JP2002009687A - 無線通信システム、及び無線端末装置 - Google Patents
無線通信システム、及び無線端末装置Info
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Abstract
テムを安価に構築できる技術を提供する。 【解決手段】 ビーコン局11は、ビーコン期間内でビ
ーコンパケットの送信に用いたスロットの位置を示す位
置情報を有するビーコンパケットを送信する。そのビー
コンパケットを受信した他のビーコン局、およびクライ
アント局は、それが有する位置情報を基に次のデータ期
間に移行させるタイミングを決定し、その決定したタイ
ミングでデータ期間に移行させる。その結果、ビーコン
パケットを送信したビーコン局11でデータ期間が始ま
るタイミングに合わせる形で、同期が確立される。
Description
取得するためのビーコンパケットの送信用に設けられた
ビーコン期間、及びデータ送信用に設けられたデータ期
間が交互する条件下で同期を取って通信を行えるように
する技術に関する。
は、時間的に分割されたビーコン期間とデータ期間を合
わせたものを通信上の単位とし、これを一つのチャンネ
ルとして使用する。それらの期間はそれぞれ複数のスロ
ットに分けている。
システムは、通信チャンネルを取得するためのビーコン
パケットを送受信できる無線端末装置(ビーコン局)、
及びそのビーコンパケットを送信しない一つ以上の無線
端末装置(クライアント局)をグループとし、そのグル
ープが複数、存在する形で構成されている。
ループのビーコン局は通信チャンネルを取得したい場合
に、ビーコン期間からランダムに一つのスロットを選択
して、ビーコンパケットを送信する。そのビーコンパケ
ットを送信する前に他のグループのビーコン局が送信し
たビーコンパケットを受信すると、今回、対象としてい
る通信チャンネルは受信したビーコンパケットを送信し
たビーコン局のグループが取得することから、ビーコン
パケットの送信は中止し、次回、以降にその送信を延期
する。それにより、データの衝突を回避するようになっ
ている。
を採用した無線通信システムでは、全てのグループでス
ロットのタイミングを一致させる、即ち同期させる必要
がある。そのために、従来は、全ての無線端末装置に高
精度の時計などを搭載させ、同期させていた。このた
め、高価な無線端末装置を使用しなければならず、シス
テムの構築を安価に行えないという問題点があった。
した通信を行う無線通信システムを安価に構築できる技
術を提供することにある。
ムは、通信チャンネルを取得するためのビーコンパケッ
トを送受信できる第1の無線端末装置、及び該ビーコン
パケットを受信できる一つ以上の第2の無線端末装置を
有するグループが複数、存在するシステムであって、各
グループの第1の無線端末装置は、通信チャンネルを取
得する場合に、ビーコンパケットの送信用に設けられた
ビーコン期間内で該ビーコンパケットの送信に用いるス
ロットの位置を示す位置情報を有する該ビーコンパケッ
トを送信する送信手段と、ビーコンパケットを受信する
受信手段と、受信手段が受信したビーコンパケットが有
する位置情報を基に、データ送信用に設けられたデータ
期間に移行させる期間移行手段と、を具備し、各グルー
プの第2の無線端末装置は、ビーコンパケットを受信す
る受信手段と、受信手段が受信したビーコンパケットが
有する位置情報を基に、データ送信期間に移行させる期
間移行手段と、を具備する。
信チャンネルを取得するためのビーコンパケットを送受
信できる第1の無線端末装置、及び該ビーコンパケット
を受信できる一つ以上の第2の無線端末装置を有するグ
ループが複数、存在するシステムで第1の無線端末装置
として用いられることを前提とし、通信チャンネルを取
得する場合に、ビーコンパケットの送信用に設けられた
ビーコン期間内で該ビーコンパケットの送信に用いるス
ロットの位置を示す位置情報を有する該ビーコンパケッ
トを送信する送信手段と、ビーコンパケットを受信する
受信手段と、受信手段が受信したビーコンパケットが有
する位置情報を基に、データ送信用に設けられたデータ
期間に移行させる期間移行手段と、を具備する。
信チャンネルを取得するためのビーコンパケットを送受
信できる第1の無線端末装置、及び該ビーコンパケット
を受信できる一つ以上の第2の無線端末装置を有するグ
ループが複数、存在するシステムで第2の無線端末装置
として用いられることを前提とし、ビーコンパケットを
受信する受信手段と、受信手段が受信したビーコンパケ
ットが有する、ビーコン期間内で該ビーコンパケットの
送信に用いられたスロットの位置を示す位置情報を基
に、データ送信用に設けられたデータ送信期間に移行さ
せる期間移行手段とを具備する。
ケットの送信に用いるスロットの位置を示す位置情報を
有するビーコンパケットを第1の無線端末装置が送信
し、それを受信した全ての無線端末装置が、それが有す
る位置情報を基に特定したタイミングで次のデータ期間
に移行させることにより、ビーコンパケットを送信した
第1の無線端末装置に合わせる形で同期を行う。そのよ
うにして、必要に応じて同期を確立させることから、無
線端末装置に高精度な時計などを搭載させる必要性は回
避される。その結果、ビーコンを使用した通信を行う無
線通信システムをより安価に構築できるようになる。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、通信
環境を説明する図であり、図2は、グループ上の無線端
末装置の構成を説明する図である。
線通信システムは、グループ1〜4から構成されてい
る。グループ1は、図2に示すように、1つのビーコン
局11、及び12−1〜nの計n個のクライアント局1
2から構成されている。他のグループ2〜4もグループ
1と同様の構成となっている。
(ビーコン局)の構成図である。ビーコン局11として
用いられる無線端末装置のなかで、スロットの同期を実
現に係わる部分を抽出して表したものである。
ロット通信では、時間的に分割されたビーコン期間とデ
ータ期間を合わせたものを通信上の単位とし、これを一
つのチャンネルとして使用する。それらの期間はそれぞ
れ、予め定められた時間間隔(ビーコンスロット時間、
或いはデータスロット時間)で複数のスロットに分けて
いる。プロトコルジェネレータ(以降、ジェネレータと
略記する)24は、そのスロットのタイミングを示す信
号を送信部25に送出して、その送信部25が正確なタ
イミングでパケットを送信できるようにするためのもの
である。
ケットを解析し、そのパケットを送信した無線端末装置
がどのスロットを用いてパケットを送信したかを特定す
るものである。リセット部23は同期検出部22から送
られた情報を基に、ジェネレータ24の動作を制御す
る。
ーコン局11は、通信チャンネルを取得する場合、送信
部25にビーコンパケットを送信させる。その送信部2
5は、ジェネレータ24から入力した信号を基に、自グ
ループに割り当てられたスロットのタイミングでビーコ
ンパケットを送信する。そのビーコンパケットには、そ
れの送信に用いるスロットの位置を表す位置情報を格納
して送信する。その位置情報は、例えばビーコン期間の
先頭から何番目のスロットであるかを示す情報であり、
図5(a)に示す例では「4」である。
を受信する度に、そのパケットを解析して、それがビー
コンパケットか否か判断する。そのパケットがビーコン
パケットであると判断すると、それに格納されている位
置情報を抽出し、それをリセット部23に送出する。
置情報を受け取ると、その位置情報を用いて、次のデー
タ期間が始まるまでの時間Tを算出し、その時間Tが経
過するまでの間、ビーコン期間でもデータ期間でもない
リセット期間であるとして、ジェネレータ24の動作を
停止させる。その時間Tが経過した後は、次のデータ期
間の先頭からの動作をジェネレータ24に行わせる。そ
れにより、受信したビーコンパケットを基に次のデータ
期間に移行させる。
は、ビーコンパケットを受信したビーコン局だけでな
く、それを受信したクライアント局でも同様に行ってい
る。このため、図5に示すように、それまでスロット同
期が取れていなくとも、ビーコンパケットを受信した無
線端末装置(ビーコン局、及びクライアント局)は、そ
のビーコンパケットを送信したビーコン局(ここではグ
ループ1のビーコン局11)で次のデータ期間が始まる
タイミングに合わせる形で、そのタイミングを同期ポイ
ントとして同期を取ることになる。
させることにより、高精度の時計などを無線端末装置
(ビーコン局、及びクライアント局)に搭載する必要は
回避される。この結果、システムの構築に、より安価な
無線端末装置を採用することができるようになる。ま
た、全ての無線端末装置で常に同期が確立していなくと
も良いことから、移動体通信のように、各無線端末装置
の位置が固定ではなく、広い範囲に存在しているとして
も、それを実現させるシステムをより容易に構築するこ
とができるようになる。
の流れを示すフローチャートである。同期を確立するた
めに実行される処理を抽出してその流れを表したもので
ある。次に、図6を参照して、ビーコン局11がパケッ
トを受信したときの動作について詳細に説明する。な
お、図6に示すフローチャートは、クライアント局12
においても同様である。
が受信部21の受信したパケットを解析し、それがビー
コンパケットか否か判断する。他のグループのビーコン
局が送信したビーコンパケットを受信部21が受信した
場合、判断はYESとなり、ステップS2に移行する。
そうでない場合には、判断はNOとなり、ここで一連の
処理を終了する。
ーコンパケットに格納されている位置情報を抽出し、そ
れが示すスロットがビーコン期間の先頭から何番目のス
ロットであるか特定して、その特定したスロットの位置
を示す値(何番目のスロットであるかを示す値)nをリ
セット部23に送出する。
セット部23が、同期検出部22から送られた値nを用
いて時間Tを算出する。その時間Tは、以下の式により
算出している。 T = ビーコン期間の時間 −(ビーコンスロット時
間 ×n)+補正値
(データ量)などを含め、同期ポイントを調整するため
の定数である。
ステップS4に移行して、リセット部23は、ジェネレ
ータ部24の動作を停止させることでリセット期間に移
行させる。続くステップS5では、その時間Tが経過す
るのを待つ。その時間Tが経過すると、ステップS6に
移行し、リセット部23は、ジェネレータ部24をデー
タ期間で動作させることでそのデータ期間に移行させ
る。その後に一連の処理を終了する。
るものではない。その技術思想を越えない範囲で様々な
変形を行うことができるものである。
コン期間内でビーコンパケットの送信に用いるスロット
の位置を示す位置情報を有するビーコンパケットを第1
の無線端末装置が送信し、それを受信した全ての無線端
末装置が、それが有する位置情報を基に特定したタイミ
ングで次のデータ期間に移行させることにより、ビーコ
ンパケットを送信した第1の無線端末装置に合わせる形
で同期を行う。そのようにして、必要に応じて同期を確
立させるため、無線端末装置に高精度な時計などを搭載
させる必要性を回避することができる。その結果、ビー
コンを使用した通信を行う無線通信システムをより安価
に構築することができる。
である。
る。
る図である。
である。
フローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 通信チャンネルを取得するためのビーコ
ンパケットを送受信できる第1の無線端末装置、及び該
ビーコンパケットを受信できる一つ以上の第2の無線端
末装置を有するグループが複数、存在するシステムであ
って、 各グループの前記第1の無線端末装置は、 前記通信チャンネルを取得する場合に、前記ビーコンパ
ケットの送信用に設けられたビーコン期間内で該ビーコ
ンパケットの送信に用いるスロットの位置を示す位置情
報を有する該ビーコンパケットを送信する送信手段と、 前記ビーコンパケットを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記ビーコンパケットが有する
位置情報を基に、データ送信用に設けられたデータ期間
に移行させる期間移行手段と、を具備し、 前記各グループの前記第2の無線端末装置は、 前記ビーコンパケットを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記ビーコンパケットが有する
位置情報を基に、前記データ送信期間に移行させる期間
移行手段と、を具備することを特徴とする無線通信シス
テム。 - 【請求項2】 通信チャンネルを取得するためのビーコ
ンパケットを送受信できる第1の無線端末装置、及び該
ビーコンパケットを受信できる一つ以上の第2の無線端
末装置を有するグループが複数、存在するシステムで前
記第1の無線端末装置として用いられる装置であって、 前記通信チャンネルを取得する場合に、前記ビーコンパ
ケットの送信用に設けられたビーコン期間内で該ビーコ
ンパケットの送信に用いるスロットの位置を示す位置情
報を有する該ビーコンパケットを送信する送信手段と、 前記ビーコンパケットを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記ビーコンパケットが有する
位置情報を基に、データ送信用に設けられたデータ期間
に移行させる期間移行手段と、 を具備することを特徴とする無線端末装置。 - 【請求項3】 通信チャンネルを取得するためのビーコ
ンパケットを送受信できる第1の無線端末装置、及び該
ビーコンパケットを受信できる一つ以上の第2の無線端
末装置を有するグループが複数、存在するシステムで前
記第2の無線端末装置として用いられる装置であって、 前記ビーコンパケットを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記ビーコンパケットが有す
る、前記ビーコン期間内で該ビーコンパケットの送信に
用いられたスロットの位置を示す位置情報を基に、デー
タ送信用に設けられたデータ送信期間に移行させる期間
移行手段と、 を具備することを特徴とする無線端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000188079A JP3602774B2 (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | 無線通信システム、及び無線端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002009687A true JP2002009687A (ja) | 2002-01-11 |
JP3602774B2 JP3602774B2 (ja) | 2004-12-15 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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-
2000
- 2000-06-22 JP JP2000188079A patent/JP3602774B2/ja not_active Expired - Fee Related
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