JP2002012216A - 紙容器内縦シールテープ及び縦シールテープ付き紙容器 - Google Patents

紙容器内縦シールテープ及び縦シールテープ付き紙容器

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JP2002012216A
JP2002012216A JP2000197184A JP2000197184A JP2002012216A JP 2002012216 A JP2002012216 A JP 2002012216A JP 2000197184 A JP2000197184 A JP 2000197184A JP 2000197184 A JP2000197184 A JP 2000197184A JP 2002012216 A JP2002012216 A JP 2002012216A
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vertical
layer
tape
sealing
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JP2000197184A
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Hisao Takahashi
尚生 高橋
Kazuhiko Sase
和彦 佐瀬
Fumio Saito
文男 斉藤
Fumikazu Ishizaki
文和 石崎
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Toyo Heisei KK
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Heisei Polymer Co Ltd
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 完全な密封性が得られる紙容器内縦シールテ
ープを得る。 【解決手段】 板紙をベース層36とし、熱融着性合成
樹脂を表裏両面の最外層とする包装材料素材18により
形成される紙容器の内面に露出する縦方向の継ぎ目を被
覆して縦シールするために使用する紙容器内縦シールテ
ープ1であって、複数積層構造を有し、その表裏両面の
うちの少なくともシール面となる最外層をメタロセン系
ポリエチレン樹脂層1eによって形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板紙をベース層と
し、熱融着性合成樹脂を表裏両面の最外層とする帯状の
包装材料素材の長手方向(縦方向)の両縁部を重ね合わ
せて熱融着することにより該包装材料素材のチューブを
形成する工程を経て成形される紙容器の内面に露出する
縦方向の継ぎ目を被覆するために使用する紙容器内縦シ
ールテープ、及びこの縦シールテープで縦シールした縦
シールテープ付き紙容器に関する。
【0002】
【従来の技術】飲料等を収容する縦シールテープ付き紙
容器の技術分野において、シール部に用いられ、その継
ぎ目を被覆するためのシールテープとしては、低密度ポ
リエチレン(以下、LDPEと称する。)樹脂を単独
に、或いはLDPE樹脂と従来の直鎖状低密度ポリエチ
レン(以下、直鎖状LDPEと称する。)樹脂とのブレ
ンド品、またはLDPE樹脂と高密度ポリエチレン(以
下、HDPEと称する。)樹脂とのブレンド品を用いた
LDPE樹脂を主体とする熱融着性合成樹脂からなる単
層テープや、前記の熱融着性合成樹脂層を表裏両面の最
外層に配し、芯層にガスバリヤー材料としてHDPE樹
脂、延伸ポリエチレン・テレフタレート(以下、PET
と称する。)樹脂、或いは実公平7−44581号公報
に示されている如き非晶性コポリエステル樹脂等の材料
が積層された3層テープ等が知られている。
【0003】これらシールテープを用いて形成される紙
容器としては、板紙をベース層とし、表裏両面の少なく
とも最外層が熱融着性合成樹脂からなる帯状の包装材料
素材(以下、包材と称する。)の長手方向両縁部同士を
重ね合わせて縦シールし、できた包材チューブを紙容器
1個分の距離をおいて一定幅を横シールしつつ中身の飲
料等を充填し、該横シール領域の中間部を切断して分離
して、煉瓦型等の最終形態にしてなるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして成形された紙容器においては、縦シール不良が
発生する場合があるといった問題があった。これは、縦
シール工程において包材内面の長手方向縁部のシール面
は、縦シールヒーターから熱風が吹き付けられて軟化す
るが、その際に縦シールヒーターから吹き出す熱風の温
度が高過ぎると、包材チューブ内側の縦シールロールに
テープのLDPE層や包材の熱融着性合成樹脂層が巻き
付き、一旦そうなると、巻き付いた樹脂によってローラ
ーの見掛上の径が雪だるま状に大となり、ロールからテ
ープに加えられる圧力が不均一・不十分となるためであ
る。
【0005】これを解決するため、縦シールヒーターの
温度を低温に設定することが考えられ、これにより樹脂
の巻き付きは抑えられるが、縦シールヒーターの温度を
低温に設定するために、包材内面の熱融着性合成樹脂層
が十分に軟化溶融せず、これを原因とする縦シール不良
が新たに発生するといった問題が生じる。このように縦
シールヒーターの熱風温度に関する相反する技術的要請
のため、縦シールヒーターの温度設定範囲が狭まり、操
業を安定して行う上で問題があった。
【0006】これらの問題を解決すべく種々研究の結
果、低温領域でのヒートシール性、シール強度に優れた
性能を有することが知られているメタロセン系ポリエチ
レン樹脂に着目し、本発明を完成するに至った。
【0007】本発明の目的は、シールの完全性が得られ
る紙容器内縦シールテープ及び縦シールテープ付き紙容
器を提供することにある。本発明の他の目的は、ガスバ
リヤー性を備えさせることができる紙容器内縦シールテ
ープ及び縦シールテープ付き紙容器を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、低温シール性として望ましい
性質を示す紙容器内縦シールテープ及び低温領域で完全
な縦シールが行える縦シールテープ付き紙容器を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の紙容器内縦シールテープ及び縦シールテー
プ付き紙容器は下記のようにして構成した。請求項1に
記載の発明は、板紙をベース層とし、熱融着性合成樹脂
を表裏両面の最外層とする包装材料素材により形成され
る紙容器の内面に露出する縦方向の継ぎ目を被覆して縦
シールするために使用する紙容器内縦シールテープであ
って、表裏両面のうちの少なくともシール面となる最外
層がメタロセン系ポリエチレン(以下、M−PEと称す
る。)樹脂層によって形成されている、複数積層構造を
有していることを特徴とする。
【0009】かかる構成によれば、紙容器内縦シールテ
ープのシール面となる最外層を構成するM−PE樹脂
は、低温領域でのヒートシール性、ヒートシール強度に
優れ、液中シール適性、低臭性にも優れており、従来の
LDPE樹脂を主体とし、直鎖状LDPE樹脂或いはH
DPE樹脂を混合したもの、或いはLDPE樹脂単独の
ものに比べて熱融着温度が低く、低温領域でのヒートシ
ール強度が十分であるといった性能を有するものである
ので、包材縁部同士の縦シール工程に用いたとき、該工
程のヒーター温度を、従来の縦シールテープ使用時より
低く設定することができ、これにより、シールの完全性
が得られるとともに、ヒーターの温度が高過ぎることに
よる、包材チューブ内側の縦シールロールにテープの最
外層や包材の熱融着性合成樹脂層が巻き付き縦シールが
不良となるといった事態が防止できる。
【0010】そして、前記のように、紙容器内縦シール
テープの最外層を構成するM−PE樹脂は、液中シール
適性、低臭性にも優れ、しかも飲料等に直接接触する時
に安全性が高く、包材の殺菌のために受ける過酸化水素
水との接触、高速で包装する場合の引っ張り、曲げ等に
よっても悪影響を受けないので、前記紙容器内縦シール
テープは飲料用等の紙容器の縦シール部に用いるシール
テープとして好適である。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の前記複数積層構造内の芯層がガスバリヤー性材料層に
よって形成されていることを特徴とする。
【0012】かかる構成によれば、紙容器の縦方向の継
ぎ目を被覆して縦シールすることにより、紙容器内縦シ
ールテープによって前記継ぎ目部分のガスバリヤーが図
れるので、紙容器の包材がガスバリヤー性を有する材料
を用いている場合には、容器外部からの酸素透過をより
効果的に防止することになり、酸素に触れることによる
飲料等の内容物の変質、劣化等が防止される。なお、こ
こで芯層に用いられるガスバリヤー性材料層は、エチレ
ンビニルアルコール共重合体ケン化物(以下、EVOH
と称する。)、PET、非晶性コポリエステル、HDP
E等の樹脂やアルミ箔により形成することができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の前記M−PE樹脂が、メルト・フロー・レー
ト3乃至30g/10min、密度0.890乃至0.
919g/cmのものであることを特徴とする。
【0014】M−PE樹脂は、メルト・フロー・レート
が3乃至30g/10minであると特に成形性と生産
性に好ましく、また、密度が0.890乃至0.919
g/cmのものであると特に低温シール性において望
ましい性質を示す。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1、2ま
たは3に記載の前記M−PE樹脂に、高圧ラジカル法低
密度ポリエチレン樹脂がブレンドされていることを特徴
とする。
【0016】かかる構成によれば、高圧ラジカル法低密
度ポリエチレン樹脂をブレンドすることにより、一層の
安定した成形性が得られる。
【0017】請求項5に記載の発明は、板紙をベース層
とし、熱融着性合成樹脂を表裏両面の最外層とする帯状
の包装材料素材の長手方向(縦方向)の両縁部を重ね合
わせて熱融着することにより該包装材料素材のチューブ
を形成する工程を経て成形される縦シールテープ付き紙
容器であって、前記チューブ内面の前記包装材料素材の
両縁部の縦方向継ぎ目が、表裏両面のうちの少なくとも
シール面となる最外層がM−PE樹脂層によって形成さ
れている、複数積層構造を有する紙容器内縦シールテー
プによって被覆されて縦シールが施されていることを特
徴とする。
【0018】かかる構成によれば、紙容器内縦シールテ
ープのシール面となる最外層を構成するM−PE樹脂
は、低温領域でのヒートシール性、ヒートシール強度に
優れ、液中シール適性、低臭性にも優れており、従来の
LDPE樹脂を主体とし、直鎖状LDPE樹脂或いはH
DPE樹脂を混合したもの、或いはLDPE樹脂単独の
ものに比べて熱融着温度が低く、低温領域でのヒートシ
ール強度が十分であるといった性能を有するものである
ので、前記紙容器内縦シールテープを用いることによ
り、包材の両縁部同士の縦シール工程のヒーター温度を
従来の縦シールテープ使用時より低く設定することがで
きることから、縦シール時に包材チューブ内側の縦シー
ルロールにテープの最外層や包材の熱融着性合成樹脂層
が巻き付き縦シールが不良となるといった事態が防止で
き、シール不良のない紙容器を得ることができる。
【0019】そして、前記のように、紙容器内縦シール
テープの最外層を構成するM−PE樹脂は、液中シール
適性、低臭性にも優れており、しかも飲料等に直接接触
する時に安全性が高く、包材の殺菌のために受ける過酸
化水素水との接触、アセプテイック・システムによって
高速で包装する場合の引っ張り、曲げ等によって悪影響
を受けないので、液体が飲料である場合の紙容器として
好適である。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の前記複数積層構造内の芯層がガスバリヤー性材料層に
よって形成されていることを特徴とする。
【0021】かかる構成によれば、紙容器の縦方向の継
ぎ目を被覆して縦シールすることにより、紙容器内縦シ
ールテープによって前記継ぎ目部分のガスバリヤーが図
れるので、紙容器の包材がガスバリヤー性を有する材料
を用いている場合には、容器外部からの酸素透過をより
効果的に防止できる紙容器が得られる。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項5または
6に記載の前記M−PE樹脂が、メルト・フロー・レー
ト3乃至30g/10min、密度0.890乃至0.
919g/cm のものであることを特徴とする。
【0023】M−PE樹脂は、メルト・フロー・レート
が3乃至30g/10minであると特に成形性と生産
性に好ましく、また、密度が0.890乃至0.919
g/cmのものであると特に低温シール性において望
ましい性質を示すので、一層シール不良のない紙容器を
安定的に得ることができる。
【0024】請求項8に記載の発明は、請求項5、6ま
たは7に記載の前記M−PE樹脂に、高圧ラジカル法低
密度ポリエチレン樹脂がブレンドされていることを特徴
とする。
【0025】かかる構成によれば、高圧ラジカル法低密
度ポリエチレン樹脂をブレンドすることにより、紙容器
内縦シールテープの成形に一層の安定した成形性が得ら
れ、かかる紙容器内縦シールテープを紙容器の縦シール
に安定して使用することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、表と図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。表1は、本発明の紙容
器内縦シールテープに使用されるM−PE樹脂3種類と
従来のLDPE樹脂主体の熱融着性合成樹脂2種類との
合計5種類の樹脂についてヒートシール強度を各シール
温度毎に測定した結果を示す。
【0027】
【表1】 注)測定条件 シール圧力 :2kg/cm 引っ張り強度:300mm/min シール時間 :0.1sec 単位 MFR(メルト・フロー・レートの略) :g/10min. 密度 :g/cm 融点 :℃ JPO(日本ポリオレフィンの略) MH(LDPEと直鎖状LDPEとの混合物) 測定は、定法に従って厚さ30μmの樹脂フィルムから
2枚の略長方形のシートを切り取り、該2枚を一端に未
シール部を残してシール温度90〜170℃でシールし
てなるサンプルを、一定雰囲気温度の密閉空間内に置い
て、該未シール部の2枚のフィルムの一端を一定速度で
引っ張った時の破断強度を読み取ったものである。
【0028】表1より明らかなように、M−PE樹脂3
種類の平均と、従来のLDPE樹脂2種類の平均とを、
最大強度とシール温度110℃及び120℃での強度に
おいて比較すると、下記のイ)、ロ)、ハ)の通り、M
−PE樹脂のヒートシール強度は従来のLDPE樹脂を
全ての条件下で上回る。
【0029】 イ)最大強度 ・メタセロン系平均(6+5+6)÷3=5.7 …A ・従来のLDPE平均 (5.2 +4.5 )÷2=4.9 …D ・倍率 A÷D =1.163 倍>1 ロ)110 ℃強度・メタセロン系平均(5.5 +4.4 +3.6 )÷3=4.5 …B ・従来のLDPE平均 (1.6 +2.4 )÷2 =2 …E ・倍率 B÷E =2.25倍>1 ハ)120 ℃強度・メタセロン系平均(5.8 +4.9 +6.0 )÷3=5.6 …C ・従来のLDPE平均 (4.6 +3.4 )÷2 =4 …F ・倍率 C÷F =1.4 倍>1 M−PE樹脂の110℃平均強度は、従来のLDPE樹
脂の130℃平均強度にほぼ相当する。また120℃で
は、既に殆ど最大強度水準に達しており、従来のLDP
E樹脂の最大強度平均をも上回る。上記測定に供したサ
ンプルと実際に紙容器内縦シールテープとして用いるテ
ープとの厚さや構造、シール条件の相違を考慮しても、
M−PE樹脂からなるシールテープと従来のLDPE樹
脂を主体としたシールテープとのヒートシール強度の差
は明瞭である。
【0030】図1は本発明に係る紙容器内縦シールテー
プ1の第1の実施の形態の例における積層構造を示す拡
大断面図である。本例に示す紙容器内縦シールテープ1
は5層の積層構造からなるものであって、表裏両面の最
外層がM−PE樹脂層によって形成されている。
【0031】図中、1aは縦シールテープ1の芯層であ
り、(株)クラレ製EVOH樹脂フィルム(商品名EF
−XL−12)で形成した。この芯層のEVOH樹脂フ
ィルム1aの厚さは10乃至20μmである。1b,1
cは中間層であり、日本ポリオレフィン(株)製LDP
E樹脂(商品名JH507C)で形成した。このLDP
E樹脂層1b,1cの厚さは10乃至30μmである。
1d,1eは縦シールテープ1の最外層であり、日本ポ
リケム(株)製のM−PE樹脂(商品名カーネルKC5
70S)で形成した。このM−PE樹脂層1d,1eの
厚さは10乃至30μmである。この縦シールテープ1
の厚さは50乃至140μmであり、幅は数mmから数
十mmである。
【0032】図2はこの紙容器内縦シールテープ1の製
造方法を示す工程図である。この図において、2は繰出
しロール、3はアンカーコート剤(以下、AC剤と称す
る。)塗工部、4は乾燥ゾーン、5,6は第1,第2の
ピンチロール、7,8は第1,第2の押出機、9,10
は第1,第2の冷却ロール、11は巻取ロール、12は
AC剤塗工部3におけるAC剤、13は芯層となるEV
OH樹脂フィルム1aの繰り出し部、14は芯層のEV
OH樹脂フィルム1aと中間層のLDPE樹脂層1bの
2層からなる加工途中の2層樹脂シート、15は加工途
中の3層樹脂シートである。
【0033】この図2においては、先ず、繰り出し部1
3から芯層となるEVOH樹脂フィルム1aを繰出し
て、AC剤塗工部3でAC剤12をEVOH樹脂フィル
ム1aに塗工し、60〜80℃雰囲気の乾燥ゾーン4中
でAC剤12中の揮発成分を揮発させ、第1のピンチロ
ール5と第1の冷却ロール9との間に導入する。
【0034】その直上部には第1の押出機7が設けられ
ており、該第1の押出機7から加熱されて押出された溶
融LDPE樹脂層1bを芯層であるEVOH樹脂フィル
ム1aの上に積層する。この際のLDPE樹脂層1bの
押出し温度は、310〜330℃の範囲である。かくし
て形成された2層樹脂シート14は第1のピンチロール
5と第1の冷却ロール9とで圧着され、且つ溶融LDP
E樹脂層1bは冷却固化される。
【0035】次いで、2層樹脂シート14はガイドロー
ルを経て第2のピンチロール6と第2の冷却ロール10
との間に導入される。その直上部には第2の押出機8が
設けられており、該第2の押出機8から加熱されて押出
されたM−PE樹脂層1dを2層樹脂シート14の上に
積層する。この際のM−PE樹脂層1dの押出し温度
は、290〜300℃の範囲である。かくして形成され
た溶融M−PE樹脂層1d/LDPE樹脂層1b/EV
OH樹脂フィルム1aからなる加工途中の3層樹脂シー
ト15は第2のピンチロール6と第2の冷却ロール10
とで圧着され、且つ溶融M−PE樹脂層1dが冷却固化
された後、巻取ロール11に巻き取られる。更に、該3
層樹脂シート15のLDPE樹脂層1bとM−PE樹脂
層1dが積層された面を表面とすると、裏面にも該表面
と同様に成形加工をし、最終的に図1に示すようなM−
PE樹脂層1d/LDPE樹脂層1b/EVOH樹脂フ
ィルム1a/LDPE樹脂層1c/M−PE樹脂層1e
からなる5層構造の樹脂フィルムシートを得る。該樹脂
フィルムシートは、広幅形態で上記工程から巻き取られ
るが、これを定法によりスリット加工すれば所定幅の紙
容器内縦シールテープ1を得ることができる。
【0036】該紙容器内縦シールテープの第2の実施の
形態の例として、ユニチカ(株)製PET樹脂(商品名
エンブレット)を芯層とした以外は総て実施の形態の第
1例と同じ紙容器内縦シールテープ(図示せず)を作製
した。
【0037】図3は本発明に係る縦シールテープ付き紙
容器16の成形、充填、密封を行なう充填機17の各工
程を示す概念図である。図示のように、包材18は左端
の繰り出し部19から巻き解かれて、充填機17上を先
ず上方に走行する。次いで、チューブ内側となる面を上
にして右方向に走行し、この過程で包材18の長手方向
(縦方向)の一端の縁部18aがヒーター29(図4)
から吹き出す熱風で加熱され、該加熱された包材18の
長手方向(縦方向)の一端の縁部18aに紙容器内縦シ
ールテープ1がその約半幅で1対の圧着ローラ20によ
り熱融着させられる。次に、包材18は、殺菌液槽21
を経て図示しない無菌チャンバーに入り、絞りロール2
2、エアーナイフ23、図示しない成形ローラを経て次
第に筒状に成形され、縦シール工程24にて包材チュー
ブ25に成形される。この縦シール工程24で包材18
の長手方向(縦方向)の他端の縁部18bがヒーター3
3(図5)から吹き出す熱風で加熱され、該加熱された
包材18の長手方向(縦方向)の他端の縁部18bに、
前記包材18の長手方向(縦方向)の一端の縁部18a
及び該縁部18aに熱融着されている紙容器内縦シール
テープ1が熱融着させられる。
【0038】このようにして成形された包材チューブ2
5は、充填パイプ26にて飲料等の液体が充填され、横
シール工程27にて上下方向に一定間隔で横シールが施
されて密封され、横シール領域28の中間で切断され個
々の包装体16aに分離され、図示を省略した最終工程
を経て煉瓦型等の最終形態に成形されて縦シールテープ
付き紙容器16となる。
【0039】同様にして、第2の実施の形態の紙容器内
縦シールテープを用いて縦シールテープ付き紙容器を製
造することができる。
【0040】図4は、包材18の長手方向(縦方向)の
一端の縁部18aに紙容器内縦シールテープ1の幅方向
のほぼ半分1Aを熱融着する工程(SA工程)を示した
斜視図である。この工程では、充填機17上で、ヒータ
ー29から吹き出される熱風により包材18の包材チュ
ーブ内側となる面の熱融着性合成樹脂層が加熱されて軟
化溶融状態になる。この軟化溶融部分に対して繰り出し
部30から供給された紙容器内縦シールテープ1が、そ
の幅方向のほぼ半分1Aが重ね合わされるように案内さ
れ、1対の圧着ローラ20に挟圧されて熱融着により接
着され、シール部S1となる。換言すれば、紙容器内縦
シールテープ1は、包材18の長手方向(縦方向)の一
端の縁部18aから外方にそのもう一方のほぼ半分1B
を自由端として突出した状態で接着される。
【0041】図5は包材18の縦シール工程(LS工
程)24を中心とする部分の斜視図である。縦シール工
程24において幅方向の一端の縁部18aに紙容器内縦
シールテープ1の幅方向のほぼ半分1Aが熱融着された
包材18は、図示しない成形ローラによって次第に円筒
形に成形され、両縁部18a,18bが封筒貼り式に重
ね合わされるように下方に導かれる。紙容器内縦シール
テープ1が付いていない方の包材18の他方の縁部18
bの内面は、ヒーター33から吹き出される熱風によっ
て加熱され、表面の熱融着性合成樹脂層が軟化溶融状態
になる。この軟化溶融状態となった包材18の縁部18
bの表面に、前記紙容器内縦シールテープ1が接着され
ている縁部18aの外面と縁部18aから外方に突出し
ている紙容器内縦シールテープ1の幅方向のほぼ半分1
Bが重なり、一対の縦シールロール34で内外から挟圧
されて熱融着により接着され、包材18の縁部18aと
縁部18bとの間にシール部S2が、そして包材18の
縁部18bと紙容器内縦シールテープ1との間にシール
部S3が形成され、シール部S1、S2,S3が縦シー
ル部STとなる。かくして、包材18が包材チューブ2
5となる。
【0042】包材チューブ25は、充填パイプ26にて
飲料等の液体が充填されつつ横シール工程27で所定幅
の横シール領域28にて横一文字状に閉鎖される。横シ
ール工程27の横シール装置は、包材チューブ25に対
して左右両側から延びる1対の横シールジョーを備えて
いて、包材チューブ25内に液体が充填される間に一方
の横シールジョーが包材チューブ25を挟んで把持した
まま包装体16bの1個分だけ下方に移動し、下限位置
に達した時、他方の横シールジョーが上限位置で包材チ
ューブ25を把持するようになっている。横シールは、
このようにして一方又は他方の横シールジョーが包材チ
ューブ25を把持する間、横シール領域28で行われ
る。包材チューブ25内の液面の高さは、横シールジョ
ーの上限位置より高い位置にある。このようにして形成
される横一文字状の横シール領域28をその中間で切断
すれば、容器1個ずつに相当する枕形状の包装体16a
が得られる。該枕形状の包装体16aは、最終成形ユニ
ットで煉瓦状の縦シールテープ付き紙容器16に形を整
えられ、その後、別途用意されたストロー袋が貼り付け
られるなどして商品が完成する。
【0043】図6は本発明の紙容器内縦シールテープ1
を用いて形成された煉瓦状の縦シールテープ付き紙容器
16の一部破断の斜視図を示したものである。この縦シ
ールテープ付き紙容器16において、手前右半分の容器
壁は包材18の長手方向(縦方向)の他方の縁部18b
により形成され、手前左半分の容器壁は包材18の長手
方向(縦方向)の一方の縁部18aにより形成され、こ
れらの縁部18a,18bが重ね合わされて融着され、
更にこの重ね合せ部の内面に両縁部18a,18bに跨
がって紙容器内縦シールテープ1が熱融着により接着さ
れている。35は該紙容器16の内側の縦継ぎ目を示
す。該縦継ぎ目35は紙容器内縦シールテープ1によっ
て覆われ、包材18の端縁が紙容器16内の液体に接触
しないようになっている。
【0044】図7は図6のX−X線拡大断面図を示す。
この図では、包材18の縦継ぎ目35が紙容器内縦シー
ルテープ1によって覆われて接着されている状態が示さ
れている。この図では、包材18より上部が容器内部で
あり、下が容器外部である。紙容器内縦シールテープ1
は、図1に示した層構造になっている。
【0045】次に、本発明の実施の形態の第1例の紙容
器内縦シールテープ1と縦シールテープ付き紙容器16
の充填機適性を比較例と共に調査した結果を表2(A)
(B)に示す。
【0046】表2(A)は、充填機適性の内、図4のヒ
ーター29のヒーター温度の許容範囲をシールテープと
包材との接着性の点から調査した結果を示す。表2
(B)は、充填機適性の内、図5のヒーター33のヒー
ター温度の許容範囲を同様に調査した結果を示す。
【0047】また、このとき、実施例の紙容器内縦シー
ルテープ1の層構成は、M−PE(20μm)/LDP
E(20μm)/EVOH(12μm)/LDPE(2
0μm)/M−PE(20μm)であり、幅は7.5m
m であった。比較例の紙容器内縦シールテープの層構
成はLDPE(40μm)/NYLON(5μm)/E
VOH(5μm)/NYLON(5μm)/LDPE
(40μm)であり、幅は7.5mmである。なお、包
材18はベース層36の表裏両面にLDPE樹脂層3
7,38を積層したものを使用した。
【0048】シールテープと包材の接着性のチェック
は、次のようにして行なった。先ず、容器を破って中身
の液体を出し、包材の縦シール部の縦継ぎ目の段差を鋏
で切断する。これによりシールテープは長手方向に2分
される。SA側(シール部S1)のチェックは、SA側
の半幅のシールテープを紙容器壁から45度前後の方向
に引っ張って行う。若し、シールテープと包材の接着が
十分であれば、剥がれたシールテープに包材のLDPE
が付着したまま剥がれる。接着不良であれば、シールテ
ープのみが綺麗に剥がれる。LS側(シール部S3)の
接着性も同様にしてチェックすることができる。表2
(A)(B)において×印は、シールテープのみが綺麗
に剥がれた状態を示す。○印は、剥がれたシールテープ
に包材のLDPEが付着していて接着が良好であること
を示している。
【0049】表2 これら表2(A)(B)から、SA工程でも、LS工程
でも、本例の紙容器内縦シールテープは比較例の紙容器
内縦シールテープより接着良好な温度範囲が低温度領域
で格段に広いことが分かる。
【0050】テープ同士のテープ繋ぎ工程(スプライス
工程)においても相違があり、本例の紙容器内縦シール
テープ1同士のテープ繋ぎ適性温度範囲は200〜24
0℃であるのに比して、比較例の紙容器内縦シールテー
プ同士は250℃が下限温度限界でそれ以下だと繋ぎ不
良となることが分かった。
【0051】この他、横シール強度、横シール適性、ピ
ンホールチェック、振動試験或いは培地充填試験、ロン
グランテスト等を行なったが、本例の紙容器内縦シール
テープ1及び紙容器内縦シールテープ1付き紙容器は、
総ての項目において十分実用に耐えるという結果が得ら
れた。
【0052】また、実施の形態の第2例に示す紙容器内
縦シールテープを用いて、上記と同様に縦シールテープ
付き紙容器を製造し、従来の縦シールテープを用いた縦
シールテープ付き紙容器と比較して、充填機適性をテス
トをしたところ、前述した紙容器内縦シールテープ1を
用いた場合と同様にシールテープと包材LDPEとは良
好な接着性を示し、縦シール不良が発生せず、満足すべ
き結果を示した。
【0053】また、本発明の紙容器内縦シールテープの
最外層を、高圧ラジカル法低密度ポリエチレン樹脂をブ
レンドしたM−PE樹脂により構成すると、一層の安定
した紙容器内縦シールテープの成形性が得られ、かかる
紙容器内縦シールテープを紙容器の縦シールに安定して
使用することができる。
【0054】なお、前記実施の形態で例示した紙容器内
縦シールテープは、いずれも5層の積層構造となってい
るが、これに限られるものではなく、少なくとも複数の
積層構造であればよい。また、紙容器内縦シールテープ
の表裏両面の最外層がM−PE樹脂層によって形成され
ているが、これに限られるものではなく、表裏両面のう
ちの少なくともシール面となる最外層がM−PE樹脂層
によって形成されていればよい。もっとも、図3で示す
ように横シールを行った場合、紙容器内縦シールテープ
1は、これが接着されている継ぎ目35と対抗する包材
18とも接着させられることとなるので、このときの接
着性を考慮すると、本発明の紙容器内縦シールテープ1
は、少なくとも3層以上でその表裏最外層がM−PE樹
脂層によって形成されていることが好ましい。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、紙容器
の内面に露出する縦方向の継ぎ目を被覆して縦シールす
るために使用する紙容器内縦シールテープの、表裏両面
のうちの少なくともシール面となる最外層がメタロセン
系ポリエチレン樹脂層によって形成されているので、メ
タロセン系ポリエチレン樹脂のLDPE樹脂単独のもの
に比べて熱融着温度が低く、低温領域でのヒートシール
強度が十分であるといった特性から、包材縁部同士の縦
シール工程に用いたとき、該工程のヒーター温度を、従
来の縦シールテープ使用時より低く設定することがで
き、これにより、シールの完全性が得られるとともに、
ヒーターの温度が高過ぎることによる、包材チューブ内
側の縦シールロールにテープの最外層や包材の熱融着性
合成樹脂層が巻き付き縦シールが不良となるといった事
態が防止でき、また、前記メタロセン系ポリエチレン樹
脂は、液中シール適性、低臭性にも優れ、しかも飲料等
に直接接触する時に安全性が高く、包材の殺菌のために
受ける過酸化水素水との接触、高速で包装する場合の引
っ張り、曲げ等によっても悪影響を受けないので、前記
紙容器内縦シールテープは飲料用等の紙容器の縦シール
部に用いるシールテープとして好適である。そして、か
かる紙容器内縦シールテープを使用した紙容器によれ
ば、シール不良がなく、安全性の高い紙容器を得ること
ができる。
【0056】また、前記紙容器内縦シールテープの複数
積層構造内の芯層がガスバリヤー性材料層によって形成
されていると、紙容器の包材がガスバリヤー性を有する
材料を用いている場合には、紙容器内縦シールテープに
よって前記継ぎ目部分のガスバリヤーが図れるので、紙
容器の縦方向の継ぎ目を被覆して縦シールすることによ
り、容器外部からの酸素透過をより効果的に防止する紙
容器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙容器内縦シールテープの実施の
形態の第1例における積層構造を示す拡大断面図であ
る。
【図2】この紙容器内縦シールテープの製造方法を示す
工程図である。
【図3】本発明に係る縦シールテープ付き紙容器の成
形、充填、密封を行なう充填機の各工程を示す概念図で
ある。
【図4】本発明で包材の幅方向の一端の縁部に紙容器内
縦シールテープの幅方向のほぼ半分を熱融着する工程を
示した斜視図である。
【図5】本発明でチューブに成形された包材の縦シール
工程を中心とする部分の斜視図である。
【図6】本発明の紙容器内縦シールテープを用いて形成
された煉瓦状の縦シールテープ付き紙容器の一部破断の
斜視図である。
【図7】図6のX−X線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 紙容器内縦シールテープ 1a エチレンビニルアルコール共重合鹸化物樹脂フィ
ルム(EVOH樹脂フィルム) 1b,1c 低密度ポリエチレン樹脂層(LDPE樹脂
層) 1d,1e メタロセン系ポリエチレン樹脂層(M−P
E樹脂層) 1A,1B 縦シールテープの幅方向半分 2 繰出しロール 3 アンカーコート剤(AC剤)塗工部 4 乾燥ゾーン 5,6 第1,第2のピンチロール 7,8 第1,第2の押出機 9,10 第1,第2の冷却ロール 11 巻取ロール 12 AC剤 13 繰り出し部 14 2層樹脂シート 15 3層樹脂シート 16 煉瓦状の縦シールテープ付き紙容器 16a 切断された個々の包装体 16b 切断前の包装体 17 充填機 18 包装材料素材(包材) 18a,18b 縁部 19 繰り出し部 20 圧着ローラ 21 殺菌液槽 22 絞りロール 23 エアーナイフ 24 縦シール工程 25 包材チューブ 26 充填パイプ 27 横シール工程 28 横シール領域 29 ヒーター 30 繰り出し部 31,32 ローラ 33 ヒーター 34 縦シールロール 35 縦継ぎ目 36 ベース層 37,38 熱融着性合成樹脂層 S1,S2,S3 シール部 ST 縦シール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐瀬 和彦 東京都北区王子5丁目21番1号 日本製紙 株式会社リキッドパッケージングセンター 内 (72)発明者 斉藤 文男 東京都中央区日本橋小舟町4番1号 平成 ポリマー株式会社内 (72)発明者 石崎 文和 東京都中央区日本橋小舟町4番1号 平成 ポリマー株式会社内 Fターム(参考) 3E060 AA03 AB04 BA01 BC04 CG12 CG22 CG30 DA18 DA20 EA03 3E086 AA01 AB10 AD30 BA04 BA15 BB05 BB51 CA11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板紙をベース層とし、熱融着性合成樹脂
    を表裏両面の最外層とする包装材料素材により形成され
    る紙容器の内面に露出する縦方向の継ぎ目を被覆して縦
    シールするために使用する紙容器内縦シールテープであ
    って、 表裏両面のうちの少なくともシール面となる最外層がメ
    タロセン系ポリエチレン樹脂層によって形成されてい
    る、複数積層構造を有している紙容器内縦シールテー
    プ。
  2. 【請求項2】 前記複数積層構造内の芯層がガスバリヤ
    ー性材料層によって形成されている請求項1に記載の紙
    容器内縦シールテープ。
  3. 【請求項3】 前記メタロセン系ポリエチレン樹脂は、
    メルト・フロー・レートが3乃至30g/10min、
    密度が0.890乃至0.919g/cmのものであ
    る請求項1または2に記載の紙容器内縦シールテープ。
  4. 【請求項4】 前記メタロセン系ポリエチレン樹脂は、
    高圧ラジカル法低密度ポリエチレン樹脂がブレンドされ
    ている請求項1、2または3に記載の紙容器内縦シール
    テープ。
  5. 【請求項5】 板紙をベース層とし、熱融着性合成樹脂
    を表裏両面の最外層とする帯状の包装材料素材の長手方
    向(縦方向)の両縁部を重ね合わせて熱融着することに
    より該包装材料素材のチューブを形成する工程を経て成
    形される紙容器であって、前記チューブ内面の前記包装
    材料素材の両縁部の縦方向継ぎ目が、表裏両面のうちの
    少なくともシール面となる最外層がメタロセン系ポリエ
    チレン樹脂層によって形成されている、複数積層構造を
    有する紙容器内縦シールテープによって被覆されて縦シ
    ールが施されている縦シールテープ付き紙容器。
  6. 【請求項6】 前記複数積層構造内の芯層がガスバリヤ
    ー性材料層によって形成されている請求項5に記載の縦
    シールテープ付き紙容器。
  7. 【請求項7】 前記メタロセン系ポリエチレン樹脂は、
    メルト・フロー・レートが3乃至30g/10min、
    密度が0.890乃至0.919g/cmのものであ
    る請求項5または6に記載の縦シールテープ付き紙容
    器。
  8. 【請求項8】 前記メタロセン系ポリエチレン樹脂は、
    高圧ラジカル法低密度ポリエチレン樹脂がブレンドされ
    ている請求項5、6または7に記載の縦シールテープ付
    き紙容器。
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