JP2002010190A - 映像編集装置 - Google Patents

映像編集装置

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JP2002010190A
JP2002010190A JP2000182012A JP2000182012A JP2002010190A JP 2002010190 A JP2002010190 A JP 2002010190A JP 2000182012 A JP2000182012 A JP 2000182012A JP 2000182012 A JP2000182012 A JP 2000182012A JP 2002010190 A JP2002010190 A JP 2002010190A
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Japan
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recording
video
audio
signal
output
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Application number
JP2000182012A
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English (en)
Inventor
Masatake Hayashi
正武 林
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、映像編集装置に関し、記録の開始
または終了を指示したフレーム位置と、映像信号の記録
開始あるいは記録終了のフレーム位置を一致させること
ができる操作性にすぐれた映像編集装置を提供するこ
と。 【解決手段】 映像音声再生装置41から入力される映
像信号を映像バッファ14で遅延させ、入力手段12に
記録の指示が入力されると、制御手段13により映像バ
ッファ14による遅延時間から入力手段12に記録の指
示が入力されてから録画録音部11で記録されるまでの
内部遅延時間を引いた時間だけ記録を待ち合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号を記録開
始あるいは記録終了の指示により記録する映像編集装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の映像編集装置は、図9に
示すように、録画録音部51と、入力手段52と、制御
手段53とを備え、映像音声再生装置41が再生する映
像をモニタ42により出力し、入力手段52からの指示
を制御手段53で受け取り、録画録音部51への命令に
よって映像音声再生装置41から送られてくる映像信号
の記録を行っていた。
【0003】このような従来の映像編集装置50におい
ては、モニタ42を見てから入力指示する間の遅延時間
や映像編集装置50の内部動作による遅延時間が存在す
るため、図10のタイムチャートに示すように、フレー
ム3の信号が出力されているt0の時刻で記録開始の指
示を行っても、実際にはフレーム5の信号から記録が開
始され、フレーム102の信号が出力されているt1の
時刻で記録終了の指示を行っても、実際にはフレーム1
04の信号まで記録が行われることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、映像編集
装置50に記録される映像信号は、開始指示があった時
刻のフレームよりも遅れた時刻のフレームから記録が行
われ、終了指示があった時刻のフレームを過ぎた時刻の
フレームで記録が終わるという問題があった。このた
め、従来は予め早い時刻からの記録指示を開始し、その
後で再度編集ポイントの調整を行うことが必要であっ
た。
【0005】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、記録の開始または終了を指示したフレ
ーム位置と、映像信号の記録開始あるいは記録終了のフ
レーム位置を一致させることができる、操作性のすぐれ
た映像編集装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の映像編集装置
は、外部から入力される映像信号を一時記憶する映像メ
モリバッファと、この映像メモリバッファから出力され
る映像信号を記録する記録手段と、記録動作の指示が入
力される入力手段と、この入力手段により記録動作が指
示されたときに入力された映像信号が前記映像メモリバ
ッファから出力されるときに、前記記録手段を制御して
指示された記録動作を行わせる制御手段とを備えた構成
を有している。この構成により、入力された映像信号が
一時記憶され、記録動作の指示が入力されたときに一時
記憶されている映像信号の任意の位置に対し記録動作を
行うこととなる。
【0007】ここで、前記映像信号と同期した音声信号
を一時記憶する音声メモリバッファを備え、前記制御手
段は、前記映像信号と前記音声信号を同期して前記記録
手段に記録させてもよい。
【0008】また、前記音声メモリバッファに一時記憶
されている音声信号の音声信号レベルを検索し、音声レ
ベルが予め設定された閾値を超えたまたは下回った位置
を検出し、その位置の音声信号が前記音声メモリバッフ
ァから出力されるまでの時間を前記制御手段に通知する
音声レベル検出手段を備え、前記制御手段は、前記入力
手段により記録動作が指示されたとき、前記音声レベル
検出手段により音声レベルが閾値から変化している位置
が出力されるまでの時間を求め、前記音声レベルが閾値
を超えたまたは下回った位置が出力されるときに、前記
記録手段により前記指示された記録動作を行わせてもよ
い。この構成により、記録動作の指示が入力されたとき
に一時記憶されている映像信号の中で、予め設定された
閾値をまたぐ(超えて変化したとき、または下回って変
化したときの)位置で記録動作が行われることとなる。
【0009】さらに、前記入力手段により指示される記
録動作が記録の開始であってもよく、記録の終了であっ
てもよい。
【0010】また、前記入力手段により指示された記録
動作を行ったときの記録情報を蓄積し、この記録情報を
編集した編集情報を出力する編集情報出力手段を備える
と好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1〜図5は本発明に係
る映像編集装置の第1実施形態を示す図である。
【0012】図1に示すように、本実施形態の映像編集
装置10は、映像信号と音声信号を記録する録画録音部
(記録手段)11と、映像編集装置10に対する各種操
作を行う入力手段12と、入力手段12より送られる指
示を受けて映像音声再生装置41および録画録音部11
に動作の指示命令を出す制御手段13と、FIFO(Fi
rst-In First-Out)動作をして一定時間映像信号を蓄え
て録画録音部11に出力する映像バッファ(映像メモリ
バッファ)14と、同じくFIFO動作をして一定時間
音声信号を蓄えて録画録音部11に出力する音声バッフ
ァ(音声メモリバッファ)15と、録画録音部11に記
録される映像信号または音声信号の記録情報を格納して
おき、そのリストを出力する編集リスト出力手段(編集
情報出力手段)16とを備えたものである。
【0013】入力手段12は、図2に示すようなコント
ロールパネルを備えており、このコントロールパネル
は、映像音声再生装置41の動作を制御する再生装置制
御ボタン群31と、現在の映像音声再生装置41から送
られてくる映像信号または音声信号のタイムコードを表
示するタイムコード表示部32と、記録開始ボタン35
が押されると同時に映像信号と音声信号の記録を開始し
た時刻を表示する開始時刻表示部33と、記録終了ボタ
ン36が押されると同時に映像信号と音声信号の記録が
終了した時刻を表示する終了時刻表示部34と、映像信
号と音声信号の記録開始を指示する記録開始ボタン35
と、映像信号と音声信号の記録終了を指示する記録終了
ボタン36と、編集を終了し全ての信号の受信を止める
ことを指示する編集終了ボタン37とを備えている。
【0014】この映像編集装置10は、入力手段12の
コントロールパネル上の再生装置制御ボタン群31の操
作により映像音声再生装置41の動作を制御して、映像
音声再生装置41から出力される映像信号と音声信号を
モニタ42とスピーカ43に出力しながら、記録開始ボ
タン35と記録終了ボタン36の操作により録画録音部
11に記録するようになっており、記録が終了し記録終
了ボタン36が押されると編集リスト出力手段16は、
格納していた録画録音部11に記録される映像信号また
は音声信号の記録開始時刻、記録終了時刻などの情報を
読み出し、編集開始時からの映像信号と音声信号の記録
情報のリストを出力するようになっている。
【0015】このリスト(編集リスト)は図3に示すよ
うなものであり、記録開始時刻(図中INの列)、記録
終了時刻(図中OUTの列)のほかに映像音声再生装置
41の中にある再生ソースの管理番号であるREEL番
号、記録時間(図中DURATIONの列)、記録区間
の信号の名称であるクリップ名(図中NAMEの列)、
映像と音声の組合せを示す信号の種類(図中AVの
列)、コメント(図中COMMENTの列)もあわせて
出力可能である。
【0016】また、従来からあったバッチ処理による編
集装置の入力データとして用いることもでき、映像音声
再生装置41に用いた記録媒体とあわせて残すことで編
集のバックアップとなる。
【0017】このような映像編集装置10は、映像信号
と音声信号を遅延させることにより、開始指示があった
時刻にモニタ42に出力していたフレームから記録が行
われ、終了指示があった時刻にモニタ42に出力してい
たフレームで記録が終わるようになっている。この動作
について、図4のフローチャートと図5のタイムチャー
トを参照して説明する。
【0018】図5において、すべての横軸は時間を示
し、上から順番に、記録開始ボタン35が押された時刻
(t0)、記録終了ボタン36が押された時刻(t
1)、編集終了ボタン37が押された時刻(t2)、映
像音声再生装置41から出力される映像信号、映像音声
再生装置41から出力される音声信号、映像バッファ1
4から出力される映像信号、音声バッファ15から出力
される音声信号、本実施形態において記録される映像信
号、本実施形態において記録される音声信号を示す。
【0019】また、映像信号の一単位は1フレーム分の
映像信号を表し、音声信号の一単位はある1フレームの
映像信号が出力されているときの1フレーム分の音声信
号を表す。
【0020】ここで、例えば、記録開始ボタン35が押
された時にモニタ42とスピーカ43に出力している信
号位置と録画録音部11が記録を開始する信号位置の間
の遅延時間と、記録終了ボタン36が押された時にモニ
タ42とスピーカ43で出力している信号位置と録画録
音部11が記録を終了する信号位置の間の遅延時間は共
に2フレームであるとすると、映像バッファ14と音声
バッファ15からは現時刻よりも3フレーム遅れた信号
が出力されるように設定する。
【0021】図4において、制御手段13は、入力手段
12のコントロールパネルの再生装置制御ボタン群31
の操作により映像音声再生装置41の再生の指示がある
と、映像音声再生装置41に映像音声の再生を指示し、
編集処理を開始する。
【0022】まず、映像音声再生装置41から送られて
くる映像信号の映像バッファ14への取り込みを開始
し、随時新たな信号を取り込み続け(S11)、これに
同期して同時に映像音声再生装置41から送られてくる
音声信号の音声バッファ15への取り込みを開始し、随
時新たな信号を取り込み続ける(S12)。
【0023】次いで、記録開始ボタン35の押下を待ち
(S13)、記録開始ボタン35が押下されると(図5
のt0)、制御手段13は、映像バッファ14、音声バ
ッファ15による遅延時間から記録開始の指示を出して
記録を開始するまでにかかる内部遅延時間を引いた固定
遅延時間だけ待機する(S14)。ここで、記録開始位
置は、映像バッファ14と音声バッファ15の容量と固
定遅延時間(記録開始までの待ち時間)の調整によって
任意に変更が可能である。
【0024】次いで、編集リスト作成のために、記録開
始時に映像音声再生装置41より出力されているタイム
コードから映像バッファ14または音声バッファ15の
信号出力遅延時間を引くことによって2つのバッファか
ら同期出力される信号のタイムコードを求めて、この値
を編集リスト出力手段16に記録開始位置として記録し
ておく(S15)。
【0025】次いで、制御手段13は、録画録音部11
により映像バッファ14から出力される映像信号を記録
する(S16)。これと同期して同時に、制御手段13
は、録画録音部11により音声バッファ15から出力さ
れる音声信号を記録する(S17)。
【0026】次いで、記録終了ボタン36が押下された
かを判定し(S18)、押下されていなければステップ
16に戻って録画録音を続ける。記録終了ボタン36が
押下されると(図5のt1)、制御手段13は、映像バ
ッファ14、音声バッファ15による遅延時間から記録
終了の指示を出して記録を終了するまでにかかる内部遅
延時間を引いた固定遅延時間だけ待機する(S19)。
ここで、記録終了位置は、映像バッファ14と音声バッ
ファ15の容量と固定遅延時間(記録終了までの待ち時
間)の調整によって任意に変更が可能である。
【0027】次いで、編集リスト作成のために、記録終
了時に映像音声再生装置41より出力されているタイム
コードから映像バッファ14または音声バッファ15の
信号出力遅延時間を引くことによって2つのバッファか
ら同期出力される信号のタイムコードを求めて、この値
を編集リスト出力手段16に記録終了位置として記録し
ておく(S20)。
【0028】次いで、制御手段13は、待機時間が終了
するまで録画録音部11により映像バッファ14から出
力される映像信号を記録する(S21)。これと同期し
て同時に、制御手段13は、録画録音部11により音声
バッファ15から出力される音声信号を記録する(S2
2)。
【0029】次いで、編集終了ボタン37の押下がある
か判定し(S23)、編集終了ボタン37の押下がなけ
ればステップ13に戻って次の記録開始ボタン35の押
下を待つ。
【0030】編集終了ボタン37の押下があると(図5
のt2)、制御手段13は、編集リスト出力手段16に
より、それまでの録画録音の記録を編集リストとして出
力し(S24)、編集処理を終了する。
【0031】以上のように、本実施形態においては、映
像バッファ14,音声バッファ15を設けて、入力され
た映像信号、音声信号を一時記憶し、入力手段12から
記録の開始または終了を指示されたとき、制御手段13
にて映像バッファ14,音声バッファ15による遅延時
間から内部遅延時間を引いた時間だけ記録を待ち合わせ
ているので、入力手段12から記録の開始または終了を
指示されたフレーム位置と、映像信号の記録開始または
記録終了のフレーム位置を一致させることができる。
【0032】また、編集開始時からの映像信号と音声信
号の記録情報のリストを出力する編集リスト出力手段1
6を設けているので、編集終了後に編集内容を確認する
ことができる。
【0033】次に、図6〜図8は本発明に係る映像編集
装置の第2実施形態を示す図である。なお、本実施形態
は、上述第1実施形態と略同様に構成されているので、
同様な構成には同一の符号を付して特徴部分のみ説明す
る。
【0034】図6において、本実施形態の映像編集装置
20は、音声レベル検出部(音声レベル検出手段)21
を備えており、この音声レベル検出部21は、音声バッ
ファ15内の現時点に最も近い信号が記憶されている音
声バッファの先頭から音声信号レベルが予め設定された
閾値を超えているフレーム位置あるいは閾値を下回るフ
レーム位置を検出し、そのフレーム位置の信号が音声バ
ッファ15から出力されるまでの時間を制御手段13へ
出力するものである。
【0035】本実施形態は、音声レベル検出部21によ
り音声バッファ内のフレームの音声信号レベルが閾値を
超えたフレームから録画録音を開始し、閾値を下回った
フレームで録画録音を終了することを特徴としている。
この動作について、図7のフローチャートと図8のタイ
ムチャートを参照して説明する。
【0036】図8において、すべての横軸は時間を示
し、上から順番に、記録開始ボタン35が押された時刻
(t0)、記録終了ボタン36が押された時刻(t
1)、編集終了ボタン37が押された時刻(t2)、映
像音声再生装置41から出力される映像信号、映像音声
再生装置41から出力される音声信号、映像音声再生装
置41から出力される音声信号の波形、映像バッファ1
4から出力される映像信号、音声バッファ15から出力
される音声信号、本実施形態において記録される映像信
号、本実施形態において記録される音声信号を表す。
【0037】また、映像信号の一単位は1フレーム分の
映像信号を表し、音声信号の一単位はある1フレームの
映像信号が出力されているときの1フレーム分の音声信
号を表す。そして、映像音声再生装置41から出力され
る音声信号の波形と共に引かれている破線は音声レベル
の閾値を示している。
【0038】ここで、例えば、記録開始ボタン35が押
された時にモニタ42とスピーカ43に出力している信
号位置と録画録音部11が記録を開始する信号位置の間
の遅延時間と、記録終了ボタン36が押された時にモニ
タ42とスピーカ43で出力している信号位置と録画録
音部11が記録を終了する信号位置の間の遅延時間は共
に2フレームであるとすると、映像バッファ14と音声
バッファ15からは現時刻よりも3フレーム遅れた信号
が出力されるように設定する。
【0039】図7において、制御手段13は、入力手段
12のコントロールパネルの再生装置制御ボタン群31
の操作により映像音声再生装置41の再生の指示がある
と、映像音声再生装置41に映像音声の再生を指示し、
編集処理を開始する。
【0040】まず、図4のステップ11からステップ1
3と同様に、映像バッファ14と音声バッファ15へ、
それぞれ映像と音声の取り込みを同期して開始し、記録
開始ボタン35の押下による記録開始指示を待つ。
【0041】記録開始ボタン35が押下されると(図8
のt0)、制御手段13は、音声レベル検出部21によ
って、音声バッファ15に蓄積された音声信号のうち現
時刻にもっとも近い信号が記憶されている音声バッファ
15に蓄積された先頭フレームから音声信号レベルが閾
値より大きくなるフレーム(境界点)を検出する(S3
1)。
【0042】音声信号レベルが閾値より大きくなるフレ
ームを検出すると、制御手段13は、音声レベル検出部
21から通知されるそのフレームが音声バッファ15か
ら出力されるまでの時間から記録開始までの内部遅延時
間を引いた時間をだけ待機する(S32)。すなわち、
図8において、時刻t0で記録開始の指示があったのち
音声信号レベルが閾値を超えたフレーム位置(フレーム
3)の映像信号と音声信号が2つのバッファから出力さ
れるまでの2フレームの時間を待ち、音声信号レベルが
閾値より大きくなるフレームが音声バッファ15から出
力されるときに記録が開始されるように待ち合わせる。
【0043】音声信号レベルが閾値より大きくなるフレ
ームが検出されないと、制御手段13は、図4のステッ
プ14と同様に、映像バッファ14、音声バッファ15
による遅延時間から記録開始までの内部遅延時間を引い
た固定遅延時間だけ待機する。
【0044】その後、図4のステップ15からステップ
18と同様に、制御手段13は、編集リスト作成のため
に、映像バッファ14、音声バッファ15から同期出力
される信号のタイムコードを求めて編集リスト出力手段
16に記録し、記録終了ボタン36が押下されるまで録
画録音部11により映像バッファ14から出力される映
像信号と音声バッファ15から出力される音声信号を記
録する。
【0045】そして、記録終了ボタン36が押下される
と(図8のt1)、制御手段13は、音声レベル検出部
21によって、音声バッファ15に蓄積された音声信号
のうち現時刻にもっとも近い信号が記憶されている音声
バッファ15に蓄積された先頭フレームから音声信号レ
ベルが閾値より小さくなるフレーム(境界点)を検出す
る(S33)。
【0046】音声信号レベルが閾値より小さくなるフレ
ームを検出すると、制御手段13は、音声レベル検出部
21から通知されるそのフレームが音声バッファ15か
ら出力されるまでの時間から記録開始までの内部遅延時
間を引いた時間をだけ待機する(S34)。すなわち、
図8において、時刻t1で記録終了の指示があったのち
音声信号レベルが閾値を下回ったフレーム位置(フレー
ム102)の映像信号と音声信号が2つのバッファから
出力されるまでの2フレームの時間を待ち、音声信号レ
ベルが閾値より小さくなるフレームが音声バッファ15
から出力されるときに記録が終了するように待ち合わせ
る。
【0047】音声信号レベルが閾値より小さくなるフレ
ームが検出されないと、制御手段13は、図4のステッ
プ19と同様に、映像バッファ14、音声バッファ15
による遅延時間から記録終了までの内部遅延時間を引い
た固定遅延時間だけ待機する。
【0048】その後、図4のステップ20からステップ
24と同様に、制御手段13は、編集リスト作成のため
に、映像バッファ14、音声バッファ15から同期出力
される信号のタイムコードを求めて、編集リスト出力手
段16に記録終了位置として記録し、待機時間が終了す
るまで録画録音部11により映像バッファ14から出力
される映像信号と音声バッファ15から出力される音声
信号を記録し、編集終了ボタン37の押下がなければス
テップ13に戻って次の記録開始ボタン35の押下を待
ち、編集終了ボタン37の押下があると(図5のt
2)、編集リスト出力手段により、それまでの録画録音
の記録を編集リストとして出力し、編集処理を終了す
る。
【0049】したがって、録画録音部11には音声信号
レベルが閾値より高かったフレーム3からフレーム10
2までの映像信号と音声信号の記録ができる。
【0050】以上のように、本実施形態においては、音
声バッファ15内に一時記憶されている音声信号の中か
ら音声信号レベルが閾値をまたいだ(閾値を超えた、ま
たは閾値を下回った)フレーム位置を検出し、そのフレ
ームが音声バッファ15から出力されるまでの時間を制
御手段13に通知する音声レベル検出部21を設け、制
御手段13が通知された時間から内部遅延時間を引いた
時間だけ記録を待ち合わせているので、音声信号レベル
が閾値をまたいだフレーム位置で記録の開始または終了
ができ、入力手段12による指示の入力のずれを補正す
ることができる。
【0051】なお、上述各実施形態では、記録開始位置
の指定方法と記録終了位置の指定方法を同一としたが、
両方法は独立に考えることができるため、記録開始位置
を第1実施形態の方法で指定し、記録終了位置を第2実
施形態の方法で指定してもよい。また、記録開始位置を
第2実施形態の方法で指定し、記録終了位置を第1実施
形態の方法で指定してもよい。
【0052】また、上述各実施形態では、編集リストの
出力は編集終了ボタン37が押されたときに行ったがこ
れに限定されるものではなく、編集の途中にユーザーか
らの指示で適宜行ってもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、映像メ
モリバッファを設けて映像信号を遅延させることによ
り、記録の開始または終了を指示したフレーム位置と、
映像信号の記録開始あるいは記録終了のフレーム位置を
一致させることができるというすぐれた効果を有する映
像編集装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像編集装置の第1実施形態を示
す概略ブロック図である。
【図2】そのコントロールパネルを示す図である。
【図3】その編集リストを示す図である。
【図4】その編集処理を説明するフローチャートであ
る。
【図5】その編集処理を説明するタイムチャートであ
る。
【図6】本発明に係る映像編集装置の第2実施形態を示
す概略ブロック図である。
【図7】その編集処理を説明するフローチャートであ
る。
【図8】その編集処理を説明するタイムチャートであ
る。
【図9】従来の映像編集装置を示す概略ブロック図であ
る。
【図10】従来の映像編集装置の編集処理を説明するタ
イムチャートである。
【符号の説明】
10 映像編集装置 11 録画録音部(記録手段) 12 入力手段 13 制御手段 14 映像バッファ(映像メモリバッファ) 15 音声バッファ(音声メモリバッファ) 16 編集リスト出力手段(編集情報出力手段) 20 映像編集装置 21 音声レベル検出部(音声レベル検出手段) 31 再生装置制御ボタン群 32 タイムコード表示部 33 開始時刻表示部 34 終了時刻表示部 35 記録開始ボタン 36 記録終了ボタン 37 編集終了ボタン 41 映像音声再生装置 42 モニタ 43 スピーカ 50 映像編集装置 51 録画録音部 52 入力手段 53 制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力される映像信号を一時記憶
    する映像メモリバッファと、 この映像メモリバッファから出力される映像信号を記録
    する記録手段と、 記録動作の指示が入力される入力手段と、 この入力手段により記録動作が指示されたときに入力さ
    れた映像信号が前記映像メモリバッファから出力される
    ときに、前記記録手段を制御して指示された記録動作を
    行わせる制御手段とを備えることを特徴とする映像編集
    装置。
  2. 【請求項2】 前記映像信号と同期した音声信号を一時
    記憶する音声メモリバッファを備え、 前記制御手段は、前記映像信号と前記音声信号を同期し
    て前記記録手段に記録させることを特徴とする請求項1
    に記載の映像編集装置。
  3. 【請求項3】 前記音声メモリバッファに一時記憶され
    ている音声信号の音声信号レベルを検索し、音声レベル
    が予め設定された閾値を超えたまたは下回った位置を検
    出し、その位置の音声信号が前記音声メモリバッファか
    ら出力されるまでの時間を前記制御手段に通知する音声
    レベル検出手段を備え、 前記制御手段は、前記入力手段により記録動作が指示さ
    れたとき、前記音声レベル検出手段により音声レベルが
    閾値を超えたまたは下回った位置が出力されるまでの時
    間を求め、前記音声レベルが閾値を超えたまたは下回っ
    た位置が出力されるときに、前記記録手段により前記指
    示された記録動作を行わせることを特徴とする請求項2
    に記載の映像編集装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段により指示される記録動作
    が記録の開始であることを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載の映像編集装置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段により指示される記録動作
    が記録の終了であることを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載の映像編集装置。
  6. 【請求項6】 前記入力手段により指示された記録動作
    を行ったときの記録情報を蓄積し、この記録情報を編集
    した編集情報を出力する編集情報出力手段を備えること
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の映像編
    集装置。
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