JP2002011612A - 転削工具 - Google Patents
転削工具Info
- Publication number
- JP2002011612A JP2002011612A JP2000189705A JP2000189705A JP2002011612A JP 2002011612 A JP2002011612 A JP 2002011612A JP 2000189705 A JP2000189705 A JP 2000189705A JP 2000189705 A JP2000189705 A JP 2000189705A JP 2002011612 A JP2002011612 A JP 2002011612A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cartridge
- tool
- mounting groove
- section
- tool body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Milling Processes (AREA)
Abstract
機構で、高速切削条件下でも遠心力による構成部品の飛
び出し防止策のとられた転削工具を提供する。 【解決手段】、工具本体1の先端から後端に向かう止ま
り溝であってアリ溝状に形成された取付溝4に、略同形
同大の断面形状を有するカートリッジを嵌挿するととも
に、カートリッジ3の後端面11と取付溝4の後壁面1
0との関係においても、開口部が幅狭となる台形状断面
をもつ空間を形成させ、これと略同一断面を有する楔部
品12によってカートリッジ3の後端面11を支持す
る。さらに、工具保体1の材料をアルミニウム合金とす
る。
Description
する転削工具に関するもので、工具本体の材料をアルミ
ニウム合金とすることも容易とする。
ルミニウム合金を使用した従来の転削工具の一例を示し
たものである。工具本体をアルミニウム合金製とする転
削工具は、工具の重量軽減を図ることによって、工具直
径の大きな転削工具であっても取扱が容易であったり、
工作機械の負担を軽くして安定した高速切削ができるこ
とを狙いとするものであり、切削抵抗の小さなアルミニ
ウムの切削や鋳鉄の仕上げ削りなどで一部実用されてい
る。
で、使用領域が軽切削に限定されてはいても、切刃チッ
プまわりは鋼材として工具の耐久性を保つ必要がある。
この事例では、切刃チップ14はカートリッジ3に装着
され、カートリッジ3が工具本体1に装着されている。
このとき、カートリッジ3の底面6および背面8の2壁
面が工具本体1と当接し、カートリッジ3の回転方向前
面9は切屑ポケット5となる空間となっている。一方、
カートリッジ3の長軸方向については、切削の背分力を
受け止めることができるように、カートリッジ3に螺合
された調整ボルト18の先端が工具本体1と当たる面を
鋼製の突当て板19としている。そして、取付ボルト1
7でもって、カートリッジ3が固定される。
注意しなければならないことの一つは、切刃チップや構
成部品の遠心力による飛散という、安全に関わる問題で
ある。前記カートリッジの例では、カートリッジは取付
ボルトによるねじ止めとなっているので、緩んで飛び散
ることは、通常は考えにくい。しかしながら、万一取付
ボルトが損傷した場合を想定して対策を講じておくこと
は有効である。
意味では、カートリッジに螺合された調整ボルトの安全
性は高いが、切刃チップの調整量は、調整ボルトのねじ
ピッチがそのまま移動量となって反映されるので、必ず
しも微調整に最適するものでない。これを、ねじと楔作
用とを組み合わせた調整機構とすれば、ねじの動きが楔
の動きに変換されるので、僅かな微調整が可能となる。
ところが一方では、部品の飛散問題が新たに生じること
となる。さらに別の問題として、前記の如き調整ボルト
は、カートリッジの背分力が調整ボルト頭部の狭い範囲
に集中してかかるために、アルミニウム合金製の突当て
面では凹みなどの変形が起きやすいという問題があっ
た。
課題を解決するためになされたもので、円筒状をなす工
具本体の先端外周縁に沿って、切刃チップを保持したカ
ートリッジが装着されてなる転削工具において、前記カ
ートリッジは底面が幅広で上面が幅狭となる台形状断面
を有し、これと同一断面を有して工具本体の先端から後
端に向かい止まり溝となるアリ溝状の取付溝に、前記カ
ートリッジが嵌挿されるとともに、このカートリッジの
後端面側にも、前記取付溝の後壁面との間に開口部が幅
狭となる台形状断面をもつ空間を形成させ、これと略同
一断面を有する楔部品によって、前記カートリッジの後
端面が支持されることを特徴とする。さらに、前記工具
本体の材料はアルミニウム合金であることを特徴とする
ものである。
に口元が幅狭となるアリ溝状の取付溝を採用して、カー
トリッジの取付ボルトの万一の不具合によっても決して
飛び出さない構造としたものである。また楔部品は、カ
ートリッジの長軸方向の位置を微調整して切刃チップの
正面振れを調整をするものであり、優れた操作性を有す
るために採用されたものであるが、浮き上がった不安定
な状態のまま使用され、堅固に締め付けられた状態にな
い。本発明は、このような楔部品についても、前記と同
様のアリ溝状の空間の中に納めることでもって、飛び出
し防止策としている。そして、カートリッジの背分力は
楔部品の平面全体で受けるようになるので力が分散し、
当該部分をアルミニウム合金としても、変形なく支持で
きるようになる。
いて、図を参照しながら説明する。図1〜図3におい
て、本転削工具の工具本体1は、工作機械に取り付ける
際の取付穴2が中心部に穿設された円筒体を有してい
る。その先端外周縁には、カートリッジ3が装着される
複数の取付溝4が配設され、その回転方向前方には切屑
ポケット5が設けられている。
向に向かう止まり溝に形成される。取付溝4の横断面
は、工具本体1の外周開口側が幅狭となるアリ溝状とな
っている。この取付溝4にカートリッジ3が嵌挿され
る。カートリッジ3は、底面6が幅広で上面7が幅狭と
なる台形状断面を有するもので、前記取付溝4とほぼ同
形同大の断面形状のものである。カートリッジ3は、背
面8および前面9が取付溝4に拘束されるので、工具本
体1の外周方向に抜け出ることはない。
リッジ3の後端面11との間で、やはり開口部が幅狭と
なる台形断面状の空間を形成し、この空間の中に、同じ
ような台形断面を有する楔部品12が収められる。楔部
品12は、両端が左右勝手にねじ切りされた調整ねじ1
3によって、工具本体1と螺合している。調整ねじ13
を操作することにより、楔部品12が浮き沈みする際の
楔作用により、カートリッジ3の長軸方向の位置調整が
行われる。
4が装着される。本事例では、切刃チップ14は、取付
穴に挿入された締付ねじ15によって固定されている
が、ろう付け接合による固定であっても構わない。な
お、高速切削用途であることから、切刃チップ14の切
刃部には焼結ダイヤモンド16などの超高圧焼結体チッ
プが使用されている。そして、切刃チップ14の振れ調
整が済んでから、取付ボルト17によってカートリッジ
3が工具本体1に締付け固定される。
て、工具本体1の材料をそのままアルミニウム合金にて
形成することができる。
の開口が幅狭となった取付溝に拘束されて、カートリッ
ジが飛び出すことがない。そしてそのカートリッジの後
端面と取付溝の後壁面との間でも開口が幅狭となる空間
を形成して、調整用の楔部品をその中に収納しているの
で、楔部品の飛び出しもない。調整機構に楔部品を採用
したことにより、カートリッジの微調整の操作性に優
れ、また、背分力を平面で受けるようになるので、工具
本体の材料をアルミニウム合金としても変形を受けにく
い。よって、高速切削に好適する転削工具が提供できる
ようになる。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒状をなす工具本体の先端外周縁に沿
って、切刃チップを保持したカートリッジが装着されて
なる転削工具において、前記カートリッジは底面が幅広
で上面が幅狭となる台形状断面を有し、これと同一断面
を有して工具本体の先端から後端に向かい止まり溝とな
るアリ溝状の取付溝に、前記カートリッジが嵌挿される
とともに、このカートリッジの後端面側にも、前記取付
溝の後壁面との間に開口部が幅狭となる台形状断面をも
つ空間を形成させ、これと略同一断面を有する楔部品に
よって、前記カートリッジの後端面が支持されることを
特徴とする転削工具。 - 【請求項2】 前記工具本体の材料はアルミニウム合金
であることを特徴とする請求項1に記載の転削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000189705A JP2002011612A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 転削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000189705A JP2002011612A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 転削工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002011612A true JP2002011612A (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=18689302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000189705A Pending JP2002011612A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 転削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002011612A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130195569A1 (en) * | 2012-01-31 | 2013-08-01 | Christoph Gey | Modular cutting insert and method of making same |
JP2013202767A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Mitsubishi Materials Corp | 切削工具 |
US9700944B2 (en) | 2012-01-31 | 2017-07-11 | Kennametal Inc. | Tool head for a modular shank tool |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912515U (ja) * | 1982-07-13 | 1984-01-26 | 東芝タンガロイ株式会社 | 正面フライス |
JPS60186311A (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-21 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | 仕上げ用の正面フライス |
JPH0938819A (ja) * | 1995-07-26 | 1997-02-10 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | 正面フライス |
JPH11277306A (ja) * | 1998-03-26 | 1999-10-12 | Mitsubishi Materials Corp | 転削工具 |
JPH11514587A (ja) * | 1995-11-02 | 1999-12-14 | サンドビック アクティエボラーグ | フライス工具 |
-
2000
- 2000-06-23 JP JP2000189705A patent/JP2002011612A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912515U (ja) * | 1982-07-13 | 1984-01-26 | 東芝タンガロイ株式会社 | 正面フライス |
JPS60186311A (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-21 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | 仕上げ用の正面フライス |
JPH0938819A (ja) * | 1995-07-26 | 1997-02-10 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | 正面フライス |
JPH11514587A (ja) * | 1995-11-02 | 1999-12-14 | サンドビック アクティエボラーグ | フライス工具 |
JPH11277306A (ja) * | 1998-03-26 | 1999-10-12 | Mitsubishi Materials Corp | 転削工具 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130195569A1 (en) * | 2012-01-31 | 2013-08-01 | Christoph Gey | Modular cutting insert and method of making same |
US8696264B2 (en) * | 2012-01-31 | 2014-04-15 | Kennametal Inc. | Modular cutting insert and method of making same |
US9440294B2 (en) | 2012-01-31 | 2016-09-13 | Kennametal Inc. | Modular cutting insert and method of making same |
US9700944B2 (en) | 2012-01-31 | 2017-07-11 | Kennametal Inc. | Tool head for a modular shank tool |
JP2013202767A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Mitsubishi Materials Corp | 切削工具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6896450B2 (en) | Machine reamer and reaming head for a machine reamer | |
US4293252A (en) | Drill bit | |
JP2001293605A (ja) | 穿孔工具 | |
JP4399150B2 (ja) | スローアウェイチップを有する切削工具 | |
EP1526293B1 (en) | Pair of threaded members | |
KR100695661B1 (ko) | 회전 절삭 공구와 스로어웨이 팁 | |
JP4430956B2 (ja) | カッターボディおよび回転工具、並びに回転工具の組立方法 | |
JP4148779B2 (ja) | 輪郭旋削工具 | |
CA2124802A1 (en) | A lathe tool | |
US20130071196A1 (en) | Reamer for machining a workpiece by chip removal | |
US5022795A (en) | Cutting rotor | |
JP6808540B2 (ja) | ポリゴン加工用工具 | |
JP2002011612A (ja) | 転削工具 | |
JP2005329509A (ja) | 切削工具 | |
US7325473B2 (en) | Saw blade guide and components therefor | |
US3138997A (en) | Mounting and centering devices for milling cutters | |
US5397204A (en) | Tool for engraving machines | |
US6186199B1 (en) | Milling tool for machining workpieces of wood, a derived timer product, a plastic material, etc. | |
JP2006136970A (ja) | 外径微調整式ボーリングバー | |
US6889589B1 (en) | Saw blade guide and components therefor | |
JPS59166419A (ja) | 機械用アジヤスタブルリ−マ | |
JP5287120B2 (ja) | スローアウェイ式回転工具、スローアウェイ式回転工具用の工具本体およびスローアウェイチップのクランプ機構 | |
KR20030020988A (ko) | 절삭 공구 조립체 | |
JP2005103708A (ja) | 刃振れ調整機構付き回転切削工具 | |
JP2006198749A (ja) | スローアウェイ式転削工具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100209 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100824 |