JP2002011223A - 景品流通管理システムにおける景品配送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 膨大な個数の景品を簡便に取り扱えるように
する。 【解決手段】 （ａ）カード供給管理拠点１０は、各拠
点から受信した情報に基づいて景品代替用カードの所在
を登録する登録手段を備え、（ｂ）各拠点のうち景品代
替用カードを出庫する拠点は、出庫すべき所定枚数の景
品代替用カードのシリアル番号を読み取る読み取り手段
と、読み取られた景品代替用カードを梱包する梱包手段
と、梱包された景品代替用カードに対して一つの配送パ
ック番号を割り当てる割り当て手段と、配送パック番号
および景品代替用カードのシリアル番号を、カード供給
管理拠点に対して通知する通知手段とを備え、（ｃ）各
拠点のうち景品代替用カードを入庫する拠点は、入庫し
た配送パック番号を読み取る手段とこの読み取られた配
送パック番号をカード供給管理拠点１０に通知する通知
手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、景品流通管理シス
テムにおける景品配送方式に関し、特にパチンコやパチ
スロ等の遊技機の景品として、磁気カードやＩＣカード
等の景品代替用カードを用いた景品流通管理システムに
おける景品配送方式に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、パチンコ店等の娯楽サービスを提
供する遊技場（以下、遊技場拠点という）においては、
客（以下、遊技者という）に貸玉や貸コインを貸し出
し、遊技者はこの貸玉等を使って遊技機を使用し、その
結果得られた勝玉等を遊技場拠点が提供するたばこやお
菓子等の景品と交換していた。また、このような実用的
な景品と異なり、シャープペンシルの芯やライターの石
等の特定の景品（以下、還流形景品という）と交換し、
最寄りの買い入れ所（以下、買入拠点という）に持ち込
むことにより、現金で買い取ってもらうことも行われて
いる。しかし、このようなシャープペンシルの芯等の景
品では、嵩張ったり、遊技者が実際に使用してシステム
内を正確に還流しなかったりするなどの問題があるた
め、特許第２７５５９３０号（特開平９−１３５９５７
号公報）においては、磁気カードやＩＣカードを用いた
還流形景品が提案されている。

【０００３】図１６は、上記公報に開示された四拠点還
流形態による景品流通管理システムを示すブロック図で
ある。同図に示すように、カード供給管理拠点１１０か
らは新規に発行された景品とともに、還流してきた景品
を卸売拠点１２０に販売し、卸売拠点１２０は仕入れた
景品をパチンコ店等の遊技場拠点１３０に卸売りする。
遊技場拠点１３０は遊技者１５０の獲得した勝玉や勝コ
インを所定個数で上述の還流形景品と交換し、遊技者１
５０はこの景品を買入拠点１４０に持ち込むことによ
り、買い取ってもらうことができる。また、買入拠点１
４０はこの買い取った景品を卸売拠点１２０に転売する
ことができ、さらに卸売拠点１２０で買い取られた景品
はカード供給管理拠点１１０に買い取られ、このように
従来においては景品が四拠点を還流するようになってい
た。

【０００４】また、各拠点は上位の拠点に対して発注す
ることにより、不足した景品を補い、すなわち卸売拠点
１２０は、カード供給管理拠点１１０に対して配送を行
い、遊技場拠点１３０は、卸売拠点１２０に対して配送
を行っていた。さらに、各拠点には、景品代替用カード
の記憶内容を読み書きするためのリーダライタが設置さ
れ、各拠点を通過する毎に自己の拠点通過データが記録
されるとともに、前段の拠点通過データが確認され、カ
ードの正当な流通が図られていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊技場
拠点が遊技者に対して発行するカードの総数は、１日当
たり数千枚という膨大な数になるため、従来例では後述
の種々の問題点が生じていた。

【０００６】図１７は、各拠点間を還流する景品の個数
を説明するためのブロック図である。同図に示すよう
に、例えば各都道府県に一箇所のカード供給管理拠点が
設置され、一つの遊技場拠点に対しては通常一つの買入
拠点が存在する。また、一つの卸売拠点に対して通常１
００店程度の遊技場拠点があり、このような卸売拠点は
１０店程度あるものと考えられる。その場合、１店の遊
技場拠点で１日に平均して使用される景品の個数が２０
００枚とすると、カード供給拠点には２０００×１００
×１０＝２００（万枚）という膨大な数の景品が還流す
ることになる。

【０００７】したがって、各拠点に入庫したカードの確
認を行うために、一枚一枚カード情報を読みとっていた
のでは、非常に面倒かつ時間を要するという問題があ
る。また、各拠点から入庫または出庫される景品の情報
をカード供給管理拠点に送る際に、各景品に記録されて
いるシリアル番号を一々送っていたのでは、データ量が
膨大となって通信回線を麻痺させる恐れがある。さら
に、各拠点間においては、通常、梱包ボックス等に所定
枚数ずつ収納された状態でカードを配送するため、カー
ド・シリアル番号を使って入出庫管理を行うのは不便と
いう問題点がある。

【０００８】本発明は、このような課題を解決するため
のものであり、膨大な個数の景品を簡便に取り扱うこと
ができる景品流通管理システムにおける景品配送方式を
提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る景品流通管理システムにおける
景品配送方式は、景品流通管理システムにおける景品配
送方式において、（ａ）カード供給管理拠点は、各拠点
から受信した情報に基づいて景品代替用カードの所在を
登録する登録手段を備え、（ｂ）各拠点のうち景品代替
用カードを出庫する拠点は、出庫すべき所定枚数の景品
代替用カードのシリアル番号を読み取る読み取り手段
と、読み取られた景品代替用カードを梱包する梱包手段
と、梱包された景品代替用カードに対して一つの配送パ
ック番号を割り当てる割り当て手段と、配送パック番号
および景品代替用カードのシリアル番号を、カード供給
管理拠点に対して通知する通知手段とを備え、（ｃ）各
拠点のうち景品代替用カードを入庫する拠点は、入庫し
た配送パック番号を読み取る手段とこの読み取られた配
送パック番号をカード供給管理拠点に通知する通知手段
とを備える。

【００１０】また、本発明はその他の態様として以下に
示す構成も含むものである。すなわち、景品流通管理シ
ステムにおける景品配送方式において、（ａ）カード供
給管理拠点は、各拠点から受信した情報に基づいて景品
代替用カードの所在を登録する登録手段を備える。
（ｂ）各拠点のうち景品代替用カードを出庫する拠点
は、所定枚数の景品代替用カードを梱包する梱包手段
と、梱包された景品代替用カードを出庫する際に、景品
代替用カードのシリアル番号を、カード供給管理拠点に
対して通知する通知手段とを備える。（ｃ）各拠点のう
ち景品代替用カードを入庫する拠点は、入庫した景品代
替用カードに記録されているシリアル番号の少なくとも
一つを読み取る手段と、この読み取られたシリアル番号
をカード供給管理拠点に通知する通知手段とを備える。

【００１１】また、景品代替用カードを出庫する拠点
は、カード供給管理拠点であり、景品代替用カードを入
庫する拠点は、卸売拠点である。景品代替用カードを出
庫する拠点は、卸売拠点であり、景品代替用カードを入
庫する拠点は、遊技場拠点である。景品代替用カードを
出庫する拠点は、買入拠点であり、景品代替用カードを
入庫する拠点は、卸売拠点である。配送パック番号は、
電子媒体に記録される。各拠点には、景品代替用カード
に記録されている情報を読み取るとともに、景品代替用
カードに配送パック番号を記録するリーダライタを備え
ている。リーダライタは、カード供給管理拠点からの指
示に応じて景品代替用カードに配送パック番号を記録す
る。

【００１２】したがって、このように構成することによ
り本発明は、配送パック番号を用いて所定枚数毎に景品
代替用カードを管理するため、入出庫管理が簡便になる
という効果が得られる。

【００１３】

【発明の実施の形態】次に、本発明の一つの実施の形態
について図を用いて説明する。なお、以下においては従
来の四拠点還流形態による景品流通管理システムに代え
て、三拠点還流還流形態による景品流通管理システムに
本発明を適用した例について説明する。三拠点還流形態
による景品流通管理システムは、還流景品を卸売拠点、
遊技場拠点および買入拠点からなる三拠点のみに還流さ
せ、カード供給管理拠点に還流させないため、カード供
給管理拠点におけるカード情報の読み取りの手間を省く
ことができ、また配送費用を削減できる等の様々な利点
がある。もちろん、本発明に係る景品配送方式は、従来
の四拠点還流形態による景品流通管理システムにも適用
することができる。

【００１４】図１は、本発明の一つの実施の形態を示す
ブロック図である。同図に示すように、本システムの構
成は上述の従来例と同様であり、カード供給管理拠点１
０と卸売拠点２０と遊技場拠点３０と買入拠点４０とで
構成されている。遊技者５０は、遊技場拠点３０で交換
した景品代替用カードを買入拠点４０に買い取ってもら
うことができる。一方、本実施の形態は従来例と異なっ
て、カード供給管理拠点１０は新規の景品のみを発行
し、還流景品は卸売拠点２０、遊技場拠点３０および買
入拠点４０からなる三拠点のみを還流し、その結果膨大
な数の景品を、カード供給管理拠点１０に配送する手間
やコストを削減することができる。また、カード供給管
理拠点１０は、各拠点を還流する全てのカードの管理を
行い、各拠点を正規のカードが流通しているか否かをチ
ェックするための真贋情報、リニュアル情報、およびカ
ードの所在の管理を行っている。詳細については後述す
る。

【００１５】ここで、各拠点から出庫される景品代替用
カードは、所定の梱包ボックスに所定枚数ずつ収納され
て出庫され、各梱包ボックスには、カード供給管理拠点
１０によって割り当てられた配送パック番号がバーコー
ド記録されたラベルも一緒に収納される。したがって、
梱包ボックスを受け取った拠点においては、開封した梱
包ボックス内のバーコードを読み取るだけで、梱包ボッ
クス内のカードのシリアル番号を全て把握することがで
きる。もちろん、梱包ボックスの出庫の際には、相手先
の拠点に配送パック番号とそれに対応付けられたカード
・シリアル番号がネットワークを介して予め通知される
ため、受け取った先ではバーコード（配送パック番号）
を読み取るだけで、カード・シリアル番号を知ることが
できるわけである。なお、配送パック番号を用いる代わ
りに各カードに付加されているシリアル番号を用いるこ
ともできる。すなわち、各拠点からカードを出庫する場
合、出庫する全カードのシリアル番号をカード供給管理
拠点１０へ通知しているため、カード供給管理拠点１０
においては入庫した拠点からのカード・シリアル番号の
うちの少なくとも一つを通知してもらえれば、入庫され
た全カードのシリアル番号を知ることができる。

【００１６】図２は、本実施の形態に係るデータ通信を
説明するためのブロック図である。本実施の形態におい
ては、真贋情報等のデータを各拠点に対して一括送信
し、各拠点の記憶装置に記憶保持させ、各拠点毎に真贋
判定ができるようにした。したがって、新しいカードが
持ち込まれるたびに一々カード供給管理拠点１０に問い
合わせる必要がない。また、真贋判定の結果は、閉店後
等の空き時間に一括してカード供給管理拠点１０に送信
することにより（夜間バッチ処理）、少ない通信回線で
大量のデータを送信でき、通信費用の節約にもなる。な
お、通信回線には有線を用いてもよいし、ＰＨＳ等の無
線回線を用いてもよい。また、他の遊技場拠点（遊技場
拠点３０以外の拠点）から景品の持ち込みがあった場合
は、買入拠点４０にはその景品の真贋情報が通知されて
いないため、リアルタイム通信によりカード供給管理拠
点１０に問い合わせて真贋判定を行う。その場合、カー
ド供給管理拠点１０からの指示に応じて買い入れたり、
買い入れを拒否したりする。

【００１７】図３は、図１に係る三拠点還流形態による
景品流通管理システムの詳細を示すブロック図である。
同図に示すように、カード供給管理拠点１０は管理コン
ピュータ１１と梱包機付エンコーダ１２とを備えてい
る。卸売拠点２０は、コンピュータ２１とバーコードリ
ーダ入庫機２２と梱包機付エンコーダ２３と受入機２４
とを備えている。遊技場拠点３０は、コンピュータ３１
とバーコードリーダ入庫機３２と払出機３３とを備えて
いる。買入拠点４０は集計機４１を備えている。このよ
うに各拠点におけるカードは、カード供給管理拠点１０
によって集中管理される。すなわち、各拠点に設置され
たコンピュータ（管理コンピュータ１１、コンピュータ
２１，３１および集計機４１）は、互いにネットワーク
を介して接続されており、真贋情報、入庫情報、出庫情
報、買入情報および払出情報はネットワークを介して送
受信され、これらの情報はカード供給管理拠点１０によ
って一括管理されている。その結果、各拠点を還流する
カードおよび代金の流れ、決済状況を容易に管理するこ
とができ、三拠点還流形態による景品流通管理システム
を容易に実現できる。

【００１８】また、各拠点間を流通するカードは、通常
の物流システムによって搬送され、遊技場拠点３０から
買入拠点４０にかけては遊技者５０によってカードが運
ばれる。買入拠点４０に持ち込まれたカードは、人手に
よって集計機４１にセットされ、カード情報の読み出し
や梱包が行われる。買い取られたカードの対価は人手に
よって遊技者５０に支払われる。もちろん、自動現金支
払機を設置することにより、人手を介さずにカードの買
い取りおよび支払いをするようにしてもよい。

【００１９】ここで、本システムの動作概要について説
明する。図４は、図３に係る三拠点還流形態による景品
流通管理システムの動作を説明するためのシーケンス図
である。まず、カード供給管理拠点１０内の管理コンピ
ュータ１１は、卸売拠点２０からの発注を受けると製造
元から仕入れたカードを、梱包機付エンコーダ１２によ
り所定枚数ずつ梱包ボックス（図示せず）に収納、およ
び封印（所定の封印シールを貼付する）してから、卸売
拠点２０に対して出庫する。このとき各梱包ボックスに
は、配送パック番号の記載（バーコード印字）されたラ
ベルが、景品代替用カードと一緒に梱包される。

【００２０】景品代替用カードは、上述のシャープペン
シルの芯等の代わりに景品として用いられるものであ
り、そのカード・フォーマットは図５に示すとおりであ
る。１，０００や２，０００、５，０００等の度数を示
す券種データと、通過した拠点のコードである拠点コー
ドと、各カードに一意に付された通し番号であるカード
・シリアル番号と、買い入れ可または不可を示す活性／
不活性データと、所定の数値データからなるリニュアル
情報（例えば卸売拠点２０で適宜変更される数値デー
タ、カード情報の更新年月日または時刻を示すデータ、
三拠点を還流した回数を示す還流回数等の何れか一つま
たはこれらの組み合わせ）と、配送パック番号とで構成
されている。活性／不活性データは、通常、不活性に設
定されており、遊技場拠点３０において正常に払い出さ
れる際に払出機３３によって活性にされ、集計機４１に
よってカードが回収されると再び不活性にされる。すな
わち、買い取られたカードが再び買入拠点で買い取られ
ることを防止するための情報である。また、リニュアル
情報は正常に還流したカードであるか否かをチェックす
るための情報であるとともに、この情報に基づいてカー
ドの廃棄時期を知ることもできる。したがって、卸売拠
点２０においてはリニュアル処理が実施され、すなわち
リニュアル情報として還流回数が用いられている場合、
各カードの還流回数は梱包される前に「１」だけインク
リメントされる。４拠点形システムの場合はカード供給
管理拠点１０でリニュアル処理が実施される。なお、景
品代替用カードは、券種データが予め記憶保持され、そ
の表面に券種データに応じた度数が印刷されたものであ
ってもよいし、通常は度数が印刷されておらず、発券時
等に券種データの書き込みおよび度数の印刷が行われる
ものであってもよい。

【００２１】また、各拠点はこの景品代替用カードを出
庫するのと同時に、図６に示す真贋情報をカード供給管
理拠点１０内の管理コンピュータ１１に通知する。この
真贋情報は、配送される景品の真贋を判定する際に用い
られるデータであり、券種データ、拠点データ、カード
・シリアル番号、活性／不活性データ、配送パック番号
で構成される。配送パック番号は、卸売拠点および遊技
場拠点における入庫作業を緩和させるために用いられ、
同一の梱包ボックス内のカードには同一の配送パック番
号が記録され、バーコード化されて梱包ボックス内また
は梱包ボックスの外装に添付される。したがって、各拠
点における入庫の際には、このバーコード（配送パック
番号）を読み込むことにより、入庫した景品の全ての景
品固有データを把握することが可能となり、カードを１
枚ずつリーダライタに通す手間が不要となる。なお、以
上においては、真贋情報として全てのカードについての
情報をカード供給管理拠点１０から各拠点へ通知してい
るが、その代わりに予めカード供給管理拠点１０で把握
している不正カードに関する情報のみを真贋情報として
各拠点へ通知するようにしてもよい。そのようにすれ
ば、各拠点へ通知される真贋情報の情報量が少なくて済
み、通信時間の短縮および通信コストの削減等に効果的
である。

【００２２】卸売拠点２０に入庫した梱包ボックスは、
バーコードリーダ入庫機２２によってバーコードが読み
取られる。このとき予めコンピュータ２１によって受信
された真贋情報と、このバーコードリーダ入庫機２２に
よって読み出された配送パック番号とが一致するか否か
を比較して真贋判定を行う。一致しないときは、誤った
梱包ボックスを入庫したことになるため、その梱包ボッ
クスをカード供給管理拠点１０に対して送り返す。一致
したときは、受け取った梱包ボックスに添付されている
配送パック番号を入庫情報としてカード供給管理拠点１
０に通知する。その結果、カード供給管理拠点１０は梱
包ボックスが卸売拠点２０に到着したことを確認するこ
とができる。

【００２３】その後、卸売拠点２０において、梱包ボッ
クスから開封したカードを、梱包機付エンコーダ２３に
送り、梱包機付エンコーダ２３は新たに配送パック番号
を添付し、カードに拠点通過データを書き込んでから再
度梱包ボックスに梱包し、遊技場拠点３０に出庫する。
また、出庫と同時に、梱包ボックスに付された配送パッ
ク番号とこの配送パック番号に対応付けられたカード・
シリアル番号とを出庫情報として、カード供給管理拠点
１０に送信する。カード供給管理拠点１０は、受信した
出庫情報に基づいて真贋情報を遊技場拠点３０に送信す
る。

【００２４】遊技場拠点３０に入庫した梱包ボックス
は、卸売拠点２０の場合と同様に開封されてからバーコ
ードリーダ入庫機３２によってバーコードが読み取ら
れ、読み取られたバーコード・データ（配送パック番
号）はコンピュータ３１に送信されてから、入庫情報と
してカード供給管理拠点１０に送信される。その後、景
品代替用カードは払出機３３に装填され、遊技者からの
要求に応じて払い出される。その際、払出機３３は、予
め受信した真贋情報とカードに記録されている情報とを
比較して真贋判定を行い、正当なカードのみが遊技者５
０に払い出され、偽造等のおそれのある不良カードは所
定の収納部（図示せず）に収納される。払い出されたカ
ードのシリアル番号等のデータは、払出情報としてコン
ピュータ３１により、カード供給管理拠点１０に送信さ
れる。

【００２５】遊技者５０は、獲得したカードを買入拠点
４０に持ち込むことにより買い取ってもらうことができ
る。買入拠点４０に持ち込まれたカードは、集計機４１
によって券種別に集計されるとともに真贋判定され、そ
の結果得られた買入情報は閉店後等の空き時間に一括し
て管理コンピュータ１１に送信される（夜間バッチ処
理）。集計されたカードは卸売拠点２０に対して転売さ
れ、卸売拠点２０は、買い取ったカードを受入機２４に
よって回収し、還流回数やカードの破損状態等をチェッ
クし、再利用できるようであれば梱包機付エンコーダ２
３に送って再利用する。各カードの還流回数は、梱包さ
れる前に「１」だけインクリメントされる。

【００２６】このように本実施の形態における景品代替
用カードは、卸売拠点２０、遊技場拠点３０および買入
拠点４０の三拠点間を還流し、カード供給管理拠点１０
には景品代替用カードが還流して来ないが、各拠点で得
られた各種の情報（入庫情報、出庫情報、払出情報およ
び買入情報）に基づいてカードの流通状態を正確に把握
することができる。

【００２７】図７は、梱包機付エンコーダ１２の動作を
示すフローチャートである。まず、景品代替用カードに
図５に示した景品固有データを書き込んでから（ステッ
プＳ２１）、この景品固有データと配送パック番号との
関連づけを行う（ステップＳ２２）。すなわち、同一の
梱包ボックスに梱包するカードに対して、同一の配送パ
ック番号を割り当てる。この処理を受注数だけ完了した
ら、割り当てた配送パック番号をバーコード記録したラ
ベルを、カードと一緒に梱包ボックス内に梱包する（ス
テップＳ２３〜Ｓ２５）。もしくは、梱包ボックスの外
装に貼付するようにしてもよい。そして、受注数分の梱
包が完了したら、関連づけを行った景品固有データおよ
び配送パック番号を、管理コンピュータ１１へ送信する
（ステップＳ２７）。その結果、管理コンピュータ１１
は、配送パック番号を基にして、カード・シリアル番号
およびその他の情報を管理できるようになる。

【００２８】図８は、管理コンピュータ１１の動作を示
すフローチャートである。管理コンピュータ１１は、図
１０の手順による配送パック番号とそれに関連づけられ
た景品固有データを、梱包機付エンコーダ１２から受信
するのを待ち（ステップＳ３１）、これらの情報を受信
すると、受信した情報を直ちに卸売拠点２０内のバーコ
ードリーダ入庫機２２に送信する（ステップＳ３２）。

【００２９】図９は、バーコードリーダ入庫機２２の動
作を示すフローチャートである。バーコードリーダ入庫
機２２は、コンピュータ２１を介してカード供給管理拠
点１０から配送パック番号を受信し、さらに景品が入庫
するまで待機する（ステップＳ４１，Ｓ４２）。景品が
入庫すると、入庫した景品に添付されているバーコード
を読み取ることにより配送パック番号を認識し、この配
送パック番号を入庫情報としてカード供給管理拠点１０
内の管理コンピュータ１１に送信する（ステップＳ４
４）。その後、受信した配送パック番号と読み取った配
送パック番号とを比較し、両者が一致すれば景品の入庫
を完了する（ステップＳ４５，Ｓ４６）。一致しないと
きは、間違った景品を入庫したことになるため、カード
供給管理拠点１０に対して景品を送り返す（ステップＳ
４７）。

【００３０】次に、各部の詳細について説明する。図１
０は、梱包機付エンコーダ１２を示すブロック図であ
る。これは景品代替用カードに内蔵されているメモリに
他拠点では書き込むことができない券種データ等の情報
を記録し、その他のデータの初期値をカードに書き込む
発行機としての機能と、卸売拠点へカードを配送するに
あたって複数のカードを束ねて梱包し、配送パック番号
を付与する梱包機としての機能と、カード供給管理拠点
１０から受信した真贋情報に基づいてカードの真贋判定
を行う機能とを兼ね備えた装置である。同図に示すよう
に、梱包機付エンコーダ１２は、カード蓄積部１２ａ
と、非接触リーダライタ６０を有する搬送部１２ｂと、
良カード排出部１２ｃと、不良カード収納部１２ｄと、
梱包部１２ｅと、電源部１２ｇと、制御回路１２ｆと、
制御用のパーソナル・コンピュータ（以下、制御ＰＣと
いう）１２ｈと、外部インタフェース（以下、外部Ｉ／
Ｆという）１２ｉと、バーコード印字部１２ｊとを備え
ている。なお、卸売拠点２０内の梱包機付エンコーダ２
３も同様の構成である。

【００３１】入庫したカードは、一旦カード蓄積部１２
ａに蓄積されてから搬送部１２ｂによって搬送される。
その際に、非接触リーダライタ６０により、記憶内容が
読み出されて還流回数等の条件が満たせば良カード排出
部１２ｃを介して梱包部１２ｅに送られ、上述の梱包ボ
ックスにバーコード印字部１２ｊによって印字されたラ
ベルと一緒に梱包される。一方、還流回数が所定値以上
であったりしてカードの耐久寿命が過ぎているときは、
不良カード収納部１２ｄに送る。また、搬送部１２ｂは
制御回路１２ｆによって駆動制御され、電源部１２ｇか
らの電力供給を受け駆動される。また、制御回路１２ｆ
は制御ＰＣ１２ｈに接続されている。制御ＰＣ１２ｈ
は、外部Ｉ／Ｆを介してＬＡＮ等の通信回線に接続され
ている。したがって、この通信回線を介して制御ＰＣ１
２ｈを制御することにより、カードの梱包を実施するこ
とができる。なお、通信回線の形態はＬＡＮに限らず、
ＷＡＮ、ＩＳＤＮ回線、インターネット、モデムを介し
て電話回線等に接続してもよいし、無線を使って他の機
器とデータ通信を行うようにしてもよく、これらの形態
は後述のその他の機器についても同様に適用される。さ
らに、ネットワークのセキュリティーを高める暗号通信
として、ＶＰＮ（Virtual Private Network ：仮想閉域
網、日経コミュニケーションＮｏ．２９５、１９９９年
６／７月、頁７２等に詳細に記載されている）を利用す
ることも当然考えられるものであり、さらなるセキュリ
ティーの向上が図れる効果がある。

【００３２】図１１は、バーコードリーダ入庫機２２を
示すブロック図である。これは入庫した景品の配送パッ
ク番号を読み取り、コンピュータ２１へ入庫情報を転送
するための装置である。同図に示すように、バーコード
リーダ入庫機２２は、発光素子と受光素子とからなるバ
ーコードリーダ２２ａと、制御ＰＣ２２ｂと、外部Ｉ／
Ｆ２２ｃとを備えている。バーコードリーダは片手で握
れる程度の大きさを有し、オペレータの操作によってバ
ーコード上方にかざされると発光し、その反射光を受光
することにより、バーコード・データが読み取られる。
また、バーコードリーダ２２ａは制御ＰＣ２２ｂに接続
され、制御ＰＣ２２ｂは外部Ｉ／Ｆを介してコンピュー
タ２１に接続されている。したがって、読み取られたバ
ーコード・データは、コンピュータ２１に送信される。
なお、バーコードリーダ入庫機３２も同様の構成であ
る。

【００３３】図１２は、受入機２４を示すブロック図で
ある。同図に示すように、受入機２４は、カード蓄積部
２４ａと、非接触リーダライタ６０を有する搬送部２４
ｂと、カードストッカ２４ｃと、不良カード収納部２４
ｄと、制御回路２４ｅと、電源部２４ｆと、制御ＰＣ２
４ｇと、外部Ｉ／Ｆ２４ｈとを備えている。入庫したカ
ードは、一旦カード蓄積部２４ａに蓄積されてから、搬
送部２４ｂによって搬送される。そのとき、カードは非
接触リーダライタ６０によって記憶内容が読み取られ、
内容に応じてカードストッカ２４ｃまたは不良カード収
納部２４ｄに送られる。搬送部２４ｂの駆動は、制御回
路２４ｅの制御によって印加される電源部２４ｆからの
電力によって行われ、制御回路２４ｅは制御ＰＣによっ
て制御される。制御ＰＣ２４ｇは、外部Ｉ／Ｆ２４ｈを
介して通信回線に接続されている。また、制御回路２４
ｅは非接触リーライタ６０を制御し、還流回数等のリニ
ュアル情報をカードに書き込む。

【００３４】図１３は、払出機３３を示すブロック図で
ある。これは遊技場拠点３０に入庫した景品代替用カー
ドの真贋を判定し、遊技場拠点３０でカードにデータを
書き込むとともに、遊技者にカードを払い出すための装
置である。また、払い出したカードの景品固有データを
蓄積し、遊技場拠点３０の閉店時に払出情報としてカー
ド供給管理拠点１０送信する機能を有する。同図に示す
ように、払出機３３は、制御ＰＣ３３ａと、外部Ｉ／Ｆ
３３ｂと、制御回路３３ｃと、電源部３３ｄ、パネル３
３ｅと、ディスペンサ３３ｆと、不良カード収納部３３
ｇと、良カード排出部３３ｈと、非接触リーダライタ６
０とを備えている。

【００３５】ディスペンサ３３ｆに蓄積されているカー
ドは、制御回路３３ｃの制御によって印加される電源部
３３ｄの電力によって発行される。その際に、非接触リ
ーダライタ６０によって内容が確認され、不良カードで
あるときは不良カード収納部３３ｇに収納され、良カー
ドのみが良カード排出部３３ｈから排出される。制御回
路３３ｃにはＬＣＤ等からなる表示用パネル３３ｅが取
り付けられており、店員はパネル３３ｅの表示を見るこ
とにより景品代替用カードの券種等の情報を知ることが
できる。したがって、パネル３３ｅの表示や制御ＰＣ３
３ａの操作に応じてカードが発券され、発券されたカー
ドは店員を介して遊技者に渡される。また、制御回路３
３ｃには、制御ＰＣ３３ａが接続され、制御ＰＣ３３ａ
は外部Ｉ／Ｆ３３ｂを介して通信回線に接続されてい
る。

【００３６】図１４は、集計機４１を示すブロック図で
ある。同図に示すように、集計機４１は、制御ＰＣ４１
ａと、外部Ｉ／Ｆ４１ｂと、制御回路４１ｃと、電源部
４１ｄと、パネル４１ｅと、ディスペンサ４１ｆと、不
良カード排出部４１ｇと、良カード収納部４１ｈと、梱
包部４１ｉおよび４１ｊと、バーコード印字部４１ｋ
と、非接触リーダライタ６０とを備えている。遊技者に
よって持ち込まれたカードは非接触リーダライタ６０に
よって内容が読み取られ、ディスペンサ４１ｆによって
券種別に仕分けられる。良カードであれば良カード収納
部４１ｈに券種別に収納され、不良カードは不良カード
排出部４１ｇから排出される。最終的に不良カード排出
部４１ｇおよび良カード収納部４１ｈから排出されたカ
ードは、それぞれ梱包部４１ｉ，４１ｊによって券種毎
に梱包される。その際、バーコード印字部４１ｋによっ
てバーコード印字されたラベル（配送パック番号）が一
緒に梱包される。ディスペンサ４１ｆは制御回路４１ｃ
によって印加される電源部４１ｄからの電力によって駆
動される。制御回路４１ｃには各種の情報表示するため
のパネル４１ｅが付いている。制御回路４１ｃは、制御
ＰＣ４１ａに接続され、制御ＰＣ４１ａは外部Ｉ／Ｆ４
１ｂに接続されている。

【００３７】図１５は、非接触リーダライタ６０を示す
ブロック図である。同図に示すように、非接触リーダラ
イタ６０は、ＣＰＵ６０ａと、セキュリティ・アクセス
・モジュール（以下、ＳＡＭという）６０ｂと、周辺制
御部６０ｃと、ＲＦアンテナ部６０ｄと、ＳＲＡＭ６０
ｅと、フラッシュメモリ６０ｆと、外部Ｉ／Ｆ６０ｇと
を備えている。景品代替用カード内の情報はＲＦアンテ
ナ部６０ｄから放射される放射磁界または近接磁界によ
って生じた電磁誘導現象により読み取られる。ＲＦアン
テナ部６０ｄへの電力供給は周辺制御部６０ｃによって
行われ、読み取られたデータは周辺制御部６０ｃによっ
てＣＰＵ６０ａに送られる。その際に使用される制御プ
ログラムはフラッシュメモリ６０ｆに記憶されており、
読み取られたデータはＳＲＡＭ６０ｅに一時的に記憶さ
れる。

【００３８】また、ＣＰＵ６０ａはＳＡＭ６０ｂを用い
ることにより、カードとこの非接触リーダライタ６０と
が互いに正規のものであるか否かを認証する。すなわ
ち、ＳＡＭ６０ｂには所定の情報コマンドが記憶保持さ
れており、この情報コマンドをカードに送信することに
より、カード内の特定エリアをアクセスできるようにな
る。また、ＳＡＭ６０ｂはカードから読み出された情報
の復号化等も行う。したがって、各リーダライタ毎に異
なるＳＡＭを用いることにより、リーダライタが盗まれ
たとしても、そのリーダライタではカード情報の一部し
かアクセスできず、カードの偽造を阻止することができ
る。

【００３９】以上においては、景品代替用カードとして
磁気カードやＩＣカード（接触型または非接触型）を用
いた場合について説明したが、代わりに光カード、磁気
ディスク、光ディスク、ＩＣタグ等の記憶媒体を用いて
もよい。また、景品代替用カードの表面に、カード・シ
リアル番号を印刷または刻印するなどして記載しておけ
ば、記憶されている情報が消滅してしまった場合におい
ても、そのシリアル番号を知ることができる。また、配
送パック番号をバーコード記録の代わりに電子媒体に記
録し、梱包ボックス内に添付したり、その外装に貼付し
たりするようにしてもよい。また、本発明に係る景品配
送方式は、カード供給管理拠点がその他の拠点を流通す
るカードの情報を管理するシステムであれば、景品の還
流経路の三拠点または四拠点に拘わらず適用できること
は明らかである。さらに、本発明はパチンコやパチスロ
に限られるものではなく、その他の同様の遊技に対して
も適用可能である。したがって、遊技の際に使用される
貸玉は、これに限られず、貸コインやその他のものであ
っても何ら構わない。なお、上記三拠点還流形態による
景品流通管理システムを改良し、遊技場拠点および買入
拠点の二拠点のみにカードを還流させてもよい。カード
を二拠点のみに還流させることにより、システム全体で
使用される枚数を三拠点形のものよりも減らすことがで
き、その場合、リニュアル情報の書き換えは買入拠点で
行われる。

【００４０】

【発明の効果】以上説明したとおり本発明は、二乃至四
拠点を還流する景品流通管理システムにおける景品配送
方式において、（ａ）カード供給管理拠点は、各拠点か
ら受信した情報に基づいて景品代替用カードの所在を登
録する登録手段を備え、（ｂ）各拠点のうち景品代替用
カードを出庫する拠点は、出庫すべき所定枚数の景品代
替用カードのシリアル番号を読み取る読み取り手段と、
読み取られた景品代替用カードを梱包する梱包手段と、
梱包された景品代替用カードに対して一つの配送パック
番号を割り当てる割り当て手段と、配送パック番号およ
び景品代替用カードのシリアル番号を、カード供給管理
拠点に対して通知する通知手段とを備え、（ｃ）各拠点
のうち景品代替用カードを入庫する拠点は、入庫した配
送パック番号を読み取る手段とこの読み取られた配送パ
ック番号をカード供給管理拠点に通知する通知手段とを
備える。

【００４１】したがって、このように構成することによ
り本発明は、配送パック番号を用いて所定枚数毎に景品
代替用カードを管理するため、入出庫管理が簡便になる
という効果が得られる。また、カード供給管理拠点にお
いて新規景品の発行のみを行うため、従来のように還流
景品の入出庫業務が不要となり、景品代替用カードの配
送費用を削減することができる。また、還流景品が常
時、三拠点間を還流しているため、流通させる景品の総
数が従来よりも少なくて済む。また、データ管理をカー
ド供給管理拠点で行うことにより、四拠点の場合と同等
のセキュリティ能力を維持することができる。さらに、
真贋情報、払出情報および買入情報等のデータを一括送
信することにより、通信費用の削減および真贋判定の高
速化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一つの実施の形態を示すブロック図
である。

【図２】 本発明におけるデータ伝送を説明するための
ブロック図である。

【図３】 図１の詳細を示すブロック図である。

【図４】 図１に係る三拠点還流形態による景品流通管
理システムの動作を説明するためのシーケンス図であ
る。

【図５】 カード・フォーマットを示す表である。

【図６】 真贋情報を示す表である。

【図７】 梱包機付エンコーダの動作を示すフローチャ
ートである。

【図８】 コンピュータの動作を示すフローチャートで
ある。

【図９】 バーコードリーダ入庫機の動作を示すフロー
チャートである。

【図１０】 梱包機付エンコーダを示すブロック図であ
る。

【図１１】 バーコードリーダ入庫機を示すブロック図
である。

【図１２】 受入機を示すブロック図である。

【図１３】 払出機を示すブロック図である。

【図１４】 集計機を示すブロック図である。

【図１５】 非接触リーダライタを示すブロック図であ
る。

【図１６】 従来例を示すブロック図である。

【図１７】 各拠点間を還流する景品の個数を説明する
ためのブロック図である。

【符号の説明】

１０…カード供給管理拠点、１１…管理コンピュータ、
１２…梱包機付エンコーダ、１２ａ…カード蓄積部、１
２ｂ…非接触リーダライタ、１２ｃ…良カード排出部、
１２ｄ…不良カード収納部、１２ｅ…梱包部、１２ｆ…
制御回路、１２ｇ…電源部、１２ｈ…制御ＰＣ、１２ｉ
…外部Ｉ／Ｆ、２０…卸売拠点、２１…コンピュータ、
２２…バーコードリーダ入庫機、２２ａ…バーコードリ
ーダ、２２ｂ…制御ＰＣ、２２ｃ…外部Ｉ／Ｆ、２３…
梱包機付エンコーダ、２４…受入機、２４ａ…カード蓄
積部、２４ｂ…搬送部、２４ｃ…カードストッカ、２４
ｄ…不良カード収納部、２４ｅ…制御回路、２４ｆ…電
源部、２４ｇ…制御ＰＣ、２４ｈ…外部Ｉ／Ｆ、３０…
遊技場拠点、３１…コンピュータ、３２…バーコードリ
ーダ入庫機、３３…払出機、３３ａ…制御ＰＣ、３３ｂ
…外部Ｉ／Ｆ、３３ｃ…制御回路、３３ｄ…電源部、３
３ｅ…パネル、３３ｆ…ディスペンサ、３３ｇ…不良カ
ード収納部、３３ｈ…良カード排出部、４０…買入拠
点、４１…集計機、４１ａ…制御ＰＣ、４１ｂ…外部Ｉ
／Ｆ、４１ｃ…制御回路、４１ｄ…電源部、４１ｅ…パ
ネル、４１ｆ…ディスペンサ、４１ｇ…不良カード排出
部、４１ｈ…良カード収納部、５０…遊技者、６０…非
接触リーダライタ、６０ａ…ＣＰＵ、６０ｂ…ＳＡＭ、
６０ｃ…周辺制御部、６０ｄ…ＲＦアンテナ部、６０ｅ
…ＳＲＡＭ、６０ｆ…フラッシュメモリ、６０ｇ…外部
Ｉ／Ｆ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植木 伸次 東京都目黒区下目黒二丁目２番３号 株式 会社田村電機製作所内 (72)発明者 瀧川 修一 東京都目黒区下目黒二丁目２番３号 株式 会社田村電機製作所内 (72)発明者 金子 哲夫 東京都品川区西五反田七丁目１番１号 住 友五反田ビル ジャパンネットワークシス テム株式会社内 (72)発明者 佐々木 敏栄 東京都品川区西五反田七丁目１番１号 住 友五反田ビル ジャパンネットワークシス テム株式会社内 (72)発明者 河田 敏材 東京都品川区西五反田七丁目１番１号 住 友五反田ビル ジャパンネットワークシス テム株式会社内 Ｆターム(参考） 2C088 BB01 BB07 BB11 BB32 BC80 CA35

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定額を示す券種データを記憶保持する
   景品代替用カードを供給するカード供給管理拠点と、 前記カード供給管理拠点から仕入れた景品代替用カー
   ド、および還流してきた景品代替用カードを卸売りする
   卸売拠点と、 遊技機による娯楽サービスを提供する拠点であって、前
   記景品代替用カードを前記卸売拠点から仕入れ、前記遊
   技機の使用により遊技者が獲得した勝玉を所定個数で前
   記景品代替用カードに交換する遊技場拠点と、 前記遊技者が交換した景品代替用カードを、この景品代
   替用カードに記録されている券種データに応じて買い入
   れるとともに前記卸売拠点に転売することにより、景品
   代替用カードを還流させる買入拠点とで構成され、前記
   カード供給管理拠点は、前記卸売り拠点における前記景
   品代替用カードの入庫情報および出庫情報、前記遊技場
   拠点における前記景品代替用カードの入庫情報および払
   出情報、並びに前記買入拠点における前記景品代替用カ
   ードの買入情報および出庫情報を管理し、前記景品代替
   用カードが前記各拠点を還流する景品流通管理システム
   における景品配送方式において、（ａ）前記カード供給
   管理拠点は、 前記各拠点から受信した情報に基づいて前記景品代替用
   カードの所在を登録する登録手段を備え、（ｂ）前記各
   拠点のうち前記景品代替用カードを出庫する拠点は、 出庫すべき所定枚数の景品代替用カードのシリアル番号
   を読み取る読み取り手段と、 前記読み取られた景品代替用カードを梱包する梱包手段
   と、 前記梱包された景品代替用カードに対して一つの配送パ
   ック番号を割り当てる割り当て手段と、 配送パック番号および前記景品代替用カードのシリアル
   番号を、前記カード供給管理拠点に対して通知する通知
   手段とを備え、（ｃ）前記各拠点のうち前記景品代替用
   カードを入庫する拠点は、 入庫した配送パック番号を読み取る手段とこの読み取ら
   れた配送パック番号を前記カード供給管理拠点に通知す
   る通知手段とを備えたことを特徴とする景品流通管理シ
   ステムにおける景品配送方式。
2. 【請求項２】 所定額を示す券種データを記憶保持する
   景品代替用カードを供給するカード供給管理拠点と、 前記カード供給管理拠点から仕入れた景品代替用カー
   ド、および還流してきた景品代替用カードを卸売りする
   卸売拠点と、 遊技機による娯楽サービスを提供する拠点であって、前
   記景品代替用カードを前記卸売拠点から仕入れ、前記遊
   技機の使用により遊技者が獲得した勝玉を所定個数で前
   記景品代替用カードに交換する遊技場拠点と、 前記遊技者が交換した景品代替用カードを、この景品代
   替用カードに記録されている券種データに応じて買い入
   れるとともに前記卸売拠点に転売することにより、景品
   代替用カードを還流させる買入拠点とで構成され、前記
   カード供給管理拠点は、前記卸売り拠点における前記景
   品代替用カードの入庫情報および出庫情報、前記遊技場
   拠点における前記景品代替用カードの入庫情報および払
   出情報、並びに前記買入拠点における前記景品代替用カ
   ードの買入情報および出庫情報を管理し、前記景品代替
   用カードが前記各拠点を還流する景品流通管理システム
   における景品配送方式において、（ａ）前記カード供給
   管理拠点は、 前記各拠点から受信した情報に基づいて前記景品代替用
   カードの所在を登録する登録手段を備え、 （ｂ）前記各拠点のうち前記景品代替用カードを出庫す
   る拠点は、 所定枚数の前記景品代替用カードを梱包する梱包手段
   と、 前記梱包された景品代替用カードを出庫する際に、前記
   景品代替用カードのシリアル番号を、前記カード供給管
   理拠点に対して通知する通知手段とを備え、（ｃ）前記
   各拠点のうち前記景品代替用カードを入庫する拠点は、 入庫した景品代替用カードに記録されている前記シリア
   ル番号の少なくとも一つを読み取る手段と、この読み取
   られたシリアル番号を前記カード供給管理拠点に通知す
   る通知手段とを備えたことを特徴とする景品流通管理シ
   ステムにおける景品配送方式。
3. 【請求項３】 請求項１または請求項２において、 前記景品代替用カードを出庫する拠点は、前記カード供
   給管理拠点であり、 前記景品代替用カードを入庫する拠点は、前記卸売拠点
   であることを特徴とする景品流通管理システムにおける
   景品配送方式。
4. 【請求項４】 請求項１または請求項２において、 前記景品代替用カードを出庫する拠点は、前記卸売拠点
   であり、 前記景品代替用カードを入庫する拠点は、前記遊技場拠
   点であることを特徴とする景品流通管理システムにおけ
   る景品配送方式。
5. 【請求項５】 請求項１または請求項２において、 前記景品代替用カードを出庫する拠点は、前記買入拠点
   であり、 前記景品代替用カードを入庫する拠点は、前記卸売拠点
   であることを特徴とする景品流通管理システムにおける
   景品配送方式。
6. 【請求項６】 請求項１において、 前記割り当て手段により割り当てられた配送パック番号
   は、電子媒体に記録されることを特徴とする景品流通管
   理システムにおける景品配送方式。
7. 【請求項７】 請求項１において、 前記各拠点には、前記景品代替用カードに記録されてい
   る情報を読み取るとともに、前記景品代替用カードに前
   記配送パック番号を記録するリーダライタを備えている
   ことを特徴とする景品流通管理システムにおける景品配
   送方式。
8. 【請求項８】 請求項７において、 前記リーダライタは、前記カード供給管理拠点からの指
   示に応じて前記景品代替用カードに配送パック番号を記
   録することを特徴とする景品流通管理システムにおける
   景品配送方式。