JP2002013969A - 液面検出装置の回動部材位置規制構造 - Google Patents

液面検出装置の回動部材位置規制構造

Info

Publication number
JP2002013969A
JP2002013969A JP2000203040A JP2000203040A JP2002013969A JP 2002013969 A JP2002013969 A JP 2002013969A JP 2000203040 A JP2000203040 A JP 2000203040A JP 2000203040 A JP2000203040 A JP 2000203040A JP 2002013969 A JP2002013969 A JP 2002013969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid level
rotating member
rotation
arm
float
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000203040A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Yamaura
孝之 山浦
Koichi Sato
浩一 佐藤
Tomoyuki Tanaka
智幸 田中
Akira Sakamaki
明 坂牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2000203040A priority Critical patent/JP2002013969A/ja
Publication of JP2002013969A publication Critical patent/JP2002013969A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Level Indicators Using A Float (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロートアームなどの回動部材の回動支点軸
方向の動きを抑制する液面検出装置の回動部材位置規制
構造を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 液体の液面に浮くフロートを備えたフロ
ートアーム2と、フロートアーム2を保持するアームホ
ルダ4と、フロートアーム2とアームホルダ4からなる
回動部材67と、回動部材67の回動支点を軸支するフ
レーム3と、フレーム3に固定される回路基板7と、回
路基板7上を摺動する摺動接点6を有しアームホルダ4
に固定される摺動体5とを備えた液面検出装置1と、こ
の液面検出装置1が取り付けられる取付部材である燃料
ポンプ支持体56と、この燃料ポンプ支持体56に回動
部材67の回動方向に沿って伸びるとともに回動部材6
7に相対し回動部材67の回動支点の軸方向の動きを規
制する第1の規制部(規制部)68を設けたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロートアームな
どの回動部材を用いて液面を検出する液面検出装置に関
するもので、特にフロートアームなどの回動部材の回動
方向以外の動きで、特に回動部材の回動支点の軸方向の
動きを規制する液面検出装置の回動部材位置規制構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液面検出装置1は、実開平5−2
029号公報で示されており、図14,15で示すよう
に、液面の変動により移動する図示しないフロートを先
端に付設したフロートアーム2をアームホルダ4を介し
て本体フレーム3に回動可能に支持する。
【0003】アームホルダ4に摺動体5を固定し、この
摺動体5の先端に摺動接点6を突設する。アームホルダ
4上部には、フロートアーム2と摺動体5とを位置決め
するために一対の保持片4aが形成されており、この保
持片4aの開放部分から保持片4aを押し広げながらフ
ロートアーム2を圧入し、保持片4aの弾性復元力によ
ってフロートアーム2が上方に抜け出さないように構成
されている。
【0004】摺動接点6は本体フレーム3に設けたセラ
ミックからなる回路基板7に所定の接圧で摺動する。
【0005】回路基板7はその表面に図示しない帯状の
抵抗体と、この帯状の抵抗体に沿って図示しない帯状に
配置した櫛歯電極とを備えており、この櫛歯電極上に所
定の接圧で摺動接点6を摺動接地させ、摺動接点6と前
記抵抗体の基端との可変する抵抗量に応じた電流変化を
出力し、液量を検知するものである。
【0006】このような液面検出装置1においてフロー
トアーム2の軸受構造は、本体フレーム3に軸受嵌合部
8を形成し、この軸受嵌合部8に径の異なる二段の円柱
状の軸受部材9を回動自在に嵌合し、この軸受部材9に
設けた軸孔10並びにアームホルダ4の基部に設けた軸
孔11にフロートアーム2をほぼ直角方向にL字状に折
り曲げた端部12を貫通挿入し、軸受部材9下面より突
出した端部12の貫通端部12aに抜け防止部材13と
してプッシュナットを圧入嵌合する。
【0007】そして、フロートアーム2の端部12途中
に形成した鍔状の係止部14を、アームホルダ4の軸孔
11の周囲に形成した受面15で受け、軸受部材9を受
面15の裏側に設けた当接面16で受けている。
【0008】従って、プッシュナット13を締め付ける
と、アームホルダ4と軸受部材9を係止部14とプッシ
ュナット13とで共締めする状態で固定される。そし
て、アームホルダ4は摺動体5と電気的に接続するコイ
ルばね17によって図15中上側に常に力が加えられて
いる。コイルばね17の上側への力を軸受嵌合部8の段
差部8aと軸受部材9の段差部9aとで受けて、フロー
トアーム2が軸受部材9とともに上側へ抜けないように
なっている。そして、軸受部材9が本体フレーム3から
突出し、本体フレーム3がアームホルダ4から離間して
いるので、フロートアーム2,アームホルダ4,摺動体
5そして軸受部材9が一緒に本体フレーム3に対して回
動する。
【0009】なお、18、19は端子であり、一方の端
子18は回路基板7に接続し、他方の端子19はコイル
ばね17を介して摺動体5に接続している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の液面
検出装置1では、適用される燃料タンクの形状によって
は、フロートアーム2の長さが長いものを採用する場合
があった。この場合に、フロートアーム2の長さが長く
なったために、液面の変動によるフロートアーム2の回
動支点の軸方向の動きを抑えにくく、摺動接点6の回路
基板7への接触圧が変動し、この接触圧の変動により摺
動接点6と回路基板7との通電に影響を与え、ひいては
液面の検出にも影響を与えてしまう虞があった。そこ
で、本発明はフロートアームなどの回動部材の回動支点
の軸方向の動きを抑制する液面検出装置の回動部材位置
規制構造を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、液体の液面に浮くフロートを備えたフロート
アームと前記フロートアームを保持するアームホルダと
からなる回動部材と、前記回動部材の回動支点を軸支す
るフレームと、前記フレームに固定される回路基板と、
前記回路基板上を摺動する摺動接点を有し前記アームホ
ルダに固定される摺動体とを備えた液面検出装置と、こ
の液面検出装置が取り付けられる取付部材と、この取付
部材に前記回動部材の回動方向に沿って伸びるとともに
前記回動部材に相対し前記回動部材の回動支点の軸方向
の動きを規制する規制部を設けたものである。
【0012】また、前記回動部材を構成する前記フロー
トアームが前記規制部に相対するものである。
【0013】また、前記フレームに前記回動部材に相対
する第2の規制部を設けたものである。
【0014】また、前記第2の規制部は前記回動部材の
回動方向に沿うとともに前記回動部材を挟むように設け
たものである。
【0015】また、前記第2の規制部は前記回動部材の
回動方向に沿うとともに前記規制部に対して前記回動部
材を挟んで反対側に位置するように設けたものである。
【0016】また、前記取付部材が前記液体を送出する
ポンプを支持するポンプ支持体である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の液面検出装置の回動部材
位置規制構造は、液体の液面に浮くフロートを備えたフ
ロートアーム2とフロートアーム2を保持するアームホ
ルダ4とからなる回動部材67と、回動部材67の回動
支点を軸支するフレーム3と、フレーム3に固定される
回路基板7と、回路基板7上を摺動する摺動接点6を有
しアームホルダ4に固定される摺動体5とを備えた液面
検出装置1と、この液面検出装置1が取り付けられる取
付部材である燃料ポンプ支持体56と、この燃料ポンプ
支持体56に回動部材67の回動方向に沿って伸びると
ともに回動部材67に相対し回動部材67の回動支点の
軸方向の動きを規制する規制部68を設けたものであ
る。このように構成したことにより、回動部材67の回
動支点の軸方向の動きを規制することができ、摺動接点
6の回路基板7への接触圧の変動を抑えることができる
液面検出装置の回動部材位置規制構造を提供することが
できる。
【0018】また、回動部材67を構成するフロートア
ーム2が規制部68に相対するものである。このように
構成したことにより、フロートアーム2を固定するアー
ムホルダ4を小型とすることができ、小型の液面検出装
置の回動部材位置規制構造を提供することができる。
【0019】また、フレーム3に回動部材67に相対す
る第2の規制部43a,43bを設けたものである。こ
のように構成したことにより、回動支点の近傍を抑える
ことで、さらに回動部材67の回動支点の軸方向の動き
を規制することができ、摺動接点6の回路基板7への接
触圧の変動を抑えることができる液面検出装置の回動部
材位置規制構造を提供することができる。
【0020】また、第2の規制部43a,43bは回動
部材67の回動方向に沿うとともに回動部材67を挟む
ように設けたものである。このように構成したことによ
り、回動支点の近傍を抑えることで、さらに回動部材6
7の回動支点の軸方向の動きを規制することができ、摺
動接点6の回路基板7への接触圧の変動を抑えることが
できる液面検出装置の回動部材位置規制構造を提供する
ことができる。
【0021】また、第2の規制部43bは回動部材67
の回動方向に沿うとともに規制部68に対して回動部材
67を挟んで反対側に位置するように設けたものであ
る。このように構成したことにより、前記フロート側の
規制部68と回動支点の近傍の第2の規制部43bとの
2点で、回動部材67の回動支点の軸方向の動きを規制
することができ、摺動接点6の回路基板7への接触圧の
変動を抑えることができる液面検出装置の回動部材位置
規制構造を提供することができる。
【0022】また、取付部材が液体を送出するポンプを
支持するポンプ支持体56である。このように構成した
ことにより、液面検出装置1をポンプ支持体56に設け
た燃料ポンプモジュールにおいても、摺動接点6の回路
基板7への接触圧の変動を抑えることができる液面検出
装置の回動部材位置規制構造を提供することができる。
【0023】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1から図13は、本発明の一実施例を示すもので
ある。なお、前記従来例と同一及び相当箇所には同一符
号を付してその詳細な説明は省略する。
【0024】本発明の液面検出装置1は、図示しない燃
料タンク内の液体の液面に浮く図示しないフロートを備
えたフロートアーム2と、このフロートアーム2を保持
し、フロートアーム2の回動に伴って動くアームホルダ
4と、このアームホルダ4を回動可能に軸支する本体フ
レーム3と、この本体フレーム3に固定される回路基板
7と、この回路基板7上を摺動する摺動接点6を備えア
ームホルダ4に固定される摺動体5とを備えている。な
お、20は回路基板7に電気的に接続される端子であ
り、21は端子20と図示しない外部回路とを接続する
リード線であり、液面の変動に伴い前記フロート、フロ
ートアーム2、アームホルダ4を介して摺動接点6が回
路基板7上を摺動することで回路基板7に設けた図示し
ない抵抗体によって生じる電圧変動をリード線21によ
り、図示しない外部回路に出力するものである。
【0025】また、本実施例の液面検出装置1は、図8
に示すように、前記燃料タンク内の液体を前記燃料タン
ク外へ送り出す図示しない燃料ポンプを前記燃料タンク
内に取り付けるのに用いる取付部材である燃料ポンプ支
持体56に取り付けられている。この燃料ポンプ支持体
56には、フロートアーム2とアームホルダ4とで構成
される回動部材67の動きを規制する規制部68が設け
られている。
【0026】フロートアーム2は金属製の棒状で、その
先端に液面に浮く図示しないフロートを備えている。ま
た、他方の端部12は折り曲げられている。
【0027】アームホルダ4は合成樹脂からなり、フロ
ートアーム2の折り曲げた端部12が貫通する孔22
(図2参照)を有する保持部23を備えるとともに、フ
ロートアーム2を保持する断面形状がCの字状の保持片
4aを備えている。この保持片4aは、水平方向に開放
した開口4c(図3参照)を備えている。この保持部2
3と保持片4aとにより、フロートアーム2はアームホ
ルダ4に位置決め固定されている。
【0028】また、図2に示すように、アームホルダ4
の胴部26を挟んで2つの離間した軸部24を備え、こ
の軸部24はアームホルダ4において同一軸上両端に位
置して形成されており、胴部26と軸部24とは、その
中心部に貫通した孔27を備えた筒状である。軸部24
はフロートアーム2の回動支点であり、回動部材67の
回動支点である。さらに、アームホルダ4には、回路基
板7上を摺動する一組が3つの接点からなる2組の摺動
接点6を備えた摺動体5が固定されている。摺動体5と
摺動接点6とは金属からなり、摺動接点6は摺動体5に
プレス加工により形成され、摺動体5は熱溶着部4bに
よりアームホルダ4に固定されている。
【0029】アームホルダ4へのフロートアーム2の組
み付けは、フロートアーム2をアームホルダ4に対して
図6の矢印方向に組み付けるものである。つまり、フロ
ートアーム2の端部12を保持部23の孔22に挿入
し、同時にアームホルダ4の保持片4aの開口4cから
挿入し、保持片4aを弾性変形させてフロートアーム2
がアームホルダ4に組み付けられる。以上のように組み
付けることにより、フロートアーム2をアームホルダ4
に容易に組み付けることができる。
【0030】フロートアーム2と摺動体5とは、アーム
ホルダ4の胴部26に突出形成した保持腕片25に固定
されている。この保持腕片25は軸部24の軸方向に対
して垂直方向に突出している。
【0031】本体フレーム3も合成樹脂からなり、第1
フレーム28と第2フレーム29とから構成され、第2
フレーム29は平板状で、図1で示すように窓39を備
えており、フロートアーム2やアームホルダ4の一部を
露出するものである。第1フレーム28は回路基板7を
収納する側面を壁で囲んで底を備え図2中の上方が開放
した箱形状である。この第1,第2フレーム28,29
それぞれにはアームホルダ4を回動可能に軸支するため
に、アームホルダ4の軸部24を受ける第1,第2の軸
受部30,31を備えている(図2参照)。この第1,
第2の軸受部30,31間にフロートアーム2と摺動体
5とを備えたアームホルダ4の保持腕片25が位置して
いる。
【0032】第2フレーム29には図3に示すように、
係止爪32を備えた弾性片33が4つ設けられており、
第1フレーム28には、係止爪32が係合する係止部3
4が同じく4つ設けられている。また、図1に示すよう
に、第1フレーム28には4本のピン35a,35bが
突出形成されており、第2フレーム29にはこのピン3
5a、35bが貫通する孔36a,36bが設けられて
いる。ピン35a,35bを孔36a,36bに挿入後
溶着して固定するものである。また、ピン35aと孔3
6aは位置決め部材を兼ねている。
【0033】第1,第2フレーム28,29の組み付け
固定は、第1,第2フレーム28,29それぞれに設け
た係止爪32と係止部34とを係合させて仮固定し、孔
36a,36bから露出したピン35a,35bの端部
を熱溶着で変形させることで完了する。
【0034】第1,第2の軸受部30,31の近傍に設
けられたピン37と孔38は図2に示すように、凹凸嵌
合部を構成し、第1,第2フレーム28,29の位置決
めを行うものであるとともに、第1,第2の軸受部3
0,31の近傍に設けたことにより、第1,第2の軸受
部30,31の軸心がずれないようにするものである。
【0035】第1フレーム28は回路基板7の周囲を囲
む壁(図4中上側の壁)28aの一部を切り欠いた切り
欠き部40を備えている。この切り欠き部40の両端に
は、フロートアーム2に当接し、回動範囲を規制する当
接部41,42を備えている。なお、フロートアーム2
ではなく、アームホルダ4が当接部41,42に当接
し、回動範囲を規制するものでも良い。この切り欠き部
40は、後述する第1の規制部(規制部)68ととも
に、回動部材67であるフロートアーム2の回動支点の
軸方向の動きを規制する後述する第2の規制部であるガ
イド部43a,43bを構成するものである。このガイ
ド部43a,43b(図2,9参照)はフロートアーム
2の回動方向に沿って伸びている。また、前述したピン
35bと孔36bは当接部41,42の近傍に設けられ
ているために、第1,第2フレーム28,29の剛性が
上昇し、液面の変動によりフロートが動き、フロートア
ーム2が回転支点の軸方向に動いてガイド部43a,4
3bに当たり、第1,第2フレーム28,29に力が加
わっても、係止爪32と係止部34の係合も外れない強
固なフレーム構造を得ることができる。
【0036】回路基板7はセラミックからなり、その表
面に櫛歯状に配置した導電体44(詳細には図示してお
らず概略的に図示してある)や図示しない抵抗体を備え
ている。この回路基板7は第1フレーム28に固定され
ている。第1フレーム28は図3に示すように、回路基
板7を収納する凹部45を備えており、矩形の回路基板
7の相対する一辺にそれぞれ係止する係止爪46,47
を備えた弾性片48,49を備えている。この係止爪4
6,47を備えた弾性片48,49により、回路基板7
は突起50側に押しつけられて固定される。
【0037】端子20は金属製で、板状部材を折り曲げ
加工して形成したものであり、回路基板7の導電体44
につながっている図示しないランドと接触するものであ
る。
【0038】近年、液面検出装置1を前記燃料ポンプと
一体化した状態で前記燃料タンク内に組み付けること
で、前記燃料タンクへの組み付け作業の簡略化を図って
いる。
【0039】本実施例の取付部材である燃料ポンプ支持
体56(図8参照)は合成樹脂で中空の円筒形状に形成
され、その内面で前記燃料ポンプを支持し、その外面に
回動部材67の動きを規制する第1の規制部(規制部)
68と、液面検出装置1を案内するガイド部57を備え
ている。
【0040】第1の規制部68はフロートアーム2の回
動方向に沿って伸びる突出壁からなり、本実施例におい
ては直線状に形成しており、フロートアーム2に相対
し、フロートアーム2の回動支点の軸方向に動いた場合
に、フロートアーム2が第1の規制部68に当たり、フ
ロートアーム2の回動支点の軸方向への動きを規制する
ものである。このように構成することにより、摺動接点
6の回路基板7への接触圧の過度の変動を抑えることが
でき、良好な液面検出を行うことができる。また、本実
施例のように、第1,第2フレーム28,29でアーム
ホルダ4の軸部24を回動可能に支持する構造において
は、フロートアーム2の回動支点の軸方向の動きによ
り、アームホルダ4を介して第1,第2フレーム28,
29に力が加わることがなく、より良好な液面検出を行
うこともできる。
【0041】また、本実施例では、回動部材を構成する
フロートアーム2が第1の規制部68に相対している。
このように構成することにより、フロートアーム2を支
持するアームホルダ4を小型のものとすることができ、
小型の液面検出装置を提供することができる。なお、本
実施例に限定されるものではなく、アームホルダ4が第
1の規制部68に相対する構成としても、本発明の作用
効果を得ることができる。
【0042】また、本実施例では、回動部材67の回動
支点と回動部材67の第1の規制部68に相対する部分
との間に位置するフレーム3箇所に、フロートアーム2
に相対する第2の規制部であるガイド部43a,43b
を設けてある。このように構成することにより、フロー
トアーム2の回動支点の軸方向の動きを複数箇所で抑え
ることができ、さらに、フロートアーム2が第1の規制
部68に当接して、回動部材67の回動支点と第1の規
制部68との間のフロートアーム2の弾性変形によるぶ
れを抑えることができ、摺動接点6の回路基板7への接
触圧の変動を抑えることができ、良好な液面検出を行う
ことができる。また、本実施例のように、ガイド部43
a,43bは互いに向き合った状態であり、ガイド部4
3a,43b間にフロートアーム2が位置している。こ
のように構成することにより、フロートアーム2の弾性
変形によるぶれを抑えることができ、摺動接点6の回路
基板7への接触圧の変動を抑えることができ、良好な液
面検出を行うことができる。
【0043】なお、本実施例では、第2の規制部43
a,43bは、フロートアーム2を挟んで上下に設けて
あるが、第2の規制部43a,43bを二つ設ける必要
はなく、第1の規制部68に対してフロートアーム2を
挟んで反対側に位置する第2の規制部43bのみの構成
としてもよい。このように構成しても、フロートアーム
2の回動支点の軸方向の動きを抑えることができ、摺動
接点6の回路基板7への接触圧の変動を抑えることがで
き、良好な液面検出を行うことができる。
【0044】ガイド部57は図10に示すように、燃料
ポンプ支持体56に一体に2つ形成されており、その断
面が逆L字状の溝部58を形成している。そして、互い
に開放した開放部59が向い合っている。
【0045】溝部58には、溝部58を構成する上側の
壁60の一部を四角形状に切り欠いて形成した係合部6
1を備えている。
【0046】液面検出装置1の第1フレーム28にガイ
ド部57に案内される被ガイド部として、壁部62を備
えている。本実施例では、この壁部62は第1フレーム
28の四隅に4つ形成されている。そして、壁部62が
溝部58にはまることで、壁部62が溝部58で案内さ
れるものである。
【0047】そして、液面検出装置1の壁部62の一方
には、係合部61に係止する係止部63を備えた弾性片
64が設けられている。なお、弾性片64は壁部62か
ら設ける必要はなく、本体フレーム6から直接設けても
よい。また、本実施例では、係止部63は係合部61に
合致するように四角柱状をなしている。このため、係止
部63が係合部61にはまり、液面検出装置1は動かな
い。
【0048】また、各壁部62の側面の一部と弾性片6
4の先端には丸みを帯びた突出部65が設けられてお
り、この突出部65が溝部58の奥の面58aに当接
し、ガイド部57間に圧入されている。このため、液面
検出装置1はガイド部57間でガタつくことはない。
【0049】また、図10中の壁部62に設けた突起6
6は、ガイド部57の壁60に当接し、液面検出装置1
がガイド部57に沿ってガタつかずに移動できるように
設けたものである。
【0050】液面検出装置1を燃料ポンプ支持体56に
取り付ける方法を以下に説明する。液面検出装置1の壁
部62を溝部58にはめ、溝部58にそって移動させ
る。そして、係止部63は弾性片64が撓んで溝部58
を移動することが可能となる。そして、溝部58の係合
部61を設けた部分に係止部63が到達すると、弾性片
64で溝部58の内面を押していた係止部63が係合部
61にはまって係止し、液面検出装置1が燃料ポンプ支
持体56に固定される。
【0051】このように、溝部58に沿って液面検出装
置1を案内移動させて係止部63を係合部61に係止す
るだけで液面検出装置1の燃料ポンプ支持体56への固
定が完了するので、従来のようなネジなどの部品を使用
しなくとも液面検出ユニットを取付部材に固定すること
ができるようになったので、作業が容易になった。ま
た、ネジなどを用いる必要がない分製造コストを削減す
ることが可能となった。
【0052】なお、本実施例では、燃料ポンプ支持体5
6を取付部材としていたが、取付部材は燃料ポンプ支持
体56に限定されるものではなく、従来例の液面検出装
置1のみを固定するステー9に適用し、ステー9に第1
の規制部68を設けてもよい。また、前記実施例のガイ
ド部,被ガイド部は溝部58,壁部62にのみ限定され
るものではなく、液面検出装置1を案内するものであれ
ば、ガイド部,被ガイド部にどのような構成を用いても
良く、例えば、ガイド部に前記実施例の壁部62の構造
を採用し、被ガイド部に前記実施例の溝部58の構造を
採用しても良い。
【0053】なお、本発明は前記実施例のようなアーム
ホルダ4の支持構造にのみ適用されるものではなく、従
来例に記載したようなアームホルダ4の支持構造に適用
してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上、本発明によれば、初期の目的を達
成することができ、フロートアームなどの回動部材の回
動支点軸方向の動きを抑制する液面検出装置の回動部材
位置規制構造を提供することを目的とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の液面検出装置の上面図であ
る。
【図2】図1中のA−A線の断面図である。
【図3】図1中のB−B線の断面図である。
【図4】同実施例の第2フレームとアームホルダを外し
た状態の上面図である。
【図5】同実施例の側面図である。
【図6】同実施例のフロートアームとアームホルダの上
面図である。
【図7】同実施例のフロートアームとアームホルダの裏
面図である。
【図8】同実施例の上面図である。
【図9】図8中のC−C線の断面図である。
【図10】同実施例の液面検出装置の組み付け前の正面
図である。
【図11】図10中のD−D線の断面図である。
【図12】図10中のE−E線の断面図である。
【図13】図10中のF−F線の断面図である。
【図14】従来例の液面検出装置の上面図である。
【図15】図14中のG−G線の断面図である。
【符号の説明】
1 液面検出装置 2 フロートアーム 3 本体フレーム 4 アームホルダ 5 摺動体 6 摺動接点 7 回路基板 43a,43b 第2の規制部(ガイド部) 56 燃料ポンプ支持体 67 回動部材 68 規制部(第1の規制部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂牧 明 新潟県長岡市東蔵王2丁目2番34号 日本 精機株式会社内 Fターム(参考) 2F013 AA07 BB02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体の液面に浮くフロートを備えたフロ
    ートアームと前記フロートアームを保持するアームホル
    ダとからなる回動部材と、前記回動部材の回動支点を軸
    支するフレームと、前記フレームに固定される回路基板
    と、前記回路基板上を摺動する摺動接点を有し前記アー
    ムホルダに固定される摺動体とを備えた液面検出装置
    と、この液面検出装置が取り付けられる取付部材と、こ
    の取付部材に前記回動部材の回動方向に沿って伸びると
    ともに前記回動部材に相対し前記回動部材の回動支点の
    軸方向の動きを規制する規制部を設けたことを特徴とす
    る液面検出装置の回動部材位置規制構造。
  2. 【請求項2】 前記回動部材を構成する前記フロートア
    ームが前記規制部に相対することを特徴とする請求項1
    記載の液面検出装置の回動部材位置規制構造。
  3. 【請求項3】 前記フレームに前記回動部材に相対する
    第2の規制部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    液面検出装置の回動部材位置規制構造。
  4. 【請求項4】 前記第2の規制部は前記回動部材の回動
    方向に沿うとともに前記回動部材を挟むように設けたこ
    とを特徴とする請求項3記載の液面検出装置の回動部材
    位置規制構造。
  5. 【請求項5】 前記第2の規制部は前記回動部材の回動
    方向に沿うとともに前記規制部に対して前記回動部材を
    挟んで反対側に位置するように設けたことを特徴とする
    請求項3記載の液面検出装置の回動部材位置規制構造。
  6. 【請求項6】 前記取付部材が前記液体を送出するポン
    プを支持するポンプ支持体であることを特徴とする請求
    項1から請求項5のうちの何れかに記載の液面検出装置
    の回動部材位置規制構造。
JP2000203040A 2000-06-30 2000-06-30 液面検出装置の回動部材位置規制構造 Pending JP2002013969A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000203040A JP2002013969A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 液面検出装置の回動部材位置規制構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000203040A JP2002013969A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 液面検出装置の回動部材位置規制構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002013969A true JP2002013969A (ja) 2002-01-18

Family

ID=18700488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000203040A Pending JP2002013969A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 液面検出装置の回動部材位置規制構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002013969A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7377163B2 (en) 2003-06-19 2008-05-27 Denso Corporation Liquid level detector
US7458261B2 (en) 2004-03-16 2008-12-02 Denso Corporation Liquid level detector

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7377163B2 (en) 2003-06-19 2008-05-27 Denso Corporation Liquid level detector
US7458261B2 (en) 2004-03-16 2008-12-02 Denso Corporation Liquid level detector

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2001040740A1 (fr) Detecteur de niveau de liquide
JP3236775B2 (ja) コネクタの結合構造
US5111010A (en) Switch device
JP2005241553A (ja) 液面検出装置
JP2002013969A (ja) 液面検出装置の回動部材位置規制構造
JP3870408B2 (ja) 液面検出装置及びその取付構造
JP4207122B2 (ja) 液面検出装置
JP3941710B2 (ja) 液面検出装置
JP3900236B2 (ja) 液面検出装置
JP3937425B2 (ja) 液面検出装置
JP3981858B2 (ja) 液面検出装置
JPH1022020A (ja) バルブソケット
JP2001343276A (ja) 液面検出装置
JP2001311646A (ja) 液面検出装置
JP4062477B2 (ja) 液面検出装置
JP3644528B2 (ja) 液面検出装置
JP2001343275A (ja) 液面検出装置
JP2002039841A (ja) 液面検出装置
JP2875500B2 (ja) 回転型電子部品
JP3528303B2 (ja) ランプソケット
JP3528165B2 (ja) 液面検出装置
JP5523252B2 (ja) 液面検出装置
JP2613845B2 (ja) 直流モータにおけるブラシ保持部の構造
JP3510078B2 (ja) 電気部品
JPS6018720A (ja) 厚膜抵抗を使用した液面計における接点部保持機構