JP2002013506A - 多軸アクチュエータ - Google Patents

多軸アクチュエータ

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JP2002013506A
JP2002013506A JP2000196736A JP2000196736A JP2002013506A JP 2002013506 A JP2002013506 A JP 2002013506A JP 2000196736 A JP2000196736 A JP 2000196736A JP 2000196736 A JP2000196736 A JP 2000196736A JP 2002013506 A JP2002013506 A JP 2002013506A
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lock
support
axis actuator
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cylinders
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Hideto Takahashi
橋 英 仁 高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な表面形状を有するワークの支持に共通
に使用することができ、しかも近接する複数点での同時
支持によってワーク表面に傷や変形等を生じることがな
い、合理的構造で勝れた支持機能を有する多軸アクチュ
エータを得る。 【解決手段】 共通の基台1に並べて立設された複数の
シリンダー7と、各シリンダー7の内部に摺動自在に収
容されたピストン8と、各シリンダー7の内部に形成さ
れた圧力室9と、各圧力室9に連通する共通の流体流路
10と、上記各シリンダー7との対応位置に上記ピスト
ン8に連動して前後進自在なるように立設された複数の
支持シャフト13と、これらの各支持シャフト13を任
意の動作位置でロック可能なロック機構20とで多軸ア
クチュエータを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲面形状をした表
面を有するワークの支持に適した多軸アクチュエータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の車体や各種機械のケー
シングのような2次元的又は3次元的に湾曲する表面形
状を有するワークを塗装したり、溶接したり、洗浄した
り、あるいは組み立てたりする各種処理工程において
は、これらのワークを何らかの支持手段を用いて複数点
で支持しなければならない。このような場合に、上記ワ
ークは通常、薄くて変形し易いプラスチックや金属板な
どで形成されていることから、点接触による支持ではそ
の部分に傷や変形等を生じ易く、そのため、支持手段を
できるだけ広い面積でワークに接触させることが必要で
ある。
【0003】ところが、上記支持手段で支持すべきワー
クの表面形状は常に一定であるとは限らず、様々な表面
形状を持ったワークを支持しなければならず、しかも、
同じワークであっても支持点によって表面形状が異なる
場合も多く、従って、特定の表面形状に合わせて支持手
段の接触面積を大きくすると、この支持手段を異なる表
面形状を持った他のワークの支持や他の支持点での支持
に共通に使用することができなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、様々な表面形状を有するワークの支持に共通に使用
することができ、しかも近接する複数点での同時支持に
よってワーク表面に傷や変形等を生じることがない、合
理的構造で勝れた支持機能を有する支持手段を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明によれば、共通の基台に互いに平行をなすように
並べて設置された複数のシリンダーと、各シリンダーの
内部にそれぞれ摺動自在に収容されたピストンと、上記
各シリンダーの内部の上記ピストンの一側に形成された
圧力室と、各圧力室に連通する共通の流体流路と、上記
各シリンダーとの対応位置に、互いに平行をなしかつ上
記ピストンに連動して前後進自在なるように並べて設置
され、先端の支持部でワークを支持する複数の支持シャ
フトと、これらの各支持シャフトを任意の動作位置でロ
ック可能なロック機構とを有することを特徴とする多軸
アクチュエータが提供される。
【0006】上記構成を有する多軸アクチュエータは、
各シリンダー内の圧力室に共通の流体流路を通じて圧力
流体を供給し、各ピストンを動作させて複数の支持シャ
フトを一斉に前進させ、その状態でこれらの支持シャフ
トの先端に曲面形状をしたワークを当接させる。する
と、該ワークの曲面形状に応じて各支持シャフトの動作
位置が変化し、全ての支持シャフトが互いに同じ接触圧
でワークの表面に接触する。そこで、各支持シャフトを
ロック機構でその位置にロックすることにより、該ワー
クを支持することができる。
【0007】支持したワークが取り出されたあと、支持
シャフトのロックを解除して上述した操作を繰り返すこ
とにより、異なる表面形状を持った各種ワークを同様に
支持することができる。
【0008】かくして本発明の多軸アクチュエータは、
様々な表面形状を有するワークの支持に共通に使用する
ことができ、しかも、複数の支持シャフトによりワーク
を近接する多点で同時に支持するようにしているため、
実質的に面接触又は線接触で支持する場合と同様の支持
効果が得られ、ワークの表面に傷や変形等を生じること
がない。
【0009】本発明の具体的な実施形態によれば、上記
複数のシリンダーと複数のピストン及び複数の支持シャ
フトとがそれぞれ、互いに同一構造及び同一寸法を有し
ていて、一列に並べて設置されており、また上記ロック
機構が、各支持シャフトが貫通する複数のロック孔を備
えた傾動自在の少なくとも1つのロックプレートと、こ
のロックプレートを各ロック孔の孔縁が支持シャフトに
係止するロック位置に向けて弾発、傾動させるばね手段
と、上記各ロックプレートをアンロック位置に変移させ
るロック解除機構とを含んでいる。
【0010】さらに具体的には、上記ロック機構が、一
端側を支点として他端側が相互に開閉するように設置さ
れた一対のロックプレートを有し、これらのロックプレ
ートは、相互に閉じる方向への回動によってシャフトを
前後進の両方向についてロック可能なるように構成され
ると共に、それぞれが上記ばね手段で相互に閉じる方向
に向けて弾発され、また上記ロック解除機構は、流体圧
力の作用により動作するロッドを有していて、このロッ
ドの先端に先細り状をしたくさびが形成され、該ロッド
を前進させてこのくさびを2つのロックプレート間に挿
入することにより、これらのロックプレートを同時にア
ンロック位置に変移させ得るように構成されている。
【0011】本発明において好ましくは、2つのロック
プレートにおける上記くさびとの接触部に、それぞれベ
アリングを取り付けることである。
【0012】本発明の他の実施形態によれば、上記基台
に軸受ブロックが取り付けられていて、この軸受ブロッ
クに上記複数の支持シャフトがガイドを介して前後進自
在なるように支持され、この軸受ブロックの内部に上記
ロック機構のロックプレートが設置されている。
【0013】上記支持シャフトの先端の支持部には、該
支持部をワークに緩衝的に接触させるための緩衝部材を
取り付けることが望ましい。また、上記ロックプレート
の各ロック孔には、支持シャフトとの間の摩擦を高める
ための弾性ブッシュを嵌め付けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜4には本発明に係る多軸ア
クチュエータの代表的な一実施形態が示されている。こ
の多軸アクチュエータは、横長の基台1と、この基台1
の上面に該基台1に沿って取り付けられた横長の軸受ブ
ロック2とを有している。
【0015】上記基台1は、底部に位置する細長い角棒
状の下部フレーム3と、この下部フレーム3の上方に平
行に位置する角棒状の上部フレーム4と、これらの下部
フレーム3と上部フレーム4とを連結するプレート状又
は棒状をした左右のサイドフレーム5とからなるもの
で、この基台1には、同一形状及び同一寸法を有する円
筒形をした複数のシリンダー7が、上記下部フレーム3
に下端部を支持されると共に、上部フレーム4に上端部
を支持されることにより、一列に等間隔で互いに平行を
なすように立設されている。
【0016】上記各シリンダー7の内部には、同じ受圧
面積を持つピストン8がそれぞれ摺動自在に収容される
と共に、各ピストン8の下面側にそれぞれ圧力室9が区
画形成され、これらの各圧力室9は、下部フレーム3の
内部に設けた共通の流体流路10にそれぞれ通孔10a
によって連通し、ポート11からこの流体流路10を通
じて圧縮空気等の圧力流体が供給されるようになってい
る。
【0017】一方、上記軸受ブロック2には、各シリン
ダー7と同じ軸線上の位置にそれぞれ、円形断面を持つ
複数の支持シャフト13が、リニアボールベアリング等
の摺動抵抗の小さいガイド14に支持されて、互いに平
行しかつピストン8に連動して上下方向に向けて前後進
自在なるように配設され、各支持シャフト13の先端に
は、ワークW(図3参照)の表面に接触して該ワークW
を支持する支持部13aが設けられている。この支持部
13aには、それをワークWに緩衝的に接触させるた
め、図1における一部の支持シャフトに鎖線で表示した
ように、ゴムや合成樹脂等からなるキャップ状やその他
の形状をした緩衝部材18を、必要に応じて固定的又は
着脱自在に取り付けることができる。
【0018】上記各支持シャフト13の下端はピストン
8の上面に当接しており、該支持シャフト13が当接す
るピストン8の上面には、ゴムや合成樹脂等の緩衝用の
弾性部材8aが埋め込まれている。また、上記各支持シ
ャフト13の下端には、ワッシャー形をしたストッパ1
5がそれぞれ取り付けられ、このストッパ15が、支持
シャフト13の前進ストローク端において軸受ブロック
2の孔縁又はガイド14に係止するようになっている。
【0019】上記軸受ブロック2の上面には、各支持シ
ャフト13を取り囲むようにスクレーパーホルダー16
が取り付けられ、このスクレーパーホルダー16内に支
持シャフト13に摺接する金属スクレーパー17が設け
られている。このスクレーパー17は、支持シャフト1
3に付着した塵埃やミスト、油、液体等を除去すること
により、それらがガイド14内に侵入して摺動抵抗を増
大させるのを防止するものである。
【0020】上記軸受ブロック2にはまた、各支持シャ
フト13を任意の動作位置でロック可能なロック機構2
0が付設されている。このロック機構20は、各支持シ
ャフト13が貫通する複数のロック孔22を備えた上下
一対のロックプレート21a,21bを備えている。こ
れらのロックプレート21a,21bは、上記軸受ブロ
ック2に形成した室23の中に、先端部をローラー24
で回動自在に支持されることにより、該先端部を支点と
して基端側が開閉するように配設され、それぞれが、室
壁との間に設けた一つ又は複数のばね手段25,25に
より相互に閉じる方向に弾発されている。そして、これ
らのばね手段25,25の弾発力によって両ロックプレ
ート21a,21bが、図2に示すように相互に閉じる
方向へ回動したとき、各ロック孔22の孔縁が支持シャ
フト13に係止して、各支持シャフト13が前後進の両
方向についてロックされるようになっている。上記ロッ
クプレート21a,21bのロック孔22には、支持シ
ャフト13との間の摩擦を高めるため、合成ゴムや合成
樹脂等の高摩擦性と弾性とを備えた素材からなるブッシ
ュ22aが嵌め付けておくことが望ましい。
【0021】なお、上記ロックプレート21a,21b
の先端部を回動自在に支持させるため、図示の例では、
ロックプレート21a,21bの先端に窪み26aを有
する軸受部26を設け、その窪み26aをローラー24
の軸24aに嵌合させているが、このような構成に限定
されない。また、上記ロック孔22は円形に限るもので
はなく、楕円や三角形あるいは四角形など、その他の形
状の孔であっても良い。さらに、上記ばね手段25も、
図示したようなコイルスプリングに限定されるものでは
なく、板ばねや合成ゴムなど任意の弾性素材からなるも
のを使用することができる。
【0022】上記軸受ブロック2には更に、上記一対の
ロックプレート21a,21bをアンロック位置に変移
させるためのロック解除機構28が付設されている。こ
のロック解除機構28は流体圧操作式のもので、上記軸
受ブロック2の側面に取り付けられたシリンダー29
と、このシリンダー29内に摺動自在に収容されたピス
トン30と、このピストン30の一側に形成された圧力
室31と、上記ピストン30から上記ロックプレート2
1a,21bに向けて延出するロッド32と、上記ピス
トン30を復帰させるための復帰ばね33と、上記圧力
室31に通じるポート34とを含み、上記ロッド32の
先端には、先細り状をした三角形断面のくさび32aが
設けられている。
【0023】そして、上記ポート34から圧力室31内
に圧縮空気等の圧力流体を供給すると、図3に示すよう
に、ピストン30が動作してロッド32が前進し、その
先端のくさび32aが2つのロックプレート21a,2
1b間に進入することより、これらのロックプレート2
1a,21bがそれぞれ、ばね手段25に抗して、各ロ
ック孔22の孔縁が支持シャフト13への係止から外れ
るアンロック位置に同時に傾動、変移させられるように
なっている。
【0024】上記圧力室31内の圧力流体を排出する
と、上記ロッド32が復帰ばね33の力で後退すると共
に、2つのロックプレート21a,21bがばね手段2
5の弾発力によって閉じる方向に変移し、各支持シャフ
ト13をロックする。ここで、上記ロックプレート21
a,21b及びロッド32がロック位置とアンロック位
置とに変移する際の抵抗を極力小さくするため、2つの
ロックプレート21a,21bにおけるくさび32aと
の接触部には、それぞれ、ベアリング35のような回転
部材を取り付けておくことが望ましい。
【0025】なお、図示した例では、上記ロック孔22
を、各ロックプレート21a,21bに直角に設けるこ
となく、やや斜めに傾斜させて設けると共に、それらの
傾斜方向を2つのロックプレート21a,21bで互い
に逆にしているため、図2に示すロック位置では2つの
ロックプレート21a,21bがほぼ平行をなし、図3
に示すアンロック位置では両ロックプレート21a,2
1bが傾いている。
【0026】上記構成を有する多軸アクチュエータは、
それを塗装工程や溶接工程あるいは組立工程等における
作業台の複数か所に、支持シャフト13を鉛直に向けて
設置し、図4に示すように、下部フレーム3に設けたポ
ート11を、並列接続された減圧弁40及びチェック弁
41を介して圧力流体源42に接続すると共に、ロック
解除機構28のポート34を、切換弁43を介して上記
圧力流体源42に接続する。
【0027】そして、上記ポート11から共通の流体流
路10を通じて各シリンダー7の圧力室9に圧力流体が
供給されている状態で、上記切換弁43を切り換えてロ
ック解除機構28の圧力室31内に圧力流体を供給する
と、ピストン30が動作してロッド32が前進し、2つ
のロックプレート21a,21bを図3のアンロック位
置に変移させるため、各支持シャフト13のロックが解
除され、これらの支持シャフト13は、ピストン8の動
作によって図1に示すように一斉に上昇する。この状態
で、これらの支持シャフト13の上に曲面形状を有する
ワークWを載せると、図4に示すように、該ワークWの
曲面形状に応じて各支持シャフト13の高さが変化し、
全ての支持シャフト13が互いに同じ接触圧でワークW
の表面に接触する。そこで、図2に示すように、上記ロ
ック解除機構28の圧力室内31内の圧力流体を排出し
てロッド32を後退させ、2つのロックプレート21
a,21bをロック位置に変移させることにより、各支
持シャフト13をその位置にロックしてワークWを安定
的に支持させることができる。
【0028】上記ワークWの処理が終了して該ワークW
を取り出したあと、ロック解除機構28を操作して上記
各支持シャフト13のロックを解除し、上述した操作を
繰り返すことにより、異なる表面形状を持った各種ワー
クWを同様に支持することができる。
【0029】かくして上記多軸アクチュエータは、ワー
クWを複数の支持シャフト13で近接する多点において
同時に支持するようにしているため、該ワークWの表面
に傷や変形等を生じることがない。しかも、上記支持シ
ャフトを流体圧で駆動する方式であるため、スプリング
力を利用するものと異なり、ワークに作用する反力を簡
単且つ任意に調整することができるだけでなく、その反
力を各支持シャフトのストローク(支持位置)に関係な
く一定にすることができ、このため、ワークを複数の支
持シャフトにより同じ接触圧で安全に支持することがで
きると共に、様々な表面形状を有するワークの支持に共
通に使用することができる。さらに、支持シャフトのロ
ックに電磁力を使用する場合のように雰囲気中の鉄粉等
を吸着するといった問題がないため、様々な作業環境で
使用することができる。
【0030】上記実施例では、ロック機構20が、全て
の支持シャフト13を1組のロックプレート21a,2
1bだけでロックするように構成されているが、支持シ
ャフト13の数が多い場合はこの支持シャフト13を複
数のグループに分け、各グループ毎に一対のロックプレ
ート21a,21bとロック解除機構28とを設けても
良い。この場合には、各ロック解除機構28は互いに同
期して動作するように制御される。
【0031】また、上記実施例のように支持シャフト1
3のロックを上下一対のロックプレートで行うことな
く、上下何れか一方のロックプレートだけを設け、この
1つのロックプレートを傾動させて支持シャフトをロッ
クするように構成することもできる。
【0032】あるいは、ロック機構20として他の構成
のものを用いることもできる。例えば、上記実施例で使
用されているようなロックプレートをロック孔の位置で
前後に2分割した形の前後一対又は複数対のロック部片
を使用し、これらのロック部片で各支持シャフトを両側
から挟み付けることによってこれらの支持シャフトをロ
ックするようにしても良い。この場合、上記ロック部片
の開閉は、流体圧作用力やばね力あるいはボールねじの
回転による推力等を単独で又は複数併用して行うことが
できるが、安全性を考慮するとロック方向へはばね力で
弾発することが望ましい。
【0033】なお、上記多軸アクチュエータは、支持シ
ャフトを鉛直に向けて使用するだけでなく、斜め上向き
や横向きにして使用することもできる。
【0034】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明によれば、
様々な表面形状を有するワークの支持に共通に使用する
ことができ、しかも近接する複数点での同時支持によっ
てワーク表面に傷や変形等を生じることがない、合理的
構造で勝れた支持機能を有する支持手段を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多軸アクチュエータの縦断正面図
である。
【図2】図1のロック状態での側面図である。
【図3】図1のアンロック状態での側面図である。
【図4】図1の多軸アクチュエータでワークを支持する
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 軸受ブロック 7 シリンダー 8 ピストン 9 圧力室 10 流体流路 13 支持シャフト 13a 支持部 14 ガイド 18 緩衝部材 20 ロック機構 21a,21b ロックプレート 22 ロック孔 25 ばね手段 28 ロック解除機構 32 ロッド 32a くさび 35 ベアリング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通の基台に互いに平行をなすように並べ
    て設置された複数のシリンダー、 上記各シリンダーの内部にそれぞれ摺動自在に収容され
    たピストン、 各シリンダーの内部の上記ピストンの一側に形成された
    圧力室、 上記各圧力室に連通する共通の流体流路、 上記各シリンダーとの対応位置に、互いに平行をなしか
    つ上記ピストンに連動して前後進自在なるように並べて
    設置され、先端の支持部でワークを支持する複数の支持
    シャフト、 上記各支持シャフトを任意の動作位置でロック可能なロ
    ック機構、を有することを特徴とする多軸アクチュエー
    タ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の多軸アクチュエータにお
    いて、上記複数のシリンダーと複数のピストン及び複数
    の支持シャフトとが、それぞれ、互いに同一構造及び同
    一寸法を有していて、一列に並べて設置されており、ま
    た上記ロック機構が、複数の支持シャフトが貫通する複
    数のロック孔を備えた傾動自在の少なくとも1つのロッ
    クプレートと、このロックプレートを各ロック孔の孔縁
    が支持シャフトに係止するロック位置に向けて弾発、傾
    動させるばね手段と、上記各ロックプレートをアンロッ
    ク位置に変移させるためのロック解除機構とを含むこと
    を特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の多軸アクチュエータにお
    いて、上記ロック機構が、一端側を支点として他端側が
    相互に開閉するように設置された一対のロックプレート
    を有し、これらのロックプレートは、相互に閉じる方向
    への回動によってシャフトを前後進の両方向についてロ
    ック可能なるように構成されると共に、それぞれが上記
    ばね手段で相互に閉じる方向に向けて弾発され、また上
    記ロック解除機構は、流体圧力の作用により動作するロ
    ッドを有していて、このロッドの先端には先細り状をし
    たくさびが形成され、該ロッドを前進させてこのくさび
    を2つのロックプレート間に挿入することにより、これ
    らのロックプレートを同時にアンロック位置に変移させ
    得るように構成されていることを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の多軸アクチュエータにお
    いて、2つのロックプレートにおける上記くさびとの接
    触部に、それぞれベアリングが取り付けられていること
    を特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項2から4までの何れかに記載の多軸
    アクチュエータにおいて、上記基台に軸受ブロックが取
    り付けられ、この軸受ブロックに上記複数の支持シャフ
    トがガイドを介して前後進自在なるように支持され、こ
    の軸受ブロックの内部に上記ロック機構のロックプレー
    トが設置されていることを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項2から5までの何れかに記載の多軸
    アクチュエータにおいて、上記ロックプレートの各ロッ
    ク孔に、支持シャフトとの間の摩擦を高めるための弾性
    ブッシュが嵌め付けられていることを特徴とするもの。
  7. 【請求項7】請求項1から6までの何れかに記載の多軸
    アクチュエータにおいて、上記支持シャフトの先端の支
    持部に、該支持部をワークに緩衝的に接触させるための
    緩衝部材が取り付けられていることを特徴とするもの。
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