JP2002011589A - レーザ加工用マスクとその製造方法、製造装置、及びレーザアブレーション加工装置、並びに該マスクを用いて製作した画像表示装置 - Google Patents

レーザ加工用マスクとその製造方法、製造装置、及びレーザアブレーション加工装置、並びに該マスクを用いて製作した画像表示装置

Info

Publication number
JP2002011589A
JP2002011589A JP2000200092A JP2000200092A JP2002011589A JP 2002011589 A JP2002011589 A JP 2002011589A JP 2000200092 A JP2000200092 A JP 2000200092A JP 2000200092 A JP2000200092 A JP 2000200092A JP 2002011589 A JP2002011589 A JP 2002011589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
laser
light
laser beam
protective layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000200092A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Terabayashi
隆夫 寺林
Masahito Ijuin
正仁 伊集院
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Plasma Display Ltd
Original Assignee
Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd
Priority to JP2000200092A priority Critical patent/JP2002011589A/ja
Publication of JP2002011589A publication Critical patent/JP2002011589A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高耐久性のレーザアブレーション用マスクを低
コストで提供する。 【解決手段】透光性基板2に、入射レーザ光を透過させ
るための第1の領域と、不均一な凹凸状に粗化され該凹
凸状部でのレーザ光の散乱によりレーザ光の透過量が減
るようにした第2の領域3と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマスクプロジェクシ
ョンによる材料表面加工用の光学マスクに係り、特にレ
ーザアブレーション加工用の高耐久性のマスク技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】レーザアブレーションにより材料の表面
を部分的に除去する方法は電子部品材料の加工にしばし
ば用いられる。この方法には、ビーム断面を所定の形状
寸法に成形したレーザ光で試料表面を直接描画する方
法、試料表面に密接して設けた高レーザ耐久性の保護層
の一部に開口を形成し、そこにレーザを照射して開口部
越しに試料表面を加工した後、保護膜を除去する方法、
いわゆるコンフォーマルマスク法、高いレーザ光を部分
的に不透過とするためのパターンを有する光学マスクを
準備し、その像をレンズを用いて試料表面に光学的に投
影することで、試料表面をマスクパターンに倣った形状
に加工する方法、いわゆるマスクプロジェクション法な
どがある。通常、半導体や電子部品の加工には紫外レー
ザを用いたマスクプロジェクション法がしばしば用いら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】紫外レーザによるマス
クプロジェクション加工法は試料面に微細なパターンを
能率良くパターニングするのに適した方法であり、紫外
線露光のように照射光のエネルギー密度が低い場合はマ
スクも繰り返し使用できるため経済性も比較的優れてい
る。しかしながら、例えばレーザアブレーションのよう
にエネルギー密度の高いレーザ光を用いて試料表面を除
去加工する場合には、縮小投影方式の場合でもマスク面
に比較的エネルギー密度の高いレーザ光が照射されるた
め、マスクの寿命が短いという問題がある。このため長
寿命マスクの開発はレーザアブレーションにおける重要
な課題である。一般的には透光性基板の表面に、例えば
クロムやアルミニウムなどの金属薄膜層を鏡面状態で形
成し、これをパターニングする、いわゆる金属反射マス
クが主流である。しかしながら、金属の場合、表面が鏡
面状態であってもレーザ光、特に紫外レーザ光を吸収す
る性質があるため、金属薄膜層が損傷を受けたり、剥離
したりし易く、寿命が短い。従って、アブレーションの
ように高エネルギー密度を扱う場合には適していない。
この高エネルギー密度に対応する技術として、透光性基
板の表面に誘電体多層膜を形成し、これをパターニング
する、いわゆる誘電体マスクも提案されている。このマ
スクはレーザ耐久性に極めて優れているが、パターニン
グに特殊技術が必要とされる上に、無欠陥化も難しくか
つ製造コストも高いという欠点がある。
【0004】一方、耐久性があって、しかも比較的簡単
に製作できるレーザアブレーション加工用マスクとして
は、例えば特開平7−281415号公報に記載されて
いるものがある。これは透光性基板の表面を化学エッチ
ングにより局部的に粗化し、この粗化部で入射レーザ光
を散乱させるものである。しかし、散乱したレーザ光は
コヒーレンシーが悪く、試料面に到達しても結像しない
ためエネルギー密度が小さく、加工に寄与しない。ま
た、化学エッチングの場合は、粗化部がほぼ一様にエッ
チングされるため、強いレーザ光を十分散乱させるよう
に粗化の程度を制御するのが困難である。本発明が解決
しようとする課題点は、高エネルギー密度のレーザ光に
対しても耐久性のあるマスクの実現にある。本発明の目
的は、上記課題点を解決し、従来技術をさらに改善した
レーザアブレーション加工用マスク技術を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題点を解決するた
めに、本発明では、 1)透光性基板に、入射レーザ光を透過させるための第
1の領域と、不均一な凹凸状に粗化され該凹凸状部での
レーザ光の散乱によりレーザ光の透過量が減るようにし
た第2の領域と、を備えた構成とする。 2)上記1)において、上記第2の領域を、サンドブラ
スト法で粗化面が形成され該粗化面の表面粗さが十点平
均粗さで略0.5〜7μmRzの範囲にある構成とす
る。 3)上記1)において、少なくとも上記第1の領域に反
射防止膜を有する構成とする。 4)上記1)において、上記第2の領域を、レーザ光の
直接透過率が略67%、または、間接透過率が略2%以
下である構成とする。 5)透光性基板に保護層を設ける工程と、該保護層に所
定のパターンで開口を設ける工程と、該保護層をマスク
とし該開口を通してサンドブラスト法により該透光性基
板の一部の表面を粗化する工程と、上記保護層を該透光
性基板から除去する工程と、を経てレーザ加工用マスク
を製作する。 6)レーザ加工用マスクの製造装置を、透光性基板に保
護層を設ける手段と、該保護層に所定のパターンで開口
を設ける手段と、該保護層をマスクとし該開口を通して
サンドブラスト法により該透光性基板の一部の表面を粗
化する手段と、上記保護層を該透光性基板から除去する
手段と、を備えた構成とする。 7)レーザアブレーション加工装置を、上記1)から
4)のいずれかに記載のレーザ加工用マスクを用いて構
成する。 8)画像表示装置を、上記1)から4)のいずれかに記
載のレーザ加工用マスクを用いたレーザアブレーション
加工により製作した表示部を備える構成とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき図面
を用いて説明する。図1は、本発明によるマスクの断面
を模式的に示したものである。図1において、1はマス
ク本体、2はガラス基板、3は基板表面に形成された粗
化部、4は該粗化部3と該ガラス基板2の表面との段差
△hを示す。図2は図1のマスクにレーザ光が入射した
ときの状態を示したものである。図2において、5はレ
ーザ光を示す。基板面に入射したレーザ光5は、この粗
化部3において、一部は反射し、一部は透過しかつ散乱
して方向を変える。なお、図2はマスク面である粗化面
を基板のレーザ光出射側に設けた例であるが、粗化面は
基板のレーザ光入射側に設けてもよい。該粗化面をレー
ザ光出射側に設ける構成では基板の板厚分の光学的補正
を不要にできる。図3は、図1に示す本発明のマスクを
製造する製造工程の例を示したものである。透光性基板
の表面に、機械的衝撃に強くかつ感光性を有する樹脂に
よる保護層を形成し(図3(b))、露光・現像により
この保護層に所定のパターンを形成する(図3
(c))。次に、サンドブラスト法によりこの基板表面
に微細な研磨砥粒を吹き付け、保護層で覆われていない
透光性基板の表面を研磨砥粒の運動量により微視的に破
壊する(図3(d))。これによって、表面にある程度
の大きさを持ったファセットを一様に形成する。その
後、保護層を剥離する(図3(e))。以上により、局
部的に不透過部を有する光学マスクが得られる。ファセ
ットの大きさは吹き付ける研磨砥粒のサイズと吹き付け
時間及び圧力により制御できる。図3において、6は保
護レジスト膜、7は露光・現像によって保護レジスト膜
6に形成された開口部、8は研磨砥粒ジェットである。
保護レジスト膜6としては例えば厚さ25μm程度のア
クリル系ドライフィルムレジストを、また、透光性基板
には合成石英ガラスを用いる。保護レジスト膜6をガラ
ス基板2の表面にラミネータ(図示せず)により貼り付
け、次いで露光・現像により開口7を所望のパターンで
形成する。次に、研磨砥粒を保護レジスト膜の開口部越
しに吹き付ける(研磨砥粒ジェット8)方法、いわゆる
サンドブラスト法によって、ガラス表面を、微小単位で
破壊し粗化する。該粗化の程度は吹き付ける研磨砥粒の
サイズと吹き付け時間及び圧力により制御できる。その
後、保護レジスト膜6を剥離してマスク1が完成され
る。
【0007】次に、本発明のマスクにおける粗化の程度
とレーザ透過率の関係について説明する。図4は直接透
過率を測定する場合の構成例を示す図である。図4にお
いて、10は本発明のマスクであってサンドブラスト法
により面を粗化した合成石英基板、11はレーザ光を測
定するためのパワーメータ、12はアパーチャ、13は
レーザ光で波長248nmのKrFエキシマレーザ、1
4はリレーレンズ、15はミラー、16は対物レンズで
ある。該リレーレンズ14、該ミラー15、及び該対物
レンズ16で1/5縮小の投影光学系を形成する。この
測定系の構成では、マスクの粗化面で散乱しながら該マ
スクを通過したレーザ光のエネルギーも測定する。これ
を仮に直接透過率と呼ぶ。一方、図5は間接透過率を測
定する場合の構成例を示したものである。この構成で
は、投影光学系越しに透過率を測定することになり、マ
スク面で散乱しフィールドレンズに入射しないレーザ光
は測定されない。仮にこれを間接透過率と呼ぶ。
【0008】図6は、上記方法で実測した直接透過率、
間接透過率と、粗化面の表面粗さRzとの関係を示す図
である。なお、該表面粗さRzは、JISにおいて定義
されている十点平均粗さを示す。図6からも明らかなよ
うに、直接透過率は、表面粗さRzが略0.7〜7.5
μmの範囲ではほぼ一定の略67%である。そして、R
zが略7.5μmより大きくなるにつれ該直接透過率は
次第に低下し、Rzが略13.3μmのときには略58
%まで落ちる。また、Rzが略0.5μmよりも小さく
なるにつれ該透過率は増える傾向にある。一方、間接透
過率は、表面粗さRzが略6.5μm以上の範囲では0
%、該表面粗さRzが略0.7〜3μmの範囲では1%
程度、該表面粗さRzが略0.5μmでは2%程度とな
る。ここで、例えば有機物におけるエキシマレーザアブ
レーションでは、エネルギー密度として、1〜2J/c
2程度の範囲とされる場合が多い。この場合には、仮
に間接透過率を1%とすると、透過するレーザ光のエネ
ルギー密度は0.01〜0.02J/cm2になり、ほ
とんどの有機物のしきい値を越えることはない。また、
仮に間接透過率を2%とした場合は、透過するレーザ光
のエネルギー密度は0.02〜0.04J/cm2程度
となり、材料によっては上限側で例えば波長248nm
のエキシマレーザにおけるしきい値を越える場合があ
る。しかし、このエネルギー密度ではアブレーションレ
ートが極めて小さいので、実用上は問題にならない。無
機物のようにしきい値がより高い材料に対しても同様で
ある。すなわち、表面粗さ0.5μmRz以上の粗化面
を形成しておけばアブレーション用マスクとして十分機
能する。
【0009】透過率を低減化する点からは表面粗さ(粗
化面粗さ)が大きい方が望ましいが、サンドブラスト加
工時に、ドライフィルムパターンエッジに粗さと同程度
の凹凸が形成されるため、マスクのパターン幅が狭い場
合には該エッジの凹凸を無視できなくなることから、表
面粗さ(粗化面粗さ)を大きくする場合は注意が必要で
ある。また、表面粗さが大きいときは段差△hも大きく
なり、該段差の側面部から光が漏れ易い。漏れた光は投
影に悪影響を及ぼすことがある。この光の漏れも、厳密
には加工パターン精度によっても異なるが、表面粗さ
(粗化面粗さ)Rzの上限値を7μm程度に抑えておけ
ば実用上問題にならない。さらに、本発明のマスクは、
ガラス基板等の透光性基板自体をマスクに使用するた
め、耐久性はガラス基板等の透光性基板と同等であり、
例えば合成石英ガラスなどの高品質ガラスを用いるよう
にすれば長寿命化できる。図7は本発明のマスクの他の
実施例を示し、図8はその製造工程を示す。図7及び図
8において、21はマスク全体、22は反射防止膜(通
称ARコート)である。該反射防止膜22は、ガラス表
面での反射によるエネルギー損失を低減するためのもの
で、予めガラス板2の表面に形成される(図8
(a))。該反射防止膜22を予めガラス板の表面に形
成する以外は上記図3の場合と同じ工程(図8(b)〜
(e))によって,該マスク21は製作される。図9
は、プラズマディスプレイ用パネルの前面板に形成され
る透明電極材料を、本発明によるマスクを用いてレーザ
アブレーション加工した場合の結果例である。ここで、
透明電極材料としては、厚さ0.14μmのインジウム
とスズの酸化物であり通称ITOと呼ばれるものを使っ
ている。図9において、23はマスクを透過したレーザ
光によってITOがライン状に除去加工された部分であ
り、24は、マスク表面が粗化されているためレーザ光
が透過しないため、ITOが加工されずに残った部分で
ある。
【0010】また、図10は本発明のマスクを用いてレ
ーザアブレーション加工する加工装置の構成例(実施
例)である。図10において、25は本発明によるマス
ク、26はマスク移動用ステージ、27は1/2縮小投
影光学系、28は表面にITOが成膜された透光性の試
料基板(透明電極材料)、29は試料移動用ステージで
ある。本構成例では、例えば、レーザ光としては波長2
48nmのKrFエキシマレーザを用い、マスク25と
しては、厚さ4mmの合成石英ガラスを粉体粒度表示#
1000のアルミナ粒子によるサンドブラストにより粗
化部の表面粗さ(粗化面粗さ)略2.3μmRz、段差
△h(図1)略2μmとしたものを用いる。図10の構
成において、レーザ光を照射しながら、試料移動用ステ
ージ29を、マスクに形成されたラインパターンと平行
に直線移動させると、マスクに形成されたライン幅の1
/2のライン幅でITO膜24が加工される。ここで、
当該マスクに形成されたラインパターンにはある程度の
長さを持たせてあり、加工中にマスクそのものもライン
パターンと平行に往復動させることで、マスク上の1箇
所へのレーザ光の集中照射が避けられ、該マスクの長寿
命化が可能となる。また、レーザ光のエネルギー密度
は、例えば、該マスクのマスク面で略0.5J/c
2、ITO膜24の表面で略2J/cm2とする。本マ
スクの場合、粗化面粗さの値から見て直接透過率は略6
7%である(図6)が、マスクの粗化面に対応する材料
上のラインパターン以外の部分にはレーザ光は透過しな
い。このため、パターンエッジも高精度に加工でき、例
えば、目標とするライン幅S=100μmに対して、図
9のパターンエッジの凹凸△Sを略1.5μm以下にで
きて、ライン幅精度も実用上問題ないようにできる。ま
た、ポリイミド材料をレーザアブレーション加工する場
合において、例えば、上記と同じマスクを用い、試料面
のエネルギー密度略1J/cm2とした場合も、上記合
成石英ガラスの場合と同様に問題なく加工可能である。
実験的にも、本発明によるマスクはレーザ加工用マスク
として十分機能することを確認した。ガラス基板等の透
光性基板において、入射レーザ光を透過させるための第
1の領域の表面位置と、サンドブラスト法等によって粗
化面が形成される第2の領域の該粗化面の平均粗さ線位
置との段差を、略0.3〜10μmとした場合も、該粗
化面での散乱によりレーザ光の透過量を減らすことがで
き、問題なくレーザアブレーション加工できる。
【0011】なお、特許請求の範囲に記載の発明に関連
した発明で、上記実施例に記載した発明としては、
(1)本発明のレーザ加工用マスクを用いてレーザアブ
レーション加工で製作される表示装置用パネルや、
(2)第1の領域の表面位置と、第2の領域の粗化面の
平均粗さ線位置との段差を略0.3〜10μmとした構
成のレーザ加工用マスク、等がある。また、上記実施例
では粗化面をサンドブラスト法で形成するとしたが、本
発明はこれには限定されず、散乱によりレーザ光の透過
量を減らせるものであればよい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、耐久性の良いレーザ加
工用マスクを簡単にかつ低コストに提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザ加工用マスクの実施例を示
す図である。
【図2】本発明によるマスクのレーザ光遮蔽原理を示す
図である。
【図3】図1のマスクの製造工程を示す図である。
【図4】直接透過率の測定方法を示す図である。
【図5】間接透過率の測定方法を示す図である。
【図6】粗化面粗さと透過率の関係の実測結果例を示す
図である。
【図7】本発明によるレーザ用マスクの実施例を示す図
である。
【図8】図7のマスクの製造工程を示す図である。
【図9】本発明のマスクを用いて加工したパネル用電極
の構成例を示す図である。
【図10】本発明のマスクを用いたレーザアブレーショ
ン加工装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1、21、25…マスク、 2…ガラス基板、 3
…粗化部、4…段差、 5…レーザ光、 6…保護
レジスト膜、 7…開口部、8…研磨砥粒ジェット、
10…全面粗化した合成石英基板、11…パワーメ
ータ、 12…アパーチャ、 13…レーザ光、1
4…リレーレンズ、 15…ミラー、 16…対物
レンズ、22…反射防止膜、 23…レーザ加工され
たラインパターン、24…ITO膜、 26…マスク
移動用ステージ、27…1/2縮小投影光学系、 2
8…試料基板、29…試料移動用ステージ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊集院 正仁 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通日立プラズマディスプレイ株式会 社内 Fターム(参考) 2H095 BB27 BB28 BB31 BC13 BC19 BC26 4E068 CF00 DA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性基板に、入射レーザ光を透過させる
    ための第1の領域と、不均一な凹凸状に粗化され該凹凸
    状部でのレーザ光の散乱によりレーザ光の透過量が減る
    ようにした第2の領域と、を備えたことを特徴とするレ
    ーザ加工用マスク。
  2. 【請求項2】上記第2の領域は、サンドブラスト法で粗
    化面が形成され該粗化面の表面粗さが十点平均粗さで略
    0.5〜7μmRzの範囲にある請求項1に記載のレー
    ザ加工用マスク。
  3. 【請求項3】少なくとも上記第1の領域に反射防止膜を
    有する請求項1に記載のレーザ加工用マスク。
  4. 【請求項4】上記第2の領域は、レーザ光の直接透過率
    が略67%、または、間接透過率が略2%以下である請
    求項1に記載のレーザ加工用マスク。
  5. 【請求項5】透光性基板に保護層を設ける工程と、 該保護層に所定のパターンで開口を設ける工程と、 該保護層をマスクとし該開口を通してサンドブラスト法
    により該透光性基板の一部の表面を粗化する工程と、 上記保護層を該透光性基板から除去する工程と、 を経てレーザ加工用マスクを製作するようにしたことを
    特徴とするレーザ加工用マスクの製造方法。
  6. 【請求項6】透光性基板に保護層を設ける手段と、 該保護層に所定のパターンで開口を設ける手段と、 該保護層をマスクとし該開口を通してサンドブラスト法
    により該透光性基板の一部の表面を粗化する手段と、 上記保護層を該透光性基板から除去する手段と、 を備えたことを特徴とするレーザ加工用マスクの製造装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1から4のいずれかに記載のレーザ
    加工用マスクを用いて構成したことを特徴とするレーザ
    アブレーション加工装置。
  8. 【請求項8】請求項1から4のいずれかに記載のレーザ
    加工用マスクを用いたレーザアブレーション加工により
    製作した表示部を備えて成ることを特徴とする画像表示
    装置。
JP2000200092A 2000-06-28 2000-06-28 レーザ加工用マスクとその製造方法、製造装置、及びレーザアブレーション加工装置、並びに該マスクを用いて製作した画像表示装置 Pending JP2002011589A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000200092A JP2002011589A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 レーザ加工用マスクとその製造方法、製造装置、及びレーザアブレーション加工装置、並びに該マスクを用いて製作した画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000200092A JP2002011589A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 レーザ加工用マスクとその製造方法、製造装置、及びレーザアブレーション加工装置、並びに該マスクを用いて製作した画像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002011589A true JP2002011589A (ja) 2002-01-15

Family

ID=18698009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000200092A Pending JP2002011589A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 レーザ加工用マスクとその製造方法、製造装置、及びレーザアブレーション加工装置、並びに該マスクを用いて製作した画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002011589A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062074A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Seiko Epson Corp 表示パネル、表示パネルのレーザスクライブ方法及び電子機器
CN102063011A (zh) * 2009-11-16 2011-05-18 三星移动显示器株式会社 激光掩膜及使用该激光掩膜的连续横向固化结晶方法
EP2336823A1 (de) * 2009-12-18 2011-06-22 Boegli-Gravures S.A. Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Masken für eine Laseranlage zur Erzeugung von Mikrostrukturen.
US8007963B2 (en) 2009-01-07 2011-08-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Photomask
KR101094305B1 (ko) 2010-02-11 2011-12-19 삼성모바일디스플레이주식회사 레이저 열전사용 마스크 및 이를 이용한 유기전계발광표시장치의 제조방법
JP2013514539A (ja) * 2009-12-18 2013-04-25 ボエグリ − グラビュル ソシエテ アノニム 回折格子を使用して色パターンを生成する方法及びデバイス
JP2019078951A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 トヨタ自動車株式会社 半導体装置の製造方法
US10488749B2 (en) * 2017-03-28 2019-11-26 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Photomask and method of forming the same
CN113625525A (zh) * 2021-08-09 2021-11-09 长鑫存储技术有限公司 光罩及光罩的制备方法

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062074A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Seiko Epson Corp 表示パネル、表示パネルのレーザスクライブ方法及び電子機器
JP4742751B2 (ja) * 2005-08-30 2011-08-10 セイコーエプソン株式会社 表示パネル、表示パネルのレーザスクライブ方法及び電子機器
US8007963B2 (en) 2009-01-07 2011-08-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Photomask
CN102063011A (zh) * 2009-11-16 2011-05-18 三星移动显示器株式会社 激光掩膜及使用该激光掩膜的连续横向固化结晶方法
JP2011109073A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Samsung Mobile Display Co Ltd レーザマスク及びこれを利用した逐次的横方向結晶化方法
TWI472868B (zh) * 2009-11-16 2015-02-11 Samsung Display Co Ltd 雷射光罩及使用其之連續橫向固化結晶之方法
US8507156B2 (en) 2009-11-16 2013-08-13 Samsung Display Co., Ltd. Laser mask and sequential lateral solidification crystallization method using the same
KR101073551B1 (ko) * 2009-11-16 2011-10-17 삼성모바일디스플레이주식회사 레이저 마스크 및 이를 이용한 순차적 측면 고상 결정화 방법
JP2013514539A (ja) * 2009-12-18 2013-04-25 ボエグリ − グラビュル ソシエテ アノニム 回折格子を使用して色パターンを生成する方法及びデバイス
US9140834B2 (en) 2009-12-18 2015-09-22 Boegli-Gravures S.A. Method and device for producing color pattern by means of diffraction gratings
US9939725B2 (en) 2009-12-18 2018-04-10 Boegli-Gravures S.A. Method and device for producing masks for a laser installation
WO2011072409A1 (en) 2009-12-18 2011-06-23 Boegli-Gravures S.A. Method and device for producing masks for a laser installation for the production of microstructures
DE202010018039U1 (de) 2009-12-18 2013-12-02 Boegli-Gravures S.A. Masken und/oder Blenden für eine Laseranlage zur Erzeugung von Mikrostrukturen auf einer Festkörperoberfläche, Mikrostruktur und Vorrichtung zur Herstellung dieser Masken und/oder Blenden sowie dieser Mikrostruktur
RU2580901C2 (ru) * 2009-12-18 2016-04-10 Боэгли-Гравюр С.А. Способ и устройство для изготовления маски для лазерной установки для получения микроструктур
EP2336823A1 (de) * 2009-12-18 2011-06-22 Boegli-Gravures S.A. Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Masken für eine Laseranlage zur Erzeugung von Mikrostrukturen.
CN102687072A (zh) * 2009-12-18 2012-09-19 伯格利-格拉维瑞斯股份有限公司 用于为制造微结构的激光设备制造掩膜的方法和装置
US8785081B2 (en) 2010-02-11 2014-07-22 Samsung Display Co., Ltd. Mask for laser induced thermal imaging and method of fabricating organic electro-luminescence display device using the same
KR101094305B1 (ko) 2010-02-11 2011-12-19 삼성모바일디스플레이주식회사 레이저 열전사용 마스크 및 이를 이용한 유기전계발광표시장치의 제조방법
US10488749B2 (en) * 2017-03-28 2019-11-26 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Photomask and method of forming the same
US11281091B2 (en) 2017-03-28 2022-03-22 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Photomask
JP2019078951A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 トヨタ自動車株式会社 半導体装置の製造方法
JP7031226B2 (ja) 2017-10-26 2022-03-08 株式会社デンソー 半導体装置の製造方法
CN113625525A (zh) * 2021-08-09 2021-11-09 长鑫存储技术有限公司 光罩及光罩的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5387484A (en) Two-sided mask for patterning of materials with electromagnetic radiation
TWI392958B (zh) 微影用防護薄膜組件
KR102303158B1 (ko) 포토리소그래피 프로세스용 어시스트 피처
JP6059695B2 (ja) 光学体の製造方法
JP5158443B2 (ja) 防眩フィルムおよびその製造方法、ならびに金型の製造方法
JP5674292B2 (ja) 防眩フィルムおよびその製造方法、ならびに金型の製造方法
KR20150095198A (ko) 방현 필름
TWI680347B (zh) 光罩基板、光罩基底、光罩、光罩基板之製造方法、光罩之製造方法、及顯示裝置之製造方法
JP2002011589A (ja) レーザ加工用マスクとその製造方法、製造装置、及びレーザアブレーション加工装置、並びに該マスクを用いて製作した画像表示装置
KR20140131518A (ko) 방현 필름
KR101629020B1 (ko) 방현 필름의 제조 방법 및 방현 필름 제작을 위한 금형의 제조 방법
JP2015156003A (ja) 偏光板、光学部材セット及びタッチ入力式画像表示装置
KR20150095197A (ko) 방현 필름
JP2014232159A (ja) 防眩フィルム、防眩フィルム製造用金型及びそれらの製造方法
JP5196352B2 (ja) 防眩フィルムの製造方法、防眩フィルムおよび金型の製造方法
JP2005109091A (ja) 基板保持用真空チャック
TW201610476A (zh) 防眩膜
JP2024001250A (ja) 大型フォトマスク
KR101588460B1 (ko) 금형의 제조 방법 및 방현 필름의 제조 방법
KR20160067142A (ko) 방현 필름
WO2005043242A1 (ja) フォトマスク及び映像デバイスの製造方法
JP2006337321A (ja) 光学スケール、及び、その製造方法
JP4095791B2 (ja) パターンの転写方法とそのフォトマスク
JP5294310B2 (ja) 金型の製造方法および当該方法によって得られた金型を用いた防眩フィルムの製造方法
JP2018189997A (ja) フォトマスク基板、フォトマスクブランク、フォトマスク、フォトマスク基板の製造方法、表示装置の製造方法、フォトマスクのハンドリング方法、及びフォトマスク基板のハンドリング方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070104