JP2014522138A - レンチキュラ指向性ディスプレイ - Google Patents

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Abstract

画像源層および指向性層を備えたレンチキュラ指向性ディスプレイの技術について、一般に本明細書で説明されている。制御システムは、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを取得する様々な方法を実行するように構成可能であり、第1のコンテンツは、第1の視点と関連付けられ、第2のコンテンツは、第2の視点と関連付けられる。制御システムは、第1のコンテンツが第1の視点で視認可能となり第2のコンテンツが第2の視点で視認可能となるように、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを指向性層に隣接した画像源層に表示可能である。制御システムは、第1の視点または第2の視点がディスプレイに対して変化したと判断し、第1の視点または第2の視点が変化したと判断したことに応じて、第1のコンテンツまたは第2のコンテンツの少なくとも1つを修正することが可能である。

Description

本明細書に特に記載のない限り、この節で説明する内容は、本願の請求の範囲に対する従来技術ではなく、この節に含まれることにより従来技術と認められものではない。
近年、様々な新規のディスプレイ技術が導入されたことに伴い、ディスプレイデバイスの利用が急速に普及してきた。特に、ディスプレイデバイスの価格低下に伴い、ディスプレイデバイスの普及に拍車がかかっている。同時に、ディスプレイデバイスの表示用に利用可能なコンテンツ量も、急増している。例えば、数百チャネルのコンテンツが、ユーザに利用可能なことも多く、複数のゲームプラットホーム、アプリケーション等でも利用可能なことも多い。
そのうえ、大規模ディスプレイは、ある特定の時間に、一団の視聴者によって利用されることがある。視聴者は、様々な関心をもっており、したがって様々な種類のコンテンツの視聴を希望することが考えられる。しかしながら、多くのディスプレイデバイスでは、様々な種類のコンテンツを、所与の時間に同時に表示することはできない。いくつかのディスプレイデバイスは、様々なコンテンツを同時表示可能であるが、このようなディスプレイデバイスは、これらの機能を利用可能とするために、高価でかさばるガラスや他のハードウェアを利用することが必要なことがある。
同様に、ディスプレイデバイスの価格低下に伴い、ディスプレイデバイスは、個人および/または業務の用途で、公共の場所において利用されることが多くなっている。視聴者は、ディスプレイの視認性を制限するように希望することもある。プライバシー画面または反射コーティング等は、ある角度からの視認性を低減可能であるが、この種のおよび他の種類の処理および/またはコーティングは、低照度状態や他の状況下では効果がないこともある。
本開示は概して、レンチキュラ指向性ディスプレイデバイス(「指向性ディスプレイデバイス」)にコンテンツを表示する概念および技術を、説明している。本明細書に開示する様々な実施形態の概念および技術に従い、画像源層(image source layer)に近接または隣接した指向性層を備えた指向性ディスプレイデバイス上に、または指向性ディスプレイデバイスによってコンテンツが表示される。指向性ディスプレイデバイスと関連付けられた制御システムは、コンテンツの1つまたは複数のインスタンスを取得するように構成されている。コンテンツの1つまたは複数のインスタンスの各々は、視聴者、視点、位置、方向、および/または他のエンティティの1つまたは複数に関連付けられる。制御システムは、コンテンツの様々なインスタンスを収集して、複合コンテンツを生成するように構成されている。複合コンテンツは、指向性ディスプレイデバイスの画像源層に同時表示するコンテンツの1つまたは複数のインスタンスを含む。
いくつかの実施形態において、制御システムは、コンテンツの各インスタンスを行、列または他の部分(section)へと、細分し(slice)、分割し(divide)、区分し(section)および/または他の様式に分離するように構成されている。制御システムは、コンテンツのインスタンスの様々な行、列または他の部分を、必要であれば他の情報とともに組み合わせ、本明細書で「複合コンテンツ」と称するコンテンツの単一のインスタンスとする。制御システムは、複合コンテンツを画像源層に表示するように出力するように構成されている。いくつかの実施形態において、指向性層は、コンテンツのインスタンスの行、列または他の部分それぞれが、様々な部分と関連付けられた視聴者、視点、位置、方向、または他の要素に向けられるように、画像源層に表示された複合コンテンツを、曲げ、ねじり、ゆがめ、方向を変え、および/または他の様式に修正するように構成されている。
いくつかの実装においては、指向性ディスプレイデバイスは、視聴者および/または視聴者と関連付けられたデバイスをトラッキングするように構成されたトラッキングシステムをさらに備えているか、あるいはこれと通信する。トラッキングシステムは、視聴者および/または視聴者と関連付けられたデバイスの動きをトラッキングするための光学センサ、無線周波数ベースのセンサ、可視および/または不可視光送信機およびセンサ、近接センサ、圧力センサ、カメラ、および/または他のデバイスの1つまたは複数またはその組み合わせを備えていてもよい。また、トラッキングシステムは、エンティティの位置および動きを監視する、および/またはエンティティと関連付けられたデバイスと通信する様々な他の能動または受動センサを備えていてもよい。いくつかの実装において、視聴者と関連付けられた1つまたは複数のデバイスは、視聴者の動きをトラッキングするように構成され、トラッキングシステムは、デバイスと通信し、および/またはデバイスを監視して、視聴者の動きを示す情報を取得または判断するように構成される。このように、トラッキングシステムは、トラッキングされた視聴者の位置、方向、動き、および/または識別情報、および/または、視聴者と関連付けられたデバイスを反映したトラッキングデータを生成し、あるいは場合によっては維持し、制御システムに対するまたは制御システムからのトラッキングデータのアクセスを提供または可能にすることができる。
制御システムは、トラッキングデータを解析または監視して、視聴者、視聴者と関連付けられたデバイス、および/または視聴者と関連付けられた視点が、少なくとも部分的にはトラッキングデータに基づいて移動したかどうかを判断することができる。制御システムが、視聴者、デバイス、および/または視聴者と関連付けられた視点が移動または変化したと判断した場合、制御システムは、コンテンツの1つまたは複数のインスタンスおよび他の情報に対応した複合コンテンツを修正し、複合コンテンツを、表示用の指向性ディスプレイデバイスへ出力することが可能である。このように、指向性ディスプレイデバイスは、視聴者および/またはそれに関連した視点が指向性ディスプレイデバイスに対して、かつ/または互いに移動または変化する場合でも、必要であれば、表示画像間のプライバシーを可能にしまたは維持しならがら、コンテンツの複数のインスタンスを複数の視聴者に対して任意の特定の時間に表示することができる。
指向性ディスプレイデバイスの例は、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを指向性層に隣接した画像源層に表示するように構成されてもよい。指向性ディスプレイデバイスは、制御システムと通信可能であり、または制御システムを備えている。制御システムは、コンテンツを指向性ディスプレイデバイスに表示する方法を実行するように構成されていてもよい。いくつかの例示的方法は、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを取得することを含んでいてもよい。第1のコンテンツは、第1の視点と関連付けられ、第2のコンテンツは、第2の視点と関連付けられる。この例示的方法は、第1のコンテンツが第1の視点で視認可能となり2のコンテンツが第2の視点で視認可能となるように、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを指向性層に隣接した画像源層に表示することを含んでいてもよい。この例示的方法は、第1の視点または第2の視点がディスプレイに対して変化したと判断し、かかる判断に応じて、第1のコンテンツまたは第2のコンテンツの少なくとも1つを修正することを、さらに含んでいてもよい。また、本開示は一般に、本明細書に開示した、コンテンツを指向性ディスプレイデバイスに表示するための例示的方法を含めて様々な方法を提供するためにコンピュータにより実行可能な命令を格納したコンピュータ記憶媒体についても説明している。
また、本開示は概して、コンテンツを指向性ディスプレイデバイスに表示する例示的装置について説明する。いくつかの例示的装置は、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを表示する画像源層を備え、第1のコンテンツは第1の視点と関連付けられ、第2のコンテンツは第2の視点と関連付けられる。また、この例示的装置は、画像源層に隣接した指向性層を備えていてもよい。指向性層は、第1のコンテンツを第1の視点に向け、第2のコンテンツを第2の視点に向ける1つまたは複数のレンチキュラ素子を備えている。さらに、この装置は、第1の視点または第2の視点がディスプレイに対して変化したと判断するように構成されたトラッキングシステムと、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを取得し、第1の視点または第2の視点がディスプレイに対して変化したと判断したことに応じて、第1のコンテンツまたは第2のコンテンツの少なくとも1つを修正するように構成された制御システムとを、備えていてもよい。
上述の概要は、単に説明のためのものであり、いかなる意味においても限定を意図するものではない。上述の実例としての態様、実施形態および特徴に加えて、さらに他の態様、実施形態、および特徴が、図面および以下の詳細な説明を参照することにより、明らかになる。
本開示における上述および他の特徴は、以下の説明および添付の特許請求の範囲から、添付の図面とともに、さらに完全に明らかになる。これらの図面が本開示によるいくつかの実施形態を示すことを理解すると、これによりその範囲を限定するものと考えるべきではない。本開示につき、添付の図面を用いて、さらに具体的かつ詳細に説明する。
指向性ディスプレイデバイスにコンテンツを表示するシステムを示すシステム図である。 指向性ディスプレイデバイスに複合コンテンツを表示する追加的態様を示す線画である。 指向性ディスプレイデバイスの平面図を示す線画である。 指向性ディスプレイデバイスの平面図を示す線画である。 指向性ディスプレイデバイスの画像源層例を示すブロック図である。 指向性ディスプレイデバイスの画像源層例を示すブロック図である。 指向性ディスプレイデバイスの指向性層の例としての一部の断面を示す線画の図である。 指向性ディスプレイデバイスの指向性層の例としての一部の断面を示す線画の図である。 指向性ディスプレイデバイスの指向性層の例としての一部の断面を示す線画の図である。 指向性ディスプレイデバイスに複合コンテンツを表示する処理例を示すフローチャートである。 複合コンテンツを指向性ディスプレイデバイスに表示可能なコンピュータの例を示すブロック図である。 複合コンテンツを指向性ディスプレイデバイスに表示するコンピュータプログラム製品を示す概略図である。
これらの図は全て、本明細書に提示した少なくともいくつかの実施形態に従って示されている。
以下の詳細な説明において、添付の図面を参照する。図面は、この説明の一部を構成する。図において、同様の符号は、文脈において別のものを示すのでない限り、通例、同様の構成要素を示す。詳細な説明に示す実例としての実施形態、図面および特許請求の範囲は、限定を意味しない。他の実施形態が利用されてもよく、本明細書に提示する主題の趣旨または範囲から逸脱することなく、その他の変更が加えられてもよい。本明細書に一般的に説明かつ図面に示されるように、本開示の態様は広範な異なる構成として、配列され、置換され、組み合わされ、分離され、設計されてもよく、これらの全てが、本明細書に明示的に企図されていることが容易に理解されるであろう。
特に、本開示は、レンチキュラ指向性ディスプレイデバイス(「ディスプレイ」または「指向性ディスプレイデバイス」)にコンテンツを表示することを、一般に示している。ある実例において、指向性ディスプレイデバイスは、画像源層および指向性層を備えている。指向性ディスプレイデバイスと関連付けられ、またはこれと通信可能な制御システムは、コンテンツの1つまたは複数のインスタンスを受信するように構成される。コンテンツには、静止画像、ビデオ、アニメーション、デバイス出力、アプリケーション、ゲーム、テキスト、写真、および/または他の情報が含まれるが、これに限定するものではない。また、制御システムは、コンテンツの各インスタンスを1人または複数人の視聴者に関連付けるように、構成される。
制御システムは、コンテンツのインスタンスを処理して、コンテンツのインスタンスの細部、部分、区分または他の一部を生成する。制御システムは、コンテンツの各部を、単一の画像に組み立てる。本明細書で、単一の画像は、コンテンツの様々なインスタンスの様々な部分を含む「複合コンテンツ」と称される。また、複合コンテンツは、ブロック画素、テキスト、プライバシー画像、空白画像、ロゴ等に対応する他の情報を含むことができる。複合コンテンツは、制御システムによって指向性ディスプレイデバイスへと出力される。指向性ディスプレイデバイスは、複合コンテンツを画像源層に表示する。この画像源層は、指向性層に隣接または近接している。
指向性層は、多数のレンチキュラ素子を備えている。レンチキュラ素子は、画像源層に表示された画像の方向を変えるように、形成および構成されている。いくつかの実施形態において、レンチキュラ素子は、断面が湾曲、多角形状および/または不規則形状になっている。複合コンテンツは、多数の列、行または他の部分を含む。これらは、指向性層により、所望の視点または位置へと方向が変更される。このように、多数の視聴者は、単一指向性ディスプレイデバイスで様々なコンテンツを同時視聴可能である。
また、いくつかの実施形態では、指向性ディスプレイデバイスは、トラッキングシステムを備えるか、あるいはこれと通信可能になっている。トラッキングシステムは、視聴者または視聴者と関連付けられたデバイスをトラッキングする。また、トラッキングシステムは、1つまたは複数のデバイスと通信するように構成されてもよい。このデバイスは、位置情報を報告するか、および/または、デバイスと関連付けられた位置情報を特定するようにトラッキングシステムにより利用可能なデータを報告する。様々な実装により、トラッキングシステムは、カメラ、圧力センサ、光学センサ、無線周波数センサ、光送信機およびセンサ、近接センサ、または他のデバイスを備えている。これらは、視聴者および/または視聴者と関連付けられたデバイスの動きをトラッキングする情報を取得するのに利用可能である。このように、トラッキングシステムは、トラッキングされた視聴者および/または視聴者と関連付けられた位置、方向、動きおよび/または識別情報を反映したトラッキングデータを生成または取得し、このトラッキングデータを制御システムに提供する。
制御システムは、トラッキングデータを解析して、視聴者またはデバイスと関連付けられた視点が変化したかどうか判定する。制御システムが、視聴者と関連付けられた視点が変化したと判断した場合、制御システムは、複合コンテンツを修正して、判断された変化を反映して複合コンテンツを指向性ディスプレイデバイスに対して表示用に出力するように、構成されている。このように、指向性ディスプレイデバイスは、任意の特定の時間に、複数の視聴者に対して、コンテンツの複数のインスタンスを表示可能であるとともに、指向性ディスプレイデバイスおよび/または互いにに対して、視聴者が移動し、および/または視聴者と関連付けられた視点が変化した場合でも、表示画像間のプライバシーを可能にしまたは維持することができる。コンテンツを指向性ディスプレイデバイスに表示するシステムおよび方法のこれら他の態様について、本明細書でさらに詳述する。
図1を参照すると、システム図は、コンテンツを指向性ディスプレイデバイスに表示するシステム100を示している。このデバイスは、本明細書に提示する少なくともいくつかの実施形態に従って構成されている。本明細書にさらに詳述するように、システム100は、コンピュータディスプレイ、モニタ、テレビ、ラップトップまたは他の携帯コンピューティング機器、携帯電話またはスマートフォン等の一部として具現化されてもよい。また、システム100は、壁、テーブル、カウンタ、建物、標識、家具、および/または他の構造物の他の表面に組み込まれたユビキタスディスプレイとして、具現化されてもよい。他の実施形態において、システム100における1つまたは複数のコンポーネントは、ディスプレイデバイス内に具現化可能であるが、システム100における1つまたは複数の他のコンポーネントは、ネットワーク接続または1つまたは複数の他の種類の接続を介して、通信可能に相互結合されていてもよい。システム100の様々な構成要素を説明するために、本明細書では、システム100は、モニタまたはテレビ等のディスプレイデバイスに具現化されて示されている。なお、本実施形態は説明のためのものであり、いかなる意味においても限定として解釈されるべきではないことが、理解されるべきである。
システム100は、制御システム102を備えている。制御システム102は、例えば、ディスプレイ制御モジュール104および/または他のアプリケーションプログラム等、1つまたは複数のアプリケーションプログラムを実行するように構成されている。ディスプレイ制御モジュール104は、制御システム102の構成要素として図示されているが、ディスプレイ制御モジュール104は、1つまたは複数の単独型デバイスまたは構成要素として実装されたり、あるいはその中で具現化されてもよいことが、理解されるべきである。さらに、図1には示されていないが、ディスプレイ制御モジュール104は、ネットワーク(図1には示していない)上であるいはネットワークと通信して動作可能であり、このため、ディスプレイ制御モジュール104は、直接接続により、および/またはネットワーク接続経由で、制御システム102と通信してもよいことが、理解されるべきである。
ディスプレイ制御モジュール104は、コンテンツの1つまたは複数のインスタンス(「コンテンツ」)106A〜N(以下、総称的および/または一般的に「コンテンツ106」と称することもある)を処理するように構成されている。コンテンツ106は、2次元(「2D」)コンテンツ、3次元(「3D」)コンテンツ、アニメーションコンテンツ、ビデオ、静止画像、テキスト、写真、スライドショー、プレゼンテーション、ブロック画素および/または画像(図3を参照して後述)、他のコンテンツ、それらの組み合わせ等の1つまたは複数の表現を含むことができる。コンテンツ106は、1つまたは複数の供給源(図示せず)から、制御システム102において受信可能である。いくつかの実施形態において、コンテンツ106は、1つまたは複数の供給源またはデバイスから受信される。この供給源またはデバイスは、ストリーム、ブロードキャスト、マルチキャスト、出力を送信するように、および/または、他の方式でコンテンツ106を制御システム102に提供するように、構成されている。
様々な実装において、制御システム102は、メディアプレーヤおよび/またはコンテンツ106の供給源への1つまたは複数の有線および/または無線接続を介して、コンテンツ106を受信する。コンテンツ106の供給源の実例としては、デジタル多用途ディスク(「DVD」)プレーヤ、ブルーレイディスク(BD)プレーヤ、ビデオカセットレコーダ(「VCR」)、コンパクトディスク(「CD」)プレーヤ、レーザディスクプレーヤ、ミニディスクプレーヤ等、様々なメディア再生デバイスがあるが、これに限定されるものではない。コンテンツ106の他の供給源としては、デジタルビデオレコーダ(「DVR」)、メモリデバイス、ハードディスクドライブ(「HDD」)、フラッシュメモリ等のメディア記憶デバイスまたはストリーミングデバイスがある。また、供給源は、パーソナルコンピュータ(「PC」)、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、サーバコンピュータ等、様々なコンピューティングデバイスであってもよく、衛星信号、インターネット接続および/または他のネットワーク接続、ケーブルテレビ供給源、デジタルおよび/またはアナログアンテナ供給源、セットトップボックス(「STB」)、他の供給源、それらの組み合わせ等、様々な信号供給源であってもよいが、それに限定されるものではない。供給源は、クラウドコンピューティングまたは他の環境における仮想機器および/または他のリソースの任意の組み合わせであってもよいことを理解されたい。このように、コンテンツ106は、制御システム102において、任意の数の無線および/または有線接続またはネットワークを介し、任意の好適な供給源を通じて受信可能であることが、理解されるべきである。
制御システム102は、コンテンツ106を受信または取得し、コンテンツ106を処理し、複合コンテンツ108を生成して、制御システム102と通信するようにおよび/または通信可能に結合した指向性ディスプレイデバイス110での表示用に出力するように構成されている。より詳細には、制御システム102は、複合コンテンツ108を生成するように構成されている。複合コンテンツ108は、コンテンツ106や他の情報を含んでいてもよい。制御システム102は、部分、細部に分割し、あるいはフレームまたはコンテンツ106のインスタンスの各部を取得し、コンテンツ106の各部を、複合コンテンツ108の各部分として表示するように構成されている。図2〜図8を参照してさらに詳述するように、複合コンテンツ108は、コンテンツのインスタンス106A〜Nの各々が、コンテンツのインスタンス106A〜Nの各々と関連付けられた視点から視認可能となるように、指向性ディスプレイデバイス110または他の指向性ディスプレイに表示されるように、構成可能である。これについては、図2〜図6を参照して、さらに詳細に後述する。
複合コンテンツ108は、複合コンテンツ108の一部として表示されるときに、コンテンツのインスタンス106A〜Nにそれぞれ対応した複合コンテンツの区分、部分、細部および/または他の各部の間の、バッファ、分割部、またはプライバシー領域を提供する情報を、含むことができる。この情報は、1つまたは複数のコンテンツのインスタンス106A〜Nとして、制御システム102にて受信されてもよいが、必ずしもそうでなくともよく、個別に格納または受信されてもよい。いくつかの実施形態において、例えば、この情報は、ロゴ、画像、ビデオ、テキスト、写真、および/または制御システム102に格納されるかあるいはこの制御システム102からアクセス可能な他のコンテンツの表示を含む。このように、制御システム102は、情報を区分または分割し、その情報を複合コンテンツ108の一部として含めるように、構成されてもよい。
システム100は、1人または複数のユーザまたは視聴者(「視聴者」)114A〜N(以後、全体として一括して「視聴者114」と称する)の位置、動き、識別情報、および/または方向をトラッキングするトラッキングシステム112を、含むこともできる。いくつかの実施形態において、トラッキングシステム112は、1つまたは複数の、または組み合わされた光学センサ、カメラ、マイクロホンまたは他の音響センサ、無線周波数(「RF」)デバイス、バイオメトリック情報、圧力センサ、またはそれらの組み合わせ等を用いて、視聴者114の位置、動き、識別情報、および/または方向をトラッキングするように構成されている。光学センサおよび/またはカメラは、可視または不可視光を利用して、低照度状態および/または他の状況下で視聴者114をトラッキング可能であることが、理解されるべきである。いくつかの実装では、視聴者114の位置は、床に組み込まれた接触または圧力センサのネットワークおよび/または床、床マットまたは天井に配置された近接センサ配列を用いて決定される。
さらに他の実装では、トラッキングシステム112は、指向性ディスプレイデバイス110近傍の予期された視聴領域(viewing area)に対応した源/検知器対の光線グリッドを用いる。本明細書で、光線グリッドは、光線が物理的に遮断されたことを源/検知器対が検知したことに基づき、視聴者114を特定し、視聴者114の動きをトラッキングするのに利用されてもよい。また、視聴者114は、トラッキングシステム112が1つまたは複数のデバイス116A〜N(以下、総称的または一般的に「デバイス116」と称する)と通信することにより、トラッキングされてもよい。このデバイスは、視聴者114と関連付けられて、デバイスにより決定または取得された位置座標(例えば、全地球測位システム(「GPS」)座標等)を取得する。いくつかの実施形態において、制御システム102および/またはトラッキングシステム112は、視聴者114の位置、動き、および/または方向をより高精度で推定するための推測航法技術により、位置座標を増加してもよい。また、トラッキングシステム112は、トラッキングシステム112と関連付けられた一組の受信機または送受信機にて測定された、デバイス116から受信した無線信号を解析することに基づき、視聴者114の位置、動き、および/または方向を特定するように構成されてもよい。
このように、トラッキングシステム112は、視聴者114および/または視聴者114と関連付けられたデバイス116の位置、動き、識別情報、および/または方向をトラッキングして、トラッキングされた情報を示すトラッキングデータ118を生成するように、構成される。トラッキングデータ118は、制御システム102により取得され、視聴者114の位置、動き、識別情報、および/または方向に基づき、複合コンテンツ108を生成および/または修正するために用いられる。視聴者114をトラッキングする実例としての実施形態につき、図2を参照して詳述する。
特に図2〜図5を参照して、本明細書にさらに詳述するように、図1に示す指向性ディスプレイデバイス110は、画像源層120および指向性層122等の様々な構成要素(これらに限定するものではない)を備えていてもよい。画像源層120は、液晶ディスプレイ(「LDC」)面、プラズマ画面、発光ダイオード(「LED」)配列、微小電気機械システム(「MEMS」)マイクロミラー配列、有機LED(「OLED」)ディスプレイ、陰極線管(「CRT」)ディスプレイ、投影ディスプレイ、他の種類のディスプレイ等に対応する構造を、備えていてもよい。指向性層122は、画像源層120における発光または表示を、1つまたは複数の所望の位置、方向、視点等に導き、および/または、合焦するためのレンチキュラ素子の配列を備えていてもよい。
いくつかの実施形態において、指向性層122は、多数のレンチキュラ素子を具備したレンチキュラ薄膜を備えている。レンチキュラ素子は、指向性ディスプレイデバイス110の寸法、平均的な予期された観衆または視聴者114の数、視聴者114から予期または要求されたプライバシーの程度、蓋然または既知の視認角度および/または視聴者114と関連付けられた距離、あるいはそれらの組み合わせ等に基づき、形成され、寸法決定され、配列され、および/またはその他の様式に構成されてもよい。いくつかの実施形態において、レンチキュラ素子は、円筒状、球状、楕円状、放物線状、および/または他の湾曲形状、その一部等に近似した断面形状を有する構造または微小構造を備えている。他の実施形態において、レンチキュラ素子は、断面形状が線状面(liner facets)であり、これにより、様々な多角形形状、その部分等の一部に類似してもよい。指向性層122のこれらおよび他の実施形態について、特に図5A〜5Cを参照して、本明細書にさらに詳細に記述する。このように、上述の実施形態は、説明のためのものであり、いかなる意味においても限定として解釈されるべきではないことが、理解されるべきである。
複合コンテンツ108の生成について上述したが、制御システム102は、視聴者114の位置および/または指向性層122および/またはそれと関連付けられたレンチキュラ素子の種類、寸法、構成および/または他の特性に基づき、各視聴者114に提示される複合コンテンツ108の一部を特定するように構成されることが、理解されるべきである。例えば、図2〜5Cに示すように、画像源層120は、複合コンテンツ108の列、行、または他の部分を提示するように用いられてもよい。同様に、指向性層122は、いくつもの形式で構成されてもよい。これらの形式のうちのあるものは、複合コンテンツ108の列、行、または他の部分のそれぞれをそれぞれの視聴者114に提示するための様々な幅または寸法を提供する。これにより、制御システム102は、指向性層122の物理特性および視聴者114の位置を認識して、画像源層120に表示された複合コンテンツ108がどのように構成されているかを特定するように、構成されてもよい。このように、制御システム102は、視聴者114の位置および/または指向性層122の特性に基づき、複合コンテンツ108を生成したときにコンテンツ106の各インスタンスがどのように区分または他の様式で分割されているかを特定することができる。
同様に、図2〜図5Cおよびその記述を参照して理解されるように、指向性層122の位置または方向が動的に調整または変更されてもよい。その結果として、制御システム102は、視聴者114の動き、指向性層122の一定および/または動的特性、複合コンテンツ108の特性、および/または他の検討要素に基づき、複合コンテンツ108の構成様式を動的に調整し、複合コンテンツ108を修正するように構成されてもよい。したがって、制御システム102は、指向性層122の全態様を認識することが可能であるとともに、その位置または方向に加えられたあらゆる変更または調整、および視聴者114の位置決めおよび動きを特定して、複合コンテンツ108が視聴者114により視聴されるように適切に構成されていることを確認可能であることが理解されるであろう。
制御システム102は、制御システム102が指向性層122のレンチキュラ素子に対して位置合わせ可能な複合コンテンツ108を出力するように適切に構成されることが保証されるように、製造者、導入者および/またはユーザにより構成されてもよい。いくつかの実施形態においては、本明細書にさらに明確に理解されるように、視聴者114、導入者、製造者または他のエンティティが、複合コンテンツ108の細部、部分、区分、および/または他の一部が、それぞれの視点から確実に視認可能となるように、設定または較正手順を実行してもよい。設定、較正または同様の手順におけるデータ生成は、複合コンテンツ108の生成中に制御システム102により参照されてもよい。制御システム102のこれらおよび他の側面は、図面およびその記述を参照して、より明確になるであろう。
図1に、1つの制御システム102、1つの指向性ディスプレイデバイス110、および1つのトラッキングシステム112を示す。しかしながら、システム100のいくつかの実装は、複数の制御システム102、複数の指向性ディスプレイデバイス110、および/または複数のトラッキングシステム112を備えていてもよいことが、理解されるべきである。このように、示された実施形態は、システム100のいくつかの実例を説明するためのものと理解されるべきであり、いかなる意味においても限定として解釈されるべきではないことが、理解されるであろう。
次に図2を参照して、複合コンテンツ108を指向性ディスプレイデバイス110に表示する追加的態様についてさらに詳述する。特に、指向性ディスプレイデバイス110を図2に示す。さらに、2人の視聴者114A、114Bが、指向性ディスプレイデバイス110を視認しているところが図示されている。図示された実施形態において、視聴者114A、114Bは、それぞれのデバイス116A、116Bを装着、実装または携帯しているが、必ずしもそうであるとは限らない。デバイス116は、様々な種類の能動または受動デバイスに対応してもよく、これらのデバイスは、位置、方向、および/または動きが特定および/またはトラッキングされることができ、コンピューティングデバイス、携帯電話、RFID送受信機、近接場通信(「NFC」)デバイス、他の近距離RFデバイス、可視または不可視光源、他の光学送信機または送受信機、および/または他の種類のデバイスであるが、それに限定されるものではない。
いくつかの実施形態において、トラッキングシステム112は、様々な方法を通じて、デバイス116を視聴者114と関連付けられたものとして認識するように構成されている。例えば、トラッキングシステム112は、デバイス116が、トラッキングシステム112に登録される、および/または、1つまたは複数のコンテンツ106のインスタンスと関連付けられる、自動または手動処理を通じて、構成可能である。さらに、あるいは代替的に、トラッキングシステム112は、リモート制御デバイス、光学センサ、音響センサ等の他の供給源からの入力に基づき、特定のデバイス116を特定の視聴者114に関連付けるように、構成可能である。例えば、一実施形態において、視聴者114は、制御システム102に登録されるデバイス116を保持するとともに、制御システム102に所望の関連を示す。いくつかの実施形態において、リモート制御を保持または利用することにより、指向性ディスプレイデバイス110または他のデバイスに表示されたメニューの選択肢から選択することにより、音声による命令または身体的な身振りにより、またはや他の方法により、関連付けがなされる。これらの実施形態は、説明のためのものであり、いかなる意味においても限定として解釈されるものではないことが、理解されるべきである。
本明細書に説明するように、本明細書で開示するトラッキングシステム112の実施形態は、デバイス116をトラッキングまたは認識することなく、実装されてもよい。特に、トラッキングシステム112のいくつかの実施形態は、顔認識技術、動きトラッキング技術、バイオメトリック技術、カメラ、圧力および/または他の近接センサ、音声認識技術、赤外および/または他の光学技術、それらの組み合わせ等を用い、視聴者114の動きをトラッキングし、および/または、視聴者114の識別情報をトラッキングする。このように、デバイス116の存在および/またはトラッキングおよび/またはデバイス116を視聴者114に関連付けることが、本明細書に説明されているが、これは、本明細書に開示する概念および技術を説明するための例であることを理解すべきである。
トラッキングシステム112は、視聴者114A〜Bの相対的および/または実際の動きに基づき、および/または、デバイス116A〜Bの相対的および/または実際の動きに基づき、視聴者114A〜Bの相対的および/または実際の位置を監視するように、構成されている。図示された実施形態において、第1の時刻tに、視聴者114Aは、複合コンテンツ108の1つまたは複数の部分と関連付けられるとともに、この部分を視聴している。この部分は、個別に、あるいは全体として、コンテンツ106Aに対応している。第2の時刻tに、視聴者114Aは、第1の視点と関連付けられた位置から、第2の視点と関連付けられた位置へ移動する。第1の時刻tから第2の時刻tでは、コンテンツ106Bと関連付けられた視聴者114Bは、第3の視点において実質的に静止している。
このように、第1の時刻tでは、視聴者114Aは、第1の視点でのコンテンツ106Aに対応する複合コンテンツ108の一部を視認することができる。同時に、第3の視点において、視聴者114Bは、コンテンツ106Bに対応する複合コンテンツ108の一部を視認することができる。視聴者114Aが第1の視点から第2の視点に移動すると、例えば、視聴者114Aの動きを検知することにより、および/または、デバイス116Aの動きを検知することにより、トラッキングシステム112は、視聴者114Aの動きを検知する。制御システム102は、トラッキングシステム112により生成されたトラッキングデータ118を取得し、視聴者114Aの動きを考慮して複合コンテンツ108を修正する。
制御システム102は、コンテンツ106Aに対応した複合コンテンツ108の一部が、第1の視点の代わりに、あるいはこれに加えて、第2の視点において視認可能となるように、複合コンテンツ108を修正し、コンテンツ106Aに対応する複合コンテンツ108の一部または各部を移動させる。したがって、本明細書に開示された概念および技術の実施形態は、視聴者114A〜Bが異なる情報を視認するだけでなく、トラッキングシステム112によりトラッキングされた動きの間および動作後に、異なる情報を視認し続けることが可能であることが理解され得る。本明細書に開示された概念および技術の上記側面および追加的側面について、図3A〜図8を参照して、以下により詳細に説明する。
図3A〜図3Bを参照して、少なくとも本明細書に提示するいくつかの実施形態に従って構成された指向性ディスプレイデバイス110の追加的側面について説明する。特に、図3Aは、指向性ディスプレイデバイス110の正面図を示す線画であり、図3Bは、指向性ディスプレイデバイス110の上面図である。図3A〜図3Bに示すように、指向性ディスプレイデバイス110の表示領域は、画像源層の表示領域および/または指向性層122に対応していてもよい。この領域は、長さlおよび高さhを有するものとして図示されている。図3Aに図示されたように、指向性ディスプレイデバイス110が指向性ディスプレイデバイス110の正面から視認されると、指向性層122が視認可能となって露出する。画像源層120は、図3Bに最もよく示されるように、指向性ディスプレイデバイス110の正面からみて、指向性層122の背後に位置してもよい。指向性層122を半透明または透明な材料とすることができるため、画像源層120が露出していなくとも、画像源層120は指向性ディスプレイデバイス110の正面から視認することができる。
指向性ディスプレイデバイス110は、画像源層120および/または指向性層122が配置あるいは搭載されたフレーム300を備えていてもよい。また、指向性ディスプレイデバイス110は、指向性ディスプレイデバイス110を支持するための基部またはスタンド302を、さらに備えていてもよい。いくつかの実施形態において、指向性ディスプレイデバイス110は、壁、家具等(それに限定されるものではない)の適切な構造にあるいはその構造上に、指向性ディスプレイデバイス110を設置するための追加または代替的なハードウェアを備えている。他の実施形態において、ディスプレイデバイス110は、任意の構造内またはこの構造上に設置されるのではなく、その代わりに、壁、または建物、家具、ディスプレイ、標識、壁等の構造の他の表面に設置される。このように、示された実施形態は、説明のためのものと理解されるべきであり、いかなる意味においても限定として解釈されるべきではない。
次に、図4A〜4Bを参照して、指向性ディスプレイデバイス110の追加的な詳細を説明する。特に、図4A〜4Bは、画像源層120に表示された複合コンテンツ108の例を示すブロック図である。複合コンテンツ108は、コンテンツの多数の列または行を含んでもよい。これらは、列400A〜T(以後、全体としてまたは一括して「列400」と称することもある)として図4Aに示され、行402A〜N(以後、全体としてまたは一括して「行402」と称することもある)として図4Bに示されている。複合コンテンツ108は、指向性ディスプレイデバイス110と関連付けられた表示領域のような、長さlおよび高さhの表示領域を埋めるように構成されてもよいが、必ずしもそうでなくともよい。このように、列400の高さは、複合コンテンツ108が表示されるように構成された指向性ディスプレイデバイス110の表示領域の高さhと実質的に等しいかあるいはこれと同一であってもよいが、必ずしもそうでなくともよい。同様に、行402の長さは、複合コンテンツ108が表示されるように構成された指向性ディスプレイデバイス110の表示領域の長さlと実質的に等しいかあるいはこれと同一であってもよいが、必ずしもそうでなくともよい。
図4Aにおいて、複合コンテンツ108は、コンテンツ106の3つのインスタンスの各部を表示する列400を含む。列400は、コンテンツの様々なインスタンス106の多数の部分、区分、細部、および/または他の各部に対応するとともに、ブロック画素、プライバシー画像、テキスト等の他の情報に対応している。これらは、全体として複合コンテンツ108として表示可能である。特に、列400B、400H、400Oは、コンテンツ106の第1のインスタンスの各部に対応している。したがって、列400B、400H、400Oが視聴者114により視認されると、視聴者114は、列400B、400H、400Oとして区分または分割されたコンテンツ106を見る。
同様に、列400D、400J、400Qは、コンテンツ106の第2のインスタンスの各部に対応し、列400F、400L、400Sは、コンテンツ106の第3のインスタンスの各部に対応している。図示された実施形態において、列400A、400C、400E、400G、400I、400K、400M、400N、400P、400R、400Tは、ロゴ、空白画面、またはコンテンツ106の第4のインスタンス等、他の情報の各部に対応している。様々な実装によると、第4のコンテンツは、ブロック画素および/またはプライバシー画像に対応し、これらは、他のコンテンツ106と関連付けられた視点間のバッファまたはプライバシー領域を提供するために利用可能である。
列400A、400C、400E、400G、400I、400K、400M、400N、400P、400R、400Tに表示された、ブロック画素、プライバシー情報、および/または他の情報は、複数の視聴者114にプライバシーを提供するために、および/または、各視聴者114にカスタムコンテンツを提供するために、利用可能である。図5A〜5Cを参照してさらに明確に理解されるように、視聴者114が定義された視点から移動したときに、ブロック画素または他の情報が視認できてもよい。ブロック画素数および/または列400A、400C、400E、400G、400I、400K、400M、400N、400P、400R、400Tの相対的な大きさ、高さ、および/または幅は、多数の視聴者114、および/またはコンテンツ106のインスタンスの種類および/または数、それらの組み合わせ等に基づき、制御システム102により変更および/または調整されてもよい。列400は、均一の大きさ、高さ、幅、および/または他の特性を有するものとして図示されているが、必ずしもそうであるとは限らないことを理解されたい。特に、列400のいくつかあるいは全ては、必要であれば、相互に寸法および/または構成が様々であってもよい。このように、図示された実施形態は説明のためのものであり、いかなる意味においても限定と解釈されるべきではなことが、理解されるべきである。
図4Bでは、複合コンテンツ108は、コンテンツ106の3つのインスタンスの各部を表示する行402を含む。上述の図4Aの説明からわかるように、行402B、402Hは、コンテンツ106の第1のインスタンスの各部に対応してもよく、行402D、402Jは、コンテンツ106の第2のインスタンスの各部に対応してもよく、行402F、402L、402Nは、コンテンツ106の第3のインスタンスの各部に対応してもよい。さらに、行402A、402C、402E、402G、402I、402K、402M、402Oは、ロゴ、空白画面、ブロック画素、プライバシー画像、またはコンテンツ106の第4のインスタンス等、他の情報の各部に対応してもよいことが、理解される。
図5A〜図6を参照してさらに詳細に説明するように、指向性層122は、様々な列400および/または行402に表示された画像をそれぞれの視点に向けるように、構成されている。このように、第1の視点における第1の視聴者が、列400B、400H、400O、または行402B、402Hに表示された第1のコンテンツを視認可能であってもよく、第2の視点における第2の視聴者が、列400D、400J、400Q、または行402D、402Jに表示された第2のコンテンツを視認可能であってもよい。第3の視点における第3の視聴者が、列400F、400L、400S、または行402F、402L、402Nに表示された第3のコンテンツを視認可能であってもよい。上述の3つの視点間の中間的な視点における視聴者が、第4のコンテンツ106、ブロック画素、画像、ビデオ、他の情報を視認可能であってもよく、何も見えなくともよい。このように、指向性ディスプレイデバイス110は、一つの指向性ディスプレイデバイス110に様々なコンテンツ106を同時表示すること、および/または、特定の視点または位置にあるユーザに対してコンテンツの視聴を制限することを可能にするように使用されることができる。
本明細書に開示した概念および技術の意図された1つの利用例において、一部屋内の複数の視聴者は、様々な種類のコンテンツを、自分のそれぞれの視点に基づいて、指向性ディスプレイデバイス110上で視認可能である。本明細書に開示した概念および技術の意図された他の利用例において、指向性ディスプレイデバイス110は、美術館においてあるいは他の設置例として利用され、複合コンテンツ108は、図4Bに示すように、多数の行402に配列されている。美術館での設置例では、例えば、コンテンツ106の第1のインスタンスは、成人と関連付けられた第1の視点に向けられてもよく、コンテンツ106の第2のバージョンが、子供と関連付けられた第2の視点に向けられてもよい。このように、成人コンテンツは、指向性ディスプレイデバイス110を第1の視点で観察する成人に対して提供可能である一方、コンテンツ106の年齢適合的および/または感受性配慮バージョンが、第2の視点から指向性ディスプレイデバイス110を観察する子供に対して、提供されてもよい。
本明細書に開示した概念および技術の他の意図された実施形態において、複合コンテンツ108の列400、行402、および/または他の部分が、同一の画像の様々なバージョンを様々な視聴者114に提示するために利用される。例えば、2人以上の視聴者のグループが、ともに映画を視聴してもよく、1人または複数人の視聴者が別々の言語の話者であってもよい。このように、いくつかの実装においては、制御システム102は、各視聴者114にとって適切な言語に翻訳されたテキストを提示し、各視聴者114の位置に基づき、適切なテキストが対応する適切な視聴者114に対して確実に表示されるように、構成されている。様々な実装によれば、複合コンテンツ108の列400、行402、および/または他の部分は、様々な速度で更新されて、様々な視聴者114向けの様々な種類のコンテンツ106が表示可能である。コンテンツは、ビデオ、アプリケーション、静止画像等であるが、それに限定されるものではない。これらの実施形態は説明のためのものであり、いかなる意味においても限定と解釈されるべきではなことが、理解されるべきである。
次に、図5A〜5Cを参照して、指向性ディスプレイデバイス110の追加的側面について詳述する。特に、図5A〜5Cは、指向性層122の各部の断面を示す線画である。指向性層122は所望の寸法に構成可能であることが、理解されるべきである。図5Aに示す実施形態では、指向性層122の一部は多数のレンチキュラ素子500を備えている。指向性層122の露出または可視面502は、図示のように実質的に連続していてもよい。このように、指向性層122は多数のレンチキュラ素子500を備えたものとして説明されるが、必要であれば、レンチキュラ素子は、単一の材料においてあるいはそこから、切り出され、形成され、あるいは他の様式で取得可能であることが、理解されるべきである。さらに、あるいは、代替的に、指向性層122は、多数のレンチキュラ素子500から形成可能である。レンチキュラ素子は、一緒にに取り付けられ、結合され、および/または、相互に近接配置されている。
図5Aに、視線504を示す。視線504は、コンテンツ106が投影、あるいは、特定の視点から視認可能な方向に、対応している。視線504の投影は、レンチキュラ素子500により、ゆがめられ、曲げられ、方向が変更され、および/または他の様式で変更される。図5Aに示すように、画像源層120に表示された複合コンテンツ108の列400(または行402)は、様々な方向または視点から視認可能となるか、あるいはその方向に投影される。より詳細には、Aの符号が付された列400は、第1の方向または視点に投影あるいはそこから視認可能となり、Bの符号が付された列400は、第2の方向または視点から投影あるいはそこから視認可能となる。第3の方向または視点からは、AおよびBの符号が付された列400が、視認不可能であってもよい。むしろ、いくつかの実施形態では、Xの符号が付された列400が、第3の視点から視認可能であってもよい。本実施形態は説明のためのものであり、いかなる意味においても限定と解釈されるべきではなことが、理解されるべきである。
したがって図2および図5Aから、様々な列400が多数の位置または視点における多数の視聴者114に向けられることが、理解されるであろう。同様に、図5Aから、A、Aおよび/またはBの符号が付された列400から視認可能な投影または視野領域内にはいない視聴者114は、その代わりに、Xの符号が付された列400を視認できてもよいことが、理解されるであろう。このように、プライバシーまたは利便性のための部分またはバッファは、A、A、および/またはBの符号が付された列400間に、Xの符号が付された列400を分散させることにより実現可能である。上述のように、図5Aと同様の構造が、列400の代わりにあるいはそれに加えて、行402を投影するために利用可能である。
次に、図5Bを参照して、指向性層122の別の実施形態を示す。指向性層122のレンチキュラ素子500は、多数の面504A〜E(全体としておよび/または一括して「面504」と称する)を備えていてもよい。面504は、実質的に平面状の表面になっていてもよく、そしてその場合、レンチキュラ素子500は、断面形状が多角形状であってもよい。いくつかの実施形態では、面504、およびそれにより指向性層122が、画像源層120によって表示された複合コンテンツ108の列400と関連付けられた画像の方向を変更するために利用される。
図示された実施形態では、Aの符号が付された列400は、第1の方向または視点に投影またはそこから視認可能であり、Bの符号が付された列400は、第2の方向または視点に投影またはそのから視認可能であり、Cの符号が付された列400は、第3の方向または視点に投影またはそのから視認可能である。第3および第4の方向または視点から、A、BおよびCの符号が付された列400は視認不可能であり、その代わりに、Xの符号が付された列400が視認可能であってもよい。本実施形態は説明のためのものであり、いかなる意味においても限定と解釈されるべきではなことが、理解されるべきである。
いくつかの実施形態において、面504は、視点間の部分を規定する直線端を提供するために利用される。面504のいくつかの実施形態は、視線502により規定される境界近傍でのゆがみや他の視覚的歪みを低減するために利用可能である。視線502は、いくつかのインスタンスにおいて、レンチキュラ素子500の端部を湾曲させることにより導かれる。列400の寸法は、相互に指向性層122の種類および構成に従って様々であってもよい。例えば、Bの符号が付された列400は、直線状の幅が、Aおよび/またはC列の符号が付された400の直線状の幅よりも広くともよい。ただし、必要であれば、視線504A、504B、504C、504D、504E、504Fの組の間の相対的距離dは、指向性層122により導かれる光学的歪みにより、相互に実質的に等しくともよい。このように、複合コンテンツ108の表示を準備する際に、制御システム102は、指向性層122の既知の特性に基づき、コンテンツ106を、ねじり、ゆがめ、伸ばし、および/または他の様式に変更してもよい。なお、本明細書に説明したように、複合コンテンツ108の列400、行402、および/または他の各部の寸法および構成は、指向性層122の既知の特性に見合うように、調整されてもよいことに留意されたい。
図5Bに示す実施形態は、複合コンテンツ108またはその一部を静的視点から視認可能とするために利用可能であるが、視聴者114またはデバイス116が指向性層122に対して移動するにつれて、複合コンテンツ108が流動的に遷移することを禁止するために用いられてもよいことが、理解されるべきである。より詳細には、本明細書で説明したように複合コンテンツ108を動的に修正することには、複合コンテンツ108の1つまたは複数の部分を視点の変更または移動に伴ってある列400から別の列400へシフトさせる代わりに、複合コンテンツ108の列400での表示を起動または停止することが、含まれてもよいことが、理解されるべきである。このように、図5Bに示す実施形態は、複合コンテンツ108の各部間に、明確に規定された部分を提供するために利用可能である。このことは、視聴者114にプライバシーを提供するため、および/または、本明細書に詳述する他の目的のために、利用可能である。
次に、図5Cを参照して、指向性層122の別の実施形態を示す。図5Cに示すように、指向性ディスプレイデバイス110のいくつかの実施形態では、画像源層120と指向性層122との間に、間隙508が設けられている。指向性ディスプレイデバイス110の他の態様のうちの、様々な実施形態によれば、間隙508の寸法または深さsは、制御システム102により変更されて、指向性層122と画像源層120との間隔を調整可能であってもよい。間隙508の寸法s、例えば、指向性層122と画像源層120との距離は、任意の適切な手段により変更可能である。その手段は、圧電アクチュエータまたは薄膜、間隙508に対応した空隙内の空気、気体、液体および/または他の流体の加圧および/または減圧、および/または他の構造および/または材料であるが、これに限定するものではない。間隙508の寸法sの調整は、例えば、視聴者114が指向性ディスプレイデバイス110を視認可能となるように、複合コンテンツ108の122焦点を変化させるのに、利用可能である。
このように、間隙508の寸法sは、指向性層122および視点間の距離に適合した第1の値に、設定されてもよい。第1の値では、指向性122ディスプレイデバイス110の焦点は、例えば、10フィートであってもよい。このように、視点の見通し線(line of sight)にある1人または複数人の視聴者114は、その見通し線と関連付けられたコンテンツを視認可能であってもよい。しかしながら、指向性ディスプレイデバイス110に対して10フィートよりも近接した、および/または指向性ディスプレイデバイス110から10フィートよりも離れた視聴者114は、複合コンテンツ108に対応した画像の焦点が合わなくなるので、複合コンテンツ108を明瞭に視認することができないことがある。しかしながら、指向性ディスプレイデバイス110から10フィート前後の視聴者114は、指向性ディスプレイデバイス110に表示された複合コンテンツ108を明瞭に視認することが可能となることがある。
本明細書に開示した概念および技術のいくつかの実施形態において、間隙508の寸法sは、トラッキングデータ118および/または他の情報に基づいて、制御システム102により動的に調整可能である。したがって、例えば、視点と関連付けられた視聴者114または他のエンティティが、特定の視点と関連付けられた視認角度内で、指向性ディスプレイデバイス110に向かってあるいはそこから離反して移動した場合、制御システム102は、間隙508の寸法sを第1の値から第2の値へと調整可能である。上述のように、第1の値は、例えば、10フィートに対応していてもよい。第2の値は、例えば、20フィートに対応していてもよい。このように、設定された10フィートまたは20フィートの焦点距離での視点の見通し線にある視聴者114は、この見通し線と関連付けられたコンテンツ106を視認可能であってもよいが、画像は、特定の時間において、設定された焦点距離(例えば、10フィートまたは20フィート)から外れた視点の見通し線内にある他の視聴者114については焦点が合っていなくともよい。本実施形態は説明のためのものであり、いかなる意味においても限定と解釈されるべきではなことが、理解されるべきである。
上述の指向性層122の実施形態は、複合コンテンツ108の列400または行402を表示するのに利用されるものとして説明したが、他の実施形態も可能であるとともに意図されていることが、理解されるべきである。特に、上述のように、指向性層122は、球状または半球状の形の多数のレンチキュラ素子500を備えるように構成されていてもよい。このように、複合コンテンツ108は、レンチキュラ素子500の様々な部分によって表示される多数のコンテンツブロックを、備えていてもよい。したがって、例えば、4つの視点と関連付けられた複合コンテンツ108は、ブロック画素で区切られたグリッド構成のグリッド内の4つのコンテンツブロックを備えていてもよい。本明細書で、4つのコンテンツブロックの各々は、レンチキュラ素子500の一部によって投影される。このように、複合コンテンツ108の各部は、水平にかつ/または垂直になど、2次元に沿った動きに基づいて分割されてもよい。本実施形態は説明のためのものであり、いかなる意味においても限定と解釈されるべきではなことが、理解されるべきである。
複合コンテンツ108を組み合わせる前、および/または複合コンテンツ108が全体として生成された後に、コンテンツ106の各部、細部、または他の部分は、調整され、ねじれ、または場合によっては個別に修正されてもよいことが、理解されるべきである。したがって、コンテンツ106の細部、部分、他の各部および/または複合コンテンツ108は、指向性層122によってもたらされるものとして予期または知られた変更を補償するように修正されてもよい。
次に、図6に、本明細書に提示された少なくともいくつかの実施形態に従って構成された指向性ディスプレイデバイスに複合コンテンツを表示する処理600の例を示すフローチャートを説明する。処理600の動作は、必ずしも任意の特定の順序で提示される必要はなく、他の順序でのいくつかまたは全ての動作が可能であるとともに意図されていることを理解すべきである。この動作は、説明および図示を簡潔にするために実証された順序で提示されたものである。動作は、添付の請求の範囲から逸脱することなく、追加、省略、および/または同時実行されてもよい。
図示された処理600は、任意の時点で終了してもよく、その全てを完全に実施する必要はないことが、理解されるべきである。処理600のいくつかまたは全て、および/または実質的に同等の動作は、本明細書に規定するように、コンピュータ記憶媒体に含まれるコンピュータ可読命令を実行することにより、実施されてもよい。説明および請求の範囲に用いられる「コンピュータ可読命令」という用語およびその変形例は、本明細書で、ルーチン、アプリケーション、アプリケーションモジュール、プログラムモジュール、プログラム、コンポーネント、データ構造、アルゴリズム等を含むように、広範に用いられる。コンピュータ可読命令は、単一プロセッサまたはマルチプロセッサシステム、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、パーソナルコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータデバイス、マイクロプロセッサベース、プログラム可能コンシューマー機器、それらの組み合わせ等を含む、様々なシステム構成にて実装可能である。
本開示の概念を図示および説明する目的で、処理600は、制御システム102により実行されるものとして説明する。本実施形態は単に例であり、いかなる意味においても限定と解釈されるべきではなことが、理解されるべきである。さらに、図1を参照して上述したように、制御システム102は、ディスプレイ制御モジュール104を含む1つまたは複数のアプリケーションを実行して、本明細書に説明する機能を提供してもよいが、それに限定されるものではない。
処理600は、動作602(コンテンツ取得)で始まり、そこで、制御システム102は、コンテンツ106を、コンテンツ106の1つまたは複数の供給源から取得する。上述のように、コンテンツ106は、静的またはアニメーションコンテンツを含んでもよく、この供給源は、およそあらゆる種類のデバイスに対応していてもよく、あるいはコンテンツ106と関連付けられた供給源であってもよい。このように、コンテンツ106は、制御システム102へ送信可能であり、制御システム102を含む任意の数のデバイスへブロードキャストされてもよく、および/または他の様式で制御システム102にとってアクセス可能であってもよいことが、理解されるべきである。このように、動作602は、コンテンツ106の受信、ダウンロード、またはコンテンツ106に対応したデータの1つまたは複数のストリームへのアクセス、1つまたは複数の種類のメディアからのコンテンツ106の検索、および/または他の様式でのコンテンツ106の取得を、含んでいてもよい。図6に示されていないが、制御システム102は、視聴者114を検知および/または特定し、もしあるならば、検知および/または特定された視聴者114のためにどのコンテンツ106を検索または取得するかを判断できることが、理解されるべきである。このように、コンテンツ106の取得に、視聴者114の検知または判定、取得すべきコンテンツ106の判断、およびコンテンツ106の取得が、含まれてもよい。
動作602から、処理600は、動作604(コンテンツをエンティティと関連付ける)へ進む。本明細書で、制御システム102は、動作602で受信したコンテンツ106を1つまたは複数のエンティティと関連付ける。様々な実装によれば、このエンティティは、図1〜図5Cで説明したように、1人または複数人の視聴者114、1つまたは複数のデバイス116、および/または1つまたは複数の視点を含む。図6には示していないが、制御システム102は、コンテンツ106を受信することに加えて、位置、方向、動き、および/または1つまたは複数のエンティティの識別情報を示すトラッキングデータ118、エンティティをコンテンツ106に関連付ける情報、および/または、1つまたは複数のコンテンツ106のインスタンスとともに表示するブロック画素、ロゴ、画像等の他の情報を取得可能であることが、理解されるべきである。したがって、制御システム102は、動作602で受信したコンテンツ106の各インスタンスを、1つまたは複数のエンティティに自動または手動で関連付ける。
動作604から、処理600は、動作606(コンテンツ表示)へ進む。ここで、制御システム102は、複合コンテンツ108を生成し、指向性ディスプレイデバイス110で表示するために複合コンテンツ108を出力する。本明細書で説明するように、複合コンテンツ108は、複合コンテンツ108の一部として表示されたコンテンツ106のインスタンスが、適切な視聴者114、視点、位置、および/または方向を向くように、列400、行402、および/または他のフォーマットで表示可能である。このように、動作606には、コンテンツ106の様々なインスタンスを、適切な区分または部分に分割または区分すること、必要であれば、コンテンツ106の様々な部分または区分の間にブロック画素および/または他の情報を挿入すること、コンテンツ106の様々な区分または部分を、ブロック画素または他の情報とともに、1つまたは複数の列400、1つまたは複数の行402、および/または他の部分または区分での表示のためにフォーマットされる複合コンテンツ108にフォーマットすることが含まれてもよい。
動作606から、処理600は動作608(視点変更?)へ進む。本明細書で、制御システム102は、位置、方向、配置、および/または1つまたは複数の視点の他の側面が、変化したかどうか判断する。例えば、動作608は、監視動作に対応してもよく、かかる監視動作において、制御システム102は、トラッキングシステム112からトラッキングデータ118を取得または受信してもよい。制御システム102は、トラッキングデータ118を解析または監視してもよく、視点と関連付けられた視聴者114またはデバイス116が移動または変更されたかどうか判断してもよい。
動作608にて、制御システム102が、視点の1つまたは複数が変化していないと判断した場合、処理600は動作608へ戻り、そこで、制御システム102は、1つまたは複数の視点が変化したかどうか、再び判断してもよい。動作608にて、制御システム102が、1つまたは複数の視点が変化したと判断した場合、処理600は、動作610(コンテンツ修正)へ進み、そこで、制御システム102は、複合コンテンツ108を修正して、動作608で検出された変化を反映する。
動作610では、制御システム102は、複合コンテンツ108を修正する。この修正は、例えば、1つまたは複数の列400のコンテンツ、相対寸法、および/または相対位置を変更することにより、1つまたは複数の行402のコンテンツ、相対寸法、および/または相対位置を変更することにより、および/または、コンテンツ106とともに表示されたブロック画素および/または他の情報を追加、削除、または修正することによりなされる。他の実施形態において、動作610は、複合コンテンツ108を修正することに加えて、あるいはその代わりに、指向性層122と画像源層120との間の間隙508を修正することを、含んでもよい。図5Cを参照して上述したように、間隙508の修正は、指向性ディスプレイデバイス110と関連付けられた焦点を変更することによって完了してもよい。間隙508の寸法sの修正は、必要であれば、図5Cを参照して上述したように、視線504の投影を修正することにより、複合コンテンツ108と関連付けられた様々な視点の相対的または知覚された幅を変更するために、利用可能である。
動作610から、処理600は、動作612(修正されたコンテンツを表示)へ進み、そこで、制御システム102は、指向性ディスプレイデバイス110での表示のために修正された複合コンテンツ108を出力する。動作606を参照して上述したように、動作612は、どのコンテンツ106が表示されるかを特定すること、コンテンツ106の様々なインスタンスを部分または区分に分割または区分すること、コンテンツ106の部分または区分をシフトまたは調整すること、ブロック画素および/または他の情報と、コンテンツ106の部分または区分とを、複合コンテンツ108に追加すること、および/または、複合コンテンツ108のコンテンツを修正することを含んでもよい。
動作608の後、処理600は(例えば、周期的、連続的、あるいは、必要に応じたオンデマンドで)繰り返されてもよく、終了してもよい。処理600が繰り返される場合、処理は動作608に戻ってもよい。ここで、制御システム102は、1つまたは複数の視点における変化が生じたかどうか再び判断する。
図7は、本明細書に提示するいくつかの実施形態に従って構成された指向性ディスプレイデバイスに複合コンテンツを表示可能なコンピュータ700の例、コンピュータ例を示すブロック図である。図示したように、コンピュータ700は、プロセッサ710と、メモリ720と、1つまたは複数のドライブ730とを備えている。コンピュータ700は、通例のコンピュータシステム、組込み制御コンピュータ、ラップトップまたはサーバコンピュータ、携帯デバイス、STB、キオスク、車両情報システム、携帯電話、カスタマイズ機器、または他のハードウェアプラットホームとして実装されてもよい。
ドライブ730およびそれに伴うコンピュータ記憶媒体により、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールおよびコンピュータ700用の他のデータが記憶される。ドライブ730は、オペレーティングシステム740、アプリケーションプログラム750、プログラムモジュール760、およびデータベース780を含んでもよい。プログラムモジュール760は、制御システム102を備えていてもよい。制御システム102は、詳細に上述したように(例えば、図1〜図6の1つまたは複数に関する上記説明を参照されたい)、複合コンテンツを指向性ディスプレイデバイスに表示する処理600を実行するように、適用されてもよい。さらに、コンピュータ700は、ユーザ入力デバイス790を備えており、それを介してユーザはコマンドおよびデータを入力してもよい。入力デバイス790は、1つまたは複数の電子デジタイザ、マイクロホン、キーボード、および通例、マウス、トラックボールまたはタッチパッドと称するポインティングデバイスを備えていてもよい。他の入力デバイスとして、ジョイスティック、ゲームパッド、衛星アンテナ、スキャナ、他のデバイス等があってもよい。
これらおよび他の入力デバイスは、システムバスに結合したユーザ入力インターフェースを通じてプロセッサ710に連結してもよいが、パラレルポート、ゲームポートまたはユニバーサルシリアルバス(「USB」)等の他のインターフェースおよびバス構造により連結してもよい。コンピュータ700等のコンピュータは、スピーカ、プリンタ、ディスプレイ、指向性ディスプレイデバイス110、および/または他のデバイス等、他の周辺出力デバイスを備えていてもよい。これらのデバイスは、出力周辺インターフェース794等を通じて連結されてもよい。
コンピュータ700は、遠隔コンピュータ(図示せず)等の1つまたは複数のコンピュータへの論理接続、指向性ディスプレイデバイス110、および/またはネットワークインターフェース796に結合したネットワーク708上でまたは通信して動作する他のデバイスを用いて、ネットワーク化された環境において動作してもよい。遠隔コンピュータは、パーソナルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークPC、ピアデバイスまたは他の共通ネットワークノードであってもよく、コンピュータ700に関して上述の要素の多くあるいは全てを備えてもよい。ネットワーク環境は、オフィス、エンタープライズワイドエリアネットワーク(「WAN」)、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、イントラネット、およびインターネットにおいて一般的である。
LANまたはWLANネットワーク環境で利用される場合、コンピュータ700は、ネットワークインターフェース796またはアダプタを通じて、LANに結合されてもよい。WANネットワーク環境で利用される場合、コンピュータ700は、通例、インターネットまたはネットワーク708等のWANを通じて通信を確立するモデムまたは他の手段を備えている。WANは、インターネット、図示されたネットワーク708、様々な他のネットワークまたはその任意の組み合わせを備えていてもよい。通信リンク、リング、メッシュ、バス、クラウドまたはコンピュータ間のネットワークを確立する他の機構が利用されもよいことが、理解されるであろう。
いくつかの実施形態においては、コンピュータ700は、ネットワーク環境に接続していてもよい。コンピュータ700は、ドライブ730または他の記憶デバイスと関連付けられた物理的コンピュータ可読記憶媒体またはメディアの1つまたは複数のインスタンスを、備えていてもよい。システムバスにより、プロセッサ710は、コンピュータ記憶媒体に対してコードおよび/またはデータを読み書きすることが可能となる。メディアは、任意の適切な技術を用いて実装された記憶要素の形式で装置を表してもよい。これには、半導体、磁気材料、光学メディア、電気記憶装置、電気化学記憶装置、他のこのような記憶技術が含まれるが、それに限定されるものではない。メディアは、メモリ720と関連付けられた構成要素を表してもよい。なお、これは、RAM、ROM、フラッシュ、または他の種類の揮発または不揮発メモリ技術として特徴づけられる。また、メディアは、第2の記憶装置を表してもよい。なお、これは、記憶ドライブ730または他のものとして実装されてもよい。ハードドライブの実装は、ソリッドステートとして特徴づけられてもよく、電磁符号化情報を記憶した回転メディアを備えてもよい。
記憶メディアは、1つまたは複数のプログラムモジュール760を備えてもよい。プログラムモジュール760は、プロセッサ710に読み込まれて実行されると、汎用コンピュータシステムを特殊用途コンピューティングシステムに転換するソフトウェア命令を含んでいてもよい。この説明を通じて詳述したように、プログラムモジュール760は、様々なツールまたは技術を提供してもよい。これにより、コンピュータ700は、システム全体、または本明細書に説明したコンポーネント、論理フロー、および/またはデータ構造を用いた動作環境に加わってもよい。
プロセッサ710は、任意の数のトランジスタまたは他の回路要素で構築されてもよく、これを、個別的または集合的に任意の数の状態をとり得る。より詳細には、プロセッサ710は、ステートマシンまたは有限ステートマシンとして動作してもよい。このようなマシンは、プログラムモジュール760に含まれる実行可能命令をロードすることにより、第2のマシンまたは特定のマシンに転換されてもよい。これらコンピュータ実行可能命令は、プロセッサ710がどのように状態間を遷移するかを特定することにより、プロセッサ710を転換してもよく、これにより、プロセッサ710を構成するトランジスタまたは他の回路要素を、第1のマシンから第2のマシンへ転換する。また、1つまたは複数のユーザ入力デバイス790、ネットワークインターフェース796、他の周辺機器、他のインターフェース、または1つまたは複数のユーザや他の作用体からの入力を受信することにより、どのマシンの状態も転換されてもよい。また、どのマシンも、状態、または、プリンタ、スピーカ、ビデオディスプレイ等の様々な出力デバイスの様々な物理特性を転換してもよい。
また、プログラムモジュール760を符号化することにより、記憶メディアの物理構造を転換してもよい。この説明における様々な実装において、物理構造の特定の転換が、様々な要素に依存してもよい。このような要素の例として、記憶メディアの実装に利用される技術があるが、それに限定されるものではない。なお、記憶メディアは、第1のまたは第2の記憶装置等として特徴づけられる。例えば、記憶メディアが半導体ベースのメモリとして実装された場合、プログラムモジュール760は、ソフトウェアがエンコードされるとき、半導体メモリ720の物理状態を転換してもよい。例えば、ソフトウェアは、半導体メモリ720を構成するトランジスタ、コンデンサまたは他の個別の回路要素の状態を転換してもよい。
他の例として、記憶メディアは、ドライブ730等の磁気または光学技術を用いて実装されてもよい。このような実装において、プログラムモジュール760は、ソフトウェアがエンコードされるとき、磁気または光学メディアの物理状態を転換してもよい。このような転換は、所与の磁気メディア内の特定の位置での磁気特性の変更を含んでもよい。また、このような転換は、所与の光学メディア内での特定の位置の物理的特徴または特性の変更を含んでもよく、これらの位置の光学特性を変化させる。この説明の範囲および趣旨から逸脱することなく、物理メディアの様々な他の転換が可能であることが、理解されるべきである。特許請求の範囲で用いられるとき、「コンピュータ記憶媒体」という語句およびその変形例は、波動、信号、および/または他の一時的および/またはそれ自体無体の通信メディアを含まない。
図8に、本明細書に提示した少なくともいくつかの実施形態により構成された指向性ディスプレイデバイスに複合コンテンツを表示するためのコンピュータプログラム製品800の概略図を示す。コンピュータプログラム製品800の例の実例としての実施形態は、信号担持媒体802を用いて提供され、少なくとも1つの命令804を含んでいてもよい。少なくとも1つの命令804は、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを取得する1つまたは複数の命令であって、第1のコンテンツは、ディスプレイに対する第1の視点と関連付けられ、第2のコンテンツは、ディスプレイに対する第2の視点と関連付けられる命令、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを指向性層に近接した画像源層に表示する1つまたは複数の命令であって、第1のコンテンツが第1の視点で視認可能であるとともに第2のコンテンツが第2の視点で視認可能となるように、指向性層が第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを修正するように構成される命令、第1の視点または第2の視点が指向性層に対して変化したことを判断する1つまたは複数の命令、または、この判断に応じて、第1のコンテンツまたは第2のコンテンツの少なくとも1つを修正する1つまたは複数の命令を、含んでもよい。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のコンピュータプログラム製品800の信号担持媒体802は、コンピュータ可読媒体806、記録媒体808、および/または通信媒体810を備えている。
本明細書に説明した主題は、コンピュータシステム上のオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムでの実行と関連して実行するプログラムモジュールの一般的文脈において提示されており、当業者には、他の実装が他の種類のプログラムモジュールと組み合わされて実行されることが認識されるであろう。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクまたは実装特有の抽象データ型を実行するルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造および他の型の構造を含んでいる。さらに、当業者には、本明細書に説明する主題が、ハンドヘルドデバイス、マルチコアプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースまたはプログラム可能消費者電子機器、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ等を含めて、他のコンピュータシステム構成で実践されてもよいことが、理解されるであろう。
本開示は、本願に説明した特定の実施形態に関して限定されるものではなく、これらの実施形態は、様々な側面を説明することを意図したものである。当業者に明らかなように、多くの修正例および変形例は、その趣旨および範囲から逸脱することなく実行可能である。本明細書に列挙されているものに加えて、本開示の範囲内の機能的に等価な方法および装置は、上述の説明から当業者に明らかとなろう。このような修正例および変形例は、添付の特許請求の範囲内となることが意図されている。本開示は、このような請求の範囲により付与される均等の範囲の全てとともに、添付の請求の範囲の用語によってのみ制限されるべきである。本開示は、当然多様であり得る特定の方法、組み合わせ、構成に限定されるものではないことが、理解されるべきである。また、本明細書に使用した用語法は、特定の実施形態のみを説明する目的であり、限定を意図していないことが、理解されるべきである。
本明細書における実質的に全ての複数形および/または単数形の用語の使用に対して、当業者は、状況および/または用途に適切なように、複数形から単数形に、および/または単数形から複数形に変換することができる。様々な単数形/複数形の置き換えは、理解しやすいように、本明細書で明確に説明することができる。
通常、本明細書において、特に添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の本体部)において使用される用語は、全体を通じて「オープンな(open)」用語として意図されていることが、当業者には理解されよう(例えば、用語「含む(including)」は、「含むがそれに限定されない(including but not limited to)」と解釈されるべきであり、用語「有する(having)」は、「少なくとも有する(having at least)」と解釈されるべきであり、用語「含む(includes)」は、「含むがそれに限定されない(includes but is not limited to)」と解釈されるべきである、など)。導入される請求項で具体的な数の記載が意図される場合、そのような意図は、当該請求項において明示的に記載されることになり、そのような記載がない場合、そのような意図は存在しないことが、当業者にはさらに理解されよう。例えば、理解の一助として、添付の特許請求の範囲は、導入句「少なくとも1つの(at least one)」および「1つまたは複数の(one or more)」を使用して請求項の記載を導くことを含む場合がある。しかし、そのような句の使用は、同一の請求項が、導入句「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」および「a」または「an」などの不定冠詞を含む場合であっても、不定冠詞「a」または「an」による請求項の記載の導入が、そのように導入される請求項の記載を含む任意の特定の請求項を、単に1つのそのような記載を含む実施形態発明に限定する、ということを示唆していると解釈されるべきではない(例えば、「a」および/または「an」は、通常、「少なくとも1つの」または「1つまたは複数の」を意味すると解釈されるべきである)。同じことが、請求項の記載を導入するのに使用される定冠詞の使用にも当てはまる。また、導入される請求項の記載で具体的な数が明示的に記載されている場合でも、そのような記載は、通常、少なくとも記載された数を意味すると解釈されるべきであることが、当業者には理解されよう(例えば、他の修飾語なしでの「2つの記載(two recitations)」の単なる記載は、通常、少なくとも2つの記載、または2つ以上の記載を意味する)。さらに、「A、BおよびC、などの少なくとも1つ」に類似の慣例表現が使用されている事例では、通常、そのような構文は、当業者がその慣例表現を理解するであろう意味で意図されている(例えば、「A、B、およびCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを共に、AおよびCを共に、BおよびCを共に、および/またはA、B、およびCを共に、などを有するシステムを含むが、それに限定されない)。「A、B、またはC、などの少なくとも1つ」に類似の慣例表現が使用されている事例では、通常、そのような構文は、当業者がその慣例表現を理解するであろう意味で意図されている(例えば、「A、B、またはCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを共に、AおよびCを共に、BおよびCを共に、および/またはA、B、およびCを共に、などを有するシステムを含むが、それに限定されない)。2つ以上の代替用語を提示する事実上いかなる離接する語および/または句も、明細書、特許請求の範囲、または図面のどこにあっても、当該用語の一方(one of the terms)、当該用語のいずれか(either of the terms)、または両方の用語(both terms)を含む可能性を企図すると理解されるべきであることが、当業者にはさらに理解されよう。例えば、句「AまたはB」は、「A」または「B」あるいは「AおよびB」の可能性を含むことが理解されよう。
さらに、本開示の特徴または態様は、マーカッシュグループに関して説明されており、このため、当業者には、本開示は、任意の個別要素またはマーカッシュグループの要素のサブグループに関して説明されることが、理解されるであろう。
また、当業者に理解されるように、記述された説明の提供に関して等、任意および全ての目的、本明細書に開示した全範囲は、任意および全ての可能な下位範囲およびその下位範囲の組み合わせを含む。一覧されたあらゆる範囲は、充分に説明され、同範囲が少なくとも同等の半分割、3分割、4分割、5分割、10分割等に分解可能であるものと、容易に理解可能である。非限定的な例として、本明細書に説明した各範囲は、下位の3分の1、中位の3分の1および上位の3分の1等に容易に分割可能である。当業者が理解するであろうように、「まで」、「少なくとも」、「より多く」、「より少なく」等の全ての言葉は、列挙された数を含み、上述の下位範囲へと後で分割可能な範囲を示す。最後に、当業者が理解するであろうように、ある範囲は、個別の各部分を指す。このように、例えば、1〜3要素のグループは、1、2、または3要素のグループを指す。同様に、1〜5要素を有するグループは、1、2、3、4または5要素を有するグループを指し、以下同様である。
様々な側面および実施形態が本明細書に開示され、他の側面および実施形態が当業者に明らかであろう。本明細書に開示した様々な側面および実施形態は、説明を目的とするものであり、限定を意図するものではなく、真の範囲および趣旨が以下の特許請求の範囲により示される。
次に、図5Cを参照して、指向性層122の別の実施形態を示す。図5Cに示すように、指向性ディスプレイデバイス110のいくつかの実施形態では、画像源層120と指向性層122との間に、間隙508が設けられている。指向性ディスプレイデバイス110の他の態様のうちの、様々な実施形態によれば、間隙508の寸法または深さsは、制御システム102により変更されて、指向性層122と画像源層120との間隔を調整可能であってもよい。間隙508の寸法s、例えば、指向性層122と画像源層120との距離は、任意の適切な手段により変更可能である。その手段は、圧電アクチュエータまたは薄膜、間隙508に対応した空隙内の空気、気体、液体および/または他の流体の加圧および/または減圧、および/または他の構造および/または材料であるが、これに限定するものではない。間隙508の寸法sの調整は、例えば、視聴者114が指向性ディスプレイデバイス110を視認可能となるように、複合コンテンツ108の指向性層122焦点を変化させるのに、利用可能である。
このように、間隙508の寸法sは、指向性層122および視点間の距離に適合した第1の値に、設定されてもよい。第1の値では、ディスプレイデバイス110の指向性層122の焦点は、例えば、10フィートであってもよい。このように、視点の見通し線(line of sight)にある1人または複数人の視聴者114は、その見通し線と関連付けられたコンテンツを視認可能であってもよい。しかしながら、指向性ディスプレイデバイス110に対して10フィートよりも近接した、および/または指向性ディスプレイデバイス110から10フィートよりも離れた視聴者114は、複合コンテンツ108に対応した画像の焦点が合わなくなるので、複合コンテンツ108を明瞭に視認することができないことがある。しかしながら、指向性ディスプレイデバイス110から10フィート前後の視聴者114は、指向性ディスプレイデバイス110に表示された複合コンテンツ108を明瞭に視認することが可能となることがある。
図7は、本明細書に提示するいくつかの実施形態に従って構成された指向性ディスプレイデバイスに複合コンテンツを表示可能なコンピュータ700の例を示すブロック図である。図示したように、コンピュータ700は、プロセッサ710と、メモリ720と、1つまたは複数のドライブ730とを備えている。コンピュータ700は、通例のコンピュータシステム、組込み制御コンピュータ、ラップトップまたはサーバコンピュータ、携帯デバイス、STB、キオスク、車両情報システム、携帯電話、カスタマイズ機器、または他のハードウェアプラットホームとして実装されてもよい。

Claims (25)

  1. 第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを、画像源層と指向性層とを備えたディスプレイに表示するコンピュータ実装方法であって、
    前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツを取得することであって、前記第1のコンテンツは第1の視点と関連付けられ、前記第2のコンテンツは第2の視点と関連付けられること、
    前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツを、前記第1のコンテンツが前記第1の視点で視認可能となり前記第2のコンテンツが前記第2の視点で視認可能となるように、前記指向性層に隣接した前記画像源層に表示すること、
    前記第1の視点または前記第2の視点が前記ディスプレイに対して変化したと判断すること、および
    前記判断に応じて、前記第1のコンテンツまたは前記第2のコンテンツの少なくとも1つを修正することのためのコンピュータ実装動作を含む方法。
  2. 前記第1のコンテンツまたは前記第2のコンテンツの少なくとも1つに隣接したブロック画素を表示することをさらに含む請求項1記載の方法。
  3. 前記ブロック画素は第3の視点で視認可能であり、前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツは第3の視点で視認不可能である請求項2記載の方法。
  4. 前記ディスプレイは幅および高さを有し、前記指向性層は、前記第1のコンテンツを前記第1の視点に向け、前記第2のコンテンツを前記第2の視点に向けるレンチキュラ素子を備え、前記第1の視点および前記第2の視点は、少なくとも部分的には、前記ディスプレイの幅に対する視認角度に基づいて異なる請求項1記載の方法。
  5. 前記ディスプレイは幅および高さを有し、前記指向性層は、前記第1のコンテンツを前記第1の視点に向け、前記第2のコンテンツを前記第2の視点に向けるレンチキュラ素子を備え、前記第1の視点および前記第2の視点は、少なくとも部分的には、前記ディスプレイの高さに対する視認角度に基づいて異なる請求項1記載の方法。
  6. 前記ディスプレイは幅および高さを有し、前記指向性層は、前記第1のコンテンツを前記第1の視点に向け、前記第2のコンテンツを前記第2の視点に向けるレンチキュラ素子を備え、前記第1の視点および前記第2の視点は、少なくとも部分的には、前記ディスプレイの幅に対する第1の視認角度および前記ディスプレイの高さに対する第2の視認角度に基づいて異なる請求項1記載の方法。
  7. エンティティを前記第1のコンテンツまたは前記第2のコンテンツと関連付けることを、さらに含む請求項1記載の方法。
  8. 前記第1の視点または前記第2の視点が変化したと判断することは、前記エンティティを監視して、前記エンティティの動きをトラッキングし、前記エンティティが移動したと判断することを含む請求項7記載の方法。
  9. 前記エンティティが移動したと判断したことに応じて、前記第1のコンテンツまたは前記第2のコンテンツの少なくとも1つを修正することをさらに含む請求項8記載の方法。
  10. 前記エンティティを監視することは、デバイスを前記エンティティと関連付け、前記デバイスを監視して前記デバイスの動きをトラッキングすることを含む請求項8記載の方法。
  11. 第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを表示するように構成される装置であって、
    前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツを表示する画像源層であって、前記第1のコンテンツは第1の視点と関連付けられ、前記第2のコンテンツは第2の視点と関連付けられる、画像源層と、
    画像源層に隣接した指向性層であって、前記第1のコンテンツを前記第1の視点に向け、前記第2のコンテンツを前記第2の視点に向けるレンチキュラ素子を備えた指向性層と、
    前記第1の視点または前記第2の視点が前記ディスプレイに対して変化したと判断するように構成されたトラッキングシステムと、
    前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツを取得し、前記第1の視点または前記第2の視点が前記ディスプレイに対して変化したと判断したことに応じて、前記第1のコンテンツまたは前記第2のコンテンツの少なくとも1つを修正するように構成された制御システムとを備える装置。
  12. 前記制御システムは、前記第1のコンテンツ、前記第2のコンテンツ、および前記第1のコンテンツまたは前記第2のコンテンツの少なくとも1つに隣接したブロック画素を、画像源層へ出力するようにさらに構成される請求項11記載の装置。
  13. 前記ブロック画素は、第3の視点で視認可能であり、前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツは、第3の視点で視認不可能である請求項12記載の装置。
  14. 前記ディスプレイは幅および高さを有し、前記第1の視点および前記第2の視点は、少なくとも部分的には、前記ディスプレイの幅に対する第1の視認角度および前記ディスプレイの高さに対する第2の視認角度の少なくとも1つに基づいて異なる請求項11記載の装置。
  15. 前記制御システムは、エンティティを前記第1のコンテンツまたは前記第2のコンテンツと関連付けるようにさらに構成される請求項11記載の装置。
  16. 前記トラッキングシステムは、前記エンティティを監視して前記エンティティの動きをトラッキングし、前記エンティティが移動したと判断することにより、前記第1の視点または前記第2の視点が変化したと判断する請求項15記載の装置。
  17. 前記トラッキングシステムは、前記エンティティが移動したと判断したことに応じて、前記第1のコンテンツまたは前記第2のコンテンツの少なくとも1つを修正するように構成される請求項16記載の装置。
  18. 前記トラッキングシステムは、デバイスを前記エンティティと関連付け、前記デバイスを監視して前記デバイスの動きをトラッキングすることにより、前記エンティティを監視する請求項17記載の装置。
  19. 前記トラッキングシステムは短距離通信デバイスを備え、前記トラッキングシステムは、前記短距離通信デバイスを通じて前記デバイスと通信する請求項18記載の装置。
  20. 前記トラッキングシステムは光学センサを備え、前記トラッキングシステムは、前記エンティティの動きを前記光学センサでトラッキングする請求項17記載の装置。
  21. コンピュータ実行可能命令を格納したコンピュータ記憶媒体であって、前記命令は、制御システムと画像源層と指向性層とを備えたディスプレイの前記制御システムにより実行されると、前記制御システムに、
    第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを取得することであって、前記第1のコンテンツは、前記ディスプレイに対する第1の視点と関連付けられ、前記第2のコンテンツは、前記ディスプレイに対する第2の視点と関連付けられること、
    前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツを、前記指向性層に近接した前記画像源層に表示することであって、前記指向性層は、前記第1のコンテンツが前記第1の視点で視認可能となり前記第2のコンテンツが前記第2の視点で視認可能となるように、前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツを修正するように構成されること、
    前記第1の視点または前記第2の視点が前記指向性層に対して変化したと判断すること、および
    前記判断に応じて、前記第1のコンテンツまたは前記第2のコンテンツの少なくとも1つを修正することを行わせる、コンピュータ記憶媒体。
  22. 前記制御システムにより実行されると、前記制御システムに、前記第1のコンテンツまたは前記第2のコンテンツの少なくとも1つに隣接したブロック画素を表示させるコンピュータ実行可能命令をさらに含み、前記ブロック画素は、第3の視点から視認可能であり、前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツは、第3の視点から視認不可能である請求項21の前記コンピュータ記憶媒体。
  23. 前記制御システムにより実行されると、前記制御システムに、エンティティを前記第1のコンテンツまたは前記第2のコンテンツと関連付けさせるコンピュータ実行可能命令をさらに含む請求項21の前記コンピュータ記憶媒体。
  24. 前記第1の視点または前記第2の視点が変化したと判断することは、前記エンティティを監視して前記エンティティの動きをトラッキングし、前記エンティティが移動したと判断することを含む請求項23の前記コンピュータ記憶媒体。
  25. 前記制御システムにより実行されると、前記制御システムに、前記エンティティが移動したと判断したことに応じて、前記第1のコンテンツまたは前記第2のコンテンツの少なくとも1つを修正させるコンピュータ実行可能命令をさらに含む請求項24の前記コンピュータ記憶媒体。
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