JP2002010525A - 電源回路およびバックアップ電池を有する携帯用電子機器 - Google Patents

電源回路およびバックアップ電池を有する携帯用電子機器

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JP2002010525A JP2000194092A JP2000194092A JP2002010525A JP 2002010525 A JP2002010525 A JP 2002010525A JP 2000194092 A JP2000194092 A JP 2000194092A JP 2000194092 A JP2000194092 A JP 2000194092A JP 2002010525 A JP2002010525 A JP 2002010525A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源切換えのためのトランジスタ素子の占有面
積を低減でき、バックアップ電池からの逆流を容易に阻
止でき、IC化に適した電源回路を提供することにあ
る。 【解決手段】この発明は、電源が投入されたときに第1
のトランジスタがONになり、電源が遮断されたときに
は第1のトランジスタがOFFになりかつ第1のトラン
ジスタの寄生ダイオードを逆バイアスするように第1の
トランジスタのバックゲートを第2、第3のトランジス
タのいずれかをONにしてバックアップ電池の電圧でバ
イアスするものであり、これにより電源が遮断されたと
きにバックアップ電池からの電流が直流電源側にリーク
することがほとんどない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源回路および
バックアップ電池を有する携帯用電子機器に関し、詳し
くは、装置が動作停止時にバックアップ電池の電力によ
り時計機構(時計回路)を動作させて時間計測を続行す
るようなパーソナルコンピュータをはじめとして、PH
S、携帯電話等の携帯用電話機、PDAなどのバックア
ップ電池を有する携帯型電子機器の電源回路において、
この電源回路の主要部分をIC化した場合にバックアッ
プ電池への電源切換えのためのトランジスタ素子の占有
面積を低減でき、バックアップ電池からの逆流を容易に
阻止できるようなIC化に適した電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータをはじめ
として、PHS、携帯電話等の携帯用電話機、携帯用電
子機器などにおいては、装置の電源が遮断された状態で
もバックアップ電池により動作が必要な内部回路に電力
が供給されている。そのような回路として、例えば、正
しい時刻を表示するために時間計測をする時計機構やS
RAM等のデータ保持、受信待機回路などがある。特
に、携帯用電子機器にあっては、通常、装置の電源が投
入されたときに電池駆動(メイン電池)により装置が動
作するが、このときメイン電池からバックアップ電池へ
の充電が行われる。そして、装置の電源が遮断されたと
きにはバックアップ電池から遮断状態において必要とさ
れる各回路に電力が供給される。そのために電源の切換
が内部で行われる。図6は、この場合の電源切換回路を
有する電源回路10であって、11は、内蔵されている
電池、12は、電池11の電圧を昇圧するDC/DCコ
ンバータ、13は、昇圧された電力を受けて電圧を安定
化するレギュレータ、14は、切換スイッチ回路であ
り、PチャネルMOSFET(P−MOS)トランジス
タQ1,Q2の直列回路からなり、レギュレータ13の出
力と出力端子18との間に挿入されている。15は、切
換制御回路であり、16は、バックアップ電池、17
は、バックアップ電池16と出力端子(パッド)18と
の間にバックアップ電池16の出力電流の方向において
順方向に接続されたダイオード、19は、出力端子18
とバックアップ電池16との間に挿入された充電電流調
整のための抵抗である。また、20は、電源投入に応じ
て動作する出力端子18に接続された負荷回路であり、
21は、装置の電源が遮断されたときにはバックアップ
電池16からの電力で動作し続ける出力端子18に接続
された時計機構(時計回路)等の負荷回路、そして22
は、電源投入スイッチである。なお、負荷回路20は、
電源スイッチ22が遮断されたときに電力供給を停止す
るために電源スイッチ22と連動してOFFになるスイ
ッチ22aが負荷回路20の電力供給ラインに設けられ
ている。
【0003】電源スイッチ22により装置の電源が投入
されているときには、切換制御回路15がそれを受けて
切換制御回路15は、トランジスタQ1のゲートにLO
Wレベル(以下“L”)の制御信号を加えて、“L”ア
クティブのトランジスタQ1をON状態に設定してON
状態のトランジスタQ1と、ドレイン−バックゲートの
寄生ダイオードを形成しているトランジスタQ2を介し
て負荷回路20に電力が供給される。なお、この場合、
レギュレータ13側から出力端子18に向かってトラン
ジスタQ1,Q2は、それぞれソース−ドレイン−ドレイ
ン−ソースの順に接続されていて、それぞれのトランジ
スタのバックゲートがソース側に吊られているので、ド
レイン側の電圧が高くなったトランジスタQ2は、寄生
ダイオードにより導通する。もちろん、このときトラン
ジスタQ2には、これがONになるように制御信号を加
えてもよい。ところで、MOSトランジスタをIC化し
た場合には、通常、バックゲートとソースあるいはドレ
イン間でPN接合の寄生ダイオードが形成される。この
寄生ダイオードがバックアップ電池からの電流を出力端
子からメイン電源側にリークさせる悪影響を与える。そ
のために、この例のように2つのトランジスタQ1,Q2
が必要になる。
【0004】電源スイッチ22が遮断されたときには、
切換制御回路15は、トランジスタQ1のゲートにHI
GHレベル(以下“H”)の制御信号を加えてあるいは
ハイインピーダンスの状態に設定してトランジスタQ1
をOFF状態にする。このときには、負荷回路20は、
電源スイッチ22に連動するスイッチ22aがOFF状
態になって電力供給が遮断されるが、負荷回路21に
は、バックアップ電池16、ダイオード17を介して電
力が供給される。このときには、バックアップ電池16
からの電流がダイオード17あるいは抵抗19を介して
トランジスタQ2に加えられるが、トランジスタQ2のソ
ース側が高い電圧となるので、トランジスタQ2により
構成されるドレイン−バックゲートの寄生ダイオードが
逆バイアスされるのでトランジスタQ2のOFF状態が
維持される。なお、図中、一点鎖線で示す枠部分がIC
として集積化された回路である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような電源切換回
路にあっては、逆流防止のためにスイッチ回路としての
トランジスタとダイオード動作をするトランジスタとを
直列に設けなければならず、しかも、これらトランジス
タの電流容量が大きいためにIC化した場合にこれら2
つのMOSトランジスタにより占有面積が増加する問題
点がある。この発明の目的は、このような従来技術の問
題点を解決するものであって、電源切換えのためのトラ
ンジスタ素子の占有面積を低減でき、バックアップ電池
からの逆流を容易に阻止でき、IC化に適した電源回路
を提供することにある。この発明の他の目的は、電源切
換えのためのトランジスタ素子の占有面積を低減でき、
バックアップ電池からの逆流を容易に阻止でき、IC化
に適したバックアップ電池を有する携帯用電子機器を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明の電源回路および携帯型携帯用電子機
器の特徴は、この電源回路を有する装置の電源が投入さ
れたときに直流電源から電力を受けて出力端子にその電
力を送出するMOSFETトランジスタを有し、電源が
遮断されたときに出力端子にバックアップ電池からの電
流が加わる電源回路において、MOSFETトランジス
タを第1とし、この第1のトランジスタに並列に設けら
れたNチャンネルMOSFETの第2のトランジスタお
よびPチャネルMOSFETの第3のトランジスタとか
らなり、これら第2および第3のトランジスタの接続点
が第1のトランジスタのバックゲートに接続されている
バックゲートバイアス回路と、電源が投入されたときに
第1のトランジスタをONにする制御信号を第1のトラ
ンジスタのゲートに加えかつ第2および第3のトランジ
スタのゲートに制御信号を送出していずれか一方のトラ
ンジスタをONにしいずれか他方のトランジスタをOF
Fにして第1のトランジスタのバックゲートを第1のト
ランジスタのソースに接続し、電源が遮断されたときに
第1のトランジスタをOFFにする制御信号を第1のト
ランジスタのゲートに加えかつ第2および第3のトラン
ジスタのゲートに制御信号を送出していずれか一方のト
ランジスタをOFFにしいずれか他方のトランジスタを
ONにして第1のトランジスタのバックゲートにバック
アップ電池からの電圧を加えて第1のトランジスタの寄
生ダイオードを逆バイアスする制御回路とを備えるもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】このように、電源が投入されたと
きに第1のトランジスタがONになり、電源が遮断され
たときには第1のトランジスタがOFFになりかつ第1
のトランジスタの寄生ダイオードを逆バイアスするよう
に第1のトランジスタのバックゲートを第2、第3のト
ランジスタのいずれかをONにしてバックアップ電池の
電圧でバイアスするので、電源が遮断されたときにバッ
クアップ電池からの電流が直流電源側にリークすること
がほとんどない。そこで、比較的大きな電流を流す電源
切換用のトランジスタ素子は、1個で済む。この場合の
バックゲートバイアスのためのトランジスタは、微少電
流を流せば済むので専有面積が小さいトランジスタにな
る。制御回路も各トランジスタのON/OFF制御を行
う回路であるので、その電流値は小さくて済む。その結
果、電源切換えのためのトランジスタ素子は1個となっ
て、結果としてこれら回路をIC化した場合にその占有
面積を低減できる。
【0008】
【実施例】図1は、この発明のバックアップ電池を有す
る電源回路を適用した一実施例のブロック図、図2は、
図1における各トランジスタを中心とする半導体断面構
造による接続状態の模式図、図3は、その動作を説明す
るためのタイミングチャート、図4は、この発明のバッ
クアップ電池を有する電源回路を適用した他の実施例の
ブロック図、図5は、その動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。なお、図6と同一の構成要素は同
一の符号で示す。図1において、1は、電源回路であ
り、2は、図6の切換スイッチ回路14に換えて設けら
れた切換スイッチ回路であり、3は、図6の切換制御回
路15に換えてもうけられた切換制御回路である。その
他の構成は、図6と同様である。
【0009】切換スイッチ回路2は、P−MOSトラン
ジスタQ1と、NチャネルMOSFET(N−MOS)
トランジスタQ3,P−MOSトランジスタQ4の直列回
路とを有していて、この直列回路がP−MOSトランジ
スタQ1と並列に接続され、トランジスタQ1のバックゲ
ートのバイアス回路となっている。すなわち、トランジ
スタQ3のソース(S)側がレギュレータ13の出力側
に接続され、トランジスタQ3のドレイン(D)がトラ
ンジスタQ4のドレイン(D)に接続され、トランジス
タQ4のソース(S)が出力端子18に接続され、トラ
ンジスタQ1のバックゲートがトランジスタQ3のドレイ
ン(D)とトランジスタQ4のドレイン(D)との接続
点Nに接続ライン8を介して接続されている。また、ト
ランジスタQ3のバックゲートはグランドGNDに接続
され、トランジスタQ4のバックゲートはそのソース
(S)側に接続されている。
【0010】トランジスタQ1のゲートは、切換制御回
路3から制御信号を受てON/OFFする。また、トラ
ンジスタQ3,Q4のゲートも切換制御回路3から制御信
号を受けてON/OFFする。切換制御回路3は、電源
投入スイッチ22のON/OFF状態を検出する電源電
圧検出回路(DET)4と、バッファアンプ5、バッフ
ァアンプ5の出力とグランドGND間に挿入された負荷
抵抗R、インバータ6、そして相互にカソード側が接続
されたダイオードD1,D2からなる電源切換回路7とか
らなる。ダイオードD1のアノード側は、DC/DCコ
ンバータ12の出力ラインに接続され、ダイオードD2
のアノード側は、出力端子18に接続されていて、相互
接続されたカソードは、インバータ6の電源供給ライン
に接続されている。これにより、インバータ6は、電源
スイッチ22が投入(ON)されているときにはDC/
DCコンバータ12からの電力で動作し、電源スイッチ
22がOFFし、電源が遮断されているときには、出力
端子18を介してバックアップ電池16からの電力で動
作する。なお、一点鎖線で示す枠がIC化された部分で
ある。
【0011】DET4は、DC/DCコンバータ12の
出力ラインの電圧と基準電圧VREFと比較するコンパレ
ータで構成され、電源スイッチ22が投入されたときに
検出信号が“H”となり、電源遮断状態のとき(電源ス
イッチ22がOFFのとき)には検出信号は、“L”と
なる。バッファアンプ5は、この“H”、“L”の信号
をバッファ増幅して負荷抵抗Rに、“H”、“L”の電
圧信号を発生する。インバータ6がそれを受けて反転し
て電源が投入されているときにはトランジスタQ1のゲ
ートに“L”を加える。このときに、バッファアンプ5
の“H”の出力は、トランジスタQ3,Q4のゲートに供
給される。トランジスタQ3のゲートに“H”が加えら
れることで、トランジスタQ3がONとなり、トランジ
スタQ1のバックゲートは、自己のソース側に接続され
る。その結果、ゲートに“L”の信号が加えられたトラ
ンジスタQ1がONとなり、負荷回路20、21に電力
が供給される。このとき、トランジスタQ4のゲートに
は“H”が加えられるので、このトランジスタは、OF
F状態になっている。
【0012】電源スイッチ22が遮断されたときには、
検出信号が“L”となり、バッファアンプ5の出力が
“L”になる。そこで、インバータ6の出力が“H”と
なって、それがトランジスタQ1のゲートに加えられ
る。これによりトランジスタQ1はOFF状態になる。
バッファアンプ5の“L”の出力は、トランジスタQ
3,Q4のゲートに供給され、トランジスタQ4のゲート
に“L”が加えられることで、トランジスタQ4がON
となり、トランジスタQ1のバックゲートは、ドレイン
側に接続される。その結果、トランジスタQ1のバック
ゲート−ドレイン間の寄生ダイオードが逆バイアスされ
て寄生ダイオードもOFF状態となる。これによりバッ
クアップ電池16からの電流がレギュレータ13側(電
源回路IC側)に流れることが阻止される。このとき、
トランジスタQ3は、OFFとなっている。さらにこの
とき、トランジスタQ4がONしているのでトランジス
タQ3のドレイン側がバックアップ電池16から出力端
子18を介して高い電圧を受けてNチャンネルのトラン
ジスタQ3のドレインと、グランドGNDに接続されて
いるバックゲートとの間が逆バイアスとなり、トランジ
スタQ3の寄生ダイオードもOFF状態となる。これに
より並列に接続されているトランジスタQ3,Q4のバッ
クゲートバイアス回路もレギュレータ13側とは遮断さ
れる。なお、電源スイッチ22が遮断されたときには、
バッファアンプ5には、バックアップ電池16側からの
電力供給がないので、前記の“L”は、プルダウン抵抗
により発生することになる。また、ここでの各トランジ
スタのON/OFF状態は、電圧がトランジスタに加わ
っていない状態も含めた意味である。
【0013】図2は、図1におけるトランジスタQ1,
Q3,Q4を中心とする半導体断面構造による接続状態の
模式図であって、それぞれのソースとドレインそしてバ
ックゲートとの関係を示すものである。なお、これらト
ランジスタは、1つのICに集積されるので、そのサブ
ストレートは、1つでるが、説明の都合上、それぞれに
分けて部分記載してある。電源スイッチ22が遮断され
たときには、DET4の検出信号が“L”となり、トラ
ンジスタQ3,Q4のゲートG3,G4がそれぞれ“L”と
なる。それぞれのバックゲートは、バックゲートの接続
ライン8により接続されている。このバックゲートの電
圧は、ON状態のトランジスタQ4、接続ライン8を介
してトランジスタQ1のバックゲートに加えられる。こ
れによりトランジスタQ1のソース(S)とバックゲー
ト(ウエル領域)間のPN接合が逆バイアスされること
になる。その結果、バックアップ電池16からの電流が
レギュレータ13側に流れないで、阻止される。ここで
のトランジスタQ3,Q4は、トランジスタQ1のバック
ゲートにバイアスをかけるだけのトランジスタであるの
で、理論的には“0”であり、電流がほとんどながれな
い。そのため小さな電流容量のトランジスタで済むの
で、その占有面積は、図6における削除された大きな電
流を流す図6のトランジスタQ2よりも非常に小さくな
る。もちろん、切換制御回路3の各回路を含めても、ト
ランジスタQ2よりも小さな占有面積で済む。
【0014】図3は、この場合の電源が投入された状態
から遮断状態に移るときの各トランジスタの動作と電圧
の関係を示したものであり、図3において、(a)はD
C/DCコンバータ12の出力電圧(例えば3.9
V)、(b)はトランジスタQ1のゲートの電圧、
(c)はトランジスタQ3のゲートの電圧、(d)はト
ランジスタQ4のゲートの電圧、(e)は出力端子18
の電圧、(f)は、トランジスタQ1のバックゲートの
電圧、(g)は、各トランジスタのON/OFFの状態
をそれぞれ示している。
【0015】図4は、他の実施例であって、図2のイン
バータ6をCMOSインバータとして、図2のバッファ
アンプ5をこのCMOSインバータ5a、5bを2段接
続することにより構成した具体例である。その他の構成
は、図1と同様である。図3のタイミングチャートに対
応して各部のバッファアンプ5のインバータ5a,5b
とインバータ6の各部の波形を示すと、図5のようにな
る。図5において、(a)はDC/DCコンバータの出
力電圧(例えば3.9V)、(b)はDET4の検出信
号の電圧、(c)はインバータ5aの出力電圧、(d)
はインバータ5bの出力電圧、(e)はインバータ6の
出力電圧であり、それぞれの波形は、図3と同様に電源
がONからOFFにされたときの過渡現象の状態を表し
ている。なお、全体的な動作は、図1と同様なものであ
るので割愛する。この実施例では、切換制御回路3の主
要部がインバータで済むので、回路が簡単になる利点が
ある。
【0016】以上説明してきたが、MOSFETは、バ
イディレクショナルで動作するので、実施例では、トラ
ンジスタQ3のソース側をレギュレータ13の出力に接
続し、ドレイン側をトランジスタQ4のドレイン側に接
続しているが、これを、逆に、トランジスタQ3のドレ
イン側をレギュレータ13の出力に、ソース側をトラン
ジスタQ4のドレイン側に接続してもよいことはもちろ
んである。また、この明細書および特許請求の範囲にお
けるバックアップ電池には、通常のボタン電池等をはじ
めとして強誘電体コンデンサ等の電池機能を持つコンデ
ンサも含むものである。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明にあ
っては、電源が投入されたときに第1のトランジスタが
ONになり、電源が遮断されたときには第1のトランジ
スタがOFFになりかつ第1のトランジスタの寄生ダイ
オードを逆バイアスするように第1のトランジスタのバ
ックゲートを第2、第3のトランジスタのいずれかをO
Nにしてバックアップ電池の電圧でバイアスするので、
電源が遮断されたときにバックアップ電池からの電流が
直流電源側にリークすることがほとんどない。そこで、
比較的大きな電流を流す電源切換用のトランジスタ素子
は、1個で済む。この場合のバックゲートバイアスのた
めのトランジスタは、微少電流を流せば済むので専有面
積が小さいトランジスタになる。制御回路も各トランジ
スタのON/OFF制御を行う回路であるので、その電
流値は小さくて済む。その結果、電源切換えのためのト
ランジスタ素子は1個となって、結果としてこれら回路
をIC化した場合にその占有面積を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のバックアップ電池を有する
電源回路を適用した一実施例のブロック図である。
【図2】図2は、図1における各トランジスタを中心と
する半導体断面構造による接続状態の模式図である。
【図3】図3は、その動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図4】図4は、この発明のバックアップ電池を有する
電源回路を適用した他の実施例のブロック図である。
【図5】図5は、その動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図6】図6は、従来のバックアップ電池を有する電源
回路の説明図である。
【符号の説明】
1,10…電源回路、2…切換スイッチ回路、3…切換
制御回路、4…電源電圧検出回路(DET)、5…バッ
ファアンプ、6…インバータ、7…電源切換回路、8…
接続ライン、11…電池、12…DC/DCコンバー
タ、13…レギュレータ、14…バイアス回路、15…
切換制御回路、16…バックアップ電池、17…ダイオ
ード、18…出力端子、20…18とバックアップ、2
0,21…負荷回路、22…電源投入スイッチ、R…負
荷抵抗、D1,D2…ダイオード、Q1〜Q4…MOSFE
Tトランジスタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】この電源回路を有する装置の電源が投入さ
    れたときに直流電源から電力を受けて出力端子にその電
    力を送出するMOSFETトランジスタを有し、電源が
    遮断されたときに前記出力端子にバックアップ電池から
    の電流が加わる電源回路において、 前記MOSFETトランジスタを第1とし、この第1の
    トランジスタに並列に設けられたNチャンネルMOSF
    ETの第2のトランジスタおよびPチャネルMOSFE
    Tの第3のトランジスタとからなり、これら第2および
    第3のトランジスタの接続点が前記第1のトランジスタ
    のバックゲートに接続されているバックゲートバイアス
    回路と、 電源が投入されたときに前記第1のトランジスタをON
    にする制御信号を前記第1のトランジスタのゲートに加
    えかつ前記第2および第3のトランジスタのゲートに制
    御信号を送出していずれか一方のトランジスタをONに
    しいずれか他方のトランジスタをOFFにして前記第1
    のトランジスタのバックゲートを前記第1のトランジス
    タのソースに接続し、電源が遮断されたときに前記第1
    のトランジスタをOFFにする制御信号を前記第1のト
    ランジスタのゲートに加えかつ前記第2および第3のト
    ランジスタのゲートに制御信号を送出していずれか一方
    のトランジスタをOFFにしいずれか他方のトランジス
    タをONにして前記第1のトランジスタのバックゲート
    に前記バックアップ電池からの電圧を加えて前記第1の
    トランジスタの寄生ダイオードを逆バイアスする制御回
    路とを備えることを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】前記直流電源は電池であり、前記第1のト
    ランジスタはPチャネルMOSFETトランジスタであ
    り、前記第2のトランジスタはNチャネルMOSFET
    トランジスタであり、前記第3のトランジスタはPチャ
    ネルMOSFETトランジスタであって、第2、第3の
    順に前記直流電源と前記出力端子との間に前記第2およ
    び第3のトランジスタが接続され、前記制御回路は、電
    源が投入されたか否かを検出する検出回路と、この検出
    回路からの信号を受けて検出信号に応じてHIGHレベ
    ルあるいはLOWレベルの出力を発生するバッファアン
    プと、このバッファアンプの出力を受けるインバータと
    からなり、前記バッファアンプの出力が前記制御信号と
    して前記第2および第3のトランジスタのゲートに加え
    られ、前記インバータの出力が前記制御信号として前記
    第1のトランジスタのゲートに加えられる請求項1記載
    の電源回路。
  3. 【請求項3】この電源回路を有する装置の電源が投入さ
    れたときに直流電源から電力を受けて出力端子に電力を
    送出するMOSFETトランジスタを有し、電源が遮断
    されたときに前記出力端子にバックアップ電池からの電
    流が加わる携帯用電子機器において、 前記MOSFETトランジスタを第1とし、この第1の
    トランジスタに並列に設けられたNチャンネルMOSF
    ETの第2のトランジスタおよびPチャネルMOSFE
    Tの第3のトランジスタとからなり、これら第2および
    第3のトランジスタの接続点が前記題1のトランジスタ
    のバックゲートに接続されたバックゲートバイアス回路
    と、 電源が投入されたときに前記第1のトランジスタをON
    にする制御信号を前記第1のトランジスタのゲートに加
    えかつ前記第2および第3のトランジスタのゲートに制
    御信号を送出していずれか一方のトランジスタをONに
    しいずれか他方のトランジスタをOFFにして前記第1
    のトランジスタのバックゲートを前記第1のトランジス
    タのソースに接続し、電源が遮断されたときに前記第1
    のトランジスタをOFFにする制御信号を前記第1のト
    ランジスタのゲートに加えかつ前記第2および第3のト
    ランジスタのゲートに制御信号を送出していずれか一方
    のトランジスタをOFFにしいずれか他方のトランジス
    タをONにして前記第1のトランジスタのバックゲート
    に前記バックアップ電池からの電圧を加えて前記第1の
    トランジスタの寄生ダイオードを逆バイアスする制御回
    路とを備えることを特徴とするバックアップ電池を有す
    る携帯用電子機器。
  4. 【請求項4】前記直流電源は電池であり、前記第1のト
    ランジスタはPチャネルMOSFETトランジスタであ
    り、前記第2のトランジスタはNチャネルMOSFET
    トランジスタであり、前記第3のトランジスタはPチャ
    ネルMOSFETトランジスタであって、第2、第3の
    順に前記直流電源と前記出力端子との間に前記第2およ
    び第3のトランジスタが接続され、前記制御回路は、電
    源が投入されたか否かを検出する検出回路と、この検出
    回路からの信号を受けて検出信号に応じてHIGHレベ
    ルあるいはLOWレベルの出力を発生するバッファアン
    プと、このバッファアンプの出力を受けるインバータと
    からなり、前記バッファアンプの出力が前記制御信号と
    して前記第2および第3のトランジスタのゲートに加え
    られ、前記インバータの出力が前記制御信号として前記
    第1のトランジスタのゲートに加えられる請求項3記載
    のバックアップ電池を有する携帯用電子機器。
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