JP2002010125A - 静止画像記録装置、静止画像記録方法、及び記憶媒体 - Google Patents

静止画像記録装置、静止画像記録方法、及び記憶媒体

Info

Publication number
JP2002010125A
JP2002010125A JP2000184498A JP2000184498A JP2002010125A JP 2002010125 A JP2002010125 A JP 2002010125A JP 2000184498 A JP2000184498 A JP 2000184498A JP 2000184498 A JP2000184498 A JP 2000184498A JP 2002010125 A JP2002010125 A JP 2002010125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
image
signal
still image
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000184498A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Suda
浩史 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000184498A priority Critical patent/JP2002010125A/ja
Publication of JP2002010125A publication Critical patent/JP2002010125A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影者の操作する撮影トリガに対して記録画
像の遅延がなく、かつ、目的の被写体に正確に合焦した
画像を取り込むことができ、撮影者の意図するままの被
写体や構図の撮影を可能とする。 【解決手段】 合焦度合いを示すAF評価値S2に基づ
いて、フォーカシングレンズを合焦位置近傍に移動する
と共に、該合焦位置を中心とする範囲を微動させる(S
403〜S405)。フォーカシングレンズが前記範囲
を微動している間、定期的に撮像手段から複数の画面の
画像データを得、それぞれ圧縮処理する(S406〜S
408)。圧縮され常時出力される各画面の圧縮画像デ
ータのうち、最もデータサイズが大きい圧縮画像データ
を検出し保存更新する(図6のS409〜S412)。
外部から指示が与えられたとき、最終的に保存されてい
る圧縮画像データを、合焦画像に相当する圧縮画像デー
タと確定する(図6のS413,S414)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止画像記録装
置、静止画像記録方法、及び記憶媒体に関し、特に、静
止画像を電子的に記録する静止画像記録装置、該静止画
像記録装置に適用される静止画像記録方法、及び該静止
画像記録方法を実行するプログラムを記憶した記憶媒体
に関する。
【0002】上記静止画像記録装置としては、自動焦点
調節方式のデジタルスチルカメラや、静止画像を電子的
に記録する機能を備えたビデオカメラ等が該当する。
【0003】
【従来の技術】従来のデジタルスチルカメラにおける画
像撮影から記録までの手順は、まず、自動焦点調節、露
出制御、ホワイトバランス等のカメラ制御を最初に行
い、その後にシャッター等が押されると、画像データ
を、内蔵されたまたは着脱可能な固体メモリ(フラッシ
ュメモリやEEPROM、電池でバックアップされたS
RAMなど)やハードディスク、光磁気ディスクや磁気
テープ等に記録するというのが一般的である。また、タ
イムラグを嫌って、自動焦点調節や露出制御、ホワイト
バランス等のカメラ制御の完了を待たずに、画像記録を
独立に行うものもある。
【0004】前記カメラ制御のうち自動焦点調節では、
2段押しのシャッターボタンを半押しすることで自動焦
点調節が開始され、自動焦点調節の完了(合焦)にてフ
ォーカスがロックされる。その後、シャッターボタンの
全押しで、画像をバッファーメモリに一旦取り込み、圧
縮、記録する方式が一般的である。
【0005】このようなタイプのデジタルスチルカメラ
では、いきなりシャッターボタンを全押ししたときに
は、まず、自動焦点調節を行ない、ピントが合うのを待
ち、これが完了(合焦)した後に、画像を取り込み、圧
縮、記録するタイプや、いきなり全押しでは、合焦を待
たずに画像を取り込み、圧縮、記録するタイプもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデジタルスチルカメラでは、いずれも、シャッター
ボタンを全押ししてから画像取り込みになるため、撮り
たいシーンに対して、実際の記録された画像に若干の遅
延が生じる。さらに、自動焦点調節が完了(合焦)して
からでないと画像取り込みが行われない方式では、大幅
な遅延が生じ、撮影者の意図する被写体や構図で撮影で
きないという問題点があった。
【0007】また、自動焦点調節とは連動せずに、シャ
ッターボタンを押してからすぐに画像を取り込むタイプ
では、遅延は若干で済むが、画像を取り込む瞬間には、
目的の被写体にビントが合っていない可能性が高く、こ
れもまた、撮影者の意図する被写体や構図で撮影できな
いという問題があった。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、撮影者の操作する撮影トリガ(シャッ
ターボタンの全押し)に対して記録画像の遅延がなく、
かつ、目的の被写体に正確に合焦した画像を取り込むこ
とができ、撮影者の意図するままの被写体や構図の撮影
を可能とした静止画像記録装置、静止画像記録方法、及
び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、静止画像を電子的に
記録する静止画像記録装置において、被写体を撮像して
撮像信号を出力する撮像手段と、前記撮像手段から出力
された撮像信号より、撮像画面内の焦点検出領域におけ
る特定周波数成分を焦点信号として抽出する抽出手段
と、前記抽出手段によって抽出された焦点信号に基づい
て、前記撮像手段を構成するフォーカシングレンズを合
焦位置近傍に移動すると共に、該合焦位置を中心とする
範囲を微動させる焦点調節手段と、前記焦点調節手段に
よって前記フォーカシングレンズが前記範囲を微動して
いる間、定期的に前記撮像手段から複数の画面の画像デ
ータを得、それぞれ圧縮処理する画像圧縮手段と、前記
画像圧縮手段から常時出力される各画面の圧縮画像デー
タのうち、最もデータサイズが大きい圧縮画像データを
検出し保存更新する検出保存手段と、外部から指示が与
えられたとき、前記検出保存手段によって最終的に保存
されている圧縮画像データを、合焦画像に相当する圧縮
画像データと確定する確定手段とを有することを特徴と
する。
【0010】請求項5記載の発明によれば、静止画像を
電子的に記録する静止画像記録装置において、被写体を
撮像して撮像信号を出力する撮像手段と、前記撮像手段
から出力された撮像信号より、撮像画面内の焦点検出領
域における特定周波数成分を焦点信号として抽出する抽
出手段と、前記抽出手段によって抽出された焦点信号に
基づいて、前記撮像手段を構成するフォーカシングレン
ズを合焦位置近傍に移動すると共に、該合焦位置を中心
とする範囲を微動させる焦点調節手段と、前記焦点調節
手段によって前記フォーカシングレンズが前記範囲を微
動している間、定期的に前記撮像手段から複数の画面の
画像データを得、該定期的に得られる各画面の画像デー
タに対して所定の処理を行って合焦度判別値をそれぞれ
検出する合焦度判別値検出手段と、前記合焦度判別値検
出手段によって検出される各合焦度判別値のうち、最も
大きい合焦度判別値を常時検出し保存更新する検出保存
手段と、外部から指示が与えられたとき、前記検出保存
手段によって最終的に保存されている合焦度判別値に対
応する画面の画像データを、合焦画像に相当する画像デ
ータと確定する確定手段とを有することを特徴とする。
【0011】請求項10記載の発明によれば、静止画像
を電子的に記録する静止画像記録装置において、被写体
を撮像して撮像信号を出力する撮像手段と、前記撮像手
段から出力される撮像信号とは異なる信号に基づき、前
記撮像手段を構成するフォーカシングレンズの合焦度合
いを推定して合焦度信号を出力する合焦検出手段と、前
記合焦検出手段から出力された合焦度信号に基づいて、
前記フォーカシングレンズを合焦位置近傍に移動すると
共に、該合焦位置を中心とする範囲を微動させる焦点調
節手段と、前記焦点調節手段によって前記フォーカシン
グレンズが前記範囲を微動している間、定期的に前記撮
像手段から複数の画面の画像データを得、該定期的に得
られる各画面の画像データに対して所定の処理を行って
合焦度判別値をそれぞれ検出する合焦度判別値検出手段
と、前記合焦度判別値検出手段によって検出される各合
焦度判別値のうち、最も大きい合焦度判別値を常時検出
し保存更新する検出保存手段と、外部から指示が与えら
れたとき、前記検出保存手段によって最終的に保存され
ている合焦度判別値に対応する画面の画像データを、合
焦画像に相当する画像データと確定する確定手段とを有
することを特徴とする。
【0012】また、請求項17記載の発明によれば、静
止画像を電子的に記録する静止画像記録装置に適用され
る静止画像記録方法において、フォーカシングレンズを
介して被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像ステッ
プと、前記撮像ステップによって出力された撮像信号か
ら、撮像画面内の焦点検出領域における特定周波数成分
を焦点信号として抽出する抽出ステップと、前記抽出ス
テップによって抽出された焦点信号に基づいて、前記フ
ォーカシングレンズを合焦位置近傍に移動すると共に、
該合焦位置を中心とする範囲を微動させる焦点調節ステ
ップと、前記焦点調節ステップの実行によって前記フォ
ーカシングレンズが前記範囲を微動している間、前記撮
像ステップによって出力される撮像信号を定期的に受け
取り、それぞれ圧縮処理する画像圧縮ステップと、前記
画像圧縮ステップによって常時出力される各画面の圧縮
画像データのうち、最もデータサイズが大きい圧縮画像
データを検出し保存更新する検出保存ステップと、外部
から指示が与えられたとき、前記検出保存ステップによ
って最終的に保存されている圧縮画像データを、合焦画
像に相当する圧縮画像データと確定する確定ステップと
を有することを特徴とする。
【0013】請求項21記載の発明によれば、静止画像
を電子的に記録する静止画像記録装置に適用される静止
画像記録方法において、フォーカシングレンズを介して
被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像ステップと、
前記撮像ステップによって出力された撮像信号から、撮
像画面内の焦点検出領域における特定周波数成分を焦点
信号として抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップ
によって抽出された焦点信号に基づいて、前記フォーカ
シングレンズを合焦位置近傍に移動すると共に、該合焦
位置を中心とする範囲を微動させる焦点調節ステップ
と、前記焦点調節ステップの実行によって前記フォーカ
シングレンズが前記範囲を微動している間、前記撮像ス
テップによって出力される撮像信号を定期的に受け取
り、該定期的に得られる各画面の撮像信号に対して所定
の処理を行って合焦度判別値をそれぞれ検出する合焦度
判別値検出ステップと、前記合焦度判別値検出ステップ
によって検出される各合焦度判別値のうち、最も大きい
合焦度判別値を常時検出し保存更新する検出保存ステッ
プと、外部から指示が与えられたとき、前記検出保存ス
テップによって最終的に保存されている合焦度判別値に
対応する画面の画像データを、合焦画像に相当する画像
データと確定する確定ステップとを有することを特徴と
する。
【0014】請求項26記載の発明によれば、静止画像
を電子的に記録する静止画像記録装置に適用される静止
画像記録方法において、フォーカシングレンズを介して
被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像ステップと、
前記撮像ステップによって出力される撮像信号とは異な
る信号に基づき、前記フォーカシングレンズの合焦度合
いを推定して合焦度信号を出力する合焦検出ステップ
と、前記合焦検出ステップによって出力された合焦度信
号に基づいて、前記フォーカシングレンズを合焦位置近
傍に移動すると共に、該合焦位置を中心とする範囲を微
動させる焦点調節ステップと、前記焦点調節ステップの
実行によって前記フォーカシングレンズが前記範囲を微
動している間、前記撮像ステップによって出力される撮
像信号を定期的に受け取り、該定期的に得られる各画面
の撮像信号に対して所定の処理を行って合焦度判別値を
それぞれ検出する合焦度判別値検出ステップと、前記合
焦度判別値検出ステップによって検出される各合焦度判
別値のうち、最も大きい合焦度判別値を常時検出し保存
更新する検出保存ステップと、外部から指示が与えられ
たとき、前記検出保存ステップによって最終的に保存さ
れている合焦度判別値に対応する画面の画像データを、
合焦画像に相当する画像データと確定する確定ステップ
とを有することを特徴とする。
【0015】さらに、請求項33記載の発明によれば、
静止画像を電子的に記録する静止画像記録装置に適用さ
れる静止画像記録方法をプログラムとして記憶した、コ
ンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、前
記静止画像記録方法が、フォーカシングレンズを介して
被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像ステップと、
前記撮像ステップによって出力された撮像信号から、撮
像画面内の焦点検出領域における特定周波数成分を焦点
信号として抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップ
によって抽出された焦点信号に基づいて、前記フォーカ
シングレンズを合焦位置近傍に移動すると共に、該合焦
位置を中心とする範囲を微動させる焦点調節ステップ
と、前記焦点調節ステップの実行によって前記フォーカ
シングレンズが前記範囲を微動している間、前記撮像ス
テップによって出力される撮像信号を定期的に受け取
り、それぞれ圧縮処理する画像圧縮ステップと、前記画
像圧縮ステップによって常時出力される各画面の圧縮画
像データのうち、最もデータサイズが大きい圧縮画像デ
ータを検出し保存更新する検出保存ステップと、外部か
ら指示が与えられたとき、前記検出保存ステップによっ
て最終的に保存されている圧縮画像データを、合焦画像
に相当する圧縮画像データと確定する確定ステップとを
有することを特徴とする。
【0016】請求項34記載の発明によれば、静止画像
を電子的に記録する静止画像記録装置に適用される静止
画像記録方法をプログラムとして記憶した、コンピュー
タにより読み出し可能な記憶媒体において、前記静止画
像記録方法が、フォーカシングレンズを介して被写体を
撮像して撮像信号を出力する撮像ステップと、前記撮像
ステップによって出力された撮像信号から、撮像画面内
の焦点検出領域における特定周波数成分を焦点信号とし
て抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップによって
抽出された焦点信号に基づいて、前記フォーカシングレ
ンズを合焦位置近傍に移動すると共に、該合焦位置を中
心とする範囲を微動させる焦点調節ステップと、前記焦
点調節ステップの実行によって前記フォーカシングレン
ズが前記範囲を微動している間、前記撮像ステップによ
って出力される撮像信号を定期的に受け取り、該定期的
に得られる各画面の撮像信号に対して所定の処理を行っ
て合焦度判別値をそれぞれ検出する合焦度判別値検出ス
テップと、前記合焦度判別値検出ステップによって検出
される各合焦度判別値のうち、最も大きい合焦度判別値
を常時検出し保存更新する検出保存ステップと、外部か
ら指示が与えられたとき、前記検出保存ステップによっ
て最終的に保存されている合焦度判別値に対応する画面
の画像データを、合焦画像に相当する画像データと確定
する確定ステップとを有することを特徴とする。
【0017】請求項35記載の発明によれば、静止画像
を電子的に記録する静止画像記録装置に適用される静止
画像記録方法をプログラムとして記憶した、コンピュー
タにより読み出し可能な記憶媒体において、前記静止画
像記録方法が、フォーカシングレンズを介して被写体を
撮像して撮像信号を出力する撮像ステップと、前記撮像
ステップによって出力される撮像信号とは異なる信号に
基づき、前記フォーカシングレンズの合焦度合いを推定
して合焦度信号を出力する合焦検出ステップと、前記合
焦検出ステップによって出力された合焦度信号に基づい
て、前記フォーカシングレンズを合焦位置近傍に移動す
ると共に、該合焦位置を中心とする範囲を微動させる焦
点調節ステップと、前記焦点調節ステップの実行によっ
て前記フォーカシングレンズが前記範囲を微動している
間、前記撮像ステップによって出力される撮像信号を定
期的に受け取り、該定期的に得られる各画面の撮像信号
に対して所定の処理を行って合焦度判別値をそれぞれ検
出する合焦度判別値検出ステップと、前記合焦度判別値
検出ステップによって検出される各合焦度判別値のう
ち、最も大きい合焦度判別値を常時検出し保存更新する
検出保存ステップと、外部から指示が与えられたとき、
前記検出保存ステップによって最終的に保存されている
合焦度判別値に対応する画面の画像データを、合焦画像
に相当する画像データと確定する確定ステップとを有す
ることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0019】(第1の実施の形態)図1は、本発明に係
る静止画像記録装置(ディジタルスチルカメラ)の第1
の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0020】被写体からの光はフォーカシングレンズ1
01を通り、絞り117にて光量を最適値に制限され、
CCD撮像センサー(以下「CCD」と呼ぶ)102上
に結像され、光電変換される。CCD102から出力さ
れたアナログ映像信号はCDS/AGC/AD部103
へ入力される。CDS/AGC/AD部103は相関二
重サンプリング部(CDS)、自動ゲイン制御部(AG
C)、A/D変換部(AD)から構成され、入力された
アナログ映像信号は、相関二重サンプリング部でサンプ
ルホールドされ、自動ゲイン制御部でレベル調整を行わ
れ、A/D変換部でアナログ信号からデジタル映像信号
S1に変換される。
【0021】このデジタル映像信号S1は、カメラ信号
処理部105へ送られると同時に、AF信号処理部10
4へも送られる。カメラ信号処理部105では、デジタ
ル映像信号S1を画像処理し、輝度信号と色信号で構成
される非圧縮デジタル画像データを生成する。この非圧
縮デジタル画像データは、CPU112の指示でメモリ
106に一時的に転送される。
【0022】また、AF信号処理部104では、デジタ
ル映像信号S1に基づいてAF評価値を生成する。すな
わち、デジタル映像信号S1より、撮像画面内の焦点検
出領域における高域周波数成分を焦点信号として抽出
し、これをAF評価値とする。このAF評価値を基に、
CPU112が、バス116を介してモータードライブ
107に指示を出し、これによってモータ(M)108
が駆動され、フォーカシングレンズ101が動かされ
る。
【0023】スイッチ114は、デジタルスチルカメラ
を外部から操作する際の入力手段となるさまざまなスイ
ッチ群であるが、代表的なものは、画像を記録するため
のフォトトリガスイッチ(シャッターボタン)である。
【0024】JPEG符号化部109はCPU112の
指示で動作し、メモリ106に一時蓄積された前記非圧
縮デジタル画像データをJPEG圧縮し、圧縮デジタル
画像データとして、再びメモリ106に転送する。
【0025】インタフェース(I/F)110は、着脱
可能な外部フラッシュメモリ111とデジタルスチルカ
メラとの間で行われるデータの出し入れの橋渡しを行
う。CPU112の指示で、メモリ106に蓄積された
圧縮デジタル画像データが、インタフェース110を通
して、外部フラッシュメモリ111に記録される。
【0026】プログラムフラッシュメモリ113は、C
PU112を動かすためのプログラムが格納されている
記憶装置であり、ディスプレイ115はCPU112の
指示で、ユーザインタフェースとしての各種情報や、カ
メラ画像、外部フラッシュメモリ111に格納された画
像等の表示を行う。
【0027】次に、AF信号処理部104について、図
2を参照して説明する。
【0028】図2は、AF信号処理部104の内部構成
を示すブロック図である。
【0029】CDS/AGC/AD部103からのデジ
タル映像信号S1は、BPF201に入力され、高域成
分のみが抽出される。次に、ABS202にて絶対値化
処理を施されて正の信号に変換され、DET203にて
ピークホールドされる。すなわち、DET203は、A
F/GATE205からのゲート信号に基づいて、測距
エリア内の信号のみをピークホールドし、AF評価値S
2を生成する。このAF評価値S2は、バスインタフェ
ース(BusI/F)204を介してバス116に送ら
れる。CPU112が、このAF評価値S2に基づいて
モータ108を駆動するのは、前述の通りである。
【0030】ところで、上記実施の形態では、DET2
03がピークホールド処理を行うと説明したが、DET
203が積分処理をしてもよいし、水平方向ピークホー
ルドを行い、それを垂直方向に積分するような処理を行
ってもよい。
【0031】次に、JPEG符号化部109について、
図3を参照して説明する。
【0032】図3は、JPEG符号化部109の内部構
成を示すブロック図である。
【0033】カメラ信号処理部105からの非圧縮デジ
タル画像データは、コントローラ305の制御に基づい
て、バスインタフェース(BusI/F)306を介し
て、圧縮用メモリ304に格納される。この格納の際、
画像データは、8画素×8画素のブロックに分割され、
複数ブロックが格納される。この8画素×8画素ブロッ
クデータは、DCT回路301にて、各ブロックごとに
ディスクリートコサイン変換(DCT)等の直交変換を
施され、空間情報が周波数情報に変換される。次に、量
子化回路302にて、各係数がそれぞれ所定のビット数
に丸められ、量子化される。一般に、画像情報は低域に
偏っているため、高周波成分のビット数を、より多く丸
めることで、データの圧縮が可能になる。
【0034】さらに、可変長符号化部303にて、ハフ
マン符号化等の可変長符号化を行い、さらなるデータ圧
縮を行なう。これは、ビット列の出現確率に合せて、最
適な長さの符号を割り当てることにより、符号量を削減
する方式である。そして、これらの方式で圧縮された圧
縮画像データを、圧縮用メモリ304に格納する。この
圧縮画像データは、CPU112の指示で、バスインタ
フェース306を介して読み出される。
【0035】図4は、8画素×8画素の画像をDCT回
路301で直行変換して得られた結果を示す図である。
この図では、8×8の周波数分解された各成分の係数の
表になっており、左上が直流(DC)成分、右に行くほ
ど、水平成分の高域成分の係数を表わし、下に行くほど
垂直成分の高域成分の係数を表わす。
【0036】つぎに、CPU112で実行される第1の
実施の形態における焦点調節及び画像記録のアルゴリズ
ムについて、図5〜図7を参照して説明する。
【0037】図5及び図6は、CPU112で実行され
る焦点調節及び画像記録の処理の手順を示すフローチャ
ートである。また、図7はフォーカシングレンズの位置
とAF評価値との関係を示す図である。以下、図5及び
図6に示すフローチャートに沿って、適宜図7を参照し
ながら説明する。
【0038】ステップS401から開始して、ステップ
S402で、まず、中身を空にしたファイルP_FIL
Eをメモリ106に一時保存する。ステップS403で
は、AF評価値S2が増大する筈の方向ヘモータ(M)
108を駆動する(図7(A)の移動501)。
【0039】モータ108の駆動の結果、ステップS4
04で、AF評価値S2が最大値から所定値TH1だけ
減少したか否かを判断する。減少していなければ、ステ
ップS403へ戻り、減少していれば(図7(A)の移
動502)ステップS405へ進む。
【0040】ステップS405では、フォーカシングレ
ンズ101の駆動方向の逆転を行い、フォーカシングレ
ンズ101を微少速度(もしくは、微少ステップ)で駆
動する。この微少速度(ステップ)での駆動を継続しな
がら、ステップS406以降へ進む。ステップS406
では、CCD102で得られた画像信号が、CDS/A
GC/AD部103を介してカメラ信号処理部105に
送られて信号処理され、ステップS407で、ステップ
S406で信号処理された非圧縮デジタル画像をJPE
G符号化部109へ送る。ステップS408では、JP
EG符号化部109から圧縮デジタル画像を受け取り、
これをファイルN_FILEとしてメモリ106に一時
保存する。
【0041】ステップS409では、ステップS408
で一時保存されたファイルN_FILEのファイルサイ
ズと、以前に保存されたファイルP_FILEのファイ
ルサイズとを比較する。この比較の結果、ファイルN_
FILEのサイズの方が大きい場合は、ステップS41
0にて、メモリ106に保存されているファイルP_F
ILEの中身をファイルN_FILEの中身に変更し
(もしくは、ファイルP_FILEを削除すると同時に
ファイルN_FILEの名前をP_FILEに変え
る)、ステップS411へ進む。ステップS409で、
ファイルP_FILEのサイズの方が大きいと判断され
たときは、ステップS411へと進む。
【0042】ステップS411では、AF評価値S2が
最大値を越えた後に最大値から所定値TH2だけ減少し
たか否かを判断する。これは、図7(B)に示すよう
に、微少速度(ステップ)での駆動により、移動50
3、504、505と遷移して、移動506の直後の状
態を検出することになる。
【0043】ステップS411にて所定値TH2だけ減
少したと判断されたときは、ステップS412に進み、
ファイルJ_FILEの中身をファイルP_FILEの
中身に変更すると共に、ファイルP_FILEの中身を
空にして(もしくは、ファイルP_FILEの名前をJ
_FILEに変えるのと同時に、空のファイルP_FI
LEを作成する)メモリ106に保存し、ステップS4
13に進む。
【0044】ステップS413では、スイッチ114の
状態を調べ、フォトトリガスイッチが押されたか否かを
判断する。フォトトリガスイッチが押されたならば、ス
テップS414に進み、押されていないならば、ステッ
プS406へ戻る。
【0045】ステップS414では、メモリ106に保
存されているファイルJ_FILEを最終的な圧縮画像
ファイルとして、インタフェース110を通して外部フ
ラッシュメモリ111に書き込む。
【0046】つまり、図7(B)に示すように、タイミ
ングb−1、b−2、b−3、b−4の順に画像を取り
込み、その都度、画像データの圧縮を行って、ファイル
N_FILEとしてそれぞれ一時保存し、それらの中で
最もファイルサイズの大きいファイルを最終的にファイ
ルJ_FILEとして保存する。次に、フォーカシング
レンズ101の駆動方向の逆転を行い、図7(C)に示
すように、タイミングc−1、c−2、c−3、c−4
の順に画像を取り込み、同様に、その都度、画像データ
の圧縮を行って、ファイルN_FILEとしてそれぞれ
一時保存し、それらの中で最もファイルサイズの大きい
ファイルを最終的にファイルJ_FILEとして保存す
る。この間にフォトトリガスイッチが押されると、ファ
イルJ_FILEの画像を外部フラッシュメモリ111
に書き込む。
【0047】以上のように、第1の実施の形態では、フ
ォーカシングレンズ101を合焦位置近傍において常時
微小速度(ステップ)で往復移動させ、その間にカメラ
信号処理部105から複数の画像を得て画像圧縮し、そ
れらの圧縮画像データのうち、最もデータサイズが大き
い圧縮画像データを合焦位置での画像データとみなし、
フォトトリガスイッチが押されると、この圧縮画像デー
タを外部フラッシュメモリ111に書き込むようにす
る。
【0048】かくして、撮影者の操作する撮影トリガ
(シャッターボタンの全押し)に対して記録画像の遅延
がなく、かつ、目的の被写体に正確に合焦した画像を取
り込むことができ、撮影者の意図するままの被写体や構
図の撮影が可能となる。
【0049】なお、上記実施の形態では、画像圧縮を、
DCT回路301による直交変換によって行っている
が、後述のウエーブレット変換を用いて画像圧縮を行う
ようにしてもよい。
【0050】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を説明する。
【0051】第2の実施形態の構成は、基本的に第1の
実施形態の構成と同じであるので、第2の実施形態の説
明においては、第1の実施形態の構成を流用する。
【0052】第2の実施形態では、CPU112の動作
アルゴリズムが、第1の実施形態と異なっている。すな
わち、第1の実施形態が、フォーカシングレンズ101
の各駆動位置において得られる各圧縮画像データのサイ
ズを比較して合焦位置を検出するのに対して、第2の実
施形態では、フォーカシングレンズ101の各駆動位置
において得られる各画像データに対して、JPEG符号
化部109において取りあえず、DCT処理のみの圧縮
を行い、このDCT処理結果に含まれる高域成分の係数
を基に積分値を求める。そして該積分値を基に合焦位置
を検出するようにする。このDCT結果の高域成分の係
数の積分値とは、たとえば、図4においてハッチングの
かかった部分の係数を加算したものである。
【0053】図8及び図9は、第2の実施形態における
CPU112で実行される焦点調節及び画像記録の処理
の手順を示すフローチャートである。
【0054】ステップS601から開始して、ステップ
S602で、まず、積分値PF_DCT_SIZEを0
にする。ステップS603では、AF評価値S2が増大
する筈の方向ヘモータ(M)108を駆動する。ステッ
プS604で、AF評価値S2が最大値から所定値TH
1だけ減少したか否かを判断する。減少していなければ
ステップS603へ戻り、減少していれば、ステップS
605へ進む。ステップS605では、フォーカシング
レンズ101の駆動方向の逆転を行い、フォーカシング
レンズ101を微少速度(もしくは、微少ステップ)で
駆動する。この微少速度(ステップ)での駆動を継続し
たまま、ステップS606以降へ進む。
【0055】ステップS606では、CCD102で得
られた画像信号が、CDS/AGC/AD部103を介
してカメラ信号処理部105に送られて信号処理され、
ステップS607で、ステップS606で信号処理され
た非圧縮デジタル画像をJPEG符号化部109へ送
り、JPEG符号化部109にDCT処理のみを行わせ
ると同時に、この得られた画像データをファイルNF_
FILEとしてメモリ106へ一時保存する。
【0056】ステップS608では、JPEG符号化部
109から、DCT処理した結果に含まれる高域成分の
係数を基に積分値を求める。得られた値を積分値NF_
DCT_SIZEとしてメモリ106へ一時保存する。
【0057】ステップS609では、ステップS608
で一時保存された積分値NF_DCT_SIZEと、以
前に一時保存された積分値PF_DCT_SIZEとの
比較をする。その結果、積分値NF_DCT_SIZE
の方が大きい場合は、ステップS610に進み、積分値
PF−DCT−SIZEを積分値NF_DCT_SIZ
Eの値で書き換えると共に、ファイルPF_FILEの
中身をファイルNF_FILEの中身に変更して(もし
くは、ファイルPF_FILEを削除すると同時にファ
イルNF_FILEの名前をPF_FILEに変える)
メモリ106へ一時保存し、ステップS611へ進む。
ステップS609で、積分値PF_DCT_SIZEの
方が大きいと判断されたときは、ステップS611へ進
む。
【0058】ステップS611では、AF評価値S2が
最大値を越えた後に最大値から所定値TH2だけ減少し
たか否かを判断する。ステップS611にて所定値TH
2だけ減少したと判断されたときは、ステップS612
に進み、積分値JF_DCT_SIZEを積分値PF_
DCT_SIZEの値で書き換えると共に、ファイルJ
F_FILEの中身をファイルPF_FILEの中身に
変更して(もしくは、ファイルPF_FILEの名前を
JF_FILEに変える)、ステップS613に進む。
【0059】ステップS613では、スイッチ114の
状態を調べ、フォトトリガスイッチが押されたならば、
ステップS614に進み、押されていないならば、ステ
ップS606に戻る。ステップS614では、メモリ1
06に保存されているファイルJF_FILEをJPE
G符号化部109に送り、JPEG圧縮後、最終的な圧
縮画像ファイルとして、インタフェース110を通して
外部フラッシュメモリ111に書き込む。なお、最終画
像は、非圧縮や可逆圧縮を用いてもかまわない。
【0060】なお、上記第2の実施の形態では、ステッ
プS607,S608において、DCT処理を行い、得
られた処理結果を用いて合焦判別値となる積分値を獲得
するようにしているが、これに代わって、ウエーブレッ
ト変換処理を行い、得られた処理結果を用いて合焦判別
値となる積分値を獲得するようにしてもよい。ウエーブ
レット変換処理については、第3の実施の形態において
詳述する。
【0061】(第3の実施の形態)図10は、本発明に
おける第3の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。なお、第3の実施の形態の構成は、基本的に第1の
実施の形態と同じであるので、同一構成部分には同一の
参照符号を付してその説明を省略し、異なる部分だけを
説明する。
【0062】第3の実施の形態では、802が赤外発光
ダイオード(IRED)であり、これから発光された赤
外光が投光レンズ801を通して被写体に投光される。
被写体からの反射光は、受光レンズ803で集光されP
SD804上に結像される。PSD804は、被写体か
らの反射光の強度や角度(反射光がPSD804上に結
像される位置)を検出するセンサーデバイスである。投
光レンズ801、受光レンズ803は、フォーカシング
レンズ101と連動して動き、合焦時に反射スポット光
がPSD804上の中央に位置し、非合焦時にPSD8
04の中央からはずれる構造になっている。
【0063】IRED802で投光して、被写体から反
射された赤外光をPSD804で受光し、PSD804
で得られた反射スポット光の強度と位置とを基に、赤外
アクティブ焦点検出器805は、三角測距の原理に基づ
いて、合焦度信号F1(合焦点からの距離を示す信号)
と、合焦方向信号D1(合焦した被写体の方向を示す信
号)を出力する。ただし、この合焦度信号F1や合焦方
向信号D1は、投光レンズ801及び受光レンズ803
とフォーカシングレンズ101との連動誤差等、さまざ
まな誤差を含んだ信号であり、CCD102上の結像状
態の合焦度と比較して、大体の目安にはなるが、完全一
致するとは言えない。第3の実施の形態では、この合焦
度信号F1や合焦方向信号D1を大体の目安として利用
して、最終的に、完全な合焦位置での画像を検出するよ
うにしている。
【0064】第3の実施の形態では、更にウエーブレッ
ト符号化部806が、第1の実施の形態のJPEG符号
化部109に代わって使用される。
【0065】図11は、ウエーブレット符号化部806
の内部構成を示すブロック図である。
【0066】カメラ信号処理部105からの非圧縮デジ
タル画像データは、コントローラ905の制御に基づい
て、バスインタフェース(BusI/F)906を介し
て、圧縮用メモリ904に格納される。このデータは、
ウエーブレット変換回路901にて、空間周波数毎に分
割された複数の画像係数に分解される。次に、量子化回
路902にて、各係数が所定のビット数に丸められ、量
子化される。一般に、画像情報は低域に偏っているた
め、高周波成分を含む画像係数のビット数を、より多く
丸めることで、データの圧縮ができる。さらに、可変長
符号化部903にて、ハフマン符号化等の可変長符号化
が行われ、データ圧縮される。ここでは、ビット列の出
現確率に合せて、最適な長さの符号を割り当てることに
より、符号量を削減することができる。そして、これら
の方式で圧縮された圧縮画像データを圧縮用メモリ90
4に格納する。この圧縮画像データは、CPU112の
指示で、バスインタフェース906を介して読み出され
る。
【0067】図12は、ウエーブレット変換回路901
で変換された結果を示す図である。
【0068】図中、元画像から水平高域成分と垂直高域
成分とを抜き出し、サンプリング頻度を半分に落として
サンプリングして得られたものが領域W1HHに示さ
れ、水平高域成分と垂直低域成分とを抜き出し、サンプ
リング頻度を半分に落としてサンプリングして得られた
ものが領域W1HLに示され、水平低域成分と垂直高域
成分とを抜き出し、サンプリング頻度を半分に落として
サンプリングして得られたものが領域W1Lに示され
る。残る水平、垂直共に低域成分を含む画像を、サンプ
リング頻度を半分に落としてサンプリングして得られた
ものを、さらに同様に水平、垂直に分けて抜き出しとサ
ブサンプリングとを繰り返して、領域W2HH、W2H
L、W2LHが抽出され、以下、領域W3HH、W3H
L、W3LHと続く。
【0069】つぎに、CPU112で実行される第3の
実施の形態における焦点調節及び画像記録のアルゴリズ
ムについて、図13及び図14を参照して説明する。
【0070】図13及び図14は、第3の実施の形態に
おけるCPU112で実行される焦点調節及び画像記録
の処理の手順を示すフローチャートである。
【0071】ステップS1101から開始して、ステッ
プS1102で、まず、積分値PF_WA_SIZEを
0にしてメモリ106に一時保存する。ステップS11
03では、赤外アクティブ焦点検出器805から出力さ
れた合焦方向信号D1と合焦度信号F1とに基づいて、
フォーカシングレンズ101を合焦する筈の方向に駆動
する。ステップS1104では、合焦度信号F1を監視
し、合焦度信号F1が示す合焦度が最大値を通りすぎ
て、最大値から所定値TH3だけ減少したか否かを判断
する。この結果、減少していなければステップS110
3に戻り、所定値TH3だけ減少していれば、ステップ
S1105へ進む。
【0072】ステップS1105では、フォーカシング
レンズ101の駆動方向を逆転し、フォーカシングレン
ズ101を微少速度(もしくは微少ステップ)で駆動す
る。この微少速度(ステップ)の駆動を継続しながら、
ステップS1106以降へ進む。ステップS1106で
は、CCD102で得られた画像信号が、CDS/AG
C/AD部103を介してカメラ信号処理部105に送
られて信号処理され、ステップS1107で、ステップ
S1106で信号処理された非圧縮デジタル画像をウエ
ーブレット符号化部806へ送り、ウエーブレット変換
処理を行うと同時に、非圧縮デジタル画像をファイルN
F_FILEとしてメモリ106へ一時保存する。
【0073】ステップS1108では、ウエーブレット
符号化部806から出力されるウエーブレット変換処理
結果を基に、高域係数(図12の領域W1HH)の積分
を行い、得られた積分値を積分値NF_WA_SIZE
としてメモリ106へ一時保存する。
【0074】ステップS1109では、ステップS11
08で一時保存された積分値NF_WA_SIZEと、
以前に一時保存された積分値PF_WA_SIZEとを
比較する。積分値NF_WA_SIZEの方が大きい場
合は、ステップS1110に進み、積分値PF_WA_
SIZEを積分値NF_WA_SIZEの値に書き換え
ると共に、ファイルPF_FILEの中身をファイルN
F_FILEの中身に変更して(もしくは、ファイルP
F_FILEを削除すると同時に、ファイルNF_FI
LEの名前をPF_FILEに変える)メモリ106へ
一時保存し、ステップS1111へと進む。ステップS
1109で、積分値PF_WA_SIZEの方が大きい
と判断されたときは、ステップS1111へと進む。
【0075】ステップS1111では、合焦度信号F1
が示す合焦度が最大値を越えた後に最大値より所定値T
H4だけ減少したか否かを判断する。その結果、所定値
TH4だけ減少したと判断されたときは、ステップS1
112に進み、積分値JF_WA_SIZEを積分値P
F_WA_SIZEの値に書き換えると共に、ファイル
JF_FILEの中身をファイルPF_FILEの中身
に変更して(もしくは、ファイルPF_FILEの名前
をJF_FILEに変える)メモリ106へ一時保存
し、ステップS1113に進む。
【0076】ステップS1113では、スイッチ114
の状態を調べ、フォトトリガスイッチが押されたなら
ば、ステップS1114に進み、押されていないなら
ば、ステップS1106に戻る。ステップS1114で
は、メモリ106に保存されたファイルJF_FILE
を量子化回路902及び可変長符号化部903に順次送
ってデータ圧縮を行った後、最終的な圧縮画像ファイル
として、インタフェース110を通して外部フラッシュ
メモリ111に書き込む。なお、最終画像は、非圧縮で
もかまわないし、画質劣化のない可逆圧縮を用いてもか
まわない。
【0077】以上のように、第3の実施の形態では、合
焦度信号F1等を利用して、フォーカシングレンズ10
1を合焦位置近傍において常時微小速度(ステップ)で
往復移動させ、フォーカシングレンズ101の各駆動位
置において得られる各画像データに対して、ウエーブレ
ット符号化部806においてウエーブレット変換処理を
行い、得られたウエーブレット変換処理結果を基に高域
係数の積分値を求める。そして該積分値を基に合焦位置
を検出するようにする。
【0078】かくして、撮影者の操作する撮影トリガ
(シャッターボタンの全押し)に対して記録画像の遅延
がなく、かつ、目的の被写体に正確に合焦した画像を取
り込むことができ、撮影者の意図するままの被写体や構
図の撮影が可能となる。
【0079】上記の第3の実施の形態では、赤外線を被
写体に投光して、その被写体からの反射した赤外光を検
出することでおおよその合焦位置へ移動する外測のアク
ティブ方式を、焦点調節手段として採用しているが、こ
れに代わって、被写体からの光を瞳分割し、分割されて
結像された画像間の位相差を検出することで焦点を合せ
る、いわゆる瞳分割パッシブ方式を採用してもよい。さ
らに、第3の実施の形態では、大体の焦点調節さえ行え
れば、どのような焦点調節方式であってもよく、それ
が、外測のアクティブ方式であっても、TTL方式であ
ってもよい。
【0080】さらに、上記第3の実施の形態では、ウエ
ーブレット変換を用いて画像圧縮を行っているが、DC
T等の直交変換によって画像圧縮を行い、直交変換によ
って得られたデータを用いて合焦位置を検出するように
してもよい。
【0081】また、前述した各実施の形態の機能を実現
するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒
体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあ
るいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が
記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実
行することによっても、本発明が達成されることは言う
までもない。
【0082】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の各実施の形態の機能を実現
することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶
媒体が本発明を構成することになる。
【0083】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0084】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した各実施の形態
の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコード
の指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSな
どが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によ
って前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、
本発明に含まれることは言うまでもない。
【0085】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、焦
点調節手段によって、フォーカシングレンズを合焦位置
近傍に移動し、合焦位置近傍を微少駆動する。その微少
駆動の間に定期的に画像取り込みを行い、取り込んだ画
像のうち最も合焦度の高い画像を常時検出しておく。そ
して、撮影トリガ(シャッターボタンの全押し)時に最
も合焦度が高いものとして検出されている画像を合焦画
像とする。
【0087】これにより、撮影者の操作する撮影トリガ
に対して記録画像の遅延がなく、かつ、目的の被写体に
正確に合焦した画像を取り込むことができ、撮影者の意
図するままの被写体や構図の撮影が可能となる。
【0088】さらに、焦点調節手段は、おおまかな合焦
検出のみを行えばよく、合焦検出精度を上げる必要がな
いので、低コスト化できる。
【0089】また、最もデータサイズが大きい圧縮画像
データを検出し保存更新する検出保存手段、または、最
も大きい合焦度判別値を常時検出し保存更新する検出保
存手段は、画像圧縮部等と回路の兼用ができるため、合
焦検出のためにコストをかける必要はほとんど無く、大
幅なコストダウンが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタルスチルカメラの第1の
実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】AF信号処理部の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図3】JPEG符号化部の内部構成を示すブロック図
である。
【図4】8画素×8画素の画像をDCT回路で直行変換
して得られた結果を示す図である。
【図5】CPUで実行される焦点調節及び画像記録の処
理の手順を示すフローチャート(1/2)である。
【図6】CPUで実行される焦点調節及び画像記録の処
理の手順を示すフローチャート(2/2)である。
【図7】フォーカシングレンズの位置とAF評価値との
関係を示す図である。
【図8】第2の実施形態におけるCPUで実行される焦
点調節及び画像記録の処理の手順を示すフローチャート
(1/2)である。
【図9】第2の実施形態におけるCPUで実行される焦
点調節及び画像記録の処理の手順を示すフローチャート
(2/2)である。
【図10】本発明における第3の実施の形態の構成を示
すブロック図である。
【図11】ウエーブレット符号化部の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図12】ウエーブレット変換回路で変換された結果を
示す図である。
【図13】第3の実施の形態におけるCPUで実行され
る焦点調節及び画像記録の処理の手順を示すフローチャ
ート(1/2)である。
【図14】第3の実施の形態におけるCPUで実行され
る焦点調節及び画像記録の処理の手順を示すフローチャ
ート(2/2)である。
【符号の説明】
101 フォーカシングレンズ(撮像手段) 102 CCD撮像センサー(CCD、撮像手段) 103 CDS/AGC/AD部(撮像手段) 104 AF信号処理部(抽出手段) 105 カメラ信号処理部 106 メモリ(検出保存手段) 107 モータードライブ(焦点調節手段) 108 モータ(M、焦点調節手段) 109 JPEG符号化部(画像圧縮手段) 110 インタフェース(I/F) 111 外部フラッシュメモリ 112 CPU(焦点調節手段、検出保存手段、確定手
段) 113 プログラムフラッシュメモリ 114 スイッチ 115 ディスプレイ 116 バス 117 絞り(撮像手段) 301 DCT回路 302 量子化回路 303 可変長符号化部 304 圧縮用メモリ 305 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 7/34 G06T 9/00 5C022 G03B 13/36 H04N 5/225 F 5C053 19/02 101:00 G06T 1/00 440 G02B 7/11 N 9/00 D H04N 5/225 C 5/91 G03B 3/00 A 5/92 H04N 5/91 J // H04N 101:00 5/92 H Fターム(参考) 2H011 AA03 BA21 BA31 BB04 BB06 CA21 DA08 2H051 AA00 BA02 BA47 BA63 BA70 CC03 CE09 CE10 CE14 EA25 FA48 GB12 2H054 AA01 5B047 AA05 AB04 BB04 BC16 CB16 CB30 5B057 AA20 BA02 BA17 BA19 CG02 CH11 DA20 DB02 DC30 5C022 AA13 AB00 AB12 AB20 AB24 AB29 AC01 AC32 AC42 AC52 AC54 AC69 AC74 AC80 5C053 FA08 FA23 FA27 GB07 GB22 GB26 GB32 GB36 GB40 KA03 KA08 KA24 LA06

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止画像を電子的に記録する静止画像記
    録装置において、 被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像手段と、 前記撮像手段から出力された撮像信号より、撮像画面内
    の焦点検出領域における特定周波数成分を焦点信号とし
    て抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された焦点信号に基づいて、
    前記撮像手段を構成するフォーカシングレンズを合焦位
    置近傍に移動すると共に、該合焦位置を中心とする範囲
    を微動させる焦点調節手段と、 前記焦点調節手段によって前記フォーカシングレンズが
    前記範囲を微動している間、定期的に前記撮像手段から
    複数の画面の画像データを得、それぞれ圧縮処理する画
    像圧縮手段と、 前記画像圧縮手段から常時出力される各画面の圧縮画像
    データのうち、最もデータサイズが大きい圧縮画像デー
    タを検出し保存更新する検出保存手段と、 外部から指示が与えられたとき、前記検出保存手段によ
    って最終的に保存されている圧縮画像データを、合焦画
    像に相当する圧縮画像データと確定する確定手段とを有
    することを特徴とする静止画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記確定手段は、撮影者がシャッターボ
    タンを押したとき、前記確定を行うことを特徴とする請
    求項1記載の静止画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記画像圧縮手段は、直交変換方式によ
    り前記圧縮処理を行うことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の静止画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記画像圧縮手段は、ウエーブレット変
    換方式により前記圧縮処理を行うことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の静止画像記録装置。
  5. 【請求項5】 静止画像を電子的に記録する静止画像記
    録装置において、 被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像手段と、 前記撮像手段から出力された撮像信号より、撮像画面内
    の焦点検出領域における特定周波数成分を焦点信号とし
    て抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された焦点信号に基づいて、
    前記撮像手段を構成するフォーカシングレンズを合焦位
    置近傍に移動すると共に、該合焦位置を中心とする範囲
    を微動させる焦点調節手段と、 前記焦点調節手段によって前記フォーカシングレンズが
    前記範囲を微動している間、定期的に前記撮像手段から
    複数の画面の画像データを得、該定期的に得られる各画
    面の画像データに対して所定の処理を行って合焦度判別
    値をそれぞれ検出する合焦度判別値検出手段と、 前記合焦度判別値検出手段によって検出される各合焦度
    判別値のうち、最も大きい合焦度判別値を常時検出し保
    存更新する検出保存手段と、 外部から指示が与えられたとき、前記検出保存手段によ
    って最終的に保存されている合焦度判別値に対応する画
    面の画像データを、合焦画像に相当する画像データと確
    定する確定手段とを有することを特徴とする静止画像記
    録装置。
  6. 【請求項6】 前記焦点調節手段によって前記フォーカ
    シングレンズが前記範囲を微動している間、定期的に前
    記撮像手段から複数の画面の画像データを得、該得られ
    た複数の画面の画像データを一時保存する一時保存手段
    と、 前記確定手段によって、合焦画像に相当すると確定され
    た画像データを、前記一時保存手段から読み出し、該読
    み出された画像データに対して所定の圧縮処理を施し、
    外部に出力する圧縮出力手段とを更に有することを特徴
    とする請求項5記載の静止画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記確定手段は、撮影者がシャッターボ
    タンを押したとき、前記確定を行うことを特徴とする請
    求項5または請求項6記載の静止画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記合焦度判別値検出手段は、前記定期
    的に得られる各画面の画像データに対して直交変換処理
    を施して周波数情報を得、該得られた周波数情報を前記
    合焦度判別値とすることを特徴とする請求項5乃至請求
    項7のいずれかに記載の静止画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記合焦度判別値検出手段は、前記定期
    的に得られる各画面の画像データに対してウエーブレッ
    ト変換処理を施して所定情報を得、該得られた所定情報
    を前記合焦度判別値とすることを特徴とする請求項5乃
    至請求項7のいずれかに記載の静止画像記録装置。
  10. 【請求項10】 静止画像を電子的に記録する静止画像
    記録装置において、被写体を撮像して撮像信号を出力す
    る撮像手段と、 前記撮像手段から出力される撮像信号とは異なる信号に
    基づき、前記撮像手段を構成するフォーカシングレンズ
    の合焦度合いを推定して合焦度信号を出力する合焦検出
    手段と、 前記合焦検出手段から出力された合焦度信号に基づい
    て、前記フォーカシングレンズを合焦位置近傍に移動す
    ると共に、該合焦位置を中心とする範囲を微動させる焦
    点調節手段と、 前記焦点調節手段によって前記フォーカシングレンズが
    前記範囲を微動している間、定期的に前記撮像手段から
    複数の画面の画像データを得、該定期的に得られる各画
    面の画像データに対して所定の処理を行って合焦度判別
    値をそれぞれ検出する合焦度判別値検出手段と、 前記合焦度判別値検出手段によって検出される各合焦度
    判別値のうち、最も大きい合焦度判別値を常時検出し保
    存更新する検出保存手段と、 外部から指示が与えられたとき、前記検出保存手段によ
    って最終的に保存されている合焦度判別値に対応する画
    面の画像データを、合焦画像に相当する画像データと確
    定する確定手段とを有することを特徴とする静止画像記
    録装置。
  11. 【請求項11】 前記焦点調節手段によって前記フォー
    カシングレンズが前記範囲を微動している間、定期的に
    前記撮像手段から複数の画面の画像データを得、該得ら
    れた複数の画面の画像データを一時保存する一時保存手
    段と、 前記確定手段によって、合焦画像に相当すると確定され
    た画像データを、前記一時保存手段から読み出し、該読
    み出された画像データに対して所定の圧縮処理を施し、
    外部に出力する圧縮出力手段とを更に有することを特徴
    とする請求項10記載の静止画像記録装置。
  12. 【請求項12】 前記確定手段は、撮影者がシャッター
    ボタンを押したとき、前記確定を行うことを特徴とする
    請求項10または請求項11記載の静止画像記録装置。
  13. 【請求項13】 前記合焦度判別値検出手段は、前記定
    期的に得られる各画面の画像データに対して直交変換処
    理を施して周波数情報を得、該得られた周波数情報を前
    記合焦度判別値とすることを特徴とする請求項10乃至
    請求項12のいずれかに記載の静止画像記録装置。
  14. 【請求項14】 前記合焦度判別値検出手段は、前記定
    期的に得られる各画面の画像データに対してウエーブレ
    ット変換処理を施して所定情報を得、該得られた所定情
    報を前記合焦度判別値とすることを特徴とする請求項1
    0乃至請求項12のいずれかに記載の静止画像記録装
    置。
  15. 【請求項15】 前記合焦検出手段は、赤外光を被写体
    に投光し、前記被写体から反射された赤外光を検出する
    構成を備えることを特徴とする請求項10乃至請求項1
    4のいずれかに記載の静止画像記録装置。
  16. 【請求項16】 前記合焦検出手段は、被写体からの光
    を瞳分割し、該分割されて結像された画像間の位相差を
    検出し、該位相差に基づき前記合焦度信号を出力するこ
    とを特徴とする請求項10乃至請求項14のいずれかに
    記載の静止画像記録装置。
  17. 【請求項17】 静止画像を電子的に記録する静止画像
    記録装置に適用される静止画像記録方法において、 フォーカシングレンズを介して被写体を撮像して撮像信
    号を出力する撮像ステップと、 前記撮像ステップによって出力された撮像信号から、撮
    像画面内の焦点検出領域における特定周波数成分を焦点
    信号として抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップによって抽出された焦点信号に基づい
    て、前記フォーカシングレンズを合焦位置近傍に移動す
    ると共に、該合焦位置を中心とする範囲を微動させる焦
    点調節ステップと、 前記焦点調節ステップの実行によって前記フォーカシン
    グレンズが前記範囲を微動している間、前記撮像ステッ
    プによって出力される撮像信号を定期的に受け取り、そ
    れぞれ圧縮処理する画像圧縮ステップと、 前記画像圧縮ステップによって常時出力される各画面の
    圧縮画像データのうち、最もデータサイズが大きい圧縮
    画像データを検出し保存更新する検出保存ステップと、 外部から指示が与えられたとき、前記検出保存ステップ
    によって最終的に保存されている圧縮画像データを、合
    焦画像に相当する圧縮画像データと確定する確定ステッ
    プとを有することを特徴とする静止画像記録方法。
  18. 【請求項18】 前記確定ステップは、撮影者がシャッ
    ターボタンを押したとき、前記確定を行うことを特徴と
    する請求項17記載の静止画像記録方法。
  19. 【請求項19】 前記画像圧縮ステップは、直交変換方
    式により前記圧縮処理を行うことを特徴とする請求項1
    7たは請求項18記載の静止画像記録方法。
  20. 【請求項20】 前記画像圧縮ステップは、ウエーブレ
    ット変換方式により前記圧縮処理を行うことを特徴とす
    る請求項17または請求項18記載の静止画像記録方
    法。
  21. 【請求項21】 静止画像を電子的に記録する静止画像
    記録装置に適用される静止画像記録方法において、 フォーカシングレンズを介して被写体を撮像して撮像信
    号を出力する撮像ステップと、 前記撮像ステップによって出力された撮像信号から、撮
    像画面内の焦点検出領域における特定周波数成分を焦点
    信号として抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップによって抽出された焦点信号に基づい
    て、前記フォーカシングレンズを合焦位置近傍に移動す
    ると共に、該合焦位置を中心とする範囲を微動させる焦
    点調節ステップと、 前記焦点調節ステップの実行によって前記フォーカシン
    グレンズが前記範囲を微動している間、前記撮像ステッ
    プによって出力される撮像信号を定期的に受け取り、該
    定期的に得られる各画面の撮像信号に対して所定の処理
    を行って合焦度判別値をそれぞれ検出する合焦度判別値
    検出ステップと、 前記合焦度判別値検出ステップによって検出される各合
    焦度判別値のうち、最も大きい合焦度判別値を常時検出
    し保存更新する検出保存ステップと、 外部から指示が与えられたとき、前記検出保存ステップ
    によって最終的に保存されている合焦度判別値に対応す
    る画面の画像データを、合焦画像に相当する画像データ
    と確定する確定ステップとを有することを特徴とする静
    止画像記録方法。
  22. 【請求項22】 前記焦点調節ステップによって前記フ
    ォーカシングレンズが前記範囲を微動している間、前記
    撮像ステップによって出力される撮像信号を定期的に受
    け取り、該定期的に得られる各画面の撮像信号を一時保
    存する一時保存ステップと、 前記確定ステップによって、合焦画像に相当すると確定
    された画像データを、前記一時保存ステップによって保
    存された各画面の撮像信号の中から取り出し、該取り出
    された画像データに対して所定の圧縮処理を施し、外部
    に出力する圧縮出力ステップとを更に有することを特徴
    とする請求項21記載の静止画像記録方法。
  23. 【請求項23】 前記確定ステップは、撮影者がシャッ
    ターボタンを押したとき、前記確定を行うことを特徴と
    する請求項21または請求項22記載の静止画像記録方
    法。
  24. 【請求項24】 前記合焦度判別値検出ステップは、前
    記定期的に得られる各画面の撮像信号に対して直交変換
    処理を施して周波数情報を得、該得られた周波数情報を
    前記合焦度判別値とすることを特徴とする請求項21乃
    至請求項23のいずれかに記載の静止画像記録方法。
  25. 【請求項25】 前記合焦度判別値検出ステップは、前
    記定期的に得られる各画面の撮像信号に対してウエーブ
    レット変換処理を施して所定情報を得、該得られた所定
    情報を前記合焦度判別値とすることを特徴とする請求項
    21乃至請求項23のいずれかに記載の静止画像記録方
    法。
  26. 【請求項26】 静止画像を電子的に記録する静止画像
    記録装置に適用される静止画像記録方法において、 フォーカシングレンズを介して被写体を撮像して撮像信
    号を出力する撮像ステップと、 前記撮像ステップによって出力される撮像信号とは異な
    る信号に基づき、前記フォーカシングレンズの合焦度合
    いを推定して合焦度信号を出力する合焦検出ステップ
    と、 前記合焦検出ステップによって出力された合焦度信号に
    基づいて、前記フォーカシングレンズを合焦位置近傍に
    移動すると共に、該合焦位置を中心とする範囲を微動さ
    せる焦点調節ステップと、 前記焦点調節ステップの実行によって前記フォーカシン
    グレンズが前記範囲を微動している間、前記撮像ステッ
    プによって出力される撮像信号を定期的に受け取り、該
    定期的に得られる各画面の撮像信号に対して所定の処理
    を行って合焦度判別値をそれぞれ検出する合焦度判別値
    検出ステップと、 前記合焦度判別値検出ステップによって検出される各合
    焦度判別値のうち、最も大きい合焦度判別値を常時検出
    し保存更新する検出保存ステップと、 外部から指示が与えられたとき、前記検出保存ステップ
    によって最終的に保存されている合焦度判別値に対応す
    る画面の画像データを、合焦画像に相当する画像データ
    と確定する確定ステップとを有することを特徴とする静
    止画像記録方法。
  27. 【請求項27】 前記焦点調節ステップによって前記フ
    ォーカシングレンズが前記範囲を微動している間、前記
    撮像ステップによって出力される撮像信号を定期的に受
    け取り、該定期的に得られる各画面の撮像信号を一時保
    存する一時保存ステップと、 前記確定ステップによって、合焦画像に相当すると確定
    された画像データを、前記一時保存ステップによって保
    存された各画面の撮像信号の中から取り出し、該取り出
    された画像データに対して所定の圧縮処理を施し、外部
    に出力する圧縮出力ステップとを更に有することを特徴
    とする請求項26記載の静止画像記録方法。
  28. 【請求項28】 前記確定ステップは、撮影者がシャッ
    ターボタンを押したとき、前記確定を行うことを特徴と
    する請求項26または請求項27記載の静止画像記録方
    法。
  29. 【請求項29】 前記合焦度判別値検出ステップは、前
    記定期的に得られる各画面の撮像信号に対して直交変換
    処理を施して周波数情報を得、該得られた周波数情報を
    前記合焦度判別値とすることを特徴とする請求項26乃
    至請求項28のいずれかに記載の静止画像記録方法。
  30. 【請求項30】 前記合焦度判別値検出ステップは、前
    記定期的に得られる各画面の撮像信号に対してウエーブ
    レット変換処理を施して所定情報を得、該得られた所定
    情報を前記合焦度判別値とすることを特徴とする請求項
    26乃至請求項28のいずれかに記載の静止画像記録方
    法。
  31. 【請求項31】 前記合焦検出ステップは、赤外光を被
    写体に投光し、前記被写体から反射された赤外光を検出
    して、前記合焦度信号を出力することを特徴とする請求
    項26乃至請求項30のいずれかに記載の静止画像記録
    方法。
  32. 【請求項32】 前記合焦検出ステップは、被写体から
    の光を瞳分割し、該分割されて結像された画像間の位相
    差を検出し、該位相差に基づき前記合焦度信号を出力す
    ることを特徴とする請求項26乃至請求項30のいずれ
    かに記載の静止画像記録方法。
  33. 【請求項33】 静止画像を電子的に記録する静止画像
    記録装置に適用される静止画像記録方法をプログラムと
    して記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶
    媒体において、 前記静止画像記録方法が、 フォーカシングレンズを介して被写体を撮像して撮像信
    号を出力する撮像ステップと、 前記撮像ステップによって出力された撮像信号から、撮
    像画面内の焦点検出領域における特定周波数成分を焦点
    信号として抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップによって抽出された焦点信号に基づい
    て、前記フォーカシングレンズを合焦位置近傍に移動す
    ると共に、該合焦位置を中心とする範囲を微動させる焦
    点調節ステップと、 前記焦点調節ステップの実行によって前記フォーカシン
    グレンズが前記範囲を微動している間、前記撮像ステッ
    プによって出力される撮像信号を定期的に受け取り、そ
    れぞれ圧縮処理する画像圧縮ステップと、 前記画像圧縮ステップによって常時出力される各画面の
    圧縮画像データのうち、最もデータサイズが大きい圧縮
    画像データを検出し保存更新する検出保存ステップと、 外部から指示が与えられたとき、前記検出保存ステップ
    によって最終的に保存されている圧縮画像データを、合
    焦画像に相当する圧縮画像データと確定する確定ステッ
    プとを有することを特徴とする記憶媒体。
  34. 【請求項34】 静止画像を電子的に記録する静止画像
    記録装置に適用される静止画像記録方法をプログラムと
    して記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶
    媒体において、 前記静止画像記録方法が、 フォーカシングレンズを介して被写体を撮像して撮像信
    号を出力する撮像ステップと、 前記撮像ステップによって出力された撮像信号から、撮
    像画面内の焦点検出領域における特定周波数成分を焦点
    信号として抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップによって抽出された焦点信号に基づい
    て、前記フォーカシングレンズを合焦位置近傍に移動す
    ると共に、該合焦位置を中心とする範囲を微動させる焦
    点調節ステップと、 前記焦点調節ステップの実行によって前記フォーカシン
    グレンズが前記範囲を微動している間、前記撮像ステッ
    プによって出力される撮像信号を定期的に受け取り、該
    定期的に得られる各画面の撮像信号に対して所定の処理
    を行って合焦度判別値をそれぞれ検出する合焦度判別値
    検出ステップと、 前記合焦度判別値検出ステップによって検出される各合
    焦度判別値のうち、最も大きい合焦度判別値を常時検出
    し保存更新する検出保存ステップと、 外部から指示が与えられたとき、前記検出保存ステップ
    によって最終的に保存されている合焦度判別値に対応す
    る画面の画像データを、合焦画像に相当する画像データ
    と確定する確定ステップとを有することを特徴とする記
    憶媒体。
  35. 【請求項35】 静止画像を電子的に記録する静止画像
    記録装置に適用される静止画像記録方法をプログラムと
    して記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶
    媒体において、 前記静止画像記録方法が、 フォーカシングレンズを介して被写体を撮像して撮像信
    号を出力する撮像ステップと、 前記撮像ステップによって出力される撮像信号とは異な
    る信号に基づき、前記フォーカシングレンズの合焦度合
    いを推定して合焦度信号を出力する合焦検出ステップ
    と、 前記合焦検出ステップによって出力された合焦度信号に
    基づいて、前記フォーカシングレンズを合焦位置近傍に
    移動すると共に、該合焦位置を中心とする範囲を微動さ
    せる焦点調節ステップと、 前記焦点調節ステップの実行によって前記フォーカシン
    グレンズが前記範囲を微動している間、前記撮像ステッ
    プによって出力される撮像信号を定期的に受け取り、該
    定期的に得られる各画面の撮像信号に対して所定の処理
    を行って合焦度判別値をそれぞれ検出する合焦度判別値
    検出ステップと、 前記合焦度判別値検出ステップによって検出される各合
    焦度判別値のうち、最も大きい合焦度判別値を常時検出
    し保存更新する検出保存ステップと、 外部から指示が与えられたとき、前記検出保存ステップ
    によって最終的に保存されている合焦度判別値に対応す
    る画面の画像データを、合焦画像に相当する画像データ
    と確定する確定ステップとを有することを特徴とする記
    憶媒体。
JP2000184498A 2000-06-20 2000-06-20 静止画像記録装置、静止画像記録方法、及び記憶媒体 Withdrawn JP2002010125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000184498A JP2002010125A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 静止画像記録装置、静止画像記録方法、及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000184498A JP2002010125A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 静止画像記録装置、静止画像記録方法、及び記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002010125A true JP2002010125A (ja) 2002-01-11

Family

ID=18684933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000184498A Withdrawn JP2002010125A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 静止画像記録装置、静止画像記録方法、及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002010125A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100969831B1 (ko) * 2007-10-26 2010-07-13 르네사스 일렉트로닉스 가부시키가이샤 오토포커스 제어 회로, 오토포커스 제어 방법 및 이미지 픽업 장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100969831B1 (ko) * 2007-10-26 2010-07-13 르네사스 일렉트로닉스 가부시키가이샤 오토포커스 제어 회로, 오토포커스 제어 방법 및 이미지 픽업 장치
US8054372B2 (en) 2007-10-26 2011-11-08 Renesas Electronics Corporation Autofocus control circuit, autofocus control method and image pickup apparatus
US8508653B2 (en) 2007-10-26 2013-08-13 Renesas Electronics Corporation Autofocus control circuit, autofocus control method, and image pickup apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8823861B2 (en) Imaging apparatus, image display apparatus, imaging method, method of displaying image and method of correcting position of focusing-area frame
US7822336B2 (en) Image capture device with automatic focusing function
KR101278241B1 (ko) 촬상 장치 및 촬상 방법
KR100798230B1 (ko) 촬상장치, 촬상방법 및 컴퓨터 판독 가능 기록매체
US8098292B2 (en) Method of capturing still image during capture of moving image and image capture apparatus
JP4599080B2 (ja) 画像符号化方法,撮像装置およびコンピュータプログラム
US8451366B2 (en) Image capturing device with automatic focus function
JP4807432B2 (ja) 撮像装置、画像処理方法及びプログラム
JP5156991B2 (ja) 撮像装置、撮像方法および撮像プログラム
JP2003224861A (ja) 撮像装置
JP4434345B2 (ja) 自動焦点調節装置および方法
JP4565370B2 (ja) 電子カメラ及びオートフォーカス制御方法
JP4888829B2 (ja) 動画処理装置、動画撮影装置および動画撮影プログラム
JP2007336125A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2002010125A (ja) 静止画像記録装置、静止画像記録方法、及び記憶媒体
JP4877186B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2007208355A (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP2004186866A (ja) 画像記録装置
JP2008028956A (ja) 撮像装置、および、撮像装置における対象物検出用画像信号の生成方法
JP2884092B2 (ja) スチルビデオカメラにおける画像変換装置
JP2011139123A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP5600935B2 (ja) 画像記録装置、画像記録方法及び画像記録プログラム
JP3125256B2 (ja) ディジタルスチルビデオカメラ
JP2013072988A (ja) 複眼カメラおよびこれを用いた連続自動合焦制御方法、制御プログラム、可読記憶媒体
JP2002044514A (ja) 電子カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060316

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070904