JP2002013479A - 往復動ポンプ - Google Patents

往復動ポンプ

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JP2002013479A
JP2002013479A JP2000194319A JP2000194319A JP2002013479A JP 2002013479 A JP2002013479 A JP 2002013479A JP 2000194319 A JP2000194319 A JP 2000194319A JP 2000194319 A JP2000194319 A JP 2000194319A JP 2002013479 A JP2002013479 A JP 2002013479A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャッキボール近傍の流体の逆流による洩れ
に対応する量の流体を補充すべく構成されることによっ
て、効果的に脈動を防止することができる往復動ポンプ
を提供することを課題とする。 【解決手段】搬送される流体と接した状態で往復動する
ダイヤフラムと、ダイヤフラムを駆動させる駆動力供給
部とを備えた往復動ポンプにおいて、駆動力供給部が、
一つの偏心カム(42)と、偏心カム(42)の回転に
よって往復動する第一のピストン部(43)および第二
のピストン部(44)と、偏心カム(42)の駆動力を
各ピストン部(43),(44)に伝えるべく、偏心カ
ム(42)に接する接触転動要素とを用いて構成されて
おり、ダイヤフラムの駆動状態を調整可能な駆動調整機
構が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、往復動ポンプに関
し、詳しくは、往復動する駆動手段としてダイヤフラム
等(他には、例えばピストンまたはプランジャ等)を用
いて構成された往復動ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイヤフラムを駆動させて流体を搬送さ
せる往復動ポンプは、従来から知られている。係る往復
動ポンプにおいては、モータ等の駆動手段で得られる回
転運動をカムを介して直線往復運動に変換して、この直
線往復運動にてダイヤフラムを駆動させるべく構成され
ている。
【0003】上記従来技術に係る往復動ポンプは、一般
的には、化学薬品や薬剤等を注入する際の、いわゆる定
量注入等に用いられている。つまり、ダイヤフラムを用
いて構成された往復動ポンプ(以下、単に「往復動ポン
プ」ともいう。)は、従来から、定量搬送を必要とする
箇所に設けられている。
【0004】しかし、以上のような利点(吐出流量の変
動が少ないという利点)を有する往復動ポンプにも、次
のような問題がある。上記往復動ポンプは、ダイヤフラ
ムの往復動に基づいて流体の搬送を行うわけであるが、
その際には、ダイヤフラムが往動することによってポン
プヘッド部内の流体が加圧されて押し出され(以下、
「往動工程」という。)、ダイヤフラムが復動すること
によってポンプヘッド部内が減圧されて流体が引き込ま
れる(以下、「復動工程」という。)こととなる。従来
技術に係る往復動ポンプにおいては、このような比較的
細かい動作たる往動工程と復動工程とを所定時間に所定
回数繰り返すことによって、全体として定量搬送を可能
とするが、一の往動工程と一の復動工程とを比較すれ
ば、これらの工程間には、大きな吐出流量の差が存在す
る(基本的に、復動工程においては吐出は行わな
い。)。すなわち、上記従来技術に係る往復動ポンプに
おいては、この吐出流量の差によって、搬送される流体
に脈動が発生するという問題が生ずるわけである。
【0005】そこで、係る問題を解決するための技術と
して、最近は、ダイヤフラムを有するポンプヘッドを二
つ設けた構造の往復動ポンプが知られている。
【0006】図12は、従来技術に係る往復動ポンプの
概略斜視図を示したものである。図12において、往復
動ポンプ200は、第一のポンプヘッド部210と、第
二のポンプヘッド部220と、これらのポンプヘッド部
210,220に内包されているダイヤフラムを駆動さ
せる駆動部230と、各ポンプヘッド部210,220
における流体の流入側および流出側に設けられた逆止弁
機構(例えば、バルブ部および弁座部等から成る)(図
示省略)を有した接続部211,212,221,22
2等とを用いて構成されている。ここで、駆動部230
は、例えば、電動モータ等を用いて構成されている。
【0007】往復動ポンプ200には、液体の流入側に
流入側配管部240が接続され、流出側に流出側配管部
250が接続されている。具体的には、流入側配管部2
40に設けられた流入側フランジ部241,242と、
ポンプ流入側フランジ部213,223とがボルト等を
用いて連結され、流出側配管部250に設けられた流出
側フランジ部251,252と、ポンプ流出側フランジ
部214,224とがボルト等を用いて連結されること
によって、往復動ポンプ200と配管部240,250
とが接続されている。
【0008】ここで、通常、各接続部211,212,
221,222の一方の端部は、ポンプヘッド部21
0,220に螺合状態で固着されている。また、各接続
部211,212,221,222の他方の端部には、
フランジ部213,214,223,224が固着され
ている。さらに、各接続部211,212,221,2
22内には、それぞれチャッキボール(図示省略)が配
設されている。
【0009】そして、上記往復動ポンプ200を構成す
る各ポンプヘッド部210,220に内包されているダ
イヤフラムは、一方のダイヤフラムが往動工程のときは
他方のダイヤフラムが復動工程となり、一方のダイヤフ
ラムが復動工程のときは他方のダイヤフラムが往動工程
となるように構成されている。
【0010】すなわち、図12に示された往復動ポンプ
によれば、一方のダイヤフラムが他方のダイヤフラム
を、他方のダイヤフラムが一方のダイヤフラムを補完す
べく駆動するので、従来問題であった脈動を効果的に改
善可能な往復動ポンプを得ることができる。この際、従
来技術に係る往復動ポンプにおいては、各ダイヤフラム
が、それぞれ略180゜位相の異なるカムを用いて駆動
させられており、各ダイヤフラムについては、所定方向
(通常は吐出と反対方向)にダイヤフラムを付勢すべ
く、付勢手段(スプリング等)が設けられている。
【0011】往復動ポンプ200を構成する各ポンプヘ
ッドの内部は、例えば、図13に示すように構成されて
いる。図13は、従来技術に係る往復動ポンプ200を
構成するいずれか一方のポンプヘッド部の一部の縦断面
図を示したものである。
【0012】図13においては、ダイヤフラム301を
往復動させるための駆動手段たるピストン部343が、
ベアリング347を有するベアリング支持部348に固
着されており、ピストン部343等を内包する支持体3
50とベアリング支持部348との間には付勢手段34
9が設けられ、この付勢手段349によってベアリング
347が偏心カム342に接すべく(図面上の右方向
に)付勢して構成されている。そして、図13において
は、図面上の左方向に搬送流体が流通する配管部24
0,250等が設けられている。
【0013】このように構成された従来技術に係る往復
動ポンプによれば、偏心カム342を矢印R方向に回転
させることによって、ベアリング347、ベアリング支
持部348、およびピストン部343等を介してダイヤ
フラム301が矢印Z方向に往復動されることとなる。
その際、偏心カム342のT0点からT1点までがダイ
ヤフラム301の吐出工程となり、T0点のときの上死
点S0からT1点のときの下死点S1までのストローク
距離Sが、付勢手段349が撓む距離ということにな
る。
【0014】すなわち、この従来技術に係る往復動ポン
プによれば、偏心カム342とベアリング347とが接
した状態で、偏心カム342が回転し、この回転に基づ
いてピストン部343が往復動することによって、適切
にダイヤフラム301を往復動させて、流体の搬送を行
っている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に係る往復動ポンプには、次のような問題があっ
た。
【0016】従来技術に係る往復動ポンプ200は、上
述したように、付勢手段349によって、ベアリング3
47の外輪側が偏心カム342に接触すべく付勢され、
その状態にて、偏心カム342の駆動力がピストン部3
43等を介してダイヤフラム301に伝えられる。すな
わち、常時、ベアリング347の外輪側と偏心カム34
2とが接触した状態で往復動ポンプが駆動されることと
なる。
【0017】このような構成によれば、ダイヤフラムの
動きに応じて、各接続部211,212,221,22
2内の各チャッキボールに対しては、正圧と負圧とが交
互に作用することとなり、ダイヤフラムおよびチャッキ
ボールの作用によって、流入側配管部240から流出側
配管部250に、流体が搬送されることとなる。
【0018】しかしながら、従来技術に係る往復動ポン
プは、左右各ポンプの吸込工程が終了し、吐出工程をは
じめるときに、吸込側弁座(接続部211,221側の
弁座)で、チャッキボールが着座するまでの短時間に、
わずかな量の液体が流入側配管部240側に逆流すると
いう現象が発生する。また、ピストン部の駆動力をダイ
ヤフラムに伝達する作動油中には、何等かの原因によっ
てエアが混入する場合がある。このようにエアの混入が
生ずると、作動油中のエアが圧縮されることがある。ま
た、超高圧(例えば、10MPa以上)の環境下におい
ては、ポンプを駆動させる際において、作動油自体が圧
縮されて体積変化等の現象が生ずることがある。すなわ
ち、従来技術に係る往復動ポンプにおいては、上述した
逆流による洩れや、エアの圧縮あるいは作動油の体積変
化(減少方向)等が発生して、脈動が生ずるという問題
があった。
【0019】そこで、本発明は、上記従来技術に係る問
題を解決するためになされたものであって、チャッキボ
ール近傍の流体の逆流による洩れに対応する量の流体を
補充すべく構成されることによって、効果的に脈動を防
止することができる往復動ポンプを提供することを課題
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するための本発明は、搬送される流体と接した状態で
往復動するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムを駆動さ
せる駆動力供給部とを備えた往復動ポンプにおいて、前
記駆動力供給部が、一つの偏心カムと、前記偏心カムの
回転によって往復動する第一のピストン部および第二の
ピストン部と、前記偏心カムの駆動力を前記各ピストン
部に伝えるべく、前記偏心カムに接する接触転動要素と
を用いて構成されており、前記ダイヤフラムの駆動状態
を調整可能な駆動調整機構が設けられていることを特徴
としている。
【0021】本発明に係る往復動ポンプによれば、前記
駆動調整機構を設けることによって、前記ダイヤフラム
の駆動状態を適宜調整可能であるため、前記往復動ポン
プの吐出側にて脈動等が発生したとしても、その脈動部
分の減少分を補正すべく、前記ダイヤフラムを駆動させ
ることが可能となり、効果的に脈動を防止可能な往復動
ポンプを得ることができる。
【0022】また、本発明に係る往復動ポンプにおいて
は、前記ピストン部の駆動力が作動油を介して前記ダイ
ヤフラムに伝達されるべく構成されており、前記駆動調
整機構が、各ピストン部の動きに応じて駆動する補助プ
ランジャと、前記補助プランジャの作用時間を調整可能
な調整用プランジャとを有し、前記補助プランジャが前
記作動油を押圧することによって前記ダイヤフラムの駆
動状態が調整される構成が好ましい。
【0023】この好ましい構成によれば、前記往復動ポ
ンプの吐出側にて脈動等が発生したとした場合であって
も、前記補助プランジャによって前記作動油を押圧する
ことによって、前記脈動部分の補正すべく、前記ダイヤ
フラムを駆動させることが可能であるため、効果的に脈
動を防止可能な往復動ポンプを得ることができる。
【0024】また、本発明に係る往復動ポンプにおいて
は、前記補助プランジャと前記調整用プランジャとの間
隔が前記補助プランジャの作用時間を規制し、前記間隔
を任意に設定可能であるべく前記調整用プランジャが構
成されていることが好ましい。
【0025】この好ましい構成によれば、前記補助プラ
ンジャの作用時間を任意に設定可能であるため、ポンプ
の機差等によって、種々の脈動等が生ずる場合であって
も、各ポンプ毎に前記調整用プランジャを用いた調整が
可能であるため、効果的に脈動を防止可能な往復動ポン
プを得ることができる。
【0026】また、本発明に係る往復動ポンプにおいて
は、前記駆動調整機構が、前記偏心カムを駆動させる可
変速モータと、前記偏心カムの位置を検知可能な回転位
置検出器と、前記回転位置検出器における位置信号に基
づいて前記可変速モータを制御可能な制御手段とを用い
て構成されていることが好ましい。
【0027】この好ましい構成によれば、前記位置信号
および前記制御手段を用いて、適宜前記可変速モータを
制御可能であるため、前記ダイヤフラムを駆動させる前
記偏心カムの回転速度を適切に制御できる。よって、脈
動等が発生したとしても、必要に応じて、前記偏心カム
の回転を制御し、前記ダイヤフラムの駆動状態を制御す
ることによって、効果的に脈動等を防止可能な往復動ポ
ンプを得ることができる。
【0028】また、本発明に係る往復動ポンプにおいて
は、搬送される流体の吐出側に脈動検知手段が設けられ
ており、前記脈動検知手段にて検出された脈動信号が前
記制御手段にフィードバックされるべく構成されてお
り、前記位置信号と前記脈動信号と前記制御手段とに基
づいて前記可変速モータが制御される構成が好ましい。
ここで、前記脈動検知手段としては、搬送流体の脈動を
何等かの形で検知可能な流量計、圧力計等の検知手段を
用いることが好ましい。
【0029】さらに、本発明に係る往復動ポンプにおい
ては、前記可変速モータがステッピングモータであるこ
とが好ましく、また、本発明に係る往復動ポンプにおい
ては、前記回転位置検出器が、ロータリーエンコーダあ
るいはタコジェネレータである構成が好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。
【0031】図1は、本発明の第一の実施形態に係る往
復動ポンプの概略断面図を示したものである。また、図
2は、図1の往復動ポンプを構成する流体搬送部の拡大
図を示したものであり、図2(イ)は組立状態を示し、
図2(ロ)は分解状態を示している。さらに、図3は図
1のIII−III断面図を示したものであり、図4は、図1
のIV−IV断面図を示したものである。以下、これらの図
面に基づいて、本実施形態に係る往復動ポンプについて
詳細に説明する。
【0032】本実施形態に係る往復動ポンプは、ダイヤ
フラム(第一のダイヤフラム1および第二のダイヤフラ
ム2)が往復動することによって流体の搬送を実現する
流体搬送部10と、ダイヤフラム1,2を駆動させるべ
く適切なタイミングで作動油を供給する駆動力供給部4
0と、この駆動力供給部40の偏心カムを駆動させる駆
動部70等とを用いて構成されている。
【0033】本実施形態に係る往復動ポンプを成す流体
搬送部10は、具体的には、図1、図2および図4に示
すべく構成されている。これらの図面において、流体搬
送部10は、第一のダイヤフラム1と、第二のダイヤフ
ラム2と、ポンプヘッド3と、このポンプヘッド3と共
にダイヤフラム1,2を挟持して支持するダイヤフラム
支持体(第一のダイヤフラム支持体4および第二のダイ
ヤフラム支持体5)と、ダイヤフラム1,2の接液面1
a,2a側であってポンプヘッド3と各ダイヤフラム
1,2との間に設けられた搬送流体流通部(第一の搬送
流体流通部6および第二の搬送流体流通部7)と、ダイ
ヤフラム1,2の裏面(接液面1a,2aの裏面)側で
あって各ダイヤフラム支持体4,5と各ダイヤフラム
1,2との間に設けられた作動油流通部(第一の作動油
流通部8および第二の作動油流通部9)と、駆動力供給
部40(後述する)からの駆動力を伝達する配管部(第
一の配管部21および第二の配管部22)に連通すべく
形成された作動油供給部(第一の作動油供給部11およ
び第二の作動油供給部12)等とを用いて構成されてい
る。
【0034】ここで、各ダイヤフラム1,2は、その断
面形状が、例えば、波形形状、曲面形状等に形成されて
いるが、図2等においては、図面の複雑化を避けるため
に、あえて具体的な断面形状については省略している。
また、ポンプヘッド3には、流体を搬送する際の搬送経
路3A,3Bが形成されている。そして、これらの搬送
経路3A,3Bの流入側と流出側には、図4に示すべ
く、それぞれ逆止弁(流入側逆止弁23、流出側逆止弁
24)が設けられている。ここで、各逆止弁23,24
は、ボールチャッキを二個用いて構成されている。さら
に、各ダイヤフラム1,2とポンプヘッド3との間に
は、搬送流体流通部6,7が設けられている。搬送流体
流通部6,7には、複数個の貫通孔が形成されており、
ダイヤフラム1,2の往復動による正圧・負圧が貫通孔
を介して搬送経路3A,3Bに伝えられる。そして、こ
のダイヤフラム1,2の往復動(による正圧・負圧)に
よって、逆止弁23,24が開閉して、流体の搬送が行
われる。
【0035】各ダイヤフラム1,2の裏面側には、作動
油流通部8,9を介してダイヤフラム支持体4,5が設
けられており、このダイヤフラム支持体4,5とポンプ
ヘッド3とによって、ダイヤフラム1,2が挟持して固
定されている。また、ダイヤフラム支持体4,5とポン
プヘッド3とは、ボルト等の締結手段にて締結されてい
る。作動油流通部8,9には、複数個の貫通孔が形成さ
れており、後述する駆動力供給部40から供給される作
動油が、この貫通孔を介してダイヤフラム1,2裏面側
に対して送排出されることとなる。また、作動油流通部
8,9には、駆動力供給部40に連通した作動油供給部
11,12が取り付けられており、この作動油供給部1
1,12は、ボルト等にて作動油流通部8,9に締結さ
れている。
【0036】次に、本実施形態に係る往復動ポンプを成
す駆動力供給部40は、具体的には、図1、図3、およ
び図4等に示すべく構成されている。これらの図面にお
いて、駆動力供給部40は、後述する駆動部70からの
駆動力を伝える駆動力伝達軸41と、この駆動力伝達軸
41に取り付けられた偏心カム42と、この偏心カム4
2の動きに応じて往復動するピストン部(第一のピスト
ン部43および第二のピストン部44)と、第一のピス
トン部43内のベアリング47,47の内輪で支持され
た第一の回動軸45と、第二のピストン部44内のベア
リング48,48の内輪で支持された第二の回動軸46
と、第二のピストン部44内にて第一のピストン部43
と第二のピストン部44とを適切に付勢して、各ピスト
ン部43,44内に設けられている各回動軸45,46
を偏心カム42に接触させるべく機能する調整手段たる
位置規制付勢手段49と、これらの各要素を内包してい
るケーシング部50等とを用いて構成されている。そし
て、以上のような要素を有する駆動力供給部40におい
ては、ケーシング部50内壁とピストン部43,44と
の間の密閉空間に、作動油が充填されている。
【0037】本実施形態に係る駆動力供給部40におい
ては、第二のピストン部44が中空状に形成されてい
る。すなわち、第二のピストン部44は、その内部に、
駆動力伝達軸41、偏心カム42、第一のピストン部4
3、ベアリング48、および位置規制付勢手段49等が
包含可能であるべく形成されている。そして、第二のピ
ストン部44の内壁部(内面部)44aと第一のピスト
ン部43の外壁部(外面部)43aとの間には、位置規
制付勢手段49が挟持されている。すなわち、この位置
規制付勢手段49によって、第一および第二のピストン
部43,44が偏心カム42の位置する方向に付勢され
ることとなる。換言すれば、この位置規制付勢手段49
によって、第一のピストン部43内の第一の回動軸45
と、第二のピストン部44内の第二の回動軸45とが、
常に偏心カム42の外周面に接すべく、適切に付勢され
ることとなる。
【0038】また、ケーシング部50には、各配管部2
1,22に連通すべく、作動油の供給口(第一の供給口
51および第二の供給口52)が形成されている。そし
て、各ピストン部43,44の端面部43a,44aか
ら、供給口51,52、配管部21,22等を介して、
各ダイヤフラム1,2までの間に形成される空間は、略
密閉状態に構成されており、この空間内には、作動油が
充填されている。したがって、本実施形態においては、
各ピストン部43,44の動きに応じて作動油に対して
正圧・負圧が作用し、この圧力変動により各供給口5
1,52を介して作動油が流通することとなる。そし
て、この作動油によって、ダイヤフラム1,2が往復動
することとなる。
【0039】次に、本実施形態に係る往復動ポンプを成
す駆動部70は、図1および図4に示すべく構成されて
いる。これらの図面において、駆動部70は、回転運動
を生ずる電動モータ71と、この電動モータ71からの
回転力を先に述べた駆動力伝達軸41に伝えるためのギ
ヤ部72等とを用いて構成されている。
【0040】以上のように、本実施形態に係る往復動ポ
ンプは、流体搬送部10、駆動力供給部40、および駆
動部70等を用いて構成されており、次のように機能す
る。
【0041】本実施形態に係る往復動ポンプにおいて
は、まずはじめに、電動モータ71を回転させて、この
回転力をギヤ部72を介して駆動力伝達軸41に伝え
る。
【0042】次に、この駆動力伝達軸41によって偏心
カム42を回転させ、この偏心カム42の回転によっ
て、第一および第二のピストン部43,44を往復動さ
せる。ここでは、上述した構成に基づいて、第一のピス
トン部43と第二のピストン部44とが一体的に、一つ
の偏心カム42によって往復動する。そして、このピス
トン部43,44の往復動によって作動油に対して所定
の力および方向の圧力が作用し、その作動油が、供給口
51,52を介して配管部21,22に送排出されるこ
ととなる。
【0043】次に、配管部21,22を介して流通する
作動油に基づいて、ダイヤフラム1,2が適切なタイミ
ングで往復動し、このダイヤフラム1,2の動きによっ
て、流入側逆止弁23および流出側逆止弁24が作動し
て、所望の液体が搬送されることとなる。
【0044】以上のように構成され、そして機能する本
実施形態に係る往復動ポンプは、係る構成および機能の
少なくとも一方に基づいて、以下のような特徴を有する
こととなる。
【0045】本実施形態に係る往復動ポンプを構成する
駆動力供給部40は、上述したように、ケーシング50
内に設けられた偏心カム42、ピストン部43,44、
および位置規制付勢手段49等を用いて構成されてい
る。また、各ピストン部43,44には、ベアリング4
7,48が設けられており、このベアリング47,48
の内輪側に支持された第一および第二の回動軸45,4
6に対して、偏心カム42の外周部が接するべく構成さ
れている。
【0046】すなわち、本実施形態に係る往復動ポンプ
においては、ピストン部43,44を往復動させるため
の駆動力が、偏心カム42から第一および第二の回動軸
45,46を介して伝えられることとなる。したがっ
て、本実施形態によれば、従来(ベアリングの外輪側)
よりも径が小さい回動軸45,46(ベアリングの内輪
側)と、偏心カム42とが接触した状態で往復動ポンプ
が駆動することとなる。よって、本実施形態によれば、
偏心カム42との間に生ずる圧力角を従来よりも小さく
することが可能となり、長期間の無脈動搬送を実現する
ことができる。つまり、従来技術と比較して、往復動ポ
ンプの長寿命化を図ることが可能となる。
【0047】また、本実施形態においては、二つのダイ
ヤフラム1,2を駆動させる場合であっても、従来の如
く(図12および図13参照)、それぞれカムおよびス
プリング等を有した二つのポンプヘッド部等を設ける必
要がない。すなわち、本実施形態によれば、一つの偏心
カム42を用いて、二つのピストン部43,44を往復
動させ、これに基づいて、二つのダイヤフラム1,2を
往復動させている。
【0048】したがって、本実施形態によれば、二つの
ダイヤフラムを駆動させる場合であっても、従来より
も、部品点数を削減することが可能となり、それに伴
い、封止部の数も減らすことができるので、液漏れ等の
発生確率を低減可能な往復動ポンプを得ることができ
る。
【0049】また、本実施形態に係る往復動ポンプは、
上述したように、従来よりも構成要素を少なくすること
が可能となるので、各要素の製作誤差の発生確率を従来
よりも低減でき、また、その分組立誤差等も低減可能と
なる。したがって、本実施形態によれば、従来技術にお
いては往復動ポンプの駆動状態に悪影響を及ぼしていた
各要素の製作誤差・組立誤差等を、部品点数の低減等に
より、効果的に削減することが可能となる。
【0050】また、従来であれば、二つの偏心カムを1
80゜位相をずらして取り付ける必要があり、さらに、
取り付ける偏心カムは、同一の形状であることが必要で
あったので、製作誤差・組立誤差等に高い精度が要求さ
れていた。よって、製作・組立等の工程が非常に煩雑で
あった。しかしながら、本実施形態においては、一つの
偏心カムを用いて構成されているので、従来のように二
つの偏心カムの形状の同一性等求められることはなく、
また、一つの偏心カムであるため、従来ほどの組立精度
等を要求されることはない。したがって、本実施形態に
よれば、従来ほどの煩雑な工程を経ることなく、効率的
に往復動ポンプ(および各要素)を製作・組立等するこ
とが可能となる。
【0051】さらに、本実施形態に係る往復動ポンプ
は、以下の理由により、従来と比較して、より小型化す
ることが可能となる。
【0052】図5は、本実施形態に係る駆動力供給部4
0を構成する第二のピストン部44の駆動状態を示した
ものである。ここで、図5(イ)は、第二のピストン部
44が下死点にある状態を示し、図5(ロ)は、第二の
ピストン部44が上死点にある状態を示している。図5
においては、所定位置(偏心カム42等の回転、往復運
動によって特に変動しない適当な位置、例えばケーシン
グ50壁面)から第二のピストン部44の端面部44a
までの距離を、それぞれ下死点距離P1、上死点距離P
2としている。
【0053】本実施形態に係る往復動ポンプにおいて
は、この図5における下死点と上死点との距離の差が、
往復動ポンプにおける第二のピストン部44のストロー
ク距離P(P=P2−P1)となる。なお、ここでは、
省略するが、180゜位相をずらした状態において、第
一のピストン部43についても、同様のストローク距離
Pにて往復動が行われる。
【0054】本実施形態においては、図5(イ)の如く
第二のピストン部44が下死点にある状態を「偏心カム
角度0゜」と定義して、第二のピストン部44を押し込
む方向に偏心カム42を回転させて、例えば、偏心カム
42が210゜回転したときに第二のピストン部44が
上死点にある状態となる。なお、この偏心カム42の回
転角度は、偏心カムの形状等に基づいて、適宜変更し得
るものである。
【0055】また、図6は、本実施形態に係る駆動力供
給部40を構成する位置規制付勢手段49の作動状態を
示したものである。ここで、図6(イ)は、位置規制付
勢手段49が最も縮んだ状態(最小長さR1)を示し、
図6(ロ)は、位置規制付勢手段49が最も伸びた状態
(最大長さR2)を示している。
【0056】本実施形態に係る往復動ポンプにおいて
は、この図6における縮んだ状態(最小長さR1)と伸
びた状態(最大長さR2)との距離の差が、位置規制付
勢手段49の最大撓み距離R(R=R2−R1)とな
る。
【0057】つまり、本実施形態に係る往復動ポンプに
おいては、第一のピストン部43と第二のピストン部4
4とに挟持された位置規制付勢手段49が、偏心カム4
2の回転に伴って、ピストン部43,44と共にスライ
ドしながら最大撓み距離Rの分だけ、伸び縮みすること
となる。
【0058】図5および図6から明らかなように、本実
施形態によれば、ピストン部の往復動距離Pに対して、
位置規制付勢手段49の最大撓み距離Rは、かなり小さ
な距離となっている。本実施形態においては、P:R=
4:1程度となっている。
【0059】一方、従来技術においては、上述したよう
に、ピストンのストローク距離と付勢手段が撓む距離と
は、同一であった(ピストンのストローク距離分撓む付
勢手段が必要であった)わけであるが(図13参照)、
本実施形態によれば、位置規制付勢手段49の撓み量R
は、ストローク距離Pの1/4程度でよいこととなる。
【0060】したがって、本実施形態によれば、従来よ
りも、小型で従来ほどの強度も必要ない付勢手段を用い
て位置規制付勢手段49を構成することが可能となるの
で、駆動力供給部40、延いては往復動ポンプの小型化
を実現することができる。
【0061】また、本実施形態に係る往復動ポンプを構
成する位置規制付勢手段49は、コイルばね等の付勢手
段を用いて形成されているので、その付勢力によって、
第一のピストン部43と第二のピストン部44とを偏心
カム42の位置する方向に(偏心カム42に接する方向
に)効果的に付勢し、ピストン部43,44と偏心カム
42との位置関係を適切に維持することができる。
【0062】さらに、位置規制付勢手段49は、コイル
ばね等の付勢手段を用いて形成されているので、偏心カ
ム42(の対角距離の変化等)に起因して、各ピストン
43,44および偏心カム42との間に隙間が生ずる方
向に力が作用する場合であっても、付勢手段であるため
(コイルばね等が付勢力と共に弾性力をも有するた
め)、係る隙間を効果的に吸収することができる。すな
わち、位置規制付勢手段49が、各ピストン43,44
等に生ずる隙間を効果的に吸収する緩衝機能をも備える
こととなる。
【0063】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、従来よりも撓み量の少ない小型の付勢手段を用い
て、往復動ポンプを構成することが可能となる。このよ
うな小型の付勢手段を用いて構成可能となるのは、図3
等に示したように、本実施形態に係る駆動力供給部40
を構成するピストン部43,44が、それぞれスライド
しつつ、往復動を繰り返すべく構成されているからであ
る。
【0064】すなわち、本実施形態に係る往復動ポンプ
によれば、第二のピストン部44が中空状に形成されて
おり、この第二のピストン部44の内部に偏心カム42
と第一のピストン部43とが設けられ、この第一のピス
トン部43の外面部43aと第二のピストン部44の内
面部44aとの間に調整手段たる位置規制付勢手段49
が設けられているため、偏心カム42の回転によって第
一のピストン部43と第二のピストン部44とが位置規
制付勢手段49を伴って往復動することとなる。つま
り、偏心カム42の回転によって、位置規制付勢手段4
9を挟持した状態でピストン部43,44がそれぞれス
ライドしつつ、往復動を繰り返すこととなるため、上述
したように、位置規制付勢手段49の小型化を実現する
ことが可能となる。
【0065】なお、本実施形態に係る往復動ポンプは、
各ピストン部43,44と各ダイヤフラム1,2との間
に作動油を有し、この作動油を介して各ピストン部4
3,44からの駆動力を各ダイヤフラム1,2に伝える
構成について説明したが、本発明は、この構成に限定さ
れるものではなく、何等かの手段によって各ピストン部
43,44からの駆動力を各ダイヤフラム1,2に伝え
ることが可能であればよい。したがって、例えば、各ピ
ストン部と各ダイヤフラム1,2とが機械的に連動可能
であるべく構成されていてもよい。また、本実施形態に
係る往復動ポンプにおいては、接液部にダイヤフラムを
用いる場合について説明したが、本発明はこの構成に限
定されるものではなく、例えば、接液部にピストンある
いはプランジャ等を設けて、往復動ポンプを構成しても
よい。
【0066】また、本実施形態に係る往復動ポンプは、
二つのダイヤフラム1,2を有し、これらの各接液面1
a,2aは、搬送流体流通部6,7およびポンプヘッド
3を介して略平行となるべく設けられている。さらに、
各ダイヤフラム1,2の裏面側には、作動油流通部8,
9を介してダイヤフラム支持体4,5が設けられてい
る。つまり、本実施形態によれば、ポンプヘッド3、ダ
イヤフラム支持体4,5、搬送流体流通部6,7、およ
び作動油流通部8,9等を用いて、搬送流体流通ブロッ
ク25が形成されることとなる(図2(ロ)参照)。な
お、この搬送流体流通ブロック25は、上記構成に限定
されるものではなく、搬送流体を漏洩させない状態であ
れば、他の構成としてもよい。例えば、ダイヤフラム
1,2をポンプヘッド3に固着させて、これらの部材を
用いて搬送流体流通ブロックを構成してもよい。
【0067】このように構成された搬送流体流通ブロッ
ク25は、第一のダイヤフラム1と第二のダイヤフラム
2との間が密閉空間として形成されているため、図2
(ロ)に示すべく作動油供給部11,12等を取り外し
た状態においても、搬送流体流通ブロック25内から搬
送流体が漏洩することはない。
【0068】したがって、以上のように構成された本実
施形態に係る往復動ポンプによれば、メンテナンス処理
を効率的に行うことが可能となる。すなわち、本実施形
態に係る往復動ポンプによれば、図2(ロ)に示すよう
に、搬送流体流通ブロック25を分解等することなく、
配管部21,22等を取り外し、駆動力供給部40のメ
ンテナンス(例えば、偏心カム42、位置規制付勢手段
49の交換等)を行うことが可能となるので、従来のよ
うに、二つのポンプヘッド部の分解・組立等を行うこと
なく、メンテナンス処理を行うことができる。よって、
本実施形態においては、搬送流体流通ブロック25内を
流通する搬送流体を予め抜いたりすることなく、駆動力
供給部40のメンテナンス等を行うことが可能である、
メンテナンス性に優れた往復動ポンプを得ることができ
る。
【0069】また、本実施形態に係る往復動ポンプも、
従来と同様に二つのダイヤフラムを有しているが、本実
施形態によれば、二つのダイヤフラムが一つのブロック
(搬送流体流通ブロック25)内に設けられているの
で、従来のように二つの独立したポンプヘッド部を有す
る場合と比較すれば、ポンプを構成する際の部品点数を
大幅に減少させることが可能となる。したがって、部品
点数の減少に伴い、封止部の数も従来よりも削減させる
ことが可能となるので、封止部の減少分だけ液漏れの可
能性を低減させることができる。
【0070】さらに、本実施形態に係る往復動ポンプに
よれば、対向するダイヤフラム1,2の間にポンプヘッ
ド3が設けられているので、一のダイヤフラムの動きが
他のダイヤフラムに対して悪影響等を及ぼすことなく、
各ダイヤフラムがそれぞれ所定の動きを適切に実施する
ことができる。したがって、本実施形態によれば、各ダ
イヤフラムにおける吐出流量が適切に保持され、効果的
に搬送流体の脈動を防止することが可能な往復動ポンプ
を得ることができる。
【0071】また、図7は、本発明の第二の実施形態に
係る往復動ポンプを構成する駆動力供給部90の断面図
を示したものである。図7において、駆動力供給部90
は、先に述べた駆動部70からの駆動力を伝える駆動力
伝達軸41と、この駆動力伝達軸41に取り付けられた
偏心カム42と、この偏心カム42の動きに応じて往復
動する第一および第二のピストン部43,44と、第二
のピストン部44内にて第一のピストン部43と第二の
ピストン部44とを適切に付勢する位置規制付勢手段4
9と、これらの各要素を内包しているケーシング部50
等とを用いて構成されている。
【0072】また、本実施形態に係る駆動力供給部90
においては、各ピストン部43,44には、それぞれ二
つずつのベアリング97(97A,97B),98(9
8A,98B)と、ベアリング97,98と偏心カム4
2との間に位置する(ベアリング97,98と偏心カム
42とで三点支持されている)転動部(第一の転動部1
01,第二の転動部102)とが設けられている。そし
て、偏心カム42の駆動力が、転動部101,102お
よびベアリング97,98を介して、各ピストン部4
3,44に伝達されるべく構成されている。そして、以
上のような要素を有する駆動力供給部90においては、
ケーシング部50内壁とピストン部43,44との間の
密閉空間に、作動油が充填されている。
【0073】さらに、本実施形態に係る往復動ポンプ
は、偏心カム42、転動部101,102、およびベア
リング97,98周辺の構成以外については、原則とし
て、図1および図2等を用いて先に説明した実施形態と
同様の構成を有している。
【0074】以上のように、本実施形態においては、偏
心カム42とベアリング97,98とが直接接触するこ
となく、ベアリング97,98の内輪側よりもさらに径
の小さい転動部101,102と、偏心カム42とが接
触することによって、偏心カム42からの駆動力がピス
トン部43,44に伝わるように構成されている。した
がって、本実施形態に係る往復動ポンプによれば、偏心
カム42と直接接触する部材たる転動部101,102
を小さく形成することができるので、偏心カム42との
間に生ずる圧力角を従来よりも小さくすることが可能と
なるため、長期間の無脈動搬送を実現し、従来技術と比
較して、往復動ポンプの長寿命化を図ることができる。
【0075】また、図8は、本発明の第三の実施形態に
係る往復動ポンプの概略断面図を示したものである。こ
の第三の実施形態に係る往復動ポンプは、基本的に、第
一の実施形態と同様の構成を有しており、補助プランジ
ャ等を有する点のみが、第一の実施形態と異なる。そこ
で、以下、第三の実施形態については、主に、第一の実
施形態と異なる部分に関する説明を行うこととし、特に
説明しない部分については、原則として、第一の実施形
態と同様である。
【0076】この第三の実施形態に係る往復動ポンプ
は、図8に示すべく、第一および第二のピストン部4
3,44の近傍に補助プランジャ機構A,Bを有してい
る。偏心カム42の左右に設けられた各補助プランジャ
機構A,Bは、基本的には、それぞれ同様の構成を有し
ている。よって、以下、図9および図10においては、
左側に位置する補助プランジャ機構Aを用いて、第三の
実施形態に係る往復動ポンプを具体的に説明する。
【0077】先に述べたように(本明細書の[発明が解
決しようとする課題]中にて述べたように)、従来技術
に係る往復動ポンプにおいては、吸込側弁座にチャッキ
ボールが着座するまでの短時間に、わずかな量の液体が
液体の流入側に逆流する。また、作動油の中にわずかに
残るエアの圧縮や、超高圧下における作動油自体の体積
変化(減少)によって作動油の効率低下を生じる。そこ
で、この第三の実施形態においては、その逆流や作動油
の効率低下による流体量に対応する流量を補充すべく、
補助プランジャ機構が設けられている。具体的には、こ
の補助プランジャ機構は、逆流する搬送流体分を補充す
べくダイヤフラムを駆動させるために、作動油の押圧量
を調整している。
【0078】図9は、所定量の補充を行うために構成
し、調整された補助プランジャ機構の拡大図を示したも
のである。図9(イ)は、補助プランジャの駆動開始時
を示し、図9(ロ)は、補助プランジャの駆動終了時を
示したものである。
【0079】図9において、本実施形態に係る補助プラ
ンジャ機構は、作動油押圧手段140と、補充量調整手
段160とを用いて構成されている。作動油押圧手段1
40は、第一のピストン部43に取り付けられた押圧部
170で押圧される補助プランジャ141と、補助プラ
ンジャ141を摺動可能に保持する補助プランジャ保持
部142と、補助プランジャ141に固着されたスプリ
ング保持部143と、プランジャ保持部142とスプリ
ング保持部143との間に設けられ、補助プランジャ1
41を偏心カム42側に付勢しているスプリング部14
4とを用いて構成されている。また、補充量調整手段1
60は、補助プランジャ141の作用時間を調整する調
整用プランジャ161と、調整用プランジャ161を摺
動可能に保持する調整用プランジャ保持部162と、調
整用プランジャ保持部162に固着されたスプリング保
持部163と、調整用プランジャ161とスプリング保
持部163との間に設けられ、調整用プランジャ161
を作動油押圧手段140側(偏心カム42側)に付勢し
ているスプリング部164とを用いて構成されている。
【0080】調整用プランジャ保持部162の外周面に
は、雄ネジ部が形成されており、この雄ネジ部は、調整
手段挿入部180の内周面に形成された雌ネジ部と螺合
すべく形成されている。すなわち、本実施形態において
は、調整手段挿入部180と調整用プランジャ保持部1
62との螺合位置(螺合状態)を調整することによっ
て、補充量調整手段160を矢印X方向(図9(イ)参
照)に移動させることが可能となる。よって、本実施形
態においては、補助プランジャ141の端面と、調整用
プランジャ161の端面との距離tを容易に調整でき
る。
【0081】本実施形態に係る補助プランジャ機構にお
いては、補助プランジャ141の端面が、調整用プラン
ジャ161の端面に接するまでが、作動油を補充する工
程となる。すなわち、補助プランジャ141の端面と、
調整用プランジャ161の端面との距離tが、作動油の
補充量を規定することとなる。そして、上述したよう
に、本実施形態においては、距離t(補助プランジャ1
41の作用時間)を容易に調整することが可能であるた
め、作動油の補充量をも容易に調整可能となる。
【0082】上述したように、図9(イ)は、補助プラ
ンジャ141の駆動開始時を示しており、補助プランジ
ャ141は、第一のピストン部43の動きに応じて、プ
ランジャ押圧部170によって押圧され、矢印P方向
(図9(イ)参照)に摺動する。そして、図9(ロ)の
如く、補助プランジャ141が調整用プランジャ161
に接すれば、補助プランジャ141は、作動油に対して
何も作用しない(作動油に対して押圧力等を生じない)
こととなるため、このように、互いのプランジャ14
1,161が接した状態が、補助プランジャ141の駆
動終了時を示すこととなる。
【0083】すなわち、本実施形態に係る往復動ポンプ
においては、従来技術にて問題となっていた洩れ量を補
うために、搬送される流体の逆流するタイミングに合わ
せて、ダイヤフラムを駆動させるべく、ダイヤフラムを
駆動させる作動油の吐出量を増加させている。つまり、
本実施形態に係る往復動ポンプによれば、搬送される流
体の逆流タイミングに合わせて、吐出工程終了間際のピ
ストン部側の作動油の流量を増加させることによって、
搬送流体の逆流分を補正すべくダイヤフラムを駆動させ
て、脈動を減少させることが可能となる。よって、本実
施形態においては、作動油室内に補助プランジャ機構を
設けることによって、容易に脈動を防止することが可能
となる。
【0084】また、図10は、補助プランジャの流量を
零に調整した状態の拡大図を示したものである。図10
(イ)は、補助プランジャの駆動開始時を示し、図10
(ロ)は、補助プランジャの駆動終了時を示したもので
ある。
【0085】図10に示すべく調整された補助プランジ
ャ141および調整用プランジャ161は、基本的に
は、図9にて説明した場合と同様に、第一のピストン部
43に取り付けられた押圧部170によって駆動する。
しかしながら、この図10においては、押圧部170が
補助プランジャ141に接する前から、補助プランジャ
141と調整用プランジャ161とが互いに接するべく
調整されている(図10(イ)参照)。具体的には、調
整用プランジャ保持部162と調整手段挿入部180と
の螺合状態を調整することによって、図9(イ)と比較
して、補充量調整手段160を、矢印Y方向(図10
(イ)参照)に移動させている(補助プランジャ141
と調整用プランジャ161とが接する位置まで、補充量
調整手段160(調整用プランジャ保持部162)を移
動させている)。
【0086】したがって、この図10に示すべく調整す
れば、補助プランジャ141の駆動開始時(図10
(イ))から、駆動終了時(図10(ロ))に至るま
で、補助プランジャ141と調整用プランジャ161と
は接した状態となる。すなわち、この図10の調整状態
であれば、補助プランジャ141の端面と調整用プラン
ジャ161の端面との距離が零であるため、補助プラン
ジャ141は、作動油に何の作用も及ぼさないこととな
る。
【0087】以上の図8、図9および図10に示すよう
に、本実施形態に係る補助プランジャ機構は、必要に応
じて、補助プランジャ141の作用時間を容易に調整す
ることができる。したがって、本実施形態によれば、往
復動ポンプ毎の脈動状態に応じて、適宜、補充量調整手
段160を調整し、効果的に脈動を防止することができ
る。
【0088】さらに、図11は、本発明の第四の実施形
態に係る往復動ポンプを構成する偏心カム近傍の概略斜
視図を示したものである。図11に示すべく、本実施形
態においては、偏心カム(等速度偏心カム)42を駆動
させるべく設けられた駆動力伝達軸41に対して、減速
機192を介してステッピングモータ191から駆動力
が供給されるべく構成されており、駆動力伝達軸41の
同軸上には、偏心カム42の変位を検知すべく、回転位
置検出器193が設けられている。この回転位置検出器
193としては、例えば、ロータリーエンコーダ、タコ
ジェネレータ等があげられる。そして、本実施形態にお
いては、回転位置検出器193の検知信号に基づいてス
テッピングモータ191の制御を行うことが可能な制御
手段(図示省略)が設けられている。つまり、本実施形
態においては、回転位置検出器193と制御手段とを用
いることによって、偏心カム42の回転速度を任意に制
御することが可能となる。また、本実施形態において
は、吐出側の流量を検出すべく、流量計(図示省略)が
設けられており、係る流量計で検知される検知信号も制
御手段に送られるべく構成されている。
【0089】本実施形態に係る偏心カム42近傍は、以
上のように構成されているため、第三の実施形態にて説
明したチャッキボール近傍における流体の逆流が生ずる
場合であっても、本実施形態によれば、効果的に脈動を
防止することができる。すなわち、本実施形態によれ
ば、先に説明した逆流が発生して吐出側流量に脈動が発
生したとしても、その流量信号(脈動信号)が流量計か
ら制御手段に送られ、逆流による脈動分の流量を増加さ
せるべく、制御手段からステッピングモータ191に駆
動信号が送られることとなる。また、この駆動信号は、
偏心カム42の位置も正確に検知した上で、制御手段か
らステッピングモータ191に送られる。つまり、本実
施形態に係る往復動ポンプによって、脈動を補正する場
合には、偏心カム42の回転位置と連動させた状態でス
テッピングモータ191の回転を制御することによっ
て、逆流による減少分を補正している。
【0090】なお、往復動ポンプを駆動させる場合にお
いては、各ポンプの機差および搬送させる流体の性状に
よって、先に述べたチャッキボール近傍の逆流量が変化
する場合がある。しかしながら、本実施形態に係る往復
動ポンプによれば、上述したように、ポンプの吐出側に
設けられた流量計等にて、流量の脈動(あるいは圧力の
変動等)を検知して、その検知信号をステッピングモー
タ191にフィードバックすることによって、脈動分を
補正することができる。すなわち、本実施形態に係る往
復動ポンプによれば、流体を搬送する際のいかなるタイ
ミングであっても、脈動等を防止して、効果的な流体搬
送を実現することが可能となる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、チ
ャッキボール近傍の流体の逆流による洩れに対応する量
の流体を補充すべく構成することによって、効果的に脈
動を防止することができる往復動ポンプを得ることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る往復動ポンプの
概略断面図
【図2】図1の往復動ポンプを構成する流体搬送部の拡
大図
【図3】図1のIII−III断面図
【図4】図1のIV−IV断面図
【図5】第一の実施形態に係る駆動力供給部を構成する
第二のピストン部の駆動状態を示した概略図
【図6】第一の実施形態に係る駆動力供給部を構成する
位置規制付勢手段の作動状態を示した概略図
【図7】本発明の第二の実施形態に係る往復動ポンプを
構成する駆動力供給部の概略断面図
【図8】本発明の第三の実施形態に係る往復動ポンプの
概略断面図
【図9】第三の実施形態に係る往復動ポンプにおける補
助プランジャ機構の拡大図
【図10】第三の実施形態に係る往復動ポンプにおける
補助プランジャ機構の拡大図(補充量が零の場合)
【図11】本発明の第四の実施形態に係る往復動ポンプ
を構成する偏心カム近傍の概略斜視図
【図12】従来技術に係る往復動ポンプの概略斜視図
【図13】図12の往復動ポンプを構成するいずれか一
方のポンプヘッド部の一部縦断面図
【符号の説明】
1…第一のダイヤフラム、2…第二のダイヤフラム、3
…ポンプヘッド、4…第一のダイヤフラム支持体、5…
第二のダイヤフラム支持体、6…第一の搬送流体流通
部、7…第二の搬送流体流通部、8…第一の作動油流通
部、9…第二の作動油流通部、10…流体搬送部、11
…第一の作動油供給部、12…第二の作動油供給部、2
1…第一の配管部、22…第二の配管部、23…流入側
逆止弁、24…流出側逆止弁、25…搬送流体流通ブロ
ック、40,90…駆動力供給部、41…駆動力伝達
軸、42…偏心カム、43…第一のピストン部、44…
第二のピストン部、45…第一の回動軸、46…第二の
回動軸、47,48,97,98…ベアリング、49…
位置規制付勢手段、50…ケーシング、51…第一の供
給口、52…第二の供給口、70…駆動部、101…第
一の転動部、102…第二の転動部、140…作動油押
圧手段、141…補助プランジャ、142…プランジャ
保持部、143…スプリング保持部、144…スプリン
グ部、160…補充量調整手段、161…調整用プラン
ジャ、162…調整用プランジャ保持部、163…スプ
リング保持部、164…スプリング部、170…プラン
ジャ押圧部、180…調整手段挿入部、191…ステッ
ピングモータ、192…減速機、193…回転位置検出
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04B 43/06 B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される流体と接した状態で往復動す
    るダイヤフラムと、前記ダイヤフラムを駆動させる駆動
    力供給部とを備えた往復動ポンプにおいて、 前記駆動力供給部が、一つの偏心カムと、前記偏心カム
    の回転によって往復動する第一のピストン部および第二
    のピストン部と、前記偏心カムの駆動力を前記各ピスト
    ン部に伝えるべく、前記偏心カムに接する接触転動要素
    とを用いて構成されており、前記ダイヤフラムの駆動状
    態を調整可能な駆動調整機構が設けられていることを特
    徴とする往復動ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記ピストン部の駆動力が作動油を介し
    て前記ダイヤフラムに伝達されるべく構成されており、
    前記駆動調整機構が、各ピストン部の動きに応じて駆動
    する補助プランジャと、前記補助プランジャの作用時間
    を調整可能な調整用プランジャとを有し、前記補助プラ
    ンジャが前記作動油を押圧することによって前記ダイヤ
    フラムの駆動状態が調整される請求項1に記載の往復動
    ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記補助プランジャと前記調整用プラン
    ジャとの間隔が前記補助プランジャの作用時間を規制
    し、前記間隔を任意に設定可能であるべく前記調整用プ
    ランジャが構成されている請求項2に記載の往復動ポン
    プ。
  4. 【請求項4】 前記駆動調整機構が、前記偏心カムを駆
    動させる可変速モータと、前記偏心カムの位置を検知可
    能な回転位置検出器と、前記回転位置検出器における位
    置信号に基づいて前記可変速モータを制御可能な制御手
    段とを用いて構成されている請求項1に記載の往復動ポ
    ンプ。
  5. 【請求項5】 搬送される流体の吐出側に脈動検知手段
    が設けられており、前記脈動検知手段にて検出された脈
    動信号が前記制御手段にフィードバックされるべく構成
    されており、前記位置信号と前記脈動信号と前記制御手
    段とに基づいて前記可変速モータが制御される請求項4
    に記載の往復動ポンプ。
  6. 【請求項6】 前記可変速モータがステッピングモータ
    である請求項4または5に記載の往復動ポンプ。
  7. 【請求項7】 前記回転位置検出器が、ロータリエンコ
    ーダあるいはタコジェネレータである請求項4から6の
    いずれか1項に記載の往復動ポンプ。
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