JP2002010293A - 立体画像表示装置 - Google Patents

立体画像表示装置

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JP2002010293A
JP2002010293A JP2000185006A JP2000185006A JP2002010293A JP 2002010293 A JP2002010293 A JP 2002010293A JP 2000185006 A JP2000185006 A JP 2000185006A JP 2000185006 A JP2000185006 A JP 2000185006A JP 2002010293 A JP2002010293 A JP 2002010293A
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勉 尾坂
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裕 西原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追従機能を有する直視型立体画像表示装置に
おいて、簡便な構成で精度良い視点位置検出及び/又は
距離検出を実現した直視型立体画像表示装置を提供する
こと。 【解決手段】 観察者54を撮影するカメラ11の撮影
方向を変更可能とし、このカメラ11で撮影した画像に
基づいて検出した観察者54の視点位置に基づいて、マ
スク基板7の観察者に対して左右方向への水平移動及び
カメラ11の回転を同時に行う。カメラ11の撮影方向
が動的に変えられるため、撮影画像に占める観察者54
の頭部の割合を大きくすることが可能で、撮影画像に基
づく視点位置検出精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は立体画像表示装置に
関し、特に被測定者(観察者)の視点位置を検出して、
立体視可能な範囲を拡大可能な立体画像表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、裸眼による立体視が可能ないわゆ
る直視型立体画像表示装置がある。立体画像表示装置に
は種々の方式があるが、例えば特開平9−311294
号公報には、2枚のレンチキュラーレンズとマスクによ
って左右視差画像を分離する立体表示装置が開示されて
いる。以下、特開平9ー311294号公報に開示され
る方式をリアクロスレンチキュラ方式と言う。図11は
リアクロスレンチキュラ方式の立体画像表示装置の例を
示す要部斜視図である。図中、6は画像表示用のディス
プレイデバイスであり、例えば液晶素子(LCD)で構
成する。図は、偏光板、カラーフィルター、電極、ブラ
ックマトリクス、反射防止膜などは省略してある。
【0003】10は照明光源となるバックライト(面光
源)である。ディスプレイデバイス6とバックライト1
0の間には、市松状の開口8を備えたマスクパターンを
形成したマスク基板(マスク)7を配置している。マス
クパターンは透明なガラスまたは樹脂からなるマスク基
板7上にクロムなどの金属蒸着膜または光吸収材等をパ
ターニングして製作している。バックライト10、マス
ク基板7等は光源の一要素を構成している。
【0004】マスク基板7とディスプレイデバイス6の
間には、透明樹脂またはガラス製の第1のレンチキュラ
ーレンズ3及び第2のレンチキュラーレンズ4を配置し
ている。第1のレンチキュラーレンズ3は垂直方向に長
い縦シリンドリカルレンズを左右方向に並べて構成した
縦シリンドリカルレンズアレイであり、第2のレンチキ
ュラーレンズ4は水平方向に長い横シリンドリカルレン
ズを上下方向に並べて構成した横シリンドリカルレンズ
アレイである。
【0005】ディスプレイデバイス6に表示する画像は
図示するように左右の視差画像R及びLを夫々上下方向
に多数の横ストライプ状の横ストライプ画素R,Lに分
割し、それらを例えば画面上からLRLRLR・・・・
と交互に並べて1つの画像に構成した横ストライプ画像
である。
【0006】バックライト10からの光はマスク基板7
の各開口8を透過してディスプレイデバイス6を照明
し、観察者の両眼に左右のストライプ画素R,Lが分離
して観察される。
【0007】すなわち、マスク基板7はバックライト1
0により照明され、開口8から光が出射する。マスク基
板7の観察者側には第1のレンチキュラーレンズ3を配
置しており、その各シリンドリカルレンズのほぼ焦点位
置にマスク基板7がくるようにレンズ曲率を設計してい
る。この断面においては第2のレンチキュラーレンズ4
は光学的に何の作用もしないので、開口8上の1点から
射出する光束はこの断面内では略平行光束に変換され
る。
【0008】マスクパターンの一対の開口部と遮光部は
略第1のレンチキュラーレンズ3の1ピッチに対応する
ように設定している。
【0009】また、観察者の所定の位置から第1のレン
チキュラーレンズ3までの光学的距離と第1のレンチキ
ュラーレンズ3からマスクパターンまでの光学的距離の
関係を元に、第1のレンチキュラーレンズ3のピッチと
マスクパターンの一対の開口部と遮光部のピッチを定め
ることによって、画面の全幅にわたって、開口部8から
の光が一様に左眼又は右眼に集まるようにすることがで
きる。このようにしてディスプレイデバイス6上の左右
のストライプ画素が水平方向に左眼、右眼の領域に分離
して観察される。
【0010】第2のレンチキュラーレンズ4は、マスク
7の開口8上の各点から発する光束を、すべてディスプ
レイデバイス6の右目又は左目用ストライプ画素上に集
光して、これを照明、透過して上下方向にのみ集光時の
NAに応じて発散し、観察者の所定の眼の高さから画面
の上下方向の全幅にわたって左右のストライプ画素を一
様に分離して見える観察領域を与えている。
【0011】しかしながら、このような立体画像表示装
置の視野角は狭く、観察者の視点が視野角からはずれる
と立体表示が認識されなくなる。そのため、観察者の視
点位置を検出して、視点位置の移動に応答して画像表示
を制御することにより、立体視が可能な視野角範囲を動
的に移動することによって、実質的な視野角を拡大する
技術が提案されている。例えば、特開平10−2323
67号公報には、マスクパターン又はレンチキュラーレ
ンズを表示面に平行移動させて、立体視可能な領域(視
野角)を拡大する技術が開示されている。
【0012】図12は、特開平10−232367号公
報に開示される立体画像表示装置の図である。図12に
おいて、図11と同じ構成要素には同じ参照数字を付
し、説明は省略する。図12の立体画像表示装置はレン
チキュラーレンズが1枚の構成を有するので、図11に
おける第2のレンチキュラーレンズ4を有していない。
【0013】このような構成の立体画像表示装置におい
て、観察者54の移動に応じた制御は以下のように行わ
れる。まず、位置センサー51が、予め設定された基準
の位置からの観察者54の水平方向のずれを検出し、そ
の情報を制御ユニット52へ送り、このずれ情報に応じ
て制御ユニット60がディスプレイ駆動回路61へ画像
制御信号を出力すると、ディスプレイ駆動回路60が第
1又は第2の横ストライプ画像をディスプレイ6に表示
する。同時に制御ユニット60はずれ情報に基づくアク
チュエータ駆動信号を発生し、マスクパターン7を水平
方向に移動させるアクチュエータ62を駆動することに
より、マスクパターン7を観察者54が左右のストライ
プ画像をもっともよく分離できる位置に移動させる。こ
の結果、観察者54の視点位置が変化しても、立体視可
能な範囲が拡大することになる。
【0014】また、特開平10−115800号公報に
は、レンチキュラーレンズを水平方向だけでなく、表示
素子との距離も可変とすることによって、立体視可能な
範囲を左右方向だけでなくでなく奥行き方向(表示装置
と観察者との距離方向)に拡大した直視型立体画像表示
装置が提案されている。
【0015】このような立体画像表示装置において、マ
スクパターンやレンチキュラーレンズの移動量は、観察
者の視点位置や観察者と表示装置との距離の検出結果に
よって決定される。通常、視点位置検出は表示装置に設
けたビデオカメラによって観察者を撮影し、撮影画像に
テンプレートマッチングなどを施す画像処理方法により
行われている。また、距離検出については、ステレオカ
メラで撮影したステレオ画像を用いた方法により検出が
行われていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た追従機能を有する立体画像表示装置においては、固定
したカメラによる撮影画像を用いて視点位置及び距離の
検出が行われていたため、観察者の移動を考慮してカメ
ラの画角をある程度広くとる必要があった。そのため、
撮影画像に占める観察者の顔の面積は小さく、視点位置
の検出精度を上げることが難しい。
【0017】また、検出した視点位置や距離から、マス
クパターンやレンチキュラーレンズの移動量を別途決定
してからこれらを移動する移動機構を制御する必要があ
り、装置の構成が複雑になっていた。
【0018】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、追従機能を有する直視型立体画像表示装置
において、簡便な構成で精度良い視点位置検出及び距離
検出を実現した直視型立体画像表示装置を提供すること
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、パララックス部材を用いて光束を分離し、観察者の
右目及び左目に独立した画像を視認させることによっ
て、観察者に立体画像を提示する立体画像表示装置であ
って、観察者を撮影する撮像手段と、撮像手段により撮
影した観察者の画像に基づいて観察者の視点位置を検出
する視点位置検出手段と、視点位置検出手段が検出した
視点位置に基づき、パララックス部材の観察者に対して
左右方向への移動及び撮像手段の撮影方向変更を同時に
行う駆動手段とを有することを特徴とする立体画像表示
装置に存する。
【0020】また、本発明の別の要旨は、パララックス
部材を用いて光束を分離し、観察者の右目及び左目に独
立した画像を視認させることによって、観察者に立体画
像を提示する立体画像表示装置であって、観察者を撮影
する撮像手段であって、外部からの制御により前後に移
動可能な合焦用レンズを有する撮像手段と、合焦用レン
ズを制御して、観察者と立体画像表示装置との距離を測
定する測距手段と、測距手段による合焦用レンズの移動
制御に連動して、パララックス部材の観察者に対して前
後方向への移動を行う駆動手段とを有することを特徴と
する立体画像表示装置に存する。
【0021】また、本発明の別の要旨は、パララックス
部材を用いて光束を分離し、観察者の右目及び左目に独
立した画像を視認させることによって、観察者に立体画
像を提示する立体画像表示装置であって、観察者を撮影
する撮像手段であって、外部からの制御により前後に移
動可能な合焦用レンズを有する撮像手段と、物体により
反射される波動を放射する放射手段と、反射された波動
を受信する受信手段と、受信手段で受信した波動を用い
て観察者と立体画像表示装置との距離を測定する測距手
段と、測距手段により測定された距離に基づいて、合焦
用レンズの移動制御とパララックス部材の観察者に対し
て前後方向への移動を同時に行う駆動手段とを有するこ
とを特徴とする立体画像表示装置に存する。
【0022】また、本発明の別の要旨は、パララックス
部材を用いて光束を分離し、観察者の右目及び左目に独
立した画像を視認させることによって、観察者に立体画
像を提示する立体画像表示装置であって、観察者を撮影
する撮像手段であって、外部からの制御により前後に移
動可能な合焦用レンズを有する撮像手段と、合焦用レン
ズを制御して、観察者と立体画像表示装置との距離を測
定する測距手段と、撮像手段により撮影した観察者の画
像に基づいて観察者の視点位置を検出する視点位置検出
手段と、視点位置検出手段が検出した視点位置に基づ
き、パララックス部材の観察者に対して左右方向への移
動及び撮像手段の撮影方向変更を同時に行う第1の駆動
手段と、測距手段による合焦用レンズの移動制御に連動
して、パララックス部材の観察者に対して前後方向への
移動を行う第2の駆動手段とを有することを特徴とする
立体画像表示装置に存する。
【0023】また、本発明の別の要旨は、パララックス
部材を用いて光束を分離し、観察者の右目及び左目に独
立した画像を視認させることによって、観察者に立体画
像を提示する立体画像表示装置であって、観察者を撮影
する撮像手段であって、外部からの制御により前後に移
動可能な合焦用レンズを有する撮像手段と、物体により
反射される波動を放射する放射手段と、反射された波動
を受信する受信手段と、受信手段で受信した波動を用い
て観察者と立体画像表示装置との距離を測定する測距手
段と、撮像手段により撮影した観察者の画像に基づいて
観察者の視点位置を検出する視点位置検出手段と、視点
位置検出手段が検出した視点位置に基づき、パララック
ス部材の観察者に対して左右方向への移動及び撮像手段
の撮影方向変更を同時に行う第1の駆動手段と、測距手
段により測定された距離に基づいて、合焦用レンズの移
動制御とパララックス部材の観察者に対して前後方向へ
の移動を同時に行う第2の駆動手段とを有することを特
徴とする立体画像表示装置に存する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明をそ
の好適な実施形態に基づき詳細に説明する。図1は、本
発明の実施形態に係る立体画像表示装置の構成例を示す
ブロック図である。図1において、図12と同じ構成要
素には同じ参照数字を付し、重複する説明は省略する。
【0025】本実施形態に係る立体画像表示装置は、表
示部100と検出部13及び制御部14から構成され
る。表示部は位置センサ51の代わりに回転可能なカメ
ラ11を用いること以外、図12に示した構成と同一で
よい。もちろん、レンチキュラーレンズをもう一枚設け
て、2枚のレンチキュラーレンズ方式とすることも可能
である。
【0026】カメラ11は例えばビデオカメラであり、
観察者54の顔面を中心に撮影する。カメラ11には例
えばロータリーエンコーダ等の回転角センサ12が接続
されており、初期位置からのカメラ11の回転角を出力
する。
【0027】検出部13は、視点位置検出部131を有
し、カメラ11で撮影した画像データから、観察者54
の視点位置を検出し、検出結果を制御部14へ出力す
る。本実施形態において観察者の視点位置検出に用いる
方法は任意であるが、例えば
【0028】公知のテンプレートマッチングを用いた方
法を用いることができる。この際、赤外光を用いて撮影
した画像データ(赤外画像)からの視点位置検出を用い
ることもできる。即ち、よく知られるように、人間の瞳
孔が近赤外光を再帰反射する(入射方向と同一方向に光
を戻す)性質を有することを利用し、赤外画像を適当な
閾値で二値化処理して、鋭い反射ピークとして得られる
瞳孔反射光を検出することによって、正確な視点位置が
検出できる。
【0029】赤外画像を用いた視点位置検出を行う場
合、別途赤外光源を設けるとともに、カメラ11のCC
D等にフィルタを設ける等して赤外画像を撮影するよう
に構成すればよい。
【0030】もちろん、出願人が先に出願した特願平1
1−82455号に記載したように、これらの方法を組
み合わせて用いることも可能である。この場合、カメラ
11にハーフミラー等の光路制御機構と赤外発光ダイオ
ード等の赤外光発光素子を内蔵し、カメラ11の撮影軸
と同一の光軸で赤外光を観察者に照射可能に構成するこ
とにより、赤外画像と可視画像を切り換えて撮影可能と
し、最初の視点位置検出には赤外画像を用い、その後の
視点追従には可視画像を用いたテンプレートマッチング
を行うように制御部14によって切り換え制御を行えば
よい。
【0031】制御部14は、表示部100で追従制御を
行うパララックス部材(本実施形態においてはマスク基
板7)を移動させるパララックス部材移動機構141、
カメラ11を所定角度だけ回転させるカメラ回転機構1
42、検出部13の視点位置検出部131からの視点位
置情報と、回転角センサ12からの回転角とから、パラ
ラックス部材及びカメラの移動量(回転角)を求める制
御量演算部143
【0032】、制御量演算部143の出力に基づきモー
タ145を駆動する駆動回路144とから構成される。
制御部14には、この他にも表示部100で実際に表示
する画像データを生成する画像データ生成部や、カメラ
11が赤外画像と可視画像を切り換えて撮影する形式の
場合にその切り換え制御を行う切り換え制御部等、立体
画像表示装置に必要な処理を行う処理部が含まれるが、
本実施形態にこれらの処理部は直接関係
【0033】しないので、説明を簡潔にするためこれら
処理部の説明は省略する。制御量演算部143は、視点
位置検出部131が検出した観察者54の視点位置情報
と、現在のカメラ11の回転角を表す回転角センサ12
の出力から、観察者54が検出された視点位置で立体画
像を正しく立体視するために必要なマスク基板7の移動
量を求める。
【0034】この演算は、実時間で行うこともできる
が、予め視点位置情報における視点位置座標の水平方向
の絶対値と、それに対応するマスク基板7の移動量を求
め、テーブルとして記憶しておいて、視点位置検出部1
31からの視点位置情報を用いてこのテーブルを参照す
るように構成することによっても実現できる。
【0035】本実施形態においては、カメラ11の回転
と、マスク基板7の移動の両方を、1つのモータ145
で行う。具体的には、モータ145の軸にパララックス
部材移動機構141用及びカメラ回転機構142用の独
立した動力伝達機構(歯車、プーリー及びベルトの組み
合わせ等)を取り付け、これら動力伝達機構のギア比や
プーリーの径比等を調整してマスク基板7に必要な移動
量とカメラ11に必要な回転角を同一のモータ軸回転量
で得られるように構成すればよい。
【0036】あるいは、モータ145ではカメラ回転機
構142又はパララックス部材移動機構141のいずれ
か一方のみを直接駆動し、駆動される機構もしくはこの
機構で移動/回転するマスク基板7/カメラ11により
他方の機構又はマスク基板7/カメラ11を駆動するよ
うに構成しても良い。
【0037】図2は、モータ145でマスク基板7及び
カメラ11を駆動する場合の構成例を示す斜視図であ
る。モータ145は駆動回路144によって回転量及び
回転方向の制御が可能なモータである。軸トルクが大き
く、回転精度の高いモータであることが好ましい。モー
タ145の回転軸には駆動用ギア157が取り付けられ
ている。
【0038】モータ145の回転は駆動用ギア157→
ギア153→ギア154→ギア155→ギア156→ギ
ア152と伝達し、ギア152と垂直に組み合わされた
ギア148によって、回転方向を垂直に変換する。ギア
148には軸146を介してギア147が取り付けられ
ており、ギア147はマスク基板7移動用のラック22
とかみ合うように配置されている。
【0039】マスク基板7の下面はガイドレール21に
沿ってスライド可能に支持されており、端面下部にはラ
ック22が設けられている。従って、このラック22を
ギア147によって駆動することにより、マスク基板7
をガイドに沿って左右方向にスライドすることが可能で
ある。この場合、ギア147、軸146、ギア148、
ギア152〜157及びラック22がパララックス部材
移動機構141を構成する。
【0040】一方、駆動ギア157に組み合わされたギ
ア153には、ギア154の他にギア149が組み合わ
されている。そして、ギア149には回転軸を共通とす
るプーリー150が設けられ、プーリー150に掛けら
れたベルト151によってカメラ11の回転軸に固定さ
れたプーリー152にギア149の回転を伝達するよう
に構成されている。この場合、ギア153、149、プ
ーリー150、152及びベルト151がカメラ回転機
構142を構成する。図では簡略化のためプーリー15
0及びベルト151は通常の(歯付きでない)ものが記
載されているが、滑り防止のため、歯付きプーリと歯付
きベルトを用いることが好ましい。
【0041】なお、図2においては便宜上ギア149と
ギア153が直接組み合わされた構成を示したが、これ
はマスク基板7に対してカメラ11の回転量が大きいこ
とを意味するものではなく、1つのモータ145によっ
てカメラ11とマスク基板7の両方を駆動する機構の概
念を提示することのみを目的としたものである。実際に
はギア153とギア149の間に他のギアを介在させた
り、各ギアの歯数及びプーリーの経比を調整することに
よって、マスク基板7の移動量とカメラ11の回転量の
調整を行うことは言うまでもない。もちろん、ギアの追
加/除去も可能である。また、減速比を調整する目的で
のギアの加除も可能であることは言うまでもない。
【0042】図3は、観察者54の視点位置移動方向
と、マスク基板7及びカメラ11の移動/回転方向との
関係を示す図である。図3(a)は観察者が立体画像表
示装置の正面に位置する場合、図3(b)は観察者の視
点位置が左に距離Dずれた状態を上方から見た状態をそ
れぞれ示す。図3においては、図を簡潔にするため、右
目に入射すべき画像の入射方向のみを示している。図か
ら明らかなように、観察者の視点位置が左にずれた場
合、マスク基板7を右方向にd(d<D)ずらすことに
よって、引き続き観察者に立体画像が正しく視認され
る。
【0043】一方、観察者を撮影するカメラ11の光軸
は、図中矢印C、C’で示すように観察者の移動方向と
同一方向に回転することになる。従って、図2において
矢印で示すように、モータ145を反時計回りに回転さ
せることによって、カメラ11を反時計回りに、マスク
基板7をユーザに向かって右方向へ移動させる。
【0044】ここで、マスク基板7の移動量と、対応す
る視点位置移動量についての関係について、図4を用い
て説明する。図4は、表示部100と観察者54を上面
から見た図である。本実施形態において、縦方向のレン
チキュラーレンズアレイ(縦レンチキュラー)3の個々
のレンズ中心とマスク基板7のマスク開口(白い升)の
中心を結ぶ線が観察者の右目位置に交わるように設定さ
れ、また縦レンチキュラー3の個々のレンズがマスク開
口からの発散光束を並行光束に変換するように構成され
ているものとする。
【0045】この条件の下に、以下の式が成り立つ。 Lh1/(Lh1+Lh2)=HL/(2・Hm) 式(1) ただし、 Lh1:観察者54と縦レンチキュラー3との光学的距
離(mm) Lh2:マスク基板7と縦レンチキュラー3との光学的
距離(mm) HL:縦レンチキュラー3を構成するシリンドリカルレ
ンズのピッチ(mm) Hm:マスク基板7の開口部及び遮光部の水平方向幅
(mm) である。
【0046】また、図4における三角形の相似条件か
ら、次式が成り立つ。 D/Lh1=d/Lh2 式(2) ただし、 D:視点位置移動距離(mm) d:マスク基板7の移動距離(mm) である。
【0047】式(1)及び(2)から、マスク基板移動
量dは d=D×(2×Hm−HL)/HL 式(3) と求められ、視点位置の水平方向移動距離Dを求めるこ
とによって、マスク基板移動量dが得られることがわか
る。
【0048】例えば、Hm=0.1925mm、HL=
0.3841mm、D=300mmとすると、 d=300×(2×0.1925−0.3841)/
0.3841=0.703 となり、視点位置移動距離300mmをカバーするには
マスク基板7の可動量を約0.7mmとすればよいこと
になる。
【0049】一方、カメラ11の回転角については、視
点位置の水平方向移動量と観察者54と立体画像表示装
置との距離によって決定することができる。立体画像表
示装置においては設計時に最適な観察距離が決められ、
後述する奥行き方向についての追従機能を有していても
それほど大きな変化はないと考えられるため、実際には
視点位置の移動量との対応付けは容易である。
【0050】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、観察者の移動に追従して正しい立体画像が観察可能
な立体画像表示装置において、簡便な機構により精度の
高い追従制御が実現できる。
【0051】(第1の実施形態の変形例1)実施形態1
においては、カメラ11全体を回転させる構成であった
が、1つのモータでマスク基板7及びカメラ11全体を
駆動するため、駆動機構141及び142のバックラッ
シュが生じる可能性がある。そのような場合には、カメ
ラ11全体ではなく、例えば図5に示すようにカメラ1
1は固定式とし、回転式のミラー20を実施形態1にお
けるカメラ11に置き換え、バックラッシュ除去用のバ
ネを設けることにより、モータ145によって駆動する
質量が大幅に減少し、応答性が向上するとともにバック
ラッシュを低減することが可能である。この場合、カメ
ラ11で撮影する画像は鏡像となるため、視点位置検出
部において左右を反転した画像を用いて視点位置検出を
行う必要がある。
【0052】(第1の実施形態の変形例2)また、図6
に示すように、カメラ内部の撮像素子111のみを移動
することによっても第1の実施形態の変形例1と同様の
効果が得られる。この場合、図6に示すようにマスク基
板7の移動方向と撮像素子の移動方向は同じ向きにな
る。
【0053】図7に、この場合のパララックス部材移動
機構141及びカメラ回転機構(撮像素子移動機構)1
42の構成例を示す。図7に示す構成例において、パラ
ラックス部材移動機構141については図2を用いて説
明した構成と同一であるため、説明は省略する。
【0054】一方、撮像素子移動機構142は、第1〜
第3のリンク161、162及び164から構成され
る。第1のリンク161は、一端がギア形状を有し、ギ
ア153に組み合わされている。また、他端は第2のリ
ンク162の一端と図示しない共通軸で接続されてい
る。第1のリンクはその略中央を軸で支持されており、
ギア153の回転に従って軸周りに回転する。第2のリ
ンク162の他端は第3のリンク164の一端と図示し
ない共通軸で接続されており、リンク161の回転をリ
ンク3に伝達する機能を有する。
【0055】第3のリンク164は第1のリンク161
と同様に略中央を図示しない軸で支持され、この軸回り
に回転可能に構成されている。また、第3のリンク16
4の他端には、軸165によってCCD111が接続さ
れている。従って、第3のリンク164が第2のリンク
162によって伝達された第1のリンク161の回転に
よって回転することにより、CCD111が左右方向に
移動する。
【0056】CCD111は並行板バネ163を介して
図示しないCCD支持部材に支持されており、並行板バ
ネ163が撓むことのできる範囲で第3のリンクの回転
に伴って移動する。図7に矢印で示すように、モータ1
45の駆動用ギア157が反時計回りに回転すると、第
1のリンク161も反時計回りに回転し、第2のリンク
が紙面右手方向に引っ張られる。これにより第2のリン
ク162に接続された第3のリンクが時計回りに回転
し、CCD111が紙面左方向に(回転)移動する。ま
た、図2を用いて説明したように、マスク基板7も同時
に紙面左方向に移動する。
【0057】なお、図7においては便宜上第1のリンク
161とギア153が直接組み合わされた構成を示した
が、これはマスク基板7に対してCCD111の移動量
が大きいことを意味するものではなく、1つのモータ1
45によってCCD111とマスク基板7の両方を駆動
する機構の概念を提示することのみを目的としたもので
ある。実際にはギア153とリンク161の間に他のギ
アを介在させたり、第1及び第3のリンクの回転軸の位
置を変更する等により、マスク基板7の移動量とCCD
111の移動量の調整を行うことは言うまでもない。も
ちろん、ギアの追加/除去も可能である。また、減速比
を調整する目的でのギアの加除も可能であることは言う
までもない。
【0058】(実施形態2)実施形態1においては、マ
スク基板7を水平方向に移動することによって観察者の
左右方向への視点移動に追従可能な立体画像表示装置を
示したが、本実施形態においてはカメラのオートフォー
カス制御と連動して縦レンチキューラー3を前後方向に
移動することによって、奥行き方向への追従を可能とし
たことを特徴とする。
【0059】図8は本実施形態に係る立体画像表示装置
の構成例を示す図である。第1の実施形態と同様、立体
画像表示装置は、表示部100、検出部24及び制御部
23から構成される。
【0060】カメラ52は、レンズ55及び撮像素子5
3を有し、レンズ55を前後に移動することによって合
焦を行うオートフォーカス機構を有している。図では簡
略化して記載しているが、レンズ55は実際には複数の
レンズが組み合わされた構成を有するカメラレンズの合
焦用レンズに相当する。
【0061】撮像素子53は、CCD等のイメージセン
サから構成され、レンズ55の結像を電気信号に変換し
て出力する。レンズ55同様、撮像素子53についても
簡略化して記載してあるが、実際には複数のCCDから
構成されたり、オートフォーカス制御用に設けられた他
の撮像素子を含んでいても良い。
【0062】撮像素子53が出力する画像信号は、検出
部24を構成する測距回路部241に入力され、画像処
理等の距離測定に必要な処理が行われる。オートフォー
カス制御はどのような方法であっても良いが、例えばコ
ントラスト検出方式を用いた場合には、モータ233、
レンズ駆動機構231を介してレンズ55を駆動し、測
距回路部241で撮像素子53で取得した画像データを
解析して、最もコントラストの高い画像が取得されるレ
ンズ位置を探索する。
【0063】あるいは、赤外線方式を用いる場合には、
赤外光発光素子56と受光素子57をカメラ52に設
け、測距回路部241によって赤外光発光素子56を制
御して赤外光を発光させ、その反射光の受光素子57に
よる受光結果を基に観察者54の絶対距離を演算する。
そして、モータ233、レンズ駆動回路231を介して
レンズ55の位置を得られた絶対距離に合焦する位置に
制御する。
【0064】本実施形態においても実施形態1と同様、
1つのモータでレンズ55及び縦レンチキュラー3を駆
動するため、測距処理時にレンズを駆動する必要のある
コントラスト検出方式等のオートフォーカス制御方式よ
りは、レンズ55を駆動することなく測距が可能な赤外
線方式や超音波方式等のアクティブオートフォーカス制
御方式の方が好ましい。
【0065】縦レンチキュラー3を前後に移動させるパ
ララックス部材移動機構232及び合焦用のレンズ55
を前後に移動させるレンズ移動機構231は、共通のモ
ーター233によって駆動される。
【0066】図9は、モータ233によってこれら移動
機構を駆動する構成の例を示す斜視図である。図9に
は、レンズ55及び縦レンチキュラー3の駆動に関連す
る要素のみ記載している。
【0067】モータ233の回転軸237には、ウォー
ムギア236が設けられるとともに先端部分ではネジ山
60が設けられている。一方、縦レンチキュラー3はガ
イドレール234で底部両端を前後方向に可能に支持さ
れている。また、縦レンチキュラー3の、ウォームギア
236に対応する位置には、ラック235が設けられて
いる。ガイドレール234、ラック235及びウォーム
ギア236がパララックス部材移動機構232を構成す
る。
【0068】一方、合焦用レンズ55はレンズホルダ5
9に支持されている。レンズホルダ59は上部で軸58
と移動可能に接続されるとともに、下部をモータ233
の回転軸237に接続される。レンズホルダ59の、回
転軸237との接続部内面にはネジ山60に対応するネ
ジ溝(図示せず)が設けられている。軸58、レンズホ
ルダ59及びネジ山60(回転軸237)はレンズ移動
機構231を構成する。
【0069】このような構成において、モータ233の
回転軸237が回転すると、それに伴ってウォームギア
236及びネジ山60が回転する。ウォームギア236
が回転すると、ウオームギア236にかみ合うラック2
35を介して縦レンチキュラー3が前後に移動する。同
時に、ネジ山60にかみ合うレンズホルダ59下部の接
続部内部のネジ溝によって、レンズホルダ59が前後に
移動する。
【0070】図10に示すように、マスク基板7と縦レ
ンチキュラー3との距離を離すことによって、観察され
る像50の大きさを維持したままその観察位置を遠くに
移動することができる。従って、測距中(もしくは測距
後)のレンズ駆動に連動して縦レンチキュラー3を前後
方向に移動制御することによって、観察者の前後方向の
移動に追従することが可能である。
【0071】本実施形態においても、実施形態1の説明
において述べたように、共通のモータによって2つの移
動機構を駆動する場合、モータの回転軸から直接個々の
移動機構に動力を伝達する方法と、モーターでは一方の
みを直接駆動し、他方は間接的に駆動するような構成に
しても良い。
【0072】以上説明したように、本実施形態において
は、観察者を撮影するカメラ11にオートフォーカス機
能を設け、合焦時のレンズ駆動に連動してパララックス
部材としての縦レンチキュラー3を前後方向に移動させ
ることにより、観察者の前後方向への移動に対しても追
従して正しく立体視を継続させることの可能な立体画像
表示装置が実現できる。
【0073】
【他の実施形態】上述の実施形態においては、カメラの
レンズとして単焦点レンズを用いた例を説明したが、ズ
ームレンズを用いることも可能である。そして、撮影時
の画角を動的に制御することによって、更に精度の高い
視点位置検出を実現することができる。
【0074】これは、上述したように、観察者を撮影し
た画像データから視点位置検出を行う場合、観察者の顔
面、特に目の部分が大きく撮影されている画像を用いた
方が視点位置検出精度が高い。一方、テンプレートマッ
チングにより視点位置検出を行う場合、標本値に従って
決定した人間の目の間隔を用いてテンプレートを作成す
るため、目の間隔が変動するのは好ましくない。従っ
て、特に観察者の前後方向の移動に追従して画角を調整
し、目と目の間隔が所定の範囲内に入るようにすること
によって、より高精度な視点位置検出、ひいては高精度
な追従制御を可能とする。
【0075】具体的には、第1の実施形態においては、
図1の構成において、視点位置検出部131において、
撮影した画像から観察者の顔面輪郭を抽出し、画像全体
に占める割合を求めて、その値が予め定めた割合の範囲
内より大きいか小さいかを出力させる。そして、この出
力を用いて画角を調整する画角調整部を設ければよい。
画角調整部は、顔面が画像に占める割合が所定値より小
さい場合には画角を小さく(ズームイン)し、逆に大き
な場合には画角を大きく(ズームアウト)する。
【0076】また、第2の実施形態においては、図8の
構成において、測距回路部241で得られた距離測定結
果に応じて画角を調整する画角調整部を設ければよい。
画角調整部は、マッチング用のテンプレートを作成した
時点での距離を基準として、距離が増加すれば画角が小
さく、距離が減少すれば画角が大きくなるように制御す
る。
【0077】また、上述の第1及び第2の実施形態を組
み合わせることも可能である。即ち、カメラとして回転
可能でかつオートフォーカス機能を有するカメラを用
い、カメラの回転とマスク基板7の水平方向移動制御を
連動させるとともに、またオートフォーカス時のレンズ
駆動と縦レンチキュラー3の移動を連動させる。もちろ
ん、可能であれば4つの駆動動作を全て連動させても良
い。
【0078】更に、第1及び第2の実施形態の組み合わ
せに、上述の画角制御を更に組み合わせることも可能で
あることは言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
追従機能を有する直視型立体画像表示装置において、簡
便な構成で精度良い視点位置検出及び/又は距離検出を
実現した直視型立体画像表示装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る立体画像表示装
置の構成例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る立体画像表示装
置におけるパララックス部材移動機構141及びカメラ
回転機構142の構成例を示す斜視図である。
【図3】マスク基板の移動方向とカメラの回転方向との
関係を説明する図である。
【図4】マスク基板の移動量と追従可能な移動距離との
関係を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の変形例1に係る立体
画像表示装置のカメラ構成を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態の変形例2に係る立体
画像表示装置の追従制御を説明する図である。
【図7】本発明の第1の実施形態の変形例2に係る立体
画像表示装置におけるパララックス部材移動機構141
及びCCD移動機構の構成例を示す斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る立体画像表示装
置の構成例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る立体画像表示装
置におけるパララックス部材移動機構232及びレンズ
移動機構231の構成例を示す斜視図である。
【図10】縦レンチキュラー3の移動による観察者の前
後方向の移動に対する追従制御を説明する図である。
【図11】視点位置により表示制御を行う立体画像表示
装置の例を示す斜視図である。
【図12】視点位置により表示制御を行う立体画像表示
装置の例を示す斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01L 31/12 H01L 31/12 E Fターム(参考) 2F065 AA01 AA06 CC16 FF01 FF04 FF17 FF65 GG21 JJ03 JJ26 LL10 LL22 QQ04 QQ29 QQ38 SS11 2H059 AB11 5C061 AA07 AA29 AB03 AB24 5F089 BA02 BB01 CA21 5G435 AA01 BB12 BB15 CC11 DD01 EE26

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パララックス部材を用いて光束を分離
    し、観察者の右目及び左目に独立した画像を視認させる
    ことによって、前記観察者に立体画像を提示する立体画
    像表示装置であって、 前記観察者を撮影する撮像手段と、 前記撮像手段により撮影した前記観察者の画像に基づい
    て前記観察者の視点位置を検出する視点位置検出手段
    と、 前記視点位置検出手段が検出した視点位置に基づき、前
    記パララックス部材の前記観察者に対して左右方向への
    移動及び前記撮像手段の撮影方向変更を同時に行う駆動
    手段とを有することを特徴とする立体画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段が、1つの動力源を用いて
    前記移動及び撮影方向の変更を行うことを特徴とする請
    求項1記載の立体画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段が、前記パララックス部材
    のみを移動させるパララックス部材移動手段と、 前記撮像手段の撮影方向のみを変更する撮像移動手段
    と、 前記1つの動力源からの動力を前記パララックス部材移
    動手段及び前記撮像移動手段の両方に伝達するリンク手
    段を有することを特徴とする請求項2記載の立体画像表
    示装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段が、前記パララックス部材
    のみを移動させるパララックス部材移動手段と、 前記撮像手段の撮影方向のみを変更する撮像移動手段
    と、 前記1つの動力源からの動力を前記パララックス部材移
    動手段及び前記撮像移動手段の一方に伝達する第1のリ
    ンク手段と、当該一方の移動手段を介して他方の移動手
    段に前記動力を伝達する第2のリンク手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項2記載の立体画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記パララックス部材が、入射した光束
    を透過させる透過部と、前記光束を遮断する遮断部とが
    縦横に交互かつ所定間隔で配置されたマスク基板である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項
    に記載の立体画像表示装置。
  6. 【請求項6】 パララックス部材を用いて光束を分離
    し、観察者の右目及び左目に独立した画像を視認させる
    ことによって、前記観察者に立体画像を提示する立体画
    像表示装置であって、 前記観察者を撮影する撮像手段であって、外部からの制
    御により前後に移動可能な合焦用レンズを有する撮像手
    段と、 前記合焦用レンズを制御して、前記観察者と前記立体画
    像表示装置との距離を測定する測距手段と、 前記測距手段による前記合焦用レンズの移動制御に連動
    して、前記パララックス部材の前記観察者に対して前後
    方向への移動を行う駆動手段とを有することを特徴とす
    る立体画像表示装置。
  7. 【請求項7】 パララックス部材を用いて光束を分離
    し、観察者の右目及び左目に独立した画像を視認させる
    ことによって、前記観察者に立体画像を提示する立体画
    像表示装置であって、 前記観察者を撮影する撮像手段であって、外部からの制
    御により前後に移動可能な合焦用レンズを有する撮像手
    段と、 物体により反射される波動を放射する放射手段と、 前記反射された波動を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した波動を用いて前記観察者と前記
    立体画像表示装置との距離を測定する測距手段と、 前記測距手段により測定された距離に基づいて、前記合
    焦用レンズの移動制御と前記パララックス部材の前記観
    察者に対して前後方向への移動を同時に行う駆動手段と
    を有することを特徴とする立体画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動手段が、1つの動力源を用いて
    前記合焦用レンズの移動制御及び前記移動を行うことを
    特徴とする請求項6又は請求項7記載の立体画像表示装
    置。
  9. 【請求項9】 前記駆動手段が、前記パララックス部材
    のみを移動させるパララックス部材移動手段と、 前記合焦用レンズのみを移動させる合焦レンズ移動手段
    と、 前記1つの動力源からの動力を前記パララックス部材移
    動手段及び合焦レンズ移動手段の両方に伝達するリンク
    手段を有することを特徴とする請求項8記載の立体画像
    表示装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動手段が、前記パララックス部
    材のみを移動させるパララックス部材移動手段と、 前記合焦用レンズのみを移動させる合焦レンズ移動手段
    と、 前記1つの動力源からの動力を前記パララックス部材移
    動手段及び前記合焦レンズ移動手段の一方に伝達する第
    1のリンク手段と、当該一方の移動手段を介して他方の
    移動手段に前記動力を伝達する第2のリンク手段とを有
    することを特徴とする請求項8記載の立体画像表示装
    置。
  11. 【請求項11】 前記パララックス部材が、入射した光
    束を所定の方向に屈折させるシリンドリカルレンズアレ
    イであることを特徴とする請求項6乃至請求項10のい
    ずれか1項に記載の立体画像表示装置。
  12. 【請求項12】 前記撮像手段が、動的に画角変更可能
    であるとともに、 前記撮像手段で撮影した画像に占める前記観察者の所定
    部位の割合もしくは所定部位の距離を求める部位比率算
    出手段と、 前記所定部位の割合もしくは距離が所定範囲内に収まる
    よう、前記撮像手段の画角を制御する画角制御手段とを
    更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項11の
    いずれか1項に記載の立体画像表示装置。
  13. 【請求項13】 前記部位比率算出手段が、前記観察者
    の頭部が前記画像に占める割合もしくは前記観察者の目
    の間隔を求めることを特徴とする請求項12記載の立体
    画像表示装置。
  14. 【請求項14】 パララックス部材を用いて光束を分離
    し、観察者の右目及び左目に独立した画像を視認させる
    ことによって、前記観察者に立体画像を提示する立体画
    像表示装置であって、 前記観察者を撮影する撮像手段であって、外部からの制
    御により前後に移動可能な合焦用レンズを有する撮像手
    段と、 前記合焦用レンズを制御して、前記観察者と前記立体画
    像表示装置との距離を測定する測距手段と、 前記撮像手段により撮影した前記観察者の画像に基づい
    て前記観察者の視点位置を検出する視点位置検出手段
    と、 前記視点位置検出手段が検出した視点位置に基づき、前
    記パララックス部材の前記観察者に対して左右方向への
    移動及び前記撮像手段の撮影方向変更を同時に行う第1
    の駆動手段と、 前記測距手段による前記合焦用レンズの移動制御に連動
    して、前記パララックス部材の前記観察者に対して前後
    方向への移動を行う第2の駆動手段とを有することを特
    徴とする立体画像表示装置。
  15. 【請求項15】 パララックス部材を用いて光束を分離
    し、観察者の右目及び左目に独立した画像を視認させる
    ことによって、前記観察者に立体画像を提示する立体画
    像表示装置であって、 前記観察者を撮影する撮像手段であって、外部からの制
    御により前後に移動可能な合焦用レンズを有する撮像手
    段と、 物体により反射される波動を放射する放射手段と、 前記反射された波動を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した波動を用いて前記観察者と前記
    立体画像表示装置との距離を測定する測距手段と、 前記撮像手段により撮影した前記観察者の画像に基づい
    て前記観察者の視点位置を検出する視点位置検出手段
    と、 前記視点位置検出手段が検出した視点位置に基づき、前
    記パララックス部材の前記観察者に対して左右方向への
    移動及び前記撮像手段の撮影方向変更を同時に行う第1
    の駆動手段と、 前記測距手段により測定された距離に基づいて、前記合
    焦用レンズの移動制御と前記パララックス部材の前記観
    察者に対して前後方向への移動を同時に行う第2の駆動
    手段とを有することを特徴とする立体画像表示装置。
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