JP2002011808A - 製函装置 - Google Patents

製函装置

Info

Publication number
JP2002011808A
JP2002011808A JP2000198882A JP2000198882A JP2002011808A JP 2002011808 A JP2002011808 A JP 2002011808A JP 2000198882 A JP2000198882 A JP 2000198882A JP 2000198882 A JP2000198882 A JP 2000198882A JP 2002011808 A JP2002011808 A JP 2002011808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carton
cartons
flap
carrier
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000198882A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryozo Watanabe
良三 渡辺
Kazuhiko Ozaki
和彦 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OM Ltd
Original Assignee
OM Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OM Ltd filed Critical OM Ltd
Priority to JP2000198882A priority Critical patent/JP2002011808A/ja
Publication of JP2002011808A publication Critical patent/JP2002011808A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Making Paper Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる種類の被包装物が不規則に供給される
包装装置に適用できる製函装置を提供すること。 【解決手段】 下部にフラップ(26)(27)を備えた第1,
第2カートン(21a)(21b)を前記フラップ(26)(27)の基端
部の折り曲げ直線域が共通の基準高さに維持されるよう
に各別にストックする第1,第2カートンストック部(7
5a)(75b)と、第1,第2カートン信号に対応する第1,
第2カートン(21a)(21b)を前記第1,第2カートンスト
ック部(75a)(75b)から吸着保持すると共に該保持高さを
維持した状態でカートン排出部(91)に搬送するカートン
キャリアー(65)と、前記第1,第2カートン(21a)(21b)
の搬送経路に設けられ且つ扁平に折り畳まれた前記胴部
(20)を開口させる開口機(74)と、開口された前記第1,
第2カートン(21a)(21b)の搬送経路に設けられ且つ前記
折り曲げ直線域が前記基準高さにある前記フラップ(26)
(27)を折り曲げるフラップ折り曲げ機(45)(47)(48)とを
具備すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扁平状態に折り畳
まれたカートンを矩形箱状に整形する製函装置に関する
もので、予めストックされたサイズ等の異なる複数種類
のカートンを任意に取り出して整形できるようにしたも
のである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の製函装置の要部の概略側面
図である。扁平に折り畳まれた多数のカートン(21)を積
層状態でストックするカートンマガジン(11)のカートン
取出口(10)に対向する位置には、円板(13)が設けられて
いると共に、該円板(13)の外周部にはカートン(21)を吸
着保持するカートン取出しアーム(17)が軸支部(18)で回
転自在に取り付けられている。又、このカートン取出し
アーム(17)は、円板(13)の回転に伴ってこれの回転軸(1
2)の周囲を公転しながら図示しない駆動部で軸支部(18)
を中心に自転せしめられるようになっている。
【0003】又、円板(13)の下方には、第1,第2コン
ベヤ(32)(42)を具備するカートンコンベヤ(4)が配設さ
れていると共に、前記第1,第2コンベヤ(32)(42)には
前爪(31)と後ろ爪(41)が各別に設けられている。又、円
板(13)の下方で且つ第2コンベヤ(42)の上流端近傍に対
応する位置には当たり(24)が配設されている。
【0004】このものでは、図7に於いて円板(13)が反
時計方向に回転すると、これに伴ってカートン取出しア
ーム(17)が軸支部(18)の回りに時計方向に自転しながら
前記円板(13)と共に回転移動する。そして、該移動途中
においては、カートンマガジン(11)内の最下層のカート
ン(21)にカートン取出しアーム(17)の吸着ヘッド(15)が
押圧される。そして、上記吸着ヘッド(15)がカートン(2
1)に押圧されたときに、図示しないバキュウム装置が作
動して吸着ヘッド(15)内が負圧状態に維持され、これに
より、カートン(21)がカートン取出しアーム(17)に保持
されてカートンマガジン(11)から取り出される。そし
て、該カートン(21)は、軸支部(18)の回りに自転しなが
ら回転軸(12)の回りを公転するカートン取出しアーム(1
7)に吸着保持された状態で振り回されるように動きなが
ら、カートンコンベヤ(4)の上流端のカートン受容部(4
0)の上方まで移送される。
【0005】カートン(21)がカートン受容部(40)の上方
まで移送されると、折り畳み状態にあるカートン(21)の
下端が当たり(24)の前縁に衝突して押し付けられ、これ
により、該カートン(21)が平行四辺形の矩形筒状に開口
される。その後、第1,第2コンベヤ(32) (42)の前後
爪(31)(41)でカートン(21)が前後から挟まれた状態で搬
送され、その下流側でカートン(21)内に被包装物が箱詰
めされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、カートンマガジン(11)には一種類のカー
トン(21)(21)がストックされているだけであるから、該
カートン(21)(21)をサイズの異なるものに交換しなけれ
ば、新たなサイズの被包装物の箱詰めが行えない。従っ
て、このものでは、サイズの異なる複数種類の被包装物
が不規則に供給される包装装置に適用することができな
い、と言う問題があった。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、『扁平に折り畳まれたカートンを箱状に整形してカ
ートン排出部に排出する製函装置』に於いて、異なる種
類の被包装物が不規則に供給される包装装置に適用でき
る製函装置を提供することをその課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】[1項]上記課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、『矩形筒状に開口され
る胴部の開口下端周縁にフラップが連設された第1,第
2カートンを前記フラップの基端部の折り曲げ直線域が
共通の基準高さに維持されるように各別にストックする
第1,第2カートンストック部と、第1カートン信号に
応答して前記第1カートンストック部の前記第1カート
ンを吸着ヘッドで吸着保持すると共に該保持高さを維持
した状態で前記第1カートンを前記カートン排出部に搬
送する一方、第2カートン信号に応答して前記第2カー
トンストック部の前記第2カートンを前記吸着ヘッドで
吸着保持すると共に該保持高さを維持した状態で前記第
2カートンを前記カートン排出部に搬送するカートンキ
ャリアーと、前記カートンキャリアーで前記第1,第2
カートンが搬送される搬送経路に設けられ且つ扁平に折
り畳まれた前記第1,第2カートンの前記胴部を矩形筒
状に開口させる一つの開口機と、前記開口機で開口され
た前記第1,第2カートンが搬送される共通の搬送経路
に設けられ且つ前記折り曲げ直線域が前記基準高さにあ
る前記フラップを折り曲げて蓋閉めするフラップ折り曲
げ機と、を具備する』ことである。
【0009】上記技術的手段は次のように作用する。被
包装物供給装置等の外部装置から第1カートン信号が入
力されると、該第1カートン信号に応答してカートンキ
ャリアーが第1カートンストック部に移動し、該カート
ンキャリアーに具備された吸着ヘッドが第1カートンを
吸着保持する。そして、該吸着保持高さを維持した状態
で前記第1カートンが排出部に繋がる搬送経路に沿って
カートンキャリアーで搬送され、該搬送経路に於ける開
口機の配設部に第1カートンが到達すると、該開口機で
第1カートンが矩形筒状に開口される。
【0010】次に、上記第1カートンが更に搬送経路に
沿ってフラップ折り曲げ機の配設部まで搬送されると、
第1カートンの胴部の開口下端縁から延長するフラップ
がフラップ折り曲げ機で折り曲げられる。
【0011】一方、上記被包装物供給装置等から第2カ
ートン信号が入力されると、該信号に応答してカートン
キャリアーが既述と同様に第2カートンストック部の第
2カートンを取り出してこれを排出部側に搬送する。こ
の場合、第2カートンの下部に形成されたフラップの基
端部の折り曲げ直線域は、既述第1カートンに於ける折
り曲げ直線域と同じ基準高さになるように第2カートン
ストック部にストックされていると共に、この高さが維
持されるように第2カートンがカートンキャリアーで搬
送経路に沿って搬送される。従って、上記第2カートン
がフラップ折り曲げ機の配設部に到達したときには、該
フラップ折り曲げ機と上記折り曲げ直線域との上下間隔
が第1カートンの場合と同一間隔に維持される。従っ
て、該第2カートンのフラップも、既述第1カートンの
フラップと同様に基端部の折り曲げ直線域に沿って折り
曲げられて蓋閉めされる。
【0012】[2項]上記1項に於いて、『前記第1,第
2カートンの搬送経路は、前記第1カートンストック部
及び前記第2カートンストック部から前記開口機の配設
部に繋がる第1直線経路と、該第1直線経に垂直で且つ
前記フラップ折り曲げ機の配設部を経て前記排出部に繋
がる第2直線経路から構成されており、前記第1,第2
カートンを前記第1直線経路に沿って移動させる為に前
記カートンキャリアーを駆動する第1サーボモータと、
前記第1,第2カートンを前記第2直線経路に沿って移
動させる為に前記カートンキャリアーを駆動する第2サ
ーボモータとを備えた』ものでは、第1,第2カートン
の搬送経路中に於ける位置が第1サーボモータと第2サ
ーボモータの回転量で判断することが出来る。従って、
フラップ折り曲げ機の配設場所等に各カートンを正確に
停止させることが出来る。
【0013】
【発明の効果】上記発明は次の特有の効果を有する。第
1,第2カートンストック部に各別にストックされた折
り畳み状態にある第1,第2カートンを、第1カートン
信号及び第2カートン信号に応じて任意に取り出して整
形することができる。従って、種類の異なる被包装物が
不規則に供給される包装装置に適用することができる。
2項のものでは、既述したように、フラップ折り曲げ機
の配設場所等に各カートンを正確に停止させることが出
来る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、上記した本発明の実施の形
態を説明する。図1は本発明の実施の形態に係る製函装
置の平面図,図2はその縦断面図である。図1に示すよ
うに、装置本体(51)には、その長手方向に向けて水平に
走行する駆動チェーン(53)が設けられている。そして、
前記駆動チェーン(53)は第2サーボモータ(55)で回転さ
れる駆動側スプロケット(56)と従動側スプロケット(57)
とに掛けられた状態で走行するようになっている。
【0015】上記駆動チェーン(53)の近傍にはこれと平
行に延びるガイドレール(58)が設けられていると共に、
該ガイドレール(58)上に沿って移動する水平アーム(61)
の一端は、連結金具(62)を介して駆動チェーン(53)に結
合されている。従って、水平アーム(61)は駆動チェーン
(53)に牽引されてガイドレール(58)上をその長手方向に
走行し得る。
【0016】上記水平アーム(61)の一方の側面にはその
長手方向に沿って延びるラック状レール(64)が固定され
ており、図2,図3に示すように、前記ラック状レール
(64)にはカートン(21)を搬送するカートンキャリアー(6
5)が取り付けられている。即ち、カートンキャリアー(6
5)の上端から屈曲する水平部(63)の先端部は上記ラック
状レール(64)に対して長手方向に移動自在に外嵌してい
ると共に、該カートンキャリアー(65)の上面に配設され
た第1サーボモータ(66)の出力軸に固定されたピニオン
(67)は、上記ラック状レール(64)の表面の歯(68)(68)群
に噛み合っている。従って、第1サーボモータ(66)によ
ってピニオン(67)が回転されると、該ピニオン(67)とラ
ック状レール(64)の噛み合いによって、カートンキャリ
アー(65)がラック状レール(64)に沿って往復移動する。
【0017】上記カートンキャリアー(65)の下部には、
吸着ヘッド(71)(71)が配設されていると共に、該吸着ヘ
ッド(71)(71)内は図示しないバキューム装置で必要に応
じて負圧状態に保たれるようになっている。
【0018】既述水平アーム(61)の下面には、扁平に折
り畳まれたカートン(21)を衝突させてこれを開口させる
為のカートン開口ブロック(72)が連設されていると共
に、該カートン開口ブロック(72)の一端近傍に於けるカ
ートンキャリアー(65)側表面は円柱面状の当たり(74)に
なっている。そして、既述第1,第2カートンストック
部としての後述する大マガジン(75a)と小マガジン(75b)
から取り出された直後の扁平状態にあるカートン(21)の
一方の側辺折り返し部近傍が上記当たり(74)に追突し
て、これが矩形筒状に開口されると、その後に該カート
ン(21)がカートン開口ブロック(72)の前面(77)の中央部
まで運ばれる。尚、本実施の形態では、上記当たり(74)
とこれにカートン(21)を追突させるカートンキャリアー
(65)の集合が既述した開口機に対応する。
【0019】水平アーム(61)の上記当たり(74)側の端部
に対向する部分には、重ね合わせ状態にある既述カート
ン(21)(21)としての大カートン(21a)(21a)群と小カート
ン(21b)(21b)群を各別にストックする第1,第2カート
ンストック部に対応する大マガジン(75a)と小マガジン
(75b)が隣接した状態で配設されており、該大マガジン
(75a)と小マガジン(75b)のカートン取出口(77a)(77b)は
上記水平アーム(61)の走行域側に開口している。尚、大
マガジン(75a)と小マガジン(75b)に大カートン(21a)と
小カートン(21b)がストックされた状態では、これら大
カートン(21a)と小カートン(21b)の下側に位置する内外
フラップ(26)(27)の基端部の折り曲げ直線域たる横折り
折り曲げ線(19)(図5参照)の高さが基準高さ(後述の
上流側フラッパ(45)等で内外フラップ(26)等を折り畳む
のに適した高さ)に一致するようにセットされる。この
ようにすると、大カートン(21a)と小カートン(21b)が後
述する上流側フラッパ(45)や下流側フラッパ(47)やサイ
ドフラッパ(48)等の配設部に到達したときには、これら
上流側フラッパ(45)等と大カートン(21a)の横折り折り
曲げ線(19)との上下間隔が、前記小カートン(21b)のそ
れと等しくなり、これにより、サイズの異なる大カート
ン(21a)と小カートン(21b)を共に適正に蓋閉めできる。
【0020】図1,図2に示すように、上記水平アーム
(61)がガイドレール(58)の長手方向に沿って移動する走
行領域には、カートン(21)の下フラップを折り曲げる上
流側フラッパ(45)とその下流側の下流側フラッパ(47)
と、サイドフラッパ(48)が、この順序で上流側から直線
(以下、搬送基準ラインL1と言う。)的に順次配設さ
れていると共に、該サイドフラッパ(48)の下流側にはカ
ートン(21)の底面に粘着テープを貼着するテーピング装
置(81)が配設されている。そして、本実施の形態では、
上記上流側フラッパ(45),下流側フラッパ(47)及びこれ
らの図示しない駆動源,並びにサイドフラッパ(48)の組
み合わせが既述したフラップ折り曲げ機に対応してい
る。
【0021】上記上流側フラッパ(45)は、支軸(49)を回
転軸として水平姿勢から鉛直姿勢に90度の範囲で図示
しない駆動源で、回動されるようになっている。上記上
流側フラッパ(45)の下流側に配設された下流側フラッパ
(47)は、水平姿勢を保った状態でカートン(21)の搬送方
向に往復移動し得るようになっていると共に、その上流
端は下方にく字状に屈曲されてガイド用傾斜部(44)とな
っている。
【0022】上記下流側フラッパ(47)の下流側に配設さ
れたサイドフラッパ(48)は、図4に示すように、左右の
捩じり板(34)(35)が平行状態で配設されたものである。
この捩じり板(34)(35)は、上流端が鉛直で且つ下流端が
水平となるように90度だけ捻られた形状を有してい
る。そして、上記捩じり板(34)(35)の上流端の相互間隔
は、矩形筒状に開口された大カートン(21a)の幅方向w
(駆動チェーン(53)による水平アーム(61)の牽引方向と
直角な方向)の寸法よりも若干大きく設定されている。
【0023】上記サイドフラッパ(48)の下流側に配設さ
れたテーピング装置(81)は、カートン(21)の搬送方向に
長い水平な帯板(83)を具備すると共に、該帯板(83)の下
方には、粘着テープロール(87)が配設されている。そし
て、該粘着テープロール(87)から繰り出された粘着テー
プ(86)は、図示しないテープ繰り出し機構によって、帯
板(83)の上流端の上面に供給されるようになっている。
又、粘着テープロール(87)の上方隣接部には、該粘着テ
ープロール(87)から繰り出された粘着テープ(86)を切断
するカッタ(37)(37)が設けられている。
【0024】次に、上記した製函装置の動作の実際を図
6のフローチャートに基づいて説明する。このもので
は、図5に示すような形状を有する相似形の大カートン
(21a)と小カートン(21b)を重ね合わせた状態でこれが大
マガジン(75a)と小マガジン(75b)に予めストックされて
いると共に、図示しない被包装物の供給装置から既述カ
ートン(21)としての大カートン(21a)又は小カートン(21
b)の何れか一方の製函を要求する第1カートン信号又は
第2カートン信号が制御装置に入力されるようになって
いる。そして、前記制御装置に組み込まれた判定手段た
るデコーダによって上記各信号が判別されるようになっ
ている。
【0025】さて、図示しない運転スイッチが投入され
ると、ステップ(ST1)で第2サーボモータ(55)や第1サ
ーボモータ(66)の原点合わせが行われ、これにより、カ
ートンキャリアー(65)等が初期位置にセットされる。
【0026】次に、図示しない被包装物の供給装置か
ら、大カートン(21a)を要求する大カートン信号又は小
カートン(21b)を要求する小カートン信号が出力される
のを監視する(ステップ(ST1)(ST2)参照)。
【0027】そして、大カートン信号が発生したことが
ステップ(ST2)で確認されると、ステップ(ST3)で第1,
第2サーボモータ(66)(55)を回転させ、これにより、水
平アーム(61)をガイドレール(58)に沿って移動させると
共に水平アーム(61)に沿ってカートンキャリアー(65)を
移動させることによって吸着ヘッド(71)(71)を大カート
ン(21a)に当接させる。このとき、図2,図5に示すよ
うに、大カートン(21a)の胴部(20)(フラップ以外の部
分)を構成する一つの側板(22)に吸着ヘッド(71)(71)を
当接させると共に、前記側板(22)の四隅のうちの一つの
基準コーナ部(23)から胴部(20)の軸線方向の縦寸法L3と
これに直角な方向の横寸法L2だけ隔たった基準吸着位置
に基準吸着ヘッド(71a)が当接することとなるように、
第2サーボモータ(55)と第1サーボモータ(66)の回転量
を制御する。これにより、上記基準コーナ部(23)から胴
部(20)の軸線方向及びこれに直角な方向に一定距離移動
した基準位置が常に吸着ヘッド(71)(71)の基準吸着ヘッ
ド(71a)で吸着保持できる。尚、カートン搬送中に於け
るカートンキャリアー(65)の位置は、第2サーボモータ
(55)や第1サーボモータ(66)に組み込まれたエンコーダ
が出力するパルス数によって判断すると共に、上流側フ
ラッパ(45)等の配設位置にカートンキャリアー(65)を移
動させる場合は第2サーボモータ(55)や第1サーボモー
タ(66)に所定数のパルスを印加する。
【0028】次に、ステップ(ST4)で図示しないバキュ
ーム装置を作動させて吸着ヘッド(71)(71)内を負圧状態
にし、これにより、大マガジン(75a)のカートン取出口
(77a)に位置する大カートン(21a)を上記吸着ヘッド(71)
(71)で吸着保持する。
【0029】次に、ステップ(ST5)で第1サーボモータ
(66)を回転させ、これにより、吸着ヘッド(71)(71)に吸
着保持させた大カートン(21a)の幅方向w(駆動チェー
ン(53)による水平アーム(61)の牽引方向と直角な方向)
の中心が搬送基準ラインL1に一致するまで大カートン
(21a)を搬送する。その後、ステップ(ST6)で第2サーボ
モータ(55)を回転させ、これにより、大カートン(21a)
の上記中心が基準搬送ラインL1に沿うように該大カー
トン(21a)を上流側フラッパ(45)と下流側フラッパ(47)
の配設部まで移動させる。次に、ステップ(ST7)を実行
する。即ち、図4に示すように、水平姿勢にある上流側
フラッパ(45)を支軸(49)部分で起立回動させ、これによ
り、大カートン(21a)の下側に位置するフラップのう
ち、搬送方向の後方に位置する内フラップ(26)を基端部
の折り曲げ線に沿って水平に折り曲げる。又、その後、
下流側フラッパ(47)を大カートン(21a)の下側に突き出
し、これにより、該下流側フラッパ(47)で他方の内フラ
ップ(26)(上記上流側フラッパ(45)で折り曲げた内フラ
ップ(26)に対向する他の内フラップ(26))を水平姿勢に
なるまで折り曲げるとともに、該下流側フラッパ(47)で
前記一対の内フラップ(26)(26)を下方から支持した状態
にする。次に、第2サーボモータ(55)を更に回転させて
大カートン(21a)をサイドフラッパ(48)の配設部からテ
ーピング装置(81)を経てカートン排出部(91)まで搬送す
る。
【0030】すると、大カートン(21a)がサイドフラッ
パ(48)部分を通過するときに、上記内フラップ(26)(26)
の折り畳み方向と直交する方向に位置する外フラップ(2
7)(27)が、サイドフラッパ(48)を構成する捩じり板(34)
(35)の上流端の鉛直起立域(340)(350)の相互間に進入す
る。この状態で更に第2サーボモータ(55)が回転して大
カートン(21a)が下流側に搬送されると、上記外フラッ
プ(27)(27)が捩じり板(34)(35)の捩じり部(341)(351)に
案内されながら移動して水平状態になり、これにより、
内フラップ(26)(26)の外底面側に外フラップ(27)(27)が
重合するように横折り曲げ線(19)部分で折り畳まれて大
カートン(21a)の下端開口部が閉塞される。
【0031】又、大カートン(21a)がテーピング装置(8
1)の帯板(83)部分の上方を通過するときには、その下方
に設けられた粘着テープロール(87)から図示しないテー
プ供給機構で繰り出される粘着テープ(86)が大カートン
(21a)の上記外フラップ(27)(27)の突合せ境界部に繰り
出され、該粘着テープ(86)で外フラップ(27)(27)が蓋閉
め状態に固定される。尚、外フラップ(27)(27)が粘着テ
ープ(86)で蓋閉め状態に固定された後には、カッタ(37)
(37)が作動して粘着テープ(86)が切断される。
【0032】その後、第2サーボモータ(55)の回転継続
によってカートン排出部(91)まで大カートン(21a)が搬
送されると、ステップ(ST9)で図示しないバキューム装
置が制御されて吸着ヘッド(71)(71)内の負圧状態が解除
される。すると、図2に示すように、カートン排出部(9
1)となる箱載置プレート(92)の上面に上端開放の矩形箱
状の大カートン(21a)が載置された状態になる。以後、
図示しない、被包装物供給装置から供給される被包装物
を図示しない箱詰め装置で上記大カートン(21a)に充填
する作業が行われる。
【0033】一方、ステップ(ST2)を実行したときに、
図示しない被包装物供給装置から小カートン信号が出力
されると、ステップ(ST12)からステップ(ST19)が実行さ
れる。すると、第2サーボモータ(55)と第1サーボモー
タ(66)の回転量が制御され、これにより、小マガジン(7
5b)のカートン取出口(77b)に位置する小カートン(21b)
の表面に吸着ヘッド(71)(71)が当接せしめられる。この
場合も、図5に示すように、小カートン(21b)の胴部(2
0)を構成する側板(22)の下側の基準コーナ部(23)から横
方向及び縦方向に横寸法L2と縦寸法L3の距離だけ変位し
た位置に吸着ヘッド(71)(71)の基準吸着ヘッド(71a)が
当接するように第1,第2サーボモータ(66)(55)の回転
量が制御される。このようにすると、図5に示すよう
に、基準コーナ部(23)から上及び横に延びる縦折り折り
曲げ線(98)及び横折り曲げ線(19)と上記基準吸着ヘッド
(71a)との横寸法L2及び縦寸法L3が大カートン(21a)の場
合も小カートン(21b)の場合も同じ寸法になる。よっ
て、大カートン(21a)と小カートン(21b)を吸着ヘッド(7
1)(71)で吸着保持した状態で水平アーム(61)に沿って移
動させると、これら大カートン(21a)と小カートン(21b)
の胴部(20)を構成する側板部(97)が上記縦折り折り曲げ
線(98)に沿って屈曲し、これにより、大カートン(21a)
と小カートン(21b)を矩形筒状に開口させることができ
る。又、大カートン(21a)と小カートン(21b)を搬送基準
ラインL1上に吸着ヘッド(71)(71)で保持した状態に維
持し、この状態で水平アーム(61)をガイドレール(58)に
沿って移動させると、これら大カートン(21a)と小カー
トン(21b)の胴部(20)の下端に垂下する内フラップ(26)
や外フラップ(27)がサイドフラッパ(48)で水平に折り曲
げられる。
【0034】尚、小カートン(21b)の下端に垂下する内
フラップ(26)や外フラップ(27)を蓋閉めする際にも、吸
着ヘッド(71)(71)に吸着保持させた小カートン(21b)の
幅方向w(駆動チェーン(53)による水平アーム(61)の牽
引方向と直角な方向)の中心を搬送基準ラインL1に一
致させ、この状態で前記中心が基準搬送ラインL1に沿
うように該小カートン(21b)を上流側フラッパ(45)と下
流側フラッパ(47)の配設部まで移動させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る製函装置の概略平面
【図2】本発明の実施の形態に係る製函装置の概略縦断
面図
【図3】カートンキャリアー(65)の配設部の斜視図
【図4】上流側フラッパ(45)及び下流側フラッパ(47)等
の配設部を大カートン(21a)と小カートン(21b)が搬送さ
れる状態を示す斜視図
【図5】扁平に折り畳んだ状態を示す大カートン(21a)
と小カートン(21b)の正面図
【図6】本発明の実施の形態に係る製函装置の動作を説
明するフローチャート
【図7】従来例の説明図
【符号の説明】
(20)・・・胴部 (21)・・・カートン (65)・・・カートンキャリアー (71)・・・吸着ヘッド (91)・・・カートン排出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扁平に折り畳まれたカートンを箱状に整
    形してカートン排出部に排出する製函装置に於いて、 矩形筒状に開口される胴部の開口下端周縁にフラップが
    連設された第1,第2カートンを前記フラップの基端部
    の折り曲げ直線域が共通の基準高さに維持されるように
    各別にストックする第1,第2カートンストック部と、 第1カートン信号に応答して前記第1カートンストック
    部の前記第1カートンを吸着ヘッドで吸着保持すると共
    に該保持高さを維持した状態で前記第1カートンを前記
    カートン排出部に搬送する一方、第2カートン信号に応
    答して前記第2カートンストック部の前記第2カートン
    を前記吸着ヘッドで吸着保持すると共に該保持高さを維
    持した状態で前記第2カートンを前記カートン排出部に
    搬送するカートンキャリアーと、 前記カートンキャリアーで前記第1,第2カートンが搬
    送される搬送経路に設けられ且つ扁平に折り畳まれた前
    記第1,第2カートンの前記胴部を矩形筒状に開口させ
    る一つの開口機と、 前記開口機で開口された前記第1,第2カートンが搬送
    される共通の搬送経路に設けられ且つ前記折り曲げ直線
    域が前記基準高さにある前記フラップを折り曲げて蓋閉
    めするフラップ折り曲げ機と、を具備する製函装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の製函装置に於いて、 前記第1,第2カートンの搬送経路は、前記第1カート
    ンストック部及び前記第2カートンストック部から前記
    開口機の配設部に繋がる第1直線経路と、該第1直線経
    に垂直で且つ前記フラップ折り曲げ機の配設部を経て前
    記排出部に繋がる第2直線経路から構成されており、 前記第1,第2カートンを前記第1直線経路に沿って移
    動させる為に前記カートンキャリアーを駆動する第1サ
    ーボモータと、 前記第1,第2カートンを前記第2直線経路に沿って移
    動させる為に前記カートンキャリアーを駆動する第2サ
    ーボモータとを備えた、製函装置。
JP2000198882A 2000-06-30 2000-06-30 製函装置 Pending JP2002011808A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000198882A JP2002011808A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 製函装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000198882A JP2002011808A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 製函装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002011808A true JP2002011808A (ja) 2002-01-15

Family

ID=18696980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000198882A Pending JP2002011808A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 製函装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002011808A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113428A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Seiko Corp ワンタッチカートン起函装置
JP2017088189A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 大森機械工業株式会社 縦型カートナー
JP2017170624A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 株式会社フジキカイ 製函装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113428A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Seiko Corp ワンタッチカートン起函装置
JP2017088189A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 大森機械工業株式会社 縦型カートナー
JP2017170624A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 株式会社フジキカイ 製函装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7015251B2 (ja) 段ボールブランクの折曲げステーション、及び段ボールブランクから得られる段ボール箱の中に物品を梱包するための機械
US7559186B2 (en) Wrap around carton packaging machine
US7549276B2 (en) Machine for packaging articles in boxes
US6764436B1 (en) Method and apparatus for squaring cases
US6571539B2 (en) Packaging machine and method of carton set up
JP2794096B2 (ja) 連続的・断続的送りインターフェイス
JP2009255988A (ja) 箱詰め機
JP2019517424A5 (ja)
US10513357B2 (en) Method and apparatus for closing a box
US8684897B2 (en) Method for assembling a blank
US2584925A (en) Machine for closing cartons
US20040045676A1 (en) Synchronized stamp applicator machine and method of operating the same
JP2002011808A (ja) 製函装置
JPS62122914A (ja) 被包装品グル−プを包装する棒状品包装機
JPS58384B2 (ja) 箱形成装置
JP6614579B2 (ja) 包装装置
US3452514A (en) Packaging apparatus
JP6978085B2 (ja) 物品供給装置
JP4216708B2 (ja) 箱移送装置及び箱詰装置
JP6978088B2 (ja) 箱詰め機のカートン形成装置
JP7277704B2 (ja) 製函装置
EP1334910B1 (en) Packaging machine
US3393494A (en) Packaging machine
US6732489B1 (en) Carton flap folding method and apparatus
EP1068947A1 (en) Method and apparatus for automatically forming cardboard boxes from a flat unfinished board