JP2002011213A - 遊技媒体貸出システム - Google Patents

遊技媒体貸出システム

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JP2002011213A
JP2002011213A JP2000192983A JP2000192983A JP2002011213A JP 2002011213 A JP2002011213 A JP 2002011213A JP 2000192983 A JP2000192983 A JP 2000192983A JP 2000192983 A JP2000192983 A JP 2000192983A JP 2002011213 A JP2002011213 A JP 2002011213A
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Japan
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card
machine
data
game
inter
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JP2000192983A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Uchida
哲夫 内田
Shigeyoshi Kawabata
重善 川端
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技媒体貸出システムのセキュリティの向上を
図る。 【解決手段】システム構成機器(台間機2、カード販売
機3、カード精算機4およびホール管理装置5)間で送
受されるデータは、送信元のシステム構成機器で暗号化
されて送信され、受信先のシステム構成機器で復号化さ
れる。たとえば、「No.1」の台間機2から「No.
m」の台間機2へのデータ送信に際しては、「No.
1」の台間機2において、その送信すべきデータが「N
o.m」の台間機2用の暗号化キーamで暗号化され
る。そして、この暗号化キーamで暗号化されたデータ
が、「No.m」の台間機2に向けて送信される。この
暗号化されたデータを受信した「No.m」の台間機2
では、その暗号化されたデータが復号化キーbmを用い
て復号される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機やス
ロットマシンなどの遊技機で使用する遊技媒体を貸し出
すための遊技媒体貸出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、パチンコ機やスロットマシン
などの遊技機で使用する遊技媒体の貸出しに、金銭と等
価な有価価値が記録された遊技カードを用いるようにし
たカード式の遊技媒体貸出システムが知られている。こ
のようなカード式の遊技媒体貸出システムには、有価価
値の残高などのデータを遊技カードに記録するととも
に、そのデータを遊技カードを発行した装置(カード発
行元機)で管理する分散管理型のシステムと、有価価値
の残高などのデータを遊技カードに記録するとともに、
そのデータを遊技店に設置されたホール管理装置で集中
的に管理する集中管理型のシステムとがある。
【0003】分散管理型および集中管理型のどちらのシ
ステムであっても、遊技媒体の貸出しに際しては、遊技
カードに記録されているデータが読み取られて、この読
み取られたデータとカード発行元機またはホール管理装
置で管理されているデータとの照合が行われる。そし
て、この照合のために、遊技カードから読み取られたデ
ータがカード発行元機またはホール管理装置に送信され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように遊技媒体貸
出システムを構成する機器間でデータ送受が行われる場
合、その送受信の途中でデータが不正に奪取されて、そ
の奪取されたデータが不正行為に使用されるおそれがあ
る。たとえば、カード利用機からカード発行元機に送信
されるカード読取データなどが奪取されると、そのカー
ド読取データに基づいて遊技カードが偽造される可能性
がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、システム構成
機器間で送受信されるデータが奪取されて不正行為に用
いられることを効果的に防止でき、これにより、システ
ムセキュリティを向上させることができる遊技媒体貸出
システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、遊技機が
設置された遊技店に設置されて、遊技機における遊技に
使用する遊技媒体を貸し出すための遊技媒体貸出システ
ムであって、データ送受信可能に接続された複数のシス
テム構成機器を含み、このシステム構成機器間で送受さ
れるデータは、送信元のシステム構成機器において暗号
化されていることを特徴とする遊技媒体貸出システムで
ある。
【0007】この発明によれば、システム構成機器間で
送受されるデータは、送信元のシステム構成機器で暗号
化されて送信される。これにより、システム構成機器間
における送受信の途中でデータが不正に奪取されても、
その暗号化されたデータは簡単に復号(解読)すること
ができないので、システム構成機器間で送受信されるデ
ータが奪取されて不正行為に用いられることを効果的に
防止できる。よって、遊技媒体貸出システムのセキュリ
ティを格段に向上させることができる。
【0008】なお、請求項2に記載のように、上記シス
テム構成機器間で送受されるデータは、受信先のシステ
ム構成機器ごとに異なる暗号化キーを用いて暗号化され
ていることが好ましく、この場合、システムのセキュリ
ティをさらに向上させることができる。さらには、請求
項3に記載のように、上記複数のシステム構成機器が受
信したデータを復号する際に用いる復号化キーは、当該
受信したデータを暗号化する際に用いられた暗号化キー
と異なるものであることがより好ましい。すなわち、暗
号化キーとこれに対応する復号化キーとが異なる非対称
鍵暗号方式が採用されることが好ましい。この非対称鍵
暗号方式が採用されることにより、遊技媒体貸出システ
ムのセキュリティをさらに向上させることができる。ま
た、たとえば、或るシステム構成機器に送信すべきデー
タが異なるシステム構成機器に誤送信されても、そのシ
ステム構成機器は受信したデータを復号することができ
ないので、誤送信されたデータがシステム構成機器内に
おける処理に誤って使用されるおそれがない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係るカード式遊技媒体貸出システム
の構成を示すブロック図である。このカード式遊技媒体
貸出システムでは、パチンコホールやパチスロホールな
どの遊技店において、遊技を行おうとする者(以下「遊
技者」という。)は、金銭と等価な有価価値が記録され
た遊技カードを購入し、その購入した遊技カードに記録
されている有価価値を消費して遊技媒体(パチンコ球、
パチスロメダルなど)の貸出しを受ける。
【0010】パチンコホールやパチスロホールなどの遊
技店には、パチンコ機やパチスロ機などの遊技機1が複
数設置されている。また、遊技機1に一対一に対応づけ
て設けられた台間機2、投入金額に相当する有価価値が
記録された遊技カードを発行(販売)するカード販売機
3、遊技カードに記録されている有価価値の残高を精算
して、その残高に相当する金額の貨幣を払い戻すカード
精算機4、およびたとえばパーソナルコンピュータで構
成されるホール管理装置5など、この遊技媒体貸出シス
テムを構成するシステム構成機器が設置されている。
【0011】遊技機1および台間機2は、交互に並べて
配列されることにより遊技機島を構成している。台間機
2は、遊技者が遊技媒体の貸出しを受けるための遊技媒
体貸出装置であって、有価価値の記録されている遊技カ
ードが挿入されて、遊技媒体の貸出しを指示するための
貸出指示ボタン(図示せず)が押操作されると、対応す
る遊技機1に所定数の遊技媒体の貸出しを指示するため
の貸出指示信号を与える。この貸出指示信号を受けた遊
技機1は、機内から所定数の遊技媒体を払い出するか、
または、機内に預けられている遊技媒体の個数を増やす
かし、これにより、遊技機1における遊技に利用する遊
技媒体の貸出しが達成される。
【0012】台間機2はさらに、カード販売機3と同様
な遊技カード発行(販売)機能を有しており、図示しな
い貨幣投入口から貨幣が投入されると、たとえば、その
投入された貨幣金額(複数枚の貨幣を投入可能な場合に
は、その投入された全貨幣の合計金額)を100円を1
度数とする度数に変換し、その度数で表される有価価値
を記録した遊技カードを発行する。この遊技カードに記
録された有価価値は、遊技媒体の貸出しを受ける度に、
その貸出しのために消費した度数分だけ減らした度数
(残度数)に書き換えられる。また、遊技カードには有
価価値の他に、たとえば、当該遊技カードのID番号
(識別番号)や発行日、当該遊技カードが発行された遊
技店を特定する発行店番号、当該遊技カードの発行元の
台間機2またはカード販売機3を特定するカード発行元
番号などのデータがカード発行の際に記録される。
【0013】また、この実施形態に係る遊技媒体貸出シ
ステムは、遊技カードを発行した台間機2またはカード
販売機3が、その発行の際に遊技カードに記録したデー
タや遊技カードを利用したときに書き換えられたデータ
の内容などをカード登録データとして管理する、いわゆ
る分散管理型のシステムであり、各台間機2およびカー
ド販売機3は、カード登録データを記憶しておくための
メモリ(図示せず)を有している。
【0014】各遊技機島には、通信ラインL1を介して
ホール管理装置5に接続された中継装置6が備えられて
いる。中継装置6には、各遊技機島において台間機2を
相互に通信可能に接続する通信ラインL2が接続されて
いて、これにより、各台間機2とホール管理装置5とが
通信可能に接続されている。また、ホール管理装置5
は、たとえば公衆電話回線などの通信回線NLを介し
て、システム管理会社に設置されているセンタ管理装置
6に接続されている。
【0015】ホール管理装置5は、たとえば、台間機
2、カード販売機3およびカード精算機4から遊技カー
ドに関するデータを一定時間ごとに受信し、その受信し
たデータを集計して、この遊技店における遊技カードの
利用量や販売量などのデータ(システム利用状況デー
タ)を一括して管理する。そして、システム管理会社の
センタ管理装置6からシステム利用状況の問い合わせが
あると、その管理しているシステム利用状況データをセ
ンタ管理装置6に送信する。センタ管理装置6を設置し
ているシステム管理会社は、ホール管理装置5から送ら
れてくるシステム利用状況データに基づいて、このカー
ド式遊技媒体貸出システムの利用料を遊技店から徴収す
る。
【0016】図2、図3および図4は、遊技カードを台
間機2に挿入して遊技媒体の貸出しを受ける際に行われ
る処理を説明するためのフローチャートである。まず、
遊技者が台間機2において遊技カードを購入し、その購
入した遊技カードを同じ台間機2に挿入して遊技媒体の
貸出しを受ける場合、つまり遊技カードを発行した台間
機2(カード発行元機)と遊技カードを利用する台間機
2(カード利用機)とが同じである場合の処理を、図2
を参照して説明する。遊技カードを台間機2に挿入する
と(ステップS1)、その挿入された遊技カードに記録
されているデータ(カード磁気データ)が台間機2に内
蔵されたカードリーダ/ライタ(図示せず)により読み
取られる(ステップS2)。すなわち、遊技カードに記
録されている有価価値(カード残度数N)、カードID
番号、カード発行日、発行店番号およびカード発行元番
号などのデータが読み取られる。
【0017】次いで、台間機2に備えられているマイク
ロコンピュータ(図示せず)により、カードリーダ/ラ
イタが遊技カードから読み取ったカード残度数Nがチェ
ックされる(ステップS3)。カード残度数Nが零でな
ければ、さらにカード発行日および発行店番号がチェッ
クされる(ステップS4)。カード発行日および発行店
番号のチェックは、遊技カードがカード発行店において
発行当日のみ有効であると決められている場合に行われ
る処理であり、台間機2に挿入された遊技カードが他店
において発行されたものである場合、または、当日に発
行されたものでない場合には、その遊技カードは利用で
きないカードであると判断されて、台間機2から排出さ
れる(ステップS5)。また、カード残度数Nが零であ
る場合にも、台間機2に挿入された遊技カードは利用で
きないカードであると判断されて、台間機2から排出さ
れる(ステップS5)。
【0018】カード発行日および発行店番号のチェック
がOKであれば、つづいてカード発行元番号がチェック
されて(ステップS6)、台間機2に挿入された遊技カ
ードが、この台間機2で発行した自機発行カードである
か、この台間機2とは異なる台間機2またはカード販売
機3で発行された他機発行カードであるかが判断され
る。いま、遊技カードの発行を受けた台間機2で遊技カ
ードを利用する場合を取り上げているから、遊技カード
はこの台間機2で発行した自機発行カードであると判断
される。
【0019】遊技カードが自機発行カードであると判断
された場合、その遊技カードからカードリーダ/ライタ
が読み取ったデータ(カード読取データ)がカード登録
データと照合される(ステップS7)。台間機2のメモ
リには、自機発行カードに関するカード登録データが記
憶されているから、この場合、カードID番号に基づい
て遊技カードに関するカード登録データがメモリから読
み出され、この読み出されたカード登録データとカード
読取データとの照合が行われる。
【0020】たとえば、遊技カードに記録されているデ
ータが不正に改竄されたものである場合、カード読取デ
ータはカード登録データと一致しないので照合NGと判
断され、台間機2に挿入された遊技カードは、利用でき
ないカードであるとして台間機2から排出される(ステ
ップS8)。一方、カード読取データがカード登録デー
タと一致する場合(照合OKの場合)には、カードリー
ダ/ライタにより遊技カードから読み取られたカード残
度数Nが、たとえば、遊技機1または台間機2の前面に
配置された度数表示器(図示せず)に表示される(ステ
ップS9)。そして、この度数表示器の表示を確認した
遊技者により遊技媒体の貸出しを指示するための貸出指
示ボタン(図示せず)が押操作されると、台間機2から
遊技機1に遊技媒体の貸出しを指示するための貸出指示
信号が与えられ、たとえば、遊技機1内から所定数の遊
技媒体を払い出される(球貸処理)。また、度数表示器
の表示が、遊技媒体の貸出しに利用された度数分だけ減
らされた度数に更新される(ステップS10)。
【0021】こうして遊技媒体の貸出しが行われると、
この遊技媒体の貸出しに利用された遊技カード(台間機
2に挿入された遊技カード)に関するカード登録データ
が更新される(ステップS11)。具体的には、このと
き台間機2に挿入された遊技カードは自機発行カードで
あるから、その遊技カードに関するカード登録データは
台間機2のメモリに記憶されており、このメモリに記憶
されているカード残度数Nが遊技媒体の貸出しのために
消費した度数分だけ減らした度数に更新(書換え)され
る。さらに、遊技カードに記録されたカード残度数N
が、遊技媒体の貸出しのために消費した度数分だけ減ら
した度数に更新(書換え)される(ステップS12)。
【0022】更新後のカード残度数Nが零になれば、そ
の遊技カードが台間機2から排出される(ステップS1
3)。また、台間機2内にカード回収部が設けられてい
る場合には、遊技カードは、台間機2から排出されずに
カード回収部に回収される(ステップS13)。一方、
更新後のカード残度数Nが零でない場合には、遊技カー
ドは台間機2に挿入された状態のままにされ、その更新
後のカード残度数Nが度数表示器に表示される(ステッ
プS13→ステップS9)。
【0023】次に、遊技者が購入した遊技カードをカー
ド発行元機とは異なる台間機2に挿入して遊技媒体の貸
出しを受ける場合の処理を、図2、図3および図4を参
照して説明する。遊技カードを台間機2に挿入すると
(ステップS1)、その挿入された遊技カードに記録さ
れているカード磁気データが読み取られて、カード残度
数N、カード発行日および発行店番号のチェックが行わ
れる(ステップS3,S4)。カード残度数Nが零の場
合、または、カード発行日および発行店番号のチェック
の結果がNGであると判断された場合には、遊技カード
が台間機2から排出される(ステップS5)。
【0024】カード発行日および発行店番号のチェック
がOKであれば、つづいてカード発行元番号がチェック
されて(ステップS6)、台間機2に挿入された遊技カ
ードが、この台間機2で発行した自機発行カードである
か、この台間機2とは異なる台間機2またはカード販売
機3で発行された他機発行カードであるかが判断され
る。いま、遊技カードを挿入した台間機2がカード発行
元機と異なる場合を取り上げているから、遊技カードは
この台間機2とは異なる台間機2またはカード販売機3
で発行された他機発行カードであると判断される。遊技
カードが自機発行カードであると判断された場合、カー
ド発行元番号に基づいてカード発行元機が特定され、そ
の特定されたカード発行元機に、カードリーダ/ライタ
が遊技カードから読み取ったカード読取データが送信さ
れる(ステップS14)。
【0025】カード発行元機がカード利用機である台間
機2からカード読取データを受信すると、カード発行元
機において図3に示す処理が実行される。すなわち、カ
ード利用機からカード読取データを受信すると(ステッ
プS141)、そのカード読取データがカード登録デー
タと照合される(ステップS142)。具体的には、カ
ード発行元機には、そのカード発行元機で発行した遊技
カードに関するカード登録データが記憶されているか
ら、カード利用機から受信したカード読取データに含ま
れているカードID番号に基づいて遊技カードに関する
カード登録データがメモリから読み出され、この読み出
されたカード登録データとカード読取データとの照合が
行われる。
【0026】カード読取データがカード登録データと一
致する場合には、照合結果がOKであることを表す信号
(照合OK信号)がカード利用機に向けて送信される
(ステップS143)。一方、たとえば、遊技カードに
記録されているデータが不正に改竄されたものである場
合、カード読取データはカード登録データと一致しない
ので照合結果はNGと判断され、この照合結果を表す照
合NG信号がカード利用機に向けて送信される(ステッ
プS144)。
【0027】図3に戻って、カード利用機である台間機
2がカード発行元機から照合OK信号を受信した場合に
は、カードリーダ/ライタにより遊技カードから読み取
られたカード残度数Nが度数表示器に表示される(ステ
ップS9)。また、台間機2が照合NG信号を受信した
場合には、台間機2に挿入された遊技カードは、利用で
きないカードであるとして台間機2から排出される(ス
テップS16)。カード残度数Nが度数表示器に表示さ
れ、この度数表示器の表示を確認した遊技者により貸出
指示ボタンが押操作されると、台間機2から遊技機1に
遊技媒体の貸出しを指示するための貸出指示信号が与え
られ、たとえば、遊技機1内から所定数の遊技媒体を払
い出される(球貸処理)。また、度数表示器の表示が、
遊技媒体の貸出しに利用された度数分だけ減らされた度
数に更新される(ステップS10)。そして、この遊技
媒体の貸出しに伴うカード登録データの更新に必要なデ
ータ(更新データ)がカード発行元機に向けて送信され
る(ステップS17)。
【0028】カード発行元機がカード利用機である台間
機2から更新データを受信すると、カード発行元機にお
いて図4に示す処理が実行される。すなわち、カード利
用機から更新データを受信すると(ステップS17
1)、遊技媒体の貸出しに利用された遊技カードに関す
るカード登録データが更新される(ステップS17
2)。具体的には、カード発行元機のメモリからカード
利用機で利用された遊技カードに関するカード登録デー
タが読み出され、このカード登録データに含まれるカー
ド残度数Nが、カード利用機において遊技媒体の貸出し
のために消費した度数分だけ減らした度数に更新(書換
え)される。そして、カード登録データの更新が完了す
ると、更新が完了したことを表す更新OK信号がカード
利用機に向けて送信される(ステップS173)。
【0029】図3に戻って、カード利用機である台間機
2がカード発行元機から更新OK信号を受信すると(ス
テップS18)、カード発行元機におけるカード登録デ
ータの更新が完了したと判断されて、遊技カードに記録
されたカード残度数Nが、遊技媒体の貸出しのために消
費した度数分だけ減らした度数に更新(書換え)される
(ステップS12)。そして、更新後のカード残度数N
が零になれば、その遊技カードが台間機2から排出され
るか、または、台間機2内のカード回収部に回収される
(ステップS13)。一方、更新後のカード残度数Nが
零でない場合には、遊技カードは台間機2に挿入された
状態のままにされ、その更新後のカード残度数Nが度数
表示器に表示される(ステップS13→ステップS
9)。
【0030】図5は、台間機2、カード販売機3、カー
ド精算機4およびホール管理装置5間におけるデータ通
信について説明するための図である。上述のように、こ
の実施形態に係る遊技媒体貸出システムは、カード発行
元機がカード登録データを管理する分散管理型のシステ
ムであるから、カード発行元機とは異なる台間機2で遊
技カードが利用される場合、そのカード利用機である台
間機2とカード発行元機との間でデータ送受が行われ
る。また、カード精算機4で遊技カードに記録されてい
る有価価値の残高を精算する場合にも、遊技カードに記
録されているカード磁気データとカード発行元機で管理
されているカード登録データとの照合を行うために、カ
ード精算機4とカード発行元機との間でデータ送受が行
われる。さらには、台間機2、カード販売機3およびカ
ード精算機4からカード利用状況データを集約するため
に、台間機2、カード販売機3またはカード精算機4と
ホール管理装置5との間でもデータ送受が行われる。
【0031】このようにシステム構成機器間でデータ送
受が行われる場合、その送受信の途中でデータが不正に
奪取されて、その奪取されたデータが不正行為に使用さ
れるおそれがある。たとえば、カード利用機からカード
発行元機に送信されるカード読取データなどが奪取され
ると、そのカード読取データに基づいて遊技カードが偽
造される可能性がある。そこで、この実施形態では、台
間機2、カード販売機3、カード精算機4およびホール
管理装置5間で送受されるデータは、送信元のシステム
構成機器から暗号化されて送信されるようになってお
り、たとえデータが奪取されても、そのデータを容易に
は使用できないようになっている。
【0032】具体的には、台間機2、カード販売機3、
カード精算機4およびホール管理装置5はいずれも、遊
技店に設置されている台間機2、カード販売機3、カー
ド精算機4およびホール管理装置5ごとに設定された複
数個の暗号化キーa1〜am,ax,ay,azを有し
ている。また、台間機2、カード販売機3、カード精算
機4およびホール管理装置5は、それぞれ1個の復号化
キーb1〜bm,bx,by,bzを有している。
【0033】たとえば、図5に示す「No.1」の台間
機2は、複数個の暗号化キーa1〜am,ax,ay,
azと1個の復号化キーb1を有しており、「No.
2」の台間機2は、複数個の暗号化キーa1〜am,a
x,ay,azと1個の復号化キーb2を有している。
「No.1」の台間機2から「No.2」の台間機2へ
のデータ送信に際しては、「No.1」の台間機2にお
いて、その送信すべきデータが「No.2」の台間機2
用の暗号化キーa2で暗号化される。そして、この暗号
化キーa2で暗号化されたデータが、「No.2」の台
間機2に向けて送信される。「No.2」の台間機2が
有している復号化キーb2は、暗号化キーa2で暗号化
されたデータを復号化できる唯一のキー(鍵)である。
「No.1」の台間機2から暗号化されたデータを受信
した「No.2」の台間機2では、その暗号化されたデ
ータが復号化キーb2を用いて復号されて、「No.
2」の台間機2内における処理に使用される。
【0034】また同様に、「No.m」の台間機2は、
複数個の暗号化キーa1〜am,ax,ay,azと1
個の復号化キーbmを有しており、たとえば、「No.
1」の台間機2から「No.m」の台間機2へのデータ
送信に際しては、「No.1」の台間機2において、そ
の送信すべきデータが「No.m」の台間機2用の暗号
化キーamで暗号化される。そして、この暗号化キーa
mで暗号化されたデータが、「No.m」の台間機2に
向けて送信される。この暗号化されたデータを受信した
「No.m」の台間機2では、その暗号化されたデータ
が復号化キーbmを用いて復号されて、「No.m」の
台間機2内における処理に使用される。
【0035】さらに、ホール管理装置5は、複数個の暗
号化キーa1〜am,ax,ay,azと1個の復号化
キーbzを有している。たとえば、「No.1」の台間
機2からホール管理装置5へのシステム利用状況データ
の送信に際しては、「No.1」の台間機2において、
その送信すべきデータがホール管理装置5用の暗号化キ
ーazで暗号化される。そして、この暗号化キーazで
暗号化されたデータが、ホール管理装置5に向けて送信
される。ホール管理装置5が有している復号化キーbz
は、暗号化キーazで暗号化されたデータを復号化でき
る唯一のキー(鍵)であり、「No.1」の台間機2か
ら暗号化されたデータを受信したホール管理装置5で
は、その暗号化されたデータが復号化キーbzを用いて
復号されて、システム利用状況データとして管理され
る。
【0036】以上のようにこの実施形態によれば、台間
機2、カード販売機3、カード精算機4およびホール管
理装置5間で送受されるデータは、送信元のシステム構
成機器で暗号化されて送信される。これにより、システ
ム構成機器間における送受信の途中でデータが不正に奪
取されても、その暗号化されたデータは簡単に復号(解
読)することができないので、システム構成機器間で送
受信されるデータが奪取されて不正行為に用いられるこ
とを効果的に防止できる。よって、遊技媒体貸出システ
ムのセキュリティを格段に向上させることができる。
【0037】なお、暗号化キーa1〜am,ax,a
y,azとこれに対応する復号化キーb1〜bm,b
x,by,bzとはそれぞれ同じであってもよいが、暗
号化キーa1〜am,ax,ay,azとこれに対応す
る復号化キーb1〜bm,bx,by,bzとが異なる
非対称鍵暗号方式が採用されることが好ましい。この非
対称鍵暗号方式が採用されることにより、遊技媒体貸出
システムのセキュリティをさらに向上させることができ
る。また、たとえば、或る台間機2に送信すべきデータ
が異なる台間機2に誤送信されても、その台間機2は受
信したデータを復号することができないので、誤送信さ
れたデータが台間機2内における処理に誤って使用され
るおそれがない。
【0038】この発明は、上述の実施形態以外の形態で
実施することもできる。たとえば、上述の実施形態で
は、カード発行元機がカード登録データを管理する分散
管理型のシステムを取り上げたが、ホール管理装置5が
カード登録データを集中して管理する集中管理型のシス
テムに本発明を適用することもできる。具体的には、図
6に示すように、台間機2、カード販売機3およびカー
ド精算機4は、1個の暗号化キーazと各機ごとに異な
る1個の復号化キーb1〜bm,bx,byを有してい
る。また、ホール管理装置5は、遊技店に設置されてい
る台間機2、カード販売機3およびカード精算機4ごと
に設定された複数個の暗号化キーa1〜am,ax,a
yと1個の復号化キーbzを有している。たとえば、台
間機2からホール管理装置5へのデータ送信に際して
は、台間機2において、その送信すべきデータがホール
管理装置5用の暗号化キーazで暗号化される。そし
て、この暗号化キーazで暗号化されたデータが、ホー
ル管理装置5に向けて送信される。ホール管理装置5が
有している復号化キーbzは、暗号化キーazで暗号化
されたデータを復号化できる唯一のキー(鍵)であり、
台間機2から暗号化されたデータを受信したホール管理
装置5では、その暗号化されたデータが復号化キーbz
を用いて復号される。これとは逆に、ホール管理装置5
から台間機2へのデータ送信に際しては、受信先の台間
機2用の暗号化キーa1〜amでデータが暗号化されて
送信され、この暗号化されたデータを受信した台間機2
では、その台間機2が有する復号化キーb1〜bmを用
いて受信したデータが復号される。
【0039】また、上述の実施形態では、遊技媒体の貸
出しを受ける際に遊技カードを利用するカード式の遊技
媒体貸出システムを例にとって説明したが、これに限定
されず、たとえば、台間機に現金を投入して遊技媒体の
貸出しを受ける現金式の遊技媒体貸出システムであっ
て、台間機同士または台間機とホール管理装置との間で
データ送受が行われるものに本発明を適用することもで
きる。その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲
で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るカード式遊技媒体
貸出システムの構成を示すブロック図である。
【図2】遊技媒体の貸出しを受ける際にカード利用機で
行われる処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】カード読取データの照合の際にカード発行元機
で行われる処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】カード登録データの更新の際にカード発行元機
で行われる処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】台間機、カード販売機、カード精算機およびホ
ール管理装置間におけるデータ通信について説明するた
めの図である。
【図6】この発明の他の実施形態について説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 遊技機 2 台間機 3 カード販売機 4 カード精算機 5 ホール管理装置 a1〜am,ax,ay,az 暗号化キー b1〜bm,bx,by,bz 復号化キー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機が設置された遊技店に設置されて、
    遊技機における遊技に使用する遊技媒体を貸し出すため
    の遊技媒体貸出システムであって、 データ送受信可能に接続された複数のシステム構成機器
    を含み、 このシステム構成機器間で送受されるデータは、送信元
    のシステム構成機器において暗号化されていることを特
    徴とする遊技媒体貸出システム。
  2. 【請求項2】上記システム構成機器間で送受されるデー
    タは、受信先のシステム構成機器ごとに異なる暗号化キ
    ーを用いて暗号化されていることを特徴とする請求項1
    記載の遊技媒体貸出システム。
  3. 【請求項3】上記複数のシステム構成機器が受信したデ
    ータを復号する際に用いる復号化キーは、当該受信した
    データを暗号化する際に用いられた暗号化キーと異なる
    ものであることを特徴とする請求項2記載の遊技媒体貸
    出システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009082734A (ja) * 2008-12-16 2009-04-23 Abilit Corp 遊技装置
JP2010088635A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Sankyo Co Ltd 遊技用システム及び遊技用装置

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