現すること
も可能となる。
【0032】
【発明の効果】《請求項1,6》請求項1,6に記載の
発明では、ウェル行を対象に励起光照射と蛍光測定を行
う。したがって、励起光の照射域や蛍光の測定域が狭く
なり、その分だけ蛍光測定装置を小型に構成することが
容易となる。
【0033】《請求項2》請求項2に記載の発明では、
ウェル行を対象に試薬を注入する。そのため、プレート
全体に試薬を一括注入する従来の分注器に比べて、分注
器を小型に構成することが可能となる。その結果、蛍光
測定装置を小型に構成することが容易となる。
【0034】《請求項3》請求項3に記載の発明では、
ライン励起部およびライン測定部とからなる検査ユニッ
トをプレート移動方向に沿って複数配置する。この場
合、複数の検査項目を選択実行したり、同一サンプルに
対して複数の検査を一度に実行することが可能となる。
その結果、蛍光測定の検査時間を効率的に短縮すること
が可能となる。
【0035】《請求項4》請求項4に記載の発明では、
プレートから読み取った検査項目の情報に基づいて、蛍
光測定に使用する検査ユニットを自動選択する。したが
って、検査項目が変わるごとに検査ユニットを手動で切
り替えるなどの必要がなく、複数の検査項目を自動的に
実行することが可能となる。
【0036】《請求項5》請求項5に記載の発明では、
ステージ移動部がプレート搬送を実施するので、プレー
ト搬送用の機構を別途設ける必要がない。また、蛍光測
定中も、プレート搬送が併せて実行されるので、プレー
ト搬送に要する時間を効率的に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における蛍光測定装置11の構
成を説明する図である。
【図2】蛍光測定装置11内のライン励起部16の構成
を説明する図である。
【図3】蛍光測定装置11の動作を説明する流れ図であ
る。
【図4】第2の実施形態における蛍光測定装置31の構
成を説明する図である。
【図5】蛍光測定装置31の動作を説明する流れ図であ
る。
【図6】ウェル1行分を一括照射するタイプの蛍光測定
装置を説明する図である。
【図7】ダイクロイックミラーを用いて波長選択を行う
タイプの蛍光測定装置を説明する図である。
【図8】プレートの裏面側にライン励起部16とリニア
CCD64を配置するタイプの蛍光測定装置を説明する
図である。
【符号の説明】 11,31 蛍光測定装置 12 プレート 13 ステージ送り装置 13a ステージ 14 ライン分注器 15 分注器ドライバ 16 ライン励起部 17 LDドライバ 18 ポリゴンドライバ 19 波長フィルタ 20 シリンドリカルレンズ 21 リニアCCD 22 CCD信号処理装置 23 コントローラ 25 励起用レーザーダイオード 26 コリメータ 27 ポリゴンミラー 28 f−θレンズ 32 検査ユニット 42 励起光源 44 シリンドリカルレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G043 AA01 BA16 CA03 DA02 DA05 EA01 EA13 GA02 GA07 GB03 GB19 GB21 HA01 HA02 HA15 JA02 KA09 LA03 MA04 2G054 AB09 EA03 FA06 FA17 FA20 FB08 GA04 GB02 2G058 CA01 CC01 CF12 EA01 ED17 GA02 GC05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレートに設けられた複数のウェル内に
    サンプルを入れ、前記サンプルに励起光を照射して発生
    する蛍光を測定検査する蛍光測定装置において、 前記プレートを、前記ウェルの行間隔ずつ移動するステ
    ージ移動部と、 前記ステージ移動部によるプレート移動に同期して、前
    記プレート上のウェル1行分に励起光を照射するライン
    励起部と、 前記ライン励起部の励起光照射により前記サンプルから
    発生する蛍光を、前記ウェル1行分ずつ測定するライン
    測定部と、 を備えたことを特徴とする蛍光測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の蛍光測定装置におい
    て、 前記ライン励起部による励起光照射に先立って、前記ウ
    ェル1行分に対して試薬を注入するライン分注器を設け
    たことを特徴とする蛍光測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の蛍光測
    定装置において、 前記ライン励起部および前記ライン測定部からなる検査
    ユニットを、前記ステージ移動部のプレート移動方向に
    沿って複数配置したことを特徴とする蛍光測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の蛍光測定装置におい
    て、 前記プレートから検査項目の情報を読み取る情報読み取
    り部と、 前記情報読み取り部で読み取った前記検査項目の情報に
    従って、蛍光測定に使用する前記検査ユニットを、前記
    プレート毎、前記ウェル行毎または前記ウェル毎に選択
    するユニット選択部とを備えたことを特徴とする蛍光測
    定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載の蛍光測定装置において、 前記ステージ移動部は、外部から供給される前記プレー
    トを測定箇所まで搬送する機能を有し、測定箇所に到達
    した後は、前記プレートを前記ウェルの行間隔ずつ移動
    しながら搬送動作を継続することを特徴とする蛍光測定
    装置。
  6. 【請求項6】 プレートの複数のウェル内にサンプルを
    入れ、前記サンプルに励起光を照射して発生する蛍光を
    測定検査する蛍光測定方法において、 前記プレートを、前記ウェルの行間隔ずつ移動するステ
    ージ移動工程と前記ステージ移動工程によるプレート移
    動に同期して、前記プレート上のウェル1行分に励起光
    を照射するライン励起工程と、 前記ライン励起工程により前記サンプルから発生する蛍
    光を、前記ウェル1行分ずつ測定するライン測定工程
    と、 を有することを特徴とする蛍光測定方法。
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