JP2002012023A - 車両用グリルの支持構造 - Google Patents

車両用グリルの支持構造

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JP2002012023A
JP2002012023A JP2000197695A JP2000197695A JP2002012023A JP 2002012023 A JP2002012023 A JP 2002012023A JP 2000197695 A JP2000197695 A JP 2000197695A JP 2000197695 A JP2000197695 A JP 2000197695A JP 2002012023 A JP2002012023 A JP 2002012023A
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JP
Japan
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grill
spherical seat
spherical
annular bodies
support member
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Application number
JP2000197695A
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English (en)
Inventor
Yasunori Kasukawa
康則 粕川
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Shigeru Co Ltd
Original Assignee
Shigeru Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球形状をなすグリルを360度にわたって引
っ掛かり無く滑らかに回転させることができる支持構造
を提供する。 【解決手段】 支持部材20は、グリル10を挟む一対
の環状体21,22からなり、これら環状体21,22
の内周面が球面座20aを構成している。この球面座2
0aの全周にわたって、多数の短い繊維31からなる植
毛層30を設け、この植毛層30を介してグリル10を
球面座20aに角度調節可能に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両において球
形状の吹出しグリルを支持する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両においては、エアコンディ
ショナーから延びるベンチレーションダクトの先端に吹
出しグリルが設けられ、このグリルが、車室に臨んでい
る。図3は、球形状をなすグリル1のための支持部材2
を示したものである。支持部材2は、一対の環状体3,
4からなり、これら環状体3,4の内周面が、互いに連
続して球面座2aを構成している。この球面座2aに
は、帯状の不織布5が周方向に例えば90度置きに貼り
付けられており、これら不織布5を介してグリル1が球
面座2aに角度調節可能に支持されている。不織布5に
よって、角度調節時には適度な操作感(摩擦力)を得る
ことができ、角度が定まった後はグリル1が車両の振動
等によって動かないように保持することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来構造では、
不織布5が球面座2aの周方向に不連続的に配されてい
るため、グリル1が不織布5の縁に引っ掛かり、滑らか
に回せないことがあった。不織布5を球面座2aの全周
にわたって連続して貼ることも考えられるが、そうする
とヒダが出来やすく、却って引っ掛かりが悪化するおそ
れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、球形状をなす吹出しグリルを、このグリ
ルのための球面座を有する支持部材によって角度調節可
能に支持する構造において、上記球面座の全周に、多数
の短い繊維からなる植毛層が設けられ、この植毛層を介
して上記球面座が上記グリルを受けていることを特徴と
する。ここで、上記支持部材が、上記グリルを挟む一対
の環状体からなり、これら環状体の内周面が、互いに連
続して上記球面座を構成し、各環状体の内周面に上記植
毛層が設けられていることが望ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。図1及び図2に示すように、車
両には、エアコンディショナー(図示せず)からの空気
を車室に吹き出すグリル10と、このグリル10のため
の支持部材20とが備えられている。グリル10は、例
えばフィラ入りポリプロピレン等の樹脂によって球形状
に形成され、内部に空気通路10aを有している。な
お、グリル10の奥端部(図1において左)には、円筒
部12が設けられており、この円筒部12の外周に複数
のリブ13が設けられ、これらリブ13の縁が、円弧状
をなしてグリル10の球面をなす外周面に連なってい
る。
【0006】グリル10は、一対の環状体21,22に
よって挟まれている。これら環状体21,22により上
記支持部材20が構成されている。各環状体21,22
は、例えば上記グリル10と同様にフィラ入りポリプロ
ピレン等の樹脂によって出来ている。
【0007】図示は省略するが、支持部材20は、車両
のインストルメントパネルのグリル取付穴に嵌め込ま
れ、奥側の環状体21の外周に設けられた取付片25が
インストルメントパネルにねじ止めされている。また、
環状体21に設けられた直管形状の継手部26に、上記
エアコンディショナーから延びるベンチレーションダク
ト40が接続されている。
【0008】環状体21の先端縁には係合片23が設け
られ、環状体22には爪24が設けられ、この爪24が
係合片23に嵌め込まれることにより、一対の環状体2
1,22どうしが結合されている。これら環状体21,
22の内周面は、互いに連続して球面座20aを構成し
ている。
【0009】この球面座20a、すなわち各環状体2
1,22の内周面には、全周、全域にわたって植毛層3
0が設けられており、この植毛層30を介してグリル1
0が球面座20aに角度調節可能に支持されている。植
毛層30は、多数の短い繊維31によって構成されてい
る。これら繊維31は、例えば静電植毛法によって環状
体21,22の内周面に接着剤を介して突き立てられる
ようにして植えられている。繊維31の材質は、コスト
等の面からはナイロンが好ましいが、これに限定される
ものではなく、例えばポリエステルやレーヨンでもよ
い。各繊維の長さは、例えば0.2mm〜1.2mm、
太さは1.5デニール〜3デニールの範囲で適宜選択さ
れるが、この範囲に限定されるものではない。
【0010】作用を説明する。植毛層30は、静電植毛
法等の周知の方法で簡単に、しかも、球面座20aの全
周にわたって一様に形成することができる。したがっ
て、例えばリブ13が角度によって植毛層30に引っ掛
かることはなく、グリル10を360度にわたって滑ら
かに回転させることができ、角度調節を容易に行うこと
ができる。また、繊維31の長さや太さを設定すること
によって、グリル10の角度調節時の摩擦力をユーザー
の好みに合わせることができる。例えば、外径が88m
m、重さが85g、球面座とのクリアランスが0.5m
mのグリルで実験したところ、ナイロン製の繊維の長さ
が1.2mm、太さが1.5デニールのとき、摩擦力が
標準的な大きさの200gf〜400gfになった。繊
維長さが1.0mm、太さが1.5デニールのとき、摩
擦力は50gf〜250gfになった。上記の角度調節
により、上記エアコンディショナーからの空気をグリル
10から車室の所望の方向に吹き出すことができる。ま
た、調節後は、グリル10を植毛層30との摩擦によっ
て角度が変わらないように静止させることができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
植毛層を球面座の全周にわたって簡単に、しかも一様に
形成することができ、これにより、グリルを360度に
わたって引っ掛かり無く滑らかに回転させることができ
る。第2の発明では、一対の環状体の各々に植毛層を形
成することによって、グリルを確実に引っ掛かり無く回
転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る支持構造の断面図
である。
【図2】上記支持構造の分解斜視図である。
【図3】従来構造の斜視図である。
【符号の説明】
10 グリル 20 支持部材 20a 球面座 21,22 環状体 30 植毛層 31 繊維

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球形状をなす吹出しグリルを、このグリ
    ルのための球面座を有する支持部材によって角度調節可
    能に支持する構造において、上記球面座の全周に、多数
    の短い繊維からなる植毛層が設けられ、この植毛層を介
    して上記球面座が上記グリルを受けていることを特徴と
    する車両用グリルの支持構造。
  2. 【請求項2】 上記支持部材が、上記グリルを挟む一対
    の環状体からなり、これら環状体の内周面が、互いに連
    続して上記球面座を構成し、各環状体の内周面に上記植
    毛層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の車両用グリルの支持構造。
JP2000197695A 2000-06-30 2000-06-30 車両用グリルの支持構造 Pending JP2002012023A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008542674A (ja) * 2005-05-26 2008-11-27 フォーレシア・アンテリュール・アンドゥストリ プロファイル本体を回転させることによって方向づけおよび流量調整が得られる換気手段
JP2009132388A (ja) * 2002-03-15 2009-06-18 Trw Automotive Electronics & Components Gmbh 通風システム用エアベント

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