JP2002012540A - 水易溶性薬物含有錠剤 - Google Patents
水易溶性薬物含有錠剤Info
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Abstract
おいて起こる崩壊性の悪化を改善し、崩壊性の良好な錠
剤を提供する。 【解決手段】 水易溶性薬物を含有する顆粒に、崩壊剤
を錠剤重量に対して0.5〜40重量%と、セルロース
粉末および/または無機系添加物を錠剤重量に対して2
〜60重量%添加後、打錠して得る崩壊性の良好な水易
溶性薬物含有錠剤及びその製法。
Description
含有していながら、崩壊性が良好な錠剤に関する。
物の溶解が速いため、錠剤の表面側でゲル層を形成し
(いわゆる「ママコ」現象)、錠剤内部への水の浸透が
遮られ、崩壊が遅延する。しかし、水易溶性薬物含有錠
剤の崩壊を改善することを目的とした検討はほとんどな
かった。一般に崩壊を改善するためには、崩壊剤を適宜
組み合わせることが検討されてきた。例えば、特開平1
0−298062号公報は、薬物、結晶セルロース、崩
壊剤を造粒後、さらに崩壊剤を添加した後、打錠して得
る口腔内速溶型錠剤に関するが、水易溶性薬物の崩壊性
を改善する意図はなく、また、顆粒に対して添加される
のは崩壊剤のみで、結晶セルロースは顆粒内に添加され
ている。
粒に対して、結晶セルロースを添加後、打錠して、口腔
内速溶錠を得ているが、水易溶性薬物の崩壊性を改善す
る意図はなく(薬物は配合されていない)、また、顆粒
に対して添加されるのは結晶セルロースのみで、崩壊剤
は顆粒内に添加されている。特開平11−302200
号公報は、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(制酸剤
として配合されている)、クロスカルメロースナトリウ
ムが配合された崩壊性の改善された製剤に関するが、実
施例に示される製剤は顆粒剤であり、錠剤ではない。水
易溶性薬物を含有する顆粒剤は錠剤と比べて、有効表面
積が大であり、崩壊の問題は小さいため、結晶セルロー
スの添加は必須とされていない。また、特開平9−14
3056号公報では、イブプロフェン、結晶セルロー
ス、崩壊剤、軽質無水ケイ酸を造粒後、打錠する方法が
採られているが、薬物の溶解度は低く、崩壊を改善する
目的もない。
物を比較的大量に含有する錠剤において起こる崩壊性の
悪化に対して、崩壊剤、および賦形剤を、薬物含有顆粒
に対して添加し、打錠することによって、崩壊性の良好
な錠剤を提供するものである。また、その製法を提供す
るものである。
果、水易溶性薬物を含有する顆粒に、崩壊剤と、セルロ
ース粉末および/または無機系添加物を添加後、打錠す
ることによって、崩壊性の良好な水易溶性薬物含有錠剤
を製造できることを見出し、本発明を完成した。すなわ
ち、本発明は、下記の通りである。 水100mlに対する溶解度が10g以上である水易
溶性薬物を錠剤重量に対して10〜80重量%、崩壊剤
を錠剤重量に対して0.5〜40重量%、セルロース粉
末および/または無機系添加物を錠剤重量に対して2〜
60重量%含有することを特徴とする崩壊性の良好な水
易溶性薬物含有錠剤。
上である水易溶性薬物を錠剤重量に対して10〜80重
量%含有する顆粒に、崩壊剤を錠剤重量に対して0.5
〜40重量%と、セルロース粉末および/または無機系
添加物を錠剤重量に対して2〜60重量%添加後、打錠
して得られたことを特徴とする崩壊性の良好な水易溶性
薬物含有錠剤。 水100mlに対する溶解度が10g以上である水易
溶性薬物を錠剤重量に対して10〜80重量%含有する
顆粒に、崩壊剤を錠剤重量に対して0.5〜40重量%
と、セルロース粉末および/または無機系添加物を錠剤
重量に対して2〜60重量%添加後、打錠することを特
徴とする崩壊性の良好な水易溶性薬物含有錠剤の製法。
発明で言う水易溶性薬物は、水100mlに対する溶解
度が10g以上のものである。水易溶性薬物は薬物の溶
解が速いため、錠剤の表面側でゲル層を形成し、錠剤内
部への水の浸透が遮られ、崩壊が遅延する。溶解度が高
い薬物ほど本発明の効果は大きく、好ましくは溶解度が
50g以上、特に好ましくは100g以上である。例え
ば、アスコルビン酸、サリチル酸ナトリウム、ミグレニ
ンなどの合成薬物の他、漢方エキス粉末など水との接触
で粘着性を帯びる薬物もあげられる。複数の水易溶性薬
物を用いても良いし、水易溶性薬物とそれ以下の溶解度
の薬物を組み合わせても良い。
に対して、10〜80重量%である。10重量%未満で
は、水易溶性薬物の性質がでにくいため、特に本発明の
方法を用いる必要はない。80重量%を超えると、本発
明の方法を用いても、薬物量が多いため、崩壊試験にお
いて水に浸したとき、ゲル層を錠剤表面に形成し、崩壊
が遅い。好ましくは25〜80重量%、特に好ましくは
40〜70重量%である。
粒法により行う。すなわち、流動層造粒法、転動型流動
層造粒法、撹拌造粒法、高速撹拌造粒法、押し出し造粒
法、破砕造粒法、乾式造粒法、などを用いる。顆粒の平
均粒径は80〜710μm程度が好ましい。80μm未満
では、流動性が悪くなりやすく、錠剤重量ばらつきが大
きくなりやすい。710μmを超えても、顆粒一個の重
量が重くなりやすく、重量ばらつきが大となりやすい。
また、結合液の増加に伴い顆粒が重質化するので、崩壊
が悪くなりやすい。特に好ましくは150〜500μm
である。また、造粒後、乾燥した後、顆粒の乾燥減量は
0.5〜6重量%程度が好ましい。0.5重量%未満で
は成形しにくい。また、6重量%を超えると、杵付着が
起きやすく、崩壊も悪い傾向になる。好ましくは1〜4
重量%程度である。
添加物としては以下のものがあげられる。賦形剤として
は、結晶セルロース、粉末セルロースなどのセルロース
類、乳糖、D−マンニトール、白糖、エリスリトール、
トレハロースなどの糖類及び糖アルコール類、トウモロ
コシデンプン、バレイショデンプン、部分アルファー化
デンプン等のデンプン類、リン酸水素カルシウム、タル
ク、軽質無水ケイ酸、含水二酸化ケイ素などの無機物質
類、などがある。
a、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカ
ルメロースNaなどのセルロース誘導体類、トウモロコ
シデンプン、カルボキシメチルスターチNa、ヒドロキ
シプロピルスターチ、部分アルファー化デンプンなどの
デンプン及びデンプン誘導体類、クロスポビドンなどの
合成高分子類、などがある。結合剤としては、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、カルメロースNa、メチルセルロース等のセル
ロース誘導体類、デンプン糊などのデンプン類、ポビド
ンなどの合成高分子類などがある。結合剤は溶媒に溶解
して使用しても良いし、結合剤を粉末の形態で添加し、
溶媒のみを別途、結合液として添加しても良い。
ール、アセトンなどの有機溶媒、あるいは水/有機溶媒
混液にするほうが好ましい。水の場合、水易溶性薬物の
溶解に伴って、顆粒内の空隙が減少し、錠剤への崩壊液
の浸透を妨げるためと考えられる。ただし、流動層造粒
法、及び転動流動層造粒法においては、水を使用しても
比較的良好な結果を得ることができる。その他、着色
料、着香料など医薬品等の添加物として通常配合される
成分を添加できる。
と、セルロース粉末および/または無機系添加物を添加
し、混合後、必要によりステアリン酸マグネシウム、ス
テアリン酸カルシウム、ステアリン酸などの滑沢剤を添
加し、混合後、ロータリー打錠機などにより打錠して、
水易溶性薬物含有錠剤を製造する。錠剤硬度は8mm径
で200mg錠を製造する場合は、好ましくは30N以
上である。特に好ましくは50Nである。また、錠剤崩
壊時間は日本薬局方に従ってディスク無しで測定すると
き、20分以内であることが好ましい。特に好ましくは
10分以内である。
ム、クロスポビドン、カルボキシメチルスターチナトリ
ウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルメ
ロースカルシウム、部分アルファー化デンプンなどがあ
る。崩壊力に優れるクロスカルメロースナトリウム、ク
ロスポビドンが好ましい。なかでもクロスカルメロース
ナトリウムが好ましい。崩壊剤の配合量は、最終の錠剤
重量に対して、0.5〜40重量%である。0.5重量
%未満では、錠剤の崩壊性は改善しない。40重量%を
超えると、水易溶性薬物の配合量が制限されるととも
に、多量に配合しても崩壊性がさらに改善されることは
い。好ましくは1〜20重量%である。特に好ましくは
2〜15重量%である。さらに好ましくは3〜12重量
%である。
晶セルロースが含まれるが、結晶セルロースのほうが錠
剤硬度が高い上に、崩壊性が良好となり、好ましい。無
機系添加物にはメタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、軽質無水ケイ
酸、含水二酸化ケイ素、水酸化アルミニウムゲル、リン
酸水素カルシウム、水酸化マグネシウムゲル、タルクな
どが含まれる。なかでも、多孔性であるメタケイ酸アル
ミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムが崩壊性を維
持しながら、錠剤硬度を高くできる点で好ましい。
物だけで、崩壊剤がないと、錠剤硬度は出るものの崩壊
性は改善されない。また、崩壊剤だけで、セルロース粉
末および/または無機系添加物がないと、崩壊は比較的
速いものの錠剤硬度が充分ではない。セルロース粉末お
よび/または無機系添加物を合計した配合量は、最終の
錠剤重量に対して、2〜60重量%である。2重量%未
満では、錠剤硬度が高くできない。あるいは、錠剤硬度
を高くしようとすると、成形圧が高くなり、錠剤内の空
隙が減少し、崩壊が改善されない。好ましくは5〜40
重量%である。特に好ましくは、10〜30重量%であ
る。
/9〜10/0が好ましい。特に好ましくは、1/9〜
9/1である。さらに好ましくは3/7〜7/3であ
る。2者の配合比率により、錠剤硬度と錠剤内空隙(ひ
いては崩壊性)のバランスをとることができる。打錠前
に、顆粒、崩壊剤、セルロース粉末、無機系添加物以外
に、顆粒造粒時に添加したような賦形剤、色素、香料な
どを必要に応じて添加するのは構わない。
を施したり、徐放性コーティングあるいは腸溶性コーテ
ィングを施したりしたものを用いることもできる。ま
た、口腔崩壊錠のような口腔内で速やかに崩壊すること
が要求される製剤にも応用することができる。
さらに詳細に説明する。なお、錠剤の物性評価方法は下
記の通りである。 セルロース粉末の物性評価方法 ・顆粒平均粒径(μm) 顆粒30gをJIS篩を用いて、ロータップ篩分機で1
5分間篩分し、おのおのの篩の篩上重量百分率(%)を
求め、累積重量百分率が50%の時の粒径(d50)で表
す。
測定した。 ・錠剤硬度(N) シュロインゲル硬度計(フロイント産業(株)製、6D
型)を用いて、錠剤の直径方向を圧縮して測定する。錠
剤5個の平均で表す。 ・崩壊時間(分) 第13改正日本薬局方の崩壊試験法に準じて行う。崩壊
試験機(富山産業(株)製、NT−2HS型、ディスク
無し)で、37℃純水を用いて測定した。錠剤6個の平
均で表す。
る。 CV値(%)=100×標準偏差(mg)/平均重量
(mg)
する溶解度が110g)を900部、乳糖を160部、
コーンスターチを60部、結晶セルロース「アビセル」
PH−101(旭化成工業株式会社商品名)を100部
をポリ袋中で混合する。混合粉体をプラネタリーミキサ
ーに入れ、低速で撹拌しながら、6%ヒドロキシプロピ
ルセルロース/エタノール溶液300部を添加し、さら
にエタノール40部を加えて、10分間造粒した。造粒
物をフラッシュミルで破砕後、40℃で10時間乾燥し
て顆粒Aを得た。顆粒Aの平均粒径は260μmであっ
た。乾燥減量は1%であった。
の配合量は最終錠剤重量に対して52重量%)、結晶セ
ルロース「アビセル」PH−301(旭化成工業株式会
社商品名)を200部、クロスカルメロースナトリウム
「アクジゾル」(旭化成工業株式会社商品名)を100
部をポリ袋中で3分間混合した後、ステアリン酸マグネ
シウム5部を添加し、さらに30秒間混合した。混合粉
体をロータリー打錠機クリンプレス(菊水製作所(株)
製、12HUK型)に仕込み、8mm径、12Rの20
0mg錠に成形した。打錠圧は錠剤硬度が20N以上、
好ましくは40N以上になるように成形し錠剤A1を得
た。錠剤硬度、崩壊時間を表1に示す。
ス「アビセル」PH−301を100部、クロスカルメ
ロースナトリウム「アクジゾル」を100部、メタケイ
酸アルミン酸マグネシウム「ノイシリン」(富士化学工
業株式会社商品名)を100部とする以外は、実施例1
と同様に操作し、錠剤A2を得た。錠剤硬度、崩壊時間
を表1に示す。
ス「アビセル」PH−301を200部、クロスカルメ
ロースナトリウム「アクジゾル」を50部、メタケイ酸
アルミン酸マグネシウム「ノイシリン」を50部とする
以外は、実施例1と同様に操作し、錠剤A3を得た。錠
剤硬度、崩壊時間を表1に示す。
トリウム配合量は錠剤最終重量に対して58重量%)と
し、顆粒Aに対する添加成分を、結晶セルロース「アビ
セル」PH−301を50部、クロスカルメロースナト
リウム「アクジゾル」を50部、メタケイ酸アルミン酸
マグネシウム「ノイシリン」を50部とする以外は、実
施例1と同様に操作し、錠剤A4を得た。錠剤硬度、崩
壊時間を表1に示す。
ス「セオラス」KG−801(旭化成工業株式会社商品
名)を100部、クロスカルメロースナトリウム「アク
ジゾル」を100部、合成ケイ酸アルミニウムを100
部とする以外は、実施例1と同様に操作し、錠剤A5を
得た。錠剤硬度、崩壊時間を表1に示す。
に、クロスポビドン「コリドンCL」(BASF社商品
名)を用いる以外は、実施例2と同様に操作し、錠剤A
6を得た。錠剤硬度、崩壊時間を表1に示す。
が180g)を500部、乳糖を100部、コーンスタ
ーチを200部、結晶セルロース「アビセル」PH−1
01を100部をポリ袋中で混合する。混合粉体をプラ
ネタリーミキサーに入れ、低速で撹拌しながら、6%ヒ
ドロキシプロピルセルロース/エタノール溶液300部
を添加し、10分間造粒した。造粒物をフラッシュミル
で破砕後、40℃で10時間乾燥して顆粒Bを得た。顆
粒Bの平均粒径は350μmであった。乾燥減量は2%
であった。
最終錠剤重量に対して42重量%)、結晶セルロース
「アビセル」PH−301を100部、クロスカルメロ
ースナトリウム「アクジゾル」を100部、メタケイ酸
アルミン酸マグネシウム「ノイシリン」を50部をポリ
袋中で3分間混合した後、ステアリン酸マグネシウム5
部を添加し、さらに30秒間混合した。打錠は実施例1
と同様に行い、錠剤B1を得た。錠剤硬度、崩壊時間を
表2に示す。
に、クロスポビドンを用いる以外は、実施例7と同様に
操作し、錠剤B2を得た。錠剤硬度、崩壊時間を表2に
示す。
量は最終錠剤重量に対して51重量%)、コーンスター
チを200部を流動層造粒機(Glatt社製)に仕込
み、純水300部を噴霧して、造粒し、顆粒Cを得た。
平均粒径は220μm、乾燥減量は3%であった。顆粒
Aを顆粒Cに代えた以外は、実施例2と同様に操作し
て、錠剤C1を得た。錠剤硬度、崩壊時間を表2に示
す。
ロースナトリウム「アクジゾル」を100部、乳糖を2
00部とする以外は実施例1と同様に操作し、錠剤A7
を得た。錠剤硬度、崩壊時間を表1に示す。
ス「アビセル」PH−301を150部、メタケイ酸ア
ルミン酸マグネシウム「ノイシリン」を150部とする
以外は実施例1と同様に操作し、錠剤A8を得た。錠剤
硬度、崩壊時間を表1に示す。
ロースナトリウム「アクジゾル」を100部、乳糖を1
50部とする以外は実施例7と同様に操作し、錠剤B3
を得た。錠剤硬度、崩壊時間を表2に示す。
ス「アビセル」PH−301を150部、メタケイ酸ア
ルミン酸マグネシウム「ノイシリン」を100部とした
以外は実施例7と同様に操作し、錠剤B4を得た。錠剤
硬度、崩壊時間を表2に示す。
剤と、セルロース粉末および/または無機系添加物を添
加後、打錠することによって、錠剤硬度と崩壊性がとも
に良好な水易溶性薬物含有錠剤を得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 水100mlに対する溶解度が10g以
上である水易溶性薬物を錠剤重量に対して10〜80重
量%、崩壊剤を錠剤重量に対して0.5〜40重量%、
セルロース粉末および/または無機系添加物を錠剤重量
に対して2〜60重量%含有することを特徴とする崩壊
性の良好な水易溶性薬物含有錠剤。 - 【請求項2】 水100mlに対する溶解度が10g以
上である水易溶性薬物を錠剤重量に対して10〜80重
量%含有する顆粒に、崩壊剤を錠剤重量に対して0.5
〜40重量%と、セルロース粉末および/または無機系
添加物を錠剤重量に対して2〜60重量%添加後、打錠
して得られたことを特徴とする崩壊性の良好な水易溶性
薬物含有錠剤。 - 【請求項3】 水100mlに対する溶解度が10g以
上である水易溶性薬物を錠剤重量に対して10〜80重
量%含有する顆粒に、崩壊剤を錠剤重量に対して0.5
〜40重量%と、セルロース粉末および/または無機系
添加物を錠剤重量に対して2〜60重量%添加後、打錠
することを特徴とする崩壊性の良好な水易溶性薬物含有
錠剤の製法。
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JP2000193393A JP4698000B2 (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 水易溶性薬物含有錠剤 |
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