JP2002011611A - テーパネックエンドミル - Google Patents

テーパネックエンドミル

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JP2002011611A
JP2002011611A JP2000195440A JP2000195440A JP2002011611A JP 2002011611 A JP2002011611 A JP 2002011611A JP 2000195440 A JP2000195440 A JP 2000195440A JP 2000195440 A JP2000195440 A JP 2000195440A JP 2002011611 A JP2002011611 A JP 2002011611A
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JP
Japan
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neck
end mill
length
blade
tapered
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000195440A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryosuke Okanishi
良祐 岡西
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Moldino Tool Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Tool Engineering Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2265/00Details of general geometric configurations
    • B23C2265/08Conical

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型の深部加工等において工具突き出し量を
長くして用いるテーパネックエンドミルであって、ビビ
リ等の振動に強く、耐折損性が改善されたテーパネック
エンドミルを提供することを目的とする。 【構成】 金型の深部加工等に用いるテーパ状の首部を
有するテーパネックエンドミルにおいて、該エンドミル
の首下長さが刃径の10倍以上で、且つ、外周刃の延長
上に当たる切り上がり部の長さを有効刃長の0.3〜3
倍にしたことを特徴とするテーパネックエンドミル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、金型の深部加工等に
用いるテーパネックエンドミルの改良に関し、更に詳し
くは、ビビリ等の振動や耐折損性を改善したテーパネッ
クエンドミルに関する。
【0002】
【従来の技術】金型には、深く窪んだ形状のものや加工
高低差が非常に大きいものがある。例えば、キャビティ
型の底部の隅部削り残し加工や製品側の補強部に相対す
る溝の加工等の深部加工があり、工具自体またはホルダ
が被削材に干渉しない様、通常のエンドミルに比べ、工
具突き出し量を長くして加工を行う。このため、直線状
の長い首部を有するエンドミルやテーパ状の長い首部を
有するエンドミル(以下、テーパネックエンドミルと称
する。)が用いられ、切削加工時の切削抵抗によるたわ
みが大きくなり、ビビリ等の振動が発生し易くなる。工
具剛性面では、直線状の首部のものより、テーパ状の首
部のものが優れるが十分でない。
【0003】テーパネックエンドミルの刃型を改良した
例として、特開2000−117522号公報に示され
ているボールエンドミルがあり、切れ刃の強度と切れ味
を向上させることにより、工具突き出し量を長くした場
合でも振動を可及的に抑えることができ、切れ刃のチッ
ピングや欠け等を抑制して切削寿命を延長することがで
きるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、キャビティ型の深い底部の隅部削り残し加工や製品
側の補強部に相対する部位の溝の加工等の深部加工で
は、工具自体またはホルダーが被削材に干渉するため、
工具突き出し量は工具径の10倍以上、深いものになる
と100倍程度のものまであり、切れ刃形状だけではビ
ビリ等の振動は抑制できず、また、特に小径品において
は刃部と首部の繋ぎ目で折損に至る場合も多かった。こ
のため、切れ刃形状もさることながら、長い工具突き出
し量に耐えうる工具自体の剛性と、耐折損性を考慮した
工具の全体構成に課題があった。
【0005】
【本発明の目的】本発明は以上のような背景をもとにな
されたものであり、金型の深部加工等において工具突き
出し量を長くして用いるテーパネックエンドミルであっ
て、ビビリ等の振動に強く、耐折損性が改善されたテー
パネックエンドミルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、本願発明で
は、金型の深部加工等に用いるテーパ状の首部を有する
テーパネックエンドミルにおいて、該エンドミルの首下
長さが刃径の10倍以上で、且つ、切り上がり部の長さ
を有効刃長の0.3〜3倍にしたことを特徴とするテー
パネックエンドミルである。本願発明の実施の態様とし
て、刃部、首部に渡り、首下長さの50%以上を硬質被
膜、耐熱被膜又は潤滑被膜を被覆し、圧縮応力を付与し
ても良い。また、該首部のテーパ形状を工具軸断面視で
凹状に湾曲させたり、心厚を工具先端側から首部方向に
漸次大きく設けても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】第1に、切り上がり部の長さは、
従来より工具剛性面から可能な限り短くすることが良い
とされていた。しかしながら、切り上がり部の長さは、
工具軸方向の工具軸直角断面積の変化量に関連し、切り
上がり部の長さを短くすることは該変化量が切り上がり
部において大きくなることを意味する。従来技術で取り
上げた公報では、図2〜図4のように全く設けておら
ず、刃部3から首部5に繋がる部位には切り上がり部が
記載されていない。この切り上がり部は、切削において
発生する切削応力が集中し易く、折損につながる。特に
テーパネックエンドミルの場合、首径が漸次大きくなる
ため、該変化量も極端に大きくなり、更に折損し易くな
る。これにより、本願発明では、工具剛性に問題が生じ
ない程度に切り上がり部の長さを該有効刃長の0.3〜
3倍に長くしたものである。更に好ましくは、この部位
における工具剛性は、あまり問題にされないため、切り
上がり部の長さを該有効刃長の1〜3倍にすることが望
ましい。
【0008】第2に、刃部先端部から首部に渡り、首下
長さの50%以上の長さの部位まで、残留圧縮応力を有
する硬質被膜、耐熱被膜又は潤滑被膜を被覆する。特
に、首部を被覆することにより、首部に付与される残留
圧縮応力を高めることができる。切削時の刃部に加わる
力は、首部を曲げようとする方向に作用するため、圧縮
応力を付与しておくことにより、首部の振動に対し強め
ることができる。また、切れ刃の耐摩耗性、耐熱性又は
潤滑性を向上させることはいうまでもない。
【0009】第3に、該首部はテーパ状としたが、シャ
ンク径、刃径を段差部を有しないように設けるものであ
り、その断面は略円形であるが、該首部のテーパを角度
的に一定とせずに、該エンドミルの正面視でシャンク側
に向かうに従い凹状に湾曲させることにより、工具軸直
角断面積の変化量を更に小さくでき、耐折損性を向上す
ることができる。
【0010】第4に、心厚を工具先端側から首部方向に
漸次大きく設けることにより、外周刃溝の切り上がり部
との段差をより小さくすることができ、折損を抑制で
き、工具剛性面と耐折損性ともに向上することができ
る。更に、工具剛性面から見れば有効刃長はできる限り
短い方が優位ではあるが、実際の加工では、外周刃まで
使用する加工や切り屑排出性を考慮しなければならない
溝切削等もあるため、最小限必要な有効刃長の範囲とし
て、工具刃径の1〜3倍とした。
【0011】ここで、工具先端部形状がスケア刃の他、
回転軌跡が半球状となるボール刃、エンド刃先部にコー
ナRを設けたラジアス刃等において、上記作用が得ら
れ、本発明の範疇であることはいうまでもない。以下、
実施例に基づき本発明を具体的に説明する。
【0012】
【実施例】図1に示す様な、超微粒子超硬合金製で刃径
D=2mm(刃先R=1mm)、有効刃長?=3mm、
首部は片角で1°のテーパ状とし、首部長さ?1=20
mm、刃数2枚刃のテーパネックボ−ルエンドミルを用
いて、切り上がり部の長さ?0を1mm、2mm、5m
m、10mm、15mmとし、刃部、首部ほぼ全域にT
iAlN膜を2μm被覆し、各5本製作した。切削試験
は、被削材S50C(HRC23)、傾斜角1°の縦壁
を有する底隅部の削り残し加工で、エアブローを用いた
乾式切削とし、回転数10000回転/min、送り速
度2m/minで行い、切削状態、特に振動について観
察した。比較例である切り上がり部の長さ?0が1mm
では、テストした5本とも、切削初期に刃部と首部の繋
ぎ部より折損した。本発明例である切り上がり部の長さ
?0が2、5、10mmのものは、振動が小さく、良好
に切削でき、切削長50mのところで、切り上がり部の
長さが2mmのもの1本だけが折損により寿命となっ
た。また、比較例である切り上がり部の長さ?0が15
mmのものは、剛性不足のため、切削初期より振動が激
しく、チッピングを発生したため、切削初期でテストを
中止した。
【0013】次に、先の実施例で用いた切り上がり部の
長さ?=5mmのエンドミルを用いて被膜のみを変更
し、同じ諸元で試験を行った。被膜は、前記TiAlN
系膜(残留圧縮応力=2GPa)の他に、応力を高めた
例(残留圧縮応力=3GPa)と、残留応力の小さいT
iN膜(残留圧縮応力=0.5GPa)を製作した。T
iN膜を被覆した例では、残留する圧縮応力が小さいた
め、振動がややおおくなったものの、チッピング等は認
められず正常な摩耗であった。また、残留圧縮応力を3
GPaに高めた例では、切削長50mまで正常に切削で
き振動も小さくなった。
【0014】更に、先の実施例中の切り上がり部の長さ
?=5mm、TiAlN系膜(残留圧縮応力=2GP
a)のエンドミルを用いて、被覆する部位を変更し、同
じ諸元で試験を行った。被覆は、刃部のみ、刃部と首部
の略下半分、刃部・首部全体に行った3種類のものを製
作した。3例ともチッピング、折損はなく正常に切削で
きたが、振動は、刃部のみのものはやや大きく、全体を
被覆したものは小さく、良好な切削ができた。
【0015】更に、上記本発明品において、図3、図4
に示すように、外周刃部の刃溝をテーパフルートにし、
心厚を首部方向に漸次大きくすることにより、外周刃溝
の切り上がり部とを、更に滑らかにつなぐことができ、
工具軸直角断面積の変化量が更に小さくでき、更に、図
5に示すように、テーパ状の首部を僅かに凹状に湾曲さ
せたことにより、工具軸直角断面積の変化量を更に小さ
くでき、耐折損性をたかめることができる。
【0016】
【発明の効果】以上の結果から、本願発明を適用するこ
とにより、工具突き出し量を長くして用いるテーパネッ
クエンドミルにおいて、ビビリ等の振動に強くなり、耐
折損性が改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例の側面図を示す。
【図2】図2は、図1の部分断面図を含む刃部拡大図を
示す。
【図3】図3は、本発明の他の実施例の部分断面図を含
む刃部拡大図を示す。
【図4】図4は、本発明の他の実施例の部分断面図を含
む刃部拡大図を示す。
【図5】図5は、本発明の他の実施例の側面図を示す。
【符号の説明】
1 刃部 2 首部 3 切り上がり部 4 シャンク部 5 外周切れ刃 D 刃径 d 心厚 α 首部片角 l 有効刃長 l 切り上がり長さ l 首長 l 首下長 l シャンク長

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型の深部加工等に用いるテーパ状の首
    部を有するテーパネックエンドミルにおいて、該エンド
    ミルの首下長さが刃径の10倍以上で、且つ、外周刃の
    延長上に当たる切り上がり部の長さを有効刃長の0.3
    〜3倍にしたことを特徴とするテーパネックエンドミ
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテーパネックエンドミル
    において、刃部、首部に渡り、首下長さの50%以上を
    硬質被膜、耐熱被膜又は潤滑被膜を被覆したことを特徴
    とするテーパネックエンドミル。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2記載のテーパネックエン
    ドミルにおいて、該首部のテーパ形状を側面視で凹状に
    湾曲させたことを特徴とするテーパネックエンドミル。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載のテーパネックエン
    ドミルにおいて、心厚が工具先端側から首部方向に漸次
    大きくしたことを特徴とするテーパネックエンドミル。
JP2000195440A 2000-06-29 2000-06-29 テーパネックエンドミル Pending JP2002011611A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005279899A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Mitsubishi Materials Kobe Tools Corp エンドミル
JP2007260856A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Hitachi Tool Engineering Ltd 被覆小径工具及びその製造方法
CN102672245A (zh) * 2012-05-14 2012-09-19 深圳市金洲精工科技股份有限公司 一种微型钻头及其加工方法
CN109551027A (zh) * 2019-01-07 2019-04-02 哈尔滨理工大学 关于陡立面模具加工的球头铣刀

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