JP2002009622A - 電流加算型dac - Google Patents

電流加算型dac

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JP2002009622A
JP2002009622A JP2000181880A JP2000181880A JP2002009622A JP 2002009622 A JP2002009622 A JP 2002009622A JP 2000181880 A JP2000181880 A JP 2000181880A JP 2000181880 A JP2000181880 A JP 2000181880A JP 2002009622 A JP2002009622 A JP 2002009622A
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input
digital signals
digital
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JP2000181880A
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Kazuhiro Uchida
和弘 内田
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NEC Yonezawa Ltd
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NEC Yonezawa Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価で変換精度が高精度な電流加算型DACを
提供する。 【解決手段】駆動回路の複数のデジタル信号出力端子か
らそれぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異なる抵
抗素子に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電流を加
算しアナログ信号に変換する電流加算型DACにおい
て、駆動回路の複数のデジタル信号出力端子から出力さ
れるデジタル信号をそれぞれ異なるスリーステートバッ
ファ31,32,33,34の制御端子に入力すると共
に入力端子に所定の電源35を接続し、制御端子に入力
する前記デジタル信号が論理レベル「1」のときは論理
レベル「1」のデジタル信号を出力し、制御端子に入力
するデジタル信号が論理レベル「0」のときは出力端子
はハイインピーダンスになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル入力信号を
デジタル値に対応するアナログ信号に変換するDAC
(Digtal Analog Cnverter)に
関し、特にスリーステートバッファ回路を使用した高精
度電流加算型DACに関する。
【0002】
【従来の技術】データ入力端子と正相出力および逆相出
力とを有する複数のフリップフロップ回路と、フリッピ
フロップ回路の各正相出力をそれぞれ第1の抵抗素子介
して印可する第1の加算回路と、フリッピフロップ回路
の各逆相出力をそれぞれ第2の抵抗素子介して印可する
第2の加算回路と、第1および第2の加算回路の出力の
差を検出しD/A変換出力とする引き算回路とから構成
し、フリップフロップ回路の出力波形の立上りと立下り
のスピード差により生ずる誤差(エラー)をキャンセル
することにより、デジタル信号を高精度にアナログ信号
に変換するD/Aコンバータが、例えば特開平01−2
20524号公報に開示されている。
【0003】図5は上記コンバータの構成を示すブロッ
ク図である。データ入力端子1に印可されたデータはデ
コーダ102へ入力され、デコーダ102の各出力はそ
れぞれフリップフロップ回路104,105,106の
データ入力端子Dへ供給され、クロック入力端子103
に印可されたクロック信号はフリップフロップ回路10
4,105,106のクロック端子CKへ共通に印可さ
れる。
【0004】一方、フリップフロップ回路104,10
5,106の正相出力端子Q1はそれぞれ等しい抵抗値
を有する抵抗素子107,108,109を介して電流
加算器とフィルタを兼ねた第1の増幅器113の入力へ
印可される。
【0005】同様に、リップフロップ回路104,10
5,106の逆相出力端子Q2はそれぞれ等しい抵抗値
を有する抵抗素子110,111,112を介して電流
加算器とフィルタを兼ねた第2の増幅器114の入力へ
印可される。
【0006】第1の増幅器113の出力は引き算回路1
15の正相入力へ、また第2の増幅器114の出力は引
き算回路115の逆相入力へそれぞれ印可され、引き算
回路115の出力は出力端子116へ接続されている。
【0007】このように、複数のフリップフロップ回路
の正相出力と逆相出力を加算器で電流加算した後、引き
算回路により差分を検出することによりフリップフロッ
プ回路に出力波形の立上りと立下りのスピード差によっ
て生じる誤差(エラー)キャンセルし、デジタル信号を
高精度にアナログ変換するものである。
【0008】次に図5を参照して電流加算部の動作につ
いて説明する。図5は図4の電流加算部の等価回路を示
す。なお、フリッフロップ回路104,105,106
の各正相出力側のみを示し、逆相出力側は省略してあ
る。
【0009】フリッフロップ回路104,105,10
6各Q1出力のデジタル信号は抵抗素子107,10
8,109によりそれぞれアナログ信号に変換され増幅
器113で電流加算されるが、このとき論理レベル
「1」を出力した系から論理レベル「0」を出力した系
への電流の戻りが生じる。
【0010】例えば、フリッフロップ回路106の出力
が論理レベル「1」で、フリッフロップ回路104の出
力が論理レベル「0」であった場合、抵抗素子109を
流れる電流が抵抗素子107を介してフリッフロップ回
路104へ戻る現象が生じ、電流加算値に誤差が出てデ
ジタル/アナログ変換の精度が低下する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のD/A
コンバータは抵抗素子のみを使用した電流加算型DAC
であるため、抵抗素子に流れる電流を高精度に制御する
ことが困難なため、高精度を実現するためにはDAC専
用のICを使用する必要があり、製品コストの高騰を招
く要因になる。
【0012】また、DAC専用ICは処理できるでデジ
タル信号数(ビット数)が多いものが1種類しかないこ
とが大半であるため、処理したいデジタル信号数(ビッ
ト数)少ない場合でもDAC専用ICを使用せざるを得
ず、従ってDAC専用ICの余剰な回路規模やDAC専
用ICを搭載するパッケージサイズの増加を招き製品コ
ストは必然的に高価になる。
【0013】また、論理レベル「1」を出力した系と論
理レベル「0」を出力した系があると、論理レベル
「1」を出力した系から論理レベル「0」を出力した系
へと電流が戻ってしまうために、期待した電流加算値が
得られず、デジタル信号と抵抗素子を通った後の電流の
加算値に直線性が得られなくなり、高精度なデジタル/
アナログ変換を実現できない。
【0014】また、デコーダのデジタル信号を出力する
ICのドライブ能力の大小によりアナログ変換後の電流
値が異なため、デコーダの出力ICのドライブ能力を考
慮しないと高精度な変換を実現できない。また特にCM
OSプロセスのICでは電流を多く流すことができない
などの制限もある。
【0015】本発明の目的は、安価で、変換精度が高精
度な電流加算型DACを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の電流加算型DA
Cは、駆動回路の複数のデジタル信号出力端子からそれ
ぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異なる抵抗素子
に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電流を加算しア
ナログ信号に変換する電流加算型DACにおいて、前記
駆動回路の複数のデジタル信号出力端子から出力される
前記デジタル信号をそれぞれ異なるスリーステートバッ
ファを介して前記抵抗素子に接続することを特徴とす
る。
【0017】また、駆動回路の複数のデジタル信号出力
端子からそれぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異
なる抵抗素子に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電
流を加算しアナログ信号に変換する電流加算型DACに
おいて、前記駆動回路の複数のデジタル信号出力端子か
ら出力される前記デジタル信号をそれぞれ異なるスリー
ステートバッファの制御端子に入力し、前記制御端子に
入力する複数の前記デジタル信号の内、論理レベル
「1」のデジタル信号が入力される前記スリーステート
バッファを介して前記抵抗素子に流れる電流が他の前記
抵抗素子を介して前記駆動回路の前記デジタル信号出力
端子へ流れ込むことを阻止することを特徴とする。
【0018】また、駆動回路の複数のデジタル信号出力
端子からそれぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異
なる抵抗素子に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電
流を加算しアナログ信号に変換する電流加算型DACに
おいて、前記駆動回路の複数のデジタル信号出力端子か
ら出力される前記デジタル信号をそれぞれ異なるスリー
ステートバッファの制御端子に入力し、前記制御端子に
入力する複数の前記デジタル信号の内、論理レベル
「0」のデジタル信号が入力される前記スリーステート
バッファを介して前記抵抗素子に流れる電流が他の前記
抵抗素子を介して前記駆動回路の前記デジタル信号出力
端子へ流れ込むことを阻止することを特徴とする。
【0019】また、駆動回路の複数のデジタル信号出力
端子からそれぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異
なる抵抗素子に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電
流を加算しアナログ信号に変換する電流加算型DACに
おいて、前記駆動回路の複数のデジタル信号出力端子か
ら出力される前記デジタル信号をそれぞれ異なるスリー
ステートバッファの制御端子に入力し、前記制御端子に
入力する複数の前記デジタル信号の内、論理レベル
「0」のデジタル信号が入力される前記スリーステート
バッファの出力をハイインピーダンス状態に維持するこ
とを特徴とする。
【0020】また、駆動回路の複数のデジタル信号出力
端子からそれぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異
なる抵抗素子に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電
流を加算しアナログ信号に変換する電流加算型DACに
おいて、前記駆動回路の複数のデジタル信号出力端子か
ら出力される前記デジタル信号をそれぞれ異なるスリー
ステートバッファの制御端子に入力し、前記制御端子に
入力する複数の前記デジタル信号の内、論理レベル
「1」のデジタル信号が入力される前記スリーステート
バッファの出力をハイインピーダンス状態に維持するこ
とを特徴とする。
【0021】また、駆動回路の複数のデジタル信号出力
端子からそれぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異
なる抵抗素子に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電
流を加算しアナログ信号に変換する電流加算型DACに
おいて、前記駆動回路の複数のデジタル信号出力端子か
ら出力される前記デジタル信号をそれぞれ異なるスリー
ステートバッファの制御端子に入力すると共にデータ入
力端子に所定の電源を接続し、前記制御端子に入力する
前記デジタル信号が論理レベル「1」のときは論理レベ
ル「1」のデジタル信号を出力し、前記制御端子に入力
する前記デジタル信号が論理レベル「0」のときは出力
端子をハイインピーダンスに維持することを特徴とす
る。
【0022】また、駆動回路の複数のデジタル信号出力
端子からそれぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異
なる抵抗素子に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電
流を加算しアナログ信号に変換する電流加算型DACに
おいて、前記駆動回路の複数のデジタル信号出力端子か
ら出力される前記デジタル信号をそれぞれ異なるスキュ
ー調整回路に入力して前記デジタル信号相互間のスキュ
ーを調整し、個々の前記スキュー調整回路が出力するス
キュー調整されたデジタル信号をそれぞれ異なるスリー
ステートバッファの制御端子に入力すると共にデータ入
力端子に所定の電源を接続し、前記制御端子に入力する
前記デジタル信号が論理レベル「1」のときは論理レベ
ル「1」のデジタル信号を出力し、前記制御端子に入力
する前記デジタル信号が論理レベル「0」のときは出力
端子をハイインピーダンスに維持することを特徴とす
る。
【0023】前記スキュー調整回路は、前記駆動回路が
出力する複数の前記デジタル信号の位相を合わせるため
の遅延回路を有することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は本発明の電流加算型D/A
変換処理の概要を示すブロック図、図2は第1の実施の
形態の電流加算型DACのブロック図、図3は第2の実
施の形態の電流加算型DACのブロック図である。
【0025】本発明の電流加算型D/A変換処理は図1
に示すように、電流加算型DAC部20と、電流加算型
DAC部20へデジタル信号を入力するデジタル信号部
10と、電流加算型DAC部20のアナログ出力信号を
入力するアナログ信号入力部50とから構成されてい
る。
【0026】そして電流加算型DAC部20はスリース
テートバッファ部30と、アナログ変換素子部40とか
ら構成されている。
【0027】デジタル信号出力部10はIC等で構成さ
れ所用なビット数に対応するデジタル出力信号を電流加
算型DAC部20のスリーステートバッファ部30へ送
出する。なお、4ビットのデジタル信号の場合を示して
いる。
【0028】デジタル信号出力部10から出力された各
デジタル信号(0,1,2,3)は、電流加算型DAC
20で所定のアナログ信号に変換され、次段のIC等の
アナログ信号入力部50へ入力される。
【0029】次に本発明の第1の実施例について図2を
参照して説明する。電流加算型DAC部は図2に示すよ
うに、スリーステートバッファ部30とアナログ変換抵
抗素子部40とから構成されている。
【0030】スリーステートバッファ部30はスリース
テートバッファ回路31,32,33,34から構成さ
れ、各スリーステートバッファ回路31,32,33,
34の入力端子には共通の電源35が接続されている。
【0031】デジタル信号出力部10(図1参照)から
のデジタル入力信号0,1,2,3は各スリーステート
バッファ回路31,32,33,34の出力制御端子に
それぞれ接続されている。
【0032】各スリーステートバッファ回路31,3
2,33,34の出力端子にはそれぞれアナログ変換抵
抗素子部40の抵抗素子41,42,43,44が接続
されている。
【0033】このようにスリーステートバッファ回路3
1,32,33,34をアナログ変換用の抵抗素子4
1,42,43,44に接続することにより、抵抗素子
41,42,43,44それぞれに流れる電流のデジタ
ル信号出力部10側への戻りを阻止することができる。
【0034】各スリーステートバッファ回路31,3
2,33,34は、出力制御端子が論理レベル「1」の
とき、入力端子の論理レベルを出力端子へ出力し、出力
制御端子が論理レベル「0」のとき、入力端子の論理レ
ベルに係わらずハイインピーダンス状態にする。
【0035】従って、出力制御端子に入力するデジタル
入力信号が論理レベル「1」のとき、出力端子には入力
端子に接続されている電源と同等の論理レベル「1」が
出力され、出力制御端子に入力するデジタル入力信号が
論理レベル「0」のときは、出力端子はハイインピーダ
ンスとなる。
【0036】アナログ変換抵抗素子部40の各抵抗素子
41,42,43,44は、所望するアナログレベルに
対応して定数を決定する。各抵抗素子に流れる電流の加
算値がアナログ変換値となる。このとき各抵抗素子によ
り電圧降下が発生する。
【0037】このように電流加算型DACをスリーステ
ートバッファ部30とアナログ変換抵抗素子部40とで
分離構成することにより、デジタル入力信号が論理レベ
ル「0」であっても戻り電流の経路がスリーステートバ
ッファ回路により阻止される。
【0038】従って、アナログ変換抵抗素子部40へは
有効なビット数の論理レベル「1」のみが出力されるの
で、デジタル信号出力部10へ電流が戻ってしまうため
に発生するアナログ変換精度の低下を防ぐことができ
る。
【0039】また、次段のアナログ変換抵抗素子部4へ
接続されるデジタル信号のレベルはスリーステートバッ
ファ回路31,32,33,34のドライブ能力に依存
することになり、前段のデジタル信号出力部10のIC
等のドライブ能力には依存しないことになる。
【0040】次に本発明の第2の実施例について図3を
参照して説明する。電流加算型DAC部は図3に示すよ
うに、スリーステートバッファ部30とアナログ変換抵
抗素子部40とスキュー調整用ディレー制御部60とか
ら構成されている。
【0041】スリーステートバッファ部30はスリース
テートバッファ回路31,32,33,34から構成さ
れ、各スリーステートバッファ回路31,32,33,
34の入力端子には共通の電源35が接続されている。
【0042】デジタル信号出力部10(図1参照)から
のデジタル入力信号0,1,2,3は各スリーステート
バッファ回路31,32,33,34の出力制御端子に
それぞれ接続されている。
【0043】各スリーステートバッファ回路31,3
2,33,34の出力端子にはそれぞれアナログ変換抵
抗素子部40の抵抗素子41,42,43,44が接続
されている。
【0044】また、スキュー調整用ディレー制御部60
はスキュー調整用ディレー制御回路61,62,63,
64から構成され、各スキュー調整用ディレー制御回路
61,62,63,64はデジタル信号出力部10とス
リーステートバッファ部30の間に配設されている。
【0045】デジタル信号出力部10からのデジタル入
力信号0,1,2,3は各スキュー調整用ディレー制御
回路61,62,63,64で所定のディレー制御処理
された後、スリーステートバッファ部30,アナログ変
換抵抗素子部40において、上述した第1の実施例と同
様なアナログ変換処理される。
【0046】これにより個々のデジタル信号にスキュー
が発生していた場合でも遅れを統一させることができ
る。また、デジタル信号出力部10の1つのICから出
力されるデジタル信号相互間のスキュー調整や、個別の
IC等から別々に出力されるデジタル信号相互間のスキ
ュー調整を行うことができる。本発明により多くの場面
において高精度のDA変換が可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電流加算型
DACは、高価なDAC専用のICを使用することなく
高精度なデジタル/アナログ変換を実現できる。
【0048】その理由は、駆動回路のデジタル信号出力
端子とアナログ変換用の抵抗素子と間にスリーステート
バッファ回路を挿入することにより、抵抗素子に流れる
電流のデジタル信号出力端子への戻りを阻止することが
できるので、論理レベル「1」のデジタル信号のアナロ
グ変換電流だけの電流値を加算できるからである。
【0049】また、スリーステートバッファ部によって
駆動回路のデジタル信号出力端子ととアナログ変換抵抗
素子部の抵抗素子とが分離されるため、駆動回路のドラ
イブ能力を考慮しなくても安定した電流値を加算するで
きるので、高精度なデジタル/アナログ変換を実現でき
る。
【0050】その理由は、アナログ変換を行う抵抗素子
へ供給される信号のドライブレベルはスリーステートバ
ッファ回路の電源から供給されるからである。
【0051】また、高価なDAC専用のICを使用する
がないため、安価に高精度のデジタル/アナログ変換を
実現できる。
【0052】その理由は、DAC専用のICは規模が比
較的大きいため、実際に使用する回路規模によっては余
剰回路は発生するが、本発明の電流加算型DACであれ
ば必要なビット数(端子数)分だけのスリーステートバ
ッファ回路と抵抗素子で構成できるので、余剰回路がな
く安価で小型な電流加算型DACを実現できるからであ
る。
【0053】また、複数の異なる駆動回路(IC)から
出力されるデジタル信号にも対応することができる。
【0054】その理由は、スキュー調整部により、駆動
回路から出力されるデジタル信号個々に対応してデジタ
ル信号相互間の位相を調整することができるためであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電流加算型D/A変換処理の概要を示
すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の電流加算型DACのブロッ
ク図である。
【図3】第2の実施の形態の電流加算型DACのブロッ
ク図である。
【図4】従来のコンバータの構成を示すブロック図であ
る。
【図5】従来のコンバータの電流加算部の等価回路であ
る。
【符号の説明】
10 デジタル信号出力部 20 電流加算型DAC部 30 スリーステートバッファ部 31 スリーステートバッファ回路 32 スリーステートバッファ回路 33 スリーステートバッファ回路 34 スリーステートバッファ回路 35 電源 40 アナログ変換抵抗素子部 41 抵抗素子 42 抵抗素子 43 抵抗素子 44 抵抗素子 50 アナログ信号入力部 60 スキュー調整用ディレー制御部 61 スキュー調整用ディレー制御回路 62 スキュー調整用ディレー制御回路 63 スキュー調整用ディレー制御回路 64 スキュー調整用ディレー制御回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動回路の複数のデジタル信号出力端子
    からそれぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異なる
    抵抗素子に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電流を
    加算しアナログ信号に変換する電流加算型DACにおい
    て、前記駆動回路の複数のデジタル信号出力端子から出
    力される前記デジタル信号をそれぞれ異なるスリーステ
    ートバッファを介して前記抵抗素子に接続することを特
    徴とする電流加算型DAC。
  2. 【請求項2】 駆動回路の複数のデジタル信号出力端子
    からそれぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異なる
    抵抗素子に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電流を
    加算しアナログ信号に変換する電流加算型DACにおい
    て、前記駆動回路の複数のデジタル信号出力端子から出
    力される前記デジタル信号をそれぞれ異なるスリーステ
    ートバッファの制御端子に入力し、前記制御端子に入力
    する複数の前記デジタル信号の内、論理レベル「1」の
    デジタル信号が入力される前記スリーステートバッファ
    を介して前記抵抗素子に流れる電流が他の前記抵抗素子
    を介して前記駆動回路の前記デジタル信号出力端子へ流
    れ込むことを阻止することを特徴とする電流加算型DA
    C。
  3. 【請求項3】 駆動回路の複数のデジタル信号出力端子
    からそれぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異なる
    抵抗素子に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電流を
    加算しアナログ信号に変換する電流加算型DACにおい
    て、前記駆動回路の複数のデジタル信号出力端子から出
    力される前記デジタル信号をそれぞれ異なるスリーステ
    ートバッファの制御端子に入力し、前記制御端子に入力
    する複数の前記デジタル信号の内、論理レベル「0」の
    デジタル信号が入力される前記スリーステートバッファ
    を介して前記抵抗素子に流れる電流が他の前記抵抗素子
    を介して前記駆動回路の前記デジタル信号出力端子へ流
    れ込むことを阻止することを特徴とする電流加算型DA
    C。
  4. 【請求項4】 駆動回路の複数のデジタル信号出力端子
    からそれぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異なる
    抵抗素子に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電流を
    加算しアナログ信号に変換する電流加算型DACにおい
    て、前記駆動回路の複数のデジタル信号出力端子から出
    力される前記デジタル信号をそれぞれ異なるスリーステ
    ートバッファの制御端子に入力し、前記制御端子に入力
    する複数の前記デジタル信号の内、論理レベル「0」の
    デジタル信号が入力される前記スリーステートバッファ
    の出力をハイインピーダンス状態に維持することを特徴
    とする電流加算型DAC。
  5. 【請求項5】 駆動回路の複数のデジタル信号出力端子
    からそれぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異なる
    抵抗素子に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電流を
    加算しアナログ信号に変換する電流加算型DACにおい
    て、前記駆動回路の複数のデジタル信号出力端子から出
    力される前記デジタル信号をそれぞれ異なるスリーステ
    ートバッファの制御端子に入力し、前記制御端子に入力
    する複数の前記デジタル信号の内、論理レベル「1」の
    デジタル信号が入力される前記スリーステートバッファ
    の出力をハイインピーダンス状態に維持することを特徴
    とする電流加算型DAC。
  6. 【請求項6】 駆動回路の複数のデジタル信号出力端子
    からそれぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異なる
    抵抗素子に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電流を
    加算しアナログ信号に変換する電流加算型DACにおい
    て、前記駆動回路の複数のデジタル信号出力端子から出
    力される前記デジタル信号をそれぞれ異なるスリーステ
    ートバッファの制御端子に入力すると共にデータ入力端
    子に所定の電源を接続し、前記制御端子に入力する前記
    デジタル信号が論理レベル「1」のときは論理レベル
    「1」のデジタル信号を出力し、前記制御端子に入力す
    る前記デジタル信号が論理レベル「0」のときは出力端
    子をハイインピーダンス状態に維持することを特徴とす
    る電流加算型DAC。
  7. 【請求項7】 駆動回路の複数のデジタル信号出力端子
    からそれぞれ出力されるデジタル信号をそれぞれ異なる
    抵抗素子に接続し、個々の前記抵抗素子に流れる電流を
    加算しアナログ信号に変換する電流加算型DACにおい
    て、前記駆動回路の複数のデジタル信号出力端子から出
    力される前記デジタル信号をそれぞれ異なるスキュー調
    整回路に入力して前記デジタル信号相互間のスキューを
    調整し、個々の前記スキュー調整回路が出力するスキュ
    ー調整されたデジタル信号をそれぞれ異なるスリーステ
    ートバッファの制御端子に入力すると共にデータ入力端
    子に所定の電源を接続し、前記制御端子に入力する前記
    デジタル信号が論理レベル「1」のときは論理レベル
    「1」のデジタル信号を出力し、前記制御端子に入力す
    る前記デジタル信号が論理レベル「0」のときは出力端
    子をハイインピーダンス状態に維持することを特徴とす
    る電流加算型DAC。
  8. 【請求項8】 前記スキュー調整回路は、前記駆動回路
    が出力する複数の前記デジタル信号の位相を合わせるた
    めの遅延回路を有することを特徴とする請求項7記載の
    電流加算型DAC。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102055478A (zh) * 2009-11-04 2011-05-11 联发科技股份有限公司 三态电流数模转换装置及其减少电流消耗的方法
JP2012178817A (ja) * 2011-01-31 2012-09-13 Sony Corp 電圧発生回路、共振回路、通信装置、通信システム、ワイヤレス充電システム、電源装置、及び、電子機器
JP2013539952A (ja) * 2010-10-14 2013-10-28 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 3レベルdac要素を有するパイプラインadc

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